JPH08122923A - 大画面投写形ディスプレイ - Google Patents
大画面投写形ディスプレイInfo
- Publication number
- JPH08122923A JPH08122923A JP6263436A JP26343694A JPH08122923A JP H08122923 A JPH08122923 A JP H08122923A JP 6263436 A JP6263436 A JP 6263436A JP 26343694 A JP26343694 A JP 26343694A JP H08122923 A JPH08122923 A JP H08122923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- fresnel
- thickness
- amount
- fresnel sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】厚さ1mm以下のフロントシート1を厚さ1m
m以上のフレネルシート2の上辺で吊し、四辺をフレー
ム14で囲って、0°〜1.5°前傾に設置する。厚さ
1mm以下のフロントシート1に対して、厚さ1mm以
上のフレネルシート2は、±300ppmの表裏伸縮差
変動内で、反転しないように、出射側から見て凸アニー
ル処理をし、±300ppmの表裏伸縮差変動内で常
に、両シートの隙間、フロントシート1の移動量を許容
値以内に収めるように凸アニール量を設定する。さらに
フロントシート1の吊し部に上部接着片3を乾燥後接着
する。 【効果】フロントシートのカーテン状のしわや部分的な
ふくれを無くし、また、シート間の隙間や、フロントシ
ートの移動量を許容値以内に収めることができ、外観及
び、画質の一様性が優れ、且つ、環境変化に強い大画面
投写形ディスプレイが提供できる。
m以上のフレネルシート2の上辺で吊し、四辺をフレー
ム14で囲って、0°〜1.5°前傾に設置する。厚さ
1mm以下のフロントシート1に対して、厚さ1mm以
上のフレネルシート2は、±300ppmの表裏伸縮差
変動内で、反転しないように、出射側から見て凸アニー
ル処理をし、±300ppmの表裏伸縮差変動内で常
に、両シートの隙間、フロントシート1の移動量を許容
値以内に収めるように凸アニール量を設定する。さらに
フロントシート1の吊し部に上部接着片3を乾燥後接着
する。 【効果】フロントシートのカーテン状のしわや部分的な
ふくれを無くし、また、シート間の隙間や、フロントシ
ートの移動量を許容値以内に収めることができ、外観及
び、画質の一様性が優れ、且つ、環境変化に強い大画面
投写形ディスプレイが提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面投写形ディスプ
レイに係り、特に、第一のシートを上部で吊し、且つ、
第二のシートをアニール化することによって、両者を密
着させ、表裏伸縮差によって発生するフォーカス不良を
無くし、画面上の3色間の色ずれを、1画素以内になる
ようにし、カーテン状のしわやふくれを無くすことを目
的とした、上吊り用の接着片の乾燥接着技術やばね等の
実装構成手段に関する。
レイに係り、特に、第一のシートを上部で吊し、且つ、
第二のシートをアニール化することによって、両者を密
着させ、表裏伸縮差によって発生するフォーカス不良を
無くし、画面上の3色間の色ずれを、1画素以内になる
ようにし、カーテン状のしわやふくれを無くすことを目
的とした、上吊り用の接着片の乾燥接着技術やばね等の
実装構成手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の100″クラスの投写形ディスプ
レイの例を図1に示す。同図は垂直断面図を示す。同図
で11はCRT、又は液晶パネル等の投写源、12は投
写レンズ、13は透過形のスクリーンである。1は第一
のシートにあたるフロントシート1で厚さ約3mmの両
面レンチキュラーレンズ、2は第二のシートにあたるフ
レネルシート2で厚さは約8mmである。3はフロント
シート1の上端に取り付けたアクリル接着片3である。
フレネルシート2の上辺に接着片3を乗せて、フロント
シート1を上吊りして構成している。
レイの例を図1に示す。同図は垂直断面図を示す。同図
で11はCRT、又は液晶パネル等の投写源、12は投
写レンズ、13は透過形のスクリーンである。1は第一
のシートにあたるフロントシート1で厚さ約3mmの両
面レンチキュラーレンズ、2は第二のシートにあたるフ
レネルシート2で厚さは約8mmである。3はフロント
シート1の上端に取り付けたアクリル接着片3である。
フレネルシート2の上辺に接着片3を乗せて、フロント
シート1を上吊りして構成している。
【0003】一方、従来の70″クラス以下の投写形デ
ィスプレイでは、一般に、特許番号第1636688号
公報で示すように、フロントシート1とフレネルシート
2を下支えにし、且つ、フロントシート1の方がフレネ
ルシート2よりも大きく反るようにして構成している。
これらの従来技術によるテレビジョン用の投写形ディス
プレイでは、フロントシート1の厚さは70″クラスで
も約1.5mmと厚いため座屈によるしわやふくれが発
生するという問題は無かったため、しわやふくれに関し
ては十分な配慮がされていなかった。
ィスプレイでは、一般に、特許番号第1636688号
公報で示すように、フロントシート1とフレネルシート
2を下支えにし、且つ、フロントシート1の方がフレネ
ルシート2よりも大きく反るようにして構成している。
これらの従来技術によるテレビジョン用の投写形ディス
プレイでは、フロントシート1の厚さは70″クラスで
も約1.5mmと厚いため座屈によるしわやふくれが発
生するという問題は無かったため、しわやふくれに関し
ては十分な配慮がされていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】70″クラスでフロン
トシート1の厚さが1mm以下の高精細化投写形ディス
プレイの透過形スクリーン13を前述の従来の技術で構
成すると次のような問題点があった。透過形スクリーン
13は垂直に立てた厚さ約3mmのフレネルシート2を
下支えし、それに重ねて厚さ1mm以下(通常約0.6
9mm)の極薄いフロントシート1を下支えにすると、
フロントシート1は座屈してふくれやしわが発生する。
また、前述の図1の(a)で示したように透過形スクリ
ーン13を垂直に立てて、ごく薄いフロントシート1を
上吊りにすると、湿度変化したとき、フロントシート1
とアクリル接着片3の間の伸縮差によって吊し部にカー
テン状のしわが発生したり、図1の(b)で示すように
スクリーン13の表裏伸縮差によってフロントシート1
は出射側へ、フレネルシート2は入射側へ大きくふく
れ、いわゆるバイメタル効果によって隙間dが大きく
(約11.5mm、フロントシート1;入射側4.67
mm、フレネルシート2;出射側6.69mm)発生す
るという欠点があり、この隙間や、フロントシート1
の、反りの変動量による大きな前後移動によって、フォ
ーカス不良・3色の色ずれによる画質不良を発生し、ま
た座屈によるしわやふくれによって、外観不良などを発
生させるという問題があった。
トシート1の厚さが1mm以下の高精細化投写形ディス
プレイの透過形スクリーン13を前述の従来の技術で構
成すると次のような問題点があった。透過形スクリーン
13は垂直に立てた厚さ約3mmのフレネルシート2を
下支えし、それに重ねて厚さ1mm以下(通常約0.6
9mm)の極薄いフロントシート1を下支えにすると、
フロントシート1は座屈してふくれやしわが発生する。
また、前述の図1の(a)で示したように透過形スクリ
ーン13を垂直に立てて、ごく薄いフロントシート1を
上吊りにすると、湿度変化したとき、フロントシート1
とアクリル接着片3の間の伸縮差によって吊し部にカー
テン状のしわが発生したり、図1の(b)で示すように
スクリーン13の表裏伸縮差によってフロントシート1
は出射側へ、フレネルシート2は入射側へ大きくふく
れ、いわゆるバイメタル効果によって隙間dが大きく
(約11.5mm、フロントシート1;入射側4.67
mm、フレネルシート2;出射側6.69mm)発生す
るという欠点があり、この隙間や、フロントシート1
の、反りの変動量による大きな前後移動によって、フォ
ーカス不良・3色の色ずれによる画質不良を発生し、ま
た座屈によるしわやふくれによって、外観不良などを発
生させるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、カーテン状に発生する部
分的なしわやふくれを無くし、且つ、表裏伸縮差によっ
て発生するフロントシート1の反りの変動量を押さえ、
両シート間の隙間の発生を防止し、フォーカス不良や色
ずれが1画素以内の、外観及び画質の一様性に優れた、
環境変化に強い高精細化大画面投写形ディスプレイを提
供することにある。
分的なしわやふくれを無くし、且つ、表裏伸縮差によっ
て発生するフロントシート1の反りの変動量を押さえ、
両シート間の隙間の発生を防止し、フォーカス不良や色
ずれが1画素以内の、外観及び画質の一様性に優れた、
環境変化に強い高精細化大画面投写形ディスプレイを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】透過形スクリーン13を
構成するフロントシート1に発生する部分的ふくれやし
わは、自重による座屈と、湿度変化によって左右方向へ
伸縮したときの、摩擦抵抗による座屈、及びフロントシ
ート1とその上辺に接着したアクリル接着片3との湿度
変化に対する伸縮差によって発生するフロントシート1
の座屈によるカーテン状のしわが主な原因である。ま
た、フロントシート1の前後への移動や、両シート間の
隙間は、表裏伸縮差によって発生する反りが主な原因で
ある。この原因を無くすために、本発明では次のような
手段を採用した。
構成するフロントシート1に発生する部分的ふくれやし
わは、自重による座屈と、湿度変化によって左右方向へ
伸縮したときの、摩擦抵抗による座屈、及びフロントシ
ート1とその上辺に接着したアクリル接着片3との湿度
変化に対する伸縮差によって発生するフロントシート1
の座屈によるカーテン状のしわが主な原因である。ま
た、フロントシート1の前後への移動や、両シート間の
隙間は、表裏伸縮差によって発生する反りが主な原因で
ある。この原因を無くすために、本発明では次のような
手段を採用した。
【0007】(1)高精細化投写形ディスプレイ用の透
過形スクリーンにおけるフロントシート1は1mm以下
で薄く、部分的に座屈しやすいため、座屈しないように
する必要がある。そこで第一の手段として、フロントシ
ート1の上辺に接着片3を付けてフレネルシート2の上
辺に吊し、且つ、少なくとも、フレネルシート2にアニ
ールをかけ、フロントシート1の左右端にばね張力を加
えることによって、フロントシート1の自重による座屈
や、環境変化によって伸縮したときの接着片3の吊し部
の摩擦抵抗や、表裏伸縮差によって発生するシート間の
隙間や、しわや、部分的なふくれを減少することができ
る。
過形スクリーンにおけるフロントシート1は1mm以下
で薄く、部分的に座屈しやすいため、座屈しないように
する必要がある。そこで第一の手段として、フロントシ
ート1の上辺に接着片3を付けてフレネルシート2の上
辺に吊し、且つ、少なくとも、フレネルシート2にアニ
ールをかけ、フロントシート1の左右端にばね張力を加
えることによって、フロントシート1の自重による座屈
や、環境変化によって伸縮したときの接着片3の吊し部
の摩擦抵抗や、表裏伸縮差によって発生するシート間の
隙間や、しわや、部分的なふくれを減少することができ
る。
【0008】(2)また、通常の3本のCRTを用いる
70″系のCRT投写形ディスプレイでは、画面上の3
色間の色ずれの変化を約1画素以内とするために、表裏
伸縮差による反り変動で発生するフロントシート1の前
後方向への移動量を、許容値の±2.2mm以内になる
ようにする必要がある。一方、フレネルシート2は、表
裏伸縮差によって入射側へ大きくふくれることがあるた
め、フロントシート1から大きく離れないように隙間の
許容値を6.4mm以内にする必要がある。そこで第二
の手段として、例えば70″系ではフロントシート1の
厚さを、超高精細化投写形ディスプレイで約0.69m
mとし、フレネルシート2の厚さを3mmとすると、フ
ロントシート1をフレネルシート2の上に吊して重ね
て、予めフレネルシート2を出射側から見て9mm凸状
にアニールすることによって、少なくとも表裏伸縮差が
−300ppm〜+300ppmの範囲に於いて、フレ
ネルシート2はフロントシート1を出射方向に押し出
し、両者は密着するように働き、フロントシート1とフ
レネルシート2との間の隙間は許容値の6.4mm以内
にすることができる。しかも、後述のとおり、この技術
により、表裏伸縮差によるフロントシート1の前後方向
の移動量を許容値の±2.2mm以内にすることができ
る。また、フレネルシート2は凸状から凹状に反転しな
いようにすることができる。
70″系のCRT投写形ディスプレイでは、画面上の3
色間の色ずれの変化を約1画素以内とするために、表裏
伸縮差による反り変動で発生するフロントシート1の前
後方向への移動量を、許容値の±2.2mm以内になる
ようにする必要がある。一方、フレネルシート2は、表
裏伸縮差によって入射側へ大きくふくれることがあるた
め、フロントシート1から大きく離れないように隙間の
許容値を6.4mm以内にする必要がある。そこで第二
の手段として、例えば70″系ではフロントシート1の
厚さを、超高精細化投写形ディスプレイで約0.69m
mとし、フレネルシート2の厚さを3mmとすると、フ
ロントシート1をフレネルシート2の上に吊して重ね
て、予めフレネルシート2を出射側から見て9mm凸状
にアニールすることによって、少なくとも表裏伸縮差が
−300ppm〜+300ppmの範囲に於いて、フレ
ネルシート2はフロントシート1を出射方向に押し出
し、両者は密着するように働き、フロントシート1とフ
レネルシート2との間の隙間は許容値の6.4mm以内
にすることができる。しかも、後述のとおり、この技術
により、表裏伸縮差によるフロントシート1の前後方向
の移動量を許容値の±2.2mm以内にすることができ
る。また、フレネルシート2は凸状から凹状に反転しな
いようにすることができる。
【0009】(3)フロントシート1とアクリル接着片
3との湿度変化に対する伸縮差は、アクリル接着片3が
厚いため、フロントシート1に比べ、接着片3の吸湿に
よる伸びが遅れる事によってカーテン状のしわが発生す
るため、しわが発生しないようにする必要がある。そこ
で第三の手段としてアクリル接着片3をフロントシート
1よりも乾燥させた状態で接着した後、常湿状態で吸湿
すると、接着片3の方がフロントシート1よりも伸び量
が多くなるため、フロントシート1を左右両方向へ伸ば
す働きをして、フロントシート1のカーテン状のしわの
発生を防止することができる。
3との湿度変化に対する伸縮差は、アクリル接着片3が
厚いため、フロントシート1に比べ、接着片3の吸湿に
よる伸びが遅れる事によってカーテン状のしわが発生す
るため、しわが発生しないようにする必要がある。そこ
で第三の手段としてアクリル接着片3をフロントシート
1よりも乾燥させた状態で接着した後、常湿状態で吸湿
すると、接着片3の方がフロントシート1よりも伸び量
が多くなるため、フロントシート1を左右両方向へ伸ば
す働きをして、フロントシート1のカーテン状のしわの
発生を防止することができる。
【0010】
【作用】以上で述べた手段によると、例えば、厚さ0.
69mmのフロントシート1と厚さ3mmの凸9mmア
ニール化フレネルシート2を、1.5°前傾させて、フ
ロントシート1を上吊りしたとき、フレネルシート2が
入射側に反り、フロントシート1が出射側に反ると、シ
ート間に隙間が発生する方向となるが、凸9mmアニー
ル化フレネルシート2の初期の反りδ2が9mmから表
裏伸縮差εが300ppm入射側へ減少したとき、フレ
ネルシート2の反りはδ2が6.81mmに減少する
(依然出射側)。一方、フロントシート1を1.5°前
傾させ、上吊りしたときの初期のフロントシート1の反
りδ1が3.39mmから、表裏伸縮差εが300pp
m出射側へ増加したときのフロントシート1の反りは、
δ1が5.25mmに増加する。この状態で両者を合わ
せると、フロントシート1の反りよりも、フレネルシー
ト2の反りが出射側にあり、よって、δ1−δ2の値は常
に負の値を取るため、フレネルシート2は常にフロント
シート1を押していることになり、両シートは常に密着
していることになる。また、フロントシート1の移動量
は、密着するフレネルシート2のアニール反りの位置が
9mm〜6.81mmまたは10.5mmに移動したと
きで、±2.2mm以内であり、フレネルシート2に押
されたフロントシート1の移動量は許容値の±2.2m
m以内となって、フォーカス不良、3色の色ずれを1画
素以内にすることができる。また、フロントシート1に
少なくとも左右に張力を加えることによって、フロント
シート1はフレネルシート2の面を突き返すようにし
て、フレネルシート2の初期アニールによる反り量を減
少させる方向に働き、両シートの密着性を増加させ、且
つ、吊し部の摩擦力を打ち消すように左右両方向に働
く。また、フロントシート1を上吊りとしたとき、上部
接着片3を乾燥後接着することによって、常湿状態で吸
湿したときのフロントシート1に比べ、乾燥後に吸湿さ
せた接着片3の伸びが大きくなるため、接着片3がフロ
ントシート1を左右に引っ張るように働いて、フロント
シート1のカーテン状の部分的なしわは無くなる。以上
から、シート間の隙間を6.4mm以下、およびフロン
トシート1の前後移動量を、±2.2mm以下にして画
質の劣化を加え、対環境性に優れ、長寿命化を図ったス
クリーンから成る大型高精細化投写形ディスプレイを提
供することができる。
69mmのフロントシート1と厚さ3mmの凸9mmア
ニール化フレネルシート2を、1.5°前傾させて、フ
ロントシート1を上吊りしたとき、フレネルシート2が
入射側に反り、フロントシート1が出射側に反ると、シ
ート間に隙間が発生する方向となるが、凸9mmアニー
ル化フレネルシート2の初期の反りδ2が9mmから表
裏伸縮差εが300ppm入射側へ減少したとき、フレ
ネルシート2の反りはδ2が6.81mmに減少する
(依然出射側)。一方、フロントシート1を1.5°前
傾させ、上吊りしたときの初期のフロントシート1の反
りδ1が3.39mmから、表裏伸縮差εが300pp
m出射側へ増加したときのフロントシート1の反りは、
δ1が5.25mmに増加する。この状態で両者を合わ
せると、フロントシート1の反りよりも、フレネルシー
ト2の反りが出射側にあり、よって、δ1−δ2の値は常
に負の値を取るため、フレネルシート2は常にフロント
シート1を押していることになり、両シートは常に密着
していることになる。また、フロントシート1の移動量
は、密着するフレネルシート2のアニール反りの位置が
9mm〜6.81mmまたは10.5mmに移動したと
きで、±2.2mm以内であり、フレネルシート2に押
されたフロントシート1の移動量は許容値の±2.2m
m以内となって、フォーカス不良、3色の色ずれを1画
素以内にすることができる。また、フロントシート1に
少なくとも左右に張力を加えることによって、フロント
シート1はフレネルシート2の面を突き返すようにし
て、フレネルシート2の初期アニールによる反り量を減
少させる方向に働き、両シートの密着性を増加させ、且
つ、吊し部の摩擦力を打ち消すように左右両方向に働
く。また、フロントシート1を上吊りとしたとき、上部
接着片3を乾燥後接着することによって、常湿状態で吸
湿したときのフロントシート1に比べ、乾燥後に吸湿さ
せた接着片3の伸びが大きくなるため、接着片3がフロ
ントシート1を左右に引っ張るように働いて、フロント
シート1のカーテン状の部分的なしわは無くなる。以上
から、シート間の隙間を6.4mm以下、およびフロン
トシート1の前後移動量を、±2.2mm以下にして画
質の劣化を加え、対環境性に優れ、長寿命化を図ったス
クリーンから成る大型高精細化投写形ディスプレイを提
供することができる。
【0011】
【実施例】本発明の具体的な実施例を、70″について
以下詳細に説明する。
以下詳細に説明する。
【0012】本発明の第一の実施例を図3に示す。図3
では、1は第一のシートに当るフロントシートである。
2は第二のシートに当るフレネルシートである。3は接
着片である。
では、1は第一のシートに当るフロントシートである。
2は第二のシートに当るフレネルシートである。3は接
着片である。
【0013】同図3の(a)図は接着片3を示す。長さ
約1414mm、幅約3mm、厚さ約5mmのアクリル
材である。
約1414mm、幅約3mm、厚さ約5mmのアクリル
材である。
【0014】同図3の(b)図はフロントシート1を示
し、長さ約1061mm、幅約1414mm、厚さ約1
mm以下のフロントシート1の上辺に、接着片3を接着
して取り付ける。
し、長さ約1061mm、幅約1414mm、厚さ約1
mm以下のフロントシート1の上辺に、接着片3を接着
して取り付ける。
【0015】同図3の(c)図はアニールした、長さ約
1061mm、幅約1414mm、厚さ約1mm以下の
フレネルシート2である。
1061mm、幅約1414mm、厚さ約1mm以下の
フレネルシート2である。
【0016】同図3の(d)図はフレネルシート2の上
端にフロントシート1を接着片3で吊し、フロントシー
ト1に自重がかからないようにし、且つ、フロントシー
ト1の左右にばね張力を加えて、凸状にアニールしたフ
レネルシート2にフロントシート1を押しつけるように
したものである。
端にフロントシート1を接着片3で吊し、フロントシー
ト1に自重がかからないようにし、且つ、フロントシー
ト1の左右にばね張力を加えて、凸状にアニールしたフ
レネルシート2にフロントシート1を押しつけるように
したものである。
【0017】本発明の第二の実施例を図2に示す。図2
は図3の中心部の断面図を示す。
は図3の中心部の断面図を示す。
【0018】同図2の(A)図はフレネルシート2を示
し、予め出射側に凸になるようにアニールして、反りδ
2を9mmに加工する。
し、予め出射側に凸になるようにアニールして、反りδ
2を9mmに加工する。
【0019】同図2の(B)図はフロントシート1を示
し、第一の実施例の図3の(b)図で説明したようにフ
ロントシート1の上辺に接着片3を接着する。
し、第一の実施例の図3の(b)図で説明したようにフ
ロントシート1の上辺に接着片3を接着する。
【0020】同図2の(C)図は透過形スクリーン13
の構成図を示し、14はスクリーンフレームを示す。同
図2の(C)図で、スクリーンフレーム14の中に、ア
ニールしたフレネルシート2と、フレネルシート2の上
端部で吊したフロントシート1を組み込み、0〜1.5
°傾けて、投写形ディスプレイに取り付ける。
の構成図を示し、14はスクリーンフレームを示す。同
図2の(C)図で、スクリーンフレーム14の中に、ア
ニールしたフレネルシート2と、フレネルシート2の上
端部で吊したフロントシート1を組み込み、0〜1.5
°傾けて、投写形ディスプレイに取り付ける。
【0021】以下、図2で示したように、例えば70″
系で厚さ0.69mmのフロントシート1と厚さ3m
m、反り9mmの凸アニール化フレネルシート2を取り
付けたときの各シートの反り、厚さ、アニール条件、両
シート間の隙間、移動量について計算式を用いて詳しく
説明する。
系で厚さ0.69mmのフロントシート1と厚さ3m
m、反り9mmの凸アニール化フレネルシート2を取り
付けたときの各シートの反り、厚さ、アニール条件、両
シート間の隙間、移動量について計算式を用いて詳しく
説明する。
【0022】4辺単純支持状態でのアクリルシートに関
するたわみの実験に基づく結果によると、例えば1.5
°前傾させたとき、表裏伸縮差が無い場合、次の実験式
が成立する。
するたわみの実験に基づく結果によると、例えば1.5
°前傾させたとき、表裏伸縮差が無い場合、次の実験式
が成立する。
【0023】
【数1】 δ0/t1+0.18×(δ0/t1)3 ≒0.73×(F2/E)×{(a2×b2)/t1 4} =0.73×(ρ×t1×sinθ/E)×{(a2×b
2)/t1 4} δ0;実験式に基づくたわみ(mm) t1;厚さ(0.69mm) E;ヤング率(200,000g/mm2) F2;圧力(F2=ρ×t×sinθ;θ;前傾角(1.
5°)) ρ;密度(0.0012g/mm3) a;半径(707mm) b;半高さ(530.5mm) 数1をグラフに示すと、図4となる。数1の右辺を計算
すると次のようになる。
2)/t1 4} δ0;実験式に基づくたわみ(mm) t1;厚さ(0.69mm) E;ヤング率(200,000g/mm2) F2;圧力(F2=ρ×t×sinθ;θ;前傾角(1.
5°)) ρ;密度(0.0012g/mm3) a;半径(707mm) b;半高さ(530.5mm) 数1をグラフに示すと、図4となる。数1の右辺を計算
すると次のようになる。
【0024】 0.73×(F2/E)×{(a2×b2)/t1 4} =0.73×(ρ×t1×sin1.5°/E){(a2×b2)/t1 4} =0.73×(0.0012g/mm3×0.69mm ×0.026/200,000g/mm2) ×{(707mm)2×(530.5mm)2/(0.69mm)4} =49.1 この49.1を図4の横軸として、対応する縦軸を読む
と、δ0/t1≒6.20を得る。
と、δ0/t1≒6.20を得る。
【0025】t1=0.69mm故に、数1に基づくた
わみは、δ0=6.20×0.69=4.28mm,と
なる。
わみは、δ0=6.20×0.69=4.28mm,と
なる。
【0026】そこでフロントシート1を上辺で吊。自重
に起因する張力が働くため、たわみは約1mm(0.8
86mm)減少し(詳細は省す)フロントシート1のた
わみδ1は約3mm(3.39mm)となる。
に起因する張力が働くため、たわみは約1mm(0.8
86mm)減少し(詳細は省す)フロントシート1のた
わみδ1は約3mm(3.39mm)となる。
【0027】フレネルシート2には、下支えで1.5°
前傾させたときのたわみが後述するように9mm凸にな
るようにアニール処理を施す。これにより、フロントシ
ート1は凸状のフレネルシート2に押し出されて、更に
たわみ、その量はδ1以上であることによって、両シー
トの密着度が増すことになる。
前傾させたときのたわみが後述するように9mm凸にな
るようにアニール処理を施す。これにより、フロントシ
ート1は凸状のフレネルシート2に押し出されて、更に
たわみ、その量はδ1以上であることによって、両シー
トの密着度が増すことになる。
【0028】フロントシート1の表裏伸縮差に起因する
球面化欲求エネルギとマクロな球面化拒否エネルギとの
バランスは、単純化のため図5で示すように半径
(R1)、厚さ(t)の円板が表裏伸縮差(ε0)のとき
反り(δ)が発生したとすると、次式となる。
球面化欲求エネルギとマクロな球面化拒否エネルギとの
バランスは、単純化のため図5で示すように半径
(R1)、厚さ(t)の円板が表裏伸縮差(ε0)のとき
反り(δ)が発生したとすると、次式となる。
【0029】
【数2】(δ/t)+0.36×(δ/t)3=(ε0×
R1 2)/(2t)2 (本式の説明は特開平4−296840号公報に記載さ
れているため省略する。) 数2を図6、図7にグラフ化して示す。
R1 2)/(2t)2 (本式の説明は特開平4−296840号公報に記載さ
れているため省略する。) 数2を図6、図7にグラフ化して示す。
【0030】フロントシート1のたわみδ1=3.39
mmの値を、数2からフロントシート1の表裏伸縮差ε
0に換算すると次のようになる。
mmの値を、数2からフロントシート1の表裏伸縮差ε
0に換算すると次のようになる。
【0031】
【数3】
【0032】表裏吸湿差に起因する表裏伸縮差を±30
0ppm程度見込んだときの合計のε0は−179〜4
21ppmとなる。
0ppm程度見込んだときの合計のε0は−179〜4
21ppmとなる。
【0033】出射側から見てフロントシート1の反りが
最も増加し、フレネルシート2の反りが最も減少したと
きに、シート間の隙間は最大となる。従って、フロント
シート1は、ε0の最大値421ppmを数2の右辺の
ε0に代入し、図6からδ/tを読む。即ち、
最も増加し、フレネルシート2の反りが最も減少したと
きに、シート間の隙間は最大となる。従って、フロント
シート1は、ε0の最大値421ppmを数2の右辺の
ε0に代入し、図6からδ/tを読む。即ち、
【0034】
【数4】 (ε0×R1 2)/(2×t2) ={421ppm×(0.612m)2}/{2×(0.69mm)2} =166 この値を図6のグラフの横軸にするとδ/t≒7.61
となる。
となる。
【0035】したがって、フロントシート1の反りは、
δ/t=7.61×0.69mm=5.25mmとな
る。
δ/t=7.61×0.69mm=5.25mmとな
る。
【0036】一方、数3から、9mm凸フレネルシート
2の表裏伸縮差ε0の換算値ε0´は、板厚t=3mm
で、同様に計算すると、 ε0´={2×(3mm)2/(0.612m)2} ×{(9mm/3mm)+0.36×(9mm/3mm)3} =610.5(ppm) 表裏伸縮差を±300ppmにしたときのフレネルシー
ト2のε0´は、310.5ppm〜910.5ppm
となり、フレネルシート2は反りの減少方向のε0´の
値310.5ppmを数2の右辺ε0に代入し、図7か
らδ/tを読む。即ち、 (ε0´×R1 2)/(2×t2) =310.5ppm×(0.612m)2/{2×(3mm)2} =6.46 これを図7のグラフの横軸にするとδ/t=2.27と
なる。
2の表裏伸縮差ε0の換算値ε0´は、板厚t=3mm
で、同様に計算すると、 ε0´={2×(3mm)2/(0.612m)2} ×{(9mm/3mm)+0.36×(9mm/3mm)3} =610.5(ppm) 表裏伸縮差を±300ppmにしたときのフレネルシー
ト2のε0´は、310.5ppm〜910.5ppm
となり、フレネルシート2は反りの減少方向のε0´の
値310.5ppmを数2の右辺ε0に代入し、図7か
らδ/tを読む。即ち、 (ε0´×R1 2)/(2×t2) =310.5ppm×(0.612m)2/{2×(3mm)2} =6.46 これを図7のグラフの横軸にするとδ/t=2.27と
なる。
【0037】従ってフレネルシート2の反りは、δ2=
2.27×3mm=6.81mmとなる。すなわち反り
は6.81mmとなり、フレネルシート2は初期アニー
ル反りの設定値9mmの範囲内でたわむため、表裏伸縮
差変動が±300ppm内では出射側へ凸状を維持す
る。
2.27×3mm=6.81mmとなる。すなわち反り
は6.81mmとなり、フレネルシート2は初期アニー
ル反りの設定値9mmの範囲内でたわむため、表裏伸縮
差変動が±300ppm内では出射側へ凸状を維持す
る。
【0038】さて次に、両シートの隙間、及びフロント
シート1の移動量、各々に要請される1画素以内の許容
値について述べる。
シート1の移動量、各々に要請される1画素以内の許容
値について述べる。
【0039】上記から、フレネルシート2のアニール反
りの量を9mmに設定したことによって、表裏伸縮差が
±300ppm変動したときのシート間の最大の隙間
は、フロントシート1の反りδ1の最大が5.25m
m,フレネルシート2の反りδ2の最小が6.81mm
であり、従ってフレネルシート2は、フロントシート1
の反りの量より常に大きいため、常にフロントシート1
を押している状態で密着している。もちろん、これは1
画素以内を満足する隙間の許容値、約6.4mm以内
(計算省略)を満たす。又、同じく1画素以内を満足す
る、フロントシート1の移動量を、許容値約±2.2m
m以内(計算省略)にするには、フロントシート1がフ
レネルシート2に常に密着することから、フレネルシー
ト2の前後方向の移動量で考える。数2の右辺のε
0に、表裏伸縮差の値が+300ppmの時のε0´の値
910.5ppmを代入し、図7からδ/tを読む。即
ち、 (ε0´×R1 2)/(2×t2) =910.5ppm×(0.612m)2/{2×(3mm)2} =18.95 これを図7のグラフの横軸にするとδ/t=3.50と
なる。したがってフレネルシート2の反りは、δ2=
3.50×3mm=10.50mmとなる。同様にし
て、前述のとおり、表裏伸縮差が−300ppm,ε0
´の値が310.5ppmの時のフレネルシート2の反
りは、δ2=2.27×3mm=6.81mmとなる。
りの量を9mmに設定したことによって、表裏伸縮差が
±300ppm変動したときのシート間の最大の隙間
は、フロントシート1の反りδ1の最大が5.25m
m,フレネルシート2の反りδ2の最小が6.81mm
であり、従ってフレネルシート2は、フロントシート1
の反りの量より常に大きいため、常にフロントシート1
を押している状態で密着している。もちろん、これは1
画素以内を満足する隙間の許容値、約6.4mm以内
(計算省略)を満たす。又、同じく1画素以内を満足す
る、フロントシート1の移動量を、許容値約±2.2m
m以内(計算省略)にするには、フロントシート1がフ
レネルシート2に常に密着することから、フレネルシー
ト2の前後方向の移動量で考える。数2の右辺のε
0に、表裏伸縮差の値が+300ppmの時のε0´の値
910.5ppmを代入し、図7からδ/tを読む。即
ち、 (ε0´×R1 2)/(2×t2) =910.5ppm×(0.612m)2/{2×(3mm)2} =18.95 これを図7のグラフの横軸にするとδ/t=3.50と
なる。したがってフレネルシート2の反りは、δ2=
3.50×3mm=10.50mmとなる。同様にし
て、前述のとおり、表裏伸縮差が−300ppm,ε0
´の値が310.5ppmの時のフレネルシート2の反
りは、δ2=2.27×3mm=6.81mmとなる。
【0040】以上の結果フレネルシート2及びフロント
シート1は密着しながら共に、9mm凸の位置から、下
記の通り移動する(正を出射方向に取る)。
シート1は密着しながら共に、9mm凸の位置から、下
記の通り移動する(正を出射方向に取る)。
【0041】 ε +300ppmで 10.50mm−9mm=1.50mm ε −300ppmで 6.81mm−9mm=−2.19mm 以上より、フロントシート1の反りは常に凸状態にあ
り、初期状態からの移動が、色ずれ1画素以内を満足す
る移動量の許容値±2.2mm以内であることを満た
す。以上、フレネルシート2のアニールの反りを9mm
凸にしたときは、幸いなことにフロントシート1の左右
端にばね張力を付けることなく、両シートの隙間を許容
値の6.4mm以内、フロントシート1の移動量を許容
値の±2.2mm以内にすることができる。尚、スクリ
ーン中央部の部分的な僅かなふくれは、フロントシート
1の左右または上下対角隅に、僅かなばね張力を加える
ことによって無くすことができる。
り、初期状態からの移動が、色ずれ1画素以内を満足す
る移動量の許容値±2.2mm以内であることを満た
す。以上、フレネルシート2のアニールの反りを9mm
凸にしたときは、幸いなことにフロントシート1の左右
端にばね張力を付けることなく、両シートの隙間を許容
値の6.4mm以内、フロントシート1の移動量を許容
値の±2.2mm以内にすることができる。尚、スクリ
ーン中央部の部分的な僅かなふくれは、フロントシート
1の左右または上下対角隅に、僅かなばね張力を加える
ことによって無くすことができる。
【0042】前述の計算例では、フレネルシート2のア
ニール反りの量を9mm凸として説明したが、厚み3m
mでアニール反りの量を増やして、10mm凸、12m
m凸アニール処理の場合では、前述と同様に計算する
と、湿度吸湿による表裏伸縮差±300ppmで、フレ
ネルシート2の反りの量は、表1のとおりである。
ニール反りの量を9mm凸として説明したが、厚み3m
mでアニール反りの量を増やして、10mm凸、12m
m凸アニール処理の場合では、前述と同様に計算する
と、湿度吸湿による表裏伸縮差±300ppmで、フレ
ネルシート2の反りの量は、表1のとおりである。
【0043】
【表1】
【0044】上記両者とも、厚さ0.69mmのフロン
トシート1を常に押し密着するので、フロントシート1
の移動量はフレネルシート2の移動量に一致し、その値
も両者共±2.2mm以下を満たす。
トシート1を常に押し密着するので、フロントシート1
の移動量はフレネルシート2の移動量に一致し、その値
も両者共±2.2mm以下を満たす。
【0045】次に厚み3mmで、アニール反りの量を減
らし、8mm凸、7mm凸、6mm凸アニール処理の場
合では、前述と同様に計算すると、温度吸湿による表裏
伸縮差±300ppmで、フレネルシート2の反りの量
は、表2のとおりである。
らし、8mm凸、7mm凸、6mm凸アニール処理の場
合では、前述と同様に計算すると、温度吸湿による表裏
伸縮差±300ppmで、フレネルシート2の反りの量
は、表2のとおりである。
【0046】
【表2】
【0047】上記の結果と、厚さ0.69mm、傾き
1.5°のフロントシート1の表裏伸縮差(−3.90
mm(−300ppm)〜5.25mm(300pp
m))とから、色ずれ1画素以内の許容値を満たすかど
うかを判定する。まず、8mm凸アニールのフレネルシ
ート2を用いたときは、両シートの最大隙間は、フレネ
ルシート2の反りが4.95mm(−300ppm)、
フロントシート1の反りが5.25mm(+300pp
m)の時に隙間が0.30mmできる。これは許容隙間
6.4mm以内を満足する。
1.5°のフロントシート1の表裏伸縮差(−3.90
mm(−300ppm)〜5.25mm(300pp
m))とから、色ずれ1画素以内の許容値を満たすかど
うかを判定する。まず、8mm凸アニールのフレネルシ
ート2を用いたときは、両シートの最大隙間は、フレネ
ルシート2の反りが4.95mm(−300ppm)、
フロントシート1の反りが5.25mm(+300pp
m)の時に隙間が0.30mmできる。これは許容隙間
6.4mm以内を満足する。
【0048】また、フレネルシート2と密着して出射側
に最大に突き出しているときの、フロントシート1の移
動量は、 9.78mm−8.00mm=1.78mm さらに隙間の量0.30mmを上記移動量に加えても、
2.08mmとなり、移動量の許容値±2.2mm以内
を満たす。
に最大に突き出しているときの、フロントシート1の移
動量は、 9.78mm−8.00mm=1.78mm さらに隙間の量0.30mmを上記移動量に加えても、
2.08mmとなり、移動量の許容値±2.2mm以内
を満たす。
【0049】しかし、フロントシート1がフレネルシー
ト2に常に密着して反りの絶対値が減少するときは、常
にフレネルシート2と共に移動することになり 4.95mm−8.00mm=−3.05mm となり、フロントシート1の移動量の許容値±2.2m
m以内を満足することはできない。よって8mm凸アニ
ールのフレネルシート2の使用は不適当である。同様に
して、表1,表2より、7mm凸、6mm凸も不適当で
ある(大たわみ理論の範囲からもはずれ、上記理論式の
成立も難しくなる)。以上から厚み3mmのフレネルシ
ート2のアニール量に関しては、凸状に9mm以上を必
要とする。
ト2に常に密着して反りの絶対値が減少するときは、常
にフレネルシート2と共に移動することになり 4.95mm−8.00mm=−3.05mm となり、フロントシート1の移動量の許容値±2.2m
m以内を満足することはできない。よって8mm凸アニ
ールのフレネルシート2の使用は不適当である。同様に
して、表1,表2より、7mm凸、6mm凸も不適当で
ある(大たわみ理論の範囲からもはずれ、上記理論式の
成立も難しくなる)。以上から厚み3mmのフレネルシ
ート2のアニール量に関しては、凸状に9mm以上を必
要とする。
【0050】前述の計算例で、フレネルシート2の厚み
を3mmとして説明したが、アニールの反りの量を9m
m凸にして、厚みを変化させたときの両シートの挙動に
ついて述べる。まず、厚みtを2mm,1mm,0.6
9mmと薄くしていくと、湿度吸湿による表裏伸縮差
(±300ppm)で、フレネルシート2の反りの量は
表3のとおりである。
を3mmとして説明したが、アニールの反りの量を9m
m凸にして、厚みを変化させたときの両シートの挙動に
ついて述べる。まず、厚みtを2mm,1mm,0.6
9mmと薄くしていくと、湿度吸湿による表裏伸縮差
(±300ppm)で、フレネルシート2の反りの量は
表3のとおりである。
【0051】
【表3】
【0052】尚、0.69mmは、フロントシート1の
厚みと同一の値である。
厚みと同一の値である。
【0053】上記の計算結果と、フロントシート1の表
裏伸縮差(±300ppm)における反りの変化(−
3.90mm(−300ppm)〜5.25mm(+3
00ppm))とを照らし合わせると、厚み3mm以下
のフレネルシート2を使うと、表裏伸縮差の範囲内で
は、常に両シートは密着する。しかも、フロントシート
1の移動量は、フレネルシート2の移動と共に±2.2
mm以内となることから、常に色ずれ1画素以内を満足
する反りの変化量を示す。よって、フレネルシート2の
厚み3mm以下は適する。
裏伸縮差(±300ppm)における反りの変化(−
3.90mm(−300ppm)〜5.25mm(+3
00ppm))とを照らし合わせると、厚み3mm以下
のフレネルシート2を使うと、表裏伸縮差の範囲内で
は、常に両シートは密着する。しかも、フロントシート
1の移動量は、フレネルシート2の移動と共に±2.2
mm以内となることから、常に色ずれ1画素以内を満足
する反りの変化量を示す。よって、フレネルシート2の
厚み3mm以下は適する。
【0054】次に、9mm凸フレネルシート2の厚みt
を増加していった場合は、下記のとおりである。
を増加していった場合は、下記のとおりである。
【0055】
【表4】
【0056】上記の計算結果と、フロントシート1の表
裏伸縮差(±300ppm)における反りの変化量(−
3.90mm(−300ppm)〜5.25mm(+3
00ppm))とを照らし合わせると、厚み3mm以上
のフレネルシート2を使うと、表裏伸縮差の範囲内で
は、常に両シートは密着する。しかし、フレネルシート
2の厚みが4mm以上では、フロントシート1の移動量
はフレネルシート2の移動と共に±2.2mm以上とな
り、色ずれ1画素以内を満足する許容移動量±2.2m
m以内を満足できない。以上からフレネルシート2の出
射側へのアニール反りの量が9mm凸のときは、厚みの
量は4mm未満が良い。
裏伸縮差(±300ppm)における反りの変化量(−
3.90mm(−300ppm)〜5.25mm(+3
00ppm))とを照らし合わせると、厚み3mm以上
のフレネルシート2を使うと、表裏伸縮差の範囲内で
は、常に両シートは密着する。しかし、フレネルシート
2の厚みが4mm以上では、フロントシート1の移動量
はフレネルシート2の移動と共に±2.2mm以上とな
り、色ずれ1画素以内を満足する許容移動量±2.2m
m以内を満足できない。以上からフレネルシート2の出
射側へのアニール反りの量が9mm凸のときは、厚みの
量は4mm未満が良い。
【0057】また、フレネルシート2の厚みに対応した
反りを前述と同様に計算すると次のようになり、フロン
トシート1の移動量が許容値以下になるようなフレネル
シート2のアニール反りにすれば、凹状に反転しないこ
とがわかる。
反りを前述と同様に計算すると次のようになり、フロン
トシート1の移動量が許容値以下になるようなフレネル
シート2のアニール反りにすれば、凹状に反転しないこ
とがわかる。
【0058】
【表5】
【0059】上記は、両シートが1.5°前傾している
場合について述べた。次は、前傾の無い場合を考える。
まず、数1にθ=0°、すなわち、F2=0を代入する
とフロントシート1のたわみは、δ0=0mm、とな
る。この数値を数2のδに代入するとε0=0ppm、
となる。よって、湿度吸湿による表裏伸縮差の変化は、
−300ppm〜+300ppmであり、この結果を数
3に代入することによって、湿度吸湿によるフロントシ
ート1の反りの変化は、−4.67mm(−300pp
m)〜+4.67mm(+300ppm)となる。この
反りの結果と、前述した、予め9mm凸のアニールをし
たフレネルシート2の湿度吸湿による反りの変化量;
6.81mm〔移動量;−2.19mm〕(−300p
pm)〜10.50mm〔移動量;+1.50mm〕
(+300ppm)(アニールの影響によって前傾角の
影響は無い。よって、前傾角1.5°の場合と同じ。)
とを突き合わせると、フロントシート1の反りの出射側
での最大量は、4.67mmで、フレネルシート2の反
りの出射側での最小量は、6.81mmである。従っ
て、フレネルシート2の反りの量が、フロントシート1
の反りの量より常に大きく、常にフレネルシート2が、
フロントシート1を押すことになり、両シートは、常に
密着する。よって、フロントシート1の移動量も、フレ
ネルシート2の移動量で置き換えられ、移動量の許容値
の±2.2mm以内を満たし、色ずれを1画素以内にす
るという要請を満足する。
場合について述べた。次は、前傾の無い場合を考える。
まず、数1にθ=0°、すなわち、F2=0を代入する
とフロントシート1のたわみは、δ0=0mm、とな
る。この数値を数2のδに代入するとε0=0ppm、
となる。よって、湿度吸湿による表裏伸縮差の変化は、
−300ppm〜+300ppmであり、この結果を数
3に代入することによって、湿度吸湿によるフロントシ
ート1の反りの変化は、−4.67mm(−300pp
m)〜+4.67mm(+300ppm)となる。この
反りの結果と、前述した、予め9mm凸のアニールをし
たフレネルシート2の湿度吸湿による反りの変化量;
6.81mm〔移動量;−2.19mm〕(−300p
pm)〜10.50mm〔移動量;+1.50mm〕
(+300ppm)(アニールの影響によって前傾角の
影響は無い。よって、前傾角1.5°の場合と同じ。)
とを突き合わせると、フロントシート1の反りの出射側
での最大量は、4.67mmで、フレネルシート2の反
りの出射側での最小量は、6.81mmである。従っ
て、フレネルシート2の反りの量が、フロントシート1
の反りの量より常に大きく、常にフレネルシート2が、
フロントシート1を押すことになり、両シートは、常に
密着する。よって、フロントシート1の移動量も、フレ
ネルシート2の移動量で置き換えられ、移動量の許容値
の±2.2mm以内を満たし、色ずれを1画素以内にす
るという要請を満足する。
【0060】本発明の第三の実施例で、フロントシート
1のカーテン状のしわを防止する目的で、第一の実施例
で示したように、フロントシート1の上辺の接着片3
を、接着前に乾燥状態にして、体積を最縮小させ、一
方、常湿度で保管されたフロントシート1に接着させ
る。そして仮に、スクリーンASS時で湿度60%で、
アクリルにおける吸湿による線膨張率を、500ppm
/10%として伸びを計算すると、乾燥後接着した接着
片3の吸湿後の伸びは 500ppm/10%×60%=3000ppm となる。これに対してフロントシート1が最低20%の
湿度で放置されていたとすると吸湿後の伸びは、 500ppm/10%×40%=2000ppm と、接着片3に比べ、少ない伸びの量となる。また、仮
に、接着片3の吸湿の速度が遅れても、数日後には、接
着片3もフロントシート1も同じ湿度になるので、その
湿度に至るまでの湿度変化量がより大きな、接着片3の
方が、フロントシート1よりも、伸びようとする力が大
きい。よって以上から、接着片3の方が長くなろうとし
て、フロントシート1を左右に引っ張り、カーテン状の
しわの発生を防止する。なお、部分的なしわやふくれに
対しては、第一の実施例で示したばねで対策する。
1のカーテン状のしわを防止する目的で、第一の実施例
で示したように、フロントシート1の上辺の接着片3
を、接着前に乾燥状態にして、体積を最縮小させ、一
方、常湿度で保管されたフロントシート1に接着させ
る。そして仮に、スクリーンASS時で湿度60%で、
アクリルにおける吸湿による線膨張率を、500ppm
/10%として伸びを計算すると、乾燥後接着した接着
片3の吸湿後の伸びは 500ppm/10%×60%=3000ppm となる。これに対してフロントシート1が最低20%の
湿度で放置されていたとすると吸湿後の伸びは、 500ppm/10%×40%=2000ppm と、接着片3に比べ、少ない伸びの量となる。また、仮
に、接着片3の吸湿の速度が遅れても、数日後には、接
着片3もフロントシート1も同じ湿度になるので、その
湿度に至るまでの湿度変化量がより大きな、接着片3の
方が、フロントシート1よりも、伸びようとする力が大
きい。よって以上から、接着片3の方が長くなろうとし
て、フロントシート1を左右に引っ張り、カーテン状の
しわの発生を防止する。なお、部分的なしわやふくれに
対しては、第一の実施例で示したばねで対策する。
【0061】以上、本実施例はアクリルシートの実験式
を基にしたが、スチロールシート、ポリカーボシート、
又はこれらを基材とした混合シート、加熱圧着シート等
でも、それぞれの材質に合ったたわみの実験式を用いる
ことによって、上記と同様に計算することができる。
を基にしたが、スチロールシート、ポリカーボシート、
又はこれらを基材とした混合シート、加熱圧着シート等
でも、それぞれの材質に合ったたわみの実験式を用いる
ことによって、上記と同様に計算することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、主に厚さ1mm以下の
フロントシート1を、厚さ1mm以上のフレネルシート
2の上辺で吊し、且つ表裏伸縮差変動で反転せず、また
常にシート間の隙間や、フロントシート1の移動量を、
フォーカス不良や色ずれが1画素以内を満たす許容値以
内になるように、厚さ1mm以上のフレネルシート2
を、予め凸アニール処理をすることによって、画質の一
様性に優れ、且つ環境変化に強い透過形高精細化大画面
投写形ディスプレイを提供することができる。また、フ
ロントシート1の上辺に乾燥後接着された接着片3を付
けることによって、フロントシート1の上部のカーテン
状のしわを防ぐことができ、またフロントシート1の左
右、または上下の対角隅にばね張力を付与することによ
って、ごく薄いフロントシート1の部分的なふくれを無
くすことができる。
フロントシート1を、厚さ1mm以上のフレネルシート
2の上辺で吊し、且つ表裏伸縮差変動で反転せず、また
常にシート間の隙間や、フロントシート1の移動量を、
フォーカス不良や色ずれが1画素以内を満たす許容値以
内になるように、厚さ1mm以上のフレネルシート2
を、予め凸アニール処理をすることによって、画質の一
様性に優れ、且つ環境変化に強い透過形高精細化大画面
投写形ディスプレイを提供することができる。また、フ
ロントシート1の上辺に乾燥後接着された接着片3を付
けることによって、フロントシート1の上部のカーテン
状のしわを防ぐことができ、またフロントシート1の左
右、または上下の対角隅にばね張力を付与することによ
って、ごく薄いフロントシート1の部分的なふくれを無
くすことができる。
【図1】従来の投写形ディスプレイ及び従来の透過形ス
クリーンの代表例の説明図。
クリーンの代表例の説明図。
【図2】本発明の凸状アニールを用いた透過形スクリー
ンの説明図。
ンの説明図。
【図3】スクリーンの組立説明図。
【図4】たわみ実験式をグラフ化した特性図。
【図5】表裏伸縮差によるたわみの説明図。
【図6】表裏伸縮差によるたわみの計算式をグラフ化し
た特性図。
た特性図。
【図7】表裏伸縮差によるたわみの計算式をグラフ化し
た特性図。
た特性図。
1…フロントシート、 2…フレネルシート、 3…接着片、 4…ばね、 11…投写源、 12…投写レンズ、 13…透過形スクリーン、 14…フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 祥二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 岩原 幸明 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 坂本 修一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報映像事業部内
Claims (4)
- 【請求項1】透過型スクリーンにおいて、観視者側に配
置され、少なくとも第一のシートと、投写源側に配置さ
れる第二のシートによって構成され、前記第一のシート
の厚さを1mm以下とし、前記第二シートの厚さを1m
m以上とし、前記第一のシートを上辺部で吊し、前記第
二のシートをアニールして予め観視者側へ凸状に反らせ
て、前記第二のシートが第一のシートを観視者側へ押し
て両者を常に突き合わせるように構成して、しわやふく
れの発生を防止し、前記第二のシートの表裏伸縮差変動
が±300ppm以内で発生する反りによって生じる、
前記第一のシートの初期の位置からの前後方向の移動量
による画面上の3色間の色ずれが1画素以内になるよう
に、厚さに対応して第二のシートのアニール反り量を設
定して、フォーカス不良、色ずれを防止したことを特徴
とする大画面投写形ディスプレイ。 - 【請求項2】請求項1において、前記第一のシートには
少なくとも左右方向に張力を付与し、前記第二のシート
面を突き返すようにして、前記第二シートの初期アニー
ルによる反り量を減少させる方向に働かせ、前記第一の
シートと前記第二のシートの密着性を増加させる大画面
投写形ディスプレイ。 - 【請求項3】請求項1において、前記第一のシートの伸
縮を妨害する上辺吊し部の接触部にかかる摩擦力に打ち
勝つため、前記第一のシートの左右に摩擦力以上の張力
を付与するように構成して、部分的なふくれの発生を防
止した大画面投写形ディスプレイ。 - 【請求項4】請求項1において、前記第一のシートを上
部で吊す為に設けた前記第一のシートの上辺の接着片を
乾燥状態にした後、前記第一のシートに接着するように
構成して、前記第一のシートのカーテン状のしわを防止
した大画面投写形ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263436A JPH08122923A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 大画面投写形ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263436A JPH08122923A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 大画面投写形ディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08122923A true JPH08122923A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17389483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6263436A Pending JPH08122923A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 大画面投写形ディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08122923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005103815A1 (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | フレネルレンズシート、透過型スクリーン及び背面投射型表示装置 |
JP2011018041A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-27 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | オーバーヘッドプロジェクタ |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6263436A patent/JPH08122923A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005103815A1 (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | フレネルレンズシート、透過型スクリーン及び背面投射型表示装置 |
US7453638B2 (en) | 2004-04-26 | 2008-11-18 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Fresnel lens sheet, rear projection screen, and rear-projection-type display |
JP2011018041A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-27 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | オーバーヘッドプロジェクタ |
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