JPH08122915A - 一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構 - Google Patents

一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構

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Publication number
JPH08122915A
JPH08122915A JP25396194A JP25396194A JPH08122915A JP H08122915 A JPH08122915 A JP H08122915A JP 25396194 A JP25396194 A JP 25396194A JP 25396194 A JP25396194 A JP 25396194A JP H08122915 A JPH08122915 A JP H08122915A
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JP
Japan
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mirror
movable
drive
lens reflex
reflex camera
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JP25396194A
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Inventor
Motoaki Kobayashi
素明 小林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転駆動源により駆動される一眼レフレック
スカメラのミラー駆動機構において、ミラー駆動のショ
ックを低減することができる、簡単な構成で高い精度の
一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構を提供する。 【構成】 ファインダ観察位置と露光退避位置とに回動
可能に軸支されたミラー1と、このミラー1をファイン
ダ観察位置へ向けて付勢するダウンばね3と、上記ミラ
ー1と同軸で一体に回動可能に配設された可動レバー8
と、この可動レバー8に当接するピン10を有するとと
もに上記ミラー1の揺動軸4と平行に設けられた軸を中
心に回転し上記ピン10により上記可動レバー8を上記
ダウンばね3の付勢力に抗して露光退避位置へ作動させ
さらに再びファインダ観察位置へ上記可動レバー8をダ
ウンばね3の付勢力を受けつつ復帰させる駆動ディスク
9と、この駆動ディスク9を駆動する超音波モータ12
とを備えた一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフレックスカメ
ラのミラー駆動機構、より詳しくは、回転駆動源により
駆動される一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように一眼レフレックスカメラの
ミラーは、一般に、撮影前にはファインダ観察位置にあ
って撮影者が撮影レンズからの像を観察でき、撮影時に
は撮影レンズからフィルム面へ至る光路内から退避して
露光退避位置となり、フィルムの露光が終了すると再び
ファインダ観察位置へ復帰するクイックリターンミラー
方式が採用されている。
【0003】このような一眼レフレックスカメラのミラ
ーの駆動は、ばねの蓄勢力を利用して行うものが広く一
般的である。このようにばねを用いた機構の場合には、
退避位置や復帰位置に当付部材を設けて、この当付部材
にミラーを当接して停止させるようにしている。
【0004】しかしながら、蓄勢したばねの開放力で駆
動すると、その当て付き時に衝突のショックが発生して
しまう。このショックは撮影時にカメラボディ全体を揺
らすために、露光時の手ぶれの原因となる。特に退避時
におけるミラーの当付部材への当接は、その直後にフィ
ルムへの露光がなされるために手ぶれの影響が大きくな
ってしまう。
【0005】この難点を解決するための従来例として
は、例えば特公昭58−53323号公報に、下降付勢
されたミラーを往動により跳ね上げ復動により下降を許
容するミラー跳上手段と、制御用可動部を有するエアダ
ンパーとを設け、エアダンパーをミラー跳上手段に連動
させて制動をかけることによりショックを低減する技術
手段が記載されている。
【0006】また、特開平5−273643号公報に
は、撮影に際して、撮影光路外に退避するミラーとは逆
の方向に、ほぼ同時に起動し停止する釣合錘を設け、こ
の釣合錘の質量をミラーよりも大きくしてその運動距離
を該ミラーよりも短くなるようにして、ショックを相殺
するように構成されたカメラの防振装置が記載されてい
る。
【0007】一方、ばねの蓄勢力を用いることなくミラ
ーを駆動する手段としては、回転駆動源たるモータによ
ってミラーを駆動するというものも提案されている。
【0008】このようなモータによるミラー駆動の例と
しては、特開平4−127135号公報に、モータの中
でも静粛性と制御性の高さという優れた特徴を有する超
音波モータを用いてミラー駆動を制御し、ショックを低
減する技術手段が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭58−53323号公報や特開平5−273643
号公報に記載されているものでは、どちらの手段も部品
数が増えて機構を簡易化するのが難しい上に、その効果
を発揮させるためには部品精度を上げたり、組み付け時
の細かな調整が必要になり、スペースをとってしまった
り、コストが上がってしまうという問題点を有してい
た。
【0010】また、上記特開平4−127135号公報
に記載の手段は、超音波モータの制御性の高さのみでミ
ラー駆動のショック低減を行おうとするものであるため
に、他の電磁モータを適用することは不可能である。さ
らに、ファインダ観察位置におけるミラーの角度につい
ては大変厳しい精度が必要であるが、該公報に記載の技
術手段案ではこのミラーの角度が超音波モータの停止精
度で決まってしまい、現実的な製品とした場合には精度
面で機能を満足するのが困難である。加えて、ミラー部
と駆動部が直結された構成となっているので、例えばカ
メラの使用者が誤って、あるいは故意にミラー部を手で
動かそうとした場合には、超音波モータはその停止状態
における保持トルクが大きいために(通常1kgfcm以
上)、ミラーが破壊される可能性もあるなどの難点もあ
る。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、回転駆動源により駆動される一眼レフレックスカ
メラのミラー駆動機構において、ミラー駆動のショック
を低減することができる、簡単な構成で高い精度の一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による一眼レフレックスカメラのミラー駆
動機構は、回転駆動源により駆動される一眼レフレック
スカメラのミラー駆動機構において、ファインダ観察位
置と露光退避位置とに回動可能に軸支された可動ミラー
と、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ向け付勢す
る付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体に回動可能
に配設された可動レバーと、上記可動レバーに当接する
当接部を有するとともに上記可動ミラーの回転軸と平行
に設けられた軸を中心に回転し上記当接部により上記可
動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗して露光退避位置
へ作動させさらに再びファインダ観察位置へ上記可動レ
バーを付勢手段の付勢力を受けつつ復帰させる駆動ディ
スクと、上記駆動ディスクを駆動する回転駆動源とを備
えている。
【0013】また、本発明による一眼レフレックスカメ
ラのミラー駆動機構は、回転駆動源により駆動される一
眼レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファ
インダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支され
た可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置
へ向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一
体に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバ
ーに当接する当接部を有するとともに上記可動ミラーの
回転軸と平行に設けられた軸を中心に回転し上記当接部
により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗して
露光退避位置へ作動させさらに再びファインダ観察位置
へ上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつつ復帰さ
せる駆動ディスクと、上記駆動ディスクを駆動する回転
駆動源と、上記駆動ディスクの回転角を検出する第1の
検出手段と、上記可動ミラーの回転角を検出する第2の
検出手段と、上記第1の検出手段および第2の検出手段
の信号に基づき上記回転駆動源の駆動制御を行う制御回
路とを備えている。
【0014】さらに、本発明による一眼レフレックスカ
メラのミラー駆動機構は、撮影前に上記駆動ディスクの
駆動回転方向を選択可能としこの回転方向を切り換える
切換手段を有している。
【0015】
【作用】本発明による一眼レフレックスカメラのミラー
駆動機構は、可動ミラーがファインダ観察位置と露光退
避位置とに回動し、付勢手段が上記可動ミラーをファイ
ンダ観察位置へ向け付勢し、可動レバーが上記可動ミラ
ーと同軸で一体に回動し、駆動ディスクが当接部により
上記可動レバーに当接するとともに上記可動ミラーの回
転軸と平行に設けられた軸を中心に回転し上記当接部に
より上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗して露
光退避位置へ作動させさらに再びファインダ観察位置へ
上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつつ復帰さ
せ、回転駆動源が上記駆動ディスクを駆動する。
【0016】また、本発明による一眼レフレックスカメ
ラのミラー駆動機構は、可動ミラーがファインダ観察位
置と露光退避位置とに回動し、付勢手段が上記可動ミラ
ーをファインダ観察位置へ向け付勢し、可動レバーが上
記可動ミラーと同軸で一体に回動し、駆動ディスクが当
接部により上記可動レバーに当接するとともに上記可動
ミラーの回転軸と平行に設けられた軸を中心に回転し上
記当接部により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力
に抗して露光退避位置へ作動させさらに再びファインダ
観察位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつ
つ復帰させ、回転駆動源が上記駆動ディスクを駆動し、
第1の検出手段が上記駆動ディスクの回転角を検出し、
第2の検出手段が上記可動ミラーの回転角を検出し、制
御回路が上記第1の検出手段および第2の検出手段の信
号に基づき上記回転駆動源の駆動制御を行う。
【0017】さらに、本発明による一眼レフレックスカ
メラのミラー駆動機構は、切換手段が撮影前に上記駆動
ディスクの駆動回転方向を選択可能としこの回転方向を
切り換える。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図5は本発明の第1実施例を示したもの
であり、図1は一眼レフレックスカメラのミラー駆動機
構を示す斜視図である。
【0019】可動ミラーたるミラー1は、撮影レンズか
らの像を図示しないファインダ光学系へ反射するもので
あり、ミラー枠2に取り付けられている。
【0020】このミラー枠2は、回転軸としての揺動軸
4周りに回動可能に支持されていて、この揺動軸4の近
傍には所定の範囲にスリット部が穿設された略扇状のミ
ラースリット17が設けられ、このミラースリット17
を挟み込むようにして第2の検出手段たるミラーエンコ
ーダ16が配設されている。
【0021】さらに上記ミラー枠2の揺動軸4の近傍か
らは、ミラー柱6が該揺動軸4にほぼ平行に突設されて
いる。
【0022】上記揺動軸4にはトーションばねでなる付
勢手段たるダウンばね3の巻回部が挿通されていて、一
方の腕をカメラ本体等に固設された固定柱5に、他方の
腕を上記ミラー柱6に掛けることにより、ミラー1をフ
ァインダ観察位置に向かう方向に付勢している。
【0023】そして、図1に示す状態が、該ダウンばね
3の付勢力によってミラー1がファインダ観察位置にあ
る状態であり、このときには、付勢力を受けたミラー枠
2がミラー当付柱7に当接して停止するようになってい
る。
【0024】すなわちこのミラー当付柱7は、ミラー枠
2のミラー1が撮影レンズからの像をファインダ光学系
へ反射する角度になるように調整されて設けられてい
る。
【0025】上記揺動軸4には可動レバー8が揺動可能
に軸支されていて、この可動レバー8はミラー柱6に貫
通されている。これにより可動レバー8は、ミラー枠2
と一体に揺動するようになっている。
【0026】この可動レバー8の一側面はミラー1が揺
動するときの摺動面8aとなっていて、駆動ディスク9
から突設されたピン10に当接して摺動するようになっ
ている。
【0027】上記駆動ディスク9は、周面にギヤーが刻
設された円盤部材でなり、上記揺動軸4と平行な軸周り
に回動可能となっている。この駆動ディスク9が回転す
ることにより、摺動面8aに可動レバー8が当接して揺
動し、この可動レバー8と一体的にミラー1が揺動する
ようになっている。
【0028】該駆動ディスク9は、ギヤー11a,11
b,11cを介して回転駆動源たる超音波モータ(以
下、USMと省略する。)12に連結され、回転力を得
るようになっている。
【0029】なお、上述のギヤー11bとギヤー11c
は、図示の例では、かさ歯車によって回転軸の向きを変
えるように構成されているが、これは一眼レフレックス
カメラの機構配置上望ましい位置にUSM12を設置し
た一例であり、駆動源の配置および駆動源と駆動ディス
クとの駆動力伝達手段は、本発明においてはこのような
実施例に限定されるものではない。
【0030】上記USM12は、一般に知られるように
駆動音が静かであり、駆動制御による高い応答性を有す
るという優れた特徴を備えている。また、停止時におい
ては、保持トルクが大きいことも特徴である。
【0031】このUSM12は、図示しない駆動制御回
路に電気的に接続されて回転制御されるようになってい
る。
【0032】上記ギヤー11cは、そのかさ歯車部によ
り駆動ディスク9側へ駆動力を伝達するようになってい
るとともに、その周面には平歯車部が設けられていて、
この平歯車部はギヤー11dに噛合している。
【0033】このギヤー11dには、軸15を介してス
リット盤14が回動一体に取り付けられていて、このス
リット盤14は、等角度ピッチで複数のスリット孔が穿
設された円盤状の部材である。
【0034】このスリット盤14の近傍には、該スリッ
ト盤14をその投光部と受光部の間に挟むようにして、
第1の検出手段たるモータエンコーダ13が設置されて
いる。
【0035】このモータエンコーダ13は、スリット盤
14のスリット孔でない部分が位置して投光部と受光部
の間を遮ることにより投光部からの光が受光部へ届かな
いときと、スリット盤14のスリット孔が位置して遮る
ものがなく投光部からの光が受光部へ届くときとで、異
なった電気信号を発するフォトインタラプタ(以下、P
Iと省略する。)を用いてなる。
【0036】上記USM12が回転すると、そのモータ
軸に取り付けられたギヤー11cからギヤー11dへ回
転が伝わってスリット盤14が回転し、その回転角に応
じてモータエンコーダ13から信号が発せられ、この信
号は駆動制御回路へ入力されるようになっている。この
ようにして、モータエンコーダ13は、USM12の回
転を検出するために設けられている。
【0037】駆動制御回路には、上記ミラーエンコーダ
16からの信号も入力されるようになっていて、このミ
ラーエンコーダ16は、モータエンコーダ13と同様に
構成されたPIでなり、ミラー枠2に取り付けられたミ
ラースリット17の揺動により信号を発するものであ
る。
【0038】上記ミラースリット17は、ミラー枠2が
ファインダ観察位置にあるときと露光退避位置にあると
きは遮光部がミラーエンコーダ16の受光部を遮り、両
位置の間にミラー枠2の揺動角度位置があるときはスリ
ット部によりミラーエンコーダ16の投光部からの光を
受光部へ導くようになっている。
【0039】次に、図2はミラー駆動機構の要部を示す
側面図であり、この図2を参照してミラー1を駆動する
ときの作用について説明する。
【0040】撮影レンズからの像をファインダ光学系へ
反射するファインダ観察位置においては、ミラー枠2
は、ダウンばね3の付勢力によってミラー当付柱7に当
接して静止している。
【0041】このとき駆動ディスク9上のピン10は、
可動レバー8の当接面8aに当て付く手前の符号Aで示
す位置で静止している。このようにピン10の外周と当
接面8aの間にわずかな隙間を持たせているのは、ミラ
ー枠2の静止位置をミラー当付柱7に決めさせるためで
ある。
【0042】USM12を駆動開始すると、ギヤー11
c,11b,11aを介して駆動ディスク9が図2中反
時計周りに回転する。
【0043】そしてピン10は、符号Bに示す位置に達
したところで可動レバー8の当接面8aに当て付き、そ
の後、駆動ディスク9がさらに回転することで該当接面
8aに当接して摺動しながら、ダウンばね3の付勢力に
抗して可動レバー8および一体揺動するミラー枠2を露
光退避位置へ向けて押し上げていく。
【0044】そして、符号Cに示す位置までピン10が
達したところで、ミラー枠2は撮影レンズから入射して
フィルムへ到達する光束の最も高い位置Zまで退避し、
つまりこの符号Cに示す位置になればミラー1が撮影光
束を遮ることはない。
【0045】さらに駆動ディスク9を回転させると、ピ
ン10の上死点である符号Dに示す位置に達する。この
上死位置で駆動ディスク9の回転を停止させれば、ミラ
ー1が露光退避位置に保たれる。
【0046】本実施例では回転駆動源としてUSM12
を用いているので、その応答性の高さから、ピン10が
符号Dに示す位置にくるところで正確に停止することが
できる。
【0047】なお、回転駆動源として電磁モータを用い
た場合でも、駆動制御回路とモータエンコーダ13とミ
ラーエンコーダ16によって、ピン10を符号Dに示す
位置へ同様に正確に停止させることはもちろん可能であ
る。
【0048】また、正確に符号Dに示す位置で止まらな
い場合でも、符号C〜D〜Eで示す角度範囲内にピン1
0を停止させれば、ミラー枠2は撮影レンズからの光線
から退避する状態となるので、許容範囲が広いものとな
っている。
【0049】その後、図示しないシャッタ手段が駆動さ
れてフィルムへの露光動作が行われる。露光が終了した
ら、退避位置にあるミラー枠2をファインダ観察位置へ
復帰させる動作に入る。
【0050】露光終了時にはピン10は符号Dに示す位
置にある。再びUSM12を駆動すると駆動ディスク9
が反時計周りに回転し、ピン10が符号Fに示す位置に
達したところでミラー枠2はミラー当付柱7に当接す
る。
【0051】さらに駆動ディスク9を回転させ、下死位
置Aにピン10が達したところでUSM12の駆動を停
止する。
【0052】以上のように、駆動ディスク9の1回転に
より、ミラー1の揺動の1サイクルが構成される。
【0053】図3は、USM12を一定の回転速度で駆
動させた場合のミラー1の先端位置の変化を示してい
る。
【0054】波形を見ると明らかなように、ミラー1が
露光退避位置に近づくにつれて、その変化量が小さくな
っている。つまり、ミラー1が撮影光束から退避した状
態(MU状態)では、駆動ディスク9の回転角に対する
ミラー1の先端位置の変化が緩やかになっている。
【0055】上記図3に示した作用をミラー1の先端の
速度変化という観点から見ると、図4に示すようなもの
となる。
【0056】この図4は、ミラー1が退避を開始すると
徐々に加速して、一旦最高速度に達した後、上死点(図
示の例では、駆動ディスク9の回転角が略1.28πに
なったところが上死点になっている。)に近づく退避終
了付近では徐々に減速していくことを示している。
【0057】従って、駆動ディスク9を一定速度で回転
させた場合には、ミラー枠2は、その露光退避位置の手
前から終了まで減速されながら駆動されることが明らか
である。従って、ミラー1が揺動して退避するときのシ
ョックや音が低減されることになる。
【0058】また、露光退避位置からファインダ観察位
置へ復帰する際も、退避方向への駆動に比べてその効果
は少ないものの、同様の減速効果を得ることができる。
【0059】写真撮影の際には、ミラー駆動によるショ
ックは手ぶれを引き起こす要因となるが、その影響の度
合は、露光終了後のミラー復帰のときよりも露光直前の
退避時の方が大きいために、このような構成はより一層
効果的である。
【0060】駆動ディスク9は、図示しない駆動制御回
路によりUSM12が駆動されることで回転するが、そ
の流れについて図5のフローチャートに沿って説明す
る。
【0061】レリーズスイッチがオンされると(ステッ
プS1)、駆動制御回路がUSM12の駆動を開始する
(ステップS2)。これと同時にモータエンコーダ13
とミラーエンコーダ16からの信号を入力してUSM1
2を定速回転させ(ステップS3)、モータエンコーダ
13からのパルスをカウントする。
【0062】駆動制御回路には、USM12の定速駆動
を終了して減速制御駆動を開始するタイミングとなるカ
ウント数が記憶されている。そして、モータエンコーダ
13からのカウントが記憶されたカウント数に達すると
(ステップS4)、駆動制御回路がUSM12の減速制
御を開始する(ステップS5)。
【0063】駆動ディスク9上のピン10が符号Dで示
す位置である上死点へ来たところで、ミラーエンコーダ
16に対向するミラースリット17の部分が、スリット
部から遮光部へ回転することによって、該ミラーエンコ
ーダ16からの信号が反転する(ステップS6)。この
信号を受けた駆動制御回路が、USM12の駆動を停止
する(ステップS7)。
【0064】以上はファインダ観察位置から露光退避位
置への退避動作について説明したが、露光退避位置から
ファインダ観察位置への復帰動作に関しても全く同様の
制御を行う。この復帰動作の場合には、USM12の駆
動開始を、フィルムへの露光が終了したことによって発
生する信号によって行うようにする。
【0065】ただし、上述のように復帰時の方が退避時
に比べて駆動ディスク9の回転角が小さくミラー枠2の
速度が速いので、減速開始のモータエンコーダ13のパ
ルスのカウント数と減速制御はこれに合わせて設定する
ものとする。
【0066】こうして減速制御された駆動ディスク9
は、ミラー1の復帰時はピン10が符号Aで示す位置に
達したところで停止する。
【0067】このような第1実施例によれば、駆動ディ
スクを定速度で回転させればミラーが露光退避位置付近
またはファインダ観察位置付近で減速されるので、簡単
な機構的構成だけでミラー駆動ショックを低減すること
ができる。
【0068】さらに、回転駆動源としてモータ、特に上
述では超音波モータを用いているので、駆動制御回路に
よって回転速度を制御することが可能であり、駆動源自
体でのショック低減効果も加えられ、相乗効果によって
より大きなショック低減効果を得ることができる。
【0069】図6,図7は本発明の第2実施例を示した
ものである。この第2実施例において、上述の第1実施
例と同様である部分については説明を省略し、主として
異なる点についてのみ説明する。
【0070】この第2実施例の各構成要素については、
上述の第1の実施例とほぼ同様であるが、可動レバーの
形状を異なるものとしている。
【0071】すなわち、図6に示すように、可動レバー
18の摺動面18aを揺動軸4に近い部分は直線に形成
し、先端部に近い部分は曲線に形成して、図示のような
複合形状としたものである。
【0072】この曲線部によってミラー枠2の先端速度
の変化が退避時に図7に示すように2段階での減速が行
われるようになる。すなわち、上死点に到達する前に、
一旦大きく減速し、その後、さらに上死点に向かって再
び減速している。
【0073】このように構成することで、より有効な減
速効果が得られて、ミラー1が退避する際のショックを
低減する度合が上述の第1実施例よりも一層高まる。
【0074】このような第2実施例によれば、上述の第
1実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、例えばU
SMに比べて制御性の劣る電磁モータを用いる場合に、
駆動ディスクの減速制御がUSMに比べ大まかなものと
なったとしても、制御性の良いUSMを使用した場合と
ほぼ同等のミラー退避ショックを低減する効果を得るこ
とができる。
【0075】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例において、上述の第1,第2実施例
と同様である部分については説明を省略し、主として異
なる点についてのみ説明する。
【0076】この第3実施例の構成は、上述の第1また
は第2実施例の構成に、USM12の駆動方向を切り換
えるための図示しない切換手段を追加したものであり、
この切換手段は、USM12を制御するための駆動制御
回路に電気的に接続されている。
【0077】次に、この第3実施例の作用は上述の第1
または第2実施例とほぼ同様であるが、相違点を次に説
明する。
【0078】この第3実施例においては、撮影者が切換
手段を操作することにより、駆動ディスク9を図2中時
計周りあるいは反時計周りのいずれの方向に回転させる
かを選択して切り換えることができる。
【0079】まず、駆動ディスク9を図2中反時計周り
方向に回転させる場合は、上述の第1,第2実施例と同
様の作用となる。
【0080】すなわち、ミラー1が露光退避位置に退避
するときは、ダウンばね3の付勢力に抗しなければなら
ず、しかも退避するほどその付勢力が増加することにな
る。従って、上述の第1および第2実施例では、ピン1
0と可動レバー8の当接面8aとの当接が揺動軸4から
遠い位置で行われるようにして、駆動ディスク9の駆動
トルクが少なくて済むようにしている。
【0081】また、ミラー1がファインダ観察位置に復
帰するときには、ダウンばね3の付勢力が回転力の援助
となるので、短い時間で復帰が行われるように、ピン1
0と可動レバー8の当接面8aとの当接が揺動軸4に近
い位置で行われるようにしている。
【0082】こうして、駆動ディスク9を図2中反時計
周りに回転させることにより、ミラーショックおよび音
の低減効果を得ていた。
【0083】一方、駆動ディスク9を図2中時計周り方
向に回転させると、退避行程と復帰行程の駆動ディスク
9の回転角、ミラー枠2の速度が第1および第2実施例
とは反対の関係になるために、上述の原理とは逆にな
り、退避時の負荷が大きくなって、短い時間でファイン
ダ観察位置に復帰する効果はなくなる。
【0084】しかしながら、駆動ディスク9を時計周り
方向に回転させる場合は、回転角当たりのミラー1の揺
動変位量が大きくなるために、ミラー1を退避させるに
要する時間が明らかに短くなる。
【0085】ミラー1の退避時間が短くなれば、レリー
ズスイッチを押してから実際にシャッタがレリーズされ
るまでの時間、すなわち、いわゆるレリーズタイムラグ
が短くなり、シャッタチャンスに強いという利点を有す
る。
【0086】もちろん駆動時には減速制御によりミラー
1が退避したときのショック低減の効果は得られるが、
上述の第1または第2実施例による反時計周りの駆動デ
ィスク9の回転に比べればその効果の度合は小さいもの
となる。
【0087】こうして、上述のようにUSM12の駆動
方向を切り換えるための切換手段を設けたことにより、
撮影者がシャッタチャンスを優先するか、ショックや音
が小さくなることを優先するかによって、該切換手段を
撮影前に切り換えることで、所望の選択を行うことがで
きるようになる。
【0088】切換手段がシャッタチャンスを優先する方
向に切り換えられたときは、駆動制御回路が駆動ディス
ク9を図2中時計周りに回転させて駆動制御を行い、一
方、低ショック・低騒音を優先する方向に切り換えられ
たときは、駆動制御回路が駆動ディスク9を反時計周り
に回転させて駆動制御を行う。
【0089】なお、上述の第1実施例で説明した減速制
御駆動を開始するためのモータエンコーダ13のカウン
ト数や減速制御は、本実施例においては各回転方向ごと
別々に設定されており、それぞれの回転方向について最
適に駆動制御されるようになっていることはいうまでも
ない。
【0090】このような第3実施例によれば、上述の第
1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、シ
ャッタチャンス優先か、低ショック・低騒音優先かを、
駆動ディスクの回転方向を切り換えることにより選択す
ることができる。
【0091】そして、どちらを選択した場合にも、ミラ
ーを退避させた後復帰させる1サイクル動作は、駆動デ
ィスクを一方向に1回転することにより行うことができ
る。この場合には、どちらの優先に切り換えても1サイ
クルを行うに要する時間は同じになり、例えばモータに
よってフィルム給送を行うカメラにこのミラー駆動機構
を適用した場合には、一定時間における撮影コマ数は同
一となる。
【0092】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。この第4実施例において、上述の第1から第3実施
例と同様である部分については説明を省略し、主として
異なる点についてのみ説明する。
【0093】この第4実施例の構成は、上述の第3実施
例の構成とほぼ同様である。
【0094】シャッタチャンス優先の場合は、ミラー1
が露光退避位置に退避するときに駆動ディスク9を図2
中時計周りに回転させ、一方、ファインダ観察位置に復
帰するときに図2中反時計周りに回転させるように駆動
する。すなわち、退避時と復帰時とで、駆動ディスク9
の回転方向が逆になるように構成されている。
【0095】一方、低ショック・低騒音優先の場合は、
ミラー1が露光退避位置に退避するときに駆動ディスク
9を図2中反時計周りに回転させ、一方、ファインダ観
察位置に復帰するときに図2中時計周りに回転させるよ
うに駆動する。
【0096】従って、シャッタチャンス優先の場合は上
述の第3実施例の1サイクルより短い時間で1サイクル
が終了し、一方、低ショック・低騒音優先の場合には第
3実施例の1サイクルよりも長い時間で1サイクルが終
了することになる。
【0097】なお、駆動制御は、各優先、各回転方向ご
とに最適化を行うことはいうまでもない。
【0098】このような第4実施例によれば、上述の第
3実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、シャッタ
チャンス優先時は一定時間における撮影コマ数が多くな
り、低ショック・低騒音優先ではミラー復帰時のショッ
クや音の低減効果が大きくなり、各々の優先機能の効果
がより明確になるという利点を有する。
【0099】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施態様によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0100】(1) 回転駆動源により駆動される一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファイ
ンダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支された
可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ
向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体
に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバー
に当接する当接部を有するとともに、上記可動ミラーの
回転軸と平行に設けられた軸を中心に1回転し、上記当
接部により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗
して露光退避位置へ作動させ、さらに再びファインダ観
察位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつつ
復帰させる駆動ディスクと、上記駆動ディスクを駆動す
る回転駆動源と、を具備することを特徴とする一眼レフ
レックスカメラのミラー駆動機構。
【0101】(2) 回転駆動源により駆動される一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファイ
ンダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支された
可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ
向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体
に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバー
に当接する当接部を有するとともに、上記可動ミラーの
回転軸と平行に設けられた軸中心に1回転し、上記当接
部により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗し
て露光退避位置へ作動させ、さらに再びファインダ観察
位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつつ復
帰させる駆動ディスクと、上記駆動ディスクを駆動する
回転駆動源と、上記駆動ディスクの回転角を検出する第
1の検出手段と、上記可動ミラーの回転角を検出する第
2の検出手段と、上記第1の検出手段および第2の検出
手段の信号に基づき上記回転駆動源の駆動制御を行う制
御回路と、を具備することを特徴とする一眼レフレック
スカメラのミラー駆動機構。
【0102】(3) 回転駆動源により駆動される一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファイ
ンダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支された
可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ
向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体
に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバー
に当接する当接部を有するとともに、上記可動ミラーの
回転軸と平行に設けられた軸を中心に回転し、上記当接
部により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力に抗し
て露光退避位置へ作動させ、さらに再びファインダ観察
位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢力を受けつつ復
帰させる駆動ディスクと、上記駆動ディスクを駆動する
回転駆動源と、上記可動ミラーの回転角を検出する検出
手段と、上記検出手段の信号に基づき上記回転駆動源の
駆動制御を行う制御回路と、を具備することを特徴とす
る一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構。
【0103】(4) 付記2または付記3において、上
記制御回路は、上記可動ミラーのミラーアップおよびミ
ラーダウン位置付近で上記回転駆動源の駆動を減速制御
することを特徴とする一眼レフレックスカメラのミラー
駆動機構。
【0104】(5) 付記1または付記2または付記3
において、さらに、撮影前に、上記駆動ディスクの1回
転駆動の回転方向を選択可能とし、この回転方向を切り
換える切換手段を有することを特徴とする一眼レフレッ
クスカメラのミラー駆動機構。
【0105】(6) 回転駆動源により駆動される一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファイ
ンダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支された
可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ
向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体
に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバー
に当接する当接部を有するとともに、上記可動ミラーの
回転軸と平行に設けられた軸を中心に往復回動し、一方
向の回動により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力
に抗して露光退避位置へ作動させ、さらに他方向の回動
により再びファインダ観察位置へ上記可動レバーを付勢
手段の付勢力を受けつつ復帰させる駆動ディスクと、上
記駆動ディスクを駆動する回転駆動源と、を具備するこ
とを特徴とする一眼レフレックスカメラのミラー駆動機
構。
【0106】(7) 回転駆動源により駆動される一眼
レフレックスカメラのミラー駆動機構において、ファイ
ンダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支された
可動ミラーと、上記可動ミラーをファインダ観察位置へ
向け付勢する付勢手段と、上記可動ミラーと同軸で一体
に回動可能に配設された可動レバーと、上記可動レバー
に当接する当接部材を有するとともに、上記可動ミラー
の回転軸と平行に設けられた軸回りに往復回動し、一方
向の回動により上記可動レバーを上記付勢手段の付勢力
に抗して露光退避位置へ作動させ、さらに他方向の回動
により再びファインダ観察位置へ上記可動レバーを付勢
手段の付勢力を受けつつ復帰させる駆動ディスクと、上
記駆動ディスクを駆動する回転駆動源と、上記駆動ディ
スクの回転角を検出する第1の検出手段と、上記可動ミ
ラーの回転角を検出する第2の検出手段と、上記第1の
検出手段および第2の検出手段の信号に基づき上記回転
駆動源の駆動制御を行う制御回路と、を具備することを
特徴とする一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構。
【0107】(8) 付記6または付記7において、さ
らに、撮影前に、上記駆動ディスクの往復回転駆動の回
動方向を選択可能とし、この回動方向を切り換える切換
手段を有することを特徴とする一眼レフレックスカメラ
のミラー駆動機構。
【0108】(9) 付記1または付記2または付記3
または付記4または付記5または付記6または付記7ま
たは付記8において、上記駆動ディスクの当接部が当接
し、駆動される上記可動レバーの当接面をカム曲線で形
成したことを特徴とする一眼レフレックスカメラのミラ
ー駆動機構。
【0109】(10) 付記1または付記2または付記
3または付記4または付記5または付記6または付記7
または付記8または付記9において、上記駆動ディスク
の当接部による上記可動レバーの駆動の機構は、可動ミ
ラーがミラーアップ終了付近で減速するように構成され
ていることを特徴とする一眼レフレックスカメラのミラ
ー駆動機構。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転駆動源により駆動される一眼レフレックスカメラのミ
ラー駆動機構において、ミラー駆動のショックを低減す
ることができる、簡単な構成で高い精度の一眼レフレッ
クスカメラのミラー駆動機構となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一眼レフレックスカメラ
のミラー駆動機構を示す斜視図。
【図2】上記第1実施例のミラー駆動機構の要部を示す
側面図。
【図3】上記第1実施例において、USMを一定の回転
速度で駆動させた場合のミラーの先端位置の変化を示す
線図。
【図4】上記第1実施例において、USMを一定の回転
速度で駆動させた場合のミラーの先端の速度変化を示す
線図。
【図5】上記第1実施例のミラー駆動機構の退避時の動
作を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2実施例のミラー駆動機構の要部を
示す側面図。
【図7】上記第2実施例において、USMを一定の回転
速度で駆動させた場合のミラーの先端の速度変化を示す
線図。
【符号の説明】
1…ミラー(可動ミラー) 2…ミラー枠 3…ダウンばね(付勢手段) 4…揺動軸(回転軸) 8…可動レバー 9…駆動ディスク 12…超音波モータ(回転駆動源) 13…モータエンコーダ(第1の検出手段) 16…ミラーエンコーダ(第2の検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動源により駆動される一眼レフレ
    ックスカメラのミラー駆動機構において、 ファインダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支
    された可動ミラーと、 上記可動ミラーをファインダ観察位置へ向け付勢する付
    勢手段と、 上記可動ミラーと同軸で一体に回動可能に配設された可
    動レバーと、 上記可動レバーに当接する当接部を有するとともに、上
    記可動ミラーの回転軸と平行に設けられた軸を中心に回
    転し、上記当接部により上記可動レバーを上記付勢手段
    の付勢力に抗して露光退避位置へ作動させ、さらに再び
    ファインダ観察位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢
    力を受けつつ復帰させる駆動ディスクと、 上記駆動ディスクを駆動する回転駆動源と、 を具備することを特徴とする一眼レフレックスカメラの
    ミラー駆動機構。
  2. 【請求項2】 回転駆動源により駆動される一眼レフレ
    ックスカメラのミラー駆動機構において、 ファインダ観察位置と露光退避位置とに回動可能に軸支
    された可動ミラーと、 上記可動ミラーをファインダ観察位置へ向け付勢する付
    勢手段と、 上記可動ミラーと同軸で一体に回動可能に配設された可
    動レバーと、 上記可動レバーに当接する当接部を有するとともに、上
    記可動ミラーの回転軸と平行に設けられた軸を中心に回
    転し、上記当接部により上記可動レバーを上記付勢手段
    の付勢力に抗して露光退避位置へ作動させ、さらに再び
    ファインダ観察位置へ上記可動レバーを付勢手段の付勢
    力を受けつつ復帰させる駆動ディスクと、 上記駆動ディスクを駆動する回転駆動源と、 上記駆動ディスクの回転角を検出する第1の検出手段
    と、 上記可動ミラーの回転角を検出する第2の検出手段と、 上記第1の検出手段および第2の検出手段の信号に基づ
    き上記回転駆動源の駆動制御を行う制御回路と、 を具備することを特徴とする一眼レフレックスカメラの
    ミラー駆動機構。
  3. 【請求項3】 さらに、撮影前に、上記駆動ディスクの
    駆動回転方向を選択可能とし、この回転方向を切り換え
    る切換手段を有することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の一眼レフレックスカメラのミラー駆動機
    構。
JP25396194A 1994-10-19 1994-10-19 一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構 Pending JPH08122915A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030498A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Sigma Corp 一眼レフカメラのクイックリターン機構
JP2012226153A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Canon Inc カメラ
JP2016009123A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 キヤノン株式会社 撮像装置

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