JP3206761B2 - ミラー反転機構 - Google Patents

ミラー反転機構

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JP3206761B2
JP3206761B2 JP27585091A JP27585091A JP3206761B2 JP 3206761 B2 JP3206761 B2 JP 3206761B2 JP 27585091 A JP27585091 A JP 27585091A JP 27585091 A JP27585091 A JP 27585091A JP 3206761 B2 JP3206761 B2 JP 3206761B2
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mirror
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pulse motor
motor
control
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卓郎 寺本
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Kowa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミラー反転機構、特に揺
動支持されたミラーの停止位置を選択することによりミ
ラー反射角度を切り換えるミラー反転機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線TV装置用の光学系など
において、図2、図3に示すように主光学系15の光を
スチルカメラ13、あるいはTVカメラ14の方向に偏
向させるミラー11が用いられている。図2はミラー1
1がTVカメラ14の方向に、また図3はスチルカメラ
13の方向に向けられている状態を示す。このようなミ
ラー11の反転は、モータ12Aによってミラー11を
揺動させることにより行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4はミラー11の駆
動の様子を示している。ミラー11とモータ12Aは直
結、あるいは所定の駆動系を介して機械的に結合されて
おり、クリックやストッパ、あるいは摩擦クラッチなど
を用いた位置決め制御によってミラー11の位置を決定
している。
【0004】図4において符号Mはミラー11の停止位
置を示しており、図の上段に示した方法では、ミラーの
軸をミラー停止位置Mにおいてクリックによって固定
し、モータ12Aの駆動をミラー停止位置Mの少し手前
でリミットスイッチなどを作動させると同時にゼネバス
トップなどを用い、ミラー軸とモータ軸の機械的な結合
を外す。
【0005】この構成では、ミラーの位置決めはクリッ
クによって行なわれ、モータ12Aはミラー停止位置M
を通り過ぎてもいくらか惰性で回るが、ミラー位置には
影響しない。
【0006】図4の下部に示した制御では、ミラー停止
位置Mにミラー軸を強制的に停止させるストッパを設け
てミラー11を停止させる。また、モータ12Aはその
位置、または少し手前でリミットスイッチなどを作動さ
せることによって停止させる。
【0007】ミラー回転軸とモータ軸は摩擦クラッチを
介して結合しておくことによって、ミラー停止時の衝撃
と惰性によるモータの回転はこの摩擦クラッチが吸収す
る。ミラーの停止位置はソレノイドなどを用いて、停止
位置においてミラー軸に結合した制御部材などにピンを
差し込むことによって固定する。
【0008】以上のように、従来構成はモータを用い、
クリック、ストッパなどによるミラー停止位置制御手段
の他、モータ軸とミラー軸の機械的結合を制御する部材
が必要で、複雑高価であり、また機械的な摩擦部位が多
いために耐久性がよくない、あるいは機械的制御手段を
多く含んでおり、作業時の衝撃が大きいなどの問題があ
り、またこのためにミラー11の揺動を高速に行なうこ
とができず、騒音が大きいなどの問題がある。
【0009】本発明の課題は、以上の問題を解決し、簡
単安価で耐久性に優れ、低衝撃で静粛かつ高速に動作可
能で高精度なミラー位置決めを行なえるミラー反転機構
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、揺動支持されたミラーの停止
位置を選択することによりミラー反射角度を切り換える
ミラー反転機構において、ミラーの停止位置を決定する
クリック機構と、ミラーを揺動駆動するパルスモータ
と、前記パルスモータを初期ミラー停止位置から目標ミ
ラー停止位置近傍までの揺動角度にほぼ相当するパルス
数分だけ駆動した後、目標ミラー停止位置近傍において
パルスモータの駆動を解除し、前記クリック機構により
目標ミラー停止位置において前記ミラーを停止させる制
御手段を有する構成を採用した。
【0011】
【作用】以上の構成では、ミラーの駆動はパルスモータ
を用いて開ループにより行なわれ、停止位置はクリック
機構により制御される。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
【0013】図1は本発明を採用したミラー反転機構の
構造を示している。同図では、ミラーおよび光学系の図
示は省略されている。図において符号18は図2あるい
は図3に示したようなミラーの回転軸で、符号A、Bで
示した2つの回転停止位置を有し、停止位置A、B間の
回転角はθとする。
【0014】ミラー軸18は必要に応じて駆動部17を
介して、あるいは直結によってパルスモータ12Bと結
合される。パルスモータ12Bの回転駆動は制御部25
によって制御される。制御部25に接続されたスイッチ
26はA、Bの2つのミラー停止位置への反転を制御す
るもので、X線写真撮影のレリーズボタンに連動して制
御される。
【0015】ミラー軸18にはミラーの揺動位置を制御
するための制御板19が取り付けられている。制御板1
9はクリック20を有しており、クリック20はミラー
停止位置A、Bに相当する制御板19の回転位置におい
て凹部21、22と係合可能となっている。
【0016】本実施例においては、パルスモータ12B
を用いており、停止位置AないしB間でのモータ反転制
御においては、制御部25によってミラー回転角θにほ
ぼ相当するパルス数分だけパルスモータ12Bを駆動す
る。
【0017】これによって、停止位置A、Bあるいはそ
のわずか手前においてパルスモータ12Bの励磁が停止
される。停止位置A、Bにおいてクリック20は凹部2
1ないし22と係合し、ミラーの揺動位置を決定する。
【0018】クリック20による位置決め時には、パル
スモータ12Bの励磁は停止される。ミラーの加速度制
御上、動作騒音条件上、必要であれば、あるいは、停止
位置の精度上必要であれば、パルスモータ12Bの起動
期間、および停止期間において、制御部25によりスロ
ースタート/スローストップ制御を行なう。
【0019】以上の構成によれば、モータ軸およびミラ
ー軸の機械的結合を制御する素子を必要とせず、またク
リックによる位置決めが可能であり、構造が非常に簡単
安価ですむ。また、機械的な摩擦部位が少ないため、耐
久性にきわめて優れている。さらに、機械的結合の制御
部材、あるいはミラーの回転を強制的に停止させるスト
ッパ部材などがないため衝撃が少なく、このため騒音も
少ないし、従来装置よりも高速なミラー位置制御を行な
えるようになる。
【0020】また、従来構成と違ってパルスモータによ
る開ループ制御を用いるため、モータの回転角を制御す
るリミットスイッチなどのセンサが不要であり、停止位
置ないしその近傍までのミラーの駆動をきわめて高精度
に行なえ、クリックのみによる簡単な構成で位置決めを
正確に行なえるという優れた効果がある。
【0021】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、揺動支持されたミラーの停止位置を選択することに
よりミラー反射角度を切り換えるミラー反転機構におい
て、ミラーの停止位置を決定するクリック機構と、ミラ
ーを揺動駆動するパルスモータと、前記パルスモータを
初期ミラー停止位置から目標ミラー停止位置近傍までの
揺動角度にほぼ相当するパルス数分だけ駆動した後、目
標ミラー停止位置近傍においてパルスモータの駆動を解
除し、前記クリック機構により目標ミラー停止位置にお
いて前記ミラーを停止させる制御手段を有する構成を採
用している。
【0022】このような構成では、ミラーの駆動はパル
スモータを用いて開ループにより行なわれ、停止位置は
クリック機構により制御されるため、モータ軸およびミ
ラー軸の機械的結合を制御する素子を必要とせず、簡単
安価な構造により、精度よくミラーの位置決めを行な
え、機械的な摩擦部位が少ないため、耐久性にきわめて
優れ、機械的結合の制御部材、あるいはミラーの回転を
強制的に停止させるストッパ部材などがないため衝撃が
少なく、低衝撃で静粛に高速動作可能な優れたミラー反
転機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミラー反転機構の構成を示した説
明図である。
【図2】従来のミラー反転機構の構造および動作を示し
た説明図である。
【図3】従来のミラー反転機構の構造および動作を示し
た説明図である。
【図4】従来のミラー制御を示した説明図である。
【符号の説明】
11 ミラー 12A モーター 12B パルスモータ 13 スチルカメラ 14 TVカメラ 17 駆動部 18 ミラー軸 19 制御板 20 クリック 21 凹部 22 凹部 25 制御部 26 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動支持されたミラーの停止位置を選択
    することによりミラー反射角度を切り換えるミラー反転
    機構において、 ミラーの停止位置を決定するクリック機構と、 ミラーを揺動駆動するパルスモータと、 前記パルスモータを初期ミラー停止位置から目標ミラー
    停止位置近傍までの揺動角度にほぼ相当するパルス数分
    だけ駆動した後、目標ミラー停止位置近傍においてパル
    スモータの駆動を解除し、前記クリック機構により目標
    ミラー停止位置において前記ミラーを停止させる制御手
    段を有することを特徴とするミラー反転機構。
JP27585091A 1991-10-24 1991-10-24 ミラー反転機構 Expired - Lifetime JP3206761B2 (ja)

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JPH05119244A JPH05119244A (ja) 1993-05-18
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