JPH08122884A - テレビカメラ用マウント装置 - Google Patents

テレビカメラ用マウント装置

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Publication number
JPH08122884A
JPH08122884A JP6254904A JP25490494A JPH08122884A JP H08122884 A JPH08122884 A JP H08122884A JP 6254904 A JP6254904 A JP 6254904A JP 25490494 A JP25490494 A JP 25490494A JP H08122884 A JPH08122884 A JP H08122884A
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JP
Japan
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lens
bayonet
bayonet ring
ring
camera
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Application number
JP6254904A
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English (en)
Inventor
Norio Hirasaki
則雄 平崎
Tomomi Iguchi
知美 井口
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/545,315 priority patent/US5644441A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/022Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/12Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
    • G03B17/14Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ側に設けられたバヨネットリングと、
レンズ側バヨネットリングの突出部(印ろう)をチャッ
クする位置と半径方向に退避する位置との間を移動可能
とされたチャック手段とを備えたテレビカメラ用のマウ
ント装置により、レンズのマウント方式に応じて簡単な
操作でレンズを装着可能とする。 【構成】 カメラ本体に固定された基部39に対して回転
自在に設けられたバヨネットリング31と、基部39の環状
の溝39a に嵌挿されてバヨネットリング31と連動して回
転するカムリング32と、基部39の切欠39c に嵌挿されて
周方向への移動は規制され、レンズ側バヨネットリング
21とカメラ側バヨネットリング31とが嵌合状態におい
て、カムリング32の内周面形状に応じてレンズ側バヨネ
ットリング21の突出部(印ろう)22をチャックする位置
と突出部22から半径方向外方に退避する位置との間を移
動可能とされたチャック用コマ33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビカメラ用マウント
装置であって、詳細には、異なった形式のマウント方式
に適用できるテレビカメラ用マウント装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラおよびテレビカメラ用レン
ズは、それぞれについて大型のものと小型のものが使用
されている。通常、大型のテレビカメラには大型のレン
ズが結合され、専用のキャスター付きの台車上に載置さ
れてテレビスタジオ等の限られた空間内で使用されるこ
とが多く、一方、小型のテレビカメラには小型のレンズ
が結合され、カメラマンの肩にかつがれて屋外を含む取
材現場等において広くポータブル機として使用されてい
る。
【0003】ところで図1(B)に示すように、小型レ
ンズ20′と小型テレビカメラ10′との組合わせにおいて
は、レンズの交換が容易であるとの観点から、バヨネッ
トリング21,12からなるバヨネットマウントが、レンズ
をカメラに装着するために使用されている。また、小型
レンズ20′のバヨネットリング21には光軸L方向後方に
突出しバヨネットリング21よりも小径の突出部22が形成
されている。この突出部22は、レンズ20′とカメラ10′
とを嵌合させる際に、互いの光軸Lを一致させるための
位置決めとして機能する、いわゆる「印ろう」型結合の
ために使用される。したがってカメラ10′側には、この
突出部22と当接するように、突出部22の外径と略同一内
径のレンズ挿着孔12a が形成されており、レンズをカメ
ラに装着するにあたっては、カメラ10′の光軸Lとレン
ズ20′の光軸Lとを一致させたうえで、レンズ20′を光
軸Lと略平行に移動させつつバヨネットリング21,12同
士を嵌合させるようにしなければならない。
【0004】ところで、上記小型テレビカメラ10′に
は、同図(A)に示すような大型レンズ20を取り付ける
場合もあり、互換性を確保するために大型レンズ20にも
上記小型レンズ20′と同様のバヨネットリング21および
突出部22が形成されている。
【0005】一方、大型レンズ20と大型テレビカメラ10
との組合わせにおいては、通常、レンズ20の後端面の一
部およびカメラ10の前端面の一部にそれぞれ、互いに係
合する引掛マウント24,11が形成されおり、まずレンズ
20の後端面の下部とカメラ10の前端面の下部を離して引
掛マウント24,11同士を係合させ、このマウント24,11
を中心としてレンズ20を矢印R方向に円弧状にカメラ10
に近付け、レンズ20とカメラ10の光軸L同士を一致させ
て結合させるようになっている。このように、大型レン
ズ20と大型カメラ10との組合わせにおいては、上記マウ
ント24,11が基準となるため、大型カメラ10はバヨネッ
トリング12を有しておらず、また、レンズ20を円弧状に
カメラ10に近付けるため「印ろう」部が干渉しないよう
に逃げ15が形成されている。
【0006】しかしこの大型テレビカメラ10は、小型レ
ンズ20′とも組み合わせて使用されることがある。小型
レンズ20′は上記大型レンズ20のような引掛マウント24
を有しないため、小型レンズ20′と組み合わせる場合
は、大型テレビカメラ10に小型レンズ20′のバヨネット
リング21と係合する着脱自在で別体のバヨネットアダプ
タ(図示せず)を取り付けたうえで使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
ヨネットアダプタはねじ止めによって大型テレビカメラ
に取り付けられているため、上述のように組み合わせる
レンズのマウント方式に応じてカメラに着脱する操作を
しなければならず、その操作も面倒であり、さらにカメ
ラから取り外したバヨネットアダプタを紛失する虞があ
る。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、レンズのマウント方式の形式の相違に拘らず常に
カメラに取り付けておくことができ、簡単な操作で、レ
ンズのマウント方式に応じてレンズを装着することので
きるテレビカメラ用のマウント装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビカメラ用
マウント装置は、後部に設けられたバヨネットリングか
ら後方に突出した、バヨネットリングよりも小径の、光
軸と同心状の外周面を有する突出部を備えたテレビカメ
ラ用レンズを、テレビカメラに保持させるテレビカメラ
用マウント装置であって、レンズ側のバヨネットリング
と係合してレンズを保持する係止位置と、レンズを取外
し可能にする非係止位置とを採り得るようにテレビカメ
ラ側に設けられたカメラ側のバヨネットリングと、両バ
ヨネットリングが嵌合位置にあるとき、カメラ側のバヨ
ネットリングと同心の位置に突出部を位置決めするため
に、突出部の外周面から半径方向の外方に退避した退避
位置から、外周面に当接するチャック位置へ移動可能と
されたチャック手段とを備えてなることを特徴とするも
のである。
【0010】ここで、両バヨネットリングが嵌合位置に
あるときとは、カメラ側のバヨネットリングが非係止位
置にあるときに、カメラ側のバヨネットリングにレンズ
側のバヨネットリングを嵌入した状態の両者の位置関係
を意味するものであり、両バヨネットリングが互いに係
止された状態をいうものではない。
【0011】また、上記係止位置と非係止位置とを採り
得るのは、カメラ側のバヨネットリングが可動であるこ
とに限るものではなく、レンズ側のバヨネットリングが
可動に設けられ、カメラ側のバヨネットリングはカメラ
側に固定されていてもよく、これら両バヨネットリング
のうち少なくとも一方が可動であって、それによって両
バヨネットリングが係止状態となる係止位置と非係止状
態となる非係止位置とを採ることものであればよい。
【0012】上記「カメラ側のバヨネットリングと同心
の位置に突出部を位置決めする」とは、カメラ側のバヨ
ネットリングと同心の位置に突出部の中心軸、すなわち
レンズの光軸を一致させることをいい、カメラ側のバヨ
ネットリングの中心はカメラの光軸に一致しているもの
とする。
【0013】また両バヨネットリングが非係止位置にあ
る状態においてチャック手段が退避位置にあるように、
かつ両バヨネットリングが係止位置にある状態において
チャック手段がチャック位置にあるように、チャック手
段の移動と両バヨネットリングの移動とが連動せしめら
れるように構成するのが、レンズの着脱操作を容易にす
ることができ、より望ましい。
【0014】なお、厳密には、両バヨネットリングが係
止位置に達するよりも、チャック手段がチャック位置に
達するのがわずかに先行するようにするのが望ましい。
【0015】
【作用および発明の効果】本発明のテレビカメラ用マウ
ント装置によれば、テレビカメラ用レンズをテレビカメ
ラに取り付ける際には、カメラ側およびレンズ側の両バ
ヨネットリングを非係止位置に、チャック手段を退避位
置にそれぞれ移動させる。これにより、両バヨネットリ
ングは嵌合可能な状態とされる。一方、チャック手段は
半径方向の外方の退避位置に移動されているため、この
チャック手段の内側空間はレンズの突出部の外周径より
も大きいため、この空間にレンズの突出部を容易に進入
させることができる。
【0016】両バヨネットリングとを嵌合させることに
より、レンズの突出部はチャック手段の内側の空間内に
進入され、この後に、チャック手段をチャック位置に移
動させることによって、チャック手段が突出部の外周面
に当接し、レンズはその光軸がカメラの光軸に一致する
ように位置決めされる。
【0017】一方、非係止位置において嵌合した両バヨ
ネットリングを係止位置に移動させることにより、両バ
ヨネットリングは互いに係合され、レンズはカメラに係
止される。
【0018】このように本発明のマウント装置によれ
ば、レンズをカメラに装着させる際はチャック手段の内
側空間が突出部の外周径より大きいため、この突出部を
チャック手段に容易に進入させることができ、レンズの
光軸とカメラの光軸とが平行ではない場合にも、これら
の取付け・取外しを容易にすることができる。したがっ
て前述した引掛マウント式においても突出部を有するレ
ンズを取り付けることができる。
【0019】また、バヨネットリングによるマウント方
式においては、上述したように、チャック手段をチャッ
ク位置に移動させることにより、レンズの位置決めがな
されてレンズの光軸とカメラの光軸とを一致させること
ができ、さらにカメラ側のバヨネットリングを回転させ
て係止位置に移動せしめることによって、レンズ側のバ
ヨネットリングの爪とカメラ側のバヨネットリングの爪
とが係合してレンズをカメラに係止させることができ
る。
【0020】なお、上述したように、バヨネットリング
の移動とチャック部材の移動とを連動させた場合には、
1つの操作で、上記レンズの位置決めとレンズの係止と
が並行してなされるため、操作性が向上する。
【0021】
【実施例】以下、本発明のテレビカメラ用のマウント装
置について図面を用いて詳細に説明する。図2は本発明
のマウント装置の実施例を示す分解斜視図、図3(A)
は図2に示したマウント装置30のうちバヨネットリング
31を取り外した状態における正面図、(B)はその取り
外したバヨネットリング31の正面図、(C)はバヨネッ
トリング31を組み付けた状態における(A)および
(B)における I-I線断面を示す断面図、(D)は
(A)および(B)における II-II線断面を示す断面図
である。
【0022】図示のマウント装置30は、テレビカメラ10
の本体の一部に形成された基部39と、この基部39に対し
て回転自在であって、テレビカメラ用レンズのバヨネッ
トリング21と係合してこのレンズを保持する係止位置と
このレンズを取付け・取外し可能にする非係止位置との
間を矢印X方向(周方向)に回転可能とされたバヨネッ
トリング31と、基部39に形成された環状の溝39a に嵌挿
された、溝39a に沿って周方向(矢印X方向)に回転自
在に設けられたカムリング32と、基部39に形成された切
欠39c に嵌挿されて周方向への動きが規制された、カム
リング39の内周面に形成されたカム形状に応じて半径方
向(矢印Y方向)にのみ移動し得る3つのチャック用コ
マ33とを備えてなる構成である。
【0023】基部39は必ずしもテレビカメラ10の本体の
一部に形成されたものでなくてもよく、カメラ10の本体
とは別体に形成された後にカメラ本体に固定される構造
であってもよい。また基部39には、前述した環状の溝39
a 、3つの切欠39c の他、レンズのバヨネットリング21
に形成された規制ピン23と係合する切欠39b が形成され
ており、バヨネットリング21の周方向への回転を規制す
る。
【0024】バヨネットリング31は、その半径方向に肉
厚な3つの肉厚部31b と肉薄の3つの肉薄部31a が交互
に形成され、肉厚部31b と肉薄部31a の周方向の中心間
の角度は略60度に設定されている。ここで、3つの肉薄
部31a とレンズのバヨネットリング21の3つの爪との位
置を合わせたうえでマウント装置30のバヨネットリング
31にレンズのバヨネットリング21を嵌合し、その後マウ
ント装置30のバヨネットリング31を矢印X方向に略60度
回転させることにより、バヨネットリング31の肉厚部31
b とレンズのバヨネットリング21の3つの爪24とが互い
に係合して、レンズのバヨネットリング21はマウント装
置30のバヨネットリング31に係止される。
【0025】カムリング32は、その内周面が半径方向に
凹凸に形成され、半径方向中心に向かって凸の3つの凸
部32a と、凹の3つの凹部32b との周方向の中心間の角
度は略60度に設定されている。またカムリング32の前端
面、すなわちバヨネットリング31側の端面には、バヨネ
ットリング31に設けられた連動ピン31c と係合して、バ
ヨネットリング31の動きにカムリング32の動きが連動す
るようにした連動板36がネジ38によって固設されてい
る。この連動板36には切欠36a が形成され、図3(D)
に示すように、バヨネットリング31の連動ピン31c の先
端部がこの切欠36a に挿入され、バヨネットリング31の
回転に伴ってこのピン31c も移動し、ピン31c の先端部
が連動板36を引掛けることによってカムリング32が回転
される。
【0026】なお、この連動時のバヨネットリング31と
カムリング32の位置関係は、バヨネットリング31の肉厚
部31b とカムリング32の凹部32b 、バヨネットリング31
の肉薄部31a とカムリング32の凸部32a がそれぞれ対応
する。
【0027】基部39の切欠39c に嵌挿された3つのチャ
ック用コマ33は、図3(C)に示すように、後端面に形
成された孔33a にスプリング35の一端が挿入され、この
スプリング35の弾性力によってカムリング32の内周面に
押圧されるようにバネ付勢されており、またその前端
面、すなわちバヨネットリング31側の端面は、基部39に
ネジ37で固定された押板34に当接し、コマ33がマウント
装置30から光軸方向に脱落するのを防止している。
【0028】これによりコマ33は、カムリング32の内周
面の凹凸形状に応じて、矢印Y方向にのみ移動可能とさ
れ、3つのコマ33の内側端面(カムリング32の中心側の
面)によって形成される仮想内接円の直径は、コマ33が
カムリング32の凹部32b に当接しているときに最大とな
り、その値は例えば45mmに設定されている。またコマ33
がカムリング32の凸部32a に当接しているときに、3つ
のコマ33による仮想内接円の直径は最小となり、その値
は例えば42mmに設定されている。またこの内接円は常に
カメラの光軸と同心となるように設定されている。
【0029】なお、上記3つのコマ33の内接円の直径の
最小値は、レンズのバヨネットリング21からさらに後方
に突出した、バヨネットリング21よりも小径の、レンズ
の光軸Lと同心状の外周面を有する円環状の突出部22の
外周径と略同一となるように設定されている。すなわ
ち、このバヨネットリング21の突出部22の外周径も例え
ば直径42mmに設定されている。
【0030】次に本実施例のマウント装置30の作用につ
いて説明する。ここで、図4はバヨネットリング31がレ
ンズ側のバヨネットリング21を取外し可能にする非係止
位置にある状態において両バヨネットリング21,31が嵌
合位置にあることを示し、(A),(B)はそれぞれ図
3(A),(B)にそれぞれ対応するものである。図5
は、バヨネットリング31がレンズ側のバヨネットリング
21を係止する係止位置にある状態を示し、(A),
(B)はそれぞれ図3(A),(B)にそれぞれ対応す
るものである。
【0031】まず、バヨネットリング31が上記非係止位
置にある状態において(図4)、レンズ側のバヨネット
リング21のピン23が基部39の切欠39b に係合するように
(図2参照)、このリング21の周方向の位置を合わせ
て、レンズのバヨネットリング21をマウント装置30のバ
ヨネットリング31に嵌挿する(図4(B))。これによ
りレンズのバヨネットリング21はピン23が切欠39b に係
合してリング21の周方向の位置が規制される。また、カ
ムリング32はバヨネットリング31との連結関係によって
図4(A)に示す如く、コマ33に当接する部分が肉薄部
32b となるような状態にあり、各コマ33は前述したよう
にカムリング32の内周面側に付勢されているため、3つ
のコマ33の内側端面によって形成される仮想内接円の直
径は最大値、すなわち45mmとなっている。レンズのバヨ
ネットリング21がバヨネットリング31に嵌挿されたと
き、レンズの突出部22はこの3つのコマ33で囲まれた空
間に挿入されるが、その空間は突出部22の外周径42mmよ
り大きい直径45mmであるため、突出部22を容易にその空
間に挿入することができる。すなわち、レンズを、その
光軸Lがカメラ側の光軸に対して傾いた状態でマウント
装置30に嵌挿した場合にも、突出部22がその空間を画す
る周壁等に干渉して挿入しにくくなるようなことがな
く、レンズの装着操作性が向上する。
【0032】突出部22が上記3つのコマ33で囲まれた空
間に挿入された後に、バヨネットリング31を矢印X方向
に略60度回転させることにより、バヨネットリング31の
肉厚部31b とレンズ側のバヨネットリング21の爪24とが
係合して(図5(B)参照)、バヨネットリング21は光
軸方向の動きが規制される。
【0033】一方、バヨネットリング31の連動ピン31c
の先端部がカムリング32の連動板36の切欠36a に引掛け
られているため、バヨネットリング31の回転に連動して
カムリング32も矢印X方向に略60度回転される。カムリ
ング32が60度回転することにより3つのコマ33が当接す
るカムリング32の内周面は凸部32a となる。これは、3
つのコマ33は基部39の切欠39c に嵌挿されているためカ
ムリング32の周方向への動きは規制されており、また光
軸方向への動きも押板34および基部39により規制されて
いるためであり、当接するカムリング32の内周面の形状
に応じて半径方向にのみ移動する。
【0034】3つのコマ33は、当接するカムリング32の
内周面が凸部32a となることにより、スプリング35の付
勢力に抗してカムリング32の中心方向に押し出され、3
つのコマ33の内側端面によって形成される内接円の直径
は最小値、すなわち42mmとなる。この結果、3つのコマ
33で囲まれた空間に挿入されたレンズの突出部22は、こ
れら3つのコマ33の内側端面に当接される(図5
(A))とともに、突出部22の軸、すなわちレンズの光
軸が3つのコマ33の内側端面で形成される内接円の中心
に一致するように、突出部22の位置が矯正され、レンズ
の光軸とカメラの光軸とが一致する。
【0035】このように本実施例のテレビカメラ用マウ
ント装置30によれば、レンズをカメラに装着させる際は
3つのコマ33による内接円の径が突出部22の外周径より
大きいため、この突出部22を3つのコマ33で囲まれる空
間に容易に進入させることができ、レンズの光軸とカメ
ラの光軸とが平行ではない場合にも、これらの取付け・
取外しを容易にすることができる。したがって図6に示
すような引掛マウント方式のレンズ20を、引掛マウント
24,11を中心にして円弧状に振ってカメラ10に装着させ
る場合にも、レンズ20の突出部22が、その突出部22の挿
入される空間を画する周壁等に干渉して挿入しにくくな
るようなことがない。したがってこのマウント装置30
は、レンズのマウント方式に応じて脱着する必要がな
い。
【0036】なお、上記本実施例のマウント装置は、バ
ヨネットリングの移動とカムリング,コマとを連動させ
た構成であるが、本発明のマウント装置はこれに限るも
のではなく、カムリング,コマをバヨネットリングとは
別に、外部から操作することのできる操作リングによっ
て回転させるようにした構成や、カムリングの一部につ
まみを形成し、そのつまみを外部に突出させてバヨネッ
トリングとは別に操作可能とする構成を採ることもでき
る。
【0037】また、本実施例においては、カメラ側のバ
ヨネットリングをカメラ本体に対して回転自在とし、レ
ンズ側のバヨネットリングをカメラ本体に対して周方向
に固定とした構成について説明したが、本発明のマウン
ト装置はこのような実施例に限るものではなく、レンズ
側のバヨネットリングをカメラ本体に対して回転自在と
し、カメラ側のバヨネットリングをカメラ本体に対して
固定とした構成を採ることもできる。このような構成を
採用した場合、レンズ側のバヨネットリングの回転とカ
ムリングの回転との連動は、例えば、レンズ側のバヨネ
ットリング21の規制ピン23や爪24がカムリング32に係合
するように、カムリング32の一部に係合孔や突起を形成
し、カメラ側のバヨネットリング31の連動ピン31c を排
除すればよい。このように構成すれば、レンズ側のバヨ
ネットリング21をカメラ本体に固定されたカメラ側のバ
ヨネットリングに嵌合させた後に、カメラ本体に対して
レンズ側のバヨネットリング21を矢印X方向に回転せし
めて両バヨネットリング21,31を互いに係合せしめると
ともに、レンズ側のバヨネットリング21の規制ピン23や
爪24がカムリング32の係合孔や突起に係合してカムリン
グ32を矢印X方向に回転せしめ、カムリング32の回転に
より上記実施例における作用と同様、レンズ側のバヨネ
ットリング21の突出部22の外周面がコマ33によりチャッ
クされてレンズ側のバヨネットリング21の位置決めがな
されて、レンズ位置が矯正され、レンズの係脱操作とチ
ャック操作とを連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビカメラとレンズとのマウント方式の差異
を示す概略図
【図2】本発明のマウント装置の実施例を示す分解斜視
【図3】(A)は図2に示したマウント装置30のうちバ
ヨネットリング31を取り外した状態における正面図、
(B)はその取り外したバヨネットリング31の正面図、
(C)はバヨネットリング31を組み付けた状態における
(A)および(B)における I-I線断面を示す断面図、
(D)は(A)における II-II線断面を示す断面図
【図4】バヨネットリング31がレンズ側のバヨネットリ
ング21を取外し可能にする非係止位置にある状態を示
し、(A)はバヨネットリング31を取り外した状態にお
ける正面図、(B)はその取り外したバヨネットリング
31の正面図
【図5】バヨネットリング31がレンズ側のバヨネットリ
ング21を係止する係止位置にある状態を示し、(A)は
バヨネットリング31を取り外した状態における正面図、
(B)はその取り外したバヨネットリング31の正面図
【図6】引掛マウント方式のレンズ20を、実施例のマウ
ント装置30を使用したカメラ10に装着させる状態を示す
側面図
【符号の説明】
10 テレビカメラ本体 21,31 バヨネットリング 22 突出部(印ろう) 24 爪 30 マウント装置 31c 連動ピン 32 カムリング 33 チャック用コマ 36 連動板 39 基部 39a 溝 39c 切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部に設けられたバヨネットリングから
    後方に突出した、該バヨネットリングよりも小径の、光
    軸と同心状の外周面を有する突出部を備えたテレビカメ
    ラ用レンズを、テレビカメラに保持させるテレビカメラ
    用マウント装置であって、 前記レンズ側のバヨネットリングと係合して前記レンズ
    を保持する係止位置と、前記レンズを取外し可能にする
    非係止位置とを採り得るように前記テレビカメラ側に設
    けられたカメラ側のバヨネットリングと、 前記両バヨネットリングが嵌合位置にあるとき、前記カ
    メラ側のバヨネットリングと同心の位置に前記突出部を
    位置決めするために、前記突出部の外周面から半径方向
    の外方に退避した退避位置から、該外周面に当接するチ
    ャック位置へ移動可能とされたチャック手段とを備えて
    なることを特徴とするテレビカメラ用マウント装置。
  2. 【請求項2】 前記両バヨネットリングが前記非係止位
    置にあるとき前記チャック手段が前記退避位置にあるよ
    うに、かつ前記両バヨネットリングが前記係止位置にあ
    るとき前記チャック手段が前記チャック位置にあるよう
    に、前記チャック手段の移動と前記両バヨネットリング
    の移動とが連動せしめられていることを特徴とする請求
    項1記載のテレビカメラ用マウント装置。
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