JPH08122572A - 光ファイバコネクタの研磨方法 - Google Patents
光ファイバコネクタの研磨方法Info
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- JPH08122572A JPH08122572A JP28118394A JP28118394A JPH08122572A JP H08122572 A JPH08122572 A JP H08122572A JP 28118394 A JP28118394 A JP 28118394A JP 28118394 A JP28118394 A JP 28118394A JP H08122572 A JPH08122572 A JP H08122572A
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- Japan
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- ferrule
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
置合わせする方式)のピンのガイド穴を、セラミックス
リーブでライニングする場合がある。このフェルール2
0の端面を研磨すると、セラミックスリーブ26がプラ
スチック製本体22より硬度が高いため、その端部が本
体22の端面から突出する。その結果、コネクタ接続
時、光ファイバの端面が非接触状態になり、接続損失が
増大する等の問題が生ずる。これを解決する。 【構成】 フェルール20を、恒温槽36内で、4℃程
度に冷却する。すると、線膨張係数の違いから、セラミ
ックスリーブがフェルール本体の端面から突出する。こ
の状態で研磨し、常温に戻すと、フェルール本体とセラ
ミックスリーブの端面が一致した状態になる。なお、セ
ラミックスリーブの温度をそれ以外の部分より上昇させ
た状態において研磨してもよい。
Description
タ、特にMTコネクタ(後記参照)の研磨方法に関する
ものである。
ble)コネクタについて、簡単に説明する。図3に組立
て前の状態を模型的に示した。(a)は片方のフェルー
ルの斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
20はフェルールの全体を示す。その本体22は寸法安
定性が良くかつ機械的強度の大きいエポキシ樹脂などの
精密成形品からなる(フジクラ技報84号,p.58〜63参
照)。本体22の両端に位置決め用のガイド穴24を設
ける(ガイドピン30用)。両方のガイド穴24の中心
を結んだ基準線上の所定位置に、光ファイバ用の穴を設
ける。そして、当該穴に光ファイバテープ心線10の光
ファイバ12を通し、接着剤で固定する。光ファイバテ
ープ心線10を取り付けた後、フェルール20の端面
を、6μm以下の研磨板で研磨する。
ガイド穴24に位置決め用のガイドピン30を差し込ん
でおいて、相手のフェルール20と突き合わせ、かつガ
イドピン30の先端を相手フェルールのガイド穴24に
差し込む。これにより、両方の光ファイバの端面が正確
に突き合わせられる。それから、図4のように、クラン
プスプリング32により一定の押し圧を光ファイバ軸方
向にかけ、安定した接続状態を確保する。
ガイド穴24をセラミックスリーブ26でライニングす
る(ガイド穴24の内面にセラミックスリーブ26をイ
ンサート成形する)場合がある。これは、ガイドピンの
抜き差しに対する対摩耗性や寸法安定性等を向上させる
ために行う。このようにしたフェルール20の端面を、
従来同様に、同図(b)のように研磨すると(34は研
磨板)、セラミックスリーブ26がプラスチック製本体
22より硬度が高いため、その端部が本体22の端面か
ら、ごく僅かではあるが、同図(c)(誇張して描いて
あるが)のように突出する。すると、次の問題が生じ
る。 コネクタ接続時、光ファイバ12の端面が非接触状
態になり、接続損失が増大する。 接続損失の温度依存性が拡大する。
ル20の前面とセラミックスリーブ26の先端位置の高
さを異ならせる。そのために、フェルール20を冷却し
た状態において研磨する。
をそれ以外の部分より上昇させた状態において研磨す
る。
り大きい。したがって、冷却すると、プラスチック製の
フェルール本体が、セラミックスリーブより、より多く
収縮する。そのため、セラミックスリーブがフェルール
本体の端面から突出する(本来、成形完了時には、セラ
ミックスリーブの端面とフェルール本体端面とは一致し
ている)。この状態で研磨し、その結果、上記のように
セラミックスリーブがフェルール本体22の端面から突
出した状態になっても、常温に戻すと、フェルール本体
が、セラミックスリーブより、より多く長さを回復す
る。よって、冷却温度を、フェルール本体及びセラミッ
クスリーブの線膨張係数に対して適当に選ぶことによ
り、常温において、フェルールの端面からセラミックス
リーブが突出するのを防止できる。
分より上昇させた状態にすると、セラミックスリーブが
伸びて、その端部がフェルール本体の端面から突出す
る。したがって、上記と同様に、この状態で研磨し、そ
の結果、上記のようにセラミックスリーブがフェルール
本体の端面から突出した状態になっても、常温に戻す
と、セラミックスリーブが収縮する。よって、セラミッ
クスリーブの加熱温度を、フェルール本体及びセラミッ
クスリーブの線膨張係数に対して適当にすることによ
り、常温において、フェルールの端面からセラミックス
リーブが突出するのを防止できる。
恒温槽36内において、冷却した状態で研磨した。本体
22の材質は、たとえばガラスフィラメント入りのエポ
キシ樹脂であり(線膨張係数は大体 1.5 x10-5/℃)、
セラミックスリーブ26の材質は、たとえばジルコニア
セラミックス(線膨張係数は大体 0.9 x10-5/℃)であ
る。硬度については、特に数値を挙げないが、セラミッ
クスがプラスチックよりも硬いことは言うまでもない。
このフェルール20の端面を、4℃に保った恒温槽36
内で、6μmの研磨板34により平面研磨した。その後、
フェルール20を恒温槽36から取り出して常温に戻し
たとき(同図(b))、フェルール20の端面における
セラミックスリーブ26の突出は無かった。
たとえば0〜4℃の冷水を、多量にかけながら、フェルー
ル20の研磨を行ってもよい。
分より上昇させた状態において研磨するために、図2の
ように、セラミックスリーブ26内に熱伝導性の良い金
属製のピン38を挿入し、ヒータ40により加熱した。
本体22,セラミックスリーブ26とも、上記実施例1
の場合と同じ(たたしセラミックスリーブ26の内径は
約0.7mm)とき、ピン38として、外径が約0.6mmの銅製
のものを用い、これを約60〜80℃に加熱した状態で、フ
ェルール20の端面を平面研磨した。その後、ピン38
を抜き取ってセラミックスリーブ26を常温に戻したと
き、フェルール端面におけるセラミックスリーブ26の
突出は見られなかった。
がプラスチック製でスリーブとしてセラミックス製を例
示したが、本発明の手法は、物理的係数(特に熱膨張率
と硬度)が異なる種々の複合体面の研磨に応用できる。
ミックスリーブの温度をそれ以外の部分より上昇させた
状態において研磨するので、上記のように、プラスチッ
ク製本体とセラミックスリーブの線膨張係数の違いに基
づき、フェルール本体端面からのセラミックスリーブの
突出を防止できる。よって、次のことが達成される。 コネクタ接続時、光ファイバの端面が非接触状態に
なることによる接続損失の増大が防止できる。 接続損失の温度依存性が縮小する。
槽内で冷却しながらフェルールを研磨している状態、
(b)は研磨を終って恒温槽から取り出した状態を示
す。
た説明図で、(a)は片方のフェルールの斜視図、
(b)は平面図、(c)は側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチックからなる本体に、セラミッ
クスリーブでライニングしたガイド穴が設けてあるフェ
ルールを、研磨するに際して、前記フェルールを冷却
し、前記セラミックスリーブの先端が前記本体よりも幾
分か退いた状態において研磨する、光ファイバコネクタ
の研磨方法。 - 【請求項2】 プラスチックからなる本体に、セラミッ
クスリーブでライニングしたガイド穴が設けてあるフェ
ルールを、研磨するに際して、前記セラミックスリーブ
の温度をそれ以外の部分より上昇させ、前記セラミック
スリーブの先端が前記本体よりも幾分突出した状態にお
いて研磨する、光ファイバコネクタの研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28118394A JP3592384B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバコネクタの研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28118394A JP3592384B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバコネクタの研磨方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08122572A true JPH08122572A (ja) | 1996-05-17 |
JP3592384B2 JP3592384B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=17635507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28118394A Expired - Fee Related JP3592384B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバコネクタの研磨方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592384B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022027A1 (fr) * | 1995-12-13 | 1997-06-19 | Furukawa Denki Kogyo Kabushiki Kaisha | Connecteur optique multiple et procede de fabrication |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP28118394A patent/JP3592384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022027A1 (fr) * | 1995-12-13 | 1997-06-19 | Furukawa Denki Kogyo Kabushiki Kaisha | Connecteur optique multiple et procede de fabrication |
US6007257A (en) * | 1995-12-13 | 1999-12-28 | The Furukawa Electric Company Ltd. | Multiple-core optical connector and its manufacturing method |
CN1105319C (zh) * | 1995-12-13 | 2003-04-09 | 古河电气工业株式会社 | 多芯光学连接器及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3592384B2 (ja) | 2004-11-24 |
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