JPH075344A - 高精度型光ファイバコネクタ - Google Patents
高精度型光ファイバコネクタInfo
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- JPH075344A JPH075344A JP14368893A JP14368893A JPH075344A JP H075344 A JPH075344 A JP H075344A JP 14368893 A JP14368893 A JP 14368893A JP 14368893 A JP14368893 A JP 14368893A JP H075344 A JPH075344 A JP H075344A
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- optical fiber
- groove block
- precision
- connector
- fiber connector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストでかつ高精度の光ファイバコネクタ
を得る。 【構成】 光ファイバ単芯あるいは配列させた光ファイ
バ芯線群を、被接続ファイバと突き合わせて接続する光
コネクタタイプの中で、接続部の光ファイバ保持部にあ
らかじめ精密加工したV溝ブロック部品を使用する光フ
ァイバコネクタにおいて、V溝ブロック受部材内部12
の硬化剤甲とV溝ブロック押え蓋部材13上部の硬化剤
乙の熱膨張係数を乙>甲の関係を有する。また、精密加
工したV溝ブロック部材及びV溝ブロック押え蓋部材の
周囲を囲む外壁部材として、前記硬化剤甲、乙と異なる
硬化剤丙を用い、その熱膨張係数が、乙>丙>甲の関係
を有する。また、精密加工したV溝ブロック受部材12
とV溝ブロック押え蓋部材13との間にファイバ挿入ギ
ャップを設け、V溝ブロック受部材及びV溝押え蓋部材
との間に楔状部材、あるいは加熱により溶融する部材を
配置する。
を得る。 【構成】 光ファイバ単芯あるいは配列させた光ファイ
バ芯線群を、被接続ファイバと突き合わせて接続する光
コネクタタイプの中で、接続部の光ファイバ保持部にあ
らかじめ精密加工したV溝ブロック部品を使用する光フ
ァイバコネクタにおいて、V溝ブロック受部材内部12
の硬化剤甲とV溝ブロック押え蓋部材13上部の硬化剤
乙の熱膨張係数を乙>甲の関係を有する。また、精密加
工したV溝ブロック部材及びV溝ブロック押え蓋部材の
周囲を囲む外壁部材として、前記硬化剤甲、乙と異なる
硬化剤丙を用い、その熱膨張係数が、乙>丙>甲の関係
を有する。また、精密加工したV溝ブロック受部材12
とV溝ブロック押え蓋部材13との間にファイバ挿入ギ
ャップを設け、V溝ブロック受部材及びV溝押え蓋部材
との間に楔状部材、あるいは加熱により溶融する部材を
配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ芯線及び芯
線群を高精度に突き合わせ、光ファイバ接続を行う光フ
ァイバコネクタに関するものである。
線群を高精度に突き合わせ、光ファイバ接続を行う光フ
ァイバコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報の伝送に光信号を用いる光ファイバ
通信は、その大容量性、長距離伝送性のため、あらゆる
通信回線に導入され始めている。
通信は、その大容量性、長距離伝送性のため、あらゆる
通信回線に導入され始めている。
【0003】このために、光ファイバ間を接続する方法
は、初期に用いられた融着接続から、コネクタモジュー
ルで着脱が容易なソケット型の光ファイバコネクタに需
要が移りつつある。
は、初期に用いられた融着接続から、コネクタモジュー
ルで着脱が容易なソケット型の光ファイバコネクタに需
要が移りつつある。
【0004】特に、被接続光ファイバを通して測定、試
験を行う際には、高精度の光ファイバコア部の突き合わ
せを用いるために、従来は光ファイバ接続部のフェルー
ルスリープをジルコニア、高張力ステンレスを高精度加
工して用いることが通例であった。
験を行う際には、高精度の光ファイバコア部の突き合わ
せを用いるために、従来は光ファイバ接続部のフェルー
ルスリープをジルコニア、高張力ステンレスを高精度加
工して用いることが通例であった。
【0005】現在、このような構成を持っている光ファ
イバコネクタは、FC型、SC型コネクタが代表例とし
て上げられる。
イバコネクタは、FC型、SC型コネクタが代表例とし
て上げられる。
【0006】一方、このような精密で低接続損失のコネ
クタが高価格になるため、一般に用いるにはコスト的に
不利となる背景があった。この点を考慮して石英フィラ
ー分散樹脂等で一体成型したタイプの光コネクタ、例え
ば、MT型光コネクタが簡易接続用として頻繁に用いら
れる様になってきた。この型のコネクタは、低価格で容
易に加工できるが、直径10μm程度の光ファイバコア
を正確に接続するには寸法精度が高められないため、接
続精度、接続損失がSC型、FC型に比べ良くないとい
う問題があった。
クタが高価格になるため、一般に用いるにはコスト的に
不利となる背景があった。この点を考慮して石英フィラ
ー分散樹脂等で一体成型したタイプの光コネクタ、例え
ば、MT型光コネクタが簡易接続用として頻繁に用いら
れる様になってきた。この型のコネクタは、低価格で容
易に加工できるが、直径10μm程度の光ファイバコア
を正確に接続するには寸法精度が高められないため、接
続精度、接続損失がSC型、FC型に比べ良くないとい
う問題があった。
【0007】図5は、従来の高精度型光ファイバコネク
タの構成例を示す断面図であり、51は光ファイバクラ
ッド部、52は光ファイバコア部、53,54は高精度
型光ファイバコネクタのスリーブ部、フェルール部を各
々示している。
タの構成例を示す断面図であり、51は光ファイバクラ
ッド部、52は光ファイバコア部、53,54は高精度
型光ファイバコネクタのスリーブ部、フェルール部を各
々示している。
【0008】この高精度型光コネクタは、図5に示すよ
うに、通常精密寸法で高硬度のジルコニア類で精密加工
されているため突き合わせの精度が高いものである。
うに、通常精密寸法で高硬度のジルコニア類で精密加工
されているため突き合わせの精度が高いものである。
【0009】図6は、従来の一体成型型(簡易型)タイ
プのコネクタの構成例を示す断面図であり、61はコネ
クタ樹脂部、62は固定用接着剤注入、63はファイバ
ガイド穴部、64はファイバガイドV溝部、65は光テ
ープファイバ被覆部、66はファイバ挿入用ギャップを
各々示している。
プのコネクタの構成例を示す断面図であり、61はコネ
クタ樹脂部、62は固定用接着剤注入、63はファイバ
ガイド穴部、64はファイバガイドV溝部、65は光テ
ープファイバ被覆部、66はファイバ挿入用ギャップを
各々示している。
【0010】この樹脂一体成型型(簡易型)の光ファイ
バコネクタは、図6に示すように、図5に示す高精度型
光ファイバコネクタに比べて高精度部品が少なく、コス
ト的に有利であるが、図6のファイバ挿入用ギャップ6
6を必ず設けておかないと、光ファイバ先端にコネクタ
を挿入加工することが不可能となる。このギャップ66
のために、穴位置を高精度にしても最終的に光ファイバ
位置精度は、このギャップ66で決定されてしまう。
バコネクタは、図6に示すように、図5に示す高精度型
光ファイバコネクタに比べて高精度部品が少なく、コス
ト的に有利であるが、図6のファイバ挿入用ギャップ6
6を必ず設けておかないと、光ファイバ先端にコネクタ
を挿入加工することが不可能となる。このギャップ66
のために、穴位置を高精度にしても最終的に光ファイバ
位置精度は、このギャップ66で決定されてしまう。
【0011】これを防ぐために、現実にはギャップ66
間を縮めるために、フィラー分散型の接着剤をこのギャ
ップ66間に流し込みギャップ間隙を均一化させる等の
手段を用いてギャップ存在による位置の狂いを少なくす
る努力がなされているが、成型型枠本来の位置精度を実
現することはできなかった。
間を縮めるために、フィラー分散型の接着剤をこのギャ
ップ66間に流し込みギャップ間隙を均一化させる等の
手段を用いてギャップ存在による位置の狂いを少なくす
る努力がなされているが、成型型枠本来の位置精度を実
現することはできなかった。
【0012】樹脂一体成型の型枠の内部に、あらかじめ
精密加工した石英、Si、ガラス製のV溝加工ブロッ
ク、V溝押え蓋部材を埋め込みインサート、トランスフ
ァー等の樹脂形成法を用いて、複合部品化する光コネク
タも既に報告されている。
精密加工した石英、Si、ガラス製のV溝加工ブロッ
ク、V溝押え蓋部材を埋め込みインサート、トランスフ
ァー等の樹脂形成法を用いて、複合部品化する光コネク
タも既に報告されている。
【0013】従来の複合部品タイプの光ファイバコネク
タは、図7に示すように、外被樹脂部71、V溝ブロッ
ク用上蓋72、V溝ブロック部品73、V溝光ファイバ
ガイド穴74、テープ光ファイバ部品75で構成されて
いる。
タは、図7に示すように、外被樹脂部71、V溝ブロッ
ク用上蓋72、V溝ブロック部品73、V溝光ファイバ
ガイド穴74、テープ光ファイバ部品75で構成されて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記の複合部品タイプ
の光ファイバコネクタは、前述の一体成型に比べ更にV
溝のピッチ精度は向上させられるが、V溝部と蓋部材に
よって構成される三角柱部分は、後でファイバ素線を通
すために実際の素線より太いサイズを設ける必要があ
り、位置精度が狂う要因を解決することができないとい
う問題があった。
の光ファイバコネクタは、前述の一体成型に比べ更にV
溝のピッチ精度は向上させられるが、V溝部と蓋部材に
よって構成される三角柱部分は、後でファイバ素線を通
すために実際の素線より太いサイズを設ける必要があ
り、位置精度が狂う要因を解決することができないとい
う問題があった。
【0015】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、低コストでかつ高
精度の光ファイバコネクタを提供することにある。
されたものであり、本発明の目的は、低コストでかつ高
精度の光ファイバコネクタを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、光ファイバ芯線の挿
入時の作業性を高めることが可能な技術を提供すること
にある。
入時の作業性を高めることが可能な技術を提供すること
にある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、光ファイバ単芯あるいは配列させた光フ
ァイバ芯線群を、被接続ファイバと突き合わせて接続す
る光ファイバコネクタタイプの中で、接続部の光ファイ
バ保持部にあらかじめ精密加工したV溝ブロック受部材
を使用する光ファイバコネクタにおいて、精密加工した
V溝ブロック受部材とV溝ブロック押え蓋部材との間
に、光ファイバ挿入用ギャップを設ける手段を配置する
ことを特徴とする。
に、本発明は、光ファイバ単芯あるいは配列させた光フ
ァイバ芯線群を、被接続ファイバと突き合わせて接続す
る光ファイバコネクタタイプの中で、接続部の光ファイ
バ保持部にあらかじめ精密加工したV溝ブロック受部材
を使用する光ファイバコネクタにおいて、精密加工した
V溝ブロック受部材とV溝ブロック押え蓋部材との間
に、光ファイバ挿入用ギャップを設ける手段を配置する
ことを特徴とする。
【0019】前記光ファイバ挿入用ギャップを設ける手
段は、楔状のスペーサもしくは加熱により溶融する部材
であることを特徴とする。
段は、楔状のスペーサもしくは加熱により溶融する部材
であることを特徴とする。
【0020】前記V溝ブロック受部材内部の硬化剤甲と
V溝ブロック押え蓋部材の上部の硬化剤乙の熱膨張係数
を乙>甲の関係を有することを特徴とする。
V溝ブロック押え蓋部材の上部の硬化剤乙の熱膨張係数
を乙>甲の関係を有することを特徴とする。
【0021】前記精密加工したV溝ブロック受部材及び
V溝ブロック押え蓋部材の周囲を囲む外壁部材として、
前記硬化剤甲、乙と異なる硬化剤丙を用い、その熱膨張
係数が、乙>丙>甲の関係を有することを特徴とする。
V溝ブロック押え蓋部材の周囲を囲む外壁部材として、
前記硬化剤甲、乙と異なる硬化剤丙を用い、その熱膨張
係数が、乙>丙>甲の関係を有することを特徴とする。
【0022】
【作用】前述の手段によれば、光ファイバ芯線を挿入加
工する時、V溝ブロック受部とV溝ブロック押え上蓋部
間に、光ファイバ挿入用ギャップを設ける手段を配置す
るので、光ファイバ芯線の挿入時の作業性を高めること
ができる。
工する時、V溝ブロック受部とV溝ブロック押え上蓋部
間に、光ファイバ挿入用ギャップを設ける手段を配置す
るので、光ファイバ芯線の挿入時の作業性を高めること
ができる。
【0023】また、ブロック作製後は、光ファイバ芯線
が、精密加工されたV溝ブロック受部とV溝ブロック押
え上蓋部間にギャップなしで固定され、かつ、固定時の
ガタがなくファイバ芯線の位置精度はあらかじめ加工さ
れたV溝ブロック部材の加工精度で決定されるので、ト
ランスファー成型の際の樹脂加工条件がゆるやかで容易
にできる。これにより、低コストでかつ高精度の光ファ
イバコネクタを得ることができる。また、従来トランス
ファー成型に適さないとされたフッ素系の紫外線透過性
の樹脂材料も加工成型材料として用いることができる。
が、精密加工されたV溝ブロック受部とV溝ブロック押
え上蓋部間にギャップなしで固定され、かつ、固定時の
ガタがなくファイバ芯線の位置精度はあらかじめ加工さ
れたV溝ブロック部材の加工精度で決定されるので、ト
ランスファー成型の際の樹脂加工条件がゆるやかで容易
にできる。これにより、低コストでかつ高精度の光ファ
イバコネクタを得ることができる。また、従来トランス
ファー成型に適さないとされたフッ素系の紫外線透過性
の樹脂材料も加工成型材料として用いることができる。
【0024】また、作製後の寸法精度においても、光フ
ァイバ芯線部は、石英あるいはガラス製のブロックで固
定されているので、熱膨張係数が樹脂系に較べて小さ
く、外部環境に対する寸法精度も高くすることができ
る。
ァイバ芯線部は、石英あるいはガラス製のブロックで固
定されているので、熱膨張係数が樹脂系に較べて小さ
く、外部環境に対する寸法精度も高くすることができ
る。
【0025】また、蓋周囲の硬化部材を膨張係数の異な
ったものにすることにより、光ファイバ挿入用ギャップ
を容易に設けることができる。
ったものにすることにより、光ファイバ挿入用ギャップ
を容易に設けることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0027】(実施例1)図1は、本発明による実施例
1の高精度型光ファイバコネクタの外観構成を示す斜視
図であり、図2は、図1の要部断面図である。図1及び
図2において、11は外枠成型部材、12はV溝ブロッ
ク受部材であって、あらかじめV溝ガイド部16を加工
した部分が設けられている。13はV溝ブロック受部材
12の上面に密着するV溝ブロック押え蓋部材であっ
て、V溝ブロック受部材12に押しつけられることによ
って光ファイバをV溝に固定する役割を果たす。
1の高精度型光ファイバコネクタの外観構成を示す斜視
図であり、図2は、図1の要部断面図である。図1及び
図2において、11は外枠成型部材、12はV溝ブロッ
ク受部材であって、あらかじめV溝ガイド部16を加工
した部分が設けられている。13はV溝ブロック受部材
12の上面に密着するV溝ブロック押え蓋部材であっ
て、V溝ブロック受部材12に押しつけられることによ
って光ファイバをV溝に固定する役割を果たす。
【0028】14は硬化接着剤等の膨張係数の大きな硬
化物質を注入する第1空間部であり、15はテープファ
イバ及びテープ受用ブッシュを挿入する第2空間部(ギ
ャップ)である。17は金型でV溝ブロック押え蓋部材
13、V溝ガイド部16を設置後、樹脂をトランスファ
ー成型する際の樹脂まわりしろ部(光ファイバブロック
端面樹脂被覆部)であって、光ファイバ挿入固定後、端
面研磨により除去される部分である。18は挿入を容易
にするための余裕ギャップ、19は光ファイバテープ、
20は楔状のスペーサである。
化物質を注入する第1空間部であり、15はテープファ
イバ及びテープ受用ブッシュを挿入する第2空間部(ギ
ャップ)である。17は金型でV溝ブロック押え蓋部材
13、V溝ガイド部16を設置後、樹脂をトランスファ
ー成型する際の樹脂まわりしろ部(光ファイバブロック
端面樹脂被覆部)であって、光ファイバ挿入固定後、端
面研磨により除去される部分である。18は挿入を容易
にするための余裕ギャップ、19は光ファイバテープ、
20は楔状のスペーサである。
【0029】本実施例1の光ファイバコネクタブロック
は、前記外枠成型部11、V溝ブロック受部材12、フ
ァイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13、硬化接着
剤等の膨張係数の大きな硬化物質を注入する第1空間部
14、テープファイバ及びテープ受用ブッシュを挿入す
る第2空間部15、V溝ガイド部16及び樹脂まわりし
ろ部17で構成される。
は、前記外枠成型部11、V溝ブロック受部材12、フ
ァイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13、硬化接着
剤等の膨張係数の大きな硬化物質を注入する第1空間部
14、テープファイバ及びテープ受用ブッシュを挿入す
る第2空間部15、V溝ガイド部16及び樹脂まわりし
ろ部17で構成される。
【0030】図1及び図2では、本実施例1の光ファイ
バコネクタブロックに光ファイバテープ19を挿入する
ための余裕ギャップ18を示している。余裕ギャップ1
8は2μm以上数μm以内が好ましい。
バコネクタブロックに光ファイバテープ19を挿入する
ための余裕ギャップ18を示している。余裕ギャップ1
8は2μm以上数μm以内が好ましい。
【0031】次に、本実施例1による高精度型光ファイ
バコネクタの組立て工程について説明する。
バコネクタの組立て工程について説明する。
【0032】まず、樹脂まわりしろ部17で形成される
余裕ギャップ18が確保されている状態で第2空間部1
5より光ファイバテープ19の被覆をとり除いたファイ
バ先端部21を挿入し、ガイドピン23(図3)がある
場合ガイドピン23を挿入する。V溝ガイド部16に添
わせて、樹脂まわりしろ部17より光ファイバ芯線22
を突出させるようにする。
余裕ギャップ18が確保されている状態で第2空間部1
5より光ファイバテープ19の被覆をとり除いたファイ
バ先端部21を挿入し、ガイドピン23(図3)がある
場合ガイドピン23を挿入する。V溝ガイド部16に添
わせて、樹脂まわりしろ部17より光ファイバ芯線22
を突出させるようにする。
【0033】次に、第1空間部14に熱膨張係数の大き
な硬化部材乙を注入し、第2空間部15と挿入した光フ
ァイバテープ19の間隙に熱膨張係数の小さな硬化部材
甲を注入した後、熱硬化させるか、硬化部材が紫外線硬
化型の場合は、加熱しながら紫外線照射する。硬化部材
は、通常初期体積収縮を生じるが加熱によって、図3に
示される状態となる。
な硬化部材乙を注入し、第2空間部15と挿入した光フ
ァイバテープ19の間隙に熱膨張係数の小さな硬化部材
甲を注入した後、熱硬化させるか、硬化部材が紫外線硬
化型の場合は、加熱しながら紫外線照射する。硬化部材
は、通常初期体積収縮を生じるが加熱によって、図3に
示される状態となる。
【0034】図3において、11は外枠成型部材、12
はV溝ブロック受部材、13はファイバ固定用のV溝ブ
ロック押え蓋部材、14は熱膨張係数大の硬化物注入部
である第1空間部、22は光ファイバ芯線、23は各々
挿入されたガイドピン、35は第2空間部15の初期の
挿入用ギャップ、36は硬化後ギャップ(組み立て完了
後)、37は熱膨張係数差によって発生する力の方向を
示す矢印である。
はV溝ブロック受部材、13はファイバ固定用のV溝ブ
ロック押え蓋部材、14は熱膨張係数大の硬化物注入部
である第1空間部、22は光ファイバ芯線、23は各々
挿入されたガイドピン、35は第2空間部15の初期の
挿入用ギャップ、36は硬化後ギャップ(組み立て完了
後)、37は熱膨張係数差によって発生する力の方向を
示す矢印である。
【0035】加熱後、硬化部材が硬化した後、冷却し、
端面を研磨して光ファイバコネクタとして用いることが
できる。
端面を研磨して光ファイバコネクタとして用いることが
できる。
【0036】図4は、本実施例1の動作を説明するため
の図であり、11は外枠成型部材、12はV溝ブロック
受部材、13はファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部
材、14は熱膨張係数大の硬化物注入部である第1空間
部、22は光ファイバ芯線、23は各々挿入されたガイ
ドピン、45は第2空間部15の初期の挿入用ギャッ
プ、20は組み立て前の挿入スペースを規定する楔状、
あるいは熱溶融性の部材によるスペーサである。加熱に
よって、楔状のスペーサ20は左右に退避し、あるいは
熱溶融性部材からなるスペーサ20は溶融軟化して、初
期のギャップより減少し、図3と同様に、光ファイバを
完全に固定する配置となる。従って、この変形例のもの
も端面研磨後光ファイバコネクタとして用いることがで
きる。
の図であり、11は外枠成型部材、12はV溝ブロック
受部材、13はファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部
材、14は熱膨張係数大の硬化物注入部である第1空間
部、22は光ファイバ芯線、23は各々挿入されたガイ
ドピン、45は第2空間部15の初期の挿入用ギャッ
プ、20は組み立て前の挿入スペースを規定する楔状、
あるいは熱溶融性の部材によるスペーサである。加熱に
よって、楔状のスペーサ20は左右に退避し、あるいは
熱溶融性部材からなるスペーサ20は溶融軟化して、初
期のギャップより減少し、図3と同様に、光ファイバを
完全に固定する配置となる。従って、この変形例のもの
も端面研磨後光ファイバコネクタとして用いることがで
きる。
【0037】前記図3及び図4から明らかなように、本
実施例1の高精度型光ファイバコネクタによれば、光フ
ァイバ挿入時には、光ファイバ挿入用ギャップ(初期)
35,45があるために、光ファイバ挿入の作業性が良
くなる。
実施例1の高精度型光ファイバコネクタによれば、光フ
ァイバ挿入時には、光ファイバ挿入用ギャップ(初期)
35,45があるために、光ファイバ挿入の作業性が良
くなる。
【0038】挿入後、第1空間部(熱膨張係数大の硬化
物注入部)14に膨張係数の大きな樹脂を注入し、恒温
槽等で加熱硬化すると、前記第1空間部(硬化物注入
部)14が膨張し光ファイバ固定用V溝ブロック押え蓋
部材13を下向きに押す力が発生する。同時に、第2空
間部(挿入用ギャップ)15(図1)を支えている熱溶
融性接着剤が、ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部
材13によりV溝ブロック受部材12に押しつけられ
る。
物注入部)14に膨張係数の大きな樹脂を注入し、恒温
槽等で加熱硬化すると、前記第1空間部(硬化物注入
部)14が膨張し光ファイバ固定用V溝ブロック押え蓋
部材13を下向きに押す力が発生する。同時に、第2空
間部(挿入用ギャップ)15(図1)を支えている熱溶
融性接着剤が、ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部
材13によりV溝ブロック受部材12に押しつけられ
る。
【0039】図4の場合では、楔状のスペーサ20が左
右に逃げてギャップがなくなり、同様に下部のV溝ブロ
ック受部材12に押しつけられる。
右に逃げてギャップがなくなり、同様に下部のV溝ブロ
ック受部材12に押しつけられる。
【0040】この時点で、V溝ブロック受部材12と光
ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13は、正規
の寸法精度に固定され、その結果、挿入した光ファイバ
は正しい位置に固定される。
ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13は、正規
の寸法精度に固定され、その結果、挿入した光ファイバ
は正しい位置に固定される。
【0041】熱硬化を終えて室温に戻した後は、第1空
間部(硬化物注入部)14の膨張はなくなり、V溝ブロ
ック受部材12とファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋
部材13は、固定され再びギャップが生じることはな
い。
間部(硬化物注入部)14の膨張はなくなり、V溝ブロ
ック受部材12とファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋
部材13は、固定され再びギャップが生じることはな
い。
【0042】(実施例2)本発明の実施例2の高精度型
光ファイバコネクタは、外形切断面6.5mm×2.5mmの
MTコネクタ用金型の上部を加工し、厚み方向を4mmと
し熱軟化性樹脂で成型した楔状ブロックをスペーサ20
として、ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13
の間隔を2μmとって金型にセット、熱硬化性樹脂(石
英フィラー40wt%混入)をトランスファー成型し、
図1の光コネクタパーツを形成した。
光ファイバコネクタは、外形切断面6.5mm×2.5mmの
MTコネクタ用金型の上部を加工し、厚み方向を4mmと
し熱軟化性樹脂で成型した楔状ブロックをスペーサ20
として、ファイバ固定用のV溝ブロック押え蓋部材13
の間隔を2μmとって金型にセット、熱硬化性樹脂(石
英フィラー40wt%混入)をトランスファー成型し、
図1の光コネクタパーツを形成した。
【0043】V溝ブロック受部材12には、V溝ピッチ
(光ファイバ芯用線250μm幅×8本及びガイドピン
用を2個)あらかじめ加工したパイレックスブロックを
用いた。蓋部材は、内面を平面研磨した厚さ1mのパイ
レックス板を用いた。ファイバ用V溝の角度は、60角
とし表面より197.5μmの深さとした。
(光ファイバ芯用線250μm幅×8本及びガイドピン
用を2個)あらかじめ加工したパイレックスブロックを
用いた。蓋部材は、内面を平面研磨した厚さ1mのパイ
レックス板を用いた。ファイバ用V溝の角度は、60角
とし表面より197.5μmの深さとした。
【0044】この光ファイバブロックに8芯の光ファイ
バテープ(ファイバ外径125μm、ピンチ250μ
m)の先端を除去し、先端を揃えてカットした後にV溝
に添わせる形で挿入した。挿入は通常のMTコネクタモ
ジュールの挿入と同等に行えた。この後、図1における
第1空間14と第2空間部15に、各々、石英フィラー
30wt%、ポリスチレンビーズ50体積(V0l)%
を混入分散した熱硬化樹脂(エポテックR)を注入し、
70℃の恒温槽が加熱硬化させた。1時間の硬化後突出
したファイバ部を切断し、研磨器で研磨しブロック端面
を鏡面仕上げした。
バテープ(ファイバ外径125μm、ピンチ250μ
m)の先端を除去し、先端を揃えてカットした後にV溝
に添わせる形で挿入した。挿入は通常のMTコネクタモ
ジュールの挿入と同等に行えた。この後、図1における
第1空間14と第2空間部15に、各々、石英フィラー
30wt%、ポリスチレンビーズ50体積(V0l)%
を混入分散した熱硬化樹脂(エポテックR)を注入し、
70℃の恒温槽が加熱硬化させた。1時間の硬化後突出
したファイバ部を切断し、研磨器で研磨しブロック端面
を鏡面仕上げした。
【0045】〔比較例1〕本実施例2と同様の光ファイ
バブロックをインサートトランスファー成型する際、楔
状ブロックを配置しないで成型し、光ファイバブロック
部品を作った。このブロック部品に被覆除去した8芯テ
ープファイバを挿入した所、高い挿入力が必要でファイ
バ芯線が湾曲し、8本全てを破損なく同時にブロックを
貫通させることはできなかった。
バブロックをインサートトランスファー成型する際、楔
状ブロックを配置しないで成型し、光ファイバブロック
部品を作った。このブロック部品に被覆除去した8芯テ
ープファイバを挿入した所、高い挿入力が必要でファイ
バ芯線が湾曲し、8本全てを破損なく同時にブロックを
貫通させることはできなかった。
【0046】〔比較例2〕本実施例2と同様の光ファイ
バブロックをインサートトランスファー成型した。
バブロックをインサートトランスファー成型した。
【0047】但し、用いたV溝ブロックは、深さ〜20
0μmのV溝加工品とした。また、挿入時の楔状スペー
サは比較例1と同様配置しなかった。ファイバ挿入は、
通常に行え、後は、実施例2と同様の条件で硬化後処理
を行い光ファイバブロックとした。
0μmのV溝加工品とした。また、挿入時の楔状スペー
サは比較例1と同様配置しなかった。ファイバ挿入は、
通常に行え、後は、実施例2と同様の条件で硬化後処理
を行い光ファイバブロックとした。
【0048】(実施例3)本発明の実施例3の高精度型
光ファイバコネクタは、前記実施例2の熱硬化性樹脂
(石英フィラー40wt%入り)の代わりに、熱硬化性
フッ素接着材(石英フィラー40wt%)を実施例と同
様にインサートトランファー成型した。
光ファイバコネクタは、前記実施例2の熱硬化性樹脂
(石英フィラー40wt%入り)の代わりに、熱硬化性
フッ素接着材(石英フィラー40wt%)を実施例と同
様にインサートトランファー成型した。
【0049】ファイバ裸芯線を挿入しV溝セット後、紫
外線硬化型フッ化化合物ポリイミト接着材(石英フィラ
ー30wt%)を第2空間部15へPMMAビーズ50
体積(V0l)%入りアクリル系UV接着材を第1空間
14へ注入し硬化させた。硬化後、端面研磨し光ファイ
バブロックとした。
外線硬化型フッ化化合物ポリイミト接着材(石英フィラ
ー30wt%)を第2空間部15へPMMAビーズ50
体積(V0l)%入りアクリル系UV接着材を第1空間
14へ注入し硬化させた。硬化後、端面研磨し光ファイ
バブロックとした。
【0050】前記各硬化剤の熱膨張係数の制御は、通常
以下の方針に沿って行う。熱膨張係数の大きな硬化剤
は、線型ポリマーによって構成され、PMMA、ポリス
チレン系の熱融着型接着剤を利用する。また、ポリマビ
ーズを混入することにより、熱膨張係数を制御できる。
以下の方針に沿って行う。熱膨張係数の大きな硬化剤
は、線型ポリマーによって構成され、PMMA、ポリス
チレン系の熱融着型接着剤を利用する。また、ポリマビ
ーズを混入することにより、熱膨張係数を制御できる。
【0051】通常のエポキシ接着剤、UV硬化接着剤
は、熱膨張係数中位の硬化剤として利用できる。特に、
ポリイミド樹脂系の接着剤は、この中でも熱膨張係数の
小さな部類に入る。
は、熱膨張係数中位の硬化剤として利用できる。特に、
ポリイミド樹脂系の接着剤は、この中でも熱膨張係数の
小さな部類に入る。
【0052】さらに、熱膨張係数の小さくし、パイレッ
クス、石英等の接合、あるいは、熱膨張係数マッチング
を取る際は、石英ビーズ、石英フィラー等の低熱膨張係
数を有する無機フィラー、ビーズを前記中位の熱膨張係
数の接着剤に混合分散し、熱膨張係数を調整することが
可能である。本発明の実施例に用いた部材は前述の方針
に基づいて特性を設計した。
クス、石英等の接合、あるいは、熱膨張係数マッチング
を取る際は、石英ビーズ、石英フィラー等の低熱膨張係
数を有する無機フィラー、ビーズを前記中位の熱膨張係
数の接着剤に混合分散し、熱膨張係数を調整することが
可能である。本発明の実施例に用いた部材は前述の方針
に基づいて特性を設計した。
【0053】〔比較例3〕市販のMT型コネクタ(8芯
テープファイバ用)をそのまま用い取扱い手順通り挿入
し、ファイバを丸穴(127μmφ)にセットした後、
石英フィラー入り樹脂を上部より注入、80℃で1時間
(1hr)で固化させた後、端面ファイバを切断研磨加
工した。
テープファイバ用)をそのまま用い取扱い手順通り挿入
し、ファイバを丸穴(127μmφ)にセットした後、
石英フィラー入り樹脂を上部より注入、80℃で1時間
(1hr)で固化させた後、端面ファイバを切断研磨加
工した。
【0054】各サンプルを複数個作成し、取扱い性;2
次元型状測定器でコアに透光させコア間を測定した。
次元型状測定器でコアに透光させコア間を測定した。
【0055】前記実施例2,3と比較例1,2,3のそ
れぞれの測定結果の比較を表1に示す。
れぞれの測定結果の比較を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、光ファイバ芯線の挿入時の作業性を高めることがで
きる。
ば、光ファイバ芯線の挿入時の作業性を高めることがで
きる。
【0059】また、固定時のガタがなく光ファイバ芯線
の位置精度は、あらかじめ加工されたV溝ブロック受部
材の加工精度で決定されるので、トランスファー成型の
際の樹脂加工条件がゆるやかで容易にできる。これによ
り、これにより、低コストでかつ高精度の光ファイバコ
ネクタを得ることができる。また、従来トランスファー
成型に適さないとされたフッ素系の紫外線透過性の樹脂
材料も加工成型材料として用いることができる。
の位置精度は、あらかじめ加工されたV溝ブロック受部
材の加工精度で決定されるので、トランスファー成型の
際の樹脂加工条件がゆるやかで容易にできる。これによ
り、これにより、低コストでかつ高精度の光ファイバコ
ネクタを得ることができる。また、従来トランスファー
成型に適さないとされたフッ素系の紫外線透過性の樹脂
材料も加工成型材料として用いることができる。
【0060】また、作製後の寸法精度も光ファイバ芯線
部は、石英或いはガラス製のブロックで固定されている
ので、熱膨張係数が樹脂系に較べて小さく、外部環境に
対する寸法精度を高くすることができる。
部は、石英或いはガラス製のブロックで固定されている
ので、熱膨張係数が樹脂系に較べて小さく、外部環境に
対する寸法精度を高くすることができる。
【0061】また、蓋周囲の硬化部材を膨張係数の異な
ったものにすることにより、光ファイバ挿入用ギャップ
を容易に設けることができる。
ったものにすることにより、光ファイバ挿入用ギャップ
を容易に設けることができる。
【図1】 本発明による実施例1の高精度型光ファイバ
コネクタの外観構成を示す斜視図、
コネクタの外観構成を示す斜視図、
【図2】 図1の要部断面図、
【図3】 本実施例1の動作を説明するための断面図、
【図4】 本実施例1の動作を説明するための断面図、
【図5】 従来の高精度型光ファイバコネクタの構成例
を示す断面図、
を示す断面図、
【図6】 従来の一体成型型(簡易型)タイプのコネク
タの構成例を示す断面図、
タの構成例を示す断面図、
【図7】 従来の複合部品タイプの光ファイバコネクタ
の構成例を示す断面図。
の構成例を示す断面図。
11…外枠成型部材、12…V溝ブロック受部材、13
…ファイバ固定用のV溝ブロック蓋部材、14…第1空
間部(大きな熱膨張係数を持つ硬化剤注入部)、15…
第2空間部(小さな熱膨張係数を持つ硬化剤注入部)、
16…V溝ガイド部、17…樹脂まわりしろ部(光ファ
イバブロック端面樹脂被覆部)、18…挿入を容易にす
るための余裕ギャップ、19…光ファイバテープ、20
…楔状のスペーサ、21…光ファイバテープ先端部、2
2…光ファイバ芯線、23…ガイドピン。
…ファイバ固定用のV溝ブロック蓋部材、14…第1空
間部(大きな熱膨張係数を持つ硬化剤注入部)、15…
第2空間部(小さな熱膨張係数を持つ硬化剤注入部)、
16…V溝ガイド部、17…樹脂まわりしろ部(光ファ
イバブロック端面樹脂被覆部)、18…挿入を容易にす
るための余裕ギャップ、19…光ファイバテープ、20
…楔状のスペーサ、21…光ファイバテープ先端部、2
2…光ファイバ芯線、23…ガイドピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高戸 範夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 千田 和憲 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバ単芯あるいは配列させた光フ
ァイバ芯線群を、被接続ファイバと突き合わせて接続す
る光ファイバコネクタタイプの中で、接続部の光ファイ
バ保持部にあらかじめ精密加工したV溝ブロック受部材
を使用する光ファイバコネクタにおいて、精密加工した
V溝ブロック受部材とV溝ブロック押え蓋部材との間
に、光ファイバ挿入用ギャップを設ける手段を配置する
ことを特徴とする高精度型光ファイバコネクタ。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の高精度型光ファイ
バコネクタにおいて、前記光ファイバ挿入用ギャップを
設ける手段は、楔状のスペーサもしくは加熱により溶融
する部材であることを特徴とする高精度型光ファイバコ
ネクタ。 - 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の高精度型
光ファイバコネクタにおいて、V溝ブロック受部材内部
の硬化剤甲とV溝ブロック押え蓋部材の上部の硬化剤乙
の熱膨張係数を乙>甲の関係を有することを特徴とする
高精度型光ファイバコネクタ。 - 【請求項4】 前記請求項3に記載の高精度型光ファイ
バコネクタにおいて、精密加工したV溝ブロック受部材
及びV溝ブロック押え蓋部材の周囲を囲む外壁部材とし
て、前記硬化剤甲、乙と異なる硬化剤丙を用い、その熱
膨張係数が、乙>丙>甲の関係を有することを特徴とす
る高精度型光ファイバコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14368893A JPH075344A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高精度型光ファイバコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14368893A JPH075344A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高精度型光ファイバコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075344A true JPH075344A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15344647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14368893A Pending JPH075344A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高精度型光ファイバコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075344A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6128428A (en) * | 1997-10-22 | 2000-10-03 | Nec Corporation | Single-type array optical conversion apparatus |
JP2012048031A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ整列固定治具及び光ケーブル端末処理方法 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14368893A patent/JPH075344A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6128428A (en) * | 1997-10-22 | 2000-10-03 | Nec Corporation | Single-type array optical conversion apparatus |
JP2012048031A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ整列固定治具及び光ケーブル端末処理方法 |
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