JPH08122517A - カラーフィルターの製造法及びカラーフィルター - Google Patents

カラーフィルターの製造法及びカラーフィルター

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JPH08122517A
JPH08122517A JP25524194A JP25524194A JPH08122517A JP H08122517 A JPH08122517 A JP H08122517A JP 25524194 A JP25524194 A JP 25524194A JP 25524194 A JP25524194 A JP 25524194A JP H08122517 A JPH08122517 A JP H08122517A
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JP
Japan
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color filter
film
pigment
weight
substrate
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JP25524194A
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English (en)
Inventor
Yuji Kobayashi
雄二 小林
Shigeo Tachiki
繁雄 立木
Shiyouichi Sasaki
晶市 佐々木
Satohiko Akahori
聡彦 赤堀
Koji Yamazaki
浩二 山崎
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Yoichi Kimura
陽一 木村
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板への密着性を著しく向上させ、感光材料
の経時劣化に影響されない、良好な感光性を有するカラ
ーフィルターの製造法及びカラーフィルターを提供す
る。 【構成】 酸価が20〜300で重量平均分子量が1,
500〜200,000の樹脂、顔料、光重合性不飽和
結合を分子内に2つ以上含有するモノマー及び光開始剤
を含む着色画像形成材料の膜を基板上に形成し、温度が
30〜60℃、相対湿度が80%以上の雰囲気下に放置
させた後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化
させ、未露光部を現像により除去する工程を、異なった
複数の色の着色画像形成材料について繰り返し行い、画
素を形成することを特徴とするカラーフィルターの製造
法及びこの製造法により製造されたカラーフィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルターの製
造法及びカラーフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示デバイス、センサー及び
色分解デバイス等にカラーフィルターが多用されてい
る。このカラーフィルターの製造法として、従来は、染
色可能な樹脂、例えば天然のゼラチンやカゼインをパタ
ーニングし、そこに、主に染料を用いて染色し、画素を
得るという方法がとられていた。しかし、この方法で得
た画素は、材料からの制約で、耐熱性、耐光性等が低い
という問題があった。そこで、最近、耐熱性、耐光性等
を改良する目的で、顔料を分散した感光材料を用いる方
法が注目され、多くの検討が行われるようになった。こ
の方法によれば、製法も簡略化され、得られたカラーフ
ィルターも安定で、寿命の長いものになることが知られ
ている。
【0003】しかし、一方、基板上に画素を形成する際
に、顔料を含んだ感光性の膜の基板への密着性が低いた
めに、現像時に画素が剥離するという問題があった。そ
こで、従来から、シランカップリング剤を組成物に添加
して密着性の向上を図ってきたが、シランカップリング
剤を単独で用いた場合、安定性が低く、特に2週間以上
経過した感光材料を基板上に形成し、露光、現像を行う
と、効力を失い、画像パターンが得られないことが知ら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、顔料を分散
した感光材料の問題点である基板への密着性を著しく向
上させ、しかも、感光材料の経時劣化に影響されない、
良好な感光性を有するカラーフィルターの製造法及びカ
ラーフィルターを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、基板上に形成された着色画像形成材料を高湿
度下に暴露することで、基板への感光材料の密着性を向
上させられること、材料の経時劣化の影響をなくすこと
ができることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、酸価が20〜300
で重量平均分子量が1,500〜200,000の樹
脂、顔料、光重合性不飽和結合を分子内に2つ以上含有
するモノマー及び光開始剤を含む着色画像形成材料の膜
を基板上に形成し、温度が30〜60℃、相対湿度が8
0%以上の雰囲気下に放置させた後、活性光線を画像状
に照射し、露光部を光硬化させ、未露光部を現像により
除去する工程を、異なった複数の色の着色画像形成材料
について繰り返し行い、画素を形成することを特徴とす
るカラーフィルターの製造法及びその製造法により製造
されたカラーフィルターに関する。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明に
おいて酸価が20〜300で重量平均分子量が1,50
0〜200,000の樹脂(以下、単に樹脂ということ
がある)としては、酸価及び重量平均分子量がこの範囲
に入っていれば特に制限はないが、例えば、(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有重合性モ
ノマーと(メタ)アクリル酸エステル、スチレン等の重
合性モノマーとの共重合体が代表的なものとして挙げら
れる。
【0008】また、この樹脂は、光重合性不飽和結合を
有するものであってもよい。そのような樹脂としては、
高酸価カルボキシル基含有樹脂にグリシジルメタアクリ
レート、アリルグリシジルエーテル等のグリシジル基含
有不飽和化合物やアリルアルコール、2−ヒドロキシア
クリレート、2−ヒドロキシメタクリレート等の不飽和
アルコールを反応させた樹脂、水酸基を有するカルボキ
シル基含有樹脂に遊離イソシアネート基含有不飽和化合
物を反応させた樹脂、エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸
との付加反応物に多塩基酸無水物を反応させた樹脂、共
役ジエン重合体や共役ジエン共重合体と不飽和ジカルボ
ン酸無水物との付加反応物に水酸基含有重合性モノマー
を反応させた樹脂などが代表的な樹脂として挙げられ
る。
【0009】樹脂の酸価は20〜300の範囲とされ、
40〜200の範囲が好ましく、60〜150の範囲が
より好ましい。酸価が20未満では、アルカリ現像性が
低下し、また、300を超えると、画像パターンの形状
が不鮮明となる。また、樹脂の重量平均分子量は1,5
00〜200,000とされ、5,000〜100,0
00が好ましく、10,000〜50,000がより好
ましい。重量平均分子量が1,500未満では、顔料の
分散安定性が乏しくなり、また、200,000を超え
ると、感光液にしたときの粘度が高くなり、スピンコー
トする際の塗布性が低下する。
【0010】樹脂の使用量は、着色画像形成材料の固形
分総量に対して、10〜85重量%とすることが好まし
く、20〜60重量%とすることがより好ましく、25
〜50重量%とすることが特に好ましい。この使用量が
10重量%未満では、顔料の分散安定性が低下する傾向
があり、85重量%を超えると、感光液にしたときの粘
度が高くなり、スピンコートする際の塗布性が低下する
傾向がある。
【0011】次に、顔料について説明する。顔料には無
機顔料と有機顔料があるが、色調の豊富さ等から黒色の
カーボンブラック(無機顔料)と有機顔料が好ましい。
有機顔料としては、例えば、アゾ系、フタロシアニン
系、インジゴ系、アントラキノン系、ペリレン系、キナ
クリドン系、メチン・アゾメチン系、イソインドリノン
系等が挙げられる。本発明における着色画像形成材料を
カラーフィルターに適用する場合には、赤、青、緑及び
黒色等の着色画像に適した各顔料系が用いられる。
【0012】赤色の着色画像には、単一の赤色顔料系を
用いてもよいし、黄色顔料系を赤色顔料系に混合して調
色を行ってもよい。赤色顔料系としては、例えば、カラ
ーインデックス名で、ピグメントレッド9、123、1
55、168、177、180、217、220、22
4等が挙げられる。また、黄色顔料系としては、例え
ば、カラーインデックス名で、ピグメントイエロー2
0、24、83、93、109、110、117、12
5、139、147、154等が挙げられる。これらの
赤色及び黄色顔料は、単独で又は2種類以上を組み合わ
せて使用される。また、赤色顔料系と黄色顔料系を混合
して用いる場合には、黄色顔料系は赤色顔料系と黄色顔
料系の総量100重量部に対して、50重量部以下で用
いることが好ましい。
【0013】青色の着色画像には、単一の青色顔料系を
用いてもよいし、紫色顔料系を青色顔料系に混合して調
色を行ってもよい。青色顔料系としては、例えば、カラ
ーインデックス名で、ピグメントブルー15、15:
3、15:4、15:6、22、60等が挙げられる。
また、紫色顔料系としては、例えば、カラーインデック
ス名で、ピグメントバイオレット19、23、29、3
7、50等が挙げられる。これらの青色及び紫色顔料
は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
また、青色顔料系と紫色顔料系を混合して用いる場合に
は、紫色顔料系は青色顔料系と紫色顔料系の総量100
重量部に対して、50重量部以下で用いることが好まし
い。
【0014】緑色の着色画像には、単一の緑色顔料系を
用いてもよいし、上記の黄色顔料系を緑色顔料系に混合
して調色を行ってもよい。緑色顔料系としては、例え
ば、カラーインデックス名で、ピグメントグリーン7、
36、37等が挙げられる。これらの緑色及び黄色顔料
は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
また、緑色顔料系と黄色顔料系を混合して用いる場合に
は、黄色顔料系は緑色顔料系と黄色顔料系の総量100
重量部に対して、50重量部以下で用いることが好まし
い。黒色の着色画像には、例えば、カーボンブラック、
チタンカーボン、黒鉄、二酸化マンガン等の黒色画像が
用いられる。
【0015】本発明における顔料の使用量は、着色画像
形成材料の固形分総量に対して、5〜50重量%とする
ことが好ましく、10〜40重量%とすることがより好
ましく、15〜30重量%とすることが特に好ましい。
この使用量が5重量%未満では、画像の色濃度が低くな
る傾向があり、また、50重量%を超えると、光感度が
低下する傾向がある。
【0016】本発明における光重合性不飽和結合を分子
内に2つ以上有するモノマー(以下、単にモノマーとい
うことがある)としては、例えば、EO変性ビスフェノ
ールAジアクリレート(ここで、EOはエチレンオキシ
ドを意味する。以下も同じ)、ECH変性ビスフェノー
ルAジアクリレート(ここで、ECHはエピクロルヒド
リンを意味する。以下も同じ)、ビスフェノールAジメ
タクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、グリセロールジメ
タクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、EO変性リン酸ジアクリレート、ECH変性フタル
酸ジアクリレート、ポリエチレングリコール400ジア
クリレート、ポリプロピレングリコール400ジメタク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
ECH変性1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、EO変性リン酸トリアク
リレート、EO変性トリメチロールプロパントリアクリ
レート、PO変性トリメチロールプロパントリアクリレ
ート(ここで、POはプロピレンオキシドを意味する。
以下も同じ)、トリス(メタクリロキシエチル)イソシ
アヌレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリ
スリトールペンタアクリレート等が挙げられる。これら
のモノマーは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用
される。
【0017】本発明におけるモノマーは、着色画像形成
材料の固形分総量に対して、2〜50重量%とすること
が好ましく、5〜40重量%とすることがより好まし
く、10〜30重量%とすることが特に好ましい。モノ
マーの比率が2重量%未満では、光感度が低い傾向があ
り、50重量%を超えると、顔料の分散安定性が低下す
る傾向がある。
【0018】本発明における光開始剤としては、例え
ば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラエチル−4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−
ジメチルアミノベンゾフェノン、ベンジル、2,2−ジ
エトキシアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジル
ジメチルケタール、α−ヒドロキシイソブチルフェノ
ン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル
−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリ
ノ−1−プロパン、t−ブチルアントラキノン、1−ク
ロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノ
ン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、2−エチ
ルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−
フェナントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、
1,4−ジメチルアントラキノン、2−フェニルアント
ラキノン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール二量体等が挙げられる。これらの光
開始剤は単独で又は2種類以上を組み合わせて使用され
る。
【0019】本発明における光開始剤の使用量は、着色
画像形成材料の固形分総量に対して、0.01〜20重
量%とすることが好ましく、2〜15重量%とすること
がより好ましく、5〜10重量%とすることが特に好ま
しい。この使用量が0.01重量%未満では、光感度が
低くなる傾向があり、また、20重量%を超えると、密
着性が低下する傾向がある。
【0020】本発明においては上記以外に基板との密着
性を向上させるためにシランカップリング剤を使用する
ことができる。好ましいシランカップリング剤として
は、例えば、分子内にビニルベンジルアミノ基及びトリ
メトキシ基を有するN−β−(N−ビニルベンジルアミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランの
塩酸塩、分子内にメタクリロキシプロピル基及びトリメ
トキシ基を有するγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン等が挙げられる。その他のシランカップリン
グ剤としては、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−β
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げら
れる。これらのシランカップリング剤は単独で又は2種
類以上を組み合わせて使用される。
【0021】本発明においてシランカップリング剤の使
用量は、着色画像形成材料の固形分総量に対し、0.2
〜20重量%とすることが好ましく、0.5〜15重量
%とすることがより好ましく、1.0〜10重量%とす
ることが特に好ましい。この使用量が、0.2重量%未
満では、密着性向上の効果が不充分となる傾向があり、
また、20重量%を超えると着色画像形成の際に未露光
部の膜が剥離せずに、良好な画像パターンが得られなく
なる傾向がある。
【0022】本発明における着色画像形成材料には、上
記以外に、暗反応を抑制するためのハイドロキノン、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−
ブチルカテコール等の熱重合禁止剤、膜の平滑性を向上
させるためのフッ素系、シリコン系、炭化水素系等の界
面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を
必要に応じて適宜使用することができる。本発明におい
て着色画像形成材料は、有機溶剤を加えて感光液とし、
これを基板に直接塗布するか、あるいはいったん、支持
体に塗布したのち基板にラミネートするなどして、基板
表面に膜として形成される。その後一定条件の雰囲気下
に放置した後、露光、現像を行い、目的の画像パターン
を得ることができる。
【0023】次に、感光液について以下に説明する。ま
ず顔料を分散させた顔料分散液を調製する。顔料分散液
は通常、樹脂及び顔料を有機溶剤と混合し、この混合物
を超音波分散機、三本ロール、ボールミル、サンドミ
ル、ビーズミル、ホモジナイザー、ニーダー等の分散/
混練装置を用いて調製される。
【0024】本発明における有機溶剤としては、特に制
限はなく、例えば、ケトン系、セロソルブ系、アルコー
ル系、芳香族系等が挙げられる。具体的には、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチロセロソルブ、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテー
ト、ブチロセロソルブアセテート、エチレングリコール
モノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリ
コールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、3−メチル−3
−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブチ
ルアセテート、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒド
ロキシメチル−2−ピロリドン、メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチル
アルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、酢酸エチル等の有機溶剤が挙
げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせ
て使用される。
【0025】この時に、ポリカルボン酸型高分子活性
剤、ポリスルホン酸型高分子活性剤等のアニオン系顔料
分散剤、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブ
ロックポリマー等のノニオン系顔料分散剤等の顔料分散
剤、アントラキノン系、ペリレン系、フタロシアニン
系、キナクリドン系等の有機色素にアミノ基、カルボキ
シル基、スルホン酸塩基、カルボン酸アミド基、水酸基
等の置換基を導入した有機色素の誘導体などを加える
と、顔料の分散性や分散安定性が良好になり好ましい。
これら顔料分散剤や有機色素の誘導体は、顔料100重
量部に対して50重量部以下で用いることが好ましい。
また、顔料分散時にモノマー、光開始剤を加えてもよ
く、顔料分散後にモノマー、光開始剤を加えてもよい。
【0026】樹脂は、全量を分散時に顔料と共に用いて
もよく、樹脂の一部を分散後に加えてもよい。ただし、
樹脂は顔料100重量部に対して、分散時に20重量部
以上用いることが好ましい。20重量部未満では顔料の
分散安定性が低下する傾向がある。同様に有機溶剤も顔
料の分散時に全量用いてもよく、有機溶剤の一部を分散
後に加えてもよい。ただし、有機溶剤は分散時の顔料及
び樹脂の総量100重量部に対して、分散時に、100
重量部以上用いることが好ましい。100重量部未満で
は、分散時の粘度が高すぎて、特にボールミル、サンド
ミル、ビーズミル等で分散する場合には分散が困難にな
る可能性がある。また、有機溶剤は、感光液中の樹脂、
顔料、光開始剤、モノマー等の全固形分が5〜40重量
%の範囲になるよう用いられることが好ましい。
【0027】次にこのようにして得られた感光液を基板
に直接塗布する場合には、例えば、ロールコーター塗
布、スピンコーター塗布、スプレー塗布、ホエラー塗
布、ディップコーター塗布、カーテンフローコーター塗
布、ワイヤーバーコーター塗布、グラビアコーター塗
布、エアナイフコーター塗布等により行われる。この際
に用いる基板としては、用途により選択されるが、例え
ば、白板ガラス、青板ガラス、シリカコート青板ガラス
等の透明ガラス基板、ポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂
製シート、フィルム又は基板、アルミニウム板、銅板、
ニッケル板、ステンレス板等の金属基板、その他セラミ
ック基板、光電変換素子を有する半導体基板などが挙げ
られる。塗布後、通常、50〜130℃の温度で1〜3
0分間乾燥して膜を得ることができる。
【0028】一方、感光液を基板に直接塗布せずに、い
ったん支持体上に塗布、乾燥し、着色画像形成材料を含
む層(この層の厚さは、0.1〜300μmであること
が好ましく、0.2〜30μmであることがより好まし
く、0.2〜5μmであることが特に好ましい)を形成
して感光性エレメントとし、これを基板にラミネートす
る等して、基板表面に膜として形成することもできる。
支持体に感光液を塗布する方法としては、ナイフコータ
ー塗布、グラビアコーター塗布、ロールコーター塗布、
スプレーコーター塗布等で行うことができる。この時に
用いられる支持体としては、例えば、ポリエステルフィ
ルム、ポリアミドイミドフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム、ポリスチレンフィルム等のフィルムが挙げられ
る。塗布した後、上記と同様に、通常、50〜130℃
の温度で1〜30分間乾燥して膜を得ることができる。
更に膜の表面に塵が付着するのを防ぐ等の目的で、膜の
表面に剥離可能なカバーフィルムを積層することが好ま
しい。
【0029】剥離可能なカバーフィルムとしては、例え
ば、ポリエチレンフィルム、テフロンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、表面処理した紙等があり、カバーフ
ィルムを剥離するときに膜と支持体との接着力よりも膜
とカバーフィルムとの接着力がより小さいものであれば
よい。このようにして得られた感光性エレメントを基板
上にラミネートする方法としては、基板と本発明の着色
画像形成材料を含む層を重ね合わせながら、加熱圧着す
ることが好ましい。この場合、雰囲気は常圧でも減圧下
でもよい。このようにして基板表面に形成した本発明の
着色画像形成材料を含む膜の厚みは、用途によって適宜
定まるが、通常、0.1〜300μmの範囲とされる。
また、カラーフィルターに用いる場合には、通常、0.
2〜5μmの範囲とされる。
【0030】次に画像パターンを形成する方法について
説明する。上記の方法で得られた基板上の着色画像形成
材料の膜を一定の雰囲気下に放置した後、膜に活性光線
を画像状に照射し、露光部の膜を硬化させる。本発明に
おける一定の雰囲気下とは、温度30〜60℃で相対湿
度80%以上の環境であり、温度35〜50℃で相対湿
度が85%以上の環境がより好ましい。温度が30℃未
満では得られる効果が小さく、60℃を超えると未露光
部が現像時に剥離できなくなる。また、相対湿度80%
未満では得られる効果が小さい。放置する時間は、30
分以上とすることが好ましい。この時、感光性エレメン
トを用いて膜を形成した場合には、いったん支持体を剥
離し、放置した後露光することが好ましい。また、基板
に直接感光液を塗布して膜を形成した場合は、放置した
後その膜の表面にポリビニルアルコール等の酸素遮断膜
を0.5〜30μmの厚みで形成し、その上から露光し
てもよい。
【0031】活性光線の光源としては、例えば、カーボ
ンアーク灯、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、キセノンラン
プ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステン
ランプ、可視光レーザー等が用いられる。これらの光源
を用いてフォトマスクを介したパターン露光や走査によ
る直接描画等により画像状に活性光線が照射される。
【0032】続いて現像工程、すなわち、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム等の無機アルカリや、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメ
チルアンモニウムハイドロオキサイド、トリエチルアミ
ン、n−ブチルアミン等の有機塩基や塩を含む水溶液を
吹きつけるか、水溶液に浸漬する等して、未露光部を除
去し、画像に対応した硬化膜の着色画像パターンを得る
ことができる。現像後、更に、着色画像パターンを高圧
水銀灯等を用いて0.5〜5J/cm2の光量を後露光する
か、60〜200℃の温度で1〜60分間、後加熱をす
ると、画像パターンはより強固になり好ましい。
【0033】液晶表示素子に用いるカラーフィルターの
作製法を例示すると、ガラス基板上に着色画像形成材料
を用いて、前記した方法を繰り返して行うことにより、
赤、青、緑等の着色画素を形成した後、この着色画素間
のすき間に、黒色の着色画像をブラックマトリックスと
して形成する方法や、先にクロム蒸着や黒色の着色画像
等によりブラックマトリックスを形成後、上記と同様
に、赤、青、緑等の着色画素を形成してカラーフィルタ
ーを作製する方法な等ある。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 樹脂の合成例 メチルメタクリレート42g、ブチルアクリレート33
g、アクリル酸25g及びアゾビスイソブチロニトリル
2gからなる混合液を、窒素ガス雰囲気下で110℃に
保温したプロピレングリコールモノメチルエーテル90
g中に2時間かけて滴下した。滴下後、撹拌しながら3
時間保温し、その後、アゾビスジメチルバレロニトリル
1g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル12
gからなる混合液を20分間かけて滴下し、さらに、撹
拌しながら4時間保温して、高酸価アクリル樹脂(酸価
193)溶液を得た。次に、この溶液にグリシジルメタ
クリレート24g、ハイドロキノン0.1g及びテトラ
エチルアンモニウムブロマイド0.8gを加えて空気を
吹き込みながら105℃で6時間反応させて、光重合性
不飽和基を有する樹脂の溶液を得た。樹脂の酸価は8
8、重量平均分子量は45,000であり、樹脂溶液の
固形分は55重量%であった。
【0035】実施例1 樹脂として、前記の合成例で得られた樹脂溶液73g
(固形分40g)、顔料として、カラーインデックス名
で、ピグメントレッド177を25g及びピグメントイ
エロー139を5gをプロピレングリコールモノメチル
エーテル167gに加え、これをビーズミルを用いて2
時間分散した。この分散液200gに、上記の樹脂溶液
24g(固形分13g)、モノマーとしてトリメチロー
ルプロパントリアクリレート27g、光開始剤としてベ
ンゾフェノン6g、N,N′−テトラエチル−4,4′
−ジアミノベンゾフェノン2g、密着性向上剤として、
N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシランの塩酸塩(東レ・ダウ
コーニングシリコーン(株)製、商品名SZ−6032)
1.5g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル
280gを加えて混合し、着色画像形成材料を含む感光
液を得た。この感光液を、ガラス基板(コーニング社
製、商品名7059)上にスピンコート法により塗布
し、更に80℃、5分の乾燥を行い、膜厚2.0μmの
膜を形成した。得られた膜を温度40℃、湿度90%の
恒温恒湿槽内入れてに1時間放置した後、ネガマスクを
通して超高圧水銀灯により、画像状に150mJ/cm2の露
光を行い、次いで、トリエタノールアミンを6重量%含
む水溶液により現像を行った。得られた赤色の画像パタ
ーンについて、評価結果を表1に示す。
【0036】実施例2 樹脂として、前記の合成例で得られた樹脂溶液110g
(固形分60g)、顔料として、カラーインデックス名
で、ピグメントグリーン36を22g及びピグメントイ
エロー83を8gをプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル200gに加え、これをビーズミルを用いて2時
間分散した。この分散液220gに、モノマとしてペン
タエリスリトールテトラアクリレート35g、光開始剤
としてベンゾフェノン6g、N,N′−テトラエチル−
4,4′−ジアミノベンゾフェノン3g、密着性向上剤
として、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン(信越シリコーン(株)製、商品名KBM−503)
1.2g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル
125gを加えて混合し、着色画像形成材料を含む感光
液を得た。この感光液を実施例1と同様にガラス基板上
に塗布、乾燥し、膜厚2.0μmの膜を形成した。得ら
れた膜を、実施例1と同様に恒温恒湿槽内に入れて放置
した後、実施例1と同様の方法及び条件で露光、現像を
行った。得られた緑色の画像パターンについて、評価結
果を表1に示す。
【0037】実施例3 樹脂として、前記の合成例で得られた樹脂溶液36g
(固形分20g)、顔料として、カラーインデックス名
で、ピグメントブルー15:6を24g及びピグメント
バイオレット23を1gをプロピレングリコールモノメ
チルエーテル200gに加え、これをビーズミルを用い
て2時間分散した。この分散液140gに、上記の樹脂
溶液70g(固形分38.5g)、モノマとして1,4
−ブタンジオールジアクリレート35g、光開始剤とし
てベンゾフェノン6g、N,N′−テトラエチル−4,
4′−ジアミノベンゾフェノン2g、密着性向上剤とし
て、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
(信越シリコーン(株)製、商品名KBM−503)3
g、ビニルトリエトキシシラン(チッソ(株)製、商品名
S220)2.5g及びプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル230gを加えて混合し、着色画像形成材料
を含む感光液を得た。この感光液を、実施例1と同様に
ガラス基板上に塗布、乾燥し、膜厚2.0μmの膜を形
成した。得られた膜に、実施例1と同様の恒温恒湿槽内
に入れて放置した後、実施例1と同様の方法及び条件で
露光、現像を行った。得られた青色の画像パターンにつ
いて、評価結果を表1に示す。
【0038】実施例4 実施例1で得られた感光液を、厚さ6μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に、グラビアコート法によ
り塗布し、100℃、2分の乾燥により、膜厚2.0μ
mの着色画像形成材料を含む層を形成し、その上に厚さ
40μmのポリエチレンフィルムで被覆して感光性エレ
メントを得た。得られた感光性エレメントからポリエチ
レンフィルムを剥がした後、実施例1で用いたものと同
様のガラス基板上に、ラミネートした。ラミネート条件
は、ガラス基板温度40℃、ラミネートロール温度11
0℃、ラミネート圧力3.5kgf/cm2、ラミネート速度
1.5m/minで行った。次に、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを剥離し、温度45℃、湿度80%の恒温
恒湿槽内に入れて2時間放置した後、ネガマスクを通し
て、超高圧水銀灯により画像状に100mJ/cm2の露光を
行い、実施例1と同様な方法及び条件で現像を行った。
得られた赤色の画像パターンについて、評価結果を表1
に示す。
【0039】実施例5 クロム蒸着によりブラックマトリックスを形成した実施
例1で用いたガラス基板上に、実施例1と同様な方法及
び条件で赤色の画像パターンを形成した後、150℃で
10分間の後加熱を行った。次いで、その基板を用い
て、実施例2と同様な方法及び条件で、赤色画像パター
ンの隣に青色の画像パターンを形成した。その後、15
0℃で10分間の後加熱を行った。次いで、その基板を
用いて、実施例3と同様な方法及び条件で、青色画像パ
ターンの隣に緑青色の画像パターンを形成した。その
後、150℃で10分間の後加熱を行った。以上によ
り、1つの画素が、30μm×100μmの赤、青及び
緑色の三色からなるモザイク状に画素が並んだカラーフ
ィルターを作製した。
【0040】実施例6 クロム蒸着によりブラックマトリックスを形成した実施
例1で用いたガラス基板上に、実施例4と同様な方法及
び条件で赤色の画像パターンを形成した後、150℃で
10分間の後加熱を行った。次いで実施例2で得られた
感光液を用いて、実施例4と同様な方法及び条件で、感
光性エレメントを作製した。この感光性エレメントを上
記の基板上に実施例4と同様な方法及び条件でラミネー
トし、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して
恒温恒湿槽内に入れて放置した後、露光を行い、実施例
2と同様な方法及び条件で現像を行い、赤色画像パター
ンの隣に青色の画像パターンを形成した。その後、15
0℃で10分間の後加熱を行った。次いで、実施例3で
得られた感光液を用いて、実施例4と同様な方法及び条
件で、感光性エレメントを作製した。この感光性エレメ
ントを上記の基板上に実施例4と同様な方法及び条件で
ラミネートし、ポリエチレンテレフタレートフィルムを
剥離して恒温恒湿槽内に入れて放置した後、さらに露光
を行い、実施例3と同様な方法及び条件で現像を行い、
青色画像パターンの隣に緑色の画像パターンを形成し
た。その後、150℃で10分間の後加熱を行った。以
上により、1つの画素が、30μm×100μmの赤、
青及び緑色の三色からなるモザイク状に画素が並んだカ
ラーフィルターを作製した。
【0041】比較例1 実施例1の中で恒温恒湿槽内に入れて放置しなかった以
外は、実施例1と同様な組成及び方法、条件で得た感光
液を用いて、実施例1と同様な方法及び条件で膜厚2.
0μmの膜を形成し、更に露光及び現像を行った。結果
を表1に示す。
【0042】比較例2 実施例1と同様な組成及び方法、条件で得た感光液を用
いて、実施例1と同様な方法及び条件で膜厚2.0μm
の膜を形成した。得られた膜を温度40℃、湿度70%
の恒温恒湿槽内に入れて30分放置した後、更に露光及
び現像を行った。結果を表1に示す。
【0043】実施例7 実施例1で得られた感光液を一カ月室温(25℃)で放
置した後、実施例1と同様な方法及び条件で膜厚2.0
μmの膜を形成し、恒温恒湿槽内に入れて放置した後、
更に露光及び現像を行った。結果を表1に示す
【0044】比較例3 実施例7の一カ月室温で放置した感光液を使用して実施
例1と同様な方法及び条件で膜厚2.0μmの膜を形成
した。ついで恒温恒湿槽内に入れて放置を行わずに露光
及び現像を行った。結果を表1に示す
【0045】
【表1】 1) カッターにより1mm角のます目100個を形成し、
セロテープによる引き剥がしテスト、剥離せずに残った
ます目の数で密着性を評価 2) 光学密度0.05を1段目とし、1段ごとに光学密
度が0.15ずつ増加する21段のST(ステップタブ
レット)を用いて評価
【0046】表1から、本発明における一定条件の雰囲
気下に放置する工程を省略した場合(比較例1)や条件
外の雰囲気下に放置した場合(比較例2)、膜の密着性
は低下する。また、感光液を調製後一カ月経過した感光
液(比較例3)は経時劣化によって現像時に画像パター
ンが剥離し、画像が得られないことが分かる。それに対
し、本発明での露光現像前に膜を一定条件の雰囲気下に
放置する工程を行う場合は、膜の密着性を大幅に向上さ
せることができ、光感度、高解像度の画像パターンを得
ることができる(実施例1、2及び3)。また、一カ月
室温で放置した感光液を使用して膜を形成し露光現像を
行っても感光性の低下は見られなかった(実施例7)。
【0047】一方、実施例4に示した感光性エレメント
を用いた場合でも、実施例1の場合と同様な光感度と解
像度を示した。このように従来になく特性良好な着色画
像形成材料を用いて、作製したカラーフィルター(実施
例5及び6)は、いずれも消偏性が500以上と光学特
性に優れ、画像表示素子として有効であることを確認し
た。
【0048】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタ製造法は、基板
への密着性を著しく向上させ、しかも、材料の経時劣化
の影響を受けず、良好な感光性を維持できる。本発明の
カラーフィルターの製造法で製造したカラーフィルター
は、光学特性の優れた画像表示素子として用いることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤堀 聡彦 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 山崎 浩二 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 佐藤 勉 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内 (72)発明者 木村 陽一 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸価が20〜300で重量平均分子量が
    1,500〜200,000の樹脂、顔料、光重合性不
    飽和結合を分子内に2つ以上含有するモノマー及び光開
    始剤を含む着色画像形成材料の膜を基板上に形成し、温
    度が30〜60℃、相対湿度が80%以上の雰囲気下に
    放置させた後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光
    硬化させ、未露光部を現像により除去する工程を、異な
    った複数の色の着色画像形成材料について繰り返し行
    い、画素を形成することを特徴とするカラーフィルター
    の製造法。
  2. 【請求項2】 雰囲気下に放置させる時間を30分間以
    上とする請求項1記載のカラーフィルターの製造法。
  3. 【請求項3】 異なった複数の色が、赤、青及び緑であ
    る請求項1又は2記載のカラーフィルターの製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のカラーフィル
    ターの製造法により製造されたカラーフィルター。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5958610A (en) * 1996-02-22 1999-09-28 Denso Corporation El element having a color filter formed on an upper electrode
WO2001048108A1 (fr) * 1999-12-27 2001-07-05 Clariant International Ltd. Composition de revêtement
JP2008112146A (ja) * 2006-10-04 2008-05-15 Hitachi Chem Co Ltd 感光性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント
JP2012180519A (ja) * 2012-03-29 2012-09-20 Sumitomo Chemical Co Ltd 着色硬化性組成物
JP2020197603A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 昭和電工マテリアルズ株式会社 感光性樹脂組成物、感光性樹脂フィルム、多層プリント配線板、半導体パッケージ、及び多層プリント配線板の製造方法

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