JPH08121938A - 恒温槽の結露防止機構 - Google Patents

恒温槽の結露防止機構

Info

Publication number
JPH08121938A
JPH08121938A JP28140494A JP28140494A JPH08121938A JP H08121938 A JPH08121938 A JP H08121938A JP 28140494 A JP28140494 A JP 28140494A JP 28140494 A JP28140494 A JP 28140494A JP H08121938 A JPH08121938 A JP H08121938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
constant temperature
glass door
air
temperature bath
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28140494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sakamoto
坂本  明
Ichiro Ogawa
一郎 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP28140494A priority Critical patent/JPH08121938A/ja
Publication of JPH08121938A publication Critical patent/JPH08121938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス扉を用いた恒温槽において、温度差に
よりガラス扉の表面が結露したり、凍結したりするのを
防止する。 【構成】 恒温室(14)内の底部にファン(24)を
有する吸入口(22)を形成し、これに連通するダクト
(26)を介して恒温室(14)内の空気の一部をダク
ト(26)の噴出口(28)からガラス扉(16)の上
方に向けて吹出すことにより、恒温室(14)内の温度
とガラス扉(16)の表面温度との温度差をなくすよう
にして、結露防止をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス扉を有する恒
温槽に関し、特に、該恒温槽のガラス扉に外部との温度
差により結露するのを防止するようにした恒温槽の結露
防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、恒温槽内の状態が良く見ること
ができるように、扉ないしシャッターの一部がガラスか
ら構成されている恒温槽がある。
【0003】しかし、このような恒温槽においては、該
恒温槽内部の温度と外気の温度とに温度差がある場合、
ガラス表面が結露して曇ってしまったり、時には凍り付
いてしまうことがあり、このような状態では恒温槽内の
状態が見えず、試験作業等に支障をきたしてしまうこと
がある。
【0004】このようなガラス表面への結露を防止する
先行技術として、実開平2−16984号公報に開示の
発明が知られている。
【0005】この先行技術は、恒温槽の出入り口に配置
されているシャッターと、該恒温槽の出入り口の側壁に
設けられて恒温槽の内部から外部に向けて空気を吹出す
吹出し穴と、該空気を加熱する空気加熱ユニットと、空
気の温度を設定する温度制御器とから構成され、乾燥さ
れた空気を吹出し穴から吹出すようにした恒温槽の結露
防止装置である。
【0006】しかし、前記先行技術においては、全体の
機構が複雑になり、かつ大掛かりになものとなってしま
うという問題点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に鑑み
てなされたものであって、構成が簡単で、かつコンパク
トで、安価となる恒温槽の結露防止機構を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、恒温室(14)を開放密閉する開閉可能なガ
ラス扉(16)を有する恒温槽(10)であって、前記
恒温室(14)内の底部に形成され、恒温室(14)内
の空気を吸引する吸入口(22)と、前記吸入口(2
2)内に配置され、恒温室(14)内の空気を吸引する
ファン(24)と、前記吸入口(22)に連通するダク
ト(26)とを有し、前記ダクト(26)の先端に形成
されている噴出口(28)が前記ガラス扉(16)の下
端部(16a)近辺に位置し、上方に向くようにした恒
温槽の結露防止機構とした。
【0009】
【作用】恒温室(14)内の空気の一部をファン(2
4)により吸入口(22)より吸引し、噴出口(28)
からガラス扉(16)の上方に向けて吹出すようにする
と、恒温室(14)内の温度とガラス扉(16)の外表
面の温度とにおいてほとんど温度差がなくなり、ガラス
扉(16)表面に結露しなくなり、曇ることもなく、さ
らには凍結してしまうということもない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づき
詳細に説明する。図1は本発明に係る恒温槽(10)の
概略正面図であり、図2は該恒温槽(10)の概略的に
示した一部断面図である。
【0011】恒温槽(10)は、下部に台(12)を有
しており、その上部には恒温室(14)を有している。
【0012】恒温槽(10)の正面側には、恒温室(1
4)を開放、密閉するためのガラス扉(16)が取付け
られている。該ガラス扉(16)は、ヒンジ(18)に
より開閉自在となっている。このガラス扉(16)は、
恒温室(14)の内部が覗けるように透明となってい
る。
【0013】また、恒温槽(10)の正面周辺には、前
方に突出するように庇部(20)が形成されている。こ
の囲まれた庇部(20)により、前記ガラス扉(16)
の外表面に吹き付けられる空気はその部分において一時
的にこもり、保持されることになる。
【0014】前記恒温室(14)の底部には、該恒温室
(14)内の空気を取入れるための吸入口(22)が形
成され、該吸入口(22)にはファン(24)が配置さ
れている。該吸入口(22)には、該吸入口(22)と
連通するダクト(26)が取付けられている。
【0015】ダクト(26)の先端は、空気が吹出す噴
出口(28)となっており、該噴出口(28)は、上方
に向き、ガラス扉(16)の下端部(16a)近辺に位
置している。該噴出口(28)は、ガラス扉(16)の
中央に一箇所設けるようにしてもよいが、好ましくは、
図1に示すように該ガラス扉(16)のほぼ横幅方向に
延びるように設けるようにすれば、噴出する空気はまん
べんなく上方に噴出される。また、噴出口(28)は、
ガラス扉(16)の横幅方向に間欠的に複数箇所設ける
ようにしてもよい。
【0016】このように恒温室(14)内の空気の一部
をファン(24)により吸入口(22)より吸引し、噴
出口(28)からガラス扉(16)の上方に向けて吹出
すようにすると、恒温室(14)内の温度とガラス扉
(16)の外表面の温度とにおいてほとんど温度差がな
くなり、ガラス扉(16)表面に結露しなくなり、曇る
こともなく、さらには凍結してしまうということもな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、恒
温槽において、恒温室内の空気をそのままシャッターで
あるガラス扉の外表面に下から吹き上げるようにしたの
で、わざわざ結露防止用の空気を加熱する手段も必要で
なく、構造が簡単で、確実に恒温室内の空気温度とガラ
ス扉表面の温度とに温度差がなくなり、該ガラス扉表面
に水滴等が結露し曇るということがないとともに、凍結
することもないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る恒温槽を概略的に示した正面図で
ある。
【図2】図1における一部を断面にした概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10 恒温槽 14 恒温室 16 ガラス扉 20 庇 22 吸入口 24 ファン 26 ダクト 28 噴出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 恒温室(14)を開放密閉する開閉可能
    なガラス扉(16)を有する恒温槽(10)であって、 前記恒温室(14)内の底部に形成され、恒温室(1
    4)内の空気を吸引する吸入口(22)と、 前記吸入口(22)内に配置され、恒温室(14)内の
    空気を吸引するファン(24)と、 前記吸入口(22)に連通するダクト(26)とを有
    し、 前記ダクト(26)の先端に形成されている噴出口(2
    8)が前記ガラス扉(16)の下端部(16a)近辺に
    位置し、上方に向いていることを特徴とする恒温槽の結
    露防止機構。
  2. 【請求項2】 前記恒温槽(10)のガラス扉(16)
    が取付けられている正面側の周囲に前方に突出するよう
    庇(20)が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の恒温槽の結露防止機構。
JP28140494A 1994-10-20 1994-10-20 恒温槽の結露防止機構 Pending JPH08121938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28140494A JPH08121938A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 恒温槽の結露防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28140494A JPH08121938A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 恒温槽の結露防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08121938A true JPH08121938A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17638682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28140494A Pending JPH08121938A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 恒温槽の結露防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08121938A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0155607B1 (ko) 풍향 조절 장치
US7721728B2 (en) Oven
JPH04231576A (ja)
JP2000111083A (ja) 空気調和機
WO2011080097A2 (en) Oven with a ventilating device
KR910001554Y1 (ko) 공기조화장치
JPH08121938A (ja) 恒温槽の結露防止機構
JP2002333159A5 (ja)
KR970011605A (ko) 가스오븐렌지의 냉각장치
JP3389296B2 (ja) 恒温恒湿槽
KR200286252Y1 (ko) 연료 절약형 수산물 자동 건조장치
JP2005351563A (ja) 蒸気調理器
JP3015605B2 (ja) 製氷機
JPH10122622A (ja) 同時給排型レンジフード
JPH09273773A (ja) 壁埋込形空気調和機
JP4186324B2 (ja) 油炊き温水ボイラ
JP3570131B2 (ja) 加熱調理装置
JP2004239472A (ja) フラワーショーケース
JPH0828901A (ja) 空気調和機の室内機
JPH07305897A (ja) 電気温風機
JPH11257826A (ja) 冷却貯蔵庫用ユニットクーラー
JPH1137529A (ja) 外部エアーカーテン付き環境装置
KR890007409Y1 (ko) 쌀통의 인출장치
JPS6034348Y2 (ja) ドラフトチヤンバ−
JPS6143169Y2 (ja)