JP2004239472A - フラワーショーケース - Google Patents

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JP2004239472A
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Kaname Akimoto
要 秋本
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Daiwa Industries Ltd
Original Assignee
Daiwa Industries Ltd
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Abstract

【課題】外気温が低くなったときにガラス面で結露しないようにしたフラワーショーケースを提供する。
【解決手段】エバポレーター11とブロワー12とからなる冷気発生部14の吹き出し口15から、冷気を吹き出し、還流口16から還流させてショーケース10内の冷気を循環・保冷するフラワーショーケースにおいて、ショーケース10の天井部分にフラップ20を付設した外気取り入れ口19を開口し、ショーケース10内の湿度検出信号により上記フラップ20を制御する機構を備えたものであり、上記冷気吹き出し口15はドアー面に平行に設け、還流口16はドアーの対向面に平行に設け、上記外気取り入れ口19は、吹き出し口15と鴨居18との間に開口したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、結露防止機能を備えたフラワーショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なフラワーショーケースは、エバポレーターとブロワーとからなる冷気発生部とショーケースとからなり、上記冷気発生部で発生した冷気は、上記ブロワーにより吹き出し口からショーケース内に吹き込まれ、ショーケース内を循環して還流口を経て還流してショーケース内の温・湿度を均一制御するようになっている(図2参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここでフラワーショーケースは、業務用冷蔵庫のように循環する冷気の風量・風速が大きいと、収容した花卉が乾燥したり揺れて疲労するため、冷気の流れをできるだけ緩やかにする必要がある。
【0004】
冷気の流れを緩やかにすると、ショーケース内の温・湿度、とりわけガラス面の温・湿度が外気温度に影響されやすく、外気が低くなるとショーケース内のガラス面近傍の水蒸気は飽和状態になり結露することがある。
【0005】
このようにガラス面が結露するとショーケース内の花卉をガラスを透して見ることができなくなり、結露が成長して花卉に落ちると、花弁や葉に斑点や染みが生じて品質の低下を招く恐れがある。
【0006】
この発明は上記問題に鑑み、外気温が低くなったときにガラス面で結露しないようにしたフラワーショーケースを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、エバポレーターとブロワーとからなる冷気発生部の吹き出し口から、冷気を吹き出し、還流口から還流させてショーケース内の冷気を循環・保冷するフラワーショーケースにおいて、ショーケースの天井部分にフラップまたはスライドシャッタを付設した外気取り入れ口を開口し、ショーケース内の湿度検出信号により上記フラップを制御する機構を備えた(請求項1)ものであり、上記冷気吹き出し口はドアー面に平行に設け、還流口はドアーの対向面に平行に設け(請求項2)、上記外気取り入れ口は、吹き出し口と鴨居との間に開口した(請求項3)ものである。
【0008】
上記の如く構成するこの発明によれば、ショーケース内の水蒸気が飽和状態に近づくと、外気取り込み口のフラップが開き外気が取り込まれて結露しなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。ショーケース10の上部にエバポレーター11とブロワー12が取り付けられ筐体13で囲まれた冷気発生部14が設けられている。
【0010】
ショーケース10と冷気発生部14とは、冷気吹き出し口15と還流口16で繋がっておりり、ブロワー12の吐出口は冷気吹き出し口15に一致して、吹き出された冷気はショーケース10内を循環して還流口16から冷気発生部14に還流する。
【0011】
ショーケース10の天井の、筐体13の前端17と鴨居18との間に外気取り入れ口19が開口し、上記外気取り入れ口19にはフラップ20が設けられている。なお、上記フラップに代えてスライドシャッタとすることができ、また、細長い外気取り入れ口に代えて小孔を横列に設け、同一間隔に小孔を設けたスライドシャッタを設けてもよい。
【0012】
上記フラップ20は、ショーケース10内に設置した湿度検出器21の出力信号により作動し、ショーケース10内の湿度が上昇し飽和状態になると開いて外気を取り入れ結露を防止し、湿度が下がると閉じてショーケース10内の温・湿度を一定に保つようになっている。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、ショーケースの天井ドアー側にフラップを付設した外気取り入れ口を設け、ショーケース内の湿度検出信号により上記フラップを開閉(開度)制御することにより結露が防止され、収容された花卉の陳列効果を低下させることなく、また、結露による花卉の品質低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフラワーショーケースの部分縦断面図
【図2】同斜視図
【符号の説明】
10 ショーケース
11 エバポレーター
12 ブロワー
13 筐体
14 冷気発生部
15 冷気吹き出し口
16 還流口
17 前端(筐体の)
18 鴨居
19 外気取り入れ口
20 フラップ
21 湿度検出器
D ドアー

Claims (3)

  1. エバポレーターとブロワーとからなる冷気発生部の吹き出し口から、冷気を吹き出し、還流口から還流させてショーケース内の空気を循環・保冷するフラワーショーケースにおいて、ショーケースの天井部分にフラップまたはスライドシャッタを付設した外気取り入れ口を開口し、ショーケース内の湿度検出信号により上記フラップを制御する機構を備えたこと特徴とするフラワーショーケース。
  2. 上記冷気吹き出し口はドアー面に平行に設け、還流口はドアーの対向面に平行に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のフラワーショーケース。
  3. 上記外気取り入れ口は、吹き出し口と鴨居との間に開口したことを特徴とする請求項1または2に記載のフラワーショーケース。
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