JPH09313794A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥室内に温風・除湿ユニットを設置し、乾
燥室内に吊り下げられた衣類を除湿する衣類吊下型の衣
類乾燥機において、温風・除湿ユニットから乾燥室内に
温風を広範囲に吹き出し、衣類の乾燥効率を高めること
を課題とする。 【解決手段】 乾燥室Ａ内に設置される温風・除湿ユニ
ット１０の温風吹出口２２の上半部分に設置される上側
ルーバー４０ａを上向きに設定し、温風吹出口２２の下
半部分の下側ルーバー４０ｂを下向きに設定して、温風
吹出口２２から吹き出される温風の吹き出し角度を広範
囲に設定することにより、衣類に当たる温風の範囲を拡
げ、衣類の乾燥効率を高めるとともに、所望ならば乾燥
室Ａ内に循環ファン７０を設置して乾燥室Ａ内へのより
有効な温風の流れを形成することにより、乾燥効率を高
める。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、乾燥室内に温風
・除湿ユニットを配置して、衣類を吊り下げた乾燥室内
に温風を吹き込み、温風を循環させることにより衣類を
除湿・乾燥させる衣類吊下げ型の衣類乾燥機に関するも
ので、特に、乾燥効率を高め、乾燥時間の短縮化を図っ
た衣類乾燥機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、衣類乾燥機としては、浴室衣類乾
燥機，回転ドラム式乾燥機が知られている。

【０００３】このうち、浴室衣類乾燥機は乾燥時間が長
く、かつ、消費電力等も多く必要とするため、乾燥効率
および経済性において改善の余地があった。

【０００４】一方、回転ドラム式衣類乾燥機は、衣類を
ドラム内で回転させ、温風と衣類との摩擦で乾燥させる
構成であり、原理としては、空冷式除湿型である。

【０００５】従って、衣類を動かすため、乾燥時間が早
まる利点はあるものの、衣類を擦り合わせるため、衣類
が損傷しやすく、また、ドラム内で衣類を回転させると
ともに、大型の熱交換ファンを使用する関係で、運転音
が大きく、かつ、装置も大掛りなものとなる。

【０００６】更に、回転ドラム式衣類乾燥機は、空冷式
のため、除湿度に限界があり、また、外気との熱交換の
ため、機外に熱を放出し、環境温度並びに湿度が異常に
上昇するという問題点があった。

【０００７】これらを解決するため、衣類を動かさず、
しかも、運転音が静かで、かつ、コンパクトな空気循環
式除湿タイプの衣類乾燥機が提案されており、このもの
は、乾燥室内に濡れた衣類を吊り下げ、乾燥室内に温風
を循環させて衣類の除湿を行なうという衣類吊下型の衣
類乾燥機である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衣類乾燥機の中で、衣類に損傷を与えない衣類吊下型
で、かつ、ファン等をコンパクトに構成した空気循環式
衣類乾燥機は、回転ドラム式衣類乾燥機に比べ種々の有
利さを備えているが、この空気循環式衣類乾燥機は、乾
燥室内での温風の制御にやや難があり、そのため、除湿
度が低く、乾燥時間が長くなるという不具合があるとと
もに、外気との熱交換であるため、環境温度、並びに湿
度が過度に上昇するという問題点は解決されていなかっ
た。

【０００９】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、乾燥室内に衣類を吊り下げ、乾燥室内に空
気を循環させて衣類を乾燥させる吊下型の空気循環式衣
類乾燥機において、乾燥室内での温風制御を改善するこ
とにより、衣類の乾燥時間を早めるとともに、室内の温
度、並びに湿度を良好に保つことができる衣類乾燥機を
提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、乾燥室内に温風・除湿ユニットを取り付
け、乾燥室内の湿空気をユニット内に取り込み、除湿処
理後、乾燥室内に温風を吹き出し、乾燥室内に吊り下げ
た衣類を乾燥させる衣類吊下型の衣類乾燥機において、
前記温風・除湿ユニットに設けられる温風吹出口には、
水平方向に伸びるルーバーが上下方向に適宜間隔毎に配
設され、温風吹出口の上半部分に設けられる上側ルーバ
ーは上向きに設定され、温風吹出口の下半部分に設けら
れる下側ルーバーは下向きに設定されていることによ
り、温風の吹出角度が広角度に調整されていることを特
徴とする。

【００１１】ここで、乾燥室内に設置される温風・除湿
ユニットは、乾燥室内の湿空気を吸い込む湿空気吸込口
と、乾燥室内に温風を吹き出す温風吹出口がそれぞれ設
定されており、ユニット内部には、水冷構造、あるいは
空冷構造の除湿機構が内蔵されており、この除湿機構に
より除湿された空気は、内部の温風ファン，温風ヒータ
ーにより所定温度に加熱された状態で温風が温風吹出口
から乾燥室内に吹き出される。

【００１２】上記除湿機構として、水冷構造の場合は、
湿空気の通路内に冷却水を貯溜しておき、この除湿機構
で結露した結露水を貯溜する結露水受皿、及びこの受皿
から外部トラップへ通じる排水ホースが設置されていれ
ば良い。

【００１３】また、除湿機構として空冷構造を採用した
場合、外部から乾空気を取り込む乾空気取入口を例え
ば、ユニットの背面側に設けておき、内部に設けられた
結露板の一側面に湿空気を接触させ、他側面に外部から
の乾空気を接触させることにより、結露板に結露した結
露水を結露受皿に貯溜して外部トラップへ排水ホースを
通じて排出すれば良い。

【００１４】更に、温風吹出口の構造は、水平方向に伸
びるルーバーが上下方向に沿って複数枚設置されてお
り、温風吹出口の上半部分の上側ルーバーは乾燥室の天
板とほぼ平行する方向に温風が吹き出されるように上向
きにルーバーの角度設定がなされ、かつ、下側ルーバー
は乾燥室の側面板とほぼ平行な方向に温風が吹き出され
るように下向きにルーバーの角度設定がなされている。

【００１５】上記温風ファンとしては、小型軸流ファン
が好適であり、また、温風吹出口近傍部分に乾燥室内の
温度の過上昇を防止するセンサーが設置されていること
が安全運転上、好ましいとともに、温風ヒーターとして
は運転開始時の待ち時間がほとんど不要となるＰＴＣセ
ラミックヒーターが良い。

【００１６】このように、温風ファンの駆動により温風
吹出口から温風を上側ルーバー，下側ルーバーにより温
風を広範な吹出角度で乾燥室内に吹き込み、乾燥室内の
湿った衣類により乾燥室内の湿空気が湿空気吸込口から
ユニット内に吸い込まれ、除湿機構を通して除湿された
乾空気がヒーターにより加熱され、温風吹出口から再度
乾燥室内に吹き出されるという空気循環方式であるが、
乾燥室内の隅々まで温風をいきわたらせるために、例え
ば、温風・除湿ユニットの設置側の対向側面の上部側に
乾燥室用循環ファンを設置し、新たな温風の流路を形成
することが特徴である。

【００１７】以上の構成から明らかなように、温風・除
湿ユニットにおける温風吹出口は、温風の方向を決める
ルーバーが、上側ルーバーは上向きに、下側ルーバーは
下向きにそれぞれ角度設定がなされているため、従来の
ように温風が乾燥室内の中央部分に集中することがな
く、温風のいきわたる範囲を拡げることにより、衣類の
除湿を有効に行なうことができる。

【００１８】更に、乾燥室内に別途設けた乾燥室用循環
ファンによりルーバーによる温風の流れに加えて新たな
流れを作ることにより、より広範囲に温風を乾燥室内の
隅々にいきわたらせることができ、より一層、衣類の除
湿を有効に行なうことができる。

【００１９】また、乾燥室内に別途循環ファンを設置す
るため、ユニット内の温風ファンの能力がそれ程必要と
されないため、ユニットの小型化が可能となる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る衣類乾燥機の
実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。

【００２１】図１は本発明に使用する温風・除湿ユニッ
トの外観図、図２は同温風・除湿ユニットの構成を示す
断面図、図３は図１に示す温風・除湿ユニットをキャビ
ネット内に設置した状態を示す外観図、図４は本発明に
係る衣類乾燥機の作用を示す説明図、図５は本発明に係
る衣類乾燥機の別の実施形態を示す説明図である。

【００２２】図１，図２において、本発明に使用する温
風・除湿ユニット１０は、ユニットハウジング２０の正
面側（乾燥室と対向する面側）２０ａの下側に乾燥室の
湿空気を吸い込む湿空気吸込口２１が形成されるととも
に、正面側２０ａの上側に乾燥室内に温風を吹き出す温
風吹出口２２が形成されている。

【００２３】更に、ハウジング２０の側面側２０ｂには
操作パネル２３が設置されており、電源ＯＮスイッチ，
運転スイッチ，停止スイッチ等の衣類乾燥操作に付随す
る各種スイッチ類が設けられており、ハウジング２０の
背面側２０ｃには、図１では図示しないキャビネットに
温風・除湿ユニット１０を備え付けるためのスライダー
２４がその上下に２条設置されている。

【００２４】そして、ユニットハウジング２０内部に
は、湿空気の除湿を行なう除湿機構３０が内蔵されてお
り、温風吹出口２２の内側には、除湿機構３０を通じて
除湿された乾空気を乾燥室内に送り出すため小型軸流フ
ァン等の温風ファン３１，乾空気を所定温度に加熱する
ＰＴＣセラミックヒーター等の温風ヒーター３２が設置
され、温風吹出口２２の近傍部分には乾燥室内の温度の
過上昇を防止するセンサー３３が設置されている。

【００２５】尚、除湿機構３０としては、外部の冷却水
を湿空気と接触，結露させて除湿を行なう水冷方式のも
のでも、外部の乾空気をハウジング２０内に取り入れ、
湿空気と結露板を介して接触させ、結露水を外部に除去
する空冷方式のものでもどちらでも良い。

【００２６】ところで、本発明の特徴は、温風吹出口に
設けられるルーバー４０の構造にその特徴がある。

【００２７】すなわち、ルーバー４０は水平方向に伸び
る長尺プレート状をなしており、上下方向に沿って適宜
間隔毎に複数枚設置されており、温風吹出口２２の上半
部分に設置されるルーバー４０ａは温風がほぼ水平方向
に吹き出されるように上側ルーバー４０ａの角度は、水
平面を基準として約３０゜となるように乾燥室上部に温
風が流れるように設定されている。

【００２８】一方、温風吹出口２２の下半部分に設置さ
れる下側ルーバー４０ｂは温風が下方向に吹き出される
ように下側ルーバー４０ｂのルーバー角度は水平面を基
準として約６０゜となるように乾燥室下部に温風が流れ
るように設定されている。

【００２９】このように本発明に使用する温風・除湿ユ
ニット１０は、温風吹出口２２においてルーバー４０の
角度を上側ルーバー４０ａと下側ルーバー４０ｂ、それ
ぞれ吹出角度を変えて温風の広範な吹出角度を得られる
ように設定されている。

【００３０】次に、図３，図４に基づいて、本発明に係
る衣類乾燥機５０の全体構成について説明する。

【００３１】すなわち、図３に示すように、所定内容積
を備えたキャビネット６０は、仕切板６１により上下に
２分割されており、上部空間を乾燥室Ａ、下部空間を図
示しない洗濯機を収容する洗濯機収容室Ｂに区画されて
おり、上記乾燥室Ａ及び洗濯機収容室Ｂを密閉できるよ
うにそれぞれ前面側に前面扉６２が観音開き状に開閉可
能にヒンジ結合されている。

【００３２】そして、キャビネット６０の上部空間であ
る乾燥室Ａ内に図１，図２に示す温風・除湿ユニット１
０が収容設置されるが、ハウジング２０の湿空気吸込口
２１及び温風吹出口２２が乾燥室Ａと対向するようにハ
ウジング２０の背面側２０ｃに設けられている２条のス
ライダー２４をキャビネット６０の側壁内面に設けられ
たガイドレールに取り付けることにより、温風・除湿ユ
ニット１０をキャビネット６０の乾燥室Ａ内に簡単にス
ライド装着できる。

【００３３】更に、このキャビネット５０の前面扉６２
には、温風・除湿ユニット１０の操作パネル２３を露出
させるための開口６３が設けられているとともに、本発
明は衣類吊下型の衣類乾燥機６０であるため、乾燥室Ａ
内には、ハンガー装置６４が設けられており、このハン
ガー装置６４に濡れた衣類６５を掛けた市販のハンガー
６６を吊り下げて衣類の乾燥を行なう。

【００３４】次に、図４を基に本発明に係る衣類乾燥機
５０の作用について説明する。

【００３５】まず、乾燥室Ａ内に設置されているハンガ
ー装置６４に、市販のハンガー６６により濡れた衣類６
５を吊り下げた後、前面扉６２を閉鎖し、乾燥室Ａ内を
密閉した後、操作パネル２３の電源スイッチ，運転スイ
ッチ等をＯＮ操作すれば、温風ファン３１が作動して、
温風ヒーター３２により所定温度に加温された温風が、
温風吹出口２２を通じて乾燥室Ａ内に吹き込まれる。

【００３６】そして、乾燥室Ａ内に送られた温風が乾燥
室Ａ内を循環し、濡れた衣類６５の除湿を行ない、その
結果としての湿空気がユニット１０の湿空気吸込口２１
を通じてユニット１０内部に吸い込まれ、除湿機構３０
を通じて湿空気の除湿が行なわれ、その後、乾空気が温
風ファン３１により所定温度に温風ヒーター３２で加熱
された状態で温風吹出口２２から吹き出され、連続した
空気の流れにより乾燥室Ａ内の濡れた衣類６５の除湿が
行なわれる。

【００３７】このとき、本発明に使用する温風・除湿ユ
ニット１０は、温風吹出口２２の上半部分のルーバー４
０ａと下半部分のルーバー４０ｂそれぞれのルーバー角
度について、上側ルーバー４０ａは上方向に温風を吹き
出せるように上向きに設定し、下側ルーバー４０ｂは下
方向に温風を吹き出せるように下向きに角度設定がなさ
れている。

【００３８】従って、上側ルーバー４０ａによる温風の
流れは、図４中実線で示す矢印のように従来、温風の死
角となっていた上部コーナー部分ａにいきわたり、ま
た、下側ルーバー４０ｂによる温風の流れは図４中破線
矢印で示すようにこれも従来温風の死角となっていたコ
ーナー部分ｂに温風がいきわたり、濡れた衣類６５にあ
たる温風の範囲を大幅に拡げることができ、乾燥ムラが
なく乾燥時間の大幅な短縮化が可能になるという利点が
ある。

【００３９】次に、図５は本発明に係る衣類乾燥機５０
の別の実施形態を示すもので、第１実施形態と同一の温
風・除湿ユニット１０を使用するとともに、新たに乾燥
室Ａ内に循環ファン７０を設置したことが特徴である。

【００４０】すなわち、乾燥室Ａ内の温風・除湿ユニッ
ト１０の設置側面と対向する側面の上部側に循環ファン
７０が設定されている。

【００４１】従って、温風・除湿ユニット１０における
温風吹出口２２の上側ルーバー４０ａと下側ルーバー４
０ｂとのルーバー角度により、乾燥室Ａ内の広範囲に温
風を有効に吹き出せることができるとともに、上側ルー
バー４０ａから吹き出される温風は、図５中実線矢印で
示すように、乾燥室Ａ内の対向する上部に設置された循
環ファン７０により下側コーナー部に向けて温風の新た
な流れが形成でき、従来の最終除湿部分ｃにも温風を有
効に当てることができ、乾燥時間のより短縮化が図れる
という利点がある。

【００４２】更に、この実施形態においては、循環ファ
ン７０は上側コーナー部に設置されており、ハンガー装
置６４に衣類６５を吊下操作する際、邪魔にならず、ま
た、乾燥室Ａ内に設置した循環ファン７０により乾燥室
Ａ内での温風の流れを強制的に形作るため、温風・除湿
ユニット１０内の温風ファン２０の能力が小さくても良
く、ユニット１０の小型化にも貢献できるという利点が
ある。

【００４３】尚、本発明に係る衣類乾燥機５０の第２実
施形態では、ルーバー４０の角度設定をして、温風の広
範な吹き出しに加えて、乾燥室Ａ内の循環ファン７０に
より新たな温風の流れを形成するというものであるが、
ルーバー４０のルーバー角度を一定にしたユニット１０
を使用した場合についても、乾燥室Ａ内に循環ファン７
０を設置すれば乾燥効率は向上し、このような使用形態
も可能である。

【００４４】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る衣類乾
燥機は、以下に記載する格別の作用効果を有する。

【００４５】（１）請求項１記載の衣類乾燥機は、乾燥
室内に温風・除湿ユニットを設置するとともに、ユニッ
トにおける温風吹出口の風向き方向を規制するルーバー
角度を上側ルーバーを上向きに、下側ルーバーを下向き
に設定し、温風の吹出角度を拡大して、温風が濡れた衣
類の広範囲に当たるようにしたため、衣類の乾燥効率を
高め、乾燥時間を大幅に短縮化できるという効果を有す
る。

【００４６】（２）請求項２，３記載の衣類乾燥機は、
乾燥室内に設置した循環ファンにより新たな温風の流れ
を形成して乾燥室内の隅々にまで温風がいきわたるよう
に構成されているため、衣類に当たる温風の範囲が拡大
でき、乾燥効率を高め乾燥時間を短縮化できるととも
に、循環ファンによりユニットの温風ファンの能力を小
型化でき、ユニットの小型化に貢献できるという効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る衣類乾燥機に使用する温風・除湿
ユニットを示す斜視図。

【図２】図１に示す温風・除湿ユニットの構成を示す縦
断面図。

【図３】図１に示す温風・除湿ユニットをキャビネット
内に設置した状態を示す外観図。

【図４】本発明に係る衣類乾燥機の一実施形態を示す説
明図。

【図５】本発明に係る衣類乾燥機の別の実施形態を示す
説明図。

【符号の説明】

１０ 温風・除湿ユニット ２０ ユニットハウジング ２１ 室空気吸込口 ２２ 温風吹出口 ３０ 除湿部 ３１ 温風ファン ３２ 温風ヒーター ４０ ルーバー ４０ａ 上側ルーバー ４０ｂ 下側ルーバー ５０ 衣類乾燥機 ６０ キャビネット ６４ ハンガー装置 ６５ 衣類 ７０ 循環ファン Ａ 乾燥室

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 乾燥室（Ａ）内に温風・除湿ユニット
   （１０）を取り付け、乾燥室（Ａ）内の湿空気をユニッ
   ト（１０）内に取り込み、除湿処理後、乾燥室（Ａ）内
   に温風を吹き出し、乾燥室（Ａ）内に吊り下げた衣類を
   乾燥させる衣類吊下型の衣類乾燥機において、 前記温風・除湿ユニット（１０）に設けられる温風吹出
   口（２２）には、水平方向に伸びるルーバー（４０）が
   上下方向に適宜間隔毎に配設され、温風吹出口（２２）
   の上半部分に設けられる上側ルーバー（４０ａ）は上向
   きに設定され、温風吹出口（２２）の下半部分に設けら
   れる下側ルーバー（４０ｂ）は下向きに設定されている
   ことにより、温風の吹出角度が広角度に調整されている
   ことを特徴とする衣類乾燥機。
2. 【請求項２】 乾燥室（Ａ）内に温風・除湿ユニット
   （１０）を取り付け、乾燥室（Ａ）内の湿空気をユニッ
   ト（１０）内に取り込み、除湿処理後、乾燥室（Ａ）内
   に温風を吹き出し、乾燥室（Ａ）内に吊り下げた衣類を
   乾燥させる衣類吊下型の衣類乾燥機において、 前記乾燥室（Ａ）内には、新たな温風の流路を形成する
   循環ファン（７０）が設置されていることを特徴とする
   衣類乾燥機。
3. 【請求項３】 請求項１記載の衣類乾燥機において、前
   記乾燥室（Ａ）内には、新たな温風の流路を形成する循
   環ファン（７０）が設置されていることを特徴とする衣
   類乾燥機。