JPH08121749A - 多缶設置ボイラー用通風ラインの通風圧力制御装置 - Google Patents

多缶設置ボイラー用通風ラインの通風圧力制御装置

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JPH08121749A
JPH08121749A JP28582694A JP28582694A JPH08121749A JP H08121749 A JPH08121749 A JP H08121749A JP 28582694 A JP28582694 A JP 28582694A JP 28582694 A JP28582694 A JP 28582694A JP H08121749 A JPH08121749 A JP H08121749A
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ventilation
boilers
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Naoki Obata
直樹 小畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集合排気筒を大きくすること無く停止中のボ
イラーへ燃焼排ガスが逆流することを防止し、かつ燃焼
を行っているボイラーの空燃比を一定に保ち、燃焼を安
定させる多缶設置ボイラーの通風ラインを提供する。 【構成】 送風機によりボイラーへ燃焼用空気を導入す
るボイラーを複数台設置し、各ボイラーからの燃焼排ガ
スは集合排気筒に合流後排気する多缶設置ボイラーの通
風ラインにおいて、集合排気筒に達する前の個別通風ラ
イン中に、気体の流れを遮断する通風防止装置、集合排
気筒の個別通風ライン接続部より下流に合流した燃焼排
ガスの流量を調整する流量調整装置を設けておき、ボイ
ラー燃焼停止時、該ボイラーの個別通風ラインを通風防
止装置によって遮断し、集合排気筒の流量調整装置によ
る燃焼排ガスの流量調整により、集合排気筒内を一定圧
力に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多缶設置したボイラー
から排出された燃焼排ガスを合流させて排出する多缶設
置ボイラー用通風ラインの通風圧力制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ボイラーを複数台設置し、負荷に応じて
ボイラー稼働台数を制御している場合、それぞれのボイ
ラーで発生した燃焼排ガスを排気する排気筒は、個別の
通風ラインから合同の通風ラインである集合排気筒に接
続されており、集合排気筒より屋外に排気されている。
多缶設置の場合、負荷に応じてボイラーの燃焼台数が変
わり、燃焼を行っているボイラーと燃焼を行っていない
ボイラーが発生する。送風機により送風を行い、ボイラ
ー内で燃焼を行うとボイラー内の圧力が上昇し、燃焼排
ガスの送られる集合排気筒内の圧力も上昇するが、燃焼
を行っていないボイラー内の圧力は変わらないため、圧
力差の発生した燃焼を行っていないボイラーを通じて燃
焼排ガスが逆流するという問題があった。また、燃焼ボ
イラー台数が変化すると燃焼ガス量も変化し、燃焼ガス
量の変化により集合排気筒内圧力に変化すると、ボイラ
ー内の空燃比がずれて燃焼不良を発生していた。そのた
め、図2に示すように、ボイラー設置台数が増えるごと
に集合排気筒を大きくし、集合排気筒内の圧力を無圧の
状態に保つことによって逆流と燃焼不良を防止していた
が、集合排気筒を大きくすることによって、設備コスト
が増大するという問題がある。
【0003】燃焼停止時の逆流を防止する方法として、
各ボイラーの個別通風ラインに気体の流動を遮断する通
風防止装置を設けることが考えられたが、その場合でも
燃焼台数によって変化する燃焼排ガス量により集合排気
筒内の圧力が変動し、空燃比のずれによる燃焼不良によ
って黒煙が発生する等の問題が残った。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】本発明が解決しようとする課題は、集合排
気筒を大きくすること無く停止中のボイラーへ燃焼排ガ
スが逆流することを防止し、かつ燃焼を行っているボイ
ラーの空燃比を一定に保ち、燃焼を安定させることので
きる多缶設置ボイラーの通風ラインを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】送風機によりボイラーへ
燃焼用空気を導入し、さらにボイラーへ燃料を導入する
ことで燃焼を行うボイラーを複数台設置し、各ボイラー
からの燃焼排ガスは集合排気筒に合流後排気する多缶設
置ボイラーの通風ラインにおいて、集合排気筒に達する
前の個別通風ライン中に、気体の流れを遮断することの
できる通風防止装置、集合排気筒の個別通風ライン接続
部より下流に合流した燃焼排ガスの流量を調整する流量
調整装置を設けておき、ボイラーが燃焼を停止している
とき、該ボイラーの個別通風ラインを通風防止装置によ
って遮断し、集合排気筒の流量調整装置による燃焼排ガ
スの流量調整により、集合排気筒内を一定圧力に保つ。
【0006】
【作用】各ボイラーの個別通風ラインに気体の流動を遮
断する通風防止装置を設けておき、ボイラー燃焼停止時
に閉鎖することで、燃焼排ガスの逆流を防止することが
できる。燃焼排ガスの逆流が防止できているのであれ
ば、排気筒の圧力を無圧に保つ必要が無くなり、正圧で
あってもよくなる。無圧に保つのは困難であるが、一定
の正圧に保つには、集合排気筒の燃焼排ガス流量を調整
するという簡単な方法で実施でき、従来の考え方とは逆
に、集合排気筒の圧力を正圧とすることで圧力を一定に
保ち、燃焼を安定させる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明の概要を示したものであり、ボイラーA(1
A)・ボイラーB(1B)・ボイラーC(1C)の3台のボイラー
はそれぞれ送風機A(8A)・送風機B(8B)・送風機C(8C)
と燃焼装置A(9A)・燃焼装置B(9B)・燃焼装置C(9C)を
持っており、ボイラー内へ燃焼用空気と燃料を導入する
ことで燃焼を行う。燃焼によって発生した燃焼排ガスを
排気する排気筒は、各ボイラーに個別排気筒A(3A)・個
別排気筒B(3B)・個別排気筒C(3C)が設けられており、
各個別排気筒は1本の集合排気筒へ接続されており、送
風機よりボイラー、個別排気筒を通り集合排気筒へつな
がる通風ラインを設ける。各個別排気筒内に羽根を閉じ
ることにより燃焼排ガスの流動を遮断する通風防止装置
A(4A)・通風防止装置B(4B)・通風防止装置C(4C)をそ
れぞれ設ける。各通風防止装置は各ボイラーの燃焼状態
によって開閉が行われており、通風防止装置(4A)・(4B)
・(4C)はボイラー制御部A(6A)・ボイラー制御部B(6B)
・ボイラー制御部C(6C)からの信号によって開閉が行わ
れる。集合排気筒(2)には、各個別排気筒(3A)・(3B)・
(3C)を接続した部分より下流に、羽根を回転させること
により開度を調整し、燃焼排ガス流量を調整する流量調
整装置(5)を設ける。流量調整装置は集合排気筒内の圧
力を検出する圧力検出装置(7)に接続されており、集合
排気筒内の圧力を一定に保つように流量調整装置(5)の
開度を制御する。
【0008】例えば、ボイラーA(1A)およびボイラーB
(1B)が燃焼を行う場合、ボイラー制御部A(6A)およびB
(6B)から、通風防止装置A(4A)およびB(4B)へボイラー
燃焼信号が送られ、通風防止装置A(4A)・B(4B)は開口
し、個別排気筒A(3A)・B(3B)での燃焼排ガスの流動を
可能としておき、ボイラーで発生した燃焼排ガスを排気
できるようにする。また、燃焼を行わないボイラーC(1
C)から通風防止装置C(4)へはボイラー停止信号が送ら
れ、通風防止装置C(4C)は閉じられて個別排気筒C(3C)
での燃焼排ガスの流動は遮断され、燃焼排ガスの逆流が
防止される。燃焼を行っているボイラー内は20mmAq程圧
力が高まっており、集合排気筒(2)内の圧力も燃焼排ガ
スが送り込まれることによって上昇する。集合排気筒
(2)内の圧力上昇量は燃焼排ガス量によって異なり、燃
焼を行っているボイラー数が変わると燃焼排ガス量も変
化する。そのため流量調整装置(5)の開度を調整し、集
合排気筒(2)内圧力を0以上ボイラー内圧力未満である
設定値、例えば10mmAqに保つ。排気筒内圧力を一定に保
つことによって各ボイラーは空燃比を一定に保つことが
でき、安定した燃焼を得ることができる。
【0009】なお、集合排気筒内の圧力は燃焼排ガス量
によって決定されるものであり、燃焼排ガス量はボイラ
ーの燃焼台数によって変動するものであるため、ボイラ
ーの燃焼台数によって流量調整装置(5)の開度を調整し
ても同様な効果が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明を実施することで、ボイラーを多
缶設置し燃焼排ガスを集合排気筒より排気する場合であ
っても、燃焼排ガスの逆流の恐れがなく、燃焼を安定さ
せることができるため、集合排気筒を大型化する必要が
なくなり、設備コストを低下することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概要図
【図2】 従来の場合の概要図
【符号の説明】
1A・1B・1C ボイラー 2 集合排気筒 3A・3B・3C 個別排気筒 4A・4B・4C 通風防止装置 5 流量調整装置 6A・6B・6C ボイラー制御部 7 圧力検出装置 8A・8B・8C 送風機 9A・9B・9C 燃焼装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機によりボイラーへ燃焼用空気を導
    入し、さらにボイラーへ燃料を導入することで燃焼を行
    うボイラーを複数台設置し、各ボイラーからの燃焼排ガ
    スは集合排気筒に合流後排気する多缶設置ボイラーの通
    風ラインにおいて、集合排気筒に達する前の個別通風ラ
    イン中に、気体の流れを遮断することのできる通風防止
    装置、集合排気筒の個別通風ライン接続部より下流に合
    流した燃焼排ガスの流量を調整する流量調整装置を設け
    ておき、ボイラーが燃焼を停止しているとき、該ボイラ
    ーの個別通風ラインを通風防止装置によって遮断し、集
    合排気筒の流量調整装置による燃焼排ガスの流量調整に
    より、集合排気筒内を一定圧力に保つことを特徴とする
    多缶設置ボイラー用通風ラインの通風圧力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016090208A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 パーパス株式会社 マルチ燃焼装置、排気の逆流抑制方法、およびマルチ給湯システム

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