JPH08121631A - 電磁弁組立体 - Google Patents

電磁弁組立体

Info

Publication number
JPH08121631A
JPH08121631A JP25391794A JP25391794A JPH08121631A JP H08121631 A JPH08121631 A JP H08121631A JP 25391794 A JP25391794 A JP 25391794A JP 25391794 A JP25391794 A JP 25391794A JP H08121631 A JPH08121631 A JP H08121631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
solenoid valve
solenoid
valves
normally open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25391794A
Other languages
English (en)
Inventor
Koyo Ikeda
幸洋 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP25391794A priority Critical patent/JPH08121631A/ja
Publication of JPH08121631A publication Critical patent/JPH08121631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数の常開弁用及び常閉弁用のコイル
を一体化した構成のコイルユニットを具備する電磁弁組
立体に関し、電磁反力が特定位置に集中的に印加される
ことを防止し経時劣化の発生を抑制することを目的とす
る。 【構成】複数の常開弁用の電磁弁6a〜6dを配設して
一体化したコイルユニット3を有した電磁弁組立体にお
いて、上記常開弁用の電磁弁6a〜6dの各コイル22
の配設位置を、配設されるべき全ての常開弁用の電磁弁
6a〜6dのコイル22のみを配設した場合のコイルユ
ニット3の第1の重心位置41と、配設されるべき全て
の電磁弁6a〜6fのコイル21,22を配設した場合
のコイルユニット3の第2の重心位置42とが略一致す
るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁弁組立体に係り、特
に複数の常開弁用及び常閉弁用のコイルを一体化した構
成のコイルユニットを具備する電磁弁組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、制動時の車両の操安性の低下を
抑制するアンチロックブレーキシステム(ABS)が知
られている。このABSでは、ブレーキペダルの踏力に
応じた油圧を発生するマスタシリンダと、供給される油
圧に応じた制動力を各輪において発生させるホイルシリ
ンダとを連通する油路にソレノイドで作動するバルブ
(電磁弁)が配置されている。
【0003】ところで、ABSアクチュエータでは、マ
スタシリンダとホイールシリンダとを接続する油路に設
けられ、マスタシリンダ側の油路とホイールシリンダ側
の油路との連通を遮断可能な常開型の電磁弁(以下、常
開弁という)と、ホイールシリンダとABS用リザーバ
とを接続する油路に設けられ、ホイールシリンダ圧をA
BS用リザーバに開放可能な常閉型の電磁弁(以下、常
閉弁という)とが備えられ、従ってABSアクチュエー
タでは通常複数個の電磁弁が配置されている。また、こ
の複数個の電磁弁をユニット化することにより、ABS
全体としての小型化を図ることが行われている(以下、
ユニット化された複数個の電磁弁を総称して電磁弁組立
体という)。
【0004】この電磁弁組立体は、大略すると上記油路
を開閉する弁本体と、この弁本体を磁力により駆動する
電磁回路ユニットとにより構成されている。弁本体は油
路が形成されたハウジングに配設されており、この弁本
体とハウジングは協働してハウジング組立体を構成す
る。また、電磁回路ユニットは、コイル,ヨーク,及び
コイルに通電するための電気的接続部材(回路基板等)
により構成されており、ハウジング組立体の上部に配設
される。
【0005】この種の電磁弁組立体としては、例えば実
開平5−52459号公報に開示されたものがある。図
9は、同公報に開示された電磁弁組立体100を示して
いる。同図に示される電磁弁組立体100は、複数(図
には6個のものを示している)の電磁弁102a〜10
2fをまとめてユニット化した構成とされている。同図
において、電磁弁102a〜102cは常開弁であり、
ABSが減圧モード及び保持モードとなった時にABS
コンピュータにより駆動されてマスタシリンダ或いはA
BSポンプからの油圧を保持する。また電磁弁102d
〜102fは常閉弁であり、ABSが減圧モードとなっ
た時にABSコンピュータにより駆動されてマスタシリ
ンダ或いはABSポンプからホイルシリンダへ供給され
た油圧を開放する構成とされている。尚、図中、103
a〜103fは内部に後述するコイル,ヨーク等が配設
された弁本体、104は弁本体等が配設されたハウジン
グである。
【0006】図10は、電磁弁組立体に組み込まれる常
開弁の駆動原理を説明するために電磁弁102a〜10
2cの内部構成を示す図である。尚、各電磁弁102a
〜102cは同一構成であるため、図には一つの電磁弁
102aのみを示している。同図において、105はコ
イル,106はインナーヨーク,107はアウターヨー
ク,108はプランジャ,109はコア,110はシャ
フト,111は弁体,112はシートオリフィス,11
3はスリーブを夫々示している。
【0007】コイル105は筒状形状を有しており、そ
の内周部にインナーヨーク106が、また外周部にはア
ウターヨーク107が配設されている。各ヨーク10
6,107は磁性体金属により構成されており、この各
ヨーク106,107にコイル105は囲繞された構成
とされている。このコイル105及び各ヨーク106,
107はハウジング104の上部に配設されている。
【0008】また、インナーヨーク106の内側位置に
は、有底筒状のスリーブ113が配設されている。この
スリーブ113は非磁性体金属により構成されており、
その内部にはプランジャ108,コア109,シャフト
110が配設されている。上記のコア109及びスリー
ブ113はハウジング104に固定されている。また、
プランジャ108は磁性体金属により構成されており、
スリーブ113内において上下変位可能な構成されてい
る。このプランジャ108にはシャフト110が固定さ
れており、このシャフト110はコア109に形成され
ている貫通孔114を貫通してハウジング104内に延
出し、その先端部には弁体111が配設されている。
【0009】従って、コイル105に通電されて各ヨー
ク106,107に磁力が発生すると、この磁力に付勢
されたプランジャ108はスリーブ113内で上下動す
る。これに伴いプランジャ110も上下動し、下動する
ことにより弁体111はシートオリフィス112の上部
に形成された弁座115を閉塞し電磁弁102aを閉弁
し、上動することにより弁体111は弁座115を開放
して電磁弁102aを開弁する。尚、以下の文章におい
てハウジング104の上部に配設されたコイル105、
ヨーク106,107等の構成を総称する場合、これを
コイルユニット116ということとする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図10に示す
電磁弁102aにおいて、コイル105に通電されて磁
力が発生した場合にコイルユニット116に発生する力
について考察する。電磁弁102aは常開弁であるた
め、コイル105に通電されることにより、プランジャ
108はスリーブ113内で下動して弁体111は弁座
115を閉塞し電磁弁102aは閉弁される。
【0011】よって、コイル105への通電時には、発
生する磁力によりプランジャ108には図11(説明の
便宜上、コイル105とプランジャ108のみ示す)中
矢印Fで示す下方に向かう力が印加される。弁体111
が弁座115を閉塞している状態においては、プランジ
ャ108に加わる力Fは、弁座111,弁座115,シ
ートオリフィス112を介してハウジング104押圧す
るので、ハウジングからの反作用として、コイル105
及び各ヨーク106,107には図中矢印f1,2 で示
す力が作用する。
【0012】即ち、コイル105へ通電を行うことによ
り、コイル105等には上方向に向かう力f1,2 (以
下、この力を反力という)が発生する。この反力f1,
2 は、コイルユニット116をハウジング104から離
間させる力として作用する。この反力f1,2 は、他の
常開弁である電磁弁102b,102cにおいても同様
に発生する。尚、上記の各力F,f1,2 の関係は、F
=f1 +f2 となる。
【0013】上記したように、常開弁である電磁弁10
2aでは、コイル通電時にコイルユニット116をハウ
ジング104から離間させる反力f1,2 (この反力f
1, 2 を合わせて電磁反力fT と示す)が発生する。ま
た、図9で説明したように従来の電磁弁組立体100に
おいては、常開弁である電磁弁102a〜102cがコ
イルユニット116の一側近傍に一列に配設され、また
常閉弁である電磁弁102d〜102fはコイルユニッ
ト116の他側近傍に一列に配設されていた。即ち、従
来の電磁弁組立体100は、常開弁である電磁弁102
a〜102cと常閉弁である電磁弁102d〜102f
とがコイルユニット116内において偏って配設された
構成とされていた。
【0014】このため、電磁弁102a〜102cに通
電が行われ各電磁弁102a〜102cに磁力が発生す
ると、従来のように電磁弁102a〜102cがコイル
ユニット116の一側近傍に偏って配設され構成では、
図12に示されるように、電磁反力fT もコイルユニッ
ト116の一側近傍位置に偏って集中的に印加されるこ
ととなり、また前記のように電磁反力fT はコイルユニ
ット116をハウジング104から引き離す作用を有す
るため、電磁弁組立体100の経時劣化が早く発生して
しまうという問題点があった。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、電磁反力が発生する常閉弁である電磁弁を分散配
置し常開弁用コイルを配設した状態における重心位置
と、常開弁用及び常閉用コイルを配設した状態における
重心位置とを略一致させることにより、電磁反力が電磁
弁組立体の特定位置に集中的に印加されることを防止し
経時劣化の発生を抑制した電磁弁組立体を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、複数の常開弁用のコイルを配設して
一体化したコイルユニットを有した電磁弁組立体におい
て、上記各コイルの配設位置を、配設されるべき全ての
常開弁用コイルのみを配設した場合のコイルユニットの
重心位置と、配設されるべき全てのコイルを配設した場
合のコイルユニットの重心位置とが略一致する位置とし
たことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】上記構成とされた電磁弁組立体は、配設される
べき全ての常開弁用コイルのみを配設した場合のコイル
ユニットの第1の重心位置と、配設されるべき全てのコ
イルを配設した場合のコイルユニットの第2の重心位置
とが略一致する位置とされている。即ち、常開弁用コイ
ルは、第2の重心位置を中心として均等に分散された構
成となっている。
【0018】従って、常開弁用コイルに通電を行い各常
開弁用コイルに電磁反力が発生したとしても、この電磁
反力は電磁弁組立体の全体に略均等に印加されるため、
電磁反力が電磁弁組立体の特定位置に集中的に印加され
ることを防止でき、よって電磁弁組立体の経時劣化の発
生を抑制することができる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。図1は本発明の一実施例である電磁弁組立体1を
示しており、同図(A)は同図(B)におけるX−X線
に沿う断面図を、同図(B)は平面図を夫々示してい
る。
【0020】電磁弁組立体1は、例えばABSアクチュ
エータとして用いられるものであり、大略するとハウジ
ング組立体2,コイルユニット3等により構成されてい
る。ハウジング組立体2は、シートオリフィス4a,4
b、ハウジング5、油路8、及び弁体10,15等を設
けた構成とされている。ハウジング5は金属により形成
されたブロック形状を有しており、その内部にはABS
アクチュエータを構成する油路8が形成されている。ま
た、油路8の所定位置にはシートオリフィス4a,4b
が配設されており、弁体10,15はシートオリフィス
4a,4bに形成されている弁座に当接・離間を行うこ
とにより油路8を開弁及び閉弁を行う。
【0021】コイルユニット3は、大略すると複数(本
実施例の場合は6個)の電磁弁6a〜6f、コイル2
1,22、第1のアウターヨーク23、第2のアウター
ヨーク24、第1のインナーヨーク25,26、第2の
インナーヨーク27,28、及び電気的接続部材29等
により構成されている。このコイルユニット3は、ハウ
ジング組立体2の上部に配設され、電磁弁6a〜6fを
構成するアーマチャ(プランジャ)11,16を電磁力
によりスリーブ13,18内で上下駆動させる機能を奏
する。この電磁弁6a〜6fは、コイル21,22等が
発生する磁力を駆動源として油路8を開閉する構成とさ
れている。
【0022】上記したように、本実施例においては6個
の電磁弁6a〜6fが配設されているが、図1(B)に
おいて白抜きで示した2個の電磁弁6e,6fはいわゆ
る常閉弁弁であり、図1(B)において梨地で示した4
個の電磁弁6a〜6dは常開弁である。続いて、常開弁
である電磁弁6a〜6d及び常閉弁である電磁弁6e,
6fの具体的構成について説明する。尚、常開弁である
各電磁弁6a〜6dは同一構成であり、また常閉弁であ
る各電磁弁6e,6fも同一構成である。よって、以下
の説明では、図1(A)に図示される電磁弁6a及び電
磁弁6fについてのみ説明するものとする。
【0023】先ず、常閉弁である電磁弁6fについて説
明する。電磁弁6fは、中央部に上下に移動可能な構成
で配設されたロッド9の下部にボール弁10を有してお
り、このボール弁10をロッド9の上下動により変位さ
せることにより油路8を開閉する構成とされている。ロ
ッド9は磁性体材料により形成されたアーマチャ(プラ
ンジャ)11に固定される。
【0024】このアーマチャ11及び固定コア12は非
磁性体材料により形成された筒状のスリーブ13内に装
着されており、アーマチャ11はスリーブ13(ハウジ
ング5に固定されている)に対して移動可能に収納され
ており、また固定コア12はスリーブ13に固定されて
いる。また、アーマチャ11と固定コア12との間には
間隙が形成されており、この間隙内にはバネ19が介装
されている。従って、アーマチャ11はこの間隙の形成
範囲において上下動しうる構成とされている。
【0025】一方、常開弁である電磁弁6aもその中央
部に上下に移動可能な構成で配設されたロッド14の下
部にボール弁15を有しており、このボール弁15をロ
ッド14の上下動により変位させることにより油路8を
開閉する構成とされている。ロッド14は磁性体材料に
より形成されたアーマチャ(プランジャ)16に固定さ
れると共に、アーマチャ16の下部に配設された固定コ
ア17に形成された孔17aに上下動自在の構成で挿通
されている。
【0026】このアーマチャ16及び固定コア17は非
磁性体材料により形成された筒状のスリーブ18(ハウ
ジング5に固定されている)内に装着されており、アー
マチャ16はスリーブ18に対して移動可能に収納され
ており、また固定コア17はスリーブ18に固定されて
いる。また、アーマチャ16と固定コア17との間には
間隙が形成されており、この間隙内にはバネ20が介装
されている。従って、アーマチャ16はこの間隙の形成
範囲において上下動しうる構成とされている。尚、スリ
ーブ13,18はハウジング5に固定されている。
【0027】コイル21は電磁弁6fを囲繞するよう配
設されており、またコイル22は電磁弁6aを囲繞する
よう配設されている。このコイル21,22は電気的接
続部材29と電気的に接続されており、この電気的接続
部材29を介して通電されることにより磁力を発生す
る。また、第1のアウターヨーク23は有底形状を有
し、磁性体材料により形成されている。この第1のアウ
ターヨーク23の底部23aには6個の挿通孔が形成さ
れており、電磁弁6a〜6dはこの挿通孔に挿通されて
ハウジング5の上部に立設する構成とされている。ま
た、第1のアウターヨーク23の側壁部上部には第2の
アウターヨーク24が配設されている。
【0028】第2のアウターヨーク24は磁性体材料に
より形成されており、、板形状を有すると共にその外周
縁部が第1のアウターヨーク23の側壁部に固定されて
いる。この第2のアウターヨーク24にも6個の挿通孔
が形成されており、この挿通孔に電磁弁6a〜6dの上
部が貫通した構成とされている。また、第1及び第2の
インナーヨーク25〜28は共に磁性体材料により形成
されており、第1のインナーヨーク25は第1のアウタ
ーヨーク23の上部にスリーブ13を囲繞しており、ま
た第1のインナーヨーク26は第1のアウターヨーク2
3の上部にスリーブ18を囲繞しており、また第1のイ
ンナーヨーク27は第1のアウターヨーク23の下部に
スリーブ13を囲繞しており、更に第1のインナーヨー
ク28は第1のアウターヨーク23の下部にスリーブ1
8を囲繞するよう設けられている。
【0029】上記したコイル21,22、第1のアウタ
ーヨーク23、第2のアウターヨーク24、第1及び第
2のインナーヨーク25〜28は協働してアーマチャ1
1,16を駆動する磁気回路を構成する。また、電気的
接続部材29は大略すると回路基板30及びコネクタ3
1等により構成されている。回路基板30は、その表面
に配線パターンが形成されており、この配線パターンの
一端部に前記したコイル21,22は接続されている。
また、コネクタ31は回路基板30の端部に配設されて
おり、回路基板30上に配設された配線パターンの他端
部はコネクタ31に接続されている。
【0030】このコネクタ31はABS制御用コンピュ
ータに接続されるものであり、ABS制御用コンピュー
タから供給される制御電流により各コイル21,22は
所定のタイミングで励磁され、これにより各電磁弁6a
〜6fに内設されたアーマチャ11,16は上下駆動さ
れる。前記したようにアーマチャ11,16にはロッド
9,14が固定されており、アーマチャ11,16が上
下動することによりロッド9,14も変位し、これによ
りロッド9,14の下部に配設されたボール弁10,1
5が付勢されて油路8を開閉する。
【0031】上記構成において、常開弁である電磁弁6
a〜6dは、コイル22に通電が行われて励磁される
と、アーマチャ16には下方に向けて磁力が働くため下
動変位を行う。また、前記したように、アーマチャ16
に対して下動変位させる電磁力が作用すると、この反作
用としてコイル22には上方向に変位しようとする力
(電磁反力)が発生し、この電磁反力はコイルユニット
3をハウジング5から離間させようと作用する。この電
磁反力がコイルユニット3に作用する点においては、本
実施例においても従来においても同様である。
【0032】上記構成とされた電磁弁組立体1は、例え
ば図7に示されるようなABSシステム35に組み込ま
れて使用される。尚、本実施例におけるABSシステム
の油圧経路は、右前輪と左後輪の制御を行う第1の油圧
系統と、左前輪と右後輪の制御を行う第2の油圧系統と
を有した構成とされている。この第1の油圧系統と第2
の油圧系統とは、制御を行う車輪位置が異なるだけでそ
の基本構成は同一であるため、図7には右前輪と左後輪
の制御を行う第1の油圧系統のみを示して説明するもの
とする。また、前記した図1に対応する構成については
同一符号を付して説明する。
【0033】同図において、36はマスタシリンダ、6
a,6bは前記した常開弁である電磁弁、6eは前記し
た常閉弁である電磁弁、37はリザーバである。マスタ
シリンダ36は油路38aにより常開弁(図中、NOで
示す)である電磁弁6aに接続されている。電磁弁6a
の出力側は油路38b,38cに分岐し、一方の油路3
8bは右前輪のホイールシリンダ39に接続され、他方
の油路38cは常開弁である電磁弁6bに接続されてい
る。また、電磁弁6bの出力側は油路38d,38eに
分岐し、一方の油路38dは左後輪のホイールシリンダ
40に接続され、他方の油路38eは常閉弁である電磁
弁6eに接続されている。更に、電磁弁6eの出力側は
リザーバ37に接続されている。尚、リザーバ37内の
ブレーキオイルは、所定のタイミングでポンプ43によ
り油路38cに圧送される構成とされている。
【0034】ABSシステム35は、周知のようにAB
S非作動モードとABS作動モードに大別され、またA
BS作動モードは車輪がロックしそうになった場合にホ
イールシリンダ39,40の減圧処理を行う減圧モード
と、ホイールシリンダ39,40が所定の圧力まで増圧
或いは減圧された段階で当該シリンダ圧を保持する保持
モードと、ホイールシリンダ39,40のシリンダ圧を
増圧する増圧モードとを有している。
【0035】図7に示されるABSシステム35では、
ABS非作動モードにおいては、電磁弁6aを開弁,電
磁弁6bを開弁,電磁弁6eを閉弁し、前後共にシリン
ダ圧を増圧する。また、ABS作動モードにおいて前輪
のロックが先行すれば、電磁弁6aを閉弁,電磁弁6b
を開弁,電磁弁6eを開弁し、前後共にシリンダ圧をを
減圧する。
【0036】その後、電磁弁6aを閉弁したままで、電
磁弁6bを閉弁,電磁弁6eを閉弁することにより前輪
のシリンダ圧は増圧すると共に後輪のシリンダ圧は保持
された状態となる。また、電磁弁6aを閉弁したまま
で、電磁弁6bを閉弁,電磁弁6eを開弁することによ
り前輪のシリンダ圧は増圧すると共に後輪のシリンダ圧
が減圧された状態となる。更に、電磁弁6aを閉弁した
ままで、電磁弁6bを開弁,電磁弁6eを閉弁すること
により前輪のシリンダ圧は増大すると共に後輪のシリン
ダ圧が増圧された状態となる。上記の4つの各モードの
組み合わせによりABS制御は実施される。
【0037】また、後輪のロックが先行した場合には、
電磁弁6aが開弁された状態のままでABSモードとな
り、電磁弁6bを閉弁,電磁弁6eを開弁することによ
り前輪のシリンダ圧は増圧すると共に後輪のシリンダ圧
が減圧された状態となる。また、電磁弁6bを閉弁,電
磁弁6eを閉弁することにより前輪のシリンダ圧は増圧
すると共に後輪のシリンダ圧が保持された状態となる。
更に、電磁弁6bを開弁,電磁弁6eを閉弁することに
より前輪のシリンダ圧は増圧すると共に後輪のシリンダ
圧が増圧される状態となる。上記の3つの各モードを組
み合わせて後輪のみのABS制御が実施される。
【0038】上記のように、ABSシステム35によれ
ば、走行安全性の向上を図ることができ、また簡単な構
成で各シリンダ39,40の独立制御を行うことができ
るためABSシステム35の小型化を図ることができ
る。 尚、前記したように図7には右前輪と左後輪の制
御を行う第1の油圧系統のみを示したが、実際には左前
輪と右後輪の制御を行う第2の油圧系統もABSシステ
ム35には組み込まれている。従って、ABSシステム
35において必要とする電磁弁の総数は6個であり、そ
のうち常開弁は4個、常閉弁は2個である。図1に示す
電磁弁組立体1は、上記したABSシステム35に対応
しており、従って常開弁である4個の電磁弁6a〜6d
と常閉弁である2個の電磁弁6e,6fを一体的にユニ
ット化した構成とされている。
【0039】続いて、本発明の要部となる各電磁弁6a
〜6fの配置について、主に図1(B)と図2を用いて
説明する。尚、図2は各電磁弁6a〜6fの配置位置を
示す電磁弁組立体1の概略構成図である。また、各図に
おいて常開弁である電磁弁6a〜6dには梨地を付して
おり、常閉弁である電磁弁6e,6fは白抜きで示して
いる。
【0040】各図より明らかなように、本実施例に係る
電磁弁組立体1では、常開弁である電磁弁6a〜6dを
ハウジング5の特定位置に集中的に配設することはして
おらず、分散して配設した構成とされている。具体的に
は、3個ずつ2列に配設された構成において、各図に示
した第1列は図中矢印A1方向端よりA2方向に向けて
常閉弁(電磁弁6e)→常開弁(電磁弁6b)→常開弁
(電磁弁6a)の順で配設しており、また第2列は同様
に矢印A1方向端よりA2方向に向けて常開弁(電磁弁
6c)→常開弁(電磁弁6d)→常閉弁(電磁弁6f)
順で配設されている。
【0041】ここで、各電磁弁6a〜6fに設けられる
コイル21,22の重心位置(このコイル21,22の
重心位置は、各電磁弁6a〜6fの重心位置と略等価で
ある)に注目する。まず、ハウジング5上に常開弁であ
る電磁弁6a〜6dのコイル22のみを配設した場合の
重心位置(第1の重心位置)は、図1(B)に参照符号
41で示す位置となる。一方、ハウジング5上に配設さ
せるべき全ての電磁弁6a〜6fのコイル21,22を
配設した場合の重心位置(第2の重心位置)は、図1
(B)に参照符号42で示す位置となる。本実施例で
は、この第1の重心位置41と第2の重心位置42とが
略一致するよう構成されている。
【0042】このように、第1の重心位置41と第2の
重心位置42とが略一致するよう常開弁である電磁弁6
a〜6dの配設位置を設定することにより、常開弁であ
る電磁弁6a〜6dの配設位置は、第2の重心位置42
を中心として均等に分散された構成となる。ここで、上
記構成とされた電磁弁組立体1において、各電磁弁6a
〜6fのコイル21,22に通電を行い、各コイル2
1,22に対して電磁反力が発生した状態について図2
を用いて説明する。
【0043】前記したように、常開弁である電磁弁6a
〜6dに通電が行われた場合に発生する電磁反力(図2
にfT1で示す)はコイルユニット3(即ち各電磁弁6a
〜6d)をハウジング5から離間させる方向に作用す
る。一方、常閉弁である電磁弁6e,6fに通電が行わ
れた場合に発生する電磁反力(図2にfT2で示す)はコ
イルユニット3(即ち各電磁弁6e,6f)をハウジン
グ5に押し付ける方向に作用する。
【0044】従来のように、コイルユニット116に対
し常開弁である電磁弁102a〜102dを偏って配設
した構成とした場合には、コイルユニット116の特定
位置に集中的に電磁反力fT が印加されて電磁弁組立体
100の経時劣化を早めることは前述した通りである
(図9乃至図12参照)。しかるに、本実施例に係る電
磁弁組立体1では、上記のように第1の重心位置41と
第2の重心位置42とが略一致するよう常開弁である電
磁弁6a〜6dの配設位置を設定することにより、常開
弁である電磁弁6a〜6dの配設位置は第2の重心位置
42を中心として均等に分散された構成となっている。
即ち、各電磁弁6a〜6dで発生する電磁反力fT1も分
散された状態でコイルユニット3に印加されることとな
る。
【0045】このため、コイル22に通電を行い常開弁
である電磁弁6a〜6dに電磁反力fT1が発生したとし
ても、この電磁反力fT1は電磁弁組立体1の全体に略均
等に印加されるため、電磁反力fT1が電磁弁組立体1の
特定位置に集中的に印加されることを防止でき、よって
電磁弁組立体1の経時劣化の発生を抑制することができ
る。
【0046】更に、同様に分散配置された常閉弁である
電磁弁6e,6fに通電が行われた場合は、発生する電
磁反力fT2がコイルユニット3をハウジング5に押圧す
るように作用するため、電磁弁6a〜6d及び電磁弁6
e,6fに同時に通電された場合には、各電磁反力fT1
と電磁反力fT2とが相殺され、これによっても電磁弁組
立体1の経時劣化の発生を抑制することができる。
【0047】続いて、ハウジング5上に常開弁である電
磁弁のコイルのみを配設した場合の第1の重心位置と、
ハウジング5上に配設させるべき全ての電磁弁のコイル
を配設した場合の第2の重心位置とが略一致するよう構
成された、他の電磁弁組立体について図3乃至図6を用
いて説明する。尚、以下説明する図3乃至図6におい
て、ハッチングで示すのは常開弁である電磁弁であり、
白抜きで示すのは常閉弁である電磁弁である。
【0048】図3は、4個の常開弁である電磁弁6a〜
6dと、2個の常閉弁である電磁弁6e,6fとの配設
例を示している。図3(A)は図1乃至図2に示した構
成と同一構成である。図3(B)は図3(A)に対して
第1列と第2列の並び順を逆にした構成である。図3
(C)は各列の中央部に常閉弁である電磁弁6e,6f
を配設した構成である。図3(D)は、図3(B)の構
成において各列の並びを半ピッチ分だけずらした構成で
ある。図3(E)及び(F)は各電磁弁6a〜6fを環
状となるよう配設した例である。具体的には、常開弁6
a〜6dの各々が第1の重心位置41を挟んで他の常開
弁と対向するよう配置されており、また常閉弁6e,6
fが第2の重心位置42を挟んで対向するよう配置され
ている。上記した図3(A)〜(F)の構成でも、第1
の重心位置41と第2の重心位置42とを略一致させる
ことができる。
【0049】また、図4は図3に示した合計6個の電磁
弁6a〜6fを3個づつに分割した構成を示している。
同図に示す例では、図3(C)に示した構成を3個づつ
に分割した構成を示している。この構成では、分割され
た電磁弁組立体1a,1bにおいて第1の重心位置41
aと第2の重心位置42aと、第1の重心位置41bと
第2の重心位置43bとが夫々一致している。従って、
図3及び図4に示す各構成によっても各常開弁である電
磁弁6a〜6dで発生する電磁反力は電磁弁組立体1,
1a,1bの全体に略均等に印加されるため、電磁反力
が電磁弁組立体1,1a,1bの特定位置に集中的に印
加されることを防止でき、よって電磁弁組立体1,1
a,1bの経時劣化の発生を抑制することができる。
【0050】図5は、8個の電磁弁6a〜6hを具備し
た電磁弁組立体50を示している。この電磁弁組立体5
0は、4個の常開弁である電磁弁6a〜6dと、4個の
常閉弁である電磁弁6e〜6hとを設けた構成とされて
いる。上記ABSシステム60に用いられる電磁弁組立
体50の構成を、図5(A)〜(D)に示す。図5
(A)は、第1列を図中左側より常開弁(電磁弁6
a),常開弁(電磁弁6b),常閉弁(電磁弁6g),
常閉弁(電磁弁6h)の順で配置し、第2列を常閉弁
(電磁弁6e),常閉弁(電磁弁6f),常開弁(電磁
弁6c),常開弁(電磁弁6d)の順に配置した構成と
されている。
【0051】図5(B)は、第1列を図中左側より常開
弁(電磁弁6a),常閉弁(電磁弁6g),常開弁(電
磁弁6b),常閉弁(電磁弁6h)の順で配置し、第2
列を常閉弁(電磁弁6e),常開弁(電磁弁6c),常
閉弁(電磁弁6f),常開弁(電磁弁6d)の順に配置
した構成とされている。図5(C)は、第1列を図中左
側より常開弁(電磁弁6a),常閉弁(電磁弁6g),
常閉弁(電磁弁6h),常開弁(電磁弁6b)の順で配
置し、第2列を常閉弁(電磁弁6e),常開弁(電磁弁
6c),常開弁(電磁弁6d),常閉弁(電磁弁6f)
の順に配置した構成とされている。
【0052】更に、図5(D)は、各電磁弁6a〜6f
を円形に配置したものであり、具体的には常開弁(電磁
弁6a)より時計方向回りに常開弁(電磁弁6b),常
閉弁(電磁弁6g),常閉弁(電磁弁6h),常開弁
(電磁弁6d),常開弁(電磁弁6c),常閉弁(電磁
弁6f),常閉弁(電磁弁6e)の順に配置した構成と
されている。
【0053】上記した図5(A)〜(D)に示す各構成
においても第1の重心位置41a,41bと第2の重心
位置42a,42bとが一致している。従って、本実施
例に係る構成においても、各常開弁である電磁弁6a〜
6dで発生する電磁反力は電磁弁組立体50の全体に略
均等に印加されるため、電磁反力が電磁弁組立体50の
特定位置に集中的に印加されることを防止でき、よって
電磁弁組立体50の経時劣化の発生を抑制することがで
きる。
【0054】図6は4個の電磁弁6a〜6dを具備した
電磁弁組立体55を示している。この電磁弁組立体55
は、2個の常開弁である電磁弁6a,6bと、2個の常
閉弁である電磁弁6c,6dとを設けた構成とされてい
る。この電磁弁組立体55は、例えば図8に示されるA
BSシステム60に使用されるものである。尚、図8に
示されるABSシステム60も右前輪と左後輪の制御を
行う第1の油圧系統と、左前輪と右後輪の制御を行う第
2の油圧系統とを有した構成とされており、同図では右
前輪と左後輪の制御を行う第1の油圧系統のみを示して
いる。また、図7に示したABSシステム35と同一構
成については同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】図8に示されるABSシステム60は、右
前輪のホイールシリンダ39と左後輪のホイールシリン
ダ40とを一括的に制御する構成のシステムである。こ
のため、1個の常開弁としての電磁弁6aと1個の常閉
弁としての電磁弁6cにより油圧系統の制御を行う構成
とされている。図8に示されるABSシステム60で
は、ABS非作動モードにおいては、電磁弁6aを開
弁,電磁弁6cを閉弁する。また、ABS作動モードに
おける減圧モードにおいては電磁弁6aを閉弁,電磁弁
6cを開弁する。また、ABS作動モードにおける保持
モードにおいては、電磁弁6aを閉弁,電磁弁6cを閉
弁する。更に、ABS作動モードにおける増圧モードに
おいは、電磁弁6aを開弁,電磁弁6cを開弁する。
【0056】また、図6(A)は、第1列を図中左側よ
り常閉弁(電磁弁6c),常開弁(電磁弁6a)の順で
配置すると共に、第2列を図中左側より常開弁(電磁弁
6b),常閉弁(電磁弁6d)の順で配置した構成とさ
れている。図6(B)は、各電磁弁6a〜6dを図中左
側より常閉弁(電磁弁6c),常開弁(電磁弁6a),
常開弁(電磁弁6b),常閉弁(電磁弁6d)の順で一
列に配置した構成である。また、図6(C)は、各電磁
弁6a〜6dを図中左側より常開弁(電磁弁6a),常
閉弁(電磁弁6c),常閉弁(電磁弁6d),常開弁
(電磁弁6b)の順で一列に配置した構成である。
【0057】図6(D)は、第1列を図中左側より常開
弁(電磁弁6a),常閉弁(電磁弁6c)の順で配置す
ると共に、第2列を図中左側より常閉弁(電磁弁6
d),常開弁(電磁弁6b)の順で配置し、更に第1列
と第2列を各電磁の配設ピッチにして1ピッチ分ずらし
て配置することにより、重心41,42を挟んで電磁弁
6cと電磁弁6dが対向するようにしたものである。
【0058】図6(E)は、第1列を図中左側より常閉
弁(電磁弁6c),常開弁(電磁弁6a)の順で配置す
ると共に、第2列を図中左側より常開弁(電磁弁6
b),常閉弁(電磁弁6d)の順で配置し、更に第1列
と第2列を各電磁の配設ピッチにして1ピッチ分ずらし
て配置することにより、重心41,42を挟んで電磁弁
6aと電磁弁6bが対向するようにしたものである。
【0059】図6(F)は、第1列を図中左側より常開
弁(電磁弁6a),常閉弁(電磁弁6c)の順で配置す
ると共に、第2列を図中左側より常閉弁(電磁弁6
d),常開弁(電磁弁6b)の順で配置し、更に第1列
と第2列を各電磁の配設ピッチにして半ピッチ分ずらし
て配置したものである。更に、図6(G)は、第1列を
図中左側より常閉弁(電磁弁6c),常開弁(電磁弁6
a)の順で配置すると共に、第2列を図中左側より常開
弁(電磁弁6b),常閉弁(電磁弁6d)の順で配置
し、更に第1列と第2列を各電磁の配設ピッチにして半
ピッチ分ずらして配置したものである。
【0060】上記した各構成とすることによっても、常
開弁である電磁弁6a,6bに配設されるコイル22の
第1の重心位置41と、全ての電磁弁6a〜6dに配設
されるコイル21,22の第2の重心位置42とを一致
させることができる。従って、各常開弁である電磁弁6
a,6bで発生する電磁反力は電磁弁組立体55の全体
に略均等に印加されるため、電磁反力が電磁弁組立体5
5の特定位置に集中的に印加されることを防止でき、よ
って電磁弁組立体55の経時劣化の発生を抑制すること
ができる。
【0061】尚、本実施例においてはABSシステムに
組み込まれる電磁弁組立体を例に挙げて説明したが、本
発明に係る電磁弁組立体はABSシステム以外(例えば
トラクションコントロールシステム等)においても広く
応用できるものであることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、常開弁用コ
イルは第2の重心位置を中心として均等に分散された構
成となり、従って常開弁用コイルに通電を行い各常開弁
用コイルに電磁反力が発生したとしても、この電磁反力
は電磁弁組立体の全体に略均等に印加されるため、電磁
反力が電磁弁組立体の特定位置に集中的に印加されるこ
とを防止でき、よって電磁弁組立体の経時劣化の発生を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁弁組立体の断面図
である。
【図2】本発明の一実施例である電磁弁組立体の電磁弁
の配設位置を示す図である。
【図3】本発明の変形例に係る電磁弁組立体の電磁弁の
配設位置を示す図である。
【図4】本発明の変形例に係る電磁弁組立体の電磁弁の
配設位置を示す図である。
【図5】本発明の変形例に係る電磁弁組立体の電磁弁の
配設位置を示す図である。
【図6】本発明の変形例に係る電磁弁組立体の電磁弁の
配設位置を示す図である。
【図7】ABSシンテムの構成を示す概略構成図であ
る。
【図8】ABSシンテムの構成を示す概略構成図であ
る。
【図9】従来の電磁弁組立体の一例を示す図である。
【図10】従来の電磁弁組立体の動作を説明する図であ
る。
【図11】従来の電磁弁組立体の動作を説明する図であ
る。
【図12】従来の電磁弁組立体の問題点を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1,1a,1b,50,55 電磁弁組立体 2 ハウジング組立体 3 コイルユニット 5 ハウジング 6a〜6h 電磁弁 9,10 ロッド 10,15 弁体 11,16 アーマチャ(プランジャ) 12,17 固定コア 13,18 スリーブ 21,22 コイル 23 第1のアウターヨーク 24 第2のアウターヨーク 25,26 第1のインナヨーク 27,28 第2のインナヨーク 29 電気的接続部材 30 回路基板 31 コネクタ 35,60 ABSシステム 36 マスターシリンダ 37 リザーバ 39,40 ホイールシリンダ 41 第1の重心位置 42 第2の重心位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の常開弁用のコイルを配設して一体
    化したコイルユニットを有した電磁弁組立体において、 上記各コイルの配設位置を、配設されるべき全ての常開
    弁用コイルのみを配設した場合のコイルユニットの第1
    の重心位置と、配設されるべき全てのコイルを配設した
    場合のコイルユニットの第2の重心位置とが略一致する
    位置としたことを特徴とする電磁弁組立体。
JP25391794A 1994-10-19 1994-10-19 電磁弁組立体 Pending JPH08121631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25391794A JPH08121631A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 電磁弁組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25391794A JPH08121631A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 電磁弁組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08121631A true JPH08121631A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17257834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25391794A Pending JPH08121631A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 電磁弁組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08121631A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009069363A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Aisin Aw Co., Ltd. バルブアッセンブリ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009069363A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Aisin Aw Co., Ltd. バルブアッセンブリ
JP2009133405A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Aisin Aw Co Ltd バルブアッセンブリ
US7967028B2 (en) 2007-11-30 2011-06-28 Aisin Aw Co., Ltd. Valve assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070012528A1 (en) Vehicular brake hydraulic control device
US9623854B2 (en) Solenoid valve for brake system
JP2002528680A (ja) 電磁式装置、特にスリップコントロールされた液圧式の車両ブレーキ装置のための電磁式装置
EP1065116A2 (en) Isolation valve armature configured to reduce Bernoulli force during normal braking operation
EP0851822A1 (en) Solenoid valve for an anti-lock brake system and valve fabricating method
DE112014002567T5 (de) Bremsvorrichtung und Bremsanlage
DE102006037496B4 (de) Bremsaggregat für ein Landfahrzeug
US5460437A (en) Solenoid valves for antilock brake system
JPH08247324A (ja) 圧力制御装置
JPH08121631A (ja) 電磁弁組立体
US5458150A (en) Solenoid valve device
WO2004072996A1 (en) Solenoid stator assembly having a reinforcement structure
JP2000018416A (ja) 電磁弁
JPS595188B2 (ja) 電磁弁
EP3630565A1 (de) Bistabiles magnetventil für ein hydraulisches bremssystem und korrespondierendes hydraulisches bremssystem
DE10041721A1 (de) Elektromagnetisches Ventil und Hydraulikkreis hiermit
KR20080025736A (ko) 차량 제동 시스템용 자기 밸브 장치
JP3395680B2 (ja) 電磁弁
JP3901352B2 (ja) 車両のブレーキ液圧制御装置
KR20180047465A (ko) 솔레노이드 밸브 및 이에 사용되는 플런저 시트
EP1360097A1 (de) Hydraulikaggregat fur schlupfgeregelte kraftfahrzeugbremsanlagen sowie sein herstellungsverfahren
JP3145835B2 (ja) 電磁制御弁の組立構造
JP3782274B2 (ja) ソレノイドバルブ
JPH0842735A (ja) 電磁弁ユニットの製造方法及び電磁弁ユニット
JPH06147345A (ja) 電磁弁