JPH08121398A - ターボ圧縮機の放風装置 - Google Patents

ターボ圧縮機の放風装置

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JPH08121398A
JPH08121398A JP26215394A JP26215394A JPH08121398A JP H08121398 A JPH08121398 A JP H08121398A JP 26215394 A JP26215394 A JP 26215394A JP 26215394 A JP26215394 A JP 26215394A JP H08121398 A JPH08121398 A JP H08121398A
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JP
Japan
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line
suction
blow
valve
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP26215394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Hasegawa
和三 長谷川
Yujiro Matsubayashi
雄二郎 松林
Kazuo Ashizawa
和男 芦澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイレンサを廃止して、放風装置のコンパク
ト化を達成する。 【構成】 圧縮機の吸入ライン4の吸込口4aに吸入フ
ィルタ14を設け、圧縮機5の吐出口6に接続された吐
出ライン7にサージングを防止するための放風ライン1
6を接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ圧縮機に係り、
特に、サージングを防止するための放風装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器等の消費系に所定圧力の圧気
を供給する圧縮機として、ターボ圧縮機が提供されてい
る。
【0003】一般に、ターボ圧縮機は、吸入フィルタ、
吸入弁、第1段圧縮機、インタークーラ、第2段圧縮
機、アフタークーラを順次、管からなるラインで接続し
てなっている。このターボ圧縮機には、サージングを防
止するための放風装置として、第2段圧縮機から下流の
ライン(吐出ライン)に、放風弁およびサイレンサを有
する放風ラインが接続され、吐出ラインと放風ラインと
の接続部より下流に、吸入弁および放風弁の開閉を制御
する圧力スイッチが取り付けられている。
【0004】すなわち、負荷−無負荷運転においては、
負荷運転時に、吸入弁を開、放風弁を閉として、ターボ
圧縮機を負荷運転し、吐出ラインからの圧気を圧気供給
ラインに供給する。この負荷運転時、圧気供給ラインで
圧気が充分に消費されないときには、吐出ラインの圧力
を検出する圧力スイッチが設定圧力以上となって、空気
圧縮機を無負荷運転に切り換えるべく、吸入弁を微開、
放風弁を開として、吐出ラインから放風ラインを通して
余分な圧気を大気に放出することにより、サージングを
防止するようにしている。
【0005】なお、定圧−非サージ制御においては、消
費系で使用される流量に応じて圧力を一定に保ちなが
ら、吸入弁の弁開度を制御して定圧制御を行うが、消費
流量が少なくなると弁開度を徐々に絞り、さらに消費流
量が設定流量よりも低くなるときは、サージングを防止
すべく吸入弁の弁開度を最小の開度のままにして、放風
弁を開として圧気を放風ラインより放風するようし、一
定圧で、サージングのない運転(定圧−非サージ制御)
を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記ターボ圧
縮機の全体構成を見直すと、放風ラインの出口部に設け
られた大形のサイレンサをなくすことができれば、ター
ボ圧縮機のコンパクト化を達成できるという、指摘があ
り、その解決を求められていた。
【0007】また、機能面では、サイレンサが取り付け
られていても、放風開始直後は、サイレンサに作用する
圧力が大きいため、完全には、排気音を消すことができ
ないという問題があった。
【0008】本発明の主たる目的は、サイレンサを廃止
して、コンパクトな消音手段を設けたターボ圧縮機の放
風装置を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、放風開始直後にあっ
ても排気音を消すことができるターボ圧縮機の放風装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、圧縮機の
吸入ラインの吸込口に吸入フィルタを設け、圧縮機の吐
出口に接続された吐出ラインにサージングを防止するた
めの放風ラインを接続したターボ圧縮機において、上記
放風ラインの下流端を吸入ラインに接続したものであ
る。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、放風
ラインにディフューザを内設したものである。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、無負荷運転時に、圧縮機
の吐出口から吐出される余分な圧気は、サージングを防
止すべく吐出ラインから放風ラインを通して吸入ライン
側に返流され、吸入ラインの吸込口に設けられた吸入フ
ィルタを通して大気に放出される。このとき、吸入フィ
ルタは、余分な圧気が大気に放出される際のサイレンサ
として機能し、その排気音を消音する。
【0013】第2の発明によれば、圧気は、ディフュー
ザによって減速されてから吸入フィルタに向かう。この
ため、放風開始直後のように大きな圧力があるときで
も、吸入フィルタに損傷を与えることなく吸入フィルタ
による消音がなされる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に
基づいて説明する。
【0015】図1に本発明に係るターボ圧縮機の構成
が、図2に図1のA部詳細図が示されている。
【0016】図示されるように、第1段圧縮機1の吸入
口2には、吸入弁3を有する吸入ライン4が接続され、
第2段圧縮機5の吐出口6には、吐出ライン7が接続さ
れている。そして、第1段圧縮機1の吐出口8と第2段
圧縮機5の吸込口9とを結ぶライン10には、第2段圧
縮機5に入る圧気を冷却して体積を収縮させるべくイン
タークーラ11が設けられ、吐出ライン7の上流には、
これより吐出された圧気を冷却して体積を収縮させるべ
くアフタークーラ12が設けられている。
【0017】吸入ライン4には、その吸込口4aに、ダ
スト、ミストを取り除くフィルタ13を備えた吸入フィ
ルタ14が取り付けられている(図2参照)。
【0018】サージングを防止するための放風装置とし
て、吐出ライン7のアフタークーラ12より下流に、放
風弁15を有する放風ライン16が接続され、吐出ライ
ン7と放風ライン16との接続部より下流に、吸入弁3
および放風弁15の開閉を制御する圧力スイッチ17が
取り付けられ、そして放風ライン16に、図2に示すよ
うに、放風弁15より下流に、圧気を減速すべく二重管
的にディフューザー18が内設されている。
【0019】ディフューザー18は、放風ライン16の
内径よりも細い管を胴19としてその先端を閉じ、胴1
9の外周に軸方向、円周方向に間隔を隔てて小孔20を
多数設け、胴19の後端に、全周に亙って半径方向外方
に延出されたフランジ部21を設けて形成されている。
【0020】一方、放風ライン16は、ディフューザー
18の取り付けのために、放風弁15の下流において2
つに切断され、各切断部には、それぞれフランジ継手部
23,24が形成されている。
【0021】従って、図2に示すように、吸入フィルタ
14側の放風ライン16の切断部の開口に、胴19を挿
入し、その後にフランジ部21及びフランジ継手部2
3,24を貫通させてボルト25を取り付け、ボルト2
5にナット26を締結することにより、吸入弁3側の放
風ライン16aと、放風弁15側の放風ライン16bと
が一体になり、放風ライン16にディフューザー18が
一体化される。
【0022】なお、フランジ部21とフランジ継手部2
3,24との間に、パッキン乃至シール剤をそれぞれ介
在させて適宜シールするようにしても構わない。
【0023】次に本実施例の作用について説明する。
【0024】圧力スイッチ17は、負荷−無負荷運転に
おいては、負荷運転時に吸入弁3を開、放風弁15を閉
とし、圧縮機1,5を負荷運転し、吐出ライン7からの
圧気を圧気供給ライン26に供給する。
【0025】この負荷運転時、圧気供給ライン26で圧
気が充分に消費されないときには、吐出ライン7の圧力
を検出する圧力スイッチ17が設定圧力以上となって、
圧縮機1,5を無負荷運転に切り換えるべく、吸入弁3
を微開、放風弁15を開として、吐出ライン7から放風
ライン16を通して余分な圧気を大気に放出して、サー
ジングを防止する。
【0026】吸入弁3が微開、放風弁15が開となった
とき、吐出ライン7の余分な圧気は、ディフューザー1
8の小孔20…を通過、吸入ライン4を逆流して吸入フ
ィルタ14を通って外部(大気)に排出される。このと
き、吸入フィルタ14は、余分な圧気が大気に放出され
る際のサイレンサとして機能し、その排気音を消音す
る。
【0027】また、排気は、ディフューザー18の小孔
20を出るときに充分減速されているため、大きな圧力
の圧気がそのまま吸入フィルタ14に作用することがな
い。このため、吸入フィルタ14内部のフィルタ13に
損傷を与えることなくフィルタ13による消音がなさ
れ、圧気の排気音が消される。
【0028】また、このように吸入フィルタ14から圧
気を逆流させて排気することは、フィルタ13の逆洗を
同時に行うことになるため、フィルタ13の信頼性を上
げ、メンテナンス時期を延ばすことができる。
【0029】なお、上記ディフューザー18の他の実施
例としては、上記胴19を、圧気を通す小さい圧気の経
路を無数に有する多孔体(たとえば、セラミックの多孔
体、多孔の焼結体)で構成することが考えられる。
【0030】
【発明の効果】以上、要するに本発明によれば、次の如
き優れた効果を発揮する。
【0031】(1)吸入フィルタを放風時のサイレンサ
として兼用できるので、従来のサイレンサを廃止するこ
とができ、コンパクト化を達成することができる。
【0032】(2)ディフューザーを設けることによ
り、圧力の高い圧気を放風するときでも、吸入フィルタ
に損傷を与えることなく排気音を消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るターボ圧縮機と放風装置とを示す
フロー図である。
【図2】図1のA部詳細図である。
【符号の説明】
1 第1段圧縮機 4 吸入ライン 5 第2段圧縮機 7 吐出ライン 14 吸入フィルタ 16 放風ライン 18 ディフューザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機の吸入ラインの吸込口に吸入フィル
    タを設け、圧縮機の吐出口に接続された吐出ラインにサ
    ージングを防止するための放風ラインを接続したターボ
    圧縮機において、上記放風ラインの下流端を吸入ライン
    に接続したことを特徴とするターボ圧縮機の放風装置。
  2. 【請求項2】上記放風ライン内にディフューザを設けた
    請求項1記載のターボ圧縮機の放風装置。
JP26215394A 1994-10-26 1994-10-26 ターボ圧縮機の放風装置 Pending JPH08121398A (ja)

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JP26215394A JPH08121398A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 ターボ圧縮機の放風装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004085031A1 (ja) 2003-03-26 2004-10-07 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. 吸入フィルタ、ターボ圧縮機及びそのパッケージング方法
KR100659517B1 (ko) * 2005-12-06 2006-12-20 양해숙 압축기의 소음저감장치
WO2010044493A1 (en) 2008-10-13 2010-04-22 Kturbo, Inc. Blow-off system for multi-stage turbo compressor
WO2010100944A1 (ja) 2009-03-06 2010-09-10 三菱電機株式会社 空気調和機

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