JP2721132B2 - オイルフリースクリュー圧縮機 - Google Patents

オイルフリースクリュー圧縮機

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JP2721132B2
JP2721132B2 JP7082858A JP8285895A JP2721132B2 JP 2721132 B2 JP2721132 B2 JP 2721132B2 JP 7082858 A JP7082858 A JP 7082858A JP 8285895 A JP8285895 A JP 8285895A JP 2721132 B2 JP2721132 B2 JP 2721132B2
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cooler
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昭 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、圧縮室に油を供給しな
いオイルフリースクリュー圧縮機、特に一段圧縮でガス
利用側の要求に適合した圧力まで昇圧する単段オイルフ
リースクリュー圧縮機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のオイルフリースクリュ圧縮機は、
吸入ガスを低圧段圧縮機本体により、ガス吸入側の大気
圧とガス利用側の要求する圧力(例えば7kg/cm2
G)との間の中間圧力(例えば2〜3kg/cm2 G)
程度まで昇圧し、このガスを中間クーラにより冷却して
圧縮熱を除去したのち、高圧段圧縮機本体によりガス利
用側の要求する圧力(例えば7kg/cm2 G)まで昇
圧し、これを逆止弁を通過させたのちアフタークーラに
よりガス利用側の要求に適合した温度まで冷却してガス
利用側に供給している。一方、圧縮機本体が無負荷にな
ったときには、圧縮機本体と逆止弁との間の吐出配管中
のガスを、放風弁を開放して放風クーラによって冷却し
たのち、放風配管を経由して大気へ放出している。な
お、この種のものとしては、例えば、特公昭46−50
93号公報に開示されたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
ては、放風クーラは放風弁の出口に連結されているの
で、放風弁は、スクリュー圧縮機本体から吐出される高
温のガスと常に接した状態で開閉動作を繰り返すため、
放風弁のシート面が摩滅し、放風弁の閉止状態を安定し
て持続できなくなる。また、上記逆止弁も上記放風弁と
同様にスクリュー圧縮機本体から吐出される高温ガスと
常に接した状態にあるため放風弁と同様な問題があっ
た。 【0004】さらに、上記逆止弁や放風弁が高温の吐出
ガスにさらされないように逆止弁下流に設けられていた
アフタークーラを実開昭54−126203号に示され
ているように逆止弁上流に設けた場合、200〜350
℃の高温吐出ガスをアフタークーラにより現場等で使用
可能な温度である40〜50℃まで冷却するため、アフ
タークーラでドレンが発生し、上記圧縮機本体、逆止
放風弁にドレンが流れてこれらの機器の寿命を低
下させる。また、アフタークーラは200〜350℃の
高温吐出ガスを40〜50℃まで冷却するものであるた
め、その内容積(吐出ガスの貯留容積)は大きくなり、
このため、放風弁を開いて放風運転するときの放風量が
極めて多量になり、圧縮機吐出側の圧力が十分に低下す
るまでに要する放風時間が長くなるから、多量の圧縮ガ
スを放出する損失だけでなく、動力損失も大きくなる。
さらに、放風時間が長くなり、圧縮機吐出側の圧力がな
かなか低下しない状態が長く続くと、無負荷運転時には
吸入弁が閉じられて吸入側圧力が急速に低下するため、
吸入側圧力と吐出側圧力との比(圧縮比)が異常に大き
い時間が長くなり、このため吐出ガス温度及び圧縮機本
体温度が異常上昇する欠点もある。 【0005】本発明の目的は、逆止弁および放風弁を熱
から保護して、弁としての信頼性を向上すると共に、放
風弁を開いて無負荷運転する場合に、圧縮機から逆止弁
間に残存している高圧ガスを短時間で放風できるオイル
フリースクリュー圧縮機を得ることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によるオイルフリースクリュー圧縮機は、
イルフリースクリュー圧縮機本体と、この圧縮機本体の
吐出側に設けられた逆止弁と、無負荷運転時に前記圧縮
機本体と逆止弁との間のガスを大気に放出するための放
風弁を有する放風路と、前記放風弁の上流側に設けら
れ、前記無負荷運転時に大気に放出される前記ガスを冷
却するためのクーラと、前記圧縮機本体と前記逆止弁と
の間に設けられ、前記圧縮機本体から吐出されるガスを
予冷却すると共に、前記逆止弁を熱から保護するための
予冷却用クーラと、逆止弁の下流側に設けられ、圧縮さ
れた吐出ガスを利用側の要求に適合した温度まで冷却す
るためのアフタークーラと、を備えたことを特徴とする
ものである。 【0007】前記放風弁の上流側に設けられ、無負荷運
転時に大気に放出される前記ガスを冷却するクーラを備
えているから、圧縮機の無負荷運転時には、放出ガスを
大気に放出可能な温度(例えば80℃)まで冷却すれば
良く、それ以上冷却する必要はないため、大気放出ガス
を冷却するクーラでのドレン発生を抑制でき、放風弁を
熱およびドレンから保護することができる。 【0008】また、圧縮された吐出ガスを利用側の要求
に適合した温度まで冷却するアフタークーラを逆止弁の
下流側に設けると共に、予冷却用クーラを逆止弁の上流
側に設けているから、予冷却用クーラでは200〜35
0℃の高温吐出ガスを例えば100〜250℃程度まで
冷却すれば良い。したがって、その内容積は小さくな
り、圧縮機から逆止弁間に残存する高圧ガスは少量であ
るから、無負荷運転時における高圧ガスの放風量が少量
となり、損失低減が図れかつ放風のために生じる騒音も
低減できる。さらに、短時間で放風することができるか
ら、圧縮機の吐出側圧力が短時間で低下し、無負荷運転
時に圧縮機の吸入側と吐出側との圧縮比が異常に上昇す
ることも防止できる。 【0009】また、負荷運転時においても、逆止弁の上
流側に設けられた予冷却用クーラでは高温の吐出ガスを
例えば100〜250℃程度まで冷却すれがよいので、
逆止弁を熱から保護できると共に、予冷却用クーラでは
ドレンの発生を防止できるから圧縮機本体や逆止弁にド
レンが流入するのも防止できる。 【0010】 【実施例】以下この発明の一実施例を図により説明す
る。一段圧縮でガス利用側の要求に適合した圧力まで昇
圧する単段オイルフリースクリュー圧縮機本体1は、そ
の吐出側に吐出配管2が結合されている。この吐出配管
2には、この例では鋼製の直管からなる伝熱管3aおよ
びこの伝熱管3aを包囲するシェル5からなる予冷却用
クーラ(以下プレクーラという)3が設置されている。
シェル5は、冷却水の入口5a,出口5bを有し、その
内部には、伝熱管4aが設置され、プレクーラ3と共通
のシェル5と伝熱管4aとによって放風クーラ4を構成
している。この放風クーラ4の伝熱管4aの入口は、プ
レクーラ3の出口すなわち伝熱管3aの出口から分岐さ
れている。プレクーラ3を構成する伝熱管3aの出口に
は、逆止弁6が連結されている。この逆止弁6の出口側
にはアフタークーラ7が連結されている。放風クーラ4
の伝熱管4aの出口には、放風配管8、放風弁9が、放
風配管8、放風弁9の順に連結されている。 【0011】圧縮機本体1が全負荷で運転しているとき
は、圧縮機本体1によってガスが所定の最終圧力まで昇
圧され、200〜350℃の高温となる。このガスは、
プレクーラ3の伝熱管3a内を通り、シェル5内を流れ
る冷却水と熱交換し、逆止弁6が正常な動作を持続でき
る程度の温度(100〜250℃)まで冷却される。プ
レクーラ3で冷却されたガスは、逆止弁6を通過してア
フタークーラ7に入り、ここで所望の温度まで冷却さ
れ、ガス中の水分が除去されて使用個所に送られる。 【0012】圧縮機本体1が無負荷で運転しているとき
は、圧縮機本体1の吸入側に配置された吸気閉塞弁(図
示せず)を全閉とし、かつ放風弁9を全開として圧縮機
本体1の吐出口から逆止弁6までの間のガスを放風クー
ラ4の伝熱管4a内を通過させてこれを冷却し、その後
放風配管8を介して放風弁9から大気中に放出する。圧
縮機本体1の吐出口から逆止弁6までの間のガスが放出
されることにより、圧縮機本体1の吐出側の圧力(背
圧)が大気圧まで下がり、消費動力が軽減される。 【0013】圧縮機本体1の吐出口から吐出されたガス
は、無負荷運転時もかなりの高温となるが、このガスを
プレクーラ3で予冷却し、さらに放風クーラ4で冷却し
た後に放風弁9に導いているので、ガスが放風弁9に達
するころには、このガスを大気中に放出してもなんら支
障がなく、しかも放風弁9の開閉動作に悪影響を及ぼさ
ない温度になっている。そのため放風弁9は、閉じてい
る状態のときに高温にさらされることがなくなり、高温
によるシート面の摩滅が減少して弁体のシート面への密
着性が保たれ閉止状態を安定して持続できる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果がある。 【0015】(1) 放風弁の上流側に設けられ大気に
放出されるガスを冷却するクーラを備えているから、圧
縮機の無負荷運転時には、放出ガスを大気に放出可能な
温度(例えば80℃)まで冷却すれば良く、それ以上冷
却する必要はないため、大気放出ガスを冷却するクーラ
でのドレン発生を抑制でき、放風弁を熱およびドレンか
ら保護し、信頼性を向上することができる。 【0016】(2) 圧縮された吐出ガスを利用側の要
求に適合した温度まで冷却するアフタークーラを逆止弁
の下流側に設けると共に予冷却用クーラを逆止弁の上流
側に設けているから、予冷却用クーラでは200〜35
0℃の高温吐出ガスを例えば100〜250℃程度まで
冷却すれば良い。したがって、その内容積は小さくな
り、圧縮機から逆止弁間に残存する高圧ガスは少量であ
るから、無負荷運転時における高圧ガスの放風量が少量
となり、損失低減が図れかつ放風のために生じる騒音も
低減できる。さらに、短時間で放風することができるか
ら、圧縮機の吐出側圧力が短時間で低下し、無負荷運転
時に圧縮機の吸入側と吐出側との圧縮比が異常に上昇す
ることも防止でき、これによって吐出ガス温度や圧縮機
本体温度が異常に上昇して圧縮機本体を破損する事故も
未然に防止できる効果がある。 【0017】(3) 負荷運転時においても、逆止弁の
上流側に設けられた予冷却用クーラでは高温の吐出ガス
を例えば100〜250℃程度まで冷却すればよいの
で、逆止弁を熱から保護できると共に、予冷却用クーラ
ではドレンの発生を防止できるから圧縮機本体や逆止弁
にドレンが流入するのも防止でき、これらの機器の寿命
を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例の説明図である。 【符号の説明】 1…単段オイルフリースクリュー圧縮機本体 2…吐出配管 3…プレクーラ 3a…プレクーラ3の伝熱管 4…放風クーラ 4a…放風クーラ4の伝熱管 5…シェル 6…逆止弁 7…アフタークーラ 8…放風配管 9…放風弁

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【1】 オイルフリースクリュー圧縮機本体と、 この圧縮機本体の吐出側に設けられた逆止弁と、 無負荷運転時に前記圧縮機本体と逆止弁との間のガスを
    大気に放出するための放風弁を有する放風路と、 前記放風弁の上流側に設けられ、前記無負荷運転時に大
    気に放出される前記ガスを冷却するためのクーラと、 前記圧縮機本体と前記逆止弁との間に設けられ、前記圧
    縮機本体から吐出されるガスを予冷却すると共に、前記
    逆止弁を熱から保護するための予冷却用クーラと、 逆止弁の下流側に設けられ、圧縮された吐出ガスを利用
    側の要求に適合した温度まで冷却するためのアフターク
    ーラと、 を備えたことを特徴とするオイルフリースクリュー圧縮
    機。
JP7082858A 1995-04-07 1995-04-07 オイルフリースクリュー圧縮機 Expired - Lifetime JP2721132B2 (ja)

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