JPH08121013A - 引き違い扉装置 - Google Patents

引き違い扉装置

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JPH08121013A
JPH08121013A JP28258094A JP28258094A JPH08121013A JP H08121013 A JPH08121013 A JP H08121013A JP 28258094 A JP28258094 A JP 28258094A JP 28258094 A JP28258094 A JP 28258094A JP H08121013 A JPH08121013 A JP H08121013A
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rail
door
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guide rails
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に大型大重量の扉体に好適な、両扉体がフ
ラットになる引き違い扉装置を提供すること。 【構成】 第一扉体1の上端側を走行ユニット14Aを
介して支持案内する上側第一ガイドレール6Aと、第二
扉体2の上端側を平行リンク5aを介して支持する走行
ユニット4Aを支持案内する上側第二ガイドレール3A
とが、上側第一ガイドレール6Aが下になるように上下
2段に一体に連設され、第一扉体1の下端側を走行ユニ
ット14Bを介して支持案内する下側第一ガイドレール
6Bと、第二扉体2の下端側を平行リンク5aを介して
支持する走行ユニット4Bを支持案内する下側第二ガイ
ドレール3Bとが、下側第一ガイドレール6Bが上にな
るように上下2段に一体に連設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作り付け収納部の開閉
扉や各種収納家具の開閉扉として活用し得る引き違い扉
装置で、特に、閉じたときに各扉体表面が面一に並ぶ引
き違い扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】閉じたときに各扉体表面が面一状態に並
ぶ引き違い扉装置としては各種のものが知られている
が、何れも構造、特にガイドレール構造が非常に複雑な
もので、実用的なものではなかった。このような問題点
を解消し得るものとして、実公平1−22068号公報
に記載されているように、一方の第一扉体を一般的な引
き違い扉と同様に左右直線運動のみ可能に第一ガイドレ
ールに支持し、他方の第二扉体は、第二ガイドレールに
左右直線運動のみ可能に支持された走行ユニットに平行
リンクを介して内外方向に平行移動可能に支持して成る
引き違い扉装置が考えられた。
【0003】この平行リンク利用の引き違い扉装置で
は、両扉体表面が面一状態で並ぶ閉扉状態から第一扉体
を開動させたとき、この第一扉体が第二扉体を外側へ押
し出して平行移動させながら当該第二扉体の内側へ進入
し、両扉体表面が面一状態で並ぶ閉扉状態から第二扉体
を開動させたときには、この第二扉体自体が第一扉体の
外側へ平行移動し、当該第一扉体の外側を開動するもの
である。
【0004】上記のような平行リンク利用の引き違い扉
装置は、第一扉体を支持案内する第一ガイドレールと第
二扉体を支持案内する第二ガイドレールとが、夫々一般
的な引き違い扉装置のガイドレールと同様、各扉体の開
閉行程の全域にわたって連続する直線状のもので良く、
特殊な経路切り換え機構などが不要なものである。しか
も第二扉体を支持する走行ユニットと平行リンク、及び
第二扉体を内向きに付勢するスプリングなどが特別な部
品として設けられるだけで、全体として構造が極めて簡
単で安価に実施し得るものであるが、前記公報に記載さ
れた従来の平行リンク利用の引き違い扉装置では、第一
扉体を支持案内する上下各第一ガイドレールと第二扉体
を支持案内する上下各第二ガイドレールとが、夫々内外
方向に並列するように同一レベルで並設されている。し
かも、平行リンクを介して支持される第二扉体を支持案
内する第二ガイドレールは、第一ガイドレールの奥側
(内側)に敷設される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の平
行リンク利用の引き違い扉装置の構成では、第一扉体に
より外側位置に平行移動したときの第二扉体と、当該第
二扉体を支持案内する第二ガイドレールとの間の水平方
向距離が大きくなり、当該第二ガイドレールに係合する
走行ユニットと第二扉体とを連結する平行リンクの長さ
が長くなる。換言すれば、平行リンクを介して第二扉体
を片持ち状に支持する平行リンクに大きな曲げ強度が要
求され、大型で大重量の扉体では実施困難であった。本
発明は、このような従来の問題点を解決することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成上の特徴を後述する実施例の参照符号を
付して示すと、第一扉体(1) 、第二扉体(2) 、上下一対
の第一ガイドレール(6A,6B) 、及び上下一対の第二ガイ
ドレール(3A,3B) を有し、上側第一ガイドレール(6A)と
上側第二ガイドレール(3A)とは、上側第一ガイドレール
(6A)が下になるように上下2段に一体に連設され、下側
第一ガイドレール(6B)と下側第二ガイドレール(3B)と
は、下側第一ガイドレール(6B)が上になるように上下2
段に一体に連設され、第一扉体(1) は、上下一対の第一
ガイドレール(6A,6B) の各々に係合する走行ユニット(1
4A,14B) と、移動方向一端に設けられた第二扉体押し出
し作用部(38a,38b) とを備え、各走行ユニット(14A,14
B) は、上下各第一ガイドレール(6A,6B) の溝形レール
部(8,11)に嵌合する垂直軸ホィール(17,19) を有すると
ともに、上下何れかの走行ユニット(14A) は、対応する
第一ガイドレール(6A)の水平レール面(7a)上を転動する
支持用水平軸ホィール(16)を有し、第二扉体(2)は、上
下一対の第二ガイドレール(3A,3B) の各々に係合する走
行ユニット(4A,4B) と、平行リンク(5a,5b) と、スプリ
ング(33)と、第一扉体への乗り上げ作用部(34a,34b) と
を備え、各走行ユニット(4A,4B) は、上下各第二ガイド
レール(3A,3B) の溝形レール部(9a,9b,12)に嵌合する垂
直軸ホィール(22a,22b,26)を有するとともに、上下何れ
かの走行ユニット(4A)は、対応する第二ガイドレール(3
A)の水平レール面(9c)上を転動する支持用水平軸ホィー
ル(23)を有し、平行リンク(5a,5b) は、上下各走行ユニ
ット(4A,4B) と第二扉体(2) の上下両端とを第一扉体
(1) の上方及び下方を通じて連結して、当該第二扉体
(2) を第一扉体(1) の走行経路と重なる内側位置(P1)と
第一扉体(1) の走行経路に対する外側位置(P2)との間で
平行移動可能にし、スプリング(33)は、第二扉体(2) を
内側位置(P1)に復帰させる方向に付勢し、第一扉体への
乗り上げ作用部(34a,34b) は、第二扉体(2)が内側位置
(P1)にあるときに第一扉体(1) の第二扉体押し出し作用
部(38a,38b)に隣接する側の端部に設けられ、第一扉体
(1) と内側位置(P1)にある第二扉体(2) とが相対的に接
近移動したとき、第二扉体押し出し作用部(38a,38b) と
第一扉体(1) への乗り上げ作用部(34a,34b) とが互いに
当接して第一扉体(1) に対し第二扉体(2) が外側位置(P
2)へ平行移動する点に特徴を有する。
【0007】上記本発明装置を実施するに際して、上側
第二ガイドレール(3A)は、互いに上下に相対向する上下
一対の溝形レール部(9a,9b) を有する断面略Cの字形に
形成し、第二扉体(2) の上側走行ユニット(4A)には、前
記上下一対の溝形レール部(9a,9b) に嵌合する上下一対
の垂直軸ホィール(22a,22b) を垂直な支軸(27)の上下両
端に設けるとともに、下側溝形レール部(9b)の内側底面
である水平レール面(9c)上を転動する支持用水平軸ホィ
ール(23)を設け、平行リンク(5a,5b) は、上側垂直軸ホ
ィール(22a) の直下で前記支軸(27)に支承することがで
きる。
【0008】また、上側第二ガイドレール(6A)には、上
側第一ガイドレール(3A)の直下に形成された外向きに開
口する溝形レール部(7) と、その直下に形成された下向
きに開口する溝形レール部(8) とを設け、第一扉体(1)
の上側走行ユニット(14A) に、前記溝形レール部(7) に
嵌合してその底面である水平レール面(7a)上を転動する
支持用水平軸ホィール(16)と、前記溝形レール部(8) に
嵌合する垂直軸ホィール(17)とを設けることができる。
【0009】さらに、上下2段に一体に連設された下側
の第一及び第二ガイドレール(6B,3B) は、夫々の溝形レ
ール部(11,12) が上下に相対向する断面略Cの字形に形
成しすることができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図1は、2枚の扉体1,2を使用した引
き違い扉装置を示し、第一扉体1は、第二扉体2を支持
案内する上下一対の直線状の第二ガイドレール3A,3
Bと平行な第一ガイドレール(図示省略)に往復移動自
在に支持されている。第二扉体2は、第二ガイドレール
3A,3Bに係合する上下一対の走行ユニット4A,4
Bに平行リンク5a,5bを介して支持され、第一扉体
1の走行経路と重なる内側位置P1(図1A参照)と、
第一扉体1の走行経路に対する外側位置P2との間で平
行移動可能である。
【0011】図2〜図4に基づいて具体的に説明する
と、第一扉体1を支持案内する第一ガイドレールは、上
側第一ガイドレール6Aと下側第一ガイドレール6Bと
の上下一対から成り、上側の第一及び第二両ガイドレー
ル6A,3Aは、第二ガイドレール3Aが上側になるよ
うに上下2段に一体化され、下側の第一及び第二両ガイ
ドレール6B,3Bは、第一ガイドレール6Bが上側に
なるように上下2段に一体に連設されている。
【0012】上側第一ガイドレール6Aは、上側第二ガ
イドレール3Aの直下に位置する外向きに開口した溝形
レール部7と、その直下に位置する下向きに開口した溝
形レール部8とを備え、上側第二ガイドレール3Aは、
上下に相対向する上下一対の溝形レール部9a,9b
と、上側溝形レール部9aの近くで外向きに開口するス
リット10とを備えた断面略Cの字形のものである。ま
た、下側第一ガイドレール6Bは下向きに開口した溝形
レール部11を備え、下側第二ガイドレール3Bは上向
きに開口する溝形レール部12を備えている。これら両
ガイドレール6B,3Bが、その中間に外向きのスリッ
ト13を形成するように上下2段に一体に連設されて、
断面略Cの字形の1本のガイドレールを形成している。
【0013】第一扉体1は、上下一対の走行ユニット1
4A,14Bを介して第一ガイドレール6A,6Bに支
持されている。上側走行ユニット14Aは、第一扉体1
の走行方向両端近傍の内側に取付けられた2つのホィー
ルユニット15a,15bから成り、各ホィールユニッ
ト15a,15bは同一構造のもので、夫々、上側第一
ガイドレール6Aの溝形レール部7に遊嵌してその底面
である水平レール面7a上を転動する支持用水平軸ホィ
ール16と、上側第一ガイドレール6Aの溝形レール部
8に遊嵌して転動する垂直軸ホィール17とを備えてい
る。下側走行ユニット14Bは、第一扉体1の走行方向
両端近傍の内側に取付けられた2つのホィールユニット
18a,18bから成り、各ホィールユニット18a,
18bは同一構造のもので、夫々、下側第一ガイドレー
ル6Bの溝形レール部11に遊嵌して転動する垂直軸ホ
ィール19を備えている。
【0014】第二扉体2を支持する上側走行ユニット4
Aは、2つのトロリー20a,20bとこの両者を互い
に連結一体化する連結部材21とから構成され、各トロ
リー20a,20bは、上側第二ガイドレール3Aの上
下一対の溝形レール部9a,9bに遊嵌して転動する上
下一対の垂直軸ホィール22a,22bと、下側溝形レ
ール部9bに遊嵌してその底面である水平レール面9c
上を転動する支持用水平軸ホィール23とを備えてい
る。下側走行ユニット4Bは、2つのトロリー24a,
24bとこの両者を互いに連結一体化する連結部材25
とから構成され、各トロリー24a,24bは、下側第
二ガイドレール3Bの溝形レール部12に遊嵌して転動
する垂直軸ホィール26を備えている。
【0015】平行リンク5a,5bは、上下各走行ユニ
ット4A,4Bごとに配設され、上側走行ユニット4A
と第二扉体2の上端部とを連結する平行リンク5a,5
bは、上側走行ユニット4Aの各トロリー20a,20
bに垂直に支持されたリンク支軸27と、第二扉体2の
上端で走行方向両端部に取付けられた軸受ユニット28
a,31aに垂直に支持されたリンク支軸29とに両端
が支承されている。なお、各トロリー20a,20b側
のリンク支軸27は、トロリー20a,20bから下方
に突出する下端部と、トロリー20a,20bの上側で
平行リンク5a,5bより上方に突出する上端部とで前
記垂直軸ホィール22a,22bを支承している。下側
走行ユニット4Bと第二扉体2の下端部とを連結する平
行リンク5a,5bは、下側走行ユニット4Bの各トロ
リー24a,24bに垂直に支持されたリンク支軸30
と、第二扉体2の下端で走行方向両端部に取付けられた
軸受ユニット28b,31bに垂直に支持されたリンク
支軸32とに両端が支承されている。なお、各トロリー
24a,24b側のリンク支軸30は、垂直軸ホィール
26の支軸を兼用している。
【0016】図2に示すように、この実施例では上側走
行ユニット4Aの連結部材21と片側の平行リンク5a
との間に引張コイルスプリング33が介装されている。
このスプリング33は、第二扉体2を外側位置(図1B
のP2で示す位置)から内側位置(図1AのP1で示す
位置)に戻す方向に付勢するものである。従って、各ト
ロリー20a,20b,24a,24bと平行リンク5
a,5bとの間や、各平行リンク5a,5bと軸受ユニ
ット28a,28b,31a,31bとの間、あるいは
走行ユニット4A,4Bと第二扉体2との間などに介装
することもできるし、介装場所によっては、引張コイル
スプリングではなく捩じりスプリングを使用することも
できる。
【0017】第二扉体2の内側四隅には、垂直軸ローラ
34a,34b及び35a,35bが軸支されている。
上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは、上側の平
行リンク5a,5bを軸支する軸受ユニット28a,3
1aに軸支され、下側の2つの垂直軸ローラ34b,3
5bは、下側の平行リンク5a,5bを軸支する軸受ユ
ニット28b,31bに軸支されている。しかして、第
二扉体2がスプリング33の付勢力で第二ガイドレール
3A,3Bに接近する内向きに付勢されることにより、
上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは上側第二ガ
イドレール3Aの表面3aに当接し、下側の2つの垂直
軸ローラ34b,35bは下側第一ガイドレール6Bの
表面6aに当接することにより、第二扉体2を、第一扉
体1と表面が面一になる内側位置P1に保持する。
【0018】一方、第一扉体1及び第二扉体2の上下両
端には、その走行方向全長にわたって連続する帯状カバ
ー部材36a,36b及び37a,37bが装着されて
いる。これら帯状カバー部材36a〜37bは、木製の
各扉体1,2の上下両端縁を保護するとともに、デザイ
ン的効果を得るためのものであるが、第二扉体2に軸支
された上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは上側
の帯状カバー部材36a,37aと同一レベルに軸支さ
れ、下側の2つの垂直軸ローラ34b,35bは下側の
帯状カバー部材36b,37bと同一レベルに軸支され
ている。
【0019】また、図1A、図2及び図3に示すように
第二扉体2が第一扉体1の走行経路に重なる内側位置P
1にあって、両扉体1,2で収納空間の開口部を閉じて
いるとき、第二扉体2の端部に隣接する第一扉体1の端
部1aは、横断面形状において斜め外向きの傾斜面を有
する楔形に形成され、当該楔形端部1aに隣接する第二
扉体2の端部2aは、横断面形状において斜め内向きの
傾斜面を有する楔形に形成されて、両端部1a,2aが
互いに小間隙を隔てて重なり合うように構成されてい
る。そして各扉体1,2の帯状カバー部材36a〜37
bの端部も楔形端部1a,2aに沿うように折曲され、
第一扉体1の楔形端部1aに重なる上下両帯状カバー部
材36a,36bの端部により、第二扉体押し出し作用
部38a,38bが形成されている。従って、第二扉体
2の楔形端部2aの上下両端内側角部に軸支されている
垂直軸ローラ34a,34bは、第一扉体1への乗り上
げ作用部を構成している。
【0020】なお、下側走行ユニット4Bの2つのトロ
リー24a,24bを連結する連結部材25は、その両
端螺軸部が各トロリー24a,24bに対し螺嵌するロ
ッドから構成されている。このように、両トロリー24
a,24b間の間隔を調整することのできる連結部材2
5を使用することにより、平行リンク5a,5bが完全
に平行状態となるように調整することができるので、上
側走行ユニット4Aの2つのトロリー20a,20bも
このような連結部材で連結するのが望ましい。
【0021】以上のように構成された引き違い扉装置に
おいて、図1A、図2及び図3に示すように第二扉体2
が第一扉体1の走行経路に重なる内側位置P1にあっ
て、両扉体1,2で収納空間の開口部を閉じている状態
では、両扉体1,2の表面は面一状態に連続している。
このとき、スプリング33により内側に引き寄せられて
いる第二扉体2の各垂直軸ローラ34a〜35bがガイ
ドレール3A,6Bの表面3a,6aに当接していて、
当該第二扉体2の位置(姿勢)を規制している。
【0022】上記の閉扉状態から第一扉体1を図1Bに
示すように第二扉体2の方へ開動させると、当該第一扉
体1は、上下一対の第一ガイドレール6A,6Bと各走
行ユニット14A,14Bとの係合により、第一ガイド
レール6A,6Bと平行な走行経路を直線的に移動する
ことになる。そしてこの第一扉体1の楔形端部1aにお
ける上下一対の第二扉体押し出し作用部38a,38b
が、図2及び図3に示すように隣接している第二扉体2
の楔形端部2aにおける上下一対の垂直軸ローラ(第一
扉体への乗り上げ作用部)34a,34bを介して第二
扉体2を外側へ押し出すことになる。このとき第二扉体
2は、第二ガイドレール3A,3Bに係合している走行
ユニット4A,4Bに平行リンク5a,5bを介して支
持されているので、図1Bに示すように当該第二扉体2
は、その後端部(楔形端部2aとは反対側)2bが側壁
40の側面40aに対し前方へ摺接移動することと、走
行ユニット4A,4Bが第一扉体1の開動方向側へ若干
量移動することとを伴いながら、第一扉体1の走行経路
の外側へ直線的に平行移動することになる。勿論、図2
に仮想線で示すように、走行ユニット4A,4Bの少な
くとも一方に対するストッパー41を設けておくとき
は、第二扉体2は、その後端部(楔形端部2aとは反対
側)2bと側壁40との摺接移動を伴うことなく、第一
扉体1の開動方向とは逆方向に若干量移動しながら外側
へ平行移動することになる。
【0023】このようにして第一扉体1は、第二扉体2
を内側位置P1から外側位置P2に押し出しながら当該
第二扉体2の内側へ進入する。このとき第一扉体2は、
スプリング33の付勢力を第二扉体2の垂直軸ローラ
(第一扉体への乗り上げ作用部)34a,34bを介し
て受けて第一ガイドレール6A,6Bの方へ押圧される
が、当該第一ガイドレール6A,6Bの溝形レール部
8,11の一側面と走行ユニット14A,14Bの垂直
軸ホィール17,19との当接転動と、第一扉体1の上
下一対の帯状カバー部材36a,36bの表面と第二扉
体2側の上下一対の垂直軸ローラ34a,34bとの当
接転動により、第一扉体1が受ける開動抵抗は比較的小
さくなり、円滑に開動させることができる。
【0024】図1Cに示すように、第一扉体1が走行経
路端部まで開動すると、両扉体1,2で閉じられていた
収納空間の開口部の内、第一扉体1によって閉じられて
いた略半分の領域が開かれる。係る状態から第一扉体1
を図1Aに示す元の位置まで閉動するときは、第二扉体
2が一体に移動するのを手で止めながら第一扉体1を第
二扉体2の内側から引き抜くように閉動させれば良い。
第一扉体1が第二扉体2の内側から脱出すると、スプリ
ング33の付勢力により第二扉体2が外側位置P2から
内側位置P1まで平行移動し、収納空間の開口部が、表
面が面一状態に直列する両扉体1,2によって再び閉じ
られる。
【0025】第二扉体2で閉じられている側を開くとき
は、当該第二扉体2を第一扉体1のある側へ開動させる
ことになるが、このときは、図2及び図3に示すように
第二扉体2の楔形端部2aにおける上下一対の垂直軸ロ
ーラ(第一扉体への乗り上げ作用部)34a,34b
が、第一扉体1の楔形端部1aにおける上下一対の第二
扉体押し出し作用部38a,38b上に乗り上げること
により、第二扉体2が第一扉体1の外側へ平行移動しな
がら開動することになる。
【0026】そして第二扉体2が、図1Dに示すように
第一扉体1の外側に重なる走行経路端部まで開動するこ
とにより、両扉体1,2で閉じられていた収納空間の開
口部の内、第二扉体2によって閉じられていた略半分の
領域が開かれる。この第二扉体2の開動行程中、垂直軸
ローラ(第一扉体への乗り上げ作用部)34a,34b
が第一扉体1の上下一対の帯状カバー部材36a,36
bの表面上を転動する。係る状態から第二扉体2を図1
Aに示す元の位置まで閉動するときは、第一扉体1が一
体に移動するのを手で止めながら第二扉体2を第一扉体
1から引き離すように閉動させれば良い。第二扉体2が
第一扉体1の外側位置から離れると、スプリング33の
付勢力により第二扉体2が外側位置P2から内側位置P
1まで平行移動し、収納空間の開口部が、表面が面一状
態に直列する両扉体1,2によって再び閉じられる。
【0027】なお、第二扉体2に設けられた垂直軸ロー
ラ34a〜35bの内、第一扉体1の第二扉体押し出し
作用部38a,38bに隣接する楔形端部2aとは反対
側の後端部2bに設けられた上下一対の垂直軸ローラ3
5a,35bは本発明において必須のものではないので
省いても良い。また、第一扉体への乗り上げ作用部とし
て垂直軸ローラ34a,34bを設けたが、従来のもの
と同様に、第一扉体1側の第二扉体押し出し作用部38
a,38bと同様の傾斜案内面により第一扉体への乗り
上げ作用部を構成しても良い。
【0028】さらに、各扉体1,2の高さが低くて軽量
であるために、下端側で支持しても座屈変形する恐れが
ない場合は、第一扉体1の上側走行ユニット14Aに軸
支した支持用水平軸ホィール16や第二扉体2の上側走
行ユニット4Aに軸支した支持用水平軸ホィール23
は、下側走行ユニット14B,4Bに軸支しても良い。
この場合、第一扉体1の下側走行ユニット14Bに軸支
する支持用水平軸ホィール16が転動する水平レール面
は、図4に示すように下側第一ガイドレール6Bの上端
外側面6bとすることができる。このように構成すれ
ば、上側第二ガイドレール3Aの下側に上側第一ガイド
レール6Aの溝形レール部7のみを一体形成すれば良い
ので、上側のガイドレール全体の高さを低くすることが
できる。
【0029】平行リンク5a,5bは、図5Aに示すよ
うに、第二扉体2が内側位置P1にあるとき、第二扉体
2側のリンク支軸29,32が走行ユニット4A,4B
側のリンク支軸27,30よりも第一扉体1のある側に
位置する向きに傾斜するように配設することもできる。
この場合には、開動する第一扉体1により第二扉体2が
外側へ押し出されるとき、走行ユニット4A,4Bが第
一扉体1の開動方向とは逆方向に若干量移動することに
なる。
【0030】以上の実施例では、第一扉体1と第二扉体
2との2枚で収納空間の開口部を開閉するように構成し
たが、図5Bに示すように、収納空間の開口部の両端に
位置する2枚の第二扉体2A,2Bとその中間に位置す
る1枚の第一扉体1とで当該開口部を閉じるように構成
することもできる。この場合、両第二扉体2A,2Bは
共通の第二ガイドレール3A,3Bに夫々走行ユニット
4A,4Bを介して支持することができ、一方の第二扉
体2Aで閉じられている部分を開くときは当該第二扉体
2Aを中央の第一扉体1の外側に重なる位置まで開動さ
せ、他方の第二扉体2Bで閉じられている部分を開くと
きは当該第二扉体2Bを中央の第一扉体1の外側に重な
る位置まで開動させ、中間の第一扉体1で閉じられてい
る部分を開くときは当該第一扉体1を第二扉体2Aまた
は2Bの何れかの内側に重なる位置まで開動させること
になる。従って、第一扉体1を支持する第一ガイドレー
ル6A,6B(図示省略)は、収納空間の開口部の全巾
にわたって架設しても良いし、片側の第二扉体2Bまた
は2Aに重なる領域を除く領域にのみ架設しても良い。
【0031】また図5Cに示すように、収納空間の開口
部の両端に位置する2枚の第一扉体1A,1Bとその中
間に位置する1枚の第二扉体2とで当該開口部を閉じる
ように構成することもできる。この場合、両第一扉体1
A,1Bは共通の第一ガイドレール6A,6B(図示省
略)に夫々走行ユニット14A,14B(図示省略)を
介して支持することができ、一方の第一扉体1Aで閉じ
られている部分を開くときは当該第一扉体1Aを中央の
第二扉体2の内側に重なる位置まで開動させ、他方の第
一扉体1Bで閉じられている部分を開くときは当該第一
扉体1Bを中央の第二扉体2の内側に重なる位置まで開
動させ、中間の第二扉体2で閉じられている部分を開く
ときは当該第二扉体2を第一扉体1Aまたは1Bの何れ
かの外側に重なる位置まで開動させることになる。従っ
て、第二扉体2を支持する第二ガイドレール3A,3B
は、収納空間の開口部の全巾にわたって架設しても良い
し、片側の第一扉体1Bまたは1Aに重なる領域を除く
領域にのみ架設しても良い。
【0032】
【発明の作用及び効果】本発明の引き違い扉装置は以上
のように実施し得るものであって、係る本発明装置によ
れば、第一扉体(1) の上端側を支持案内する上側第一ガ
イドレール(6A)と第二扉体(2) の上端側を支持案内する
上側第二ガイドレール(3A)とは、上側第一ガイドレール
(6A)が下になるように上下2段に一体に連設され、第一
扉体(1)の下端側を支持案内する下側第一ガイドレール
(6B)と第二扉体(2) の下端側を支持案内する下側第二ガ
イドレール(3B)とは、下側第一ガイドレール(6B)が上に
なるように上下2段に一体に連設されているので、第一
扉体(1) の外側に第二扉体(2) が重なった状態での両扉
体(1,2) と全てのガイドレール(6A,6B,3A,3B) とを含む
装置全体の奥行きが小さくなるので、奥行きの比較的狭
い小型の収納家具などにも容易に活用することができる
ことは勿論のこと、次のような格別の作用効果が得られ
る。
【0033】即ち、第一扉体(1) を支持案内する第一ガ
イドレール(6A,6B) は、当該第一扉体(1) の走行経路の
内側に隣接させて配設し、当該第一ガイドレール(6A,6
B) の上下に連設されている第二ガイドレール(3A,3B)
に走行ユニット(4A,4B) と平行リンク(5a,5b) とを介し
て第二扉体(2) を支持させることになるので、第二扉体
(2) が第一扉体(1) の外側へ平行移動して重なったと
き、即ち第二扉体(2) が最も外側へ張り出した状態での
当該第二扉体(2) と第二ガイドレール(3A,3B) との間の
水平距離は、この両者間に第一扉体(1) が介在するだけ
であって、当該両者間に第一扉体(1) と第一扉体支持案
内用第一ガイドレール(6A,6B) とが介在する場合と比較
して、大幅に縮小される。
【0034】従って、第二扉体(2) を片持ち状に支持す
る平行リンク(5a,5b) の長さが短くなり、大型大重量の
扉体であっても平行リンク(5a,5b) を不当に撓ませるこ
となく確実に正規のレベルに支持させることが容易にな
る。しかも、上側の第一及び第二両ガイドレール(6A,3
A) と下側の第一及び第二両ガイドレール(6B,3B) とが
夫々一体に構成されているので、単に取付け作業にかか
る手間と時間が少なくなるだけでなく、上下同一側にあ
る両ガイドレール(6A,3A) (6B,3B) 間の相対位置精度が
ばらつく恐れがなくなり、両扉体(1,2) を精度良く支持
案内させることができる。
【0035】また、平行リンク(5a,5b) が短くなるため
に第二扉体(2) を支持する走行ユニット(4A,4B) にこじ
れが生じる恐れが少なくなる。一方、両扉体(1,2) は、
上下両端側が夫々ガイドレールの溝形レール部(8,9a,9b
11,12)とこれに嵌合する垂直軸ホィール(17,19,22a,22
b,26)とによって内外方向に位置決めされた状態で、ガ
イドレールの水平レール部(7a,9c) とこの上を転動する
支持用水平軸ホィール(16,23) とによって所定レベルに
支持される。従って、第二扉体(2) を内向きに付勢する
スプリング(33)の作用力を両扉体(1,2) が内外方向に受
ける状況でも、各扉体(1,2) を軽く円滑に走行させるこ
とができるのである。
【0036】特に扉体が大型大重量のものであるとき
は、これら扉体を上側のガイドレールで吊り下げること
により扉体の座屈変形を防止することができるが、この
場合、平行リンク(5a,5b) を介して第二扉体(2) の上端
側を支持する走行ユニット(4A)にはこじれが生じやす
い。このような場合に請求項2に記載の構成によれば、
平行リンク(5a,5b) を介して第二扉体(2) の重量を受け
る上側走行ユニット(4A)のこじれを、上側第二ガイドレ
ール(3A)の上下一対の溝形レール部(9a,9b) とこれに嵌
合する上下一対の垂直軸ホィール(22a,22b) とで確実に
防止することができ、第二扉体(2) の円滑な走行を可能
ならしめる。
【0037】また、上記のように扉体を上側ガイドレー
ルで吊り下げるように構成するとき、請求項3に記載の
構成によれば、第一扉体(1) の上端側を支持案内する上
側第一ガイドレール(6A)の構造が非常にシンプルとな
り、上下2段に一体に連設された上側ガイドレールの全
体の高さも必要最小限に抑えることができる。さらに、
請求項4に記載の構成によれば、上下2段に一体に連設
された下側ガイドレールの全体の構造が非常にシンプル
となるとともに、当該下側ガイドレールの全体の高さも
必要最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図〜C図は第一扉体の開動操作時の状態を
示す概略平面図であり、D図は第二扉体の開動操作時の
状態を示す概略平面図である。
【図2】 各扉体の上側の支持案内構成を示す横断平面
図である。
【図3】 各扉体の下側の支持案内構成を示す横断平面
図である。
【図4】 第一扉体を開動させた状態での縦断側面図で
ある。
【図5】 A図〜C図は夫々別の実施例を示す概略平面
図である。
【符号の説明】
1 第一扉体 1a 第一扉体の楔形端部 1A 第一扉体 1B 第一扉体 2 第二扉体 2a 第二扉体の楔形端部 2b 第二扉体の後端部 2A 第二扉体 2B 第二扉体 3A 上側第二ガイドレール 3B 下側第二ガイドレール 4A 第二扉体の上側走行ユニット 4B 第二扉体の下側走行ユニット 5a 平行リンク 5b 平行リンク 6A 第一扉体の上側ガイドレール 6B 第一扉体の下側ガイドレール 7a 水平レール面 8 溝形レール部 9a 溝形レール部 9b 溝形レール部 11 溝形レール部 12 溝形レール部 14A 第一扉体の上側走行ユニット 14B 第一扉体の下側走行ユニット 16 支持用水平軸ホィール 17 垂直軸ホィール 19 垂直軸ホィール 22a 垂直軸ホィール 22b 垂直軸ホィール 23 支持用水平軸ホィール 26 垂直軸ホィール 27 リンク支軸 28a リンク軸受ユニット 28b リンク軸受ユニット 29 リンク支軸 30 リンク支軸 31a リンク軸受ユニット 31b リンク軸受ユニット 32 リンク支軸 33 引張コイルスプリング 34a 垂直軸ローラ(第一扉体への乗り上げ作用部) 34b 垂直軸ローラ(第一扉体への乗り上げ作用部) 35a 垂直軸ローラ 35b 垂直軸ローラ 36a 帯状カバー部材 36b 帯状カバー部材 37a 帯状カバー部材 37b 帯状カバー部材 38a 第二扉体押し出し作用部 38b 第二扉体押し出し作用部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一扉体(1) 、第二扉体(2) 、上下一対の
    第一ガイドレール(6A,6B) 、及び上下一対の第二ガイド
    レール(3A,3B) を有し、 上側第一ガイドレール(6A)と上側第二ガイドレール(3A)
    とは、上側第一ガイドレール(6A)が下になるように上下
    2段に一体に連設され、下側第一ガイドレール(6B)と下
    側第二ガイドレール(3B)とは、下側第一ガイドレール(6
    B)が上になるように上下2段に一体に連設され、 第一扉体(1) は、上下一対の第一ガイドレール(6A,6B)
    の各々に係合する走行ユニット(14A,14B) と、移動方向
    一端に設けられた第二扉体押し出し作用部(38a,38b) と
    を備え、各走行ユニット(14A,14B) は、上下各第一ガイ
    ドレール(6A,6B) の溝形レール部(8,11)に嵌合する垂直
    軸ホィール(17,19) を有するとともに、上下何れかの走
    行ユニット(14A) は、対応する第一ガイドレール(6A)の
    水平レール面(7a)上を転動する支持用水平軸ホィール(1
    6)を有し、 第二扉体(2) は、上下一対の第二ガイドレール(3A,3B)
    の各々に係合する走行ユニット(4A,4B) と、平行リンク
    (5a,5b) と、スプリング(33)と、第一扉体への乗り上げ
    作用部(34a,34b) とを備え、各走行ユニット(4A,4B)
    は、上下各第二ガイドレール(3A,3B) の溝形レール部(9
    a,9b,12)に嵌合する垂直軸ホィール(22a,22b,26)を有す
    るとともに、上下何れかの走行ユニット(4A)は、対応す
    る第二ガイドレール(3A)の水平レール面(9c)上を転動す
    る支持用水平軸ホィール(23)を有し、平行リンク(5a,5
    b) は、上下各走行ユニット(4A,4B) と第二扉体(2) の
    上下両端とを第一扉体(1) の上方及び下方を通じて連結
    して、当該第二扉体(2) を第一扉体(1) の走行経路と重
    なる内側位置(P1)と第一扉体(1) の走行経路に対する外
    側位置(P2)との間で平行移動可能にし、スプリング(33)
    は、第二扉体(2) を内側位置(P1)に復帰させる方向に付
    勢し、第一扉体への乗り上げ作用部(34a,34b) は、第二
    扉体(2) が内側位置(P1)にあるときに第一扉体(1) の第
    二扉体押し出し作用部(38a,38b) に隣接する側の端部に
    設けられ、 第一扉体(1) と内側位置(P1)にある第二扉体(2) とが相
    対的に接近移動したとき、第二扉体押し出し作用部(38
    a,38b) と第一扉体(1) への乗り上げ作用部(34a,34b)
    とが互いに当接して第一扉体(1) に対し第二扉体(2) が
    外側位置(P2)へ平行移動する引き違い扉装置。
  2. 【請求項2】上側第二ガイドレール(3A)は、互いに上下
    に相対向する上下一対の溝形レール部(9a,9b) を有する
    断面略Cの字形に形成され、 第二扉体(2) の上側走行ユニット(4A)は、前記上下一対
    の溝形レール部(9a,9b) に嵌合する上下一対の垂直軸ホ
    ィール(22a,22b) を垂直な支軸(27)の上下両端に備える
    とともに、下側溝形レール部(9b)の内側底面である水平
    レール面(9c)上を転動する支持用水平軸ホィール(23)を
    備え、 平行リンク(5a,5b) は、上側垂直軸ホィール(22a) の直
    下で前記支軸(27)に支承されている請求項1に記載の引
    き違い扉装置。
  3. 【請求項3】上側第二ガイドレール(6A)は、上側第一ガ
    イドレール(3A)の直下に形成された外向きに開口する溝
    形レール部(7) と、その直下に形成された下向きに開口
    する溝形レール部(8) とを備え、 第一扉体(1) の上側走行ユニット(14A) が、前記溝形レ
    ール部(7) に嵌合してその底面である水平レール面(7a)
    上を転動する支持用水平軸ホィール(16)と、前記溝形レ
    ール部(8) に嵌合する垂直軸ホィール(17)とを備えてい
    る請求項1または2に記載の引き違い扉装置。
  4. 【請求項4】上下2段に一体に連設された下側の第一及
    び第二ガイドレール(6B,3B) は、夫々の溝形レール部(1
    1,12) が上下に相対向する断面略Cの字形に形成されて
    いる請求項1〜3の何れかに記載の引き違い扉装置。
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KR200447167Y1 (ko) * 2007-10-25 2009-12-29 주식회사 보루네오가구 가구용 슬라이딩 도어의 이동부재
WO2019242306A1 (zh) * 2018-06-21 2019-12-26 福建西河卫浴科技有限公司 一种导向组件及推拉门

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