JPH0812023A - 移動保管庫装置 - Google Patents

移動保管庫装置

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JPH0812023A
JPH0812023A JP15197794A JP15197794A JPH0812023A JP H0812023 A JPH0812023 A JP H0812023A JP 15197794 A JP15197794 A JP 15197794A JP 15197794 A JP15197794 A JP 15197794A JP H0812023 A JPH0812023 A JP H0812023A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定保管庫と移動保管庫とをより安全で確実に
連結して移動保管庫の転倒を防止する移動保管庫装置を
提供する。 【構成】固定保管庫1の上端前縁部たる天板前縁部13
aと移動保管庫2の上端後縁部たる天板後縁部23aと
の間にガイドレール機構5を設け、ガイドレール6は止
着具たるボルト63と固定側掛止機構たる掛止部623
を介して固定保管庫1に固定し、ブラケット8はボルト
82と移動側掛止機構たる掛止部81を介して移動側保
管庫2に固定し、ナット862を設けた裏当部材86は
掛止部81により移動保管庫2内に保持され、ブラケッ
ト8左右後端の係合突起85はガイドレール6のレール
部611内に非接触で進入して、ガイドレール機構5に
おける係合を二重にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスなどにおいて
好適に使用される移動保管庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動保管庫装置として、
複数の固定保管庫を左右方向に隣設して配列するととも
に、かかる固定保管庫列の前面側に複数の移動保管庫を
左右方向に移動可能に配列したものが知られている。す
なわち、例えば複数台の保管庫を一本のレール上に左右
に移動可能に載設しておき、移動保管庫を適宜移動させ
ることによって所望の固定保管庫の前面に解放すること
ができる。複数の移動保管庫を一本のレールにより支持
するようにしているのは、移動保管庫や床部分の構造を
簡略化するとともに移動保管庫の作動抵抗を低減化する
ためである。
【0003】このような移動保管庫装置においては、移
動保管庫が転倒するのを防止するために、移動保管庫の
上端前縁部と固定保管庫の上端後縁部との間を移動保管
庫の転倒を防止するためガイドレール機構を設けて連結
するのが通例である。
【0004】従来のガイドレール機構は、固定保管庫の
上端前縁部に設けたガイドレールと、前記ガイドレール
に転接するローラと、前記ローラを支持する移動保管庫
の上端後縁部に設けたブラケットとを具備してなるもの
が一般的である。ガイドレールは、下向コ字状のレール
本体と、このレール本体の後縁から後方に延出させた平
板状の取付部とを備えてなるもので、その取付部がボル
トなどの止着具を介して固定保管庫の上端前縁部に固定
されている。ローラは、かしめ継手等を介してブラケッ
トの後端に固定される支軸によって水平回動可能に支承
され、ガイドレールのレール本体の内側面に転接させて
ある。ブラケットは、平板状のもので、前端においてボ
ルトなどの止着具を介して移動保管庫の後端前縁部に固
定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の移動
保管庫装置においては、ガイドレール機構の安全性に対
して十分な配慮が払われていないと言う問題点がある。
【0006】すなわち、このような構成のものでは、ガ
イドレール機構において連結を失う可能性を持つ箇所が
ガイドレールとローラとブラケットの3カ所にもなるた
め、長い使用期間のうちにはこの3カ所の何れかが破損
する可能性がある。ボルトの緩みや折損によりガイドレ
ールやブラケットが離脱すれば、移動保管庫は上部にお
ける固定保管庫との連結を失って転倒することになる。
また、ローラを支持する支軸が破損してローラがブラケ
ットから離脱すれば、同様に移動保管庫が転倒すること
になる。また、転倒を起こした移動保管庫を原状復帰さ
せるにあたって、ガイドレール機構を形成していた各部
材が紛失する可能性も高い。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、ガイドレール機構の構造を改善し
て、固定保管庫と移動保管庫との連結をより安全で確実
なものにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。すなわち、本発明にかかる移動保管庫装置は、固定
保管庫の前面側において移動保管庫を左右に移動可能に
配設し、前記固定保管庫の上端前縁部と前記移動保管庫
の上端後縁部との間は移動保管庫の転倒を防止すべくガ
イドレール機構を設けて連結され、前記ガイドレール機
構は固定保管庫側に設けたガイドレールと前記ガイドレ
ールに摺接または転接する移動子と前記移動子を支持す
る移動保管庫側に設けたブラケットとを具備してなるも
のとする移動保管庫装置であって、前記ガイドレールを
固定保管庫に対して、止着具を介して固定するとともに
固定側掛止機構を介して掛止していることを特徴とす
る。
【0009】また別の態様として、前記ガイドレール機
構において、前記ブラケットを移動保管庫に対して、止
着具を介して固定するとともに移動側掛止機構を介して
掛止しているものも挙げられる。
【0010】前記ガイドレールまたは前記ブラケットを
固定する止着具の態様として、前記止着具が保管庫内に
設けたナットに螺着されるボルトであって、前記ナット
を保管庫内に配設される裏当部材に設けておき、この裏
当部材を前記掛止機構により保管庫に保持しているもの
が挙げられる。
【0011】さらに別の態様として、前記ガイドレール
機構において、前記ブラケットから突設した係合突起が
ガイドレール内に非接触で進入しており、前記移動子が
ブラケットから離脱して移動保管庫が傾動した場合に限
り前記係合突起がガイドレールに係合し得るように構成
したものも挙げられる。
【0012】
【作用】このような構成のものであれば、ガイドレール
機構において連結を失う可能性を持つガイドレールとロ
ーラとブラケットのそれぞれの箇所で、二重の連結が行
われることになる。
【0013】すなわち、ガイドレールを固定する止着具
が緩みや折損などを起こして離脱しても、請求項1記載
の発明によればガイドレールは止着具によって固着され
ると同時に固定側掛止機構を介して固定保管庫の上端前
縁部に掛止されているのでガイドレールと固定保管庫は
係合し続け、移動保管庫の上部における固定保管庫との
連結は保持され続ける事になる。また、ブラケットを固
定する止着具が緩みや折損などを起こして離脱しても、
請求項2記載の発明によればブラケットは止着具によっ
て固着されると同時に移動側掛止機構を介して移動保管
庫の上端後縁部に掛止されているのでブラケットと移動
保管庫は係合し続け、移動保管庫の上部における固定保
管庫との連結は保持され続ける事になる。ガイドレール
またはブラケットを固定する止着具が保管庫の内部に設
けたナットに螺着されるボルトである場合には、請求項
4記載の発明によればボルトが緩みや折損などを起こし
てナットから離脱しても、ナットは前記掛止機構により
保管庫内に保持される裏当部材に設けられているためナ
ットの脱落を避けることができ、ボルトを回収すれば速
やかに再度ナットに締着して原状復帰を図ることが可能
となる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明によれば移動
子がブラケットから離脱して移動保管庫が傾動した場合
には、ブラケットから突設されてガイドレール内に非接
触で進入している係合突起がガイドレールに係合するた
めガイドレールとブラケットとは係合し続け、移動保管
庫の上部における固定保管庫との連結は保持され続ける
事になる。
【0015】以上のように、ガイドレール機構による移
動保管庫の上部における固定保管庫の連結は二重に行わ
れることになり、移動保管庫が転倒する恐れを著しく軽
減させることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。
【0017】この移動保管庫装置は、図1に示すよう
に、複数の固定保管庫1を左右方向に隣設して配列して
なる固定保管庫列Aの前面側に、複数の移動保管庫2を
配列して移動保管庫列Bをなし、移動保管庫2を左右方
向に移動させて所望の固定保管庫1の前面を開放し得る
ように構成したものである。
【0018】固定保管庫1は、スチール製のもので、前
面を開口した筐形をなし、左右の側板11と背面板12
と天板13と底板14とをボルト・ナット等によって接
続し、その内部において棚板15を高さ調節可能に架設
するように構成する。
【0019】移動保管庫2は、スチール製のもので、前
面を開口させた筐形をなし、左右の側板21と背面板2
2と天板23と底板24とをボルト・ナット等によって
接続し、その内部において棚板25を高さ調節可能に架
設するように構成したもので、移動方向と直交する断面
において固定保管庫1と同一の寸法をとる。底板24の
下面中央においては、左右に伸びる下向コ字形状をなす
移動枠26を取り付ける。移動枠26の側面には、車輪
受け26aを左右2カ所に形成し、車輪受け26aを介
して車輪26bを回転可能に軸着する。
【0020】上面において固定保管庫1を載設するベー
ス部3は、スチール製のもので、固定保管庫1を載設し
て配列させる。
【0021】上面において移動保管庫2を載設するレー
ルユニット4は、スチール製のもので、左右に延出する
下レール41と、ベースカバー42とを具備してなる。
下レール41は、左右長さを固定保管庫1および移動保
管庫2と同一とし、上面中央には車輪26bを転動可能
に支持するための左右に走る1本のレール41aを形成
してあり、このレール41a上に車輪26bを介して移
動保管庫2を載設する。下レール41とベース部3との
間にはベースカバー42を架設する。このような構成を
有する複数のレールユニット4をレール連結金具43で
連結して固定保管庫列Aと同一長さのレールユニット列
Cを形成し、固定保管庫列Aと平行に配列する。
【0022】このような移動保管庫装置において、レー
ルユニット列Cのレール41a上を車輪26bが転動す
ることによって移動保管庫2は左右に移動して所望の固
定保管庫1の前面を開放するが、移動保管庫2が転倒す
るのを防止べく、固定保管庫1の上端前縁部たる天板1
3の前縁部13aと移動保管庫2の上端後縁部たる天板
23の後縁部23aとの間にガイドレール機構5を設
け、固定保管庫1と移動保管庫2の上部を連結する。
【0023】ガイドレール機構5は、図2に示すよう
に、固定保管庫1の天板前縁部13aに設けたガイドレ
ール6と、ガイドレール6に転接する移動子たるローラ
7と、ローラ7を支持する移動保管庫2の天板後縁部2
3aに設けたブラケット8とを具備してなる。
【0024】ガイドレール6は、スチール製のもので、
図3に示すように、レール本体61とジョイント部材6
2とによって構成される。レール本体61は、左右長さ
を天板13と等しくし、下向コ字形状をなすレール部6
11とレール部611後縁から延出して天板前縁部13
aに添設する取付部612と取付部612後縁から上方
に延出する突起部613とを板金折曲により連続して形
成したものである。取付部612には、止着具たるボル
ト63を挿通するボルト挿通孔612aを設ける。ジョ
イント部材62は、レール本体61の取付部612の上
面に添設される取付部621と取付部621後縁から延
出する下向コ字形状の係合部622と係合部622後端
において下面側に切り越された固定側掛止機構たる掛止
部623とを板金折曲により連続して形成したものであ
る。取付部621には、レール本体61のボルト挿通孔
612aに対応する位置においてボルト挿通孔621a
を設ける。天板13におけるガイドレール6取付位置に
おいては、ねじ孔131と掛止溝132を設ける。この
ような構成において、ガイドレール6を天板13に固定
するには、まずレール本体61の取付部612下面を固
定保管庫1の天板前端部13aに添設し、ついでレール
本体取付部612上面とジョイント部材62の取付部6
21下面を添設してレール本体突起部613とジョイン
ト部材62の係合部622とを係合し、さらに掛止部6
23を掛止溝132に係合し、最後にボルト63をボル
ト挿通孔612a、621aに挿通してねじ孔131に
締着することによって、ガイドレール6を天板13に固
定する。この際、ジョイント部材62は隣接する固定保
管庫1の境界において生じるガイドレール本体61の境
界を跨いで天板13にも取り付けられ、ガイドレール6
が固定保管庫列Aの上端前縁において連続するように支
持する役割を併せ持つ。
【0025】ローラ7は、かしめ継手を介してブラケッ
ト8の後端に固定される支軸71と支軸71によって水
平回動可能に支承されるローラ本体72を具備するもの
であり、レール本体61のレール部611内側面に転接
される。
【0026】ブラケット8は、スチール製の平板状のも
ので、前部下面を移動保管庫2の天板後縁部23aに添
設する。前端は下面側に鋭角に折り曲げて移動側掛止機
構たる掛止部81を設け、その後側には止着具たるボル
ト82を挿通するボルト挿通孔83を設け、後部には支
軸係合孔84を設けてローラ支軸71を上方に突設させ
ローラ7をガイドレール6のレール部611内側におい
て支持すると同時に、左右後端を上方に折曲げて係合突
起85を形成しガイドレール6のレール部611内側に
非接触で挿入しておく。天板後端23aにおけるブラケ
ット8の取付け位置においては、ボルト挿通孔231と
掛止溝232とを設ける。また、後側が解放されたコ字
形状をなして左右長さを移動保管庫1幅よりやや小さく
設定した裏当部材86の上面に、掛止溝861とナット
862を設ける。このような構成において、ブラケット
8を天板23に固定するには、まずブラケット8後部下
面を天板後縁23a上面に添設し、裏当部材86上面を
天板後縁23a下面において移動保管庫2内部に添設
し、上面掛止部81を天板掛止溝232と裏当部材86
の掛止溝861に係合したのち、ボルト82をボルト挿
通孔83およびボルト挿通孔231に挿通して裏当部材
86のナット862に締着する。この際、裏当部材86
は、天板後縁23aを補強する役割を併せ持つ。
【0027】このような構成の移動保管庫装置を組み立
てる手順は、まず固定保管庫1を壁Wに沿って配列して
固定保管庫列Aとし、ガイドレール6を固定保管庫列A
の上端前縁部に取り付ける。ついで、固定保管庫列A前
面の床に一列のレールユニット列Cを平行に配列する。
さらに、レールユニット列C上に移動保管庫2を載設し
たのち、ローラ7およびブラケット係合突起85がレー
ルガイド内に保持されるようにブラケット8をそれぞれ
の移動保管庫2の上端後縁部に取り付ける。ローラ本体
72がレールガイド6のレール部61内側面に転接する
ので、ガイドレール機構5を介して固定保管庫1と移動
保管庫2とが連結される。
【0028】このようなレールガイド機構5による固定
保管庫1と移動保管庫2との連結であると、ガイドレー
ル6、ローラ7、およびブラケット8における連結は二
重に設定されている。すなわち、ガイドレール6を固定
保管庫1に固定しているボルト63が緩みや折損などを
起こして離脱しても、掛止部623が掛止溝132に係
合し続け、かつレール本体61とジョイント部材62も
突起部613と係合部622を介し係合し続けるため、
ガイドレール6は固定保管庫1との係合を維持できるこ
とになり、固定保管庫1と移動保管庫2との連結は保持
され続ける。また、ブラケット8を移動保管庫2に固定
しているボルト82が緩みや折損などを起こして離脱し
ても、掛止部81は天板掛止溝232と裏当部材86の
掛止溝861に係合し続けているため、ブラケット8は
移動保管庫1との係合を維持できることになり、固定保
管庫1と移動保管庫2との連結は保持され続ける。ま
た、ボルト83が離脱してもナット862は裏当部材8
6に設けられており掛止部81により移動保管庫2内に
そのまま保持されるため、ボルト82を回収すれば速や
かに再度締着して原状復帰を図ることが可能となる。ま
た、ローラ7がブラケット8から離脱して移動保管庫2
が傾動しても、ブラケット8から上方に突設されてガイ
ドレール6内に非接触で進入している係合突起85がガ
イドレール6の内側面に係合して移動保管庫2を支持す
るため、固定保管庫1と移動保管庫2との連結は保持さ
れ続ける事になる。
【0029】以上のように、ガイドレール機構5による
固定保管庫1と移動保管庫2の上部間の連結は二重に行
われており、移動保管庫2が転倒する恐れを著しく軽減
させることが可能となる。
【0030】なお、固定保管庫や移動保管庫の連数は、
以上説明した実施例のものに限定されないのは勿論であ
る。また掛止部をレール部の一部として連続したものと
することも可能である。また、裏当部材をガイドレール
側において用いることも可能である。また、請求項2記
載の発明を実施する場合にはガイドレールを溶接によっ
て固定保管庫に固定することも可能であり、また請求項
1記載の発明を実施する場合にはブラケットを溶接によ
って移動保管庫に固定することも可能である。また、移
動子はローラに限定されず、ガイドレールをスライドす
るものとすることも可能である。その他、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載によれば、以上詳述したよ
うに、ガイドレール機構を形成するガイドレールを固定
保管庫に固定する止着具が緩みや折損などを起こして離
脱しても、固定側掛止機構を介してガイドレールは固定
保管庫との係合を維持できるため、固定保管庫と移動保
管庫との連結は保持され続ける。
【0032】また、請求項2記載の発明によればガイド
レール機構を形成するブラケットを移動保管庫に固定す
る止着具が緩みや折損などを起こして離脱しても、移動
側掛止機構を介してブラケットは移動保管庫との係合を
維持できるため、固定保管庫と移動保管庫との連結は保
持され続ける。また、請求項4記載の発明のように止着
具をボルトとナットにより構成する際には、ボルトが離
脱しても、ナットは移動側掛止機構によって移動保管庫
内に保持される裏当部材に設けられているためナットの
脱落を避けることができ、ボルトを回収すれば速やかに
再度ナットに締着して原状復帰を図ることが可能とな
る。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、ガイ
ドレールとブラケットとの係合を維持する移動子がブラ
ケットから離脱して移動保管庫が前方に傾動した場合に
は、ブラケットから上方に突設されてガイドレール内に
非接触で挿入されている係合突起がガイドレールの前側
開口縁部に係合して移動保管庫を支持するため、固定保
管庫と移動保管庫との連結は保持され続ける事になる。
【0034】以上のように、本発明によればガイドレー
ル機構による固定保管庫の上端前縁部と移動保管庫の上
端後縁部との間の連結は二重に行われており、移動保管
庫が転倒する恐れを著しく軽減させることが可能となる
と言う、格別の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例のガイドレール機構を示す分解斜視図
【図3】同実施例のガイドレール機構を示す側面断面図
【符号の説明】
1…固定保管庫 2…移動保管庫 5…ガイドレール機構 6…ガイドレール 7…移動子たるローラ 8…ブラケット 63…止着具たるボルト 82…止着具たるボルト 85…係合突起 86…裏当部材 13a…固定保管庫の上端前縁部たる天板前縁部 23a…移動保管庫の上端後縁部たる天板後縁部 131…止着具たるボルト係止孔 132…固定側掛止機構たる掛止溝 623…固定側掛止機構たる掛止部 861…移動側掛止機構たる裏当部材掛止溝 862…止着具たるナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定保管庫の前面側において移動保管庫を
    左右に移動可能に配設し、前記固定保管庫の上端前縁部
    と前記移動保管庫の上端後縁部との間は移動保管庫の転
    倒を防止すべくガイドレール機構を設けて連結され、前
    記ガイドレール機構は固定保管庫側に設けたガイドレー
    ルと前記ガイドレールに摺接または転接する移動子と前
    記移動子を支持する移動保管庫側に設けたブラケットと
    を具備してなるものとする移動保管庫装置であって、 前記ガイドレールを固定保管庫に対して、止着具を介し
    て固定するとともに固定側掛止機構を介して掛止してい
    ることを特徴とする移動保管庫装置。
  2. 【請求項2】固定保管庫の前面側において移動保管庫を
    左右に移動可能に配設し、前記固定保管庫の上端前縁部
    と前記移動保管庫の上端後縁部との間は移動保管庫の転
    倒を防止すべくガイドレール機構を設けて連結され、前
    記ガイドレール機構は固定保管庫側に設けたガイドレー
    ルと前記ガイドレールに摺接または転接する移動子と前
    記移動子を支持する移動保管庫側に設けたブラケットと
    を具備してなるものとする移動保管庫装置であって、 前記ブラケットを移動保管庫に対して、止着具を介して
    固定するとともに移動側掛止機構を介して掛止している
    ことを特徴とする移動保管庫装置。
  3. 【請求項3】固定保管庫の前面側において移動保管庫を
    左右に移動可能に配設し、前記固定保管庫の上端前縁部
    と前記移動保管庫の上端後縁部との間は移動保管庫の転
    倒を防止すべくガイドレール機構を設けて連結され、前
    記ガイドレール機構は固定保管庫側に設けたガイドレー
    ルと前記ガイドレールに摺接または転接する移動子と前
    記移動子を支持する移動保管庫側に設けたブラケットと
    を具備してなるものとする移動保管庫装置であって、 前記ブラケットから突設した係合突起がガイドレール内
    に非接触で挿入されており、前記移動子がブラケットか
    ら離脱して移動保管庫が傾動した場合に限り前記係合突
    起がガイドレールに係合し得るように構成したことを特
    徴とする移動保管庫装置。
  4. 【請求項4】前記止着具が、保管庫内に設けたナットに
    螺着されるボルトであって、前記ナットを保管庫内に配
    設される裏当部材に設けておき、この裏当部材を前記掛
    止機構により保管庫に保持していることを特徴とする請
    求項1または2記載の移動保管庫装置。
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