JPH0811840B2 - メッキ用治具 - Google Patents

メッキ用治具

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JPH0811840B2
JPH0811840B2 JP20968692A JP20968692A JPH0811840B2 JP H0811840 B2 JPH0811840 B2 JP H0811840B2 JP 20968692 A JP20968692 A JP 20968692A JP 20968692 A JP20968692 A JP 20968692A JP H0811840 B2 JPH0811840 B2 JP H0811840B2
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JP
Japan
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clamping
metal fitting
plating
processing material
holding
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JP20968692A
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Inventor
達由 村松
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッキする処理材を挟
持するメッキ用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】電気メッキは、メッキする処理材とメッ
キ皮膜となる金属元素をメッキ液槽内に浸漬した状態
で、処理材に陰極電圧を印加し、金属元素に陽極電圧を
印加する。そして前記メッキ液槽内のメッキ液を所定温
度に昇温せしめ、メッキ液を対流させながらメッキを行
うものである。ところが、処理材の電極接触のばらつ
き、または処理材の曲がりなどにより、メッキ皮膜付着
量が異なるメッキむらが発生する恐れがあったり、脱着
にも手間が掛り、技術を要するものであった。
【0003】従来の処理材を挟持するメッキ用治具とし
ては、挟持方法としてボルト締め付け方法、鉤による引
掛け方法、バネ圧力で端面保持する方法等があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボルト締め付
け方法では取付け、取外しに手間を要するので、押え間
隔が広くなり、そのためメッキ皮膜厚むらが生じた。ま
た、鉤による引掛け方法では接触不十分ないしは接触む
らを生じ易く、そのためメッキ皮膜厚むらが生じた。ま
たバネ圧力で端面保持する方法では、薄物の処理材では
曲がりを発生したり脱落することもあり、メッキ皮膜に
厚むらを生じ取付も手間が掛った。
【0005】本発明の目的は、薄物の処理材の取付け取
外し作業が容易で、挟持圧力むらが生じ難く、メッキ皮
膜厚の均一性の優れ、かつ取扱いを容易とするメッキ用
治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は、メッキ
液槽内に浸漬する処理材の挟持具として、電極棒に連な
る支持軸の複数箇所に、該支持軸を貫通して組付けられ
た挟持支軸受け金具と板ばねとが、該支持軸を介して挿
入されているコイルばねの圧締力で組付けられていて処
理材の受け部を形成し、該支持軸に並行して、挟持金具
が挟持支軸受け金具に回動自在に取付けられ、該挟持金
具の外側には蝶番状押え金具が該挟持金具に回動できる
ように取付けられて処理材の押え部を形成して表裏から
圧締保持することを特徴とするメッキ用治具。
【0007】以下、本発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す斜視図、、
図2は処理材(9)をセットした状態の要所断面図、図
3は挟持金具(2)(2´)を処理材(9)に接触させ
た状態の要所断面図、図4は挟持金具押え(4)で挟持
金具(2)(2´)と処理材(9)を圧締保持している
状態の要所断面図を示す。
【0008】電極に連なる支持軸(1)は細長い板状体
からなり、長手方向の所望間隔(望ましくは等間隔)毎
に、板ばね(6)とガイド金具(5)とを重ねて、止め
具(8)、及び支持軸(1)を貫通して組付けられた挟
持支軸受け金具(3)により、支持軸(1)を介して挿
入されているコイルばね(10)の圧締力により組付け
られていて、コイルばね(10)は挟持支軸受け金具
(3)にはめ込まれている止めピン(7)により圧締状
態で組付けられていて、処理材(9)の受け部を形成し
ている。
【0009】また、挟持支軸受け金具(3)の側端部に
回動自在に取付けた2本の挟持金具(2)(2´)は、
それぞれ断面L型の細長い板状体からなり、支持軸
(1)に並行して取付けられ、さらに挟持金具(2)
(2´)の外側凸部には、蝶番状押え金具(4)の端部
が、挟持金具(2)(2´)の支軸中心(C)(C´)
で回動自在に接合されて、処理材(9)の押え部を形成
している。
【0010】本発明のメッキ用治具の操作方法として
は、図2の如く、処理材(9)の側端部をガイド金具
(5)に乗せて、片面を板ばね(6)に接して位置定め
をする。次に図3の如く、挟持金具(2)(2´)を回
動して処理材(9)に接触する位置にセットする。
【0011】そして、図4の如く蝶番状押え金具(4)
の支点(B)を挟持支軸受け金具(3)に接するまで押
えることにより、挟持金具(2)(2´)が押されて、
処理材(9)を押すために板ばね(6)が押されてひず
み応力が発生し、所定圧力に近づくと挟持支軸受け金具
(3)にコイルばね(10)の圧締力より大きな力が作
用し、コイルばねの圧縮力が止めピン(7)から挟持支
軸受け金具(3)を通じ挟持金具(2)(2´)に作用
する状態となる。これらの応力(反発力)で処理材
(9)が圧締保持される。
【0012】
【発明の効果】本発明のメッキ用治具では、処理材の挟
持が、挟持金具による線圧締と、板ばね及びコイルばね
による反発力によって成されているので、接触面積が大
きく強力であり、さらに反発力によるために挟持圧締力
が一定で、処理材の厚みの変化にも対応出来て、薄板物
の処理材でも表裏からの圧締保持で曲がりを生ぜしめな
い。また、コイルばねの圧締応力と蝶番状押え金具によ
る挟持のために、処理材の取付け取外しがワンタッチで
出来るので、作業が簡単で生産性の向上をもたらす。よ
って、プリント配線板の如き薄板状のメッキ用治具とし
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】処理材(9)をセットした状態の要所断面図。
【図3】挟持金具(2)(2´)を処理材(9)に接触
させた状態の要所断面図。
【図4】蝶番状押え金具(4)で挟持金具(2)(2
´)と処理材(9)を圧締保持している状態の要所断面
図。
【符号の説明】
1 支持軸 2,2´ 挟持金具 3 挟持支軸受け金具 4 蝶番状押え金具 5 ガイト金具 6 板ばね 7 止めピン 8 止め具 9 処理材 10 コイルばね A,A´ 挟持金具支軸中心 B 蝶番状押え金具の支点 C,C´ 挟持金具の支軸中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ液槽内に浸漬する処理材の挟持具
    として、電極棒に連なる支持軸の複数箇所に、該支持軸
    を貫通して組付けられた挟持支軸受け金具と板ばねと
    が、該支持軸を介して挿入されているコイルばねの圧締
    力で組付けられていて処理材の受け部を形成し、該支持
    軸に並行して、挟持金具が挟持支軸受け金具に回動自在
    に取付けられ、該挟持金具の外側には蝶番状押え金具が
    該挟持金具に回動できるように取付けられて処理材の押
    え部を形成して表裏から圧締保持することを特徴とする
    メッキ用治具。
JP20968692A 1992-07-13 1992-07-13 メッキ用治具 Expired - Fee Related JPH0811840B2 (ja)

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