JPH08118177A - 工作機械のテーパーシャンク - Google Patents
工作機械のテーパーシャンクInfo
- Publication number
- JPH08118177A JPH08118177A JP6258006A JP25800694A JPH08118177A JP H08118177 A JPH08118177 A JP H08118177A JP 6258006 A JP6258006 A JP 6258006A JP 25800694 A JP25800694 A JP 25800694A JP H08118177 A JPH08118177 A JP H08118177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- taper shank
- key grooves
- same dimension
- drive key
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2231/00—Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
- B23B2231/10—Chucks having data storage chips
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】中空テーパーシャンクと同等の結合剛性を持
ち、回転バランスが良好な振動の少ないツーリングを提
供する。 【構成】工作機械の中空テーパーシャンクにおいて、手
動オリエンテーション用切り欠き及び、IDセンサ取り
付け用穴を廃止し、ATC用キー溝を同寸法とし、さら
にドライブキー用キー溝を同寸法とした。
ち、回転バランスが良好な振動の少ないツーリングを提
供する。 【構成】工作機械の中空テーパーシャンクにおいて、手
動オリエンテーション用切り欠き及び、IDセンサ取り
付け用穴を廃止し、ATC用キー溝を同寸法とし、さら
にドライブキー用キー溝を同寸法とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマシニングセンタ等工作
機械主軸の高速化、高速回転中の性能安定化に関する。
機械主軸の高速化、高速回転中の性能安定化に関する。
【0002】
【従来の技術】図5、図6、図7、図8はドイツ工業規
格69893に記載されているA63型中空テーパーシ
ャンクの形状を表したものであり、図5はA63型中空
テーパーシャンクの側面図、図7は図5のC矢視図、図
8は図5のD−D断面図、図6は図7のE矢視図であ
る。
格69893に記載されているA63型中空テーパーシ
ャンクの形状を表したものであり、図5はA63型中空
テーパーシャンクの側面図、図7は図5のC矢視図、図
8は図5のD−D断面図、図6は図7のE矢視図であ
る。
【0003】図5に示したA63型中空テーパーシャン
クにおいて、幾何学的に明かに回転中のアンバランス要
因となる部分は以下のとおりである。 (1)ATC用キー溝1aの巾18mmに対し、ATC
用キー溝1bの巾は16mmで ある。 (2)ドライブキー用キー溝1cの深さ10mmに対
し、ドライブキー用キー溝1dの 深さは6mmで
ある。 (3)手動オリエンテーション用切り欠き1eの180
度対抗に同一形状の切り欠きが ない。 (4)IDセンサ取り付け用穴1fの180度対抗に同
一形状の穴がない。
クにおいて、幾何学的に明かに回転中のアンバランス要
因となる部分は以下のとおりである。 (1)ATC用キー溝1aの巾18mmに対し、ATC
用キー溝1bの巾は16mmで ある。 (2)ドライブキー用キー溝1cの深さ10mmに対
し、ドライブキー用キー溝1dの 深さは6mmで
ある。 (3)手動オリエンテーション用切り欠き1eの180
度対抗に同一形状の切り欠きが ない。 (4)IDセンサ取り付け用穴1fの180度対抗に同
一形状の穴がない。
【0004】以上(1)、(2)、(3)、(4)の要
因により、A63型中空テーパーシャンクが、形状的に
アンバランスを持っていることは明白である。またA6
3型以外のA型、B型、C型、D型の中空テーパーシャ
ンクも同様のアンバランス要因を持っている。このアン
バランスによって、主軸の高速回転中に振動が発生し、
加工物の面品位、形状精度を悪化させたり、また主軸の
軸受の寿命を縮めたりする等の危険性が生じる。
因により、A63型中空テーパーシャンクが、形状的に
アンバランスを持っていることは明白である。またA6
3型以外のA型、B型、C型、D型の中空テーパーシャ
ンクも同様のアンバランス要因を持っている。このアン
バランスによって、主軸の高速回転中に振動が発生し、
加工物の面品位、形状精度を悪化させたり、また主軸の
軸受の寿命を縮めたりする等の危険性が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、中
空テーパーシャンクの非対称形状を廃止することによ
り、主軸との結合剛性が高く、そのうえ高速回転時の回
転バランスも良好なツーリングを提供することにある。
空テーパーシャンクの非対称形状を廃止することによ
り、主軸との結合剛性が高く、そのうえ高速回転時の回
転バランスも良好なツーリングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明においては、マシニングセンタ等工作機械主軸
用の中空テーパーシャンクにおいて、手動オリエンテー
ション用切り欠き及び、IDセンサ取り付け用穴を廃止
し、ATC用キー溝を同寸法とし、さらにドライブキー
用キー溝を同寸法としたことを特徴するテーパーシャン
クを考案した。
に本発明においては、マシニングセンタ等工作機械主軸
用の中空テーパーシャンクにおいて、手動オリエンテー
ション用切り欠き及び、IDセンサ取り付け用穴を廃止
し、ATC用キー溝を同寸法とし、さらにドライブキー
用キー溝を同寸法としたことを特徴するテーパーシャン
クを考案した。
【0007】
【作用】本発明を用いることにより、中空テーパーシャ
ンクと同等の結合剛性を持ち、回転バランスが良好な振
動の少ないテーパーシャンクを提供することができる。
ンクと同等の結合剛性を持ち、回転バランスが良好な振
動の少ないテーパーシャンクを提供することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図2、図3、図4
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0009】図1は中空テーパーシャンクをベースとし
た本発明のテーパーシャンクの側面図であり、図2は図
1の矢視Aであり、図3は図1のB−B断面である。本
発明においては、振動の要因となる、アンバランス形状
を排除するために、中空テーパーシャンクの幾何学的な
非対称を以下のように改善した。
た本発明のテーパーシャンクの側面図であり、図2は図
1の矢視Aであり、図3は図1のB−B断面である。本
発明においては、振動の要因となる、アンバランス形状
を排除するために、中空テーパーシャンクの幾何学的な
非対称を以下のように改善した。
【0010】(5)ATC用キー溝1aの巾と、ATC
用キー溝1bの巾を同一寸法とした。 (6)ドライブキー用キー溝1cの深さと、ドライブキ
ー用キー溝1dの深さを同一寸 法とした。またド
ライブキー用キー溝1c、1dの深さは標準の中空テー
パーシャ ンク用の主軸にそのまま使用できるよう
に、1c、1dのいずれか大きい方の寸法 に統一
する。 (7)手動オリエンテーション用切り欠き1eを廃止し
た。 (8)IDセンサ取り付け用穴1fを廃止した。
用キー溝1bの巾を同一寸法とした。 (6)ドライブキー用キー溝1cの深さと、ドライブキ
ー用キー溝1dの深さを同一寸 法とした。またド
ライブキー用キー溝1c、1dの深さは標準の中空テー
パーシャ ンク用の主軸にそのまま使用できるよう
に、1c、1dのいずれか大きい方の寸法 に統一
する。 (7)手動オリエンテーション用切り欠き1eを廃止し
た。 (8)IDセンサ取り付け用穴1fを廃止した。
【0011】以上(5)、(6)、(7)、(8)の特
徴を有し、その他の形状は従来の中空テーパーシャンク
と同一のテーパーシャンクを製作することにより、中空
テーパーシャンクと同等の結合剛性を持ち、回転バラン
スが良好な振動の少ないテーパーシャンクを提供するこ
とができる。
徴を有し、その他の形状は従来の中空テーパーシャンク
と同一のテーパーシャンクを製作することにより、中空
テーパーシャンクと同等の結合剛性を持ち、回転バラン
スが良好な振動の少ないテーパーシャンクを提供するこ
とができる。
【0012】図4は主軸頭の振動を表したものであり、
破線は標準の中空テーパーシャンクを用いた場合の主軸
頭の振動特性を表しており、実線は本発明のツーリング
を用いた場合の振動特性を表している。図4に示したよ
うに、本発明を用いることにより、主軸回転中の主軸頭
の振動を低減することができる。
破線は標準の中空テーパーシャンクを用いた場合の主軸
頭の振動特性を表しており、実線は本発明のツーリング
を用いた場合の振動特性を表している。図4に示したよ
うに、本発明を用いることにより、主軸回転中の主軸頭
の振動を低減することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、中空テーパーシャンクと同等の結合剛性を持
ち、回転バランスが良好な振動の少ないツーリングを提
供することができる。
とにより、中空テーパーシャンクと同等の結合剛性を持
ち、回転バランスが良好な振動の少ないツーリングを提
供することができる。
【図1】本発明によるテーパーシャンクの側面図であ
る。
る。
【図2】図1の矢視Aである。
【図3】図1のB−B断面である。
【図4】主軸頭の振動特性示す特性図。
【図5】従来の中空テーパーシャンクの側面図である。
【図6】図7の矢視Eである。
【図7】図5の矢視Cである。
【図8】図5のD−D断面である。
1 中空テーパーシャンク、 1a ATC用キー溝、 1b ATC用キー溝、 1c ドライブキー用キー溝、 1d ドライブキー用キー溝、 1e 手動オリエンテーション用切り欠き、 1f IDセンサ用穴、
Claims (1)
- 【請求項1】マシニングセンタ等工作機械主軸用の中空
テーパーシャンクにおいて、手動オリエンテーション用
切り欠き及び、IDセンサ取り付け用穴を廃止し、AT
C用キー溝を同寸法とし、さらにドライブキー用キー溝
を同寸法としたことを特徴するテーパーシャンク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6258006A JPH08118177A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 工作機械のテーパーシャンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6258006A JPH08118177A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 工作機械のテーパーシャンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118177A true JPH08118177A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17314231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6258006A Pending JPH08118177A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 工作機械のテーパーシャンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08118177A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101786174A (zh) * | 2010-03-02 | 2010-07-28 | 上海工具厂有限公司 | 一种高平衡精度的hsk刀柄 |
CN102328122A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-25 | 卧龙电气集团股份有限公司 | 一种电机轴切向键槽的加工装置及加工方法 |
EP2099577B1 (de) * | 2006-12-06 | 2013-02-27 | Rego-Fix AG | Werkzeugkupplung und verfahren zum auswuchten einer werkzeugkupplung |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP6258006A patent/JPH08118177A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2099577B1 (de) * | 2006-12-06 | 2013-02-27 | Rego-Fix AG | Werkzeugkupplung und verfahren zum auswuchten einer werkzeugkupplung |
EP2581158A1 (de) * | 2006-12-06 | 2013-04-17 | Rego-Fix AG | Werkzeugkupplung und Verfahren zum Auswuchten einer Werkzeugkupplung |
CN101786174A (zh) * | 2010-03-02 | 2010-07-28 | 上海工具厂有限公司 | 一种高平衡精度的hsk刀柄 |
CN102328122A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-25 | 卧龙电气集团股份有限公司 | 一种电机轴切向键槽的加工装置及加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010717 |