JPH08117937A - 薄板連続鋳造用広幅フラットノズル - Google Patents
薄板連続鋳造用広幅フラットノズルInfo
- Publication number
- JPH08117937A JPH08117937A JP25644794A JP25644794A JPH08117937A JP H08117937 A JPH08117937 A JP H08117937A JP 25644794 A JP25644794 A JP 25644794A JP 25644794 A JP25644794 A JP 25644794A JP H08117937 A JPH08117937 A JP H08117937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- flat
- flat nozzle
- broad
- broad flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価な広幅フラットノズルを得る。
【構成】 断面が偏平なスラブを製造するフラット部の
内孔をリブで補強され薄板連続鋳造用フラットノズルに
おいて、数個の狭幅フラットノズルをフラット部側面を
すり合わせてつなぎ、当該フラットノズルの頭部を不定
形耐火物で覆って、、湯口部を形成させる。 【効果】 本発明のノズル構造を採用することで、安
価、容易に広幅フラットノズルが得られる。
内孔をリブで補強され薄板連続鋳造用フラットノズルに
おいて、数個の狭幅フラットノズルをフラット部側面を
すり合わせてつなぎ、当該フラットノズルの頭部を不定
形耐火物で覆って、、湯口部を形成させる。 【効果】 本発明のノズル構造を採用することで、安
価、容易に広幅フラットノズルが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板連続鋳造用双ベル
ト式連続鋳造機に用いられる広幅のフラットノズルに関
するものである。
ト式連続鋳造機に用いられる広幅のフラットノズルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】薄板を連続鋳造する際に用いる双ベルト
式連続鋳造機は、図2にその側断面を示すごとく、所定
の板幅を有し、かつ相対する回転ベルト20a、20b
で形成された鋳型20内にノズル21から溶湯を注入
し、これをベルト下方より引き出して、連続的に薄板用
の鋳片スラブ22を製造するものである。
式連続鋳造機は、図2にその側断面を示すごとく、所定
の板幅を有し、かつ相対する回転ベルト20a、20b
で形成された鋳型20内にノズル21から溶湯を注入
し、これをベルト下方より引き出して、連続的に薄板用
の鋳片スラブ22を製造するものである。
【0003】ここで製造される鋳片スラブ22は、その
断面形状が広幅かつ偏平なものとして製造されるため、
品質の均一化を図る上で注入される溶湯が鋳型20内の
幅方向に均一かつ一様に供給される必要がある。従っ
て、ノズル21のフラット部21aの形状は、図3の斜
視図に示すごとく、長方形の偏平な断面形状としてい
る。なお、図中21bは湯溜まり部、21cは湯口部で
ある。
断面形状が広幅かつ偏平なものとして製造されるため、
品質の均一化を図る上で注入される溶湯が鋳型20内の
幅方向に均一かつ一様に供給される必要がある。従っ
て、ノズル21のフラット部21aの形状は、図3の斜
視図に示すごとく、長方形の偏平な断面形状としてい
る。なお、図中21bは湯溜まり部、21cは湯口部で
ある。
【0004】このような広幅フラットノズルの構造は、
例えば、特開平1−289545号公報等に記載されて
いて、フラットノズル本体の材質はアルミナー黒鉛組成
の耐火物が使用されている。
例えば、特開平1−289545号公報等に記載されて
いて、フラットノズル本体の材質はアルミナー黒鉛組成
の耐火物が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のフラ
ットノズルは冷間等方水圧方式で成形される。従って、
広幅ノズルを製造するためには、芯金、ラバーモールド
を大きくする必要があり、設備投資が大きくなる。
ットノズルは冷間等方水圧方式で成形される。従って、
広幅ノズルを製造するためには、芯金、ラバーモールド
を大きくする必要があり、設備投資が大きくなる。
【0006】そこで、本発明の目的は低コストで得られ
る広幅フラットノズルを提供しようとするものである。
る広幅フラットノズルを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、断
面が偏平なスラブを製造する際に用いるフラットノズル
であって、そのフラット部の内孔をリブで補強した薄板
連続鋳造用広幅フラットノズルにおいて、複数個の狭幅
フラットノズルをフラット部でつなぎ合わせるととも
に、得られた広幅フラットノズルフラット部の頭部を不
定形耐火物で覆って、湯口部を設けた事を特徴とする薄
板連続鋳造用広幅フラットノズルである。
面が偏平なスラブを製造する際に用いるフラットノズル
であって、そのフラット部の内孔をリブで補強した薄板
連続鋳造用広幅フラットノズルにおいて、複数個の狭幅
フラットノズルをフラット部でつなぎ合わせるととも
に、得られた広幅フラットノズルフラット部の頭部を不
定形耐火物で覆って、湯口部を設けた事を特徴とする薄
板連続鋳造用広幅フラットノズルである。
【0008】
【作用】以下、本発明について本発明のノズル構造を示
した図1に基づき説明する。本発明では、フラット部の
内孔に補強リブ1が形成されており、かつ頭部断面にお
いて内孔が全面的に開口したノズル2とノズル3の側面
同士をスリ合わせ、補強板4を介してセラミックピン5
で締結することにより、広幅のフラット部を形成する。
した図1に基づき説明する。本発明では、フラット部の
内孔に補強リブ1が形成されており、かつ頭部断面にお
いて内孔が全面的に開口したノズル2とノズル3の側面
同士をスリ合わせ、補強板4を介してセラミックピン5
で締結することにより、広幅のフラット部を形成する。
【0009】一方、フラット部の頭部を鉄皮6で囲み、
さらに、注入口を形成する耐火物8を鉄皮6の囲いの中
に配置した後、不定形耐火物7を充填して注入口を設け
たフラットノズル頭部を形成し、広幅フラットノズルを
得るものである。
さらに、注入口を形成する耐火物8を鉄皮6の囲いの中
に配置した後、不定形耐火物7を充填して注入口を設け
たフラットノズル頭部を形成し、広幅フラットノズルを
得るものである。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図1に従って、説明する。ア
ルミナー黒鉛質耐火物で構成された幅400mm、高さ1
200mm、フラット部の長辺側厚み15mm、短辺側厚み
30mm、内孔壁面間隔10mmのノズル2、3を、側面同
士でスリ合わせ、アルミナー黒鉛質耐火物から成る10
mm厚の補強板4を介し、アルミナー黒鉛質耐火物からな
るピン5を用いて高さ方向2箇所でつなぎ合わせる。
ルミナー黒鉛質耐火物で構成された幅400mm、高さ1
200mm、フラット部の長辺側厚み15mm、短辺側厚み
30mm、内孔壁面間隔10mmのノズル2、3を、側面同
士でスリ合わせ、アルミナー黒鉛質耐火物から成る10
mm厚の補強板4を介し、アルミナー黒鉛質耐火物からな
るピン5を用いて高さ方向2箇所でつなぎ合わせる。
【0011】頭部にアルミナー黒鉛質耐火物からなる内
径60mmの注入口耐火物8を配置し、ノズル頭部を囲う
ように鉄皮を設けて、その内側にアルミナーシリカ系の
不定形耐火物を充填し、フラットノズル頭部を形成す
る。
径60mmの注入口耐火物8を配置し、ノズル頭部を囲う
ように鉄皮を設けて、その内側にアルミナーシリカ系の
不定形耐火物を充填し、フラットノズル頭部を形成す
る。
【0012】このノズル1300mm幅、70mm厚のモー
ルド形状を有する双ベルト式連続鋳造機の実鋳造に供し
た。タンディッシュ下部に取り付けられたスライディン
グノズルに上記で、得られたフラットノズルを取付け、
ノズル予熱装置によって、このフラットノズルを140
0℃に加熱し、低炭アルキミルド鋼を、300トン取鍋
で2鍋連続鋳造した。こうして得られたスラブの品質
は、特に、幅方向でノズル3または4に相当する狭幅ノ
ズルを使用した時よりも均一なものとなった。
ルド形状を有する双ベルト式連続鋳造機の実鋳造に供し
た。タンディッシュ下部に取り付けられたスライディン
グノズルに上記で、得られたフラットノズルを取付け、
ノズル予熱装置によって、このフラットノズルを140
0℃に加熱し、低炭アルキミルド鋼を、300トン取鍋
で2鍋連続鋳造した。こうして得られたスラブの品質
は、特に、幅方向でノズル3または4に相当する狭幅ノ
ズルを使用した時よりも均一なものとなった。
【0013】こうして、狭幅ノズルをつなぎ合わせるこ
とで広幅ノズルを得ようとする本発明のフラットノズル
の製造コストは一体型の広幅ノズルを直接製造するとき
の1/2で済む。
とで広幅ノズルを得ようとする本発明のフラットノズル
の製造コストは一体型の広幅ノズルを直接製造するとき
の1/2で済む。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明のノズル構造を採用
することで、安価、容易に実用性の高い広幅フラットノ
ズルがえられる。
することで、安価、容易に実用性の高い広幅フラットノ
ズルがえられる。
【図1】本発明の薄板連続鋳造用広幅フラットノズルの
概念図である。
概念図である。
【図2】双ベルト式連続鋳造機の側断面図である。
【図3】従来の薄板連続鋳造用広幅フラットノズルの斜
視図である。
視図である。
1 補強リブ 2,3 ノズル 4 補強板 5 ピン 6 鉄皮 7 キャスタブル 8 注入口
Claims (1)
- 【請求項1】 断面が偏平なスラブを製造する際に用い
るフラットノズルであって、そのフラット部の内孔をリ
ブで補強した薄板連続鋳造用広幅フラットノズルにおい
て、複数個の狭幅フラットノズルをフラット部でつなぎ
合わせるとともに、得られた広幅フラットノズルフラッ
ト部の頭部を不定形耐火物で覆って、湯口部を設けた事
を特徴とする薄板連続鋳造用広幅フラットノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25644794A JPH08117937A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 薄板連続鋳造用広幅フラットノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25644794A JPH08117937A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 薄板連続鋳造用広幅フラットノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117937A true JPH08117937A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17292781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25644794A Withdrawn JPH08117937A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 薄板連続鋳造用広幅フラットノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08117937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11052457B2 (en) | 2016-11-29 | 2021-07-06 | Sms Group Gmbh | Casting nozzle |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP25644794A patent/JPH08117937A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11052457B2 (en) | 2016-11-29 | 2021-07-06 | Sms Group Gmbh | Casting nozzle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |