JPH08117910A - 転造方法及びその装置 - Google Patents

転造方法及びその装置

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JPH08117910A
JPH08117910A JP6258348A JP25834894A JPH08117910A JP H08117910 A JPH08117910 A JP H08117910A JP 6258348 A JP6258348 A JP 6258348A JP 25834894 A JP25834894 A JP 25834894A JP H08117910 A JPH08117910 A JP H08117910A
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shape
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JP6258348A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishi
俊行 西
Koji Ichinose
幸治 一ノ瀬
Yoshifumi Ootaka
吉文 大嵩
Hideo Mori
英生 森
Masaru Sumiya
優 炭谷
Seiro Otsuka
晴郎 大塚
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Nachi Fujikoshi Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転造中に種類の異なる形状の加工どうしが互
いに干渉しないようにして、転造加工が良好に行われる
ようにする。 【構成】 本発明に係る転造方法は、一対の転造ダイス
22,24によりワークWの表面に第1形状と第2形状
との二種類の形状を加工する転造方法において、第1形
状を加工するための転造ダイス22と、第2形状を加工
するための転造ダイス24とでワークWを挟み、それら
の転造ダイス22,24を互いに反対方向に移動させて
ワークWを軸回りに回転させながら二種類の形状の加工
を行うことを特徴とする。この方法によると、従来のよ
うに、一つの転造ダイスで二種類の形状の加工を兼用す
ることはないために、転造中に種類の異なる形状の加工
どうしが互いに干渉することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の転造ダイスによ
りワークの表面に予め決められた二種類の形状(以下、
それぞれを第1形状、第2形状という)を加工する転造
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来の転造装置が特開昭5
6−71540号公報に記載されており、その転造装置
で使用される一方の平ダイスの側面図及び平面図が図7
に示されている。前記転造装置は、シャフト状のワーク
の先端部にスプラインと、そのスプラインの途中位置に
環状溝を加工するための装置である。したがって、その
転造装置に使用される平ダイス2には、図に示されるよ
うに、進行方向に対して直角にスプライン成形用の歯2
tが形成されているとともに、前記歯2tと直角に環状
溝を成形するための突条2rが平ダイス2の進行方向両
端に装着されている。ここで、前記平ダイス2は二台一
組で使用され、両平ダイス2が前記ワークを挟んだ状態
で反対方向に等速で移動させられることにより、ワーク
は両平ダイス2の間で軸回りに回転し、そのワークの表
面にはスプラインと環状溝とが同時に加工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の転造装置では、一つの平ダイス2にスプライン
という形状の成形用の歯2tと環状溝という形状の成形
用の突条2rとが交差した状態で設けられている。即
ち、一つの平ダイス2がスプラインという形状の加工機
能と環状溝という形状の加工機能とを有している。この
ため、スプラインの加工と環状溝の加工とが互いに干渉
することになり、環状溝を加工する際の余肉が逃げ難く
なって、前記環状溝の成形が不十分になるという問題が
ある。本発明の技術的課題は、一対の転造ダイスの一方
では第1の形状を加工し、他方で第2の形状を加工でき
るようにすることにより、二種類の加工が互いに干渉し
ないようにして、転造を良好に行えるようにするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用、効果】
〔課題を解決するための請求項1に係る手段〕上記した
課題は、以下の特徴を有する転造方法によって解決され
る。即ち、請求項1に係る転造方法は、一対の転造ダイ
スによりワークの表面に第1形状と第2形状との二種類
の形状を加工する転造方法において、前記第1形状を加
工するための転造ダイスと、前記第2形状を加工するた
めの転造ダイスとでワークを挟み、それらの転造ダイス
を互いに反対方向に移動させてワークを軸回りに回転さ
せながら前記二種類の形状の加工を行うことを特徴とす
る。 〔請求項1に記載された発明の作用〕本発明によると、
第1形状を加工するための転造ダイスと、第2形状を加
工するための転造ダイスとでワークを挟み、それらの転
造ダイスを互いに反対方向に移動させてワークを軸回り
に回転させながら加工を行う。即ち、個々の転造ダイス
毎に異なる種類の形状を加工する。この方法によると、
従来のように、一つの転造ダイスで二種類の形状の加工
を兼用することはない。このため、転造中に種類の異な
る形状の加工どうしが互いに干渉することがなくなる。 〔請求項1に記載された発明の効果〕本発明によると、
転造中に種類の異なる形状の加工どうしが互いに干渉す
ることがないために、各加工における余肉の流れが妨げ
られることがなくなり、転造加工が良好に行われる。
【0005】〔課題を解決するための請求項2に係る手
段〕上記した課題は、以下の特徴を有する転造装置によ
って解決される。即ち、請求項2に係る転造装置は、一
対の転造ダイスによりワークの表面に第1形状と第2形
状との二種類の形状を加工する転造装置において、一方
の転造ダイスは、前記第1形状を加工するための加工面
を備えており、また、他方の転造ダイスは第2形状を加
工するための加工面を備えており、一方の転造ダイスと
ワーク間のすべり抵抗は他方の転造ダイスとワーク間の
すべり抵抗よりも小さいことを特徴とする。ここで、前
記すべり抵抗には、例えば、摩擦力等も含まれる。 〔請求項2に記載された発明の作用〕本発明によると、
個々の転造ダイス毎に異なる種類の形状を加工できるよ
うになっているため、転造中に種類の異なる形状の加工
どうしが互いに干渉することがなくなる。また、一方の
転造ダイスとワークとの間のすべり抵抗が、他方の転造
ダイスとワークとの間のすべり抵抗よりも小さいため、
転造中に、一方の転造ダイスによって回転させられるワ
ークの周速と他方の転造ダイスによって回転させられる
ワークの周速との間に速度差が生じても、一方の転造ダ
イスとワーク間でスベリが発生してその速度差が吸収さ
れる。即ち、本発明によって請求項1に記載された発明
を実施することができる。 〔請求項2に記載された発明の効果〕本発明により請求
項1に記載された発明の効果を得ることができる。
【0006】〔課題を解決するための請求項3に係る手
段〕この転造装置は、請求項2に記載された転造装置に
おいて、一方の転造ダイスによって加工される形状の径
は、他方の転造ダイスによって加工される形状の径より
も小さく設定されていることを特徴とする。 〔請求項3に記載された発明の作用〕本発明によると、
ワークとの間のすべり抵抗が小さい一方の転造ダイスに
よって加工される形状の径が、ワークとの間のすべり抵
抗が大きい他方の転造ダイスによって加工される形状の
径よりも小さく設定されている。即ち、すべり抵抗の大
きい方の転造ダイスによって加工される形状の径を大き
くしているために、ワークに付与される駆動力が大きく
なる。 〔請求項3に記載された発明の効果〕本発明によると、
ワークに付与される駆動力が大きくなるため、転造加工
がスムーズに行われる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図6に基づいて、本発明の一実
施例に係る転造装置及びその転造装置を使用した転造方
法について説明する。本実施例に係る転造装置は、筒状
部材(以下、ワークWという)の先端部に環状のR溝を
加工するとともに、そのR溝の両側にセレーションを加
工する装置である。ここで、図1は、R溝用平ダイス
と、セレーション加工部を下加工する平面用平ダイスの
斜視図であり、図2は、R溝用平ダイスと平面用平ダイ
スの側面図である。また、図3は、本実施例に係る転造
装置の全体斜視図であり、図4〜図6は、本実施例に係
る転造方法の各工程を表す側面図及び平面図である。な
お、位置決めしたワークWの軸方向をZ軸方向、ワーク
Wの幅方向をX軸方向、高さ方向をY軸方向として以後
の説明を行う。
【0008】前記転造装置10は、図3に示されるよう
に、左部摺動台12と右部摺動台14とを備えている。
両摺動台12,14はX軸方向に所定距離を隔てて平行
に設けられており、図示されていない装置架台に上下方
向(Y軸方向)に摺動できる状態で支持されている。さ
らに、前記左部摺動台12の表面側端部には縦方向に第
1ラック12rが固定されており、また、右部摺動台1
4の表面側端部には前記第1ラック12rとZ軸上の同
位置に第2ラック14rが縦方向に固定されている。そ
して、第1ラック12rと第2ラック14rとの間に、
ピニオンギヤ13が挟まれた状態で嵌合されている。前
記ピニオンギヤ13は、中央に開孔13kが形成されて
おり、その開孔13kにワークWの一端を保持するヘッ
ドストック42の第1回転軸42rが挿通されている。
これによって、前記ピニオンギヤ13は定位置において
回転可能な状態に保持される。また、前記左部摺動台1
2は、前記装置架台の上部に固定された左油圧シリンダ
15のピストンロッド15pに連結されており、さら
に、右部摺動台14は、右油圧シリンダ16のピストン
ロッド16pに連結されている。この構造により、前記
左油圧シリンダ15と右油圧シリンダ16とが互いに逆
方向に作動されると、左部摺動台12と右部摺動台14
は縦方向に等しい速度で互いに逆向きに移動する。
【0009】前記転造装置10のZ軸方向両側には、筒
状のワークWを左部摺動台12と右部摺動台14との中
間定位置でZ軸方向に支持するヘッドストック42とテ
ールストック44とが設けられている。前記ヘッドスト
ック42は、前述のように、ピニオンギヤ13の開孔1
3kに挿通された第1回転軸42rを備えており、その
第1回転軸42rの先端には円錐面42t(図4〜図6
参照)が形成されている。また、前記テールストック4
4は前記第1回転軸42rと同軸に第2回転軸44rを
備えており、その第2回転軸44rの先端には円錐面4
4tが形成されている。そして、前記ワークWが、図4
〜図6に示されるように、ヘッドストック42とテール
ストック44の両円錐面42t,44tによって軸方向
から挟まれることにより、ワークWは加工位置に保持さ
れる。ここで、ヘッドストック42とテールストック4
4とは、図示されていない移動機構によってワークWを
保持した状態でZ軸方向に所定距離だけ移動できるよう
になっており、後記するR溝用平ダイス22等とセレー
ション用平ダイス32,34との間でワークWの加工部
位wt(図4(B)参照)を移動できるようになってい
る。
【0010】前記左部摺動台12の表面には、図3に示
されるように、第1ラック12rと平行にR溝用平ダイ
ス22とセレーション用左平ダイス32とが取付けられ
ている。また、右部摺動台14の表面には、前記R溝用
平ダイス22とZ軸方向において同位置に平面用平ダイ
ス24が、また、セレーション用左平ダイス32とZ軸
上の同位置にセレーション用右平ダイス34が取付けら
れている。前記R溝用平ダイス22は、ワークWの先端
部に環状のR溝wr(図5、図6(B)参照)を加工す
るためのダイスであり、図1、図2に示されるように、
食付き部、仕上げ部及び逃げ部から構成される前面22
fを備えており、その前面22fの中央には長手方向に
断面半円形の突条22mが形成されている。前記R溝用
平ダイス22は、転造加工中にワークWとの間でスベリ
が発生するように、前記突条22mの面粗さは良好な状
態に仕上げられている。
【0011】平面用平ダイス24は、R溝両側のセレー
ション加工部ws(図5、図6(B)参照)を下加工す
るためのダイスであり、図1、図2に示されるように、
食付き部、仕上げ部及び逃げ部から構成される加工平面
24fを備えている。平面用平ダイス24は、転造加工
中にワークWとの間でスベリが発生しないように、前記
加工平面24fにサンドブラスト処理等を施し、面粗さ
を粗目にしている。ここで、ワークWのセレーション加
工部wsとR溝wrの底部(図5(B))とでは径差が
あるために、転造加工中に転造周速差が発生する。しか
しながら、R溝用平ダイス22と平面用平ダイス24と
は等しい速度で移動してしまうため、少なくともいずれ
か一方のダイスとワークWとの間にすべりが生じなけれ
ばならなくなる。前述のように、R溝用平ダイス22の
突条22mの面粗さは良好な状態に仕上げられており、
平面用平ダイス24の加工平面24fの面粗さは粗目に
設定されている。このため、ワークWのセレーション加
工部wsとR溝wrの底部との転造周速差は、R溝用平
ダイス22の突条22mとワークWのR溝wrとの間で
発生するスベリによって吸収される。即ち、R溝wrが
本発明の第1形状に相当し、R溝用平ダイス22が第1
形状を加工するための転造ダイスに相当する。また、セ
レーション加工部wsが本発明の第2形状に相当し、平
面用平ダイス24が第2形状を加工するための転造ダイ
スに相当する。
【0012】前記セレーション用左平ダイス32及びセ
レーション用右平ダイス34は、ワークWのセレーショ
ン加工部wsにセレーションを転造加工するためのダイ
スであり、一対で使用される。前記セレーション用左平
ダイス32及びセレーション用右平ダイス34は、図示
されていない変位機構により、X軸方向に変位できるよ
うになっており、両者32,34の間隔を広げた状態
で、それらの平ダイス32,34はワークWと接触する
ことがなくなる。したがって、R溝用平ダイス22と平
面用平ダイス24により、R溝加工とセレーション下加
工とが行われている状態で、両セレーション用平ダイス
32,34は、図5(B)に示されるように、ワークW
と干渉することがなくなる。
【0013】次に、図4から図6に基づいて、本実施例
に係る転造方法の説明を行う。先ず、左油圧シリンダ1
5によって左部摺動台12が上昇させられ、また、右油
圧シリンダ16によって右部摺動台14が下降させられ
る。これによって、図4に示されるように、R溝用平ダ
イス22及びセレーション用左平ダイス32(図示され
ていない)は上限位置に、また、平面用平ダイス24及
びセレーション用右平ダイス34(図示されていない)
は下限位置に位置決めされる。このとき、セレーション
用左平ダイス32とセレーション用右平ダイス34との
間隔は、変位機構により広げられてワークWと接触しな
いようになっている。次に、筒状のワークWがヘッドス
トック42とテールストック44との間に保持される。
この状態から、さらに、移動機構が作動することにより
ヘッドストック42とテールストック44とがZ軸方向
に移動させられて、ワークWの加工部位wtがR溝用平
ダイス22及び平面用平ダイス24とZ軸上の同位置に
位置決めされる。
【0014】次に、左油圧シリンダ15と右油圧シリン
ダ16とが作動することにより、左部摺動台12が下降
し、また、これと等しい速度で右部摺動台14が上昇す
る。これによって、図5に示されるように、ワークWの
加工部位wtには、R溝用平ダイス22によってR溝w
rが成形されるとともに、平面用平ダイス24によって
R溝両側のセレーション加工部wsにセレーション加工
のための下加工が行われる。このとき、セレーション用
左平ダイス32とセレーション用右平ダイス34との間
隔が広げられているため、図5(B)に示されるよう
に、前記セレーション用平ダイス32,34がワークW
と干渉することはない。ここで、前述のように、ワーク
Wのセレーション加工部wsとR溝wrの底部との径差
に起因した転造周速差は、R溝用平ダイス22の突条2
2mとワークWのR溝wrとの間で発生するスベリによ
って吸収されるようになっている。このため、スムーズ
な転造と安定した精度を確保することができる。
【0015】このようにして、R溝wrの成形とセレー
ション加工のための下加工が完了すると、変位機構が作
動されてセレーション用左平ダイス32とセレーション
用右平ダイス34との間隔が規定の間隔まで狭められ
る。さらに、移動機構によりヘッドストック42とテー
ルストック44とがZ軸方向に移動させられ、図6に示
されるように、ワークWのセレーション加工部wsがセ
レーション用左平ダイス32及びセレーション用右平ダ
イス34とZ軸上の同位置に位置決めされる。この状態
で、前記左油圧シリンダ15と右油圧シリンダ16とが
作動することにより、左部摺動台12と右部摺動台14
とが等しい速度で逆方向に動かされ、ワークWのセレー
ション加工部wsには、両セレーション用平ダイス3
2,34によってセレーションが成形される。
【0016】このように、本実施例に係る転造方法によ
ると、R溝wrを加工するR溝用平ダイス22と、セレ
ーション加工部wsを下加工する平面用平ダイス24と
でワークWを挟み、それらの転造ダイス22,24を互
いに反対方向に移動させてワークWを軸回りに回転させ
ながら加工を行う。即ち、個々の転造ダイス毎に異なる
種類の形状を加工する構造であり、従来のように、一つ
の転造ダイスで二種類の形状の加工を兼用することはな
い。このため、転造加工中にR溝wrの加工とセレーシ
ョン加工部wsの下加工とが互いに干渉することがなく
なり、各加工における余肉の流れが妨げられることがな
く、転造加工が良好に行われる。また、ワークWとの間
の摩擦力が小さいR溝用平ダイス22によって加工され
るR溝wrの径が、ワークWとの間の摩擦力が大きい平
面用平ダイス24によって加工されるセレーション加工
部wsの径よりも小さく設定されている。即ち、摩擦力
の大きい平面用平ダイス24によって加工されるセレー
ション加工部wsの径を大きくしているために、ワーク
Wに付与される駆動力が大きくなって、転造加工がスム
ーズに、精度良く行われる。
【0017】ここで、本実施例においては、縦型の転造
装置10の例を示したが横型の転造装置10においても
同様に成立する。また、本実施例においては、R溝用平
ダイス22の突条22mの面粗さが良好な状態に仕上げ
られており、平面用平ダイス24の加工平面24fの面
粗さは粗目となっているが、R溝用平ダイス22の面粗
さを粗目にし、平面用平ダイス24の面粗さを良好な状
態に仕上げても発明は成立する。しかしながら、本実施
例のほうが、ワークWの駆動力が大きくなる点で有利で
ある。さらに、転造ダイスとワークとの間の摩擦力を大
きくするために、加工面の面粗さを粗目にするだけでは
なく、凹凸等を設けることも可能である。また、R溝用
平ダイス22と平面用平ダイス24の組み合わせだけで
はなく、他の異なる二種類の加工をするダイスを組み合
わせても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る転造装置で使用される
R溝用平ダイスと平面用平ダイスの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る転造装置で使用される
R溝用平ダイスと平面用平ダイスの側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る転造装置の全体斜視図
である。
【図4】本発明の一実施例に係る転造方法の各工程を表
す側面図及び平面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る転造方法の各工程を表
す側面図及び平面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る転造方法の各工程を表
す側面図及び平面図である。
【図7】従来の転造装置で使用される平ダイスの側面図
及び平面図である。
【符号の説明】
W ワーク wt 加工部位 wr R溝(第1形状) ws セレーション加工部(第2形状) 10 転造装置 22 R溝用平ダイス(第1形状を加工する転造ダイ
ス) 22m 突条 22f 前面 24 平面用平ダイス(第2形状を加工する転造ダイ
ス) 24f 加工平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嵩 吉文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 森 英生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 炭谷 優 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (72)発明者 大塚 晴郎 愛知県豊田市東新町6−33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の転造ダイスによりワークの表面に
    第1形状と第2形状との二種類の形状を加工する転造方
    法において、 前記第1形状を加工するための転造ダイスと、前記第2
    形状を加工するための転造ダイスとでワークを挟み、そ
    れらの転造ダイスを互いに反対方向に移動させてワーク
    を軸回りに回転させながら前記二種類の形状の加工を行
    うことを特徴とする転造方法。
  2. 【請求項2】 一対の転造ダイスによりワークの表面に
    第1形状と第2形状との二種類の形状を加工する転造装
    置において、 一方の転造ダイスは、前記第1形状を加工するための加
    工面を備えており、また、他方の転造ダイスは第2形状
    を加工するための加工面を備えており、一方の転造ダイ
    スとワーク間のすべり抵抗は他方の転造ダイスとワーク
    間のすべり抵抗よりも小さいことを特徴とする転造装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された転造装置におい
    て、 一方の転造ダイスによって加工される形状の径は、他方
    の転造ダイスによって加工される形状の径よりも小さく
    設定されていることを特徴とする転造装置。
JP6258348A 1994-10-24 1994-10-24 転造方法及びその装置 Pending JPH08117910A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5114695A (en) * 1987-04-14 1992-05-19 Alcon International Limited Process of producing aluminum and titanium nitrides
US6047581A (en) * 1998-02-27 2000-04-11 Anderson Cook, Inc. Drive system for vertical rack spline-forming machine
KR101241428B1 (ko) * 2012-06-05 2013-03-11 (주)엠프로텍 샤프트 제조용 전조 장치

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