JPH08116921A - 栄養補給剤 - Google Patents
栄養補給剤Info
- Publication number
- JPH08116921A JPH08116921A JP6301296A JP30129694A JPH08116921A JP H08116921 A JPH08116921 A JP H08116921A JP 6301296 A JP6301296 A JP 6301296A JP 30129694 A JP30129694 A JP 30129694A JP H08116921 A JPH08116921 A JP H08116921A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- nutrient
- shrimp
- cuttlefish
- mixture
- Prior art date
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- Pending
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】カルシウム補給源として望ましい天然材料を発
掘すると同時にそれを甚だ摂取しやすい嗜好品的風味を
有するものにし、栄養的にも一層望ましくなるように仕
上げることを目的とする。 【構成】コウイカの甲羅の粉末とエビ殻粉末とを混合し
てこれを主成分とし、或いは更に緑茶粉末、又は海草類
粉末等を混合して、エビ風味の調和のとれた嗜好品的価
値を有する栄養補給材とする。
掘すると同時にそれを甚だ摂取しやすい嗜好品的風味を
有するものにし、栄養的にも一層望ましくなるように仕
上げることを目的とする。 【構成】コウイカの甲羅の粉末とエビ殻粉末とを混合し
てこれを主成分とし、或いは更に緑茶粉末、又は海草類
粉末等を混合して、エビ風味の調和のとれた嗜好品的価
値を有する栄養補給材とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は嗜好品的な価値をも有
するカルシウム等栄養補給材に関する。
するカルシウム等栄養補給材に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシウムは不足しがちな栄養素として
よく知られており、これの補給材としては卵殻、貝殻、
牛骨、鉱石その他の天然素材を粉末ないし錠剤にしたも
のや、特別にイオン化させたもの等がある。
よく知られており、これの補給材としては卵殻、貝殻、
牛骨、鉱石その他の天然素材を粉末ないし錠剤にしたも
のや、特別にイオン化させたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これ等の各種カルシウ
ム剤は、一般に甚だ無味乾燥であるか或いは逆に異臭が
あるため積極的に摂取することに抵抗があったり、或い
は甚だ消化吸収率が悪かったりし、又、イオン化ミネラ
ル水等も実質的なカルシウム量は微量であるため甚だコ
スト高である等の問題点があった。本発明はかかる問題
点を解決することを課題とする。
ム剤は、一般に甚だ無味乾燥であるか或いは逆に異臭が
あるため積極的に摂取することに抵抗があったり、或い
は甚だ消化吸収率が悪かったりし、又、イオン化ミネラ
ル水等も実質的なカルシウム量は微量であるため甚だコ
スト高である等の問題点があった。本発明はかかる問題
点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】コウイカは通称「紋甲イ
カ」で代表され、通常のヤリイカやスルメイカ等とは異
なり、背側の外套の中央部に石灰質の厚い甲羅が埋まっ
ているものであって、この甲羅は従来より廃棄処分され
ていたものであったが、そのカルシウム成分は六方結晶
のカルサイトや結晶六角体のバテリットとも異なる針状
晶束であり、真珠のように炭酸脱水酵素が蛋白質と共に
基質に炭酸石灰を結晶化させる場合と同じくヒトの骨化
合成過程と化学的に合致していて甚だ消化吸収率がよい
ことが判明したため、本発明者はできるだけその匂いを
除くという方向で開発を進め既に特許出願済であるが、
その後の各種研究及び試作を繰り返した結果、逆に別の
調和のとれた匂いを与えることによってかえって商品価
値が高まることを見出し、本発明に至ったのである。
カ」で代表され、通常のヤリイカやスルメイカ等とは異
なり、背側の外套の中央部に石灰質の厚い甲羅が埋まっ
ているものであって、この甲羅は従来より廃棄処分され
ていたものであったが、そのカルシウム成分は六方結晶
のカルサイトや結晶六角体のバテリットとも異なる針状
晶束であり、真珠のように炭酸脱水酵素が蛋白質と共に
基質に炭酸石灰を結晶化させる場合と同じくヒトの骨化
合成過程と化学的に合致していて甚だ消化吸収率がよい
ことが判明したため、本発明者はできるだけその匂いを
除くという方向で開発を進め既に特許出願済であるが、
その後の各種研究及び試作を繰り返した結果、逆に別の
調和のとれた匂いを与えることによってかえって商品価
値が高まることを見出し、本発明に至ったのである。
【0005】すなわちコウイカの甲羅の粉末にエビ殻の
粉末を5〜80重量%、望ましくは20〜30重量%程
度混合すると、たとえエビ殻の方が僅かであっても、そ
の匂いの強度或いは影響力がはるかに強力であるため
と、コウイカの甲羅の匂いがそれとよく調和して違和感
を与えないために、全体として甚だ自然で好ましいエビ
そのものの風味(香り)となった。
粉末を5〜80重量%、望ましくは20〜30重量%程
度混合すると、たとえエビ殻の方が僅かであっても、そ
の匂いの強度或いは影響力がはるかに強力であるため
と、コウイカの甲羅の匂いがそれとよく調和して違和感
を与えないために、全体として甚だ自然で好ましいエビ
そのものの風味(香り)となった。
【0006】従ってこれを嗜好品的な感覚で摂取するこ
ともでき、或いは顆粒状にしてフリカケ状の製品にする
こともできる。
ともでき、或いは顆粒状にしてフリカケ状の製品にする
こともできる。
【0007】又、これに緑茶の粉末を10〜80重量%
程度混合すると、動物性と植物性の材料がよくマッチし
て栄養的に一層望ましいものになると同時に、それ等の
材料が互いに増量材的な役割を果たしてきつすぎる風味
が緩和され、同時に緑茶中のカテキン等の存在により動
物性材料に若干含まれるキトサンその他の有機質材料の
日持ちが著しく向上することも判明した。
程度混合すると、動物性と植物性の材料がよくマッチし
て栄養的に一層望ましいものになると同時に、それ等の
材料が互いに増量材的な役割を果たしてきつすぎる風味
が緩和され、同時に緑茶中のカテキン等の存在により動
物性材料に若干含まれるキトサンその他の有機質材料の
日持ちが著しく向上することも判明した。
【0008】更にコンブ、ワカメ、海苔等の海草類の粉
末を混合すると一層旨みが向上し、その風味も甚だ調和
のとれた好ましいものになることも明らかになった。
末を混合すると一層旨みが向上し、その風味も甚だ調和
のとれた好ましいものになることも明らかになった。
【0009】なお、以上のそれぞれの場合においてカル
シウムの吸収率を高め、或いは味覚上の向上をはかるた
めに、若干のシイタケ類(エキス)等の粉末その他適宜
の混和材を加えることは自由である。
シウムの吸収率を高め、或いは味覚上の向上をはかるた
めに、若干のシイタケ類(エキス)等の粉末その他適宜
の混和材を加えることは自由である。
【0010】又、以上のいずれの場合でも粉末をスプレ
ードライ方式等により顆粒状にして自動充填時及び使用
時において扱いやすいものにすることが望ましい。
ードライ方式等により顆粒状にして自動充填時及び使用
時において扱いやすいものにすることが望ましい。
【0011】
【作用】既に述べたようにカルシウム源として望ましい
コウイカの甲羅の粉末にエビ殻粉末を混合すると、その
風味が全体として調和のとれたエビそのものとなってコ
ウイカのやや苦になる匂いが全く分からなくなり、同時
に健康上甚だ重要なキトサンが豊富に補充され、しかも
その僅かな粘りが顆粒化する際にも好都合に作用する。
コウイカの甲羅の粉末にエビ殻粉末を混合すると、その
風味が全体として調和のとれたエビそのものとなってコ
ウイカのやや苦になる匂いが全く分からなくなり、同時
に健康上甚だ重要なキトサンが豊富に補充され、しかも
その僅かな粘りが顆粒化する際にも好都合に作用する。
【0012】又、緑茶粉末を加えた場合は、その植物性
材料による栄養バランスの他に、それに豊富に含まれる
カテキン、βカロチン、アスコルビン酸等の抗酸化物質
や抗菌物質がごく自然に配合されるため、動物性材料に
若干の有機質材料が含まれていても腐敗・変質しにく
く、日持ちが向上する。
材料による栄養バランスの他に、それに豊富に含まれる
カテキン、βカロチン、アスコルビン酸等の抗酸化物質
や抗菌物質がごく自然に配合されるため、動物性材料に
若干の有機質材料が含まれていても腐敗・変質しにく
く、日持ちが向上する。
【0013】更に海草類粉末を混合した場合も、同じ海
産物としての風味の調和の他に、特有の粘りや接着性を
有することから顆粒化を助ける働きがある。
産物としての風味の調和の他に、特有の粘りや接着性を
有することから顆粒化を助ける働きがある。
【0014】
【実施例1】各800メッシュのコウイカの甲羅粉末7
5重量部と約7cm長のエビの殻粉末25重量部とを均
一混合してこれをスプレードライ方式により直径約1m
mの顆粒状製品とする。
5重量部と約7cm長のエビの殻粉末25重量部とを均
一混合してこれをスプレードライ方式により直径約1m
mの顆粒状製品とする。
【0015】
【実施例2】「実施例1」の粉末に500メッシュの無
農薬栽培による緑茶粉末を同量混合し、同様に顆粒化し
て製品とする。
農薬栽培による緑茶粉末を同量混合し、同様に顆粒化し
て製品とする。
【0015】
【実施例3】「実施例1」の粉末に600メッシュのコ
ンブ粉末を1/3量加え、これに若干のシイタケエキス
を加えて同様に顆粒化し製品とする。なお本発明は以上
各例に限定されるものでないことは勿論である。
ンブ粉末を1/3量加え、これに若干のシイタケエキス
を加えて同様に顆粒化し製品とする。なお本発明は以上
各例に限定されるものでないことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、今日まで活
用されることなく邪魔な廃棄物として廃棄処分されてい
たコウイカの甲羅部分が人間の望ましいカルシウム源と
して有効利用できることになり、その際、風味が甚だ好
ましいものになるために嗜好品的な価値を生じることに
なって摂取に抵抗感がなくなると同時にキトサンも補給
され、従って未利用資源の活用、廃棄物公害の低減、及
び健康の増進と嗜好品の提供等に大いに役立つ効果があ
る。
用されることなく邪魔な廃棄物として廃棄処分されてい
たコウイカの甲羅部分が人間の望ましいカルシウム源と
して有効利用できることになり、その際、風味が甚だ好
ましいものになるために嗜好品的な価値を生じることに
なって摂取に抵抗感がなくなると同時にキトサンも補給
され、従って未利用資源の活用、廃棄物公害の低減、及
び健康の増進と嗜好品の提供等に大いに役立つ効果があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/80 Z 8217−4C
Claims (3)
- 【請求項1】コウイカの甲羅の粉末とエビ殻粉末との混
合物を主成分とする栄養補給材。 - 【請求項2】コウイカの甲羅の粉末とエビ殻粉末と縁茶
粉末との混合物を主成分とする栄養補給材。 - 【請求項3】コウイカの甲羅の粉末とエビ殻粉末と海草
類粉末との混合物を主成分とする栄養補給材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301296A JPH08116921A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 栄養補給剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301296A JPH08116921A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 栄養補給剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116921A true JPH08116921A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17895137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6301296A Pending JPH08116921A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 栄養補給剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08116921A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110982A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd | キトサン含有飲食品 |
CN102397296A (zh) * | 2010-09-17 | 2012-04-04 | 南京星银药业集团有限公司 | 海螵蛸分散片及其制备方法 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6301296A patent/JPH08116921A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110982A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd | キトサン含有飲食品 |
JP4625750B2 (ja) * | 2005-10-21 | 2011-02-02 | 焼津水産化学工業株式会社 | キトサン含有飲食品 |
CN102397296A (zh) * | 2010-09-17 | 2012-04-04 | 南京星银药业集团有限公司 | 海螵蛸分散片及其制备方法 |
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