JPH08116744A - 施肥装置付き田植機 - Google Patents

施肥装置付き田植機

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JPH08116744A
JPH08116744A JP26514094A JP26514094A JPH08116744A JP H08116744 A JPH08116744 A JP H08116744A JP 26514094 A JP26514094 A JP 26514094A JP 26514094 A JP26514094 A JP 26514094A JP H08116744 A JPH08116744 A JP H08116744A
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JP
Japan
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fertilizer
pumps
pump
speed change
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP26514094A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takao
裕 高尾
Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
Shoichi Nakamura
正一 中村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペースト状肥料を施肥する施肥装置を備えた
田植機において、肥料圧送用のポンプおよびこのポンプ
を変速駆動して施肥量を調節する変速機構の配置に合理
的な改良を加えることで、肥料圧送部の構造簡素化を図
るとともに、複数の施肥用ノズルへの均一な肥料供給を
可能にする。 【構成】 乗用走行車体1に昇降可能に苗植付け装置3
を連結した田植機において、前記苗植付け装置3に備え
た苗植付け機構11の上方箇所に、ペースト状肥料を施
肥用ノズル13に圧送する複数のポンプ20と、これら
ポンプ20に回転動力を伝達する施肥量調節用の変速機
構21を横方向に並列して配備し、前記苗植付け機構1
1の伝動系から取出した動力を前記変速機構21に伝達
するとともに、この変速機構21と各ポンプ20とをチ
ェーン等の巻き掛け伝動手段32で連動連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付けと同時にペース
ト状肥料を施肥するよう構成した施肥装置付き田植機に
関する。
【0002】
【従来の技術】ペースト状肥料の施肥を行う田植機とし
ては、例えば実開平2−107927号公報に開示され
ているように、肥料タンク、肥料圧送用のポンプ、ポン
プに対する変速装置、等からなる肥料圧送部を乗用走行
車体に装備するとともに、乗用走行車体の後部に昇降自
在に連結した苗植付け装置の下部に圃場内に突入する施
肥用ノズルを設け、このノズルとポンプとを肥料供給ホ
ースで連通接続したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の施肥装置付
き田植機は、肥料圧送部からノズルまでの管路長さが相
当長いために、肥料の圧送抵抗が大きいものとなり、ポ
ンプを出力の大きいものにする必要があった。また、ポ
ンプの変速機構もポンプ出力に対応した耐久性の高いも
のにする必要があり、これら施肥圧送部が大型化しやす
いものとなっていた。また、多条植えになるほど施肥圧
送部の構造が一層複雑で大型化しやすいものであり、こ
こに改良の余地があった。また、長い肥料供給管路の曲
がり具合などによっては各ノズルごとの管路の供給抵抗
に差異が生じやすく、ノズルごとの施肥量の誤差が大き
くなるおそれもあった。
【0004】本発明は、施肥圧送部に合理的な改良を加
えることで、多条植えの田植機においても施肥圧送部の
構造を簡素化するとともに、各ノズルに均一に肥料供給
を行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明特徴構成は、乗用走行車体に昇降可能に苗植付
け装置を連結した田植機において、前記苗植付け装置に
備えた苗植付け機構の上方箇所に、ペースト状肥料を施
肥用ノズルに圧送する複数のポンプと、これらポンプに
回転動力を伝達する施肥量調節用の変速機構を横方向に
並列配備し、苗植付け機構の伝動系から取出した動力を
前記変速機構に伝達するとともに、この変速機構と各ポ
ンプとを巻き掛け伝動手段で順次連動連結してある点に
ある。
【0006】
【作用】上記構成によると、施肥用ノズルと肥料圧送部
との距離は、車体側に肥料圧送部を配備した場合に比較
して相当短くなるとともに、各ノズルごとの肥料供給管
路の供給抵抗の差異も少ないものとなる。また、ペース
ト状肥料を施肥用ノズルに圧送するポンプを植付け条数
に応じた数だけ並列配備し、苗植付け機構の伝動系から
取出した動力を受ける変速機構に対して巻き掛け伝動手
段で順次連動連結することによって、任意の条数の施肥
を行う肥料圧送部が構成できる。この際、並列した各ポ
ンプの間隔やポンプ軸心の平行度に多少の誤差があって
も、巻き掛け伝動手段がこれを容易に吸収することにな
る。
【0007】
【発明の効果】本発明によると次のような効果が得られ
る。 施肥用ノズルと肥料圧送部との距離が短い分、管路
での圧送抵抗が少なくなり、比較的低圧で小型のポンプ
でも確実な肥料圧送を行うことができるとともに、ポン
プの駆動負荷も小さくなるために、これを駆動する変速
機構も小型化できる。 施肥用ノズルと肥料圧送部との距離が短いために、
各ノズルごとの管路での供給抵抗の差異が少なく、均一
な肥料供給が行いやすい。 ポンプの並列個数を設定するだけで植付け条数に対
応した肥料圧送部を容易に構成することができ、多条植
え田植機に特に有効となる。 並列したポンプの設置誤差があっても巻き掛け伝動
手段で吸収することができ、組付け作業性が高いものと
なる。
【0008】
【実施例】図1に、本発明に係る施肥装置付き乗用型田
植機が示されている。この田植機は、乗用走行車体1の
後部に、油圧駆動される昇降リンク機構2を介して6条
植えの苗植付け装置3が昇降およびローリング可能に連
結された構造となっており、この苗植付け装置3にペー
スト状肥料の施肥を行う施肥装置4が装備されるととも
に、乗用走行車体1の前後に左右一対の肥料タンク5,
6が装備されている。
【0009】図2および図4に示すように、前記苗植付
け装置3には、横架された角筒状のフレーム7、乗用走
行車体1からの動力を受ける伝動ケース8、6条分の苗
を載置して一定ストロークで左右に往復移動する苗のせ
台9、伝動ケース8から分岐された横向き回転動力を受
けるよう並列配備された3個の植付けケース10、各植
付けケース10の左右に装備されて前記苗のせ台9の下
端から1株分づつ苗を切り出して田面に植付ける回転式
の苗植付け機構11、田面を2条分づつ整地するよう各
植付けケース10の下方に配備された3個の整地フロー
ト12、等を備えており、前記伝動ケース8がフレーム
7の中央部に取付けられるとともに、各植付けケース1
0がフレーム7に後ろ向き片持ち状に連結支持されてい
る。
【0010】前記施肥装置4は、各植付け条の横側に浅
く施肥する側条施肥と、2条単位で各条間に深く施肥す
る深層施肥とを行うことができるようになっており、各
整地フロート12の左右には、一対の側条施肥用のノズ
ル13が高さ調節可能に装備されるとともに、各整地フ
ロート12の左右中央には深層施肥用のノズル14が揺
動により施肥深さ調節可能に装備されている。また、前
記植付けケース10の上方には連結脚15を介して支持
台16が配備され、この支持台16上に、各側条施肥用
ノズル13と深層施肥用ノズル14に対する肥料圧送部
17が搭載設置されている。そして、前部の肥料タンク
5には側条施肥用のペースト状肥料が貯留されるととも
に、後部の肥料タンク6には深層施肥用のペースト状肥
料が貯留され、各肥料タンク5,6から導出した肥料が
供給ホース18,19を介して肥料圧送部17に供給さ
れるように配管接続されている。
【0011】図2および図3に示すように、前記肥料圧
送部17は、6個の側条施肥用ポンプ20とこれに対す
る変速機構21、および、3個の深層施肥用ポンプ22
とこれに対する変速機構23とから構成されており、変
速機構22および変速機構23を挟んでその左右両側に
側条施肥用ポンプ20群と深層施肥用ポンプ22群とが
略横一列状に並列されて、支持台16上に横架固定した
肥料供給管24,25上に、それぞれ肥料供給管24,
25に直接連通する状態で搭載され、この肥料供給管2
4,25がそれぞれ前記供給ホース18,19に接続さ
れている。
【0012】また、図2および図5に示すように、右端
の前記植付けケース10へ動力を伝達する伝動軸26に
連動連結された動力取出し軸27が、後方上方に延出さ
れて、支持台16下方に配備された中間伝動軸28に自
在継手29を介して連結されるとともに、この中間伝動
軸28と両変速機構21,23から後方に突出された入
力軸21a,23aがそれぞれチェーン30,31で連
動連結されている。さらに、各変速機構21,23から
前方に突出された出力軸21b,23bと、各側条施肥
用ポンプ20群の駆動軸20aおよび深層施肥用ポンプ
22群の駆動軸22aがチェーン(巻き掛け伝動手段)
32,33で順次連動連結されている。
【0013】図6に前記側条施肥用変速機構21の内部
構造が示されている。つまり、この変速機構21には、
前記入力軸21aと中間軸21c出力軸21bが支承さ
れ、入力軸21aにそれぞれ径の異なる3枚のギヤG1
群が遊嵌されるとともに、これに咬合する3枚のギヤG
2 群が中間軸21cに固着され、さらに、中間軸21c
に夫々径の異なる3枚のギヤG3 群が遊嵌されるととも
に、これに咬合する3枚のギヤG4 群が出力軸21bに
固着され、また、入力軸21aには3枚の遊嵌ギヤG1
群のいずれか一つにのみ係合可能なスライドキー34が
軸心方向にシフト操作可能に装着されるとともに、中間
軸21cには3枚の遊嵌ギヤG3 群のいずれか一つにの
み係合可能なスライドキー35が軸心方向にシフト操作
可能に装着されている。また、各スライドキー34,3
5は、ギヤ間のスペーサリング36を乗り越え通過でき
るように板バネ37,38によってギヤ内周側に押圧付
勢されるとともに、シフト軸39,49に係止部材39
a,40aを介して連結され、シフト軸39,40の押
し引き操作によってスライドキー34,35を適宜シフ
トしていづれか一つのギヤに内周から係合させること
で、出力軸21bを9段(3段×3段)に変速できるよ
う構成されている。なお、深層施肥用の変速機構23も
同様な構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0014】〔別実施例〕 実施例では、側条施肥と深層施肥を行う場合を例示
したが、側条施肥のみを行う形態で実施することもでき
る。 変速機構21,23と各ポンプ20,22とを連動
連結する手段としては、チェーン32,33に代えて歯
付きベルトを利用することもでき、これらチェーンや歯
付きベルトを巻き掛け伝動手段と総称する。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き田植機の全体側面図
【図2】施肥装置部分の平面図
【図3】施肥装置部分の後面図
【図4】施肥装置部分の側面図
【図5】肥料圧送部への入力部を示す一部切欠き側面図
【図6】変速機構の展開横断平面図
【符号の説明】
1 乗用走行車体 3 苗植付け装置 11 苗植付け機構 13 ノズル 20 ポンプ 21 変速機構 32 巻き掛け伝動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用走行車体(1)に昇降可能に苗植付
    け装置(3)を連結した田植機において、前記苗植付け
    装置(3)に備えた苗植付け機構(11)の上方箇所
    に、ペースト状肥料を施肥用ノズル(13)に圧送する
    複数のポンプ(20)と、これらポンプ(20)に回転
    動力を伝達する施肥量調節用の変速機構(21)を横方
    向に並列して配備し、前記苗植付け機構(11)の伝動
    系から取出した動力を前記変速機構(21)に伝達する
    とともに、この変速機構(21)と各ポンプ(20)と
    を巻き掛け伝動手段(32)で順次連動連結してあるこ
    とを特徴とする施肥装置付き田植機。
JP26514094A 1994-10-28 1994-10-28 施肥装置付き田植機 Pending JPH08116744A (ja)

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