JPH081166U - ワイパアームにおけるウオッシャホースの配設構造 - Google Patents
ワイパアームにおけるウオッシャホースの配設構造Info
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- JPH081166U JPH081166U JP50296U JP50296U JPH081166U JP H081166 U JPH081166 U JP H081166U JP 50296 U JP50296 U JP 50296U JP 50296 U JP50296 U JP 50296U JP H081166 U JPH081166 U JP H081166U
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- washer
- hose
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- arm
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ウォッシャノズルを備えるワイパアームにお
いて、ウォッシャホースがアーム揺動によって折曲して
しまうような不具合を解消して信頼性の向上を計る。 【解決手段】 ウオッシャノズル10に一端が接続され
たウォッシャーホース11を、ワイパ軸9の上方を経由
し、車体のワイパ軸9の突出近傍位置でかつワイパアー
ム4の揺動角の略二等分線上の位置に配管する。このた
めワイパアームが払拭揺動したときに、ウォッシャホー
スはその略半分の角度だけ揺動すればよい。
いて、ウォッシャホースがアーム揺動によって折曲して
しまうような不具合を解消して信頼性の向上を計る。 【解決手段】 ウオッシャノズル10に一端が接続され
たウォッシャーホース11を、ワイパ軸9の上方を経由
し、車体のワイパ軸9の突出近傍位置でかつワイパアー
ム4の揺動角の略二等分線上の位置に配管する。このた
めワイパアームが払拭揺動したときに、ウォッシャホー
スはその略半分の角度だけ揺動すればよい。
Description
【0001】
本考案は、ウオッシャノズルを備えたワイパアームにおけるウオッシャホース の配設構造に関するものである。
【0002】
一般に、この種ワイパアーム等で構成されるワイパ装置には、ワイパアームの 払拭動作に連動して窓面にウオッシャ液を吐出するウインドウオッシャ装置が連 繋されており、そして従来のウインドウオッシャ装置は、ウオッシャタンクに貯 溜されるウオッシャ液を、吐出口が窓面を向くよう車体に固定取付けされたウオ ッシャノズルに対して圧送供給することでウオッシャ液の吐出を行うよう構成さ れていた。しかるにこのものは、窓面の所定位置に向けてウオッシャ液を吐出す るものであるため、窓面全体の広い範囲にウオッシャ液を供給するような効率の 良い窓面の洗浄を行うことができない許りか、吐出されたウオッシャ液の窓面到 達距離がとうしても長くなるため、高速走行時に吐出されたウオッシャ液が風圧 を受けて所定位置に達しない等の不都合が生じる惧れがあった。 そこで今日では、図4に示す様にウオッシャノズルをワイパアームに設けるこ とによって、窓面全体の広い範囲にウオッシャ液を吐出することを可能にすると 共に、ウオッシャ液の窓面到達距離を短くすることが提案されているが、このも のでは、ウオッシャタンクとウオッシャノズルとを接続するウオッシャホースを 車体からワイパアームに亘って配設するにあたり、その基端部に、アーム揺動に 伴って屈曲する屈曲部(ウオッシャホースに大きな引張り力を作用させないため に形成されるもの)を形成していたため、屈曲部が折れてウオッシャ液の供給が 阻害されたりする等の不具合があり問題となっていた。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるワイパ アームにおけるウオッシャホースの配設構造を提供することを目的として創案さ れたものであって、車体から突出するワイパ軸に対して基端部が一体的に連結さ れるワイパアームに、窓面に向けてウオッシャ液を吐出するためのウオッシャノ ズルを設けてなるワイパアームにおいて、前記ウオッシャノズルにウオッシャ液 を供給するためのウオッシャホースは、ウオッシャノズルに一端が接続されたも のがワイパ軸上方を経由し、車体のワイパ軸突出近傍位置でかつワイパアーム揺 動角の略二等分線上の位置に支持されていることを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によって、ウオッシャホースが折れてしまうような 不具合も防止して信頼性の向上が計れるようにしたものである。
【0004】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はワイ パ装置を構成するワイパアームであって、該ワイパアーム1は、先端にブレード 2が装着されるアームピース3、該アームピース3の基端部を一体的に支持する アームシャンク4、該アームシャンク4の基端部を支軸5を介して揺動自在に支 持するサポート6、さらにアームピース3の基端部とサポート6の先端部との間 に介装されるアームスプリング7(サポート6に対してはフック金具8を介して 連結される)等で構成されいる。そして、この様に構成されたワイパアーム1は 、アームスプリング7の付勢によってブレード2を窓面に弾圧接当させると共に 、サポート6の基端部がセレーション嵌合されるワイパ軸9の往復回動に伴い往 復揺動して窓面を払拭するが、これらの基本構成は従来通りのものである。
【0005】 10は一対の吐出口を有するウオッシャノズルであって、該ウオッシャノズル 10は、後述するウオッシャホース11等を介してウオッシャタンク(図示せず )に連結されると共に、ウオッシャタンクから圧送されるウオッシャ液を窓面に 向けて吐出するものであるが、本実施例においては、前記アームピース3の基端 側にウオッシャノズル10が配設されている。即ち、図示しないウオッシャスイ ッチのON操作時には、これに連動するワイパアーム1の揺動軌跡に沿ってウオ ッシャ液を窓面全体の広い範囲に吐出するようになっている。
【0006】 ところで前記ウオッシャホース11は、可撓性の樹脂ホースで形成されると共 に、その基端は車体から突出するホース継手12(ホース継手12の車体内部側 にはホース部材を介してウオッシャタンクが接続されている。)に対して押し込 み接続されるが、ホース継手12の突出位置は、ワイパ軸9の突出部近傍で、か つワイパアーム1(サポート6)の揺動範囲を避けた位置に設定されており、さ らに、アーム揺動角の二等分線上に略位置するよう設定されている。そして該ホ ース継手12に接続されるウオッシャホース11は、ワイパ軸9の先端上方を経 由すると共に、サポート6に形成される挿通孔6aを通つてサポート6の下面側 に達し、さらにフック金具8にクリップ14を用いて止着された後、アームスプ リング7に内装すべく断面冂字状に形成されるアームシャンク4の内周部を経由 してウオッシャノズル10に到達するべく配設されている。つまり、ワイパアー ム1が払拭揺動する状態では、図3に示す如くワイパ軸9の先端上方位置におい てウオッシャホース11の基端部が揺動(撓み変形)することによってウオッシ ャホース11をワイパアーム1の揺動に追従させるようになっている。
【0007】 さらに、13は前記支軸5に上下揺動自在に支持されるアームカバーであって 、該アームカバー13は、上側揺動位置ではサポート6のワイパ軸連結部を露出 させてナツト9aの回し操作を許容する一方、下側揺動位置ではこれを覆蓋する べく断面略冂字状に形成され、また下側揺動位置では、内側面に突出形成される リブ13aがサポート6の側壁部に圧接状に係止されてサポート6に一体化され るものであるが、さらにこのものにおいては、ホース継手12の車体突出部、お よびアーム揺動に伴って揺動するウオッシャホース11の基端部をも覆蓋するよ うアームカバー13を膨出状に形成している。
【0008】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ワイパアーム1に設けられた ウオッシャノズル10には、ウオッシャホース11を経由してウオッシャ液が供 給されることになるが、ウオッシャホース11の基端側は、ワイパ軸9の突出部 近傍で、かつワイパアーム1の揺動範囲を避けた位置に突設されるホース継手1 2に接続されると共に、ワイパ軸9の先端上方を経由してワイパアーム1に沿い 、さらにホース継手12の突出部、およびアーム揺動に伴って揺動するウオッシ ャホース11の基端部は、アームカバー13によって覆蓋されることになる。従 って、ワイパアーム1にウオッシャノズル10を設けたものでありながら、従来 のようにウオッシャホース11の基端側がワイパアーム1から露出することがな く、この結果、外観を極めて良好にすることができる許りか、車体清掃時等にお いてウオッシャホース11を引っ掛けて損傷を招く様な不都合も確実に防止する ことができる。
【0009】 しかも、本考案が実施されたものでは、ウオッシャホース11の基端が、ワイ パ軸9の突出部近傍位置で、かつアーム揺動角の二等分線上に略位置するよう設 定されているため、ワイパアーム1が払拭揺動したときに、ウオッシャホース1 1はその略半分の角度だけ揺動すればよいことになって、従来の様に大きく屈曲 させることなく、湾曲させる程度の撓み変形でよく、このため、ワイパアーム1 の払拭揺動に伴ってウオッシャホース11が折れてウオッシャ液供給不能に陥る ような不具合を回避できて信頼性の向上が計れる。
【0010】 さらに、ウオッシャホース11の基端部およびホース継手12の突出部は、殊 更専用に設けられるカバー体ではなく、サポート6のワイパ軸連結部を覆蓋する ためのアームカバー13を利用して覆蓋されるため、部品点数を増加させたり、 構造の複雑化を招来することがなく都合が良い。
【0011】 また、実施例においては、ホース継手の突出位置を、アーム揺動角の二等分線 上に設定したため、ウオッシャホース11の撓み揺動量を最小に抑えることがで き、もってウオッシャホース11の耐久性を向上させることができる。
【0012】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、窓面に向けて ウオッシャ液を吐出するウオッシャノズルをワイパアームに設けたものでありな がら、該ウオッシャノズルにウオッシャ液を供給するためのウオッシャホースは 、ワイパ軸の上方を経由し、車体のワイパ軸突出近傍位置でかつワイパアーム揺 動角の略二等分線上の位置で支持されることになって、ワイパアームが払拭揺動 したときに、ウオッシャホースはその略半分の角度だけ揺動すればよい。この結 果、ウオッシャホースは、従来の様に大きく屈曲させる必要がなく湾曲させる程 度の撓み変形でよいものとなって、ワイパアームの払拭揺動に伴ってウオッシャ ホースが折れてウオッシャ液供給不能に陥るような不具合を回避できて信頼性の 向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパアームの平面図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】作用を示す同上要部拡大平面図である。
【図4】従来例を示すワイパアームの平面図である。
1 ワイパアーム 6 サポート 9 ワイパ軸 10 ウオッシャノズル 11 ウオッシャホース 13 アームカバー
Claims (1)
- 【請求項1】 車体から突出するワイパ軸に対して基端
部が一体的に連結されるワイパアームに、窓面に向けて
ウオッシャ液を吐出するためのウオッシャノズルを設け
てなるワイパアームにおいて、前記ウオッシャノズルに
ウオッシャ液を供給するためのウオッシャホースは、ウ
オッシャノズルに一端が接続されたものがワイパ軸上方
を経由し、車体のワイパ軸突出近傍位置でかつワイパア
ーム揺動角の略二等分線上の位置に支持されていること
を特徴とするワイパアームにおけるウオッシャホースの
配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50296U JPH081166U (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ワイパアームにおけるウオッシャホースの配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50296U JPH081166U (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ワイパアームにおけるウオッシャホースの配設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081166U true JPH081166U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11475544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50296U Pending JPH081166U (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ワイパアームにおけるウオッシャホースの配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081166U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016165941A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | アスモ株式会社 | 車両用ワイパ |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP50296U patent/JPH081166U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016165941A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | アスモ株式会社 | 車両用ワイパ |
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