JPH0811591A - 自動変速機付き車両の燃料供給制御装置 - Google Patents

自動変速機付き車両の燃料供給制御装置

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JPH0811591A
JPH0811591A JP6167457A JP16745794A JPH0811591A JP H0811591 A JPH0811591 A JP H0811591A JP 6167457 A JP6167457 A JP 6167457A JP 16745794 A JP16745794 A JP 16745794A JP H0811591 A JPH0811591 A JP H0811591A
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engine
automatic transmission
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fuel
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Atsushi Tabata
淳 田端
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フューエルカットをエンジンの動作に異常を
生じさせない範囲で可及的に長時間行って燃費を向上さ
せる。 【構成】 車速に相当するパラメータを含む複数のパラ
メータに基づいて変速が実行される自動変速機1がエン
ジン2に連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
囲にある時にエンジン2への燃料の供給を停止する燃料
供給制御装置であって、燃料の供給を再開するための復
帰回転数の近傍での自動変速機1のダウンシフトを実行
した場合のエンジン回転数を予測するエンジン回転数予
測手段3と、その予測されたエンジン回転数が前記復帰
回転数より高回転数の場合に燃料の供給の停止を継続さ
せる燃料カット継続手段4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機を連結し
てあるエンジンに対する燃料の供給を制御するための装
置に関し、特に燃費を向上させるために減速中に燃料の
供給を停止する制御を行うための制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のいわゆるフューエルカット制御
は、走行性能や乗心地を損なわない範囲でエンジンに対
する燃料の供給を可及的に少なくして燃費を向上させる
制御であり、一般には、エンジンがアイドリング状態に
ある減速中にエンジン回転数が予め定めた範囲に入るこ
とにより、燃料の供給を停止している。具体的には、走
行中にスロットルバルブが閉じられてエンジン回転数が
次第に低下し、前記範囲の上限を規定しているフューエ
ルカット回転数以下になると燃料の供給を停止する。ま
たエンジン回転数が更に低下して前記範囲の下限を規定
している復帰回転数に達すると燃料の供給を再開する。
なお、この復帰回転数はエンジンストールを生じさせ
ず、また安定した回転を維持する回転数に設定されてい
る。
【0003】このようにフューエルカット制御は、基本
的には、エンジン回転数に基づいて実行され、これに対
してエンジン回転数はたとえ減速中であっても直線的に
低下する訳ではないのであり、したがってエンジン回転
数がフューエルカット領域にあるにも拘らず、燃料の供
給が再開されてしまうことがある。すなわちコースト状
態で減速することにより車速がある程度の低車速になる
とダウンシフトを実行し、その際にエンジンにコースト
トルクが一時的に作用しなくなってエンジン回転数が低
下するが、その低下したエンジン回転数が復帰回転数を
下回ると、燃料の供給が再開されてしまい、その後にダ
ウンシフトの終了によってエンジン回転数がフューエル
カット領域まで増大しても燃料の供給を停止できなくな
る。
【0004】このような不都合を解消するために、特開
平3−182658号公報に記載された発明では、フュ
ーエルカット中にダウンシフトを行う場合には、その変
速が完了するまで復帰回転数を低下させることとしてい
る。このような制御を行えば、変速中にエンジン回転数
が低下しても復帰回転数を下回ることがないので、変速
中の過渡状態によって燃料の供給が再開されてしまうこ
とを防止することができる。
【0005】前述したように復帰回転数は、エンジンス
トールや不安定な回転などを防止するために設定してあ
るが、そのようなエンジンの不安定状態は人為的にダウ
ンシフトしてエンジン回転数を増大させれば解消するこ
とができる。そこで例えば特開平5−59982号公報
に記載されている発明では、自動変速機モードと手動変
速モードとを選択可能な自動変速機を搭載した車両にお
いて、手動変速モードでは、ダウンシフトを運転者の判
断で任意に実行できるので、エンジンへの燃料の供給を
再開する復帰回転数を、自動変速モードが設定されてい
るときよりも低車速に設定するように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平3−1
82658号公報に記載された発明は、エンジン回転数
の一時的な低下により燃料の供給が再開されてしまうこ
と、換言すれば、フューエルカット制御が中断されてし
まうことを防止するものである。しかしながらフューエ
ルカット制御が中断されてしまう要因あるいは実質的な
フューエルカット領域を狭めてしまう要因は、変速時の
一時的なエンジン回転数の低下だけではないのであり、
フューエルカットによる燃費の向上には未だ改善するべ
き余地が多分にあった。
【0007】また特開平5−59982号公報に記載さ
れている発明では、手動でダウンシフトすることにより
エンジン回転数を上げてエンジンの不安定な回転を防止
できるから、フューエルカット領域を低回転側に拡大で
きるが、その反面、エンジンの不安定な回転の多発によ
る走行フィーリングの悪化や、ダウンシフトの実行をエ
ンジンの不安定回転によって強要することになるため、
この点でも走行フィーリングが悪化するなどの不都合が
あった。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、乗心地や走行フィーリングを損なうことなく
燃費を向上させることのできる燃料供給制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図1ないし図6に示す構成としたこ
とを特徴とするものである。すなわち請求項1に記載し
た発明は、図1に示すように、車速に相当するパラメー
タを含む複数のパラメータに基づいて変速が実行される
自動変速機1がエンジン2に連結され、減速中のエンジ
ン回転数が所定の範囲にある時にエンジン2への燃料の
供給を停止する自動変速機付き車両の燃料供給制御装置
であって、燃料の供給を再開するための復帰回転数の近
傍での前記自動変速機1のダウンシフトを実行した場合
のエンジン回転数を予測するエンジン回転数予測手段3
と、その予測されたエンジン回転数が前記復帰回転数よ
り高回転数の場合に燃料の供給の停止を継続させる燃料
カット継続手段4とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0010】また請求項2に記載した発明は、図2に示
すように、車速に相当するパラメータを含む複数のパラ
メータに基づいて変速が実行される自動変速機1がエン
ジン2に連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
囲にある時にエンジン2への燃料の供給を停止する自動
変速機付き車両の燃料供給制御装置であって、燃料の供
給を停止している時のエンジン回転数の変化率を検出す
る回転数変化率検出手段5と、検出されたエンジン回転
数の変化率に応じて前記自動変速機1でのダウンシフト
を実行する車速を高車速側に設定するダウンシフト車速
変更手段6とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項3に記載した発明は、図3に示すよ
うに、車速に相当するパラメータを含む複数のパラメー
タに基づいて変速が実行される自動変速機1がエンジン
2に連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範囲に
ある時にエンジン2への燃料の供給を停止する自動変速
機付き車両の燃料供給制御装置であって、減速中の燃料
供給停止制御の実行・未実行を検出する燃料供給停止検
出手段7と、減速中に燃料供給停止制御の実行されてい
ることが検出された場合にその減速により生じさせる前
記自動変速機のダウンシフトの車速を燃料供給停止制御
の未実行が検出された場合より高車速に設定するダウン
シフト車速変更手段8とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0012】請求項4に記載した発明は、図4に示すよ
うに、車速に相当するパラメータを含む複数のパラメー
タに基づいて変速が実行される自動変速機1がエンジン
2に連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範囲に
ある時にエンジン2への燃料の供給を停止する自動変速
機付き車両の燃料供給制御装置において、エンジン回転
数が前記範囲内にありかつ燃料の供給停止制御が実行さ
れていないことを検出する燃料供給停止未実行検出手段
9と、ダウンシフトを実行することによるエンジン回転
数を予測するエンジン回転数予測手段10と、予測され
たエンジン回転数が前記範囲の上限を規定するエンジン
回転数より高回転数である場合に前記ダウンシフトを実
行させるダウンシフト指示手段11とを備えていること
を特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載した発明は、図5に示すよ
うに、車速に相当するパラメータを含む複数のパラメー
タに基づいた自動変速と手動操作に基づく手動変速とが
可能な自動変速機1がエンジン2に連結され、減速中の
エンジン回転数が所定の範囲にある時にエンジン2への
燃料の供給を停止する自動変速機付き車両の燃料供給制
御装置であって、前記自動変速機1で設定されている変
速モードが自動変速か手動変速かを検出する変速モード
検出手段12と、検出された変速モードが手動変速であ
る場合に前記範囲の下限を規定するエンジン回転数を、
自動変速が検出された場合より高回転数に設定する復帰
回転数設定手段13とを備えていることを特徴とするも
のである。
【0014】そして請求項6に記載した発明は、図6に
示すように、車速に相当するパラメータを含む複数のパ
ラメータに基づいて変速が実行される自動変速機1がエ
ンジン2に連結され、減速中のエンジン回転数が所定の
範囲にある時にエンジン2への燃料の供給を停止する自
動変速機付き車両の燃料供給制御装置において、前記自
動変速機1の動作状態を正確には検出できない異常の発
生を検出するフェイル検出手段14と、前記異常が検出
された場合に前記範囲の下限を規定するエンジン回転数
を、異常が検出されない場合の回転数より高回転数に設
定する復帰回転数設定手段15とを備えていることを特
徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載した発明では、減速中にエンジ
ン回転数が次第に低下して前記所定の範囲に入ると、エ
ンジン2に対する燃料の供給が停止される。エンジン回
転数が更に低下して、前記範囲の下限を規定する復帰回
転数に近付くと、その時点の変速段からのダウンシフト
によって設定される変速段でのエンジン回転数をエンジ
ン回転数予測手段3が予測する。そしてその予測された
エンジン回転数が燃料の供給を再開する復帰回転数より
高回転数であれば、燃料カット継続手段4が燃料の供給
停止を継続させる。すなわちエンジン回転数の低下を伴
って減速され、その結果、ダウンシフトが生じるのであ
れば、その過程で一時的にエンジン回転数が復帰回転数
より低回転数になることがあっても、燃料の供給停止を
継続し、燃費を向上させる。
【0016】また請求項2に記載した発明では、回転数
変化率検出手段5で検出されたエンジン回転数の変化率
が大きいほど、ダウンシフトを生じさせる車速がダウン
シフト車速変更手段6によって高車速に設定される。し
たがって急激に減速されてエンジン回転数が急激に低下
すると、ゆっくり低下する場合よりも、ダウンシフト車
速が高車速に設定される。そのため制御の応答遅れなど
によって燃料の供給が再開されてしまうことがなく、ま
た反対にエンジン回転数の低下が緩慢な場合には、車速
が充分低下してからダウンシフトが生じるので、ショッ
クを回避することができる。
【0017】請求項3に記載した発明では、減速中での
燃料の供給停止制御が実行されていることを燃料供給停
止検出手段7が検出すると、ダウンシフト車速変更手段
8がダウンシフトすべきことを判断する車速を、燃料供
給停止制御の未実行の場合より高車速に設定する。した
がって燃料の供給停止制御が実行されていれば、ダウン
シフトを早めに実行してエンジン回転数を高くすること
になるから、燃料の供給停止を継続して燃費を向上させ
ることができ、また反対に減速中に燃料の供給が継続し
て行われていた場合には、車速が充分低下するまでダウ
ンシフトを遅らせるので、ショックを未然に防止するこ
とができる。
【0018】さらに請求項4に記載した発明では、減速
中のエンジン回転数がフューエルカット回転数と復帰回
転数とで規定される範囲に入っているにも拘らず燃料の
供給停止が制御が実行されていない場合、これを燃料供
給停止未実行検出手段9が検出する。その場合、その時
点でダウンシフトを実行することによるエンジン回転数
をエンジン回転数予測手段10が予測し、その予測され
たエンジン回転数が前記範囲の上限を規定するエンジン
回転数すなわちフューエルカット回転数より高回転数で
あれば、ダウンシフト指示手段11がダウンシフトを指
示する。したがってダウンシフトによってエンジン回転
数がフューエルカット回転数以上に一時的に増大し、そ
の後の減速に伴ってエンジン回転数が低下するので、エ
ンジン回転数がフューエルカット回転数を横切って低下
し、その結果、燃料の供給停止制御が実行される。した
がって燃料の供給を停止する時間が長くなるので、燃費
を向上させることができる。
【0019】また請求項5に記載した発明では、手動操
作に基づいて変速が実行される変速モードが変速モード
検出手段12によって検出されると、復帰回転数設定手
段13によって復帰回転数が自動変速モードの場合より
高車速に設定される。すなわち手動変速モードでは、エ
ンジン回転数がかなり低下するまでダウンシフト操作が
行われないことがあるが、そのような場合であっても復
帰回転数が高回転数に設定されているために燃料の供給
が既に再開されており、したがってエンジン回転が不安
定になるなど、乗心地や走行フィーリングが悪化するな
どのことが防止される。
【0020】そして請求項6に記載した発明では、自動
変速機1の動作状態を正確には検出できない異常、例え
ばセンサやデータ通信の異常などが生じると、これをフ
ェイル検出手段14が検出し、それに伴って復帰回転数
設定手段15が、燃料の供給を再開するエンジン回転数
すなわち復帰回転数を高回転数に設定する。すなわち自
動変速機1においてダウンシフトが実行されるか否かな
どの状況を電気的に知り得ない場合には、燃料の供給が
早めに再開されるから、エンジン2の回転が不安定にな
るなどのことを未然に防止して走行フィーリングを良好
な状態に維持できる。
【0021】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。図7はこの発明の一実施例を示す全体的な制御
系統図であって、自動変速機Aを連結してあるエンジン
Eは、その吸気管路20にメインスロットルバルブ21
とその上流側に位置するサブスロットルバルブ22とを
有している。そのメインスロットルバルブ21はアクセ
ルペダル23に連結されていて、アクセルペダル23の
踏み込み量に応じて開閉される。またサブスロットルバ
ルブ22は、モータ24によって開閉されるようになっ
ている。このサブスロットルバルブ22の開度を調整す
るためにモータ24を制御し、またエンジンEの燃料噴
射量および燃料の供給・停止ならびに点火時期などを制
御するためのエンジン用電子制御装置(E−ECU)2
5が設けられている。この電子制御装置25は、中央演
算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、RO
M)ならびに入出力インターフェースを主体とするもの
であって、この電子制御装置25には、制御のためのデ
ータとして、エンジン(E/G)回転数Ne 、吸入空気
量Q、吸入空気温度、スロットル開度、車速、エンジン
水温、ブレーキスイッチからの信号などの各種の信号が
入力されている。
【0022】自動変速機Aは、油圧制御装置26によっ
て変速およびロックアップクラッチならびにライン圧が
制御される。その油圧制御装置26は、電気的に制御さ
れるように構成されており、また変速を実行するための
第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3
、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノ
イドバルブS4 、ライン圧を制御するためのリニアソレ
ノイドバルブSLT、アキュームレータ背圧を制御するた
めのリニアソレノイドバルブSLN、ロックアップクラッ
チを制御するためのリニアソレノイドバルブSLUが設け
られている。
【0023】これらのソレノイドバルブに信号を出力し
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)27
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置27
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものである。この電子制御装置27には、制御のた
めのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバドライブ
スイッチからの信号、エンジンEがアイドリング状態の
時にON動作するアイドルスイッチからの信号、自動変
速機Aが手動変速モードで変速操作されている場合に信
号を出力するホールドスイッチからの信号などが入力さ
れている。
【0024】またこの自動変速機用電子制御装置27と
エンジン用電子制御装置25とは、相互にデータ通信可
能に接続されており、エンジン用電子制御装置25から
自動変速機用電子制御装置27に対しては、1回転当た
りの吸入空気量(Q/Ne )などの信号が送信され、ま
た自動変速機用電子制御装置27からエンジン用電子制
御装置25に対しては、各ソレノイドバルブに対する指
示信号と同等の信号および変速段を指示する信号などが
送信されている。
【0025】すなわち自動変速機用電子制御装置27
は、入力されたデータに基づいて変速段やロックアップ
クラッチのON/OFF、あるいはライン圧の調圧レベ
ルなどを判断し、その判断結果に基づいて所定のソレノ
イドバルブに指示信号を出力し、さらにフェイルの判断
やそれに基づく制御を行うようになっている。またエン
ジン用電子制御装置25は、入力されたデータに基づい
て燃料噴射量や点火時期あるいはサブスロットルバルブ
22の開度などを制御することに加え、自動変速機Aで
の変速時に燃料噴射量を削減し、あるいは点火時期を変
え、もしくはサブスロットルバルブ22の開度を絞るこ
とにより、出力トルクを一時的に低下させ、さらに減速
中に燃料の供給を停止するようになっている。
【0026】図8は、前記自動変速機Aを、変速モード
として自動変速モードと手動変速モードとを選択可能な
構成とした場合のシフト装置の一例を示す図であり、シ
フトレバー28をガイドする溝として直線状のI溝29
と、そのI溝29の一端部を中心にしたH溝30とが形
成されており、I溝29内の所定の位置にシフトレバー
28を移動させることにより、自動変速モードでの各走
行レンジが設定されるようになっている。またH溝30
の4つの頂点部分にホールドスイッチ31a,31b,
31c,31dが設けられており、そのいずれかがシフ
トレバー28によってON動作させられることにより、
手動変速モードに設定され、かつON動作させられたホ
ールドスイッチに対応する変速段に変速されるようにな
っている。図8に示す例では、4つのホールドスイッチ
31a,31b,31c,31dが、ここに挙げた順に
第2速から第4速にそれぞれ対応している。
【0027】上記のエンジン用電子制御装置25は、エ
ンジンEがアイドリング状態にあるときのエンジン回転
数Ne が所定の範囲に入っていれば、燃料の供給を停止
(フューエルカット)するように構成されている。これ
を図示すれば、図9のフューエルカット回転数Nebと復
帰回転数Nest (<Neb)との間がフューエルカット領
域であり、減速中にエンジン回転数Ne が矢印を付した
直線で示すように低下してフューエルカット領域に入る
ことにより、エンジンEに対する燃料の供給が停止され
る。そして上記の各電子制御装置25,27は、フュー
エルカット中にエンジン回転数Ne が復帰回転数に近付
くと、以下のように制御してフューエルカットを継続す
る。
【0028】図10はその制御ルーチンを示すフローチ
ャートであって、先ず前述したアイドルスイッチがON
(アイドルオン)になっているか否かを判断し(ステッ
プ1)、OFFであれば特に制御を行うことなくリター
ンし、またONになっていれば、燃料の供給を停止して
いるか否か、すなわちフューエルカット中か否かを判断
する(ステップ2)。エンジンEに対する燃料の供給を
行っていれば、特に制御を行うことなくリターンし、ま
たフューエルカット中であれば、その時点のエンジン回
転数Ng が予め定めた所定の基準回転数Nestp以下(N
estp≧Ng )か否かを判断する(ステップ3)。この基
準回転数Nestpは、フューエルカット領域の下限を規定
している復帰回転数Nest より僅か大きい値の回転数で
あり、したがってステップ3の判断は、エンジン回転数
が復帰回転数Nest に近付いたか否かの判断である。
【0029】現状のエンジン回転数Ng が前記基準回転
数Nestpより高回転数であれば、特に制御を行うことな
くリターンし、また基準回転数Nestp以下であれば、ダ
ウンシフトの有無を判断する(ステップ4)。自動変速
機Aのダウンシフト点は、スロットル開度と車速あるい
はこれらに準ずる走行状態値をパラメータによってマッ
プとして保持されているので、車速およびその低下の度
合いならびにスロットル開度とマップとに基づいて、ダ
ウンシフトするべきことの判断が成立したか否か、ある
いは極めて短時間内にダウンシフトの判断が成立するか
否かを判断する。なお、そのダウンシフトによって設定
される変速段は、エンジンブレーキの効く変速段であ
る。
【0030】そのダウンシフトの判断が成立した場合に
は、そのダウンシフトを実行した場合に増大するエンジ
ン回転数NeMをその時点のエンジン回転数Ng に加え
て、ダウンシフトを実行した後のエンジン回転数NeTを
算出(予測)する(ステップ5)。そしてその予測され
たエンジン回転数NeTが復帰回転数Nest 以下か否かを
判断し(ステップ6)、復帰回転数Nest を越えていれ
ば、特に制御を行うことなくリターンして燃料の供給停
止(フューエルカット)を継続する。また反対に予測し
たエンジン回転数NeTが復帰回転数Nest 以下であれ
ば、フューエルカットを中止(ステップ7)し、燃料の
供給を再開する。すなわち減速に伴ってダウンシフトが
生じると同時にエンジン回転数Ne がフューエルカット
領域に入ったままとなることが予測される場合には、エ
ンジン回転数Ne が復帰回転数Nestを下回ることの有
無に拘らずフューエルカットを継続する。これを図で示
せば、図9のとおりであり、したがってエンジン回転数
Ne の低下によって燃料の供給が再開され、その後のダ
ウンシフトによってエンジン回転数Ne がフューエルカ
ット領域に入っても燃料の供給が継続されるなどの事態
を未然に防止し、フューエルカット時間を可及的に長く
して燃費を向上させることができる。なお、図9に示す
ように実際のエンジン回転数Ng が復帰回転数Nest を
一時的に下回ることもあるが、復帰回転数Nest は通常
ある程度の余裕率をもって設定されているので、エンジ
ンEの回転が不安定になるので、ドライバビリティが悪
化するなどのおそれはない。
【0031】また一方、ステップ4でダウンシフトの判
断が成立しなかった場合に、その時点のエンジン回転数
Ng が復帰回転数Nest 以下か否かを判断し(ステップ
8)、復帰回転数Nest 以下となればフューエルカット
を中止(ステップ7)して燃料の供給を再開し、また反
対に復帰回転数Nest 以下とならなければ、そのままリ
ータンしてフューエルカットを継続する。これは通常の
燃料供給停止制御と同じである。
【0032】ところで燃料供給の再開やダウンシフトの
判断あるいはその実行などの制御には、不可避的な制御
遅れがあり、そこで通常は、前記復帰回転数をある程度
の余裕率をもって設定し、すなわち理論値もしくは理想
値より若干高車速側に設定している。その結果、エンジ
ン回転数Ne が急速に低下する場合であっても、エンジ
ンEの回転が不安定になるなどの不都合を生じることな
く燃料の供給を再開することができる。その反面、エン
ジン回転数Ne の低下が緩慢であって上記のような不都
合が生じるおそれがない場合であっても、燃料の供給の
再開を早めに行うことなり、この点で燃費の改善効果が
阻害されることになっている。このような不都合を解消
するために、この発明の制御装置は以下のような制御を
行う。
【0033】図11はその制御ルーチンの一例を示すフ
ローチャートであり、アイドルオンか否か(ステップ1
0)およびフューエルカット中か否か(ステップ11)
ならびに現状のエンジン回転数Ng が復帰回転数Nest
より若干高車速側に設定した基準値Nestp以下か否か
(ステップ12)の各判断を、図10に示す前記の制御
例と同様に行う。そして現状のエンジン回転数Ng が前
記基準値Nestp以下なった場合、すなわちエンジン回転
数Ng が復帰回転数Nest に近付いた場合には、エンジ
ン回転数Ne の変化率(減少率)ΔNe が予め定めた所
定の値α以上か否かを判断する(ステップ13)。
【0034】その変化率ΔNe が前記値α以上であれ
ば、エンジン回転数Ne が急速に低下し、減速開始後の
早い時点(例えば図12のt1 時点)に復帰回転数Nes
t に到達することになり、したがってこの場合はダウン
シフトの変速点ND を所定の値N1 だけ高車速側(ND
=ND +N1 )に設定する(ステップ14)。そして車
速No が変速点ND 以下か否かを判断し(ステップ1
5)、変速点ND 以下であればダウンシフトを実行し
(ステップ16)、変速点ND より高車速であれば、リ
ターンする。
【0035】また一方、エンジン回転数の変化率ΔNe
が前記値αより小さければ、前記値αより小さい値β
(<α)以上か否かを判断する(ステップ17)。エン
ジン回転数変化率ΔNe がこの値β以上であれば、エン
ジン回転数Ne が幾分急速に低下し、減速開始後の早い
時点(例えば図12のt2 時点)に復帰回転数Nest に
到達することになり、したがってこの場合はダウンシフ
トの変速点ND を所定の値N2 (<N1 )だけ高車速側
(ND =ND +N2 )に設定する(ステップ18)。ま
たエンジン回転数変化率ΔNe が前記の値βより小さけ
れば、ダウンシフト点を通常のままとする(ステップ1
9)。そして車速No が変速点ND 以下か否かを判断し
(ステップ15)、変速点ND 以下であればダウンシフ
トを実行し(ステップ16)、変速点ND より高車速で
あれば、リターンする。
【0036】したがって図11に示す制御を行えば、エ
ンジン回転数Ng が急速に低下する場合には、エンジン
回転数Ng が復帰回転数に近付いた後の早い時点でダウ
ンシフトが生じるため、たとえ制御の遅れがあってもエ
ンジン回転数Ng が一時的に復帰回転数Nest を下回っ
たり、それに伴って燃料の供給が再開されてしまったり
することを防止できる。しかもそのダウンシフトの実行
のタイミングはエンジン回転数Ng の減少率ΔNe に応
じて早められるから、通常の復帰回転数Nestを理論値
もしくは理想値に可及的に近付けることができ、換言す
れば、復帰回転数の余裕率を小さくしてフューエルカッ
ト領域を広くし、その結果、フューエルカット時間を長
くして燃費を向上させることができる。
【0037】なお、エンジン回転数減少率ΔNe が大き
い時には、ダウンシフトの制御遅れを解消するために、
そのダウンシフトを実行するべく係合する摩擦係合装置
の係合速度を、係合圧の増大になどによって速くしても
よい。
【0038】図13は燃費向上のためにフューエルカッ
トを可及的長い時間継続させるための他の制御ルーチン
を示すフローチャートである。この制御ルーチンでは、
先ずアイドルオンか否かを判断し(ステップ20)、ア
イドルオン状態であればフューエルカット中か否かを判
断する(ステップ21)。そしてフューエルカット中で
あれば、ダウンシフト点ND を所定の値Nc だけ高車速
側(ND =ND +Nc)に設定する(ステップ22)。
【0039】そして車速No がダウンシフト点ND 以下
か否かを判断し(ステップ23)、ダウンシフト点ND
以下であればダウンシフトを実行し(ステップ24)、
ダウンシフト点ND より高車速であれば、リターンす
る。
【0040】また一方、アイドルオンでない場合および
フューエルカットが実行されていない場合には、ダウン
シフト点ND の高車速側への変更を行わずに直ちに車速
Noがダウンシフト点ND 以下か否かの判断プロセス
(ステップ23)に進む。
【0041】したがって図13に示す制御例では、フュ
ーエルカットが実行されていれば、ダウンシフト点が高
車速側に変更されるので、エンジン回転数Ng が復帰回
転数Nest を下回る以前にダウンシフトに伴ってエンジ
ン回転数Ng が高められ、その結果、フューエルカット
の継続時間が長くなって燃費が向上する。これとは反対
にフューエルカットが実行されていなければ、ダウンシ
フト点が低車速に設定されるので、車速が充分低下した
時点でダウンシフトが実行され、その結果、変速ショッ
クが緩和されて乗心地が良好になる。
【0042】前述したようにフューエルカットは減速中
にエンジン回転数Ne がフューエルカット回転数Neb以
上から以下に変化することにより実行され、またエンジ
ン水温や油温が充分高くなってエンジンEが安定した回
転状態になって始めて実行される。したがってフューエ
ルカット制御が可能になった時点でのエンジン回転数が
既にフューエルカット領域に入っていれば、フューエル
カット回転数Nebを挟んだエンジン回転数の変化が生じ
ないので、フューエルカットが行われない。このような
不都合を解消するための制御例を以下に説明する。
【0043】図14において、先ずアイドルオンか否か
を判断し(ステップ30)、アイドルスイッチがOFF
になっていれば、特に制御を行うことなくこのルーチン
を抜け、またアイドルスイッチがONになっていれば、
フューエルカット制御が行われているか否かを判断する
(ステップ31)。既にフューエルカットが行われてい
ればリターンし、またフェーエルカットが行われていな
いければ、その時点でダウンシフトを行ったと仮定した
場合のエンジン回転数の増大量Nk をその時点のエンジ
ン回転数Ng に加えて、予想回転数Nekを求める(ステ
ップ32)。
【0044】そしてその予想回転数Nekがフューエルカ
ット回転数Neb以上か否かを判断し(ステップ33)、
フューエルカット回転数Neb以上であれば、ダウンシフ
トを実行し(ステップ34)、さらにフューエルカット
を実行する(ステップ35)。なお、予想回転数Nekが
フューエルカット回転数Nebより低回転数であれば、リ
ターンする。
【0045】したがってフューエルカットが実行されて
いない状態では、ダウンシフトによりエンジン回転数を
上げてフューエルカットを実行させることになるので、
燃料の供給停止時間が長くなって燃費を向上させること
ができる。
【0046】前述した自動変速機Aは、変速モードとし
て走行状態に基づいて変速が行われる自動変速モードと
運転者の手動操作に基づいて変速が実行される手動変速
モードとを選択可能であり、フューエルカットの制御
は、燃費の向上と走行フィーリングの維持とを両立させ
るために、自動変速モードと手動変速モードとでは異な
らせることが好ましい。図15はそのための制御ルーチ
ンの一例を示すフローチャートである。
【0047】この制御では、先ず、アイドルオンか否か
の判断(ステップ40)およびフューエルカット中か否
かの判断(ステップ41)を、例えば図10に示す制御
と同様にして行う。フューエルカット中であれば、手動
変速モードか否かを判断する(ステップ42)。これ
は、例えば図8に示すいずれかのホールドスイッチ31
a,31b,31c,31dがON動作させられて信号
を出力していることにより判断することができる。ある
いはこれに替えて、シフトレバー28に手動変速モード
と自動変速モードとの切り換えを行うスイッチを設けて
ある場合には、そのスイッチがON動作させられて信号
を出力していることにより判断することができる。
【0048】手動変速モードが設定されていると判断さ
れた場合には、復帰回転数Nest を手動変速モード用の
値Nestdに設定し(ステップ43)、また反対に自動変
速モードが設定されていると判断された場合には、復帰
回転数Nest を自動変速モード用の値Nesthに設定する
(ステップ44)。ここでNestd<Nesthの関係にあ
る。復帰回転数Nest をこのように設定した後に、現在
のエンジン回転数Ng が復帰回転数Nest 以下か否かを
判断し(ステップ45)、復帰回転数Nest 以下であれ
ば、フューエルカットを中止し(ステップ46)、また
エンジン回転数Ng がフューエルカット回転数Nest よ
り高回転であれば、フューエルカットを継続する(ステ
ップ47)。
【0049】したがってこの図15に示す制御によれ
ば、強制的にダウンシフトさせてエンジン回転数Ne を
増大させることのできない手動変速モードでは、復帰回
転数Nest が高車速側に設定されることになるので、燃
料供給の再開が遅れてエンジンEの回転が不安定になる
などのことを防止してドライバビリティの悪化を防止で
きる。また自動変速モードでは、強制的なダウンシフト
が可能であることにより、復帰回転数Nest をある程度
低車速に設定でき、それに伴いフューエルカット領域を
広くして燃費の向上効果を増大させることができる。
【0050】前述した図11に示す制御例は、エンジン
回転数Ng の減少率に応じてダウンシフト点を替えるこ
とにより、制御の応答遅れに起因するフューエルカット
の中止を防止するものであるが、これに替えて、復帰回
転数Nest をエンジン回転数Ng の減少率ΔNe に応じ
て設定することにより、制御の応答遅れに対処するよう
にしてもよい。図16はその制御ルーチンの一例を示す
フローチャートである。
【0051】この制御においてもアイドルオンか否か
(ステップ50)、フューエルカット中か否か(ステッ
プ51)、エンジン回転数Ng が復帰回転数近傍の値N
estp以上か否か(ステップ52)、エンジン回転数減少
率ΔNe が所定の基準値α以上か否か(ステップ5
3)、あるいは他の値β以上か否か(ステップ54)の
各判断を、図11に示す制御と同様に行う。
【0052】そしてエンジン回転数減少率ΔNe が前記
第1の基準値α以上であれば、復帰回転数Nest を最も
大きい値(高車速側の値)Nest1に設定し(ステップ5
5)、またエンジン回転数減少率ΔNe が第1の基準値
αより小さくかつ他の値β以上であれば、復帰回転数N
est を中程度の値Nest2(<Nest1)に設定し(ステッ
プ56)、さらにエンジン回転数減少率ΔNe が前記他
の値βより小さければ、復帰回転数を最も小さい値(低
車速側の値)Nest3(Nest2<Nest1)に設定する(ス
テップ57)。
【0053】そして実際のエンジン回転数Ng がこのよ
うにして設定した復帰回転数Nest以下か否かを判断し
(ステップ58)、復帰回転数Nest 以下であればフュ
ーエルカットを中止し、すなわち燃料の供給を再開する
(ステップ59)。またエンジン回転数Ng が復帰回転
数Nest より高回転数であれば、フューエルカットを継
続する(ステップ60)。
【0054】したがって図16に示す制御によれば、エ
ンジン回転数の減少率ΔNe が大きいほど、燃料の供給
を再開するエンジン回転数を高車速側に設定するから、
制御の遅れなどによってエンジン回転数が過剰に低回転
になるまで燃料の供給が停止されるなどの事態を未然に
防止できる。
【0055】なお、エンジン回転数の減少率ΔNe に応
じてダウンシフト点や復帰回転数を変える替わりに、エ
ンジン回転数減少率ΔNe が大きいほど、現状のエンジ
ン回転数Ng を大きい値に置換し、その置換されたエン
ジン回転数を復帰回転数と比較することによって、フュ
ーエルカットの中止もしくは継続の判断を行ってもよ
く、このような制御であっても図11もしくは図16に
示す制御と同様な効果を得ることができる。
【0056】上述した説明から明らかなようにフューエ
ルカットは、減速中に出力軸側から入力されるトルクに
よってエンジンEの回転が所定回転数以上に維持される
ことにより可能になるのであり、したがってフューエル
カットの可否には自動変速機Aの状態が大きく影響す
る。図17は自動変速機Aの状態に応じてフューエルカ
ットの制御を行う制御ルーチンの一例を示しており、先
ずドライブ(D)レンジが選択されているか否かを判断
し(ステップ70)、Dレンジ以外であれば、特に制御
を行うことなくこのルーチンから抜け、またDレンジが
選択されていれば、ステップ71ないしステップ74の
各条件を判断する。すなわち、これらの判断順序は特に
制限されるものではないが、スピードセンサや油温セン
サなどの各種のセンサが正常か否かの判断(ステップ7
1)、各電子制御装置25,27の間の通信が正常か否
か(ステップ72)、自動変速機Aのトルクコンバータ
に内蔵されているロックアップクラッチ(それぞれ図示
せず)の減速中のスリップ制御が油温が充分高いなどの
条件が満たされていることにより実行されているか否か
の判断(ステップ73)、トルコクンバータのタービン
の回転数Nt とエンジン回転数Ne との差が所定の値
(例えば50rpm )以下か否かの判断(ステップ74)
をそれぞれ行う。
【0057】これらの条件のいずれかが満たされていな
い場合、すなわちステップ71ないしステップ74のい
ずれかの判断結果が“ノー”となった場合には、フュー
エルカット領域として復帰回転数を若干高い回転数に設
定することにより範囲を狭くしたX領域を設定する(ス
テップ75)。また反対に全ての条件が満たされた場
合、すなわちステップ71ないしステップ74のいずれ
の判断結果も“イエス”であれば、フューエルカット領
域として復帰回転数を低回転数に設定した範囲を広くし
たY領域を設定する(ステップ76)。なお、これらの
領域X,Yを図18に示してある。
【0058】フューエルカット領域を上記のように設定
した後に、アクセル開度が全閉か否かを判断する(ステ
ップ77)。これはアイドルオンか否かの判断と同様で
あり、その判断結果が“ノー”であれば、フューエルカ
ットを中止する(ステップ78)。またアクセル全閉で
あれば、エンジン回転数Ng がフューエルカット領域
(XもしくはY)に入っているか否かを判断し(ステッ
プ79)、フューエルカット領域に入っていれば、フュ
ーエルカットを実行し(ステップ80)、入っていなけ
ればリターンする。
【0059】なお、エンジンEでの燃焼は温度がある程
度高い方が安定するから、フューエルカット領域はエン
ジン水温が高い領域で低回転数側に設定されているが、
上記のように復帰回転数を異ならせるのは、所定のエン
ジン水温TM1以上であることが好ましく、その例を図1
9に示してある。
【0060】したがって上記の制御によれば、センサの
異常や通信異常などのフェイルが生じて自動変速機Aの
動作状態に基づくフューエルカット制御を実行できない
場合には、復帰回転数Nebを高くするから、エンジンE
の回転が不安定になるなどの事態を未然に防止してドラ
イバビリティを良好に維持することができる。
【0061】ここで前記自動変速機Aの一例を図20に
示す。ここに示す構成では、前進5段・後進1段の変速
段を設定するように構成されている。すなわちここに示
す自動変速機Aは、トルクコンバータ100と、副変速
部101と、主変速部102とを備えている。そのトル
クコンバータ100は、ロックアップクラッチ103を
有しており、このロックアップクラッチ103は、ポン
プインペラ104に一体化させてあるフロントカバー1
05とタービンラナン106を一体に取付けた部材(ハ
ブ)107との間に設けられている。エンジンのクラン
クシャフト(それぞれ図示せず)はフロントカバー10
5に連結され、またタービンラナン106を連結してあ
る入力軸108は、副変速部101を構成するオーバド
ライブ用遊星歯車機構109のキャリヤ110に連結さ
れている。
【0062】この遊星歯車機構109におけるキャリヤ
110とサンギヤ111との間には、多板クラッチC0
と一方向クラッチF0 とが設けられている。なお、この
一方向クラッチF0 はサンギヤ111がキャリヤ110
に対して相対的に正回転(入力軸108の回転方向の回
転)する場合に係合するようになっている。またサンギ
ヤ111の回転を選択的に止める多板ブレーキB0 が設
けられている。そしてこの副変速部101の出力要素で
あるリングギヤ112が、主変速部102の入力要素で
ある中間軸113に接続されている。
【0063】したがって副変速部101は、多板クラッ
チC0 もしくは一方向クラッチF0が係合した状態では
遊星歯車機構109の全体が一体となって回転するた
め、中間軸113が入力軸108と同速度で回転し、低
速段となる。またブレーキB0を係合させてサンギヤ1
11の回転を止めた状態では、リングギヤ112が入力
軸108に対して増速されて正回転し、高速段となる。
【0064】他方、主変速部102は三組の遊星歯車機
構120,130,140を備えており、それらの回転
要素が以下のように連結されている。すなわち第1遊星
歯車機構120のサンギヤ121と第2遊星歯車機構1
30のサンギヤ131とが互いに一体的に連結され、ま
た第1遊星歯車機構120のリングギヤ123と第2遊
星歯車機構130のキャリヤ132と第3遊星歯車機構
140のキャリヤ142との三者が連結され、かつその
キャリヤ142に出力軸150が連結されている。さら
に第2遊星歯車機構130のリングギヤ133が第3遊
星歯車機構140のサンギヤ141に連結されている。
【0065】この主変速部102の歯車列では後進段と
前進側の四つの変速段とを設定することができ、そのた
めのクラッチおよびブレーキが以下のように設けられて
いる。先ずクラッチについて述べると、互いに連結され
ている第2遊星歯車機構130のリングギヤ133およ
び第3遊星歯車機構140のサンギヤ141と中間軸1
13との間に第1クラッチC1 が設けられ、また互いに
連結された第1遊星歯車機構120のサンギヤ121お
よび第2遊星歯車機構130のサンギヤ131と中間軸
113との間に第2クラッチC2 が設けられている。
【0066】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構120および第2遊星歯車機構130のサンギヤ12
1,131の回転を止めるように配置されている。また
これらのサンギヤ121,131(すなわち共通サンギ
ヤ軸)とケーシング151との間には、第1一方向クラ
ッチF1 と多板ブレーキである第2ブレーキB2 とが直
列に配列されており、その第1一方向クラッチF1 はサ
ンギヤ121,131が逆回転(入力軸108の回転方
向とは反対方向の回転)しようとする際に係合するよう
になっている。多板ブレーキである第3ブレーキB3 は
第1遊星歯車機構120のキャリヤ122とケーシング
151との間に設けられている。そして第3遊星歯車機
構140のリングギヤ143の回転を止めるブレーキと
して多板ブレーキである第4ブレーキB4 と第2一方向
クラッチF2 とがケーシング151との間に並列に配置
されている。なお、この第2一方向クラッチF2 はリン
グギヤ143が逆回転しようとする際に係合するように
なっている。
【0067】上述した各変速部101,102の回転部
材のうち副変速部101のクラッチC0 の回転数を検出
するC0 センサ152と、出力軸150の回転数を検出
する車速センサ153とが設けられている。
【0068】上記の自動変速機Aでは、各クラッチやブ
レーキを図21の作動表に示すように係合・解放するこ
とにより前進5段・後進1段の変速段を設定することが
できる。なお、図21において○印は係合状態、●印は
エンジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のい
ずれでもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明では、エンジン回転数が復帰回転数の近傍まで低下
した時点で、ダウンシフトにより増大するエンジン回転
数がフューエルカット領域に入るようであれば、燃料の
供給停止制御を継続するので、エンジン回転数の一時的
な低下による燃料の供給の再開が生じず、したがって燃
料の供給停止時間を長くして燃費の向上を図ることがで
きる。
【0070】また請求項2に記載した発明では、エンジ
ン回転数が急激に減少する場合には、ダウンシフトを生
じさせる車速を高車速に設定することにより、ダウンシ
フトによりエンジン回転数を早めに増大させるので、制
御の遅れなどに起因する燃料供給の再開を防止して燃費
を向上させることができ、また併せて、エンジン回転数
の低下が緩慢な場合には、車速が充分低下してからダウ
ンシフトを生じさせるので、変速ショックを有効に防止
することができる。
【0071】請求項3に記載した発明では、フューエル
カットが行われている場合には、その制御が行われてい
ない場合に比較してダウンシフト車速が高車速側になる
ので、早めのダウンシフトによりエンジン回転数を高く
してフューエルカットを継続することができ、その結
果、フューエルカット時間が長くなって燃費が向上し、
またフューエルカットが行われていない場合には、ダウ
ンシフトの生じる車速が低車速に設定されるので、変速
ショックを良好にすることができる。
【0072】また請求項4に記載した発明では、フュー
エルカットが実行されない状態でフューエルカット領域
にあれば、ダウンシフトによるエンジン回転数の増大お
よびそれに伴うフューエルカットの可能性を判断してこ
れらの制御を実行するから、フューエルカットを行わな
い状態が継続することを有効に防止でき、その結果、フ
ューエルカットの時間が長くなって燃費の向上を図るこ
とができる。
【0073】さらに請求項5に記載した発明では、ダウ
ンシフトを強制的には実行することのできない手動変速
モードでは、復帰回転数を高車速側に設定するので、エ
ンジン回転数が過剰に低下するまでフューエルカットが
継続されるなどの事態を未然に防止し、乗心地や走行フ
ィーリングの悪化などを防止することができる。
【0074】そして請求項6に記載した発明では、自動
変速機の動作状態をフューエルカット制御に反映できな
い場合には、エンジン回転数がある程度高い時点でフュ
ーエルカットを中止して燃料の供給を再開するから、燃
料の供給の再開が遅れてエンジンの駆動状態が不安定に
なったり、それに伴って走行フィーリングや乗心地が悪
化するなどのことを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図2】請求項2に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図3】請求項3に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図4】請求項4に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図5】請求項5に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図6】請求項6に記載した発明を機能的手段で示すブ
ロック図である。
【図7】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
【図8】手動変速モードを選択可能な自動変速機におけ
るシフト装置の変速段位置を模式的に示す図である。
【図9】フューエルカット領域の一例をエンジン回転数
と車速とで示す線図である。
【図10】ダウンシフトを実行することによってフュー
エルカットを継続することが可能な場合のフューエルカ
ット継続制御の例を示すフローチャートである。
【図11】エンジン回転数減少率に応じてダウンシフト
点を変更する制御例を示すフローチャートである。
【図12】エンジン回転数減少率の相違に基づいて復帰
回転数への到達時間が相違することを説明するための線
図である。
【図13】フューエルカット中とフューエルカットを行
っていない時とでダウンシフト点を異ならせる制御の一
例を示すフローチャートである。
【図14】フューエルカットが行われていない場合にダ
ウンシフトによってエンジン回転数を上げてフューエル
カットを開始させる制御の一例を示すフローチャートで
ある。
【図15】自動変速モードと手動変速モードとでフュー
エルカット領域を異ならせる制御の一例を示すフローチ
ャートである。
【図16】エンジン回転数減少率の相違によって復帰回
転数を異ならせる制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図17】自動変速機の動作状態をフューエルカット制
御に反映できない場合にフューエルカット領域を変更す
る制御の一例を示すフローチャートである。
【図18】その二種類のフューエルカット領域の一例を
示す線図である。
【図19】フューエルカット領域がエンジン水温によっ
て異なっていることを説明するための線図である。
【図20】この発明で対象とする自動変速機の一例を示
すスケルトン図である。
【図21】その自動変速機における摩擦係合装置の係合
・解放の動作状態を示す図表である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 エンジン 3 エンジン回転数予測手段 4 燃料カット継続手段 5 回転数変化率検出手段 6 ダウンシフト車速変更手段 7 燃料供給停止検出手段 8 ダウンシフト車速変更手段 9 燃料供給停止未実行検出手段 10 エンジン回転数予測手段 11 ダウンシフト指示手段 12 変速モード検出手段 13 復帰回転数設定手段 14 フェイル検出手段 15 復帰回転数設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいて変速が実行される自動変速機がエ
    ンジンに連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
    囲にある時にエンジンへの燃料の供給を停止する自動変
    速機付き車両の燃料供給制御装置において、 燃料の供給を再開するための復帰回転数の近傍でダウン
    シフトを実行した場合のエンジン回転数を予測するエン
    ジン回転数予測手段と、その予測されたエンジン回転数
    が前記復帰回転数より高回転数の場合に燃料の供給の停
    止を継続させる燃料カット継続手段とを備えていること
    を特徴とする自動変速機付き車両の燃料供給制御装置。
  2. 【請求項2】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいて変速が実行される自動変速機がエ
    ンジンに連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
    囲にある時にエンジンへの燃料の供給を停止する自動変
    速機付き車両の燃料供給制御装置において、 燃料の供給を停止している時のエンジン回転数の変化率
    を検出する回転数変化率検出手段と、検出されたエンジ
    ン回転数の変化率に応じて前記自動変速機でのダウンシ
    フトを実行する車速を高車速側に設定するダウンシフト
    車速変更手段とを備えていることを特徴とする自動変速
    機付き車両の燃料供給制御装置。
  3. 【請求項3】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいて変速が実行される自動変速機がエ
    ンジンに連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
    囲にある時にエンジンへの燃料の供給を停止する自動変
    速機付き車両の燃料供給制御装置において、 減速中の燃料供給停止制御の実行・未実行を検出する燃
    料供給停止検出手段と、減速中に燃料供給停止制御の実
    行されていることが検出された場合にその減速により生
    じさせる前記自動変速機のダウンシフトの車速を燃料供
    給停止制御の未実行が検出された場合より高車速に設定
    するダウンシフト車速変更手段とを備えていることを特
    徴とする自動変速機付き車両の燃料供給制御装置。
  4. 【請求項4】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいて変速が実行される自動変速機がエ
    ンジンに連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
    囲にある時にエンジンへの燃料の供給を停止する自動変
    速機付き車両の燃料供給制御装置において、 エンジン回転数が前記範囲内にありかつ燃料の供給停止
    制御が実行されていないことを検出する燃料供給停止未
    実行検出手段と、ダウンシフトを実行することによるエ
    ンジン回転数を予測するエンジン回転数予測手段と、予
    測されたエンジン回転数が前記範囲の上限を規定するエ
    ンジン回転数より高回転数である場合に前記ダウンシフ
    トを実行させるダウンシフト指示手段とを備えているこ
    とを特徴とする自動変速機付き車両の燃料供給制御装
    置。
  5. 【請求項5】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいた自動変速と手動操作に基づく手動
    変速とが可能な自動変速機がエンジンに連結され、減速
    中のエンジン回転数が所定の範囲にある時にエンジンへ
    の燃料の供給を停止する自動変速機付き車両の燃料供給
    制御装置において、 前記自動変速機で設定されている変速モードが自動変速
    か手動変速かを検出する変速モード検出手段と、検出さ
    れた変速モードが手動変速である場合に前記範囲の下限
    を規定するエンジン回転数を、自動変速が検出された場
    合より高回転数に設定する復帰回転数設定手段とを備え
    ていることを特徴とする自動変速機付き車両の燃料供給
    制御装置。
  6. 【請求項6】 車速に相当するパラメータを含む複数の
    パラメータに基づいて変速が実行される自動変速機がエ
    ンジンに連結され、減速中のエンジン回転数が所定の範
    囲にある時にエンジンへの燃料の供給を停止する自動変
    速機付き車両の燃料供給制御装置において、 前記自動変速機の動作状態を正確には検出できない異常
    の発生を検出するフェイル検出手段と、前記異常が検出
    された場合に前記範囲の下限を規定するエンジン回転数
    を、異常が検出されない場合の回転数より高回転数に設
    定する復帰回転数設定手段とを備えていることを特徴と
    する自動変速機付き車両の燃料供給制御装置。
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