JPH08115577A - マルチピックアップの制御方法 - Google Patents

マルチピックアップの制御方法

Info

Publication number
JPH08115577A
JPH08115577A JP24974194A JP24974194A JPH08115577A JP H08115577 A JPH08115577 A JP H08115577A JP 24974194 A JP24974194 A JP 24974194A JP 24974194 A JP24974194 A JP 24974194A JP H08115577 A JPH08115577 A JP H08115577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup
pickups
seek
optical
control method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24974194A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Takagi
直之 高木
Shuichi Ichiura
秀一 市浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP24974194A priority Critical patent/JPH08115577A/ja
Publication of JPH08115577A publication Critical patent/JPH08115577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの高速読み取りが可能なこと。 【構成】 複数の光ピックアップ10A,10B,10
C,10Dに対して同時にシークアドレス指定を行い、
前記複数の光ピックアップ10A,10B,10C,1
0Dの何れかのシーク完了信号により、他の残りの複数
の光ピックアップ10B,10C,10Dに対して同時
に更新したシークアドレス指定を行い、以下、シーク完
了信号により順次特定しない光ピックアップに対して更
新したシークアドレス指定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザディスク(L
D)、コンパクトディスク(CD)等のディスク再生装
置におけるディスクからの読み取りを高速に行なうマル
チピックアップの制御方法に関するものである。特に、
ディスクから4倍速再生に耐えるマルチピックアップの
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光ヘッドの制御方法についての
従来例としては、特開平1−307933号公報に掲載
の技術がある。
【0003】この公報に掲載の技術は、光ピックアップ
が往復動される1本のフィード送軸に沿って光ピックア
ップの光軸を光ディスクの半径方向に移動させて、再生
を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報に
掲載の光ヘッドの制御方法は、フィード送軸に沿って往
復移動する光ピックアップを1本のフィード送軸を配設
して行うものであるから、その光ピックアップを高速移
動したとしても読取速度には限界があった。特に、高速
読み取りを行うには光ディスクの回転速度を高速化して
高速再生する必要があるが、特にディスクサーボや信号
処理回路を、高速再生に耐え得る様に変更することは容
易ではない。
【0005】そこで、本発明はこのような問題に関して
なされたものであり、光ディスクの高速読み取りが可能
なマルチピックアップの制御方法の提供を課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるマルチ
ピックアップの制御方法は、複数のピックアップによ
り、ディスクの情報読み取りを行うマルチピックアップ
の制御方法において、前記複数のピックアップの往復動
を放射状に行わせるものである。
【0007】請求項2にかかるマルチピックアップの制
御方法は、複数のピックアップにより、ディスクの情報
読み取りを行うマルチピックアップの制御方法におい
て、前記複数のピックアップに対して同時にシークアド
レス指定を行い、前記複数のピックアップの何れかのシ
ーク完了信号により、他の残りの複数のピックアップに
対して同時に更新したシークアドレス指定を行い、以
下、シーク完了信号により順次特定しないピックアップ
に対して更新したシークアドレス指定を行うものであ
る。
【0008】請求項3にかかるマルチピックアップの制
御方法は、複数のピックアップにより、ディスクの情報
読み取りを行うマルチピックアップの制御方法におい
て、前記複数のピックアップは、前記ディスクのトラッ
クの異なる再生範囲を再生するものである。
【0009】請求項4にかかるマルチピックアップの制
御方法は、前記範囲は固定間隔とするものである。
【0010】請求項5にかかるマルチピックアップの制
御方法は、前記範囲は連続するものである。
【0011】請求項6にかかるマルチピックアップの制
御方法は、前記複数のピックアップは、それぞれ独立し
たピックアップコントローラにより制御されるものであ
る。
【0012】請求項7にかかるマルチピックアップの制
御方法は、前記複数のピックアップは、4個としたもの
である。
【0013】
【作用】請求項1においては、複数のピックアップの往
復動を放射状に行わせ、ディスクの情報読み取りを行
う。
【0014】請求項2においては、複数のピックアップ
により、ディスクの情報読み取りを行うとき、まず、前
記複数のピックアップに対して同時にシークアドレス指
定を行い、前記複数のピックアップの何れかのシーク完
了信号により、他の残りの複数のピックアップに対して
同時に更新したシークアドレス指定を行い、以下、シー
ク完了信号により順次特定しないピックアップに対して
更新したシークアドレス指定を行い、順次、何れかのピ
ックアップに読み取りを行わせる。
【0015】請求項3においては、複数のピックアップ
をディスクのトラックの異なる再生範囲の再生とし、そ
れらの再生信号の合成により、高速読み出しが可能な処
理とする。
【0016】請求項4においては、請求項3に記載の範
囲は固定間隔であり、所定長の情報を既知とするもので
ある。
【0017】請求項5においては、請求項4に記載の範
囲は連続しているものとする。
【0018】請求項6においては、請求項3記載の複数
のピックアップは、それぞれ独立したピックアップコン
トローラにより制御され、各ピックアップの自由度を高
くした。
【0019】請求項7においては、請求項3記載の複数
のピックアップを4個としたもので、レイアウト及びそ
のバランスが確保容易としたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例のマルチピックアップ
の制御方法を図を用いて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例におけるマルチピ
ックアップの制御方法を説明する装置の一部の機械的構
造を示す要部正面図であり、図2は本発明の一実施例に
おけるマルチピックアップの制御方法を説明する装置の
一部の機械的構造を示す要部平面図である。
【0022】図1及び図2において、1は光ディスク2
0を回転させるディスク駆動モータであり、2は光ディ
スク20を載置して回転させるターンテーブルである。
また、3はターンテーブル2と共に光ディスク20を挾
持するクランパである。ディスク駆動モータ1は光ディ
スク再生装置を枠体を構成する構造体4に固着されてい
る。5,6は構造体4に固着されたフィード送軸7の取
付部で、構造体4に所定の間隔を離して立設されてい
る。この構造体4と取付部5及び取付部6は、アルミニ
ウム等のダイキャストで一体に成形される場合がある。
取付部5及び取付部6は、フィード送軸7の略両端を堅
固に固定する。このフィード送軸7はターンテーブル2
の上平面に対して平行に配設されている。
【0023】8はフィード送軸7に沿って往復移動する
ピックアップ基体である。このピックアップ基体8の貫
通孔には、2本のフィード送軸7が挿通されていて、ピ
ックアップ基体8が2本のフィード送軸7を摺動する構
成となっている。9はその中心軸に対して両側に所定の
角度θだけ傾けることができるチルトアクチュエータ
で、ピックアップ基体8に対して支軸9aによって軸支
されている。10はチルトアクチュエータ9に取付けら
れた光ピックアップであり、自動焦点位置決機構を内蔵
し光ディスクに形成された記録トラックを再生する。
【0024】また、11はピックアップ基体8の側面に
配設されたラックであり、12はフィードモータで、1
2aはフィードモータ12の回転軸に取付けられたピニ
オンである。このフィードモータ12は、その回転によ
ってピニオン12aを介してピックアップ基体8を移動
させ、光ピックアップ10が光ディスク20の所定のト
ラックから情報の読み取りを行う。
【0025】ここで、本実施例においては、図示しない
が、取付部5,6は互いに90度離れて取付部5A,5
B,5C,5D、6A,6B,6C,6Dの各4個から
なり、また、フィード送軸7についてもフィード送軸7
A,7B,7C,7Dからなり、同様に、ピックアップ
基体8はピックアップ基体8A,8B,8C,8D、チ
ルトアクチュエータ9はチルトアクチュエータ9A,9
B,9C,9D、光ピックアップ10は光ピックアップ
10A,10B,10C,10Dからなる。更に、ラッ
ク11はラック11A,11B,11C,11D、フィ
ードモータ12はフィードモータ12A,12B,12
C,12D、ピニオン12aはピニオン12aA,12
aB,12aC,12aDからなるものであるが、本実
施例において共通する説明においては、A,B,C,D
を符号を付さないで表現する。
【0026】図3は本発明の一実施例におけるマルチピ
ックアップの制御方法を説明する装置の光ピックアップ
のレイアウトを示す要部平面図であり、光ピックアップ
の配置を表現するものである。
【0027】光ピックアップ10A,10B,10C,
10Dは、90度間隔にターンテーブル2及びクランパ
3の中心から放射状に配設したフィード送軸7A,7
B,7C,7Dに各光ピックアップ10A,10B,1
0C,10Dがピックアップ基体8A,8B,8C,8
D及びチルトアクチュエータ9A,9B,9C,9Dを
介して配設されている。
【0028】図4は本発明の一実施例におけるマルチピ
ックアップの制御方法の構成を示すブロック図である。
【0029】図において、30は第1ピックアップコン
トローラ21、第2ピックアップコントローラ22、第
3ピックアップコントローラ23、第4ピックアップコ
ントローラ24を制御し、また、第1バッファメモリ3
1、第2バッファメモリ32、第3バッファメモリ3
3、第4バッファメモリ34を制御するシステムコント
ローラである。
【0030】第1ピックアップコントローラ21は光ピ
ックアップ10A、ピックアップ基体8A及びチルトア
クチュエータ9Aを制御する。第2ピックアップコント
ローラ22は光ピックアップ10B、ピックアップ基体
8B及びチルトアクチュエータ9Bを制御する。また、
第3ピックアップコントローラ23は光ピックアップ1
0C、ピックアップ基体8C及びチルトアクチュエータ
9Cを、そして、第4ピックアップコントローラ24は
光ピックアップ10D、ピックアップ基体8D及びチル
トアクチュエータ9Dを制御する。
【0031】25はメインメモリで、第1バッファメモ
リ31、第2バッファメモリ32、第3バッファメモリ
33、第4バッファメモリ34に格納された情報を、そ
のアドレスに従って格納し、必要に応じてそれを出力す
るものである。
【0032】図5は本発明の一実施例におけるマルチピ
ックアップの制御方法のシステムコントローラが行うフ
ローチャートで、図6は本発明の一実施例におけるマル
チピックアップの制御方法の各ピックアップコントロー
ラが行うフローチャートである。また、図7(a)は本
発明の一実施例におけるマルチピックアップの制御方法
で読み出すタイミングの説明図であり、(b)は各バッ
ファメモリの格納情報を時系列に並べ変えたタイミング
の説明図である。
【0033】図5のフローチャートはシステムコントロ
ーラ30がメインプログラムを実行中に、読み取りモー
ドが指定されるとコールされる。
【0034】まず、ステップS1で読み取り指定された
シークアドレスのシーク指令出力を発生させ、ステップ
S2でシークアドレスを指定する。そして、ステップS
3乃至ステップS6で第1ピックアップコントローラ2
1、第2ピックアップコントローラ22、第3ピックア
ップコントローラ23、第4ピックアップコントローラ
24からのシーク完了信号を待ち、何れかのピックアッ
プコントローラ21,22,23,24からシーク完了
の信号を受けると、ステップS7で当該シークアドレス
がシークアドレスの終了かを判定し、終了でないときに
は、ステップS8で次のシークアドレスを特定すべくシ
ークアドレスを一定量づつ更新し、ステップS2に戻
る。
【0035】そして、ステップS7で当該シークアドレ
スで終了であることを判定したとき、ステップS9でシ
ーク指令出力を消勢し、このルーチンを脱する。
【0036】また、各ピックアップコントローラは、次
のように制御される。このとき、図6に示す同一プログ
ラムの実行となる。
【0037】ステップS11でシークモードの設定を行
ない、ステップS12で再生アドレスとシークアドレス
の比較を行いステップS13で比較結果に基づいてシー
クアドレスに向けてピックアップ10が移動させ、ステ
ップS14で、設定されたシークアドレスに到達したか
を判定し、到達するまで、このステップS12及びステ
ップS13のルーチンを繰返し実行する。設定されたシ
ークアドレスに到達したとき、ステップS15でシーク
完了出力を発生させ、ステップS16で光ディスク20
から読み取りを行う再生モードの設定を行い、ステップ
S17で再生動作に入り、ステップS18で該当アドレ
スの読み取りが終了する再生終了位置に到達したことを
判定するまで、ステップS17及びステップS18のル
ーチンを繰返し実行し、ステップS18で再生終了位置
に到達したことが判定されると、ステップS19でシー
ク指令出力が消勢されているか判定し、シーク指令出力
が消勢されていないとき、シークアドレスの設定を更新
し、ステップS11からルーチンを繰返し実行する。
【0038】このシステムコントローラ30と第1ピッ
クアップコントローラ21、第2ピックアップコントロ
ーラ22、第3ピックアップコントローラ23、第4ピ
ックアップコントローラ24の動作を図示すると、次の
ようになる。
【0039】タイミングP1でシステムコントローラ3
0がシークアドレス指定を行ったとする。このシークア
ドレス指定により、第1ピックアップコントローラ2
1、第2ピックアップコントローラ22、第3ピックア
ップコントローラ23、第4ピックアップコントローラ
24は、同時にシークアドレスに各ピックアップ10を
移動させる。図7(a)では第1ピックアップコントロ
ーラ21が最初に到達し、シーク完了信号を出力したと
する。このとき、第1ピックアップコントローラ21は
直に再生範囲T1の再生に入る。
【0040】第2ピックアップコントローラ22、第3
ピックアップコントローラ23、第4ピックアップコン
トローラ24は、再度のタイミングP2のシークアドレ
ス指定により、第2ピックアップコントローラ22、第
3ピックアップコントローラ23、第4ピックアップコ
ントローラ24は、当該シークアドレスに各ピックアッ
プ10を移動させる。このとき、図7(a)では第2ピ
ックアップコントローラ22が最初に到達し、シーク完
了信号を出力し、第2ピックアップコントローラ22は
直に再生範囲T2の再生に入る。
【0041】また、残りの第3ピックアップコントロー
ラ23、第4ピックアップコントローラ24は、再度の
タイミングP3のシークアドレス指定により、第3ピッ
クアップコントローラ23、第4ピックアップコントロ
ーラ24は、当該シークアドレスに各ピックアップ10
を移動させる。このとき、図7(a)では第3ピックア
ップコントローラ23が最初に到達し、シーク完了信号
を出力し、第3ピックアップコントローラ23は直に再
生範囲T3の再生に入る。
【0042】そして、残りの第4ピックアップコントロ
ーラ24は、タイミングP4のシークアドレス指定によ
り、当該シークアドレスにピックアップ10Dを移動さ
せる。このとき、図7(a)では第4ピックアップコン
トローラ24が最初に到達し、シーク完了信号を出力
し、第4ピックアップコントローラ24は直に再生範囲
T4の再生に入る。
【0043】更に、タイミングP1のシークアドレス指
定された第1ピックアップコントローラ21が再生を終
了すると、次のタイミングP5のシークアドレス指定を
受け、以下、順次、シーク完了のピックアップコントロ
ーラ21,22,23,24が動作する。各再生出力
は、第1バッファメモリ31、第2バッファメモリ3
2、第3バッファメモリ33、第4バッファメモリ34
に格納される。
【0044】したがって、第1バッファメモリ31、第
2バッファメモリ32、第3バッファメモリ33、第4
バッファメモリ34に格納された再生情報を、アドレス
順に高速で読み出し、メインメモリ25に高速で格納す
れば、1個のピックアップで読み取りを行ったのと同様
に、図7(b)に示すように、シリアルな情報となる。
【0045】このように、本実施例のマルチピックアッ
プの制御方法によれば、複数の光ピックアップ10A,
10B,10C,10Dにより、光ディスク20の情報
読み取りを行うマルチピックアップの制御方法におい
て、前記複数の光ピックアップ10A,10B,10
C,10Dの往復動を放射状に行わせることにより、そ
の配設個数を、光ピックアップの配設できる個数が物理
的空間によって決定される最大数に設定できる。特に、
高速読み取りを行うためにフィード送軸7に沿って往復
移動する光ピックアップ10の移動速度の高速化を行う
必要性がなくなり、また、光ディスク20の回転速度の
高速化を行う必要性もなく、高速読み取りが可能とな
り、倍速読み取りに対しても対応できる。したがって、
2倍速、3倍速、4倍速等の倍速再生が容易に実施でき
る。
【0046】また、本実施例のマルチピックアップの制
御方法によれば、複数の光ピックアップ10A,10
B,10C,10Dにより、光ディスク20の情報読み
取りを行うマルチピックアップの制御方法において、前
記複数の光ピックアップ10A,10B,10C,10
Dに対してステップS2で同時にシークアドレス指定を
行い、ステップS3乃至ステップS6で判定される前記
複数の光ピックアップ10A,10B,10C,10D
の何れかのシーク完了信号により、他の残りの複数の光
ピックアップ10B,10C,10Dに対して同時にス
テップS8で更新したシークアドレス指定を行い、以
下、シーク完了信号により順次特定しない光ピックアッ
プに対して更新したシークアドレス指定を行うものであ
る。
【0047】したがって、光ピックアップ10A,10
B,10C,10Dの配設できる個数が物理的空間によ
って決定される最大数に設定しても、また、その応答性
に多少の乱れがあっても、効率の良い読み出しを行なう
ことができる。また、そのプログラム制御も光ピックア
ップ10A,10B,10C,10Dの配設できる個数
によって変化しないし、また、複数の光ピックアップ1
0A,10B,10C,10Dのうちの1台の光ピック
アップの故障があっても、他が機能するから、広範な用
途に使用できる効果がある。例えば、光ディスクの情報
の倍速読み取りにも対応できる。
【0048】特に、高速読み取りを行うためにフィード
送軸7に沿って往復移動する光ピックアップ10の移動
速度の高速化を行う必要性がなくなり、また、光ディス
ク20の回転速度の高速化を行う必要性もなく、高速読
み取りが可能となり、倍速読み取りに対しても対応でき
る。勿論、高速読み取りを行うためにフィード送軸7に
沿って往復移動する光ピックアップ10の移動速度の高
速化、光ディスク20の回転速度の高速化を行うことに
より、更に、高い高速読み取りが可能となる。
【0049】尚、本実施例では、各ピックアップの記録
トラック上の再生範囲は、始終端を一部重複させて、再
生情報の連続性を保証している。また本実施例では、シ
ークアドレスの更新量、即ち、1個のピックアップの再
生範囲を、固定値としているが、全体の再生範囲や、再
生半径情報等に応じて更新量を変更しても良い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1のマルチピック
アップの制御方法は、複数の光ピックアップにより、光
ディスクの情報読み取りを行うマルチピックアップの制
御方法において、前記複数の光ピックアップの往復動を
放射状に行わせるものである。
【0051】したがって、光ピックアップの配設できる
個数が物理的空間によって決定される最大数に設定でき
る。特に、高速読み取りを行うために往復移動する光ピ
ックアップの移動速度の高速化を行う必要性がなくな
り、また、光ディスクの回転速度の高速化を行う必要性
もなく、高速読み取りが可能となり、倍速読み取りに対
しても対応できる。
【0052】また、請求項2のマルチピックアップの制
御方法は、複数の光ピックアップにより、光ディスクの
情報読み取りを行うマルチピックアップの制御方法にお
いて、前記複数の光ピックアップに対して同時にシーク
アドレス指定を行い、前記複数の光ピックアップの何れ
かのシーク完了信号により、他の残りの複数の光ピック
アップに対して同時に更新したシークアドレス指定を行
い、以下、シーク完了信号により順次特定しない光ピッ
クアップに対して更新したシークアドレス指定を行うも
のである。
【0053】したがって、光ピックアップの配設できる
個数が物理的空間によって決定される最大数に設定して
も、また、その応答性に多少の乱れがあっても、効率の
良い読み出しを行なうことができる。特に、高速読み取
りを行うためにフィード送軸に沿って往復移動する光ピ
ックアップの移動速度の高速化を行う必要性がなくな
り、また、光ディスクの回転速度の高速化を行う必要性
もなく、高速読み取りが可能となり、倍速読み取りに対
しても対応できる。そして、そのプログラム制御も光ピ
ックアップの配設できる個数によって変化しないし、更
に、1台の光ピックアップの故障があっても、他が機能
するから、広範な用途に使用できる効果がある。例え
ば、光ディスクの情報の倍速読み取りにも対応できる。
【0054】請求項3のマルチピックアップの制御方法
は、複数のピックアップをディスクのトラックの異なる
再生範囲の再生とし、それらの再生信号の合成により、
高速読み出し処理ができる。特に、高速読み取りを行う
ためにフィード送軸に沿って往復移動する光ピックアッ
プの移動速度の高速化を行う必要性がなくなり、また、
光ディスクの回転速度の高速化を行う必要性もなく、高
速読み取りが可能となり、倍速読み取りに対しても対応
できる。そして、そのプログラム制御も光ピックアップ
の配設できる個数によって変化しないし、更に、1台の
光ピックアップの故障があっても、他が機能するから、
広範な用途に使用できる効果がある。例えば、光ディス
クの情報の倍速読み取りにも対応できる。また、異なる
ピックアップで同一範囲を重複再生するものでないか
ら、無駄なく再生できる。
【0055】請求項4のマルチピックアップの制御方法
は、請求項3に記載の範囲を固定間隔であり、所定長の
情報を既知とするものであるから、複数のピックアップ
で読み取りを行った後の情報の合成が容易になり、ま
た、設計も容易になる。
【0056】請求項5のマルチピックアップの制御方法
は、請求項4に記載の範囲が連続しているものを対象と
したとき、複数のピックアップで読み取りを行った後の
情報の合成が容易になる。また、再生エリアが漏れなく
再生可能となる。
【0057】請求項6のマルチピックアップの制御方法
は、請求項3記載の複数のピックアップを、それぞれ独
立したピックアップコントローラにより制御するもので
あるから、各ピックアップの台数の変化及び特定のピッ
クアップコントローラの故障に対しても柔軟に対応でき
る。
【0058】請求項7のマルチピックアップの制御方法
は、請求項3記載の複数のピックアップを4個としたも
ので、レイアウト及びそのバランスが確保容易となり、
4倍速再生にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例におけるマルチピッ
クアップの制御方法を説明する装置の一部の機械的構造
を示す要部正面図である。
【図2】 図2は本発明の第一実施例におけるマルチピ
ックアップの制御方法を説明する装置の一部の機械的構
造を示す要部平面図である。
【図3】 図3は本発明の一実施例におけるマルチピッ
クアップの制御方法を説明する装置の光ピックアップの
レイアウトを示す要部平面図である。
【図4】 図4は本発明の一実施例におけるマルチピッ
クアップの制御方法の構成を示すブロック図である。
【図5】 図5は本発明の一実施例におけるマルチピッ
クアップの制御方法のシステムコントローラが行うフロ
ーチャートである。
【図6】 図6は本発明の一実施例におけるマルチピッ
クアップの制御方法の各ピックアップコントローラが行
うフローチャートである。
【図7】 図7(a)は本発明の一実施例におけるマル
チピックアップの制御方法で読み出すタイミングの説明
図であり、(b)は各バッファメモリの格納情報を時系
列に並べ変えたタイミングの説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク駆動モータ 2 ターンテーブル 7(7A,7B,7C,7D) フィード送軸 8(8A,8B,8C,8D) ピックアップ基体 9(9A,9B,9C,9D) チルトアクチュエ
ータ 10(10A,10B,10C,10D) 光ピッ
クアップ 11 ラック 12 フィードモータ 20 光ディスク 30 システムコントローラ 21 第1ピックアップコントローラ 22 第2ピックアップコントローラ 23 第3ピックアップコントローラ 24 第4ピックアップコントローラ 31 第1バッファメモリ 32 第2バッファメモリ 33 第3バッファメモリ 34 第4バッファメモリ 25 メインメモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピックアップにより、ディスクの
    情報読み取りを行うマルチピックアップの制御方法にお
    いて、 前記複数のピックアップの往復動を放射状に行わせるこ
    とを特徴とするマルチピックアップの制御方法。
  2. 【請求項2】 複数のピックアップにより、ディスクの
    情報読み取りを行うマルチピックアップの制御方法にお
    いて、 前記複数のピックアップに対して同時にシークアドレス
    指定を行い、前記複数のピックアップの何れかのシーク
    完了信号により、他の残りの複数のピックアップに対し
    て同時に更新したシークアドレス指定を行い、以下、シ
    ーク完了信号により順次特定しないピックアップに対し
    て更新したシークアドレス指定を行うことを特徴とする
    マルチピックアップの制御方法。
  3. 【請求項3】 複数のピックアップにより、ディスクの
    情報読み取りを行うマルチピックアップの制御方法にお
    いて、 前記複数のピックアップは、前記ディスクのトラックの
    異なる再生範囲を再生することを特徴とするマルチピッ
    クアップの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記範囲は、固定間隔であることを特徴
    とする請求項3に記載のマルチピックアップの制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記範囲は、連続していることを特徴と
    する請求項4に記載のマルチピックアップの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のピックアップは、それぞれ独
    立したピックアップコントローラにより制御されること
    を特徴とする請求項3に記載のマルチピックアップの制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のピックアップは、4個である
    ことを特徴とする請求項3に記載のマルチピックアップ
    の制御方法。
JP24974194A 1994-10-14 1994-10-14 マルチピックアップの制御方法 Pending JPH08115577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24974194A JPH08115577A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチピックアップの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24974194A JPH08115577A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチピックアップの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08115577A true JPH08115577A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17197528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24974194A Pending JPH08115577A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチピックアップの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08115577A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137721A1 (en) * 2005-06-24 2006-12-28 Lg Electronics Inc. Optical disc media type confirmation method
US7310295B2 (en) 2002-11-05 2007-12-18 Sharp Kabushiki Kaisha Optical disk drive device and method for correcting tilt of optical pickup

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7310295B2 (en) 2002-11-05 2007-12-18 Sharp Kabushiki Kaisha Optical disk drive device and method for correcting tilt of optical pickup
WO2006137721A1 (en) * 2005-06-24 2006-12-28 Lg Electronics Inc. Optical disc media type confirmation method
CN100437779C (zh) * 2005-06-24 2008-11-26 Lg电子株式会社 用于再现光记录介质的方法
US7869323B2 (en) 2005-06-24 2011-01-11 Lg Electronics Inc. Optical disc media type confirmation method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3128670B2 (ja) セクタサーボ制御方式
JPH02263369A (ja) 磁気ディスク装置のデータヘッドアームおよびヘッド位置決め装置
JP2529380B2 (ja) ヘッド位置決め機構
JP2001043640A (ja) 記憶装置
JPH08115577A (ja) マルチピックアップの制御方法
JP3344351B2 (ja) 回転媒体情報記憶装置
JPH10134364A (ja) 再生装置および方法
JPH11296868A (ja) 光ディスク装置
US6292449B1 (en) Optical disk apparatus
KR100212413B1 (ko) 더미 기록 기능을 갖는 자기 디스크 장치
EP0673033A2 (en) Magnetic disk drive
JPH1092101A (ja) 磁気ディスク装置及びその駆動方法
JP2577197B2 (ja) ディスクプレイヤ
JPS5830650B2 (ja) ジキキロクサイセイソウチ
JP2007080407A (ja) 光学記録装置、データバックアップ装置、光学記録装置の制御方法、プログラム
JP3984677B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH05342784A (ja) 磁気ディスク装置及びそのセクタサーボ制御方法
JPS63167488A (ja) 磁気デイスク装置
JPH11126429A (ja) 光ディスク装置
JPH1049312A (ja) 磁気ディスク装置
JPH05314633A (ja) 光学式ディスクプレーヤ装置
JPH0547120A (ja) ハードデイスク記録再生装置
JPH04368677A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0991908A (ja) ディスク装置及びヘッド装置
JPH04263177A (ja) 磁気ディスク装置