JPH08115250A - ハイパーメディアシステム - Google Patents

ハイパーメディアシステム

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Publication number
JPH08115250A
JPH08115250A JP6250534A JP25053494A JPH08115250A JP H08115250 A JPH08115250 A JP H08115250A JP 6250534 A JP6250534 A JP 6250534A JP 25053494 A JP25053494 A JP 25053494A JP H08115250 A JPH08115250 A JP H08115250A
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JP
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Application number
JP6250534A
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English (en)
Inventor
Yasuo Takahashi
靖雄 孝橋
Hitoshi Fujimoto
仁 藤本
Ikuji Shimizu
郁二 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6250534A priority Critical patent/JPH08115250A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 これまでリンクを辿って呼び出してきた関連
情報の関連性を容易に把握することができ、また過去に
呼び出した関連情報を何度でも見ることができるハイパ
ーメディアシステムを提供する。 【構成】 予め、関連する情報どうしがリンクされてお
り、利用者がリンクを辿って関連情報を呼び出した時
に、前記関連情報を指す経歴図形を作成、表示する経歴
図形作成手段と、これまで辿ってきたリンク情報を記憶
しておく経歴情報記憶手段とを設けることによって、表
示されている関連情報をどういう経路で辿ってきたかを
視覚的に把握することができ、また入力指示手段で経歴
図形を選択することによって、過去に呼び出した関連情
報を何度でも見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動画、静止画、テキス
ト、音声等のデータ(以下マルチメディアデータとい
う)に対して、予め関連性のあるデータどうしをリンク
情報で関連付けておき、そのリンク情報を辿ることによ
って、関連するマルチメディアデータを階層的に呼び出
すことができるハイパーメディアシステムにおいて、こ
れまで呼び出したマルチメディアデータの関連性を容易
に把握でき、また、リンク情報を効率良く検索するハイ
パーメディアシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報検索システムや自動案内シス
テムとしてハイパーテキストやハイパーメディアを利用
したものが開発されている。ハイパーテキストとは文書
中の章、段落、文、キーワードといったテキストに予め
関連性のある別のテキストをリンク(関連付け)させて
おき、例えば、文書中のテキストをマウスなどのポイン
ティングデバイスで選択することによって、そのテキス
トにリンクされた関連テキストを次々と階層的に呼び出
すことができるものである。
【0003】さらにハイパーメディアでは、章、段落、
文、キーワードといったテキストに限らず、動画につい
てはシーン、フレーム、フレーム内の個々の物体に対し
て、静止画については静止画そのものあるいはその静止
画中に存在する個々の物体に対して動画、静止画といっ
た情報をリンクでき、呼び出すことができる。
【0004】ここで、予め関連付けされている情報間に
おいて、一方の情報から他方の情報を呼び出す場合、呼
び出し元となる情報をリンク元データ、呼び出された別
の情報をリンク先データと呼ぶことにする。
【0005】以下図面を参照しながら、上記した従来の
ハイパーメディアシステムの一例について説明する。
【0006】図20は従来のハイパーメディアシステム
の一構成を示すものである。図20において、2001
は位置情報入力部、2002はリンク情報判定部、20
03はリンク情報記憶部、2004はデータ検索部、2
005はデータ記憶部、2006はアナログ映像制御
部、2007はアナログ映像記憶部、2008は画面制
御部、2009は表示装置である。
【0007】位置情報入力部2001はマウスなどの座
標入力手段で、表示装置2009の画面上で選択した座
標をリンク情報判定部2002に通知する。
【0008】リンク情報記憶部2003はリンク元デー
タの領域情報、リンク先データの識別情報及びリンク先
データを表示装置2009に表示する際の表示座標をリ
ンク情報として記憶している。ここで動画データに対す
る前記領域情報にはリンク元データが動画中のどのフレ
ームに存在するかを示す情報も含まれている。
【0009】データ記憶部2005は静止画やテキスト
のデジタルデータが記憶してあり、例えば、ハードディ
スクや光磁気ディスクなどの記憶装置に、静止画はビッ
トマップ、テキストはアスキーなどの形式で記憶されて
いる。
【0010】アナログ映像制御部2006は利用者また
はデータ検索部2004の指示を受けて、アナログ映像
記憶部2007に記憶されているアナログ映像の再生、
停止、早送り、巻き戻し、頭出しなどの制御を行ない、
アナログ映像を画面制御部2008に通知する。
【0011】アナログ映像記憶部2007は例えば、レ
ーザーディスクや光ディスクなどの記憶装置で、アナロ
グ映像を記憶している。
【0012】表示装置2009はCRTなどの表示装置
である。以上のように構成された従来のハイパーメディ
アシステムについて、図20及び図21を用いて以下に
その動作を説明する。
【0013】まず予め、動画、静止画、テキストデータ
のそれぞれに関連性がある場合、関連するデータどうし
をリンクし、そのリンク情報がリンク情報記憶部200
3に記憶されているものとする。例えば、動画の場合、
刻々と変化するフレーム中に現れる物体(人物や車や建
物など)に他のデータをリンクしていると、その動画の
持つリンク情報はどのフレームの、どの位置に現れる物
体に、どの情報をリンクしているといったものがフレー
ム毎に定義されている。
【0014】また静止画及びテキストデータはデータ記
憶部2005に、動画はアナログ映像記憶部2007に
記憶されているものとする。
【0015】図21のステップ2101において、利用
者はアナログ映像制御部2006を操作してアナログ映
像記憶部2007のアナログ映像を再生する。
【0016】図21のステップ2102において、ステ
ップ2101で再生された動画は画面制御部2008に
よって他の画面情報とスーパーインポーズされて表示装
置2009に表示されている。
【0017】図21のステップ2103において、利用
者は表示装置2009に表示されている動画を見ている
途中に興味のある物体(人物や車)が現れ、仮にその物
体を物体Aとし、物体Aに対する別の情報が欲しいと思
った場合、利用者は位置情報入力部2001を用いて物
体Aの領域内を選択すると位置情報入力部2001はリ
ンク情報判定部2002に選択された座標を通知する。
【0018】図21のステップ2105において、リン
ク情報判定部2002は位置情報入力部2001から通
知された座標が動画中の物体Aを選択しているかどうか
を判定するために、リンク情報記憶部2003に記憶さ
れている全てのリンク情報の領域座標を検索し、判定す
る。この時、リンク情報記憶部2003には全ての動
画、静止画、テキストデータの持つリンク情報が記憶さ
れているので、位置情報入力部2001から通知された
座標がどのリンク元データを選択しているかを判定する
のに関係のないリンク情報も検索することになる。
【0019】図21のステップ2106において、ステ
ップ2105の判定が真の場合は物体Aにリンクされた
リンク先データの識別情報及び表示座標をデータ検索部
2004に通知する。
【0020】図21のステップ2107において、デー
タ検索部2004はリンク情報検索部2002から通知
されたリンク先データの識別情報をもとに静止画、テキ
ストの場合はデータ記憶部2005からリンク先データ
を読み出す。
【0021】図21のステップ2108、ステップ21
09において、ステップ2107で読み出した静止画ま
たはテキストのリンク先データを、リンク情報判定部2
002から通知された表示座標とともに画面制御部20
08に通知する。
【0022】図21のステップ2110において、も
し、前記識別情報が動画の場合はアナログ映像制御部2
006に動画の頭出し再生を指示する。
【0023】図21のステップ2111において、アナ
ログ映像制御部2006はデータ検索部2004からの
指示を受けて、アナログ映像記憶部2007から動画の
頭出し再生を行ない、画面制御部2008に動画を通知
する。
【0024】図21のステップ2112において、画面
制御部2008はデータ検索部2004から通知される
静止画やテキストのデータとアナログ映像制御部200
6から通知される動画とマウスを表示座標に従ってスー
パーインポーズし、表示装置2009に表示する。
【0025】図21のステップ2004において、以上
の処理を操作が終了するまで繰り返すことによってリン
ク情報がある限り関連情報を階層的に呼び出すことがで
きる。
【0026】ここで仮に物体Aから静止画A1及びテキ
ストA1を呼び出し、さらに静止画A1内の物体Bから
静止画B1及びテキストB1を呼び出した場合の表示装
置2009の画面例を図22に示す。
【0027】図22において、2201は表示装置20
09の画面、2202はアナログ映像記憶部2007か
ら再生している動画を表示しているウインドウで、再生
の途中で物体Aが現れる。2203は利用者がウインド
ウ2202に表示された物体Aを選択した時に物体Aか
ら呼び出された静止画A1を表示しているウインドウ、
2204は静止画A1と同様に物体Aから呼び出された
テキストA1を表示しているウインドウである。220
5は利用者がウインドウ2203に表示された物体Bを
選択した時に物体Bから呼び出された静止画B1を表示
しているウインドウ、2206は静止画B1と同様に物
体Bから呼び出されたテキストB1を表示しているウイ
ンドウである。これらのウインドウはマルチウインドウ
形式で画面制御部2008によってスーパーインポーズ
され、表示装置2009に表示されるが、それぞれのウ
インドウの関連性は把握しにくい。2207はウィンド
ウ2202に表示されている動画の一場面に現れた物体
Aを定義する領域、2208はウィンドウ2203に表
示されている静止画に存在する物体Bを定義する領域で
ある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では動画、静止画、テキストのデータをマルチ
ウインドウ形式で表示するため、図22に示す画面例か
らも明らかなように、それぞれのウインドウに表示され
たデータの関連性は利用者が把握していなければなら
ず、リンクを辿って多くのデータを呼び出していくうち
に今まで辿ってきた道のりを見失ってしまうという問題
点を有していた。
【0029】また、リンク情報と動画、静止画、テキス
トのデータは別々に記憶保持されており、位置情報入力
部によって選択された座標がどのリンク元データを指し
ているのかを全リンク情報の中から検索しなければなら
ず、リンク情報が増えるほど検索時間もかかるという問
題点を有していた。
【0030】本発明は上記問題点に鑑み、リンクを辿っ
て呼び出した情報の関連性を容易に把握することがで
き、リンク情報内でのリンク元データの検索時間を短く
することができるハイパーメディアシステムを提供する
ことを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの第1の課題解決の手段は、予めリンク情報により関
連付けされている画像データ間のリンク情報を記憶する
リンク情報記憶手段と、前記画像データを記録保持する
データ記憶手段と、表示装置に前記画像データを含む情
報をマルチウインドウ形式で表示することができる表示
手段と、前記表示装置上に表示されている前記情報を選
択し、その選択した情報の前記表示装置上での位置情報
を決定する位置情報入力手段と、前記位置情報入力手段
で決定された位置情報が、前記リンク情報記憶手段で記
憶されているリンク情報に含まれているか否かを判定す
るリンク情報判定手段と、前記リンク情報判定手段で判
定された結果、前記位置情報が前記リンク情報に含まれ
ていれば前記データ記憶手段から画像データを含む情報
を検索するデータ検索手段と、前記データ検索手段で検
索された画像データを前記表示手段により前記表示装置
に表示するとともに、前記画像データを表す経歴図形を
作成、表示する経歴図形作成手段とを備えた構成とす
る。
【0032】第2の課題解決の手段は、予めリンク情報
により関連付けされている画像データ間のリンク情報を
前記画像データに含んだ形式で記憶保持するデータ記憶
手段と、表示装置に前記画像データを含む情報をマルチ
ウインドウ形式で表示することができる表示手段と、前
記表示装置上に表示されている前記情報を選択し、その
選択した情報の前記表示装置上での位置情報を決定する
位置情報入力手段と、前記位置情報入力手段で決定され
た位置情報が、リンク情報記憶手段で記憶されているリ
ンク情報に含まれているか否かを判定するリンク情報判
定手段と、前記リンク情報判定手段で判定された結果、
前記位置情報が前記リンク情報に含まれていれば前記デ
ータ記憶手段から画像データを含む情報を検索するデー
タ検索手段と、前記データ検索手段で検索された前記画
像データを画像データとリンク情報に分離するリンク情
報分離手段と、前記リンク情報分離手段で分離されたリ
ンク情報を一時記憶するリンク情報記憶手段とを備えた
構成とする。
【0033】
【作用】上記構成における第1の作用は、関連情報を呼
び出す毎に経歴図形作成手段によって、表示画面に経歴
図形が作成、表示されるため、マルチウインドウ形式で
表示されている関連情報をどういう経路で辿ってきたか
を視覚的に把握することができる。
【0034】第2の作用は、予め、それぞれの動画、静
止画、テキストデータが持つリンク情報をそれぞれのデ
ータの中に含んだ形式で記憶保持し、前記データが呼び
出された時に、リンク情報分離手段によって、前記デー
タの中からリンク情報が分離されて、前記リンク情報は
リンク情報記憶手段に記憶されるので、リンク情報記憶
手段には全てのリンク情報が記憶されているのではな
く、呼び出されたデータが持つリンク情報だけが記憶さ
れていることになる。これによって、リンク情報におけ
るリンク元データの検索時間を短縮することができる。
【0035】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施例におけるハイ
パーメディアシステムの構成例を示すものである。図1
において、101は位置情報入力部、102はリンク情
報判定部、103はリンク情報記憶部、104はデータ
検索部、105はデータ記憶部、106は圧縮データ伸
張部、107は画面制御部、108は表示装置、109
は経歴図形作成部、110は経歴情報記憶部、111は
経歴図形判定部である。
【0037】位置情報入力部101はマウスなどの座標
入力手段で、表示装置108の画面上で選択された座標
をリンク情報判定部102に通知する。
【0038】リンク情報判定部102は位置情報入力部
101から通知された座標がリンク先データを持つリン
ク元データの領域座標内であるかをリンク情報記憶部1
03に記憶されているリンク情報をもとに判定し、真の
場合はリンク先データの識別子、データ名及び表示座標
をデータ検索部104及び経歴図形作成部109に通知
し、偽の場合は経歴図形判定部111に位置情報入力部
101から通知された座標を通知する。
【0039】リンク情報記憶部103はリンク元データ
の領域座標、リンク先データの識別子、データ名及び表
示座標をリンク情報として記憶している。例えば動画中
のリンク元データが持つリンク情報は図2のような形式
で、動画中の全てのフレームに現れる物体について定義
し、記憶している。また静止画、テキストについては動
画と違い時間軸情報は必要ないので図4のような形式で
定義し、記憶している。
【0040】データ検索部104はリンク情報判定部1
02あるいは経歴図形判定部111から通知されたリン
ク先データの識別子、データ名及び表示座標をもとにデ
ータ記憶部105からリンク先データを読み出し、前記
識別子によってリンク先データがテキストならば画面制
御部107に、もし静止画または動画ならば圧縮データ
伸張部106にリンク先データと前記表示座標を通知す
る。
【0041】データ記憶部105は動画、静止画、テキ
ストのデータが記憶してあり、例えば、ハードディスク
や光磁気ディスクなどの記憶装置に動画及び静止画はデ
ジタル圧縮して、テキストはアスキー形式で記憶されて
いる。
【0042】圧縮データ伸張部106はデータ検索部1
04から通知されたリンク先データの圧縮データを伸張
し、画面制御部107にリンク先データ表示座標ととも
に通知する。
【0043】画面制御部107は入力される動画、静止
画、テキスト、経歴図形、マウスなどの表示データを表
示座標に従ってマルチウインドウ形式で表示装置108
にスーパーインポーズ表示する。
【0044】表示装置108はCRTなどの表示装置
で、本実施例では横640ドット、縦480ドットの解
像度を持つCRTを用いるものとする。
【0045】経歴図形作成部109はリンク情報判定部
102から通知されたリンク先データの識別子、データ
名及び表示座標のうちリンク先データの識別子及びデー
タ名を経歴図形化し、経歴図形の表示座標とともに画面
制御部107に通知する。また前記経歴図形の表示座
標、リンク先データの識別子、リンク先データ名、リン
ク先データの表示座標を経歴情報記憶部110に記憶す
る。
【0046】経歴情報記憶部110は経歴図形作成部1
09から通知された経歴図形の表示座標、リンク先デー
タの識別子、リンク先データ名、リンク先データの表示
座標をそれぞれ領域座標、識別子、データ名、表示座標
として図4のような形式で記憶している。
【0047】経歴図形判定部111はリンク情報判定部
102から通知された座標が経歴図形の領域座標内であ
るかを経歴情報記憶部110に記憶されている経歴情報
をもとに判定し、真の場合はリンク先データの識別子、
データ名及び表示座標をデータ検索部104に通知す
る。
【0048】次に本実施例で取り扱うデータ構造につい
て、図面を参照しながら説明する。図2は動画中のリン
ク元データが持つリンク情報の構造例で、リンク元デー
タ毎にリンク情報記憶部103に記憶されている。図2
において201は動画の時間軸を示す情報で、リンク元
データが存在するフレーム情報を示す。
【0049】202は領域座標で、フレーム内でリンク
元データを定義する領域座標を示す。本実施例では図3
に示す領域座標のようにリンク元データを矩形領域で定
義し、矩形領域の左隅上の横座標、縦座標と右隅下の横
座標、縦座標を用いるものとする。
【0050】203は識別子でリンク元データにリンク
されたリンク先データの種類を示す。本実施例では図3
に示す識別子のように静止画データにはJPEG、テキ
ストデータにはTEXT、動画データにはMPEGの識
別子を用いるものとする。
【0051】204はデータ名で、リンク元データにリ
ンクされたリンク先データ名を示す。本実施例では図3
に示すデータ名のようにファイル名を用いるものとす
る。
【0052】205は表示座標で、リンク先データを表
示する際の表示座標を示す。本実施例では図3に示す表
示座標のように矩形領域で表示するため、矩形領域の左
隅上の横座標、縦座標と右隅下の横座標、縦座標を用い
るものとする。
【0053】図3に本実施例で用いる動画データFIL
E0のリンク情報を示す。図4は静止画またはテキスト
中のリンク元データが持つリンク情報の構造例で、リン
ク元データ毎にリンク情報記憶部103に記憶されてい
る。図4において202、203、204、205は図
2で示したものと同様な構成である。また図5に本実施
例で用いる図3中の静止画データFILE1のリンク情
報を示す。
【0054】図6、図7、図8は本実施例で用いる呼び
出されたリンク先データの経歴情報の状態遷移で、経歴
情報記憶部110に記憶されている。経歴情報は図4で
示す構造と同様なものである。
【0055】図9、図10、図11は関連情報を次々と
呼び出した時の表示装置108の状態遷移を示す。
【0056】図9において、901は表示装置108の
画面、902は動画データFILE0を表示しているウ
インドウ、903は動画データFILE0中のリンク元
データの物体Cを定義した領域、すなわち、図3の領域
座標(80、80、160、120)の矩形領域、90
4は表示装置108の画面上での座標を指示するマウ
ス、905は物体Cから呼び出されたリンク先データの
静止画データFILE1を表示しているウインドウ、9
06は物体Cから呼び出されたリンク先データのテキス
トデータFILE2を表示しているウインドウ、907
は経歴図形を表示する領域、908はウインドウ902
の経歴図形、909はウインドウ905の経歴図形、9
10はウインドウ906の経歴図形を示す。
【0057】図10において、901、902、90
4、905、906、907、908、909、910
は図9のものと同様である。1001は静止画データF
ILE1中のリンク元データの物体Dを定義した領域、
すなわち、図5の領域座標(500、150、570、
250)の矩形領域、1002は物体Dから呼び出され
たリンク先データの静止画データFILE4を表示して
いるウインドウ、1003は物体Dから呼び出されたリ
ンク先データのテキストデータFILE5を表示してい
るウインドウ、1004はウインドウ1002の経歴図
形、1005はウインドウ1003の経歴図形を示す。
【0058】図11において、901、902、90
4、905、906、907、908、909、910
は図9のものと同様である。1002、1003、10
04、1005は図10のものと同様である。
【0059】以上のように構成された第1の実施例につ
いて、以下図1、図9、図10及び図12を用いてその
動作を説明する。
【0060】予め、動画、静止画、テキストデータのそ
れぞれに関連性がある場合、関連するデータどうしをリ
ンクし、そのリンク情報が図2及び図4の形式でリンク
情報記憶部103に、また動画及び静止画データはデジ
タル圧縮して、テキストはアスキー形式でデジタル情報
記憶部105に記憶されているものとする。
【0061】まず、利用者が表示装置108に表示され
ている動画データFILE0に出現した物体Cに対して
関連情報を呼び出す時の動作を説明する。
【0062】図12のステップ1201において、圧縮
されている動画データFILE0は圧縮データ伸張部1
06にて伸張され、経歴図形908とともに表示装置1
08に表示されており、経歴情報記憶部110内には図
6のような経歴情報が記憶されている。
【0063】図12のステップ1202において、利用
者は表示中の動画データFILE0で物体Cの関連情報
を呼び出す場合、位置情報入力部101によって図9に
示すように物体Cの存在する領域を選択すると位置情報
入力部101はリンク情報判定部102に選択された座
標を通知する。
【0064】図12のステップ1204において、リン
ク情報判定部102は位置情報入力部101から通知さ
れた座標と圧縮データ伸張部106から読み出した現在
表示中の動画データFILE0のフレーム情報をもとに
通知された座標が動画データFILE0中の物体Cを選
択しているかどうかをリンク情報記憶部103に記憶さ
れている動画データFILE0のリンク情報(図3)内
で検索し、判定する。
【0065】図12のステップ1205において、例え
ば、前記フレーム情報が10000、通知座標が(12
0、100)だとすると、これはリンク先データを持つ
領域(80、80、160、120)内なので、物体C
にリンクされたリンク先データ、この場合、図3のFI
LE1及びFILE2の識別子、データ名、表示座標を
データ検索部104及び経歴図形作成部109に通知す
る。
【0066】図12のステップ1206において、経歴
図形作成部109はリンク情報判定部102から通知さ
れたFILE1及びFILE2の識別子、データ名、表
示座標のうち、識別子とデータ名を図形化して、この経
歴図形の表示座標とともに画面制御部107に通知し、
画面制御部107は図9に示すように、表示装置108
の経歴図形を表示する領域に経歴図形を順次、表示す
る。これによって、利用者は動画データFILE0から
静止画データFILE1とテキストデータFILE2を
呼び出したことを把握することができる。
【0067】図12のステップ1207において、FI
LE1及びFILE2の識別子、データ名、表示座標と
それぞれの経歴図形の表示座標を経歴情報として経歴情
報記憶部110に記憶する。
【0068】図12のステップ1208において、デー
タ検索部104はリンク情報判定部102から通知され
たリンク先データのFILE1及びFILE2をデータ
記憶部105から読み出す。
【0069】図12のステップ1209、ステップ12
11において、図3に示すようにFILE1の識別子は
JPEGなので、圧縮データ伸張部106に、FILE
2の識別子はTEXTなので、画面制御部107にそれ
ぞれ表示座標とともに通知する。
【0070】図12のステップ1212において、圧縮
データ伸張部106はデータ検索部104から通知され
たFILE1を伸張し、表示座標とともに画面制御部1
07に通知する。
【0071】図12のステップ1213において、画面
制御部107は通知されたFILE1とFILE2を表
示座標に従ってFILE0とスーパーインポーズして表
示装置108に表示する。この時、表示装置108に表
示されている画面を図9に示す。また経歴情報記憶部1
10には図7に示すようにFILE1及びFILE2の
経歴情報が追加記憶される。
【0072】図12のステップ1203において、以上
の処理を操作が終了するまで繰り返すことによってリン
ク情報がある限り、関連情報を階層的に呼び出すことが
でき、例えば、図10に示すように関連情報を次々と呼
び出した場合、関連情報を表示しているウインドウだけ
では、これまでは辿ってきた道のりを把握しにくいが、
経歴図形を見ることによって、辿ってきた道のりを知る
ことができる。
【0073】次に経歴図形を位置情報入力部101で選
択することで過去に呼び出した関連情報を再表示する時
の動作について説明する。
【0074】図10に示すように関連情報を次々と呼び
出した場合、経歴情報記憶部110には図8に示すよう
な経歴情報が記憶されている。
【0075】図12のステップ1202において、利用
者は位置情報入力部101を用いて図10の経歴図形9
09を選択すると位置情報入力部101はリンク情報判
定部102に選択された座標を通知する。
【0076】図12のステップ1204において、リン
ク情報判定部102は位置情報入力部101から通知さ
れた座標をもとにリンク情報記憶部103のリンク情報
を検索し、判定する。
【0077】図12のステップ1205において、ステ
ップ904でリンク情報がないことが判定され、位置情
報入力部101からの通知座標が経歴図形を指していな
いかを調べるために、経歴図形判定部111に通知座標
を通知する。
【0078】図12のステップ1214において、経歴
図形判定部111はリンク情報判定部102から通知さ
れた座標が経歴図形の領域座標内であるかを経歴情報記
憶部110に記憶されている経歴情報(図8)内で検索
し、判定する。
【0079】図12のステップ1215において、例え
ば、通知座標が(170、450)だとすると図8の経
歴情報により、静止画データFILE1の経歴図形領域
内なので、FILE1の識別子、データ名、表示座標を
リンク先データ選択部104に通知する。
【0080】以後、ステップ1208〜ステップ121
3の処理を行ない、表示装置108には図11に示すよ
うに静止画データFILE1が最前面に表示される。
【0081】以上のように本実施例によれば、関連情報
を表示装置に表示する時に表示するデータを指す経歴図
形を作成、表示することによって、マルチウィンドウ形
式で表示されている関連情報をどういう経路で呼び出し
てきたかを視覚的に把握することができる。特に現在表
示されている関連情報を完全に覆う形で、新たに呼び出
した関連情報が表示された場合には効果的である。さら
に経歴情報を記録保持し、位置情報入力部で経歴図形が
選択された場合、経歴情報をもとに経歴図形が指す関連
情報を再表示してやることによって、過去に呼び出した
関連情報を何度でも見ることができる。
【0082】なお、第1の実施例において、経歴図形は
リンク先データの識別子とデータ名を図形化したが、表
示装置に表示しているリンク先データを縮小画像にし、
これを用いて経歴図形とすれば、経歴図形が指すリンク
先データの内容を一層把握しやすくなる。
【0083】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0084】図13は本発明の第2の実施例におけるハ
イパーメディアシステムの構成例を示すものである。図
13において、1301は位置情報入力部、1302は
リンク情報判定部、1303はリンク情報記憶部、13
04はデータ検索部、1305はデータ記憶部、130
6はリンク情報分離部、1307は圧縮データ伸張部、
1308は画面制御部、1309は表示装置である。
【0085】図1で示す第1の実施例と特に異なるのは
静止画、動画、テキストのそれぞれのデータが持つリン
ク情報をそれぞれのデータの中にリンク情報の存在を示
す情報とともに記憶し、また、前記データ中からリンク
情報を分離するリンク情報分離部1306を設けた点で
ある。
【0086】位置情報入力部1301はマウスなどの座
標入力手段で、表示装置1309の画面上で選択された
座標をリンク情報判定部1302に通知する。
【0087】リンク情報判定部1302は位置情報入力
部1301から通知された座標がリンク先データを持つ
リンク元データの領域座標内であるかをリンク情報記憶
部1303に記憶されているリンク情報をもとに判定
し、真の場合はリンク先データの識別子、データ名及び
表示座標をデータ検索部1304に通知する。
【0088】リンク情報記憶部1303はリンク元デー
タの領域座標、リンク先データの識別子、データ名及び
表示座標をリンク情報として一時記憶するためのもの
で、表示装置1309に現在表示しているリンク元デー
タのリンク情報のみが記憶されている。
【0089】データ検索部1304はリンク情報判定部
1302から通知されたリンク先データの識別子、デー
タ名及び表示座標をもとにデータ記憶部1305からリ
ンク先データを読み出し、前記識別子及び前記表示座標
とともにリンク情報分離部1306に通知する。
【0090】データ記憶部1305は動画、静止画、テ
キストのデータが記憶してあり、例えば、ハードディス
クや光磁気ディスクなどの記憶装置に、動画及び静止画
データはデジタル圧縮して、テキストデータはアスキー
形式で記憶されている。ここに記憶されている動画、静
止画、テキストのデータの中には、例えば図14、図1
5、図16に示すようにリンク情報をリンク情報がある
ことを示すコードの後に記憶している。
【0091】リンク情報分離部1306はデータ検索部
1304から通知されたリンク先データ、識別子及び表
示座標を受け取り、リンク先データ中からリンク情報が
あることを示すコードを検出し、リンク情報を分離す
る。分離されたリンク情報はリンク情報記憶部1303
に記憶し、リンク情報が取り除かれたリンク先データは
前記識別子によって、もしテキストならば画面制御部1
308に、もし静止画または動画ならば圧縮データ伸張
部1307に前記表示座標とともに通知する。
【0092】圧縮データ伸張部1307はリンク情報分
離部1306から通知されたリンク先データの圧縮デー
タを伸張し、画面制御部1308にリンク先データの表
示座標とともに通知する。
【0093】画面制御部1308は入力される動画、静
止画、テキスト、マウスなどの表示データを表示座標に
従ってマルチウインドウ形式で表示装置1309にスー
パーインポーズ表示する。
【0094】表示装置1309はCRTなどの表示装置
で、本実施例では横640ドット、縦480ドットの解
像度を持つCRTを用いるものとする。
【0095】次に本実施例で取り扱うデータ構造につい
て、図面を参照しながら説明する。動画、静止画、テキ
ストデータの中にリンク情報を多重化して記憶するため
に、リンク情報の始まりを示す目印としてスタートコー
ドを設け、スタートコードのあとにリンク情報を記憶す
ることにする。
【0096】図14はリンク情報を多重化した動画デー
タFILE0の構造例であり、データの転送順は左方向
から右方向である。図14において、1401、140
4、1406は各フレームの圧縮データ、1402はリ
ンク情報の始まりを示すスタートコード、1403、1
405は圧縮データ中に多重化されたリンク情報であ
る。リンク情報1403は圧縮データ1404を伸張し
た時のフレームに存在するリンク元データのリンク情報
で、例えば図3に示す第1の実施例で用いたリンク情報
のうち、フレーム情報(10000)のフレーム情報を
除いた部分である。
【0097】リンク情報1405は圧縮データ1406
を伸張した時のフレームに存在するリンク元データのリ
ンク情報で、例えば図3に示す第1の実施例で用いたリ
ンク情報のうち、フレーム情報(10005)のフレー
ム情報を除いた部分である。
【0098】このように動画中の各フレームが持つリン
ク情報を各フレームの圧縮データ毎に持たせることによ
って、動画中の各フレームを静止画のように見なすこと
ができ、図3に示すようなフレーム情報は必要でなくな
る。
【0099】図15はリンク情報を多重化した静止画デ
ータFILE1の構造例で、1501は画像サイズや量
子化テーブルといったヘッダ情報、1502はリンク情
報の始まりを示すスタートコード、1503はリンク情
報、1504はリンク元データを持つ静止画の圧縮デー
タである。リンク情報1503は、図5に示す第1の実
施例で用いたリンク情報と同様なものである。
【0100】図16はリンク情報を多重化したテキスト
データFILE2の構造例で、1601はリンク情報の
始まりを示すスタートコード、1602はリンク情報、
1603はリンク元データを持つテキストデータであ
る。
【0101】以上のように構成されたハイパーメディア
システムについて、以下その動作を図13及び図19を
用いて説明する。
【0102】予め、動画、静止画、テキストデータのそ
れぞれに関連性がある場合、関連するデータどうしをリ
ンクし、そのリンク情報を呼び出し元となるそれぞれの
動画、静止画、テキストデータの中にリンク情報の始ま
りを示すスタートコードとともに記憶しておく。
【0103】図19のステップ1901において、圧縮
されている動画データFILE0は圧縮データ伸張部1
307によって伸張され、表示装置1309に表示され
ており、リンク情報分離部1306は動画データFIL
E0中にリンク情報がある度に、そのリンク情報をリン
ク情報記憶部1303に記憶している。
【0104】図19のステップ1902において、利用
者は表示中の動画データFILE0で物体Cの関連情報
を呼び出す場合、位置情報入力部1301によって物体
Cの存在する領域を選択すると位置情報入力部1301
はリンク情報判定部1302に選択された座標を通知す
る。
【0105】図19のステップ1904において、リン
ク情報判定部1302は位置情報入力部1301から通
知された座標が動画データFILE0中の物体Cを選択
しているかどうかをリンク情報記憶部1303に記憶さ
れているリンク情報内で検索し、判定する。この時、表
示装置1309には動画データFILE0しか表示され
ていないので、リンク情報記憶部1303には動画デー
タFILE0から分離された物体Cの存在するフレーム
が持つリンク情報しか記憶されていない。これによっ
て、関係のないリンク情報を検索することはなくなる。
【0106】図19のステップ1905において、例え
ば、位置情報入力部1301から通知があった時のリン
ク情報記憶部1303のリンク情報が図17のようにな
っていた場合、通知座標が(120、100)だとする
と、これはリンク先データを持つ領域(80、80、1
60、120)内なので、物体Cにリンクされたリンク
先データ、この場合、FILE1及びFILE2の識別
子、データ名、表示座標をデータ検索部1304に通知
する。
【0107】図19のステップ1906において、デー
タ検索部1304はリンク情報判定部1302から通知
されたリンク先データのFILE1及びFILE2をデ
ータ記憶部1305から読み出し、リンク先データの識
別子及び表示座標とともにリンク情報分離部1306に
通知する。
【0108】図19のステップ1907において、リン
ク情報分離部1306はデータ検索部1304から通知
されたFILE1とFILE2の中からリンク情報の始
まりを示すスタートコードを検出すると、その後に続く
リンク情報を分離し、リンク情報記憶部1303に記憶
する。この時のリンク情報記憶部1303のリンク情報
は図18のようになり、動画データFILE0が持つリ
ンク情報に静止画データFILE1が持つリンク情報と
テキストデータFILE2が持つリンク情報が追加記憶
される。
【0109】図19のステップ1908、ステップ19
10において、図17に示すようにFILE1の識別子
はJPEGなので、圧縮データ伸張部1307に、FI
LE2の識別子はTEXTなので、画面制御部1308
にそれぞれ表示座標とともに通知する。
【0110】図19のステップ1911において、圧縮
データ伸張部1307はリンク情報分離部1306から
通知されたFILE1を伸張し、表示座標とともに画面
制御部1308に通知する。
【0111】図19のステップ1912において、画面
制御部1308は通知されたFILE1とFILE2を
表示座標に従ってFILE0とスーパーインポーズして
表示装置1309に表示する。
【0112】図19のステップ1903において、以上
の処理を操作が終了するまで繰り返すことによってリン
ク情報がある限り、関連情報を階層的に呼び出すことが
できる。
【0113】以上のように、予め、それぞれの動画、静
止画、テキストデータが持つリンク情報をそれぞれのデ
ータの中にリンク情報の存在を示す情報とともに記憶し
ておき、リンク先データが呼び出された時に、そのデー
タの中からリンク情報を分離し、リンク情報記憶部に記
憶するリンク情報分離部を設けることによって、リンク
情報記憶部には全てのリンク情報が記憶されているので
はなく、呼び出されたデータのリンク情報だけが記憶さ
れるので、リンク情報におけるリンク元データの検索時
間を短縮することができる。
【0114】なお、第1及び第2の実施例で、動画及び
静止画のデータに圧縮データを用いたが、特に圧縮する
必要はない。また、圧縮データを用いない場合は圧縮デ
ータ伸張部を経由せずに、画面制御部に通知することに
なる。
【0115】なお、第1及び第2の実施例で、表示装置
は横640ドット、縦480ドットの解像度を持つCR
Tを用いたが、横800ドット、縦600ドットや横1
280ドット、縦960ドットなどの高解像度のCRT
を用いても同様の効果が得られる。
【0116】なお、第1及び第2の実施例で、入力指示
部にマウスを用いたが、タッチパネルやライトペンなど
のポインティングデバイスを用いてもよい。
【0117】
【発明の効果】以上のように本発明における第1の効果
は、リンクを辿って別の関連情報を呼び出した時に、前
記関連情報を指す経歴図形を作成、表示する経歴図形作
成手段と、これまで辿ってきたリンク情報を記憶してお
く経歴情報記憶手段とを設けることによって、マルチウ
ィンドウ形式で表示されている関連情報をどういう経路
で辿ってきたかを視覚的に把握することができ、また位
置情報入力手段で経歴図形を選択した時に、経歴情報を
もとに経歴図形が指す関連情報を再表示してやることに
よって、過去に呼び出した関連情報を何度でも見ること
ができる。
【0118】第2の効果は、予め、関連性のある情報ど
うしのリンク情報を前記情報にリンク情報の存在を示す
情報とともに記憶しておき、リンク情報が多重化してあ
る関連情報からリンク情報を分離し、リンク情報記憶手
段に記憶するリンク情報分離手段とを設けることによっ
て、リンク情報記憶部には全てのリンク情報が記憶され
ているのではなく、呼び出された情報のリンク情報だけ
が記憶されているので、リンク情報におけるリンク元デ
ータの検索時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるハイパーメディ
アシステムの構成図
【図2】本発明の第1の実施例における動画データの持
つリンク情報の構造を示す図
【図3】本発明の第1の実施例における動画データの持
つリンク情報を示す図
【図4】本発明の第1の実施例における静止画及びテキ
ストデータの持つリンク情報の構造を示す図
【図5】本発明の第1の実施例における静止画データの
持つリンク情報を示す図
【図6】本発明の第1の実施例における経歴情報を示す
【図7】本発明の第1の実施例における経歴情報を示す
【図8】本発明の第1の実施例における経歴情報を示す
【図9】本発明の第1の実施例における表示画面例を示
す図
【図10】本発明の第1の実施例における表示画面例を
示す図
【図11】本発明の第1の実施例における表示画面例を
示す図
【図12】本発明の第1の実施例における動作を説明す
る図
【図13】本発明の第2の実施例におけるハイパーメデ
ィアシステムの構成図
【図14】本発明の第2の実施例における動画データの
構造を示す図
【図15】本発明の第2の実施例における静止画データ
の構造を示す図
【図16】本発明の第2の実施例におけるテキストデー
タの構造を示す図
【図17】本発明の第2の実施例におけるリンク情報を
示す図
【図18】本発明の第2の実施例におけるリンク情報を
示す図
【図19】本発明の第2の実施例における動作を説明す
る図
【図20】従来のハイパーメディアシステムの構成図
【図21】従来のハイパーメディアシステムにおける動
作を説明する図
【図22】従来のハイパーメディアシステムにおける表
示画面例を示す図
【符号の説明】
101 位置情報入力部 102 リンク情報判定部 103 リンク情報記憶部 104 データ検索部 105 データ記憶部 106 圧縮データ伸張部 107 画面制御部 108 表示装置 109 経歴図形作成部 110 経歴情報記憶部 111 経歴図形判定部 1301 位置情報入力部 1302 リンク情報判定部 1303 リンク情報記憶部 1304 データ検索部 1305 データ記憶部 1306 リンク情報分離部 1307 圧縮データ伸張部 1308 画面制御部 1309 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のマルチメディアデータが記録された
    データ記憶手段と、 前記複数のマルチメディアデータを関連付けるためのリ
    ンク情報が記録されたリンク情報記憶手段と、 表示装置にマルチメディアデータをマルチウインドウ形
    式で表示する表示手段と、 前記表示装置上に表示されている前記マルチメディアデ
    ータを選択し、その選択した前記表示装置上での位置情
    報を決定する位置情報入力手段と、 前記位置情報入力手段で決定された位置情報が、前記リ
    ンク情報記憶手段で記憶されているリンク情報に含まれ
    ているか否かを判定するリンク情報判定手段と、 前記リンク情報判定手段で判定された結果、前記位置情
    報が前記リンク情報に含まれていれば前記リンク情報に
    より関連付けされているマルチメディアデータを前記デ
    ータ記憶手段から検索するデータ検索手段と、 前記データ検索手段で検索されたマルチメディアデータ
    を表す経歴図形を作成する経歴図形作成手段と、 前記表示装置にマルチメディアデータをマルチウインド
    ウ形式で表示し、かつ経歴図形を表示することができる
    表示手段とを備えたことを特徴とするハイパーメディア
    システム。
  2. 【請求項2】リンク情報で関連付けされているマルチメ
    ディアデータ間を辿ってきた経歴情報を記憶しておく経
    歴情報記憶手段と、 位置情報入力手段で決定した位置情報が経歴図形を選択
    しているか否かを判定する経歴図形判定手段と、 前記経歴図形判定手段で判定された結果、位置情報が経
    歴図形を選択していれば、前記経歴情報記憶手段に記憶
    されている経歴情報により、前記経歴図形が表すマルチ
    メディアデータを表示手段により再表示することを特徴
    とする請求項1記載のハイパーメディアシステム。
  3. 【請求項3】データ検索手段で検索されたマルチメディ
    アデータを表示手段により表示装置に表示するととも
    に、前記マルチメディアデータを経歴図形作成手段で経
    歴図形とすることを特徴とする請求項1記載のハイパー
    メディアシステム。
  4. 【請求項4】マルチメディアデータ間を関連付けるため
    のリンク情報が前記マルチメディアデータに含んだ形式
    で記憶されたデータ記憶手段と、 表示装置にマルチメディアデータをマルチウインドウ形
    式で表示する表示手段と、 前記表示装置上に表示されている前記マルチメディアデ
    ータを選択し、その選択した前記表示装置上での位置情
    報を決定する位置情報入力手段と、 前記位置情報入力手段で決定された位置情報が、リンク
    情報記憶手段で記憶されているリンク情報に含まれてい
    るか否かを判定するリンク情報判定手段と、 前記リンク情報判定手段で判定された結果、前記位置情
    報が前記リンク情報に含まれていれば前記リンク情報に
    より関連付けされているリンク情報を含むマルチメディ
    アデータを前記データ記憶手段から検索するデータ検索
    手段と、 前記データ検索手段で検索されたリンク情報を含むマル
    チメディアデータをリンク情報とマルチメディアデータ
    に分離するリンク情報分離手段と、 前記リンク情報分離手段で分離された前記リンク情報を
    一時記憶するリンク情報記憶手段とを備え、 前記リンク情報判定手段は、前記リンク情報分離手段で
    分離され前記リンク情報記憶手段に記憶されているリン
    ク情報を用いることを特徴とするハイパーメディアシス
    テム。
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