JPH08115224A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08115224A
JPH08115224A JP6252535A JP25253594A JPH08115224A JP H08115224 A JPH08115224 A JP H08115224A JP 6252535 A JP6252535 A JP 6252535A JP 25253594 A JP25253594 A JP 25253594A JP H08115224 A JPH08115224 A JP H08115224A
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JP
Japan
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task
job
business
tasks
message
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Application number
JP6252535A
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English (en)
Inventor
Susumu Otake
晋 大竹
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 業務タスクの数が多い場合など全てのタスク
の起動に時間がかかる場合においても、処理可能なタス
クからジョブの処理実行を進めることができ、装置全体
を速やかに起動することができる画像処理装置を提供す
る。 【構成】 業務タスク管理タスクは、各業務タスクを起
動した後、各々の業務タスクがその状態に応じて送信し
てくる2種類のメッセージ“task_availab
le”および“task_unavailable”に
よってタスク管理テーブルを更新し、このテーブルの設
定状態に応じて処理可能な範囲を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばローカルエリ
アネットワーク(LAN)に接続して使用されるマルチ
タスク方式の印刷装置として用いて好適な画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータシステムの分野
においては複数のプログラムを時分割によって平行して
実行しジョブの処理を進めるマルチタスク方式が広く利
用されている。このマルチタスク方式に関する技術とし
て、例えば特開平5−197572号公報には、タスク
の起動順序/制御方法を記述した指示書に基づきタスク
を起動する、というタスク起動方式が開示されている。
【0003】また、タスクの起動順序に関する技術とし
て、例えば特開平5−250168号公報には、タスク
の起動に必要な依存関係を示す起動順序設定情報を有
し、これから起動しようとするタスクが依存関係を満た
している場合、依存関係を満たしていない他のタスクの
起動状態に拘わらず起動処理を実行する、というタスク
起動方式が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
5−197572号公報に開示されたタスク起動方式で
は、複数の親子関係にあるタスクが存在し、親タスクが
起動できないために子タスクが起動できない場合、シス
テムの起動障害が発生する可能性がある。例えば、LA
Nを介してプリントサーバに接続される一方、パラレル
インタフェースを介して他のホスト機に接続され、これ
らホスト機の双方から同時にデータ(印刷ジョブ)を受
信するような印刷装置があるとする。このような印刷装
置において、例えばプリントサーバの電源断等の異常に
よりネットワーク接続が確立しないような場合、プリン
トサーバから印刷ジョブが受信可能となる時期が確定で
きないため、LANの接続機能を実現するタスクの起動
時期の予測は困難である。そのため、プリントサーバの
起動を待ち合わせるように印刷装置が構成されている場
合には、パラレルインタフェースからの印刷ジョブの処
理が不可能となる。また、印刷ジョブの実行に必要なフ
ォント情報をホスト機からダウンロードする場合や、電
子写真方式に代表されるように印刷処理部内にトナー定
着部の暖気運転のために起動に時間がかかるような場合
には、これらの起動を待ち合わせると起動時間が長くな
るという問題が生じる。
【0005】また、上記特開平5−250168号公報
に開示されたタスク起動方式においては、タスク数が増
大するにつれて各タスクの依存関係を記述することが困
難になる、オプション品等の装置の構成の変化に対応で
きない等の問題がある。例えば、ソータの追加や、新し
いネットワークプロトコルに対応するソフトウェアのよ
うなオプションの追加のために、ICカードのような着
脱可能な外部記憶装置から拡張業務タスクのプログラム
を供給するような場合、供給される拡張業務タスクのプ
ログラムのタスク構成の記述を作り直す必要が生じると
いう問題がある。
【0006】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、業務タスクの数が多い場合など全てのタスク
の起動に時間がかかる場合においても、処理可能なタス
クからジョブの処理実行を進めることができ、装置全体
を速やかに起動することができる画像処理装置を提供す
ることを目的としている。また、この発明は、上記のよ
うな画像処理装置において、本装置の起動後においても
装置を停止せずにオプション品の追加などのシステムの
拡張に対して容易に対応可能にすることをも目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、ホストコンピュータか
ら供給されるジョブに画像処理を施すための各処理を複
数の業務タスクによって分担して行うマルチタスク方式
の画像処理装置であって、各々の業務タスクがジョブを
処理可能な状態であるか否かをこれら業務タスクとのタ
スク間通信によって検出するタスク状態検出手段と、前
記タスク状態検出手段の検出結果に基づき、ジョブの処
理可能な範囲を決定し、当該範囲内で各業務タスクにジ
ョブの処理実行を指示するタスク制御手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、装置に新たに追加されるデバイスを
制御する業務タスクのプログラムを取り込む拡張プログ
ラム導入手段と、この取り込んだプログラムの業務タス
クを前記既存の業務タスクに加えて起動する拡張プログ
ラム起動手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、タスク状態検出
手段は、各々の業務タスクがジョブを処理可能な状態で
あるか否かをこれら業務タスクとのタスク間通信によっ
て検出し、タスク制御手段は、タスク状態検出手段の検
出結果に基づき、ジョブの処理可能な範囲を決定し、当
該範囲内で各業務タスクにジョブの処理実行を指示す
る。これにより、起動できないか、あるいは起動しても
ジョブの処理を実行できない状態にある業務タスクが存
在しても、これらの業務タスクを待たずに、既に起動さ
れジョブの処理を実行できる状態にある業務タスクが先
にジョブの処理を進めることができる。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、拡張
プログラム導入手段は、装置に新たに追加されるデバイ
スを制御する業務タスクのプログラムを取り込み、拡張
プログラム起動手段は、取り込んだプログラムの業務タ
スクを既存の業務タスクに加えて起動する。これによ
り、追加デバイスの制御が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 (1)ハードウェア構成 図1はこの発明の一実施例のハードウェア構成を示すブ
ロック図である。図1において、1は本発明を適用した
印刷装置であり、CPU1a、RAM1b、ROM1
c、ハードディスク1d、パラレルインタフェース1
e、ネットワークインタフェース1f、ICカードイン
タフェース1g、ディスクインタフェース1h、図示し
ない印刷処理部およびファクシミリ送信部から構成され
ている。
【0012】CPU1aは、各種制御プログラムを実行
することにより、バスを介し接続される装置各部を制御
する。RAM1bは、CPU1aのワークエリアとして
使用される。ROM1cには、CPU1aが実行するオ
ペレーティング・システム等の制御プログラムが格納さ
れている。ハードディスク1dには、オペレーティング
・システム上で動作する各種業務プログラムやその他の
データが格納されている。
【0013】また、印刷装置1は、ネットワークインタ
フェース1fを介し、ローカルエリアネットワーク(L
AN)2と接続されており、このLAN2には、印刷装
置1の他、複数のワークステーションWS1,WS2,
WS3,WS4,……が接続されている。これらのうち
1つのワークステーションWS2は、プリントサーバと
して機能し、印刷装置1へ印刷データを供給する。ま
た、印刷装置1には、LAN2とは別にパラレルインタ
フェース1eを介してワークステーションWS1と接続
されており、このワークステーションWS1からも印刷
データが供給されるようになっている。
【0014】さらに、ICカードインタフェース1g
は、図示しないカード挿入口に挿入されるICカードの
記録情報を読み取り、読み取った情報を装置内に取り込
む。このICカードにより供給される情報とは、新たに
追加される業務プログラムおよびこれに関連するデータ
である。また、ディスクインタフェース1hは、上記業
務プログラムの追加に伴い、追加デバイスとしてデータ
スプール用の記憶装置が必要となる場合に、そのための
ディスク装置が接続されるインタフェースである。
【0015】(2)ソフトウェア構成 次に、図2は本実施例のソフトウェア構成を示す概念図
である。図2において、オペレーティング・システム
(以下、OSという)10は、その核をなすカーネル1
1とデバイスドライバ12a〜12c、OS10上で動
作する業務タスク(後述する)とカーネル11とのイン
タフェースであるシステムコール13、および業務タス
クが使用する関数パッケージであるライブラリ14から
構成されている。ここで、前述の業務タスクがOS10
上で動作するとは、業務タスクがOS10が提供する実
行環境内に存在するということを意味している。
【0016】OS10上で動作する個々の業務タスクに
は、この印刷装置1が実装するデバイスの機能を基本的
な要素に分解した基本機能が割り当てられており、複数
のタスクが協調して処理を進めるようになっている。例
えば、1つの論理デバイスには1つの業務タスクが割り
当てられており、ある業務タスクが他の論理デバイスを
利用する場合には、当該論理デバイスに対応する業務タ
スクを介してのみデータの入出力が行われる。ここで、
論理デバイスとは、ICカード装置のような物理的な装
置のみならず、プリントサーバのようにソフトウェアで
実現される装置をも含む論理的なデバイスを示すもので
ある。
【0017】この印刷装置1において実行される業務タ
スクとしては、プロトコル振り分けタスク15a、LA
N受信タスク15b、拡張LAN受信タスク15c、パ
ラレル受信タスク15d、ジョブ解析/展開タスク15
e、印刷部管理タスク15f、業務タスク管理タスク1
5g、ジョブ管理タスク15hおよびICカード部管理
タスク15iがある。ただし、拡張LAN受信タスク1
5cは、ICカードによって供給される拡張プログラム
を実行することにより処理される業務タスクである。
【0018】LAN受信タスク15b、拡張LAN受信
タスク15cおよびパラレル受信タスク15dは、各々
のタスクが管理するインタフェースを介し受信した印刷
ジョブをリングバッファライブラリによってRAM1b
上に構成されるリングバッファに書き込む処理を行う。
ここで、印刷ジョブとは、印刷データの実行処理単位を
いい、ホストからの1回の印刷依頼について1つの印刷
ジョブとなる。
【0019】また、ジョブ解析/展開タスク15eは、
リングバッファから読み出した印刷ジョブの内容を解析
し、印刷データをビットマップデータに変換した後、R
AM1b上に確保されたページバッファに書き込む。こ
のページバッファに対するデータの読み書き等の制御は
ページバッファライブラリを利用して行う。印刷部管理
タスク15fは、ページバッファに格納されているビッ
トマップデータに基づき、印刷処理部を制御して紙等の
印刷媒体に印刷し、出力する。
【0020】ジョブ管理タスク15hは、上述した印刷
ジョブの流れを各業務タスクとのメッセージ交換により
管理する。業務タスク管理タスク15gは、ハードウェ
アの構成や設定状態に応じて、各業務タスクの起動、終
了および制御を行う。また、プロトコル振分タスク15
aは、LAN2上を複数のプロトコルが同時に流れてい
る場合に、各プロトコル毎のLANドライバを利用して
各々のプロトコルに対応したLAN受信タスクへ受信デ
ータを振り分る。したがって、LAN受信タスク15b
と拡張LAN受信タスク15cは、プロトコル振分タス
ク15aの起動後に起動される必要があるため、ここに
タスクの依存関係が生じていることになる。なお、プロ
トコル振分タスク15aとLANドライバとのインタフ
ェースは、システムコールによって実現される。
【0021】これら業務タスク15a〜15iは上述し
た機能によって以下のように分類される。 ホストであるワークステーションからのデータ受信
および要求に対する応答を行う入力タスク群(LAN受
信タスク15b、拡張LAN受信タスク15cおよびパ
ラレル受信タスク15dが含まれる。) 印刷処理部、ファクシミリ送信部等にデータの出力
を行う出力タスク群(印刷部管理タスク15fが含まれ
る。) 印刷ジョブの解析やビットマップデータへの変換を
行うデータ処理タスク群(ジョブ解析/展開タスク15
eが含まれる。) 各業務タスクの調停、ジョブの実行処理過程の管理
を行う管理タスク群(プロトコル振分タスク15a、業
務タスク管理タスク15gおよびジョブ管理タスク15
hが含まれる。)
【0022】また、上述した業務タスク15a〜15i
は、メッセージ駆動型プログラミング方式によって各々
のプログラムが記述されている。ここで、メッセージ駆
動型プログラミングとは、一般にあるタスクが他のタス
クからのメッセージに応じた処理を行うようにプログラ
ミングする方式をいう。
【0023】(3)タスク間通信の方法 次に、本実施例の業務タスクの間で行われるタスク間通
信の方法について説明する。各業務タスクは、互いに協
調して動作するために、タスク間通信の一形態であるメ
ッセージ交換を行う。タスク間のメッセージ交換は、O
S10が提供するライブラリの1つであるメッセージキ
ューライブラリを使用して行う。
【0024】ここで、図3は、ある2つの業務タスク
A,B間でメッセージ交換を行うための処理内容をC言
語のプログラムコードによって記述した例を示してい
る。同図において、メッセージキューは名前nameで
識別され、OS10のタスク空間において一意に決定さ
れる。ここで、OS10のタスク空間とは、OS10上
で動作するアプリケーションが存在するメモリ空間を抽
象的に表現したものである。
【0025】まず、メッセージキューを利用する業務タ
スクA,Bは、メッセージキューライブラリの関数op
en_message_queue()を発行すること
により、そのメッセージキューのキュー識別子qdを得
る。そして、メッセージ送信側の業務タスクAは、メッ
セージを格納するバッファへのポインタmsgを指定し
て関数createmessage(msg)を発行す
ることにより、送信しようとするメッセージを作成す
る。そして、関数send_message()を発行
することにより、ポインタmsgで指定されるバッファ
の内容を識別子qdで指定されるメッセージキューへ転
送する。これにより、メッセージ送信が行われる。
【0026】一方、メッセージ受信側の業務タスクB
は、関数receive_message()を発行す
ることにより、識別子qdで指定されるメッセージキュ
ーの内容をポインタmsgで指定されるメッセージ格納
用のバッファへ転送する。これにより、メッセージ受信
が行われる。こうしてメッセージ交換が終了すると、業
務タスクA,Bの双方で、関数close_messa
ge()を発行することにより、メッセージキューライ
ブラリの使用終了を宣言する。
【0027】メッセージの内容は、予めメッセージ交換
を行う業務タスク間で、そのデータ構造や格納される値
を取り決めておく必要があるため、従来、新たな業務タ
スクの追加への対応が困難とされてきたが、本実施例で
は、各業務タスクが属するタスク群毎にメッセージのデ
ータ構造や格納される値を予め定めているため、タスク
群毎に業務タスクの制御/管理を行う範囲を決定するこ
とが可能となる。
【0028】(4)2種類のメッセージ“task_a
vailable”および“task_unavail
able”の意味 次に、各業務タスクが各々の状態に応じて業務タスク管
理タスク15gへ送信する2種類のメッセージ“tas
k_available”および“task_unav
ailable”について説明する。
【0029】各業務タスクは、各々の業務タスクにおい
て印刷ジョブの処理が可能となる時点で、メッセージ
“task_available”を業務タスク管理タ
スク15gへ送信する。例えば、LAN受信タスク15
bは、LAN2上のプリントサーバWS2から送信され
る印刷ジョブを受信可能になった時点でメッセージ“t
ask_available”を送信する。
【0030】また、ジョブ解析/展開タスク15eは、
規定のフォントデータをホスト(LAN2上のいずれか
のワークステーション)からダウンロードした時点でメ
ッセージ“task_available”を送信す
る。さらに、印刷部管理タスク15fは、印刷処理部に
おける定着用フューザの暖気運転が終了した時点でメッ
セージ“task_available”を送信する。
他の業務タスクについても、メッセージ“task_a
vailable”を業務タスク管理タスク15gへ送
信するタイミングは、各々の業務タスクにおいて印刷ジ
ョブの処理が可能となる時点である。
【0031】また、各業務タスクは、印刷ジョブの処理
は不可能であるが他の業務タスクとのメッセージ交換が
可能となる時点で、メッセージ“task_unava
ilable”を業務タスク管理タスク15gへ送信す
る。各業務タスクは、メッセージ“task_unav
ailable”を発行してからメッセージ“task
_available”を発行するまでの期間において
は、業務タスク管理タスク15gから送信されるメッセ
ージに応じた処理(例えば、各業務タスク毎に所有して
いるパラメータの変更、リソースの変更、システムリセ
ットのような処理)を行う。
【0032】また、各業務タスクは、メッセージ“ta
sk_available”の発行後においては、印刷
ジョブを処理する他、図示しないユーザ・インタフェー
ス(UI)管理タスクがオフラインボタン(図示しない
操作パネルに設けられている)の押下を検出したときに
送信する印刷ジョブの一時停止メッセージや、ワークス
テーションWS1〜WS4が送信する印刷ジョブの中断
メッセージ等に応じた行う。上記UI管理タスクは、印
刷装置1と操作者とのインタフェースを提供する業務タ
スクであり、操作パネル等に設けられているボタンの押
下等を検出し、その検出結果を管理タスク群へメッセー
ジ変換し送信する処理を行う。
【0033】(5)タスク管理テーブルの作成および更
新処理 次に、業務タスク管理タスク15gによるタスク管理テ
ーブルの作成及び更新処理について説明する。まず、業
務タスク管理タスク15gは、起動されると、図4に示
すようなタスク管理テーブルを作成し、該テーブルを構
成する各フィールドの初期値を全て「×」(例えば、2
値データの値「0」に相当する)に設定する。
【0034】そしてタスク管理テーブルの作成後は、以
下のように更新処理を行う。以下、図4を参照しながら
説明する。同図において、業務タスク管理タスク15g
は、所定の業務タスクt1を起動すると、当該タスクt
1を起動したことを示すためタスク管理テーブルの業務
タスクt1に対応する「起動」のフィールド値を「○」
(例えば、2値データの値「1」に相当する)にする。
【0035】そして、業務タスク管理タスク15gは、
業務タスクt1の起動直後に当該タスクt1からメッセ
ージ“task_unavailable”を受信する
と、その「“task_unavailable”受
信」のフィールド値を「×」から「○」に変更する。
【0036】さらに、業務タスク管理タスク15gは、
業務タスクt1が印刷ジョブの処理可能状態になり、当
該タスクt1からメッセージ“task_availa
ble”を受信すると、その「“task_avail
able”受信」のフィールド値を「×」から「○」に
変更する。このように、業務タスク管理タスク15g
は、各業務タスクの状態に応じてタスク管理テーブルの
該当フィールドを更新し、このテーブルの設定内容に応
じてシステムを制御する範囲を決定する。
【0037】(6)実施例の全体動作 次に、図5に示すフローチャートを参照し、本実施例の
全体動作を説明する。まず、印刷装置1に電源が投入さ
れると、CPU1aはROM1cから制御プログラムを
RAM1bにロードし、OS10を起動する。そして、
OS10の起動後、ハードディスク1dから業務プログ
ラムをRAM1bにロードし、まず最初に業務タスク管
理タスク15gを起動する。
【0038】業務タスク管理タスク15gが起動される
と、そのステップSa1において当該装置1に実装され
ている各デバイスの検査等の初期化処理を行う。また、
このとき、実装されている各デバイスに対応する業務タ
スクに関する情報に基づき業務タスクのエントリを決定
し、これによりタスク管理テーブル(図4参照)を作成
する。すなわち、予め規定されているデバイスに対応す
る業務タスクに関する情報がROM1cに保持されてお
り、この情報に基づいてタスク管理テーブルにエントリ
すべき業務タスクが定められるようになっている。
【0039】そしてステップSa2〜Sa7では、上記
タスク管理テーブルのエントリに従って順次業務タスク
を起動する。したがって、仮にLANインタフェース・
カードが実装されていない場合は、LAN受信タスク1
5bがタスク管理テーブルにエントリされず、LAN受
信タスク15bが起動されないことになる。本実施例に
おいては、ジョブ管理タスク15h、印刷部管理タスク
15f、ジョブ解析/展開タスク15e、プロトコル振
分タスク15a、LAN受信タスク15b、パラレル受
信タスク15cの順に業務タスクを起動する。なお、予
め規定されていないデバイスが装置1に実装されている
場合には図6に示す処理が行われる。この処理について
は後述する。
【0040】ここで、ステップSa6において起動され
るLAN受信タスク15bの処理内容について説明す
る。LAN受信タスク15bは、ステップSb1におい
て初期化処理を行った後、ステップSb2で、メッセー
ジ“task_unavailable”を業務タスク
管理タスク15gへ送信する。
【0041】業務タスク管理タスク15gは、LAN受
信タスク15bからメッセージ“task_unava
ilable”を受信すると、タスク管理テーブルのL
AN受信タスク15bに対応する「“task_una
vailable”受信」のフィールド値を「×」から
「○」に変更する。その後、業務タスク管理タスク15
gは、ステップSa7に進み、次のパラレル受信タスク
15dを起動する。
【0042】一方、LAN受信タスク15bは、ステッ
プSb3において、LAN2上のプリントサーバWS2
を検索する。そして、ステップSb4においてプリント
サーバWS2の存在が確認されると、ステップSb5に
おいて、該サーバWS2から送信される印刷ジョブを受
信し、これを次段へ出力する処理を行うための初期化を
行う。この初期化処理が正常終了し、印刷ジョブの印字
が可能な状態になると、ステップSb6において、メッ
セージ“task_available”を業務タスク
管理タスク15gへ送信する。その後、ステップSb7
において他の業務タスクからのメッセージ、ジョブ処理
命令、リセット命令等のイベント待ち状態となり、以
下、各々のイベントに対応した処理を行う(ステップS
b8〜Sb12)。
【0043】例えば、印刷ジョブの処理要求を出したワ
ークステーション(クライアント)からリセット要求を
受信すると、ステップSb10の判断結果が「YES」
となり、ステップSb11へ進む。ステップSb11で
は、リセット中はジョブ処理可能ではないことから、メ
ッセージ“task_unavailable”を業務
タスク管理タスク15gへ送信し、その後リセット処理
を行う。一方、業務タスク管理タスク15gは、このメ
ッセージ“task_unavailable”を受け
て、タスク管理テーブルのLAN受信タスク15bに対
応する「“task_available”受信」のフ
ィールド値を「○」から「×」に変更する。
【0044】そして、LAN受信タスク15bは、リセ
ット処理が終了し、ジョブ処理可能な状態になると、再
びメッセージ“task_available”を業務
タスク管理タスク15gへ送信する(ステップSb3〜
Sb6)。これを受けて、業務タスク管理タスク15g
は、タスク管理テーブルのLAN受信タスク15bに対
応する「“task_available”受信」のフ
ィールド値を「×」から「○」に変更する。
【0045】同様に、印刷部管理タスク15fは、業務
タスク管理タスク15gのステップSa3において起動
された後、印刷処理部におけるトナー定着部(図示略)
の暖気運転が終了すると、メッセージ“task_av
ailable”を業務タスク管理タスク15gへ送信
する。また、業務タスク管理タスク15gのステップS
a2において起動されるジョブ解析/展開タスク15e
は、装置1の起動時にホスト(LAN2上のいずれかの
ワークステーション)から規定のフォント情報をダウン
ロードする場合、このダウンロード終了後にメッセージ
“task_available”を業務タスク管理タ
スク15gへ送信する。なお、他の業務タスクの処理内
容については簡単のため説明を省略する。
【0046】このように、本実施例によれば、業務タス
ク管理タスク15gは、各業務タスクを起動した後、各
々の業務タスクがその状態に応じて送信してくるメッセ
ージによってタスク管理テーブルを更新し、このテーブ
ルの設定状態に応じて処理可能な範囲を決定することが
できる。したがって、例えばLAN受信タスク15bや
パラレル受信タスク15cは、印刷部管理タスク15f
やジョブ解析/展開タスク15eの起動を待たずに、ホ
ストであるワークステーションから印刷ジョブを受信す
ることができる。この結果、装置1全体としての起動時
間を短縮することができる。
【0047】(7)印刷装置1を起動した後のシステム
拡張時の動作 次に、印刷装置1を起動した後にシステムを拡張する時
の動作について説明する。以下、図6に示すフローチャ
ートを参照し、装置1を起動した後に拡張LANに対応
すべくシステムを拡張する場合を例として説明する。
【0048】まずステップSc1において、ICカード
インタフェース1gを制御するICカード管理タスク1
5iがメッセージの受信待ち状態となり、ICカードが
ICカードインタフェース1gに挿入されたか否かを検
出する。そして、ICカードの挿入を検出すると、ステ
ップSc2の判断結果が「YES」となり、ステップS
c3に進む。
【0049】ステップSc3においては、ICカードに
記録されている管理情報を読み出す。この管理情報は、
例えば図7に示すように、拡張プログラム名、拡張プロ
グラムの実行に必要な実行環境名、拡張プログラムが使
用する新規実行環境の他、追加デバイスに対応する業務
タスクに関する情報(以下、追加デバイス情報という)
を含んでいる。この追加デバイス情報には、業務タスク
の起動順序、業務タスク間の依存関係などの追加デバイ
スへの入出力/制御を行う業務タスクの起動に必要な情
報が記述されている。
【0050】ICカードには、拡張プログラムとしてL
AN受信タスク15bとはプロトコルが異なる拡張LA
N受信タスク15cが格納されているものとする。ま
た、この場合、プロトコル判別のための拡張LANドラ
イバと、受信した印刷ジョブをスプールするため記憶装
置が必要となることを前提としている。
【0051】ここで、図8はプログラムの実行環境を管
理するための実行環境管理テーブルの内容を示す図であ
る。この場合、装置1の起動時に拡張LANドライバが
RAM1bにロードされていないため、テーブルの該当
フィールドには「×」が設定されている。前述の業務タ
スク管理タスク15gは、このような実行環境管理テー
ブルを参照することにより、RAM1bにロードする必
要がある実行環境を識別する。
【0052】また、追加デバイスとして印刷ジョブをス
プールのための記憶装置が必要とされるが、この記憶装
置への入出力制御は、ディスク・ドライバ12aとシス
テムコールを介して行うため、ディスク・インタフェー
ス1hに対応する拡張業務タスクは存在しない。
【0053】そして、業務タスク管理タスク15gは、
ステップSc4において拡張LANドライバをROM1
cからRAM1bへロードした後、ステップSc5にお
いて拡張LAN受信タスク15cを起動する。
【0054】このように、本実施例によれば、印刷装置
1を起動した後においても、電源を投入したままの状態
で、ICカードを用いてシステムを拡張し、該当する業
務タスクを起動することができる。すなわち、プラグ・
アンド・プレイが可能となる。また、既に動作している
装置またはシステムの処理を中断することなく新たな拡
張業務タスクを起動できる。また、ICカード等を介し
て供給される拡張プログラムに対して、システムのプロ
グラムを修正する必要がない。また、印刷装置1の構成
に応じたソフトウェアのみをRAM1bにロードし起動
するため、メモリ資源を効率よく利用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、起動できないか、あるいは起動してもジョ
ブの処理を実行できない状態にある業務タスクが存在し
ても、これらの業務タスクを待たずに、既に起動されジ
ョブの処理を実行できる状態にある業務タスクが先にジ
ョブの処理を進めることができる。この結果、業務タス
クの数が多い場合など全てのタスクの起動に時間がかか
る場合においても、処理可能なタスクからジョブの処理
実行を進めることができ、装置全体の起動が速くなる。
また、装置の起動後においても、各々の業務タスクが独
立してジョブの処理実行を進めることができるため、処
理効率が向上する。また、請求項2記載の発明によれ
ば、装置を停止させずにオプション品の追加などのシス
テムの拡張に対して容易に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のハードウェア構成を示すブロック図
である。
【図2】 実施例のソフトウェア構成を示す概念図であ
る。
【図3】 メッセージ交換の処理内容を示す図である。
【図4】 タスク管理テーブルの内容を示す図である。
【図5】 実施例の動作を示す図である。
【図6】 実施例の動作を示す図である。
【図7】 ICカードに記録されている管理情報を示す
図である。
【図8】 実行環境管理テーブルの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 LAN 15a プロトコル振り分けタスク 15b LAN受信タスク 15c 拡張LAN受信タスク 15d パラレル受信タスク 15e ジョブ解析/展開タスク 15f 印刷部管理タスク 15g 業務タスク管理タスク(タスク状態検出手段、
タスク制御手段、拡張プログラム起動手段) 15h ジョブ管理タスク 15i ICカード部管理タスク(拡張プログラム導入
手段) WS1〜WS4 ワークステーション

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータから供給されるジョ
    ブに画像処理を施すための各処理を複数の業務タスクに
    よって分担して行うマルチタスク方式の画像処理装置で
    あって、 各々の業務タスクがジョブを処理可能な状態であるか否
    かをこれら業務タスクとのタスク間通信によって検出す
    るタスク状態検出手段と、 前記タスク状態検出手段の検出結果に基づき、ジョブの
    処理可能な範囲を決定し、当該範囲内で各業務タスクに
    ジョブの処理実行を指示するタスク制御手段とを具備す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 装置に新たに追加されるデバイスを制御
    する業務タスクのプログラムを取り込む拡張プログラム
    導入手段と、 この取り込んだプログラムの業務タスクを前記既存の業
    務タスクに加えて起動する拡張プログラム起動手段とを
    具備することを特徴とする画像処理装置。
JP6252535A 1994-10-18 1994-10-18 画像処理装置 Pending JPH08115224A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196939A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Nec Corp 常駐プロセスの起動・終了制御装置とその制御方法及びその方法を記録した記録媒体
US7318083B2 (en) 2001-08-27 2008-01-08 Ricoh Company, Ltd. Information processing system

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JP2002196939A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Nec Corp 常駐プロセスの起動・終了制御装置とその制御方法及びその方法を記録した記録媒体
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