JPH0811513B2 - 直流高圧接地継電器 - Google Patents
直流高圧接地継電器Info
- Publication number
- JPH0811513B2 JPH0811513B2 JP13353687A JP13353687A JPH0811513B2 JP H0811513 B2 JPH0811513 B2 JP H0811513B2 JP 13353687 A JP13353687 A JP 13353687A JP 13353687 A JP13353687 A JP 13353687A JP H0811513 B2 JPH0811513 B2 JP H0811513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential difference
- substation
- ground
- mat
- ground fault
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電鉄用直流変電所の直流高圧接地継電器
に関し、地表面電位勾配を接地事故の判定に用いた直流
高圧接地継電器に関するものである。
に関し、地表面電位勾配を接地事故の判定に用いた直流
高圧接地継電器に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来の直流高圧接地継電器は、第2図でレール4と変
電所の接地マット1間の電位差2だけで接地の判定5を
行っている。このため、第3図に示すとおり変電所の接
地マット1に地絡した場合、変電所の接地マット1の電
位は通常時より上昇し継電器2に印加される電位差は2a
となる。
電所の接地マット1間の電位差2だけで接地の判定5を
行っている。このため、第3図に示すとおり変電所の接
地マット1に地絡した場合、変電所の接地マット1の電
位は通常時より上昇し継電器2に印加される電位差は2a
となる。
また、変電所の外で地絡した場合、地絡点からの漏れ
電流はレール4に吸い上げられるためレール4の電位は
通常時より下降し、接地マット1とレール4間の電位差
は2aとなり変電所の接地マット1に地絡した場合と同じ
極性の電位差となる。このため、変電所の外の地絡に対
しても動作し列車の運行に支障をきたす誤動作が発生し
ている。
電流はレール4に吸い上げられるためレール4の電位は
通常時より下降し、接地マット1とレール4間の電位差
は2aとなり変電所の接地マット1に地絡した場合と同じ
極性の電位差となる。このため、変電所の外の地絡に対
しても動作し列車の運行に支障をきたす誤動作が発生し
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したように、従来の直流高圧接地継電器では変電
所の構外地絡事故か構内地絡かを判別することができな
かった。
所の構外地絡事故か構内地絡かを判別することができな
かった。
本発明は、上記問題点を解決するために、変電所の構
外地絡事故か構内地絡かを確実に判別可能な直流高圧接
地継電器を提供することを目的とする。
外地絡事故か構内地絡かを確実に判別可能な直流高圧接
地継電器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、直流高圧接地
継電器において、電鉄用変電所の接地マットとレール間
に設置される第1の電位差検出部と、前記接地マットと
該接地マットから所定距離だけ離れた地点に設置される
照合電極間に設けられる第2の電位差検出部とを具備
し、前記第1の電位差検出部と第2の電位差検出部との
両方の検出値が設定値以上になった場合に当該変電所の
構内地絡と判定するようにしたものである。
継電器において、電鉄用変電所の接地マットとレール間
に設置される第1の電位差検出部と、前記接地マットと
該接地マットから所定距離だけ離れた地点に設置される
照合電極間に設けられる第2の電位差検出部とを具備
し、前記第1の電位差検出部と第2の電位差検出部との
両方の検出値が設定値以上になった場合に当該変電所の
構内地絡と判定するようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳細に説明
する。
する。
本発明は、第1図で地絡時に地表面電位勾配の電位差
2bを付加することで、変電所の構内と外とを判別するも
のである。
2bを付加することで、変電所の構内と外とを判別するも
のである。
検出回路は、接地マット1から数m離れた地点に照合
電極6を打設し、1と6間の地表面電位勾配の電位差2b
とレール4と接地マット1間の電位差2aとを入力とし、
2bと2aの両方が設定値以上となった時は、構内地絡と判
断5し瞬時にしゃ断器の「切」操作を行う。また、2bが
設定値以下で2aが設定値以上が継続した時、変電所の外
の地絡と判断5し、他の保護系の後備保護として検出よ
り一定時限後しゃ断器の「切」操作を行う。
電極6を打設し、1と6間の地表面電位勾配の電位差2b
とレール4と接地マット1間の電位差2aとを入力とし、
2bと2aの両方が設定値以上となった時は、構内地絡と判
断5し瞬時にしゃ断器の「切」操作を行う。また、2bが
設定値以下で2aが設定値以上が継続した時、変電所の外
の地絡と判断5し、他の保護系の後備保護として検出よ
り一定時限後しゃ断器の「切」操作を行う。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、直流高
圧接地継電器において、電鉄用変電所の構内地絡事故
か、構外における地絡事故かを確実に判別することがで
きる。
圧接地継電器において、電鉄用変電所の構内地絡事故
か、構外における地絡事故かを確実に判別することがで
きる。
従って、列車の運行に不要な支障を来すことなく、的
確な列車の運行を行うことができる。
確な列車の運行を行うことができる。
第1図に本発明の検出回路を、第2図に従来の検出回路
を第3図に地絡時の地表面電位勾配の変化を示す。 1……変電所の接地マット 2(2a、2b)……電位差検出部 3……ダイオード 4……レール 5……判定部及び出力部 6……照合電極
を第3図に地絡時の地表面電位勾配の変化を示す。 1……変電所の接地マット 2(2a、2b)……電位差検出部 3……ダイオード 4……レール 5……判定部及び出力部 6……照合電極
Claims (1)
- 【請求項1】電鉄用変電所の接地マットとレール間に設
置される第1の電位差検出部と、前記接地マットと該接
地マットから所定距離だけ離れた地点に設置される照合
電極間に設けられる第2の電位差検出部とを具備し、前
記第1の電位差検出部と第2の電位差検出部との両方の
検出値が設定値以上になった場合に当該変電所の構内地
絡と判定することを特徴とする直流高圧接地継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353687A JPH0811513B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 直流高圧接地継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353687A JPH0811513B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 直流高圧接地継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301138A JPS63301138A (ja) | 1988-12-08 |
JPH0811513B2 true JPH0811513B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=15107103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13353687A Expired - Lifetime JPH0811513B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 直流高圧接地継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811513B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP13353687A patent/JPH0811513B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63301138A (ja) | 1988-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5382946A (en) | Method and apparatus for detecting leakage resistance in an electric vehicle | |
JPH027248B2 (ja) | ||
JP3910357B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH0811513B2 (ja) | 直流高圧接地継電器 | |
JPS6321148Y2 (ja) | ||
JP3656824B2 (ja) | 地絡方向継電装置 | |
JP2553827Y2 (ja) | 直流き電システムのレール電位保護装置 | |
JPS60261324A (ja) | 選択地絡保護装置 | |
CA1083673A (en) | Device for checking the insulation of the leads connecting a generator to a receiver | |
JPH0690247B2 (ja) | 絶縁抵抗測定装置の自己診断方法 | |
JPS6321150Y2 (ja) | ||
JPH0667103B2 (ja) | 地絡検出装置 | |
JPS6130411Y2 (ja) | ||
JPS60160328A (ja) | 直流地絡故障検出装置 | |
JPH0134518Y2 (ja) | ||
JPH05103417A (ja) | 地絡方向継電器 | |
JPS6147047B2 (ja) | ||
JPH0524622Y2 (ja) | ||
JPH0452049B2 (ja) | ||
JPS58215914A (ja) | 線路保護リレ− | |
JPS632067B2 (ja) | ||
JPH0274876A (ja) | 制御回路の混触検出装置 | |
JPS63242104A (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH0159816B2 (ja) | ||
JPH08228433A (ja) | 高圧電源およびシールド電位検出回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080207 Year of fee payment: 12 |