JPH08115059A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08115059A
JPH08115059A JP24959794A JP24959794A JPH08115059A JP H08115059 A JPH08115059 A JP H08115059A JP 24959794 A JP24959794 A JP 24959794A JP 24959794 A JP24959794 A JP 24959794A JP H08115059 A JPH08115059 A JP H08115059A
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signal line
display signal
scanning
display
circuit
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JP24959794A
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Takashige Oota
隆滋 太田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソースドライバの高速動作を行うことなく、
各絵素Gに印加される電圧の極性反転の周波数を高め
て、フリッカ,つまり画面のちらつきのない液晶表示装
置100を提供する。 【構成】 第1,第2の2つのソースドライバ4,7を
備え、第1のソースドライバに表示信号VSAを供給す
るとともに、第2のソースドライバ7には、上記表示信
号VSAを遅延回路5で垂直走査期間の2分の1の期間
だけ遅延させて反転回路6で極性を反転させた表示信号
VSBを入力し、この際、制御部8からの選択信号SD
1,SD2によってこれらのソースドライバ4,7を交互
に表示パネル1の各表示信号線SLに接続するととも
に、各垂直走査期間ごとに各走査信号線GLを2回ずつ
走査させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
方式の液晶パネルを交流駆動する液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の液晶表示装置は、液晶の分極によ
る劣化を防止するために、この液晶に印加する電圧の極
性を順次反転させる交流駆動を行う必要があり、インタ
ーレース方式の走査駆動を行う場合には、この極性の反
転を1フィールドごとに行うのが一般的である。ところ
が、このような駆動方式では、各絵素に30分の1秒ご
とに電圧が印加されるため、印加電圧の極性反転の周波
数が15Hzと低く、表示画面がちらついて見えるフリ
ッカが発生するという問題がある。
【0003】そこで、上記フリッカの問題に対する対策
として、印加電圧を1H期間(1水平走査期間)ごとに
反転させ、かつ、図7に示すように、各絵素Gの印加電
圧も1V期間(1垂直走査期間)ごとに反転する1H1
V反転駆動法がある。
【0004】ここで、図7は、絵素Gを千鳥状に配置し
た表示パネルを示し、このパネルでは、各行の絵素Gに
対応して走査信号線GL1,GL2…が設けられ、各列の
絵素Gに対応して表示信号線SLi,SLi+1…が設けら
れている。
【0005】また、上記フリッカを防止するための他の
方法として、特開平2−83584号公報では、従来技
術の説明において、外部メモリを用いた倍速駆動法が開
示されている。この倍速駆動法は、図8に示すように、
映像信号源31から送られて来る水平同期周波数f(f
=15.75kHz)の通常の映像信号をA/D変換器
32でディジタル信号に変換すると共に、2個のライン
メモリ33a,33bにそれぞれ1Hずつ交互に書き込
み記憶させる。この時、一方のラインメモリ33aに書
き込みが行われている間に、他方のラインメモリ33b
から1Hの映像信号を倍速の水平同期周波数2f(2f
=31.5kHz)で2回ずつ読み出して、D/A変換
器34でアナログ信号に戻す。そして、読み出した映像
信号を極性反転回路35で液晶の交流駆動用の反転信号
に変換してから、出力バッファ36を介してソースドラ
イバ37(表示信号線駆動回路)に送り、図示しない液
晶表示パネルで表示させる。
【0006】なお、該ソースドライバ37は、クロック
及びスタートパルスを入力とするシフトレジスタ37
a、その出力により駆動される、1系列のサンプルホー
ルド回路37b、及び該回路の出力に接続された出力バ
ッファ37cとを有しており、既存のものと同様の回路
構成となっているが、倍速映像信号や倍速スキャンに対
応してドライバ駆動周波数が倍になっている。
【0007】上記倍速駆動法では、上述した倍速動作に
よって、1Hの期間内に同じ映像信号を用いて2本の走
査線を走査し、1V(60分の1秒)の期間内に全ての
走査線を走査するため、絵素へは1/60秒ごとに電圧
が印加されることとなり、絵素への印加電圧の極性変化
は30Hzとなる。この結果、該極性変化によるフリッ
カとして認識されなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記1H1
V反転駆動法によって、例えば1Hごとに黒レベルと白
レベルが変化するような横ストライプ映像信号の表示時
には、図9に示すように、一方の1Vの期間では(実線
で示す)1Hおきの白レベルのみが反転駆動され、他方
の1Vの期間では(破線で示す)1Hおきの黒レベルの
みが反転駆動されることになり、印加電圧の偏りが大き
くなる。この結果、ビデオ印加電圧に対する液晶の透過
率の非線型性に起因して、対向電極に印加する最適な対
向電圧が極性によって図のように1水平ライン毎に変動
することになり、この変動が上記駆動法の場合には15
Hzの低周波となるためラインフリッカが発生する。
【0009】従って、このような1H1V反転駆動法
は、映像信号のパターンによってラインフリッカが発生
し、特にコンピュータ等で用いるような表示信号の周波
数帯域の高い映像信号に対しては、フリッカの根本的な
対策とはならなかった。
【0010】また、外部メモリによる倍速駆動の場合、
ビデオ信号処理回路には、入力信号の倍の、信号処理の
ための周波数帯域が必要となり、ソースドライバ37に
は倍速駆動に対応した高速クロック動作が不可欠とな
る。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ソースドライバの高速動作を行
うことなく、各絵素に印加される電圧の極性反転の周波
数を高めて、フリッカ,つまり画面のちらつきをなくす
ことができる液晶表示装置を提供することが本発明の目
的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
装置は、マトリクス状に配列された複数の絵素と、該絵
素配列の各列に対応して設けられ、該絵素に表示信号を
供給するための複数の表示信号線と、該絵素列の各行に
対応して設けられ、表示信号の絵素への供給を制御する
ための走査信号線とを有し、走査信号線の選択と、表示
信号の表示信号線への供給とにより対応する絵素の表示
が行われる表示パネルを備えている。また該液晶表示装
置は、外部からの映像信号をサンプリングし、得られた
各サンプリング表示信号を、対応する表示信号線に供給
する第1の表示信号線駆動手段と、外部からの映像信号
を反転して、反転映像信号を出力する信号処理回路と、
該反転映像信号をサンプリングし、得られた各サンプリ
ング反転表示信号を、対応する表示信号線に供給する第
2の表示信号線駆動手段とを備えている。さらに該液晶
表示装置は、1垂直走査期間内に各表示信号線に、同一
の表示情報を有するサンプリング表示信号とサンプリン
グ反転表示信号とが少なくとも1回づづ交互に出力され
るよう該両表示信号線駆動手段を制御する制御手段と、
該走査信号線の走査を、該サンプリング表示信号及びサ
ンプリング反転表示信号が表示信号線に供給されるタイ
ミングと同期させて行う走査手段とを備えている。その
ことにより上記目的が達成される。
【0013】この発明は、上記液晶表示装置において、
好ましくは、前記第1及び第2の表示信号線駆動回路は
それぞれ、シリアルに入力された映像信号から各絵素の
映像信号を順次サンプリングするサンプリング回路と、
該サンプリング回路でサンプリングした各映像信号を保
持して出力するホールド回路と、該ホールド回路の各出
力と該各表示信号線との間の導通/遮断を行うスイッチ
回路とを有し、それぞれ複数個設けられている。また、
前記信号処理回路は、いずれか1つの表示信号線駆動回
路に入力される映像信号を、垂直走査期間を前記表示信
号線駆動回路の数で等分した期間ずつ順次遅延させると
ともに、該順次遅延された映像信号を1つおきに極性を
反転させて、残りの表示信号線駆動回路のそれぞれに入
力する映像信号遅延反転回路である。さらに上記走査手
段は、垂直走査期間ごとに、該各走査信号線を該表示信
号線駆動回路の数と同じ回数ずつ択一的に走査するもの
であり、上記制御手段は、該各走査信号線を走査する複
数回の各走査期間に、該複数の表示信号線駆動回路を択
一的に選択し、選択した表示信号線駆動回路の該スイッ
チ回路のみ導通させるものである。
【0014】この発明に係る液晶表示装置は、マトリク
ス状に配列された複数の絵素と、各列の絵素に対応して
設けられ、該絵素に映像信号を供給するための複数の表
示信号線と、各行の絵素に対応して設けられ、表示信号
の絵素への供給を制御するための走査信号線とを有する
表示パネルと、シリアルに入力された映像信号から各絵
素の映像信号を順次サンプリングするサンプリング回路
と、該サンプリング回路でサンプリングした各映像信号
を保持して出力するホールド回路と、該ホールド回路の
各出力と該各表示信号線との間の導通/遮断を行うスイ
ッチ回路とをそれぞれ有する2つの表示信号線駆動回路
とを備えている。さらに、上記液晶表示装置は、一方の
表示信号線駆動回路に入力される映像信号を、垂直走査
期間の2分の1の期間遅延させると共に極性を反転させ
て他方の表示信号線駆動回路に入力する映像信号遅延反
転回路と、各水平走査期間と各垂直走査期間をそれぞれ
2等分し、各垂直走査期間の前半の期間の開始時から1
垂直走査期間にわたって、各水平走査期間の前半の期間
にだけ各走査信号線を順次選択すると共に、各垂直走査
期間の後半の期間の開始時から1垂直走査期間にわたっ
て、各水平走査期間の後半の期間にだけ各走査信号線を
順次選択する走査手段と、該走査手段が各走査信号線を
各水平走査期間の前半の期間に走査を行う場合に、一方
の表示信号線駆動回路の該スイッチ回路のみを導通させ
ると共に、該走査手段が各走査信号線を各水平走査期間
の後半の期間に走査を行う場合に、他方の表示信号線駆
動回路の該スイッチ回路のみを導通させる表示信号選択
手段とを備えており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0015】
【作用】この発明においては、走査手段が1垂直走査期
間内に各走査信号線を複数回ずつ走査する際に、複数の
表示信号線駆動回路に保持された、極性が交互に反転す
る映像信号を順次択一的に選択して各表示信号線に出力
させるので、各絵素に印加する電圧の極性の切り替え周
期が1垂直走査期間以下に短縮されることとなり、フリ
ッカがなくなる。
【0016】また、各表示信号線駆動回路に保持される
映像信号は順次遅延されたものとなるので、これら各表
示信号線駆動回路に保持された映像信号に基づく各走査
信号線の走査を順次ずらして実行し、それぞれの走査信
号線の走査を一定期間ごとの等間隔に行うことにより、
双方の極性の電圧の印加期間を均衡させることができ
る。
【0017】しかも、映像信号の各表示信号線駆動回路
への転送速度は通常のままでよいので、走査信号線を駆
動する回路以外は格別の高速動作は不要となる。
【0018】
【実施例】以下まず、本発明の基本原理について図5及
び図6を用いて説明する。
【0019】なおここでは説明を簡単なものにするた
め、図6に示す3×3絵素の液晶表示パネル21を、図
5に示すタイミングチャートに基づいて駆動する場合に
ついて説明する。
【0020】液晶駆動用に適宜反転された映像信号は、
図6に示すように、一方の表示信号線駆動回路22に入
力されると共に、映像信号遅延反転回路23を介して他
方の表示信号線駆動回路24に入力される。従って、図
5に示すように、一方の表示信号線駆動回路22には、
時刻t1〜t7の間に1画面分の映像信号VS11〜VS19
が入力されるが、他方の表示信号線駆動回路24には、
同じ1画面分の映像信号VS11〜VS19が映像信号遅延
反転回路23で垂直走査期間の2分の1の期間遅延され
ると共に極性反転されて、時刻t4〜t10の間に入力さ
れることになる。
【0021】また、これらの表示信号線駆動回路22,
24は、3絵素分の映像信号が入力されるたびに、次の
水平走査期間の間これらの映像信号を保持するので、一
方の表示信号線駆動回路22は、例えば映像信号VS11
〜VS13を時刻t3〜t5の間ホールド回路H11〜H13に
保持し、他方の表示信号線駆動回路24は、時刻t6〜
t8の間ホールド回路H21〜H23に保持する。
【0022】走査手段は、水平走査期間を2等分した前
半の期間に各走査信号線GL1〜GL3を1Vにわたって
順次走査する。即ち、時刻t3〜t4の期間に走査信号線
GL1を走査し、時刻t5〜t6の期間に走査信号線GL2
を走査し、時刻t7〜t8の期間に走査信号線GL3を走
査する。そして、この際には、表示信号選択手段が一方
の表示信号線駆動回路22に保持された映像信号を液晶
表示パネル21の各絵素Gに送る。
【0023】また、この走査手段は、水平走査期間を2
等分した後半の期間についても、垂直走査期間の2分の
1の期間だけ遅れて各走査信号線GL1〜GL3を1Vに
わたって順次走査する。即ち、時刻t6〜t7の期間に走
査信号線GL1を走査し、時刻t8〜t9の期間に走査信
号線GL2を走査し、時刻t10〜t11の期間に走査信号
線GL3を走査する。そして、この際には、表示信号選
択手段が他方の表示信号線駆動回路24に保持された映
像信号を液晶表示パネル21の各絵素Gに送る。
【0024】従って、液晶表示パネル21の例えば第1
行第1列の絵素G11には、時刻t3〜t6の期間に正の
(反転されない)映像信号VS11が印加され、これに続
く時刻t6〜t9の期間に負の(反転された)映像信号V
S11が印加される。そして、他の絵素G12〜G33につい
ても同様に、垂直走査期間の2分の1の期間は正の映像
信号が印加され、残りの2分の1の期間には同じ映像信
号を反転した負の映像信号が印加されることになる。
【0025】この結果、各絵素Gの印加電圧は、垂直走
査期間が反転周期となるので、フリッカの発生を確実に
防止することができるようになる。また、表示信号線駆
動回路22,24は、映像信号を通常の速度でサンプリ
ングすることができるので高速動作の必要がない。しか
も、映像信号遅延反転回路23は、アナログ回路のみに
よって構成することが可能となる。
【0026】以下、本発明の実施例を詳述する。
【0027】図1ないし図4は本発明の一実施例による
液晶表示装置を説明するための図であり、図1は液晶表
示装置の構成を示すブロック図、図2はソースドライバ
の構成を示すブロック図、図3は液晶表示装置の動作を
説明するためのタイムチャート、図4は各絵素の印加電
圧の反転周期を説明するための、液晶パネルの模式図で
ある。
【0028】図において、100は第1,第2の2つの
ソースドライバ(表示信号線駆動回路)4,7を有する
本実施例の液晶表示装置で、図1に示すように、絵素G
11…を千鳥格子状に配置したアクティブマトリクス方式
の表示パネル1を備え、映像信号源2からの映像信号
が、極性反転回路3を介して第1のソースドライバ4に
送られるようになっている。
【0029】この極性反転回路3は、映像信号の極性を
液晶の交流駆動のために垂直走査期間ごとに交互に反転
させる回路であり、ここで極性を交互に反転された映像
信号は表示信号VSAとしてソースドライバ4に送られ
る。また、この極性反転回路3から出力された表示信号
VSAは、遅延回路5と反転回路6を介して第2のソー
スドライバ7にも送られるようになっている。
【0030】ここで、上記遅延回路5は、表示信号VS
Aを垂直走査期間の2分の1の期間遅延させる回路であ
る。この遅延回路5は、アナログ信号の遅延素子によっ
て構成することができる。ただし、フィールドメモリ等
の画像メモリを用いて構成することも可能である。ま
た、上記反転回路6は、この遅延した表示信号VSAの
極性を一律に反転させる回路であり、ここで極性を反転
された表示信号VSAは、表示信号VSBとして第2のソ
ースドライバ7に送られる。
【0031】また、上記ソースドライバ4,7には、制
御部8からサンプリングパルス信号PSA、ホールド信
号HS、及び選択信号SD1,SD2が供給されるように
なっている。このサンプリングパルス信号PSAとホー
ルド信号HSは、それぞれ各水平走査期間ごとに1個の
パルスを有するタイミング信号であり、双方のソースド
ライバ4,7に共通に送られる。上記選択信号SD1
は、各水平走査期間の前半にのみアクティブとなるタイ
ミング信号であり、第1のソースドライバ4にのみ送ら
れるもので、上記選択信号SD2は、各水平走査期間の
後半にのみアクティブとなるタイミング信号であり、第
2のソースドライバ7にのみ送られるものである。
【0032】また、これらのソースドライバ4,7は、
上記表示パネル1の各表示信号線SL1〜SLkに共通に
接続されている。この表示パネル1の各走査信号線GL
1…には、ゲートドライバ9が接続されている。ゲート
ドライバ9は、各水平走査期間を2等分して、これの前
半の期間と後半の期間とにそれぞれ各走査信号線GL1
…を1回ずつ、即ち垂直走査期間内に各走査信号線GL
1…を2回ずつ走査する回路である。
【0033】上記ソースドライバ4,7は、図2に示す
ように、反転映像信号のサンプリングを行うサンプリン
グ部11、該サンプリング信号を保持するホールド部1
2、その出力の接続されたバッファ部13、該バッファ
出力をオン,オフするスイッチ部14とから構成されて
いる。
【0034】上記サンプリング部11には、それぞれア
ナログスイッチASSAとコンデンサCSAとからなる、表
示信号線SLの数に対応する数のサンプリング回路SA
1〜SAkから構成されている。
【0035】各サンプリング回路SAには、表示信号V
SA又は表示信号VSBがそれぞれ入力される。また、各
サンプリング回路SAのアナログスイッチASSAは、制
御部8からのサンプリングパルス信号PSAに基づい
て、1水平走査期間内に1回ずつ順に導通し、表示信号
VSを絵素ごとにサンプリングするようになっている。
このサンプリングにより絵素信号A1,Ai,・・・A
kが得られる。
【0036】そして、このアナログスイッチASSAでサ
ンプリングされた表示信号VSは、コンデンサCSAで保
持されると共にホールド部12に出力される。このよう
なサンプリング動作は、サンプリングパルス信号PSA
をシフトレジスタで1絵素分の映像信号が転送される度
にシフトさせ、このシフトレジスタのパラレル出力を各
サンプリング回路SAに送ることにより実現することが
できる。
【0037】上記ホールド部12は、上記各サンプリン
グ回路SAがサンプリングした絵素信号A1〜Akがそ
れぞれ入力される複数のホールド回路HO1〜HOkから
なり、各ホールド回路は、アナログスイッチASHOとコ
ンデンサCHOとから構成されている。このホールド部1
2は、ホールド信号HSが各水平走査期間の終了時の水
平帰線期間ごとにアクティブになると、アナログスイッ
チASHOが導通して、上記絵素信号A1〜Akを一斉に
コンデンサCHOに保持させると共にバッファ部13を介
してスイッチ部14に出力するものである。このように
して水平走査期間の終了時に絵素信号A1〜Akがホー
ルド回路HOに保持されると、サンプリング回路SA
は、次の水平走査期間に再びサンプリングを行うことが
できる。
【0038】上記バッファ部13は、ホールド回路の数
に対応する数のバッファ回路E1〜Ekからなる。また、
スイッチ部14は、各バッファ回路Eから出力される絵
素信号A1〜Akがそれぞれ入力される複数のスイッチ
回路SW1〜SWkからなり、各スイッチ回路はアナログ
スイッチASSWとコンデンサCSWとから構成されてい
る。そして、選択信号SD1,SD2が各水平走査期間の
前半又は後半にアクティブになると、アナログスイッチ
ASSWが導通して、上記絵素信号A1〜Akをコンデン
サCSWに保持させると共に一斉に表示パネル1の各表示
信号線SL1〜SLkに出力する。
【0039】なお、VS1〜VS480は、それぞれ1
フィールド目の1〜480水平ライン目映像信号、VS
1’,VS2’は、それぞれ2フィールド目の1,2水
平ライン目映像信号、+VS1〜+VS480は1フィ
ールド目の1〜480水平ライン目正極性映像信号、−
VS1〜−VS480は1フィールド目の1〜480水
平ライン目負極性映像信号、+VS1’,+VS2’
は、それぞれ2フィールド目の1,2水平ライン目正極
正映像信号である。a1は−VS1のサンプリング期
間、a2はサンプリング表示信号(−VS1)のトラン
スファ期間、a3はサンプリング表示信号(−VS1)
の出力期間、b1は+VS1のサンプリング期間、b2
はサンプリング表示信号(+VS1)のトランスファ期
間、b3はサンプリング表示信号(+VS1)の出力期
間、SALLは制御部8に入力される各種信号である。
【0040】次に動作について説明する。
【0041】映像信号源2からの映像信号は、1V(垂
直走査期間)に480Hの水平走査期間を有するもので
あり、各水平走査期間の映像信号には、上記のようにそ
れぞれVS1〜VS480の符号を割り当てている。こ
の映像信号は、極性反転回路3で垂直走査期間ごとに極
性が反転する表示信号VSAに変換される。また、この
表示信号VSAは、遅延回路5で垂直走査期間の2分の
1の期間遅延されると共に、反転回路6で極性を反転さ
れて、表示信号VSBに変換される。従って、表示信号
VSAの−VS241がソースドライバ4に入力される時点
で、表示信号VSBは+VS1がソースドライバ7に入力
されることになる。なお、ここでは、極性を反転された
表示信号VSには負の符号「−」を付して示し、反転さ
れない表示信号VSには正の符号「+」を付して示す。
【0042】各水平走査期間の初めには、サンプリング
パルス信号PSAが立ち上がり、これに基づいてソース
ドライバ4,7のサンプリング部11の各サンプリング
回路SAが表示信号VSA又は表示信号VSBを絵素ごと
に順次サンプリングする。そして、水平走査期間の終了
時の水平帰線期間にホールド信号HSがアクティブ(H
レベル)になると、各サンプリング回路SAでサンプリ
ングされた表示信号VSがホールド部12の各ホールド
回路HOに保持される。
【0043】また、第1のソースドライバ4に送られる
選択信号SD1は、各水平走査期間の前半の期間にアク
ティブ(Hレベル)となるので、この期間、該ソースド
ライバ4では、スイッチ部14の各スイッチ回路SWが
導通する。第2のソースドライバ7に送られる選択信号
SD2は、各水平走査期間の後半の期間にアクティブ
(Hレベル)となるので、この期間、該第2のソースド
ライバ7では、スイッチ部14の各スイッチ回路SWが
導通する。
【0044】従って、表示パネル1の各表示信号線SL
1〜SLkには、水平走査期間の前半において、第1のソ
ースドライバ4の各ホールド回路HOに保持された表示
信号VSAが出力され、該水平走査期間の後半におい
て、第2のソースドライバ7の各ホールド回路HOに保
持された表示信号VSBが出力される。
【0045】ゲートドライバ9は、まず表示信号VSA
の各垂直走査期間について、各水平走査期間の前半の期
間ごとに走査信号線GLを順にアクティブ(Hレベル)
にする。即ち、図では、表示信号VSAの−VS2がソー
スドライバ4に入力される水平走査期間の前半に走査信
号線GL1をアクティブにして、このソースドライバ4
が保持する1H前の−VS1を各表示信号線SLに出力
させる。また、ゲートドライバ9は、これよりも垂直走
査線の2分の1の期間だけ遅れて、表示信号VSBの各
垂直走査期間について、各水平走査期間の後半の期間ご
とに走査信号線GLを順にアクティブにする。即ち、図
では、表示信号VSBの+VS2がソースドライバ7に入
力される水平走査期間の後半に走査信号線GL1をアク
ティブにして、このソースドライバ7が保持する1H前
の+VS1を各表示信号線SLに出力させる。
【0046】この結果、映像信号の1Vの期間ごとに各
走査信号線GLが2回ずつ走査され、しかも、各走査で
はソースドライバ4,7が交互に極性の異なる表示信号
VSを各表示信号線SLに出力するので、図4に示すよ
うに、表示パネル1の各絵素Gに印加される電圧は、垂
直走査期間の2分の1ごとに極性が反転される。従っ
て、この各絵素Gの印加電圧の反転周期が1Vとなっ
て、通常は60分の1秒の周期となるので、表示画面の
ちらつきは感じられなくなる。
【0047】また、ゲートドライバ9以外は、倍速動作
ではない通常の速度で動作すればよいので、高速動作が
可能な素子を用いる必要がない。さらに、遅延回路5等
はアナログ回路で構成することができるので、高価なA
/D変換器及びD/A変換器や画像メモリも不要とな
る。
【0048】このように本実施例では、第1,第2の2
つのソースドライバ4,7を備え、第1のソースドライ
バに表示信号VSAを供給し、第2のソースドライバ7
には、上記表示信号VSAを遅延回路5で垂直走査期間
の2分の1の期間だけ遅延させて反転回路6で極性を反
転させた表示信号VSBを入力し、この際、制御部8か
らの選択信号SD1,SD2によってこれらのソースドラ
イバ4,7を交互に表示パネル1の各表示信号線SLに
接続するとともに、各垂直走査期間ごとに走査信号線G
Lを2回ずつ走査させるようにしたので、ソースドライ
バの高速動作を行うことなく、各絵素Gに印加される電
圧の極性反転の周波数を高めて、フリッカ,つまり画面
のちらつきをなくすことができる。
【0049】なお、本実施例では、2つのソースドライ
バ4,7を設けた場合を示したが、3つ以上のソースド
ライバを設ければ、絵素Gの印加電圧の反転周期をさら
に短縮することができる。また、本実施例では、カラー
液晶パネル1を用いた液晶表示装置について説明した
が、他の液晶パネルを用いた液晶表示装置にも同様に本
発明を実施することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置によれば、表示信号線駆動回路を複数設けると共に
映像信号遅延反転回路を追加するだけで、これらを高速
動作させることなく、しかも、簡単な回路構成によっ
て、各絵素の印加電圧の極性反転の周波数を高めてフリ
ッカをなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液晶表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】上記液晶表示装置のソースドライバの構成を示
すブロック図である。
【図3】上記液晶表示装置の動作を示すタイムチャート
である。
【図4】上記液晶表示装置における、各絵素の印加電圧
の反転周期を示す、液晶パネルの模式図である。
【図5】本発明の基本原理を説明するための、液晶表示
装置の動作波形を示す図である。
【図6】本発明の基本原理を説明するための、液晶表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の液晶表示装置における、1H1V反転駆
動法による各絵素の印加電圧の反転周期を示す、液晶パ
ネルの模式図である。
【図8】従来の倍速駆動法を用いた液晶表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】上記従来の液晶表示装置において、1H1V反
転駆動法により横ストライプ状の模様を表示させた場合
の絵素の印加電圧をタイムチャートで示す図である。
【符号の説明】
1 表示パネル 2 映像信号源 3 極性反転回路 4 第1のソースドライバ 5 遅延回路 6 反転回路 7 第2のソースドライバ 8 制御部 9 ゲートドライバ 11 サンプリング部 12 ホールド部 14 スイッチ部 100 液晶表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の絵素
    と、該絵素配列の各列に対応して設けられ、該絵素に表
    示信号を供給するための複数の表示信号線と、該絵素配
    列の各行に対応して設けられ、表示信号の絵素への供給
    を制御するための走査信号線とを有し、走査信号線の選
    択と、表示信号の表示信号線への供給とにより対応する
    絵素での表示が行われる表示パネルと、 外部からの映像信号をサンプリングし、得られた各サン
    プリング表示信号を、対応する表示信号線に供給する第
    1の表示信号線駆動手段と、 外部からの映像信号を反転して、反転映像信号を出力す
    る信号処理回路と、 該反転映像信号をサンプリングし、得られた各サンプリ
    ング反転表示信号を、対応する表示信号線に供給する第
    2の表示信号線駆動手段と、 1垂直走査期間内に各表示信号線に、同一の表示情報を
    有するサンプリング表示信号とサンプリング反転表示信
    号とが少なくとも1回づづ交互に出力されるよう該両表
    示信号線駆動手段を制御する制御手段と、 該走査信号線の走査を、該サンプリング表示信号及びサ
    ンプリング反転表示信号が表示信号線に供給されるタイ
    ミングと同期させて行う走査手段とを備えた液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、 前記第1及び第2の表示信号線駆動回路はそれぞれ、シ
    リアルに入力された映像信号から各絵素の映像信号を順
    次サンプリングするサンプリング回路と、該サンプリン
    グ回路でサンプリングした各表示信号を保持して出力す
    るホールド回路と、該ホールド回路の各出力と該各表示
    信号線との間の導通/遮断を行うスイッチ回路とを有す
    るものであり、それぞれ複数個設けられており、 前記信号処理回路は、いずれか1つの表示信号線駆動回
    路に入力される映像信号を、垂直走査期間を前記表示信
    号線駆動回路の数で等分した期間ずつ順次遅延させると
    ともに、該順次遅延された映像信号を1つのおきに極性
    を反転させて、残りの表示信号線駆動回路のそれぞれに
    入力する映像信号遅延反転回路であり、 前記走査手段は、垂直走査期間ごとに、該各走査信号線
    を該表示信号線駆動回路の数と同じ回数ずつ択一的に走
    査するものであり、 上記制御手段は、該各走査信号線を走査する複数回の各
    走査期間に、該複数の表示信号線駆動回路を択一的に選
    択し、選択した表示信号線駆動回路の該スイッチ回路の
    み導通させるものである液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配列された複数の絵素
    と、各列の絵素に対応して設けられ、該絵素に映像信号
    を供給するための複数の表示信号線と、各行の絵素に対
    応して設けられ、表示信号の絵素への供給を制御するた
    めの走査信号線とを有する表示パネルと、 シリアルに入力された映像信号から各絵素の映像信号を
    順次サンプリングするサンプリング回路と、該サンプリ
    ング回路でサンプリングした各映像信号を保持して出力
    するホールド回路と、該ホールド回路の各出力と該各表
    示信号線との間の導通/遮断を行うスイッチ回路とをそ
    れぞれ有する2つの表示信号線駆動回路と、 一方の表示信号線駆動回路に入力される映像信号を、垂
    直走査期間の2分の1の期間遅延させると共に極性を反
    転させて他方の表示信号線駆動回路に入力する映像信号
    遅延反転回路と、 各水平走査期間と各垂直走査期間をそれぞれ2等分し、
    各垂直走査期間の前半の期間の開始時から1垂直走査期
    間にわたって、各水平走査期間の前半の期間にだけ各走
    査信号線を順次選択するとともに、各垂直走査期間の後
    半の期間の開始時から1垂直走査期間にわたって、各水
    平走査期間の後半の期間にだけ各走査信号線を順次選択
    する走査手段と、 該走査手段が各走査信号線を各水平走査期間の前半の期
    間に走査を行う場合に、一方の表示信号線駆動回路の該
    スイッチ回路のみを導通させると共に、該走査手段が各
    走査信号線を各水平走査期間の後半の期間に走査を行う
    場合に、他方の表示信号線駆動回路の該スイッチ回路の
    みを導通させる表示信号選択手段とを備えた液晶表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001209357A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Toshiba Corp 平面表示装置
CN105518773A (zh) * 2013-09-05 2016-04-20 夏普株式会社 液晶显示装置

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JP2001209357A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Toshiba Corp 平面表示装置
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