JPH08114552A - 弾性材製品の検査装置 - Google Patents

弾性材製品の検査装置

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JPH08114552A
JPH08114552A JP27595094A JP27595094A JPH08114552A JP H08114552 A JPH08114552 A JP H08114552A JP 27595094 A JP27595094 A JP 27595094A JP 27595094 A JP27595094 A JP 27595094A JP H08114552 A JPH08114552 A JP H08114552A
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JP
Japan
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elastic material
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contact
opaque
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JP27595094A
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Hirotoshi Otsuka
裕俊 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性材製品1の表面の欠陥の有無を検査する
弾性材製品の検査装置において、検査対象部以外をほぼ
カットした画像を簡単に得ることができ、同時にほとん
ど照明光を用いずに自然光のみで画像の欠陥部のコント
ラストを増大させることができるようにする。 【構成】 検査時に弾性材製品1の表面に、透明材製の
押圧部材3を極微小な凹凸による不透明ないし略不透明
な面として形成された面8を接触面として相対的に押し
付けることにより、弾性材製品1の表面部分が当該面8
と親密に接触して接触部分のみ鮮明な画像を呈するよう
にする。これをカメラ4によって押圧部材3の透明な面
9側から撮影すれば、検査対象部以外の画像をほぼカッ
トできると同時にほとんど照明光を用いずに自然光のみ
で欠陥部のコントラストが増大した画像を撮影すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性材よりなる製品の
表面の欠陥の有無を検査する弾性材製品の検査装置に関
する。また本発明の弾性材製品には、例えばオイルシー
ルのような全体がゴム状の弾性材よりなる製品が全て含
まれる。
【0002】
【従来の技術】従来この種の検査は、弾性材製品の表面
をカメラで撮影し、その画像から表面の欠陥の有無を検
査している。しかしながら弾性材製品の表面の表面形状
の変化や表面粗さの存在等による光沢ムラによって、得
られた画像から欠陥を正確に把握ないし抽出することが
難しく、これを改善する技術が求められている。このよ
うな技術として硬質透明材製の押圧部材を上記表面に相
対的に押し付けることによって表面を鏡面に近いものと
し、照明光による上記表面での正反射光成分をカメラで
受光して略均一な照度の画像を得ることで欠陥部のコン
トラストを上げ、表面の欠陥の有無の検査精度を高めよ
うとするものがある。(実開平6−051862号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術には、次の問題がある。
【0004】まず、硬質透明材製の押圧部材を用いるこ
とによって検査に不必要な入力画像データが増大すると
ともに、画像処理能率が低下することである。これは以
下の理由による。すなわち、全体が透明な押圧部材を用
いることで検査対象として注目する部分(押圧部材と弾
性材製品表面の接触部分)とそれ以外の弾性材製品の部
分の画像が、透明材を透過することですべて同時に得ら
れてしまう。これによりパソコン等への画像データ入力
以降のプロセスで不要な画像データ部分のカットという
処理が必要となり、処理量の大幅な増大を招くため著し
く能率が悪い。
【0005】次に、押圧部材と接触した弾性材製品表面
での照明光による正反射光成分をカメラで受光して略均
一な照度の画像を得るためには、照明光の照度や照明光
とカメラの位置関係について常に適切な選択と配置が必
要であり、これが非常に厄介であると同時に、照明機材
など設備面のコスト上昇を招いている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題をすべて解消し、より
高能率な処理と省力化を簡潔な設備によって実現すべく
発明されたものであって、この目的を達成するため、弾
性材製品の表面の欠陥の有無を検査する弾性材製品の検
査装置において、検査のための視認ないし撮影方向側と
なる面を透明な面として形成し、弾性材製品の表面に接
触面として相対的に押し付けられる側の面を極微小な凹
凸による不透明ないし略不透明な面として形成した透明
材製の押圧部材を有することを特徴とする弾性材製品の
検査装置を提供する。
【0007】
【作用】検査時に弾性材製品の表面に、透明材製の押圧
部材を極微小な凹凸による不透明ないし略不透明な面と
して形成された面を接触面として相対的に押し付ける
と、弾性材製品の表面部分が極微小な凹凸による不透明
ないし略不透明な面と親密に接触することにより、該接
触面と反対側の押圧部材の透明部分を通る視認方向から
見ると該接触面の接触部のみが鮮明な像を呈するように
なる。同時に該接触部以外の弾性材製品の表面部分の像
は、極微小な凹凸による不透明ないし略不透明な面のフ
ィルター作用によって上記の視認方向から見ると全ても
しくは大部分カットされる。これにより検査対象部分
(押圧部材と弾性材製品表面の接触部分)とそれ以外の
コントラストが非常に大きい画像を簡単に得ることがで
き、以後の画像処理プロセスの大幅な処理量低減が可能
となる。
【0008】また、このとき弾性材製品の表面の欠陥部
は、押圧部材の該接触面上に形成された接触部の像すな
わち検査対象部分(押圧部材と弾性材製品表面の接触部
分)の輪郭部の画像の歪みや欠け等となって周囲に比較
してコントラストの非常に大きな状態で画像として撮影
されるので、従来の技術のように照明光による正反射光
成分をカメラで受光して略均一な照度の画像を得るため
の照明光の照度や照明光とカメラの位置関係についての
適切な選択や配置等の煩雑な操作が不要となり、ほとん
どの場合照明光を用いず自然光のみで欠陥部のコントラ
ストの増大した画像を得ることができ、周辺設備の大幅
な省力化が実現できる。。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0010】図1は本発明の実施例を示している。図1
に示す検査装置は円柱形状を有するゴム状弾性材製品1
について表面の欠陥の有無を検査するものであって、検
査時の装置全体を弾性材製品1の円形断面方向から見た
ものである。図1に示す実施例の構成要素としては、弾
性材製品1をのせる剛性の高いテーブル2と、不透明な
面8を弾性材製品1の表面への接触面として押し付けら
れる磨りガラス板材3(押圧部材)と、弾性材製品1と
磨りガラス板材3の接触部の像5を磨りガラス板材の透
明な面9を通して撮影するカメラ4と、を有している。
本検査装置に適用できる押圧部材の例としては、この実
施例のように片面が透明で片面をサンドブラスト加工等
により極微小な凹凸表面を形成し不透明な面としたガラ
ス板材(いわゆる磨りガラス板材)等が該当する。
【0011】上記構成の検査装置は、検査時に磨りガラ
ス板材3の不透明な面8を弾性材製品1の表面への接触
面として押し付け、カメラ4で磨りガラス板材3の接触
面と反対側の透明部分及び透明な面9を通して接触部の
像5を撮影し、その画像から欠陥の有無を検査するもの
である。今、弾性材製品1の表面の欠陥の例として図2
に示すような欠肉による欠陥部6が磨りガラス板材3の
押圧方向付近に存在するとすれば、図1の実施例に示す
構成よりなる検査装置により、欠陥部6は図3に示すよ
うに磨りガラス板材3と弾性材製品1の表面の接触面上
に形成された接触部の像5の輪郭部の像の欠け7となっ
て周囲に比較してコントラストの非常に大きな鮮明な画
像として撮影することができ、従来必要であった照明光
も自然光の補助として利用する範囲でしか必要なくな
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。すなわち、
検査時に弾性材製品の表面に、透明材製の押圧部材を極
微小な凹凸による不透明ないし略不透明な面として形成
された面を接触面として相対的に押し付け、弾性材製品
の表面部分を極微小な凹凸による不透明ないし略不透明
な面と親密に接触させ、該接触面と反対側の押圧部材の
透明部分を通る視認方向から見ると該接触面の接触部の
みが鮮明な像を呈するようにしたために、該接触部以外
の弾性材製品の表面部分の像は、極微小な凹凸による不
透明ないし略不透明な面のフィルター作用によって上記
の視認方向から見ると全てもしくは大部分カットされ、
検査対象部分(押圧部材と弾性材製品表面の接触部分)
とそれ以外のコントラストが非常に大きい画像を得るこ
とができ、以後の画像処理プロセスの大幅な処理量低減
が可能となる。
【0013】同時に、弾性材製品の表面の欠陥部は、押
圧部材との接触面上に形成された接触部の像すなわち検
査対象部分(押圧部材と弾性材製品表面の接触部分)の
輪郭部の画像の歪みや欠け等となって周囲に比較してコ
ントラストの非常に大きな状態で画像として撮影される
ので、従来の技術のように照明光による正反射光成分を
カメラで受光して略均一な照度の画像を得るための照明
光の照度や照明光とカメラの位置関係についての適切な
選択や配置等の煩雑な操作が不要となり、ほとんどの場
合照明光を用いず自然光のみで欠陥部のコントラストの
増大した画像を得ることができ、周辺設備の大幅な省力
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る検査装置の説明図
【図2】弾性材製品の表面の欠肉による欠陥部を示す斜
視図
【図3】図1の検査装置による図2の欠陥部の検査時の
状況を示す説明図
【符号の説明】
1 弾性材製品(円柱形状) 2 テーブル 3 磨りガラス板材(押圧部材) 4 カメラ 5 弾性材製品と磨りガラス板材の接触面上に形成され
た接触部の像 6 欠肉による欠陥部 7 欠陥部による接触部の像の欠け 8 磨りガラス板材の不透明な面 9 磨りガラス板材の透明な面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材製品の表面の欠陥の有無を検査す
    る弾性材製品の検査装置において、検査のための視認な
    いし撮影方向側となる面を透明な面として形成し、弾性
    材製品の表面に接触面として相対的に押し付けられる側
    の面を極微小な凹凸による不透明ないし略不透明な面と
    して形成した透明材製の押圧部材を有することを特徴と
    する弾性材製品の検査装置。
JP27595094A 1994-10-14 1994-10-14 弾性材製品の検査装置 Pending JPH08114552A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27595094A JPH08114552A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 弾性材製品の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP27595094A JPH08114552A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 弾性材製品の検査装置

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JPH08114552A true JPH08114552A (ja) 1996-05-07

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ID=17562691

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JP27595094A Pending JPH08114552A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 弾性材製品の検査装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014428A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Bridgestone Corp タイヤ接地形状表示方法およびタイヤ接地形状表示装置
WO2018182251A1 (ko) * 2017-03-31 2018-10-04 주식회사 토비스 곡면패널의 균일도 측정장치 및 곡면패널의 균일도 측정방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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