JPH08114516A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサ

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JPH08114516A
JPH08114516A JP25095094A JP25095094A JPH08114516A JP H08114516 A JPH08114516 A JP H08114516A JP 25095094 A JP25095094 A JP 25095094A JP 25095094 A JP25095094 A JP 25095094A JP H08114516 A JPH08114516 A JP H08114516A
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JP
Japan
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magnetostrictive
coil
magnetic
torque
magnetic member
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JP25095094A
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English (en)
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Masami Takami
正己 高三
Katsuaki Tanaka
勝章 田中
Hiroshi Fukasaku
博史 深作
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁歪式トルクセンサに係り、特にう
ず電流の影響をなくし、温度ドリフトすることのない磁
歪式トルクセンサを提供することを目的とする。 【構成】 一体形成された磁性部材13の内周に形成さ
れた溝13a、13bにフレキシブルコイル14を固定
し、磁性部材13の孔13a’、13b’を通してフレ
キシブルコイル14のリード線18を基板15の対応す
る端子17に半田付けする。この様に構成することで、
フレキシブルコイル14が配設され、一体構成の磁性部
材13を用いて回転軸に加えられるトルクの測定を行う
ことができ、2つ割りの磁性部材を接合して使用する場
合に比べて、接合部のない磁性部材13を使用でき、温
度変化に基づくうず電流の変化により零点ドリフトが発
生することを防止し、トルクの正確な測定を行うもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体のトルクを測定す
る磁歪式トルクセンサに係り、特に磁歪式トルクセンサ
の温度に対するトルク測定精度の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ等の回転体のトルクを測定する方
法として、従来から電気動力計等の測定機器が用いられ
ていた。しかし、今日、ダイアフラム等の半導体圧電素
子、磁歪センサ、等の各種センサが開発され、回転体の
トルク測定にこれらの小型のトルクセンサが用いられて
いる。特に、磁歪センサは回転軸に対して非接触でトル
クを測定することができる利点を有している。
【0003】図6は、従来の磁歪センサを用いたトルク
センサの断面図である。同図において、回転軸1は測定
する回転体の軸が連結する部材であり、回転軸1には磁
歪膜2、3が形成されている。磁歪膜2、3の周面近傍
にはハウジング4に収納されたコイル5、6が配設され
ている。このコイル5、6はコイルボビンに巻装されヨ
ーク7に取り付けられており、このヨーク7は絶縁部材
8を介してハウジング4に取り付けられている。
【0004】上述の構成の磁歪式トルクセンサにおい
て、ヨーク7は磁歪式トルクセンサに組み込む前は、図
7に示す様に所謂2つ割り構成であり(尚、図7(a)
は正面図であり、同図(b)はその側面図である)、ヨ
ーク7a、7bの2個で構成されている。また、ヨーク
7aには、上述のコイル5(コイルボビン)を収納する
為の溝7a’、7a”が設けられ、ヨーク7bには、上
述のコイル6(コイルボビン)を収納する為の溝7
b’、7b”が設けられている。
【0005】このヨーク7a、7bを磁歪式トルクセン
サに組み込む際には、先ず、ヨーク7a、7bの溝7
a’、7b’に上述のコイル5を収納し、溝7a”、7
b”に上述のコイル6を収納する。そして、2つ割りの
状態のヨーク7a、7b間に回転軸1を通し、ヨーク7
a、7bを接合し、例えば不図示のバンドを巻装して両
ヨーク7a、7bを保定する。その後、ヨーク7a、7
bは保持部材9によってハウジング4に固定され、その
際、絶縁部材8によりハウジング4とヨーク7a、及び
ハウジング4とヨーク7bは絶縁される。
【0006】この様にして作成された磁歪式トルクセン
サの軸1に、一定方向のトルクがかかると、磁歪膜2及
び3の磁気抵抗が変化し、コイル5、6により形成され
る磁界も変化し、例えば磁歪膜2と3の磁気異方性が互
いに対称となるように配設された場合には、その変化は
倍増され、例えばコイル5、6の出力電圧の変化からト
ルクを検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成の磁歪式ト
ルクセンサでは、コイル5及び6により形成される磁界
の発生に伴って、回転軸1の周方向にうず電流が発生
し、このうず電流はヨーク7(7a、7b)内を流れ
る。しかし、上述の磁歪式トルクセンサでは、前述の様
にヨーク7は2つ割りのヨーク7a、7bを接合して組
み立てられているのでヨーク7a、7b間に接合部を有
する。この接合部は、ヨーク7a、7bがバンドで抑え
られている為、通常密接している。しかし、ヨーク7
a、7bはパーマロイ等で構成され、所定の熱膨張率を
有し、温度変化によりその密接度が変わる。この様に温
度変化により、接合部の密接度が変わると接触抵抗(電
気抵抗値)も変化し、このヨーク7a、7b内を流れる
うず電流が影響を受ける。
【0008】例えば、温度変化によりヨーク7a、7b
接合部の密接度が低下すると、接合部の接触抵抗は増加
し、ヨーク7a、7bに流れるうず電流は減る。一方、
温度変化により、ヨーク7a、7b接合部の密接度が増
すと、接合部の接触抵抗は低下し、ヨーク7a、7bに
流れるうず電流は増加する。したがって、温度変化によ
り、ヨーク7a、7b内を流れるうず電流は変化し、こ
のうず電流の変化によりコイル5及び6に発生する磁界
は影響を受け、正確なトルクの測定ができない。例え
ば、常温において零点設定しても、後の温度変化により
ドリフトし、基準値がずれてしまう。
【0009】本発明は上記問題に鑑み、うず電流の影響
をなくし、温度ドリフトすることのない磁歪式トルクセ
ンサを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの構成は、
円筒状に一体形成され内周部に溝が形成された磁性部材
と、該磁性部材に形成された溝に配設された可とう性コ
イルと、前記磁性部材の内周部と所定の隙間を有して回
転自在に配設された回転軸と、該回転軸の周面に形成さ
れ、該回転軸に負荷されるトルクを磁気抵抗の変化とし
て検出し、前記可とう性コイルの作成する磁束を変化さ
せる磁歪センサとで構成されている。
【0011】また、前記構成の中で、前記回転軸には、
例えば磁気異方性の異なる2つの磁歪センサが配設さ
れ、上記磁気異方性は例えば互いに対称である。また、
前記構成の中で、前記可とう性コイルは可とう性のベー
ス部材、例えば絶縁性のフィルムにコイルが印刷、貼
着、等の方法で形成されている。
【0012】本発明のもう1つの構成は、トルクが負荷
される回転軸と、該回転軸に形成され該回転軸に負荷さ
れるトルクの変化を検出する磁歪センサと、該磁歪セン
サの近傍に形成され該磁歪センサに磁束を供給する可と
う性コイルと、一体成形され前記可とう性コイルと共に
前記コイルが作成する磁束に基づく磁気回路を形成する
磁性部材とで構成される。
【0013】また、前記構成の中で、前記回転軸には前
述と同様、例えば磁気異方性の異なる2つの磁歪センサ
が配設され、前記構成の中で、前記可とう性コイルは可
とう性のベース部材、例えば絶縁性のフィルムにコイル
を印刷、貼着、等の方法で形成している。
【0014】
【作用】磁歪式トルクセンサとして、2つ割りの磁性部
材を接合して使用する場合、温度に基づく接触抵抗の変
化からうず電流の影響を受けトルクの測定が正確に行え
なかったが、本発明は一体形成の磁性部材を使用し、回
転軸に取り付けられた磁歪膜の透磁率の変化をうず電流
に影響されることなく、コイル(2次コイル)で正確に
測定することができ、しかもコイルとしては、例えばフ
レキシブルなフィルムに印刷、又は貼着したコイル等を
使用するので円筒状に一体構成の磁性部材であってもコ
イルを容易に内装することができる。
【0015】また、トルクが加わる回転軸には、例えば
磁気異方性の異なる2つの磁歪膜を配設することによ
り、互いに対称の応力、例えば圧縮と伸張という応力を
検出でき、より正確なトルク測定を行うことが可能とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は一実施例の磁歪式トルクセ
ンサの断面図である。同図において、本実施例の磁歪式
トルクセンサ10は、トルクが加えられる軸11と、ハ
ウジング12に収納された磁性部材(ヨーク)13、フ
レキシブルコイル14、基板15、絶縁部材16、等で
構成されている。回転軸11には、その一端に、モータ
等の回転軸11の軸が機構的に結合され、又はトルク伝
達の為の回転体の回転軸そのものが回転軸11として使
用される。また、回転軸11には磁歪膜11a、11b
が配設されている。この磁歪膜11a、11bは負荷さ
れるトルク(応力)により透磁率が変化する素子であ
り、磁歪膜11aと11bには膜そのものに溝11
a’、11b’が形成されている。この溝11a’、1
1b’は互いに直交する方向に形成され、回転軸11に
加わるいずれの方向からのトルクに対しても測定でき、
且つ後述する測定回路により磁歪膜11a、11bの検
出出力を差動増幅しトルクの確実な測定を行う構成であ
る。
【0017】尚、回転軸11はハウジング12に固定さ
れた軸受け20により回転自在に構成されている。ま
た、回転軸11の直径は、例えばL’で構成されてい
る。ハウジング12内に配設された磁性部材13は一体
成形された筒状部材であり、例えばパーマロイで構成さ
れている。また、磁性部材13はフレキシブルコイル1
4から発生する磁束の磁路を形成すると共に、この磁束
がハウジング12へ漏出することを防止する。
【0018】図2は磁性部材13の外形図であり、同図
(a)は磁性部材13の正面図であり、同図(b)はそ
の側面図である。磁性部材13の内径Lは、上述の回転
軸11の外径L’(図1)より数mm(例えば、2〜4
mm)広く形成され、この磁性部材13を磁歪式トルク
センサ10に取り付けた状態で、回転軸11と磁性部材
13の間隔が、例えば1〜2mmとなる様に構成されて
いる。尚、磁性部材13に形成された孔13a’、13
b’は、後述するフレキシブルコイル14の出力端子を
通す孔であり、この孔13a’、13b’の内側にはこ
の孔13a’、13b’より幅の広い溝13a、13b
が形成されている。また、この溝13a、13bは磁性
部材13の内周面に沿って、所定の幅(例えば幅M)で
形成され、それぞれ周方向に1周形成されている。
【0019】フレキシブルコイル14は、図1に示す様
に磁性部材13に形成された上述の溝13a、13bに
収納され、フレキシブルコイル14の先端は孔13
a’、13b’を通して磁性部材13の外側に延出さ
れ、ハウジング12内に設けられた基板15に接続され
ている。
【0020】図3はフレキシブルコイル14単体の構成
を示す図であり、同図(a)はフレキシブルコイル14
の表面のパターン構成を示し、同図(b)はその裏面の
パターン構成を示す。フレキシブルコイル14は、絶縁
性の可とう性フィルム14aにコイル14bを印刷して
作成され、ある程度の“折り曲げ”や“ひねり”に対し
て柔軟に対応できる構成である。また、コイル14bは
1次コイル14b’と2次コイル14b”で構成され、
1次コイル14b’及び2次コイル14b”共に、フレ
キシブルコイル14の表面、及び裏面にパターン印刷さ
れ、1次コイル14b’及び2次コイル14b”のパタ
ーン印刷は、それぞれのコイル毎に表裏面で接続されて
いる。尚、1次コイル14b’は励磁用のコイルであ
り、2次コイル14b”は1次コイル14b’で形成し
た磁束が磁歪膜11a、11bにより影響を受け、変化
した磁束の検出用コイルである。
【0021】尚、フレキシブルコイル14の表面には1
次コイル14b’及び2次コイル14b”の端子I、I
Iが設けられ、裏面にも同じく1次コイル14b’及び
2次コイル14b”の端子I’、II’が設けられてい
る。これらの端子I、II、I’、II’には後述する
リード線が半田付けされる。
【0022】図4(a)〜(c)は前述の様に一体成形
された円筒状の磁性部材13に、フレキシブルコイル1
4を取り付ける際の概念図を示す。本実施例の磁歪式ト
ルクセンサ10の製作には2枚のフレキシブルコイル1
4が必要であり、同図(a)に示す様に、磁性部材13
の一方の開口から1枚のフレキシブルコイル14を入
れ、他方の開口からもう1枚のフレキシブルコイル14
を入れる。この時、フレキシブルコイル14は、前述の
様にある程度の“折り曲げ”や“ひねり”に対して柔軟
に対応でき、コイル14bを損傷することなく、磁性部
材13の内周部に形成された溝13a、13bにそれぞ
れ装着することができる。また、フレキシブルコイル1
4に接続されたリード線18は磁性部材13に設けられ
た上述の孔13a’、13b’を通してそれぞれ外部へ
延出される。そして、磁性部材13の外部に延出された
リード線18は、図4(b)に示す様に基板15の対応
する端子17に半田付けされる。
【0023】また、図4(c)は同図(b)のB−B断
面を示す図である。同図(c)に示す様に、フレキシブ
ルコイル14は溝13a、13bに取り付けられ、その
固定は、不図示の接着剤で貼着することにより行われて
いる。
【0024】一方、リード線18が接続された基板15
には、2次コイル14b”で検出した信号から回転軸1
1にかかるトルクを測定する処理回路が配設されてい
る。図5はこの処理回路、1次コイル14b’及び2次
コイル14b”の接続構成を示す図である。尚、同図に
おいて基板15内の回路は点線で囲った範囲の回路であ
る。2枚のフレキシブルコイル14に配設された1次コ
イル14b’は直列に接続され、交流電源22から交流
電流が供給され、励磁用磁束を作成する。一方、2次コ
イル14b”はフレキシブルコイル14それぞれに独立
して処理回路21に接続され、磁歪膜11a、11bに
影響された磁界の変化を処理回路21へ出力する。
【0025】以上の構成の磁歪式トルクセンサ10にお
いて、回転軸11にかかるトルクを測定する時は、以下
の処理を行う。先ず、トルクの測定を希望する回転体の
軸を磁歪式トルクセンサ10の回転軸11に連結する。
尚、トルクを測定しようとする回転体の軸そのものが、
回転軸11であっても良い。この状態で前述の交流電源
22から1次コイル14b’に交流電流を供給し、1次
コイル14b’を励磁して上述の磁歪膜11a、11b
を通過する磁界(検査用磁界)を形成する。この状態で
回転軸11にトルク(応力)がかかっていなければ(所
謂無負荷であれば)、磁歪膜11a、11bでの透磁率
に変化はなく、又は応力が生じたとしても対称的で且つ
等しいので変化した透磁率は互いに打ち消し合う。した
がって、2次コイル14b”で検出する磁界に基づく2
次コイル14b”の出力電圧は実質的に変化せず、処理
回路21では回転軸11にトルクがかかっていないと判
断する。
【0026】また、回転軸11に一定方向のトルクが加
わると、磁気異方性により一方の磁歪膜(例えば磁歪膜
11a)の透磁率は増大し、他方の磁歪膜(例えば磁歪
膜11b)の透磁率は低下する。この為、上述の例では
磁歪膜11aでの磁気抵抗は低下し、磁歪膜11bでの
磁気抵抗は増し、磁歪膜11a側の2次コイル14b”
に誘起される電圧は大きく、磁歪膜11b側の2次コイ
ル14b”に誘起される電圧は小さい。したがって、両
電圧を比較し差動出力する処理回路21の出力は大きく
なり、確実なトルクの測定を行うことができる。
【0027】一方、上述のトルク測定の際、1次コイル
14b’により形成される磁束によって、磁性部材13
にはうず電流が発生する。この時発生するうず電流は、
上述の磁界を切る方向に形成される為、磁性部材13の
周方向に形成される。しかしながら、本実施例の磁歪式
トルクセンサ10は前述の様に磁性部材13をパーマロ
イを材料として一体形成されている。したがって、従来
の様にうず電流の流れる経路中に接合部は存在せず、従
来の様な温度変化により接合部の密接度が変化し、接触
抵抗が変化してうず電流量が変わることはない。すなわ
ち、本実施例の場合、いくら温度が変化してもうず電流
に影響はなく、1次コイル14b’が作成する磁界の強
さに対応したうず電流が流れる。
【0028】したがって、回転体11にかかるトルクを
測定する際、うず電流に影響されることなく回転体11
にかかるトルクを正確に測定することができる。尚、本
実施例では磁性部材13を一体化したことにより、従来
の2つ割りの磁性部材を接合して使用した場合に比べ
て、その低減効果は大きく、例えば従来200%/FS
(フルスケール)であったものが、5%/FS(フルス
ケール)まで低下した。
【0029】尚、上述の実施例では磁歪膜は11a、1
1bとして2枚で構成したが、必ずしも2枚で構成する
必要はない。検出感度は落ちるが、1枚でも構成するこ
とはできる。
【0030】また、一体形成の磁性部材13は、パーマ
ロイに限らず、磁性材料であり且つうず電流が流れる導
電性材料で構成される材料であれば同様に実施できる。
さらに、本実施例ではフィルム14aにコイル14bを
印刷してフレキシブルコイル14を形成したが、印刷に
限らず、貼着、等により形成しても良いことは勿論であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば一体形成の磁性部材(ヨーク)を使用するので、う
ず電流の影響がなく、温度ドリフトをなくし、回転軸に
加えられたトルクの正確な測定を行うことができる。
【0032】また、本発明ではフィルムに形成されたコ
イルを使用するので、従来の様なコイルを巻装するコイ
ルボビンが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の磁歪式トルクセンサの構成図であ
る。
【図2】(a)は、一実施例の磁歪式トルクセンサに使
用される磁性部材の正面図、(b)は、一実施例の磁歪
式トルクセンサに使用される磁性部材の側面図である。
【図3】(a)は、一実施例の磁歪式トルクセンサに使
用されるフレキシブルコイルの表面図、(b)は、一実
施例の磁歪式トルクセンサに使用されるフレキシブルコ
イルの裏面図である。
【図4】(a)は、一実施例の磁歪式トルクセンサに使
用される磁性部材の組み立てを説明する概念図、(b)
は、一実施例の磁歪式トルクセンサに使用される磁性部
材の組み立て後の状態を説明する外観図、(c)は、同
図(b)のB−B断面図である。
【図5】処理回路と1次コイル、及び2次コイルの接続
構成を説明する図である。
【図6】従来例の磁歪式トルクセンサの構成図である。
【図7】2つ割りの磁性部材の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 磁歪式トルクセンサ 11 回転軸 11a、11b 磁歪膜 12 ハウジング 13 磁性部材 13a、13b 溝 13a’、13b’ 孔 14 フレキシブルコイル 14a フィルム 14b コイル 14b’ 1次コイル 14b” 2次コイル 15 基板 17 端子 18 リード線 20 軸受け 21 処理回路 22 交流電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に一体形成され、内周部に溝が形
    成された磁性部材と、 該磁性部材に形成された溝に配設された可とう性コイル
    と、 前記磁性部材の内周部と所定の隙間を有して回転自在に
    配設された回転軸と、 該回転軸の周面に形成され、該回転軸に負荷されるトル
    クを磁気抵抗の変化として検出し、前記可とう性コイル
    の作成する磁束を変化させる磁歪センサと、 を有することを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  2. 【請求項2】 トルクが負荷される回転軸と、 該回転軸に形成され、該回転軸に負荷されるトルクの変
    化を検出する磁歪センサと、 該磁歪センサの近傍に形成され、該磁歪センサに磁束を
    供給する可とう性コイルと、 一体形成され、前記可とう性コイルと共に前記コイルが
    作成する磁束に基づく磁気回路を形成する磁性部材と、 を有することを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  3. 【請求項3】 前記回転軸には、磁気異方性の異なる2
    つの磁歪センサが配設されていることを特徴とする請求
    項1、又は2記載の磁歪式トルクセンサ。
  4. 【請求項4】 前記可とう性コイルは可とう性のベース
    部材に形成されていることを特徴とする請求項1、又は
    2記載の磁歪式トルクセンサ。
JP25095094A 1994-10-17 1994-10-17 磁歪式トルクセンサ Withdrawn JPH08114516A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126130A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Hitachi Cable Ltd 磁歪式トルクセンサ
JP2010249734A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Honda Motor Co Ltd 磁歪式トルクセンサ及び電動パワーステアリング装置
CN102841132A (zh) * 2012-09-05 2012-12-26 北京工业大学 高压输电线缺陷检测用柔性磁致伸缩和涡流一体化传感器

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