JPH08111992A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08111992A
JPH08111992A JP6246602A JP24660294A JPH08111992A JP H08111992 A JPH08111992 A JP H08111992A JP 6246602 A JP6246602 A JP 6246602A JP 24660294 A JP24660294 A JP 24660294A JP H08111992 A JPH08111992 A JP H08111992A
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JP
Japan
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transfer function
motor
drive
speed
color image
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Application number
JP6246602A
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English (en)
Inventor
Kimito Omori
公人 大森
Mamoru Kido
衛 城戸
Kozo Tagawa
浩三 田川
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Susumu Kobayashi
進 木林
Junichi Murakami
村上  順一
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 駆動系が共振的な系になるのを抑えて速度変
動を的確に制御し、色ずれを防止する安価なベルト駆動
装置を備えたカラー画像形成装置を提供する。 【構成】 中間転写ベルト15の駆動ロール17に取り
付けられたエンコーダ17Aと、ギア27,28を介し
て回転力を伝達するモータ29と、その回転軸29Aに
設けられたエンコーダ30と、エンコーダ17Aおよび
30による速度検知装置31A,Bと、速度検知装置3
1A,Bの回転速度信号を周波数/電圧変換するF/V
変換器32A,Bと、所定の周波数帯域のノイズを含ん
だ基準速度信号と比較する比較演算装置33A,Bと、
演算値に基づく伝達関数発生回路34と、伝達関数の共
振周波数における利得を低減させる補償伝達関数発生回
路35より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成装置に関
し、特に、駆動源から感光体、中間転写体等の像担持体
にかけての駆動伝達系の伝達関数に応じた補償伝達関数
を発生させることにより像担持体の高精度な駆動を実現
したカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来のカラー画像形成装置として、感光体
や中間転写体等の像担持体、又は用紙搬送装置にベルト
を使用したカラー画像形成装置がある。かかるカラー画
像形成装置において、高画質なカラー画像形成を行うた
めにベルトの速度、及び位置の高精度な制御が要求され
る。
【0003】上記したベルト駆動装置の制御は、駆動源
となるモータの回転速度をモータ自体、あるいはモータ
軸上に取付けられたエンコーダ等によって検出し、この
速度検出信号をフィードバックして行われる。
【0004】図9は、従来の駆動系の構成を示し、モー
タMの出力に基づく回転速度vは図示しない検出手段で
検出されて制御装置にフィードバックされる。制御装置
は検出された回転速度Vと目標速度Vref との比較演算
を行い、この比較演算による速度差に基づいてモータM
の速度制御を行う。この速度制御によってモータMは駆
動伝達系を介して最終対象物を駆動する。
【0005】図10は、図9の駆動系の伝達関数のブロ
ック図を示し、モータMから最終対象物までの伝達関数
Ggはモータの伝達関数Gm及び制御装置の伝達関数G
soより成る制御ループの伝達関数Gscと駆動伝達系
の伝達関数Gmdによって決定される。これらのモータ
M,駆動伝達系及び最終対象物は伝達関数に定まる周波
数応答特性を有しており、それぞれ図11〜13に示さ
れている。
【0006】図11は、モータの伝達関数Gm及び制御
装置の伝達関数Gsoより成る制御ループの伝達関数G
scの周波数応答特性を示し、速度変動の周波数が高く
なるに従って利得(以下、gainで示す。)が低下す
る傾向があり、一方、図12に示す駆動伝達系の伝達関
数Gmdの周波数応答特性は特定の周波数(共振周波
数)f1, f2においてgainが著しく上昇している。従
って、モータMから最終対象物に至る駆動系全体の伝達
関数GgはGsc(s) とGmd(s) の和に相当した伝達
関数になり、図13に示すように前述した共振周波数f
1, f2においてgainが上昇する周波数応答特性を有
する。従って、従来のカラー画像形成装置においてはカ
ラー画像形成動作時の速度変動の周波数が共振周波数f
1, f2と充分に離れているときは、共振現象も生じずに
安定した動作を期待することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
画像形成装置によると、図9に示したように、モータの
出力軸の速度変動を制御するループになっているため、
モータの回転速度を高精度で駆動したとしても駆動伝達
系が共振周波数特性を有する場合には、例えば、ギアや
駆動軸等の加振源の速度変動の周波数が共振周波数に近
づくと系全体が振動的な系となってしまう問題がある。
このような問題を解決するためには、機械工作精度を非
常に高くすれば良いが、コスト上昇の原因になる。従っ
て、本発明の目的は、駆動系が共振的な系になるのを抑
えて速度変動を的確に制御するベルト駆動装置を備えた
カラー画像形成装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、速度変動を的確に制
御することにより色ずれを防止することができるカラー
画像形成装置を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、速度変動の的確
な制御をコストの上昇を抑えながら実現するカラー画像
形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は駆動系が共振的
な系になるのを抑えて速度変動を的確に制御し、速度変
動を的確に制御することにより色ずれを防止するととも
に速度変動の的確な制御をコストの上昇を抑えながら実
現するため、駆動ロールの回転速度を検出する速度検出
手段と、モータを基準速度に所定の周波数帯域のノイズ
を加えた制御速度で駆動する駆動手段と、制御速度に対
する回転速度の応答性に基づいて駆動伝達系の伝達関数
を演算する演算手段と、伝達関数の共振周波数における
利得を低減させる補償伝達関数を発生する補償手段と、
補償伝達関数に基づいて駆動手段にモータを駆動させる
制御手段を備えたカラー画像形成装置を提供する。
【0011】
【作用】本発明のカラー画像形成装置によると、モータ
を駆動する駆動手段は基準速度に所定の周波数帯域のノ
イズを加えた制御速度でモータを駆動することによって
駆動伝達系を介して駆動ロールを駆動する。駆動ロール
の回転速度は速度検出手段で検出され、演算手段で制御
速度と比較演算されることによって基準速度に対して加
えられた所定の周波数帯域のノイズに対する回転速度の
応答性(伝達関数)が求められる。補償伝達関数発生回
路は求められた伝達関数に共振周波数が存在するときは
その共振周波数の利得を低減させる補償伝達関数を発生
させる。この補償伝達関数によってモータから駆動ロー
ルにかけての駆動伝達系の周波数応答特性の過度な応答
を補償する。
【0012】
【実施例1】以下、本発明のカラー画像形成装置を図面
を参照しつつ詳細に説明する。従来技術と同一の構成お
よび機能を有する部分については同一の引用数字を附し
ているので重複する説明を省略する。
【0013】図1は、中間転写ベルトを使用するカラー
画像形成装置の一実施例を示す。このカラー画像形成装
置は図1に示すように、原画像を走査する画像入力装置
1と、画像入力装置1で走査され画像処理装置(図示せ
ず)で処理された画像信号に基づいて記録紙に印字を行
う画像出力装置8より構成されている。
【0014】画像入力装置1は、透明な原稿台2の上に
配置された原稿(図示せず)に光を照射するランプ3
と、原稿からの反射光を反射する反射ミラー4,5と、
ミラー5からの反射光を集束するレンズ6と、レンズ6
で集束された光が入射する電荷結合素子(CCD)7と
を有し、電荷結合素子7は入射した光をR,G,B信号
に同時に色分解して読み取る。
【0015】画像出力装置8は、画像入力装置1で得ら
れたR,G,B信号をY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),BK(ブラック)に補色分解して
保存する図示しないIPS(Image Proses
sing System)を有し、レーザー光源9Aが
IPSで画像処理を施して得られた画像データに基づい
て変調されたレーザー光を出射し、その出射光をポリゴ
ンミラー9Bで偏向する画像書込装置9と、画像書込装
置9より照射されるレーザー光を走査方向に反射するミ
ラー10と、ミラー10で反射されたレーザー光が照射
される感光体ドラム11と、Y,M,C,BKのトナー
の現像機を周方向に90度間隔で配置し、現像時に回転
してそれぞれの色に応じたトナーを感光体ドラム11の
表面に供給する回転型の現像機ユニット12とを有し、
感光体ドラム11の周囲には帯電器13及び感光体ドラ
ム11上に残留したトナーを除去する感光体クリーナー
14が配置されている。
【0016】感光体ドラム11の下方には、ドラム表面
に形成されたトナー像が転写される厚さ0.1mmで周長
567mmのポリイミド製中間転写ベルト15を有する中
間転写ベルト装置16が設けられており、中間転写ベル
ト15は直径30mmの駆動ロール17によって駆動さ
れ、テンションロール18,2次転写バックアップロー
ル19によって支持される。テンションロール18には
図示されないベルト張力調整機構が設けられており、中
間転写ベルト15には所定の張力が与えられている。更
に駆動ロール17の回転軸には回転時の基準位置および
速度を検出するエンコーダ17Aが取付けられている。
【0017】ここで、駆動ロール17,テンションロー
ル18および2次転写バックアップロール19が6回転
すると中間転写ベルト15は1回転するように構成され
ている。
【0018】中間転写ベルト装置16は、中間転写ベル
ト15の1次転写地点に設けられる1次転写コロトロン
20と、駆動ロール17に隣接して設けられるベルトク
リーナー21と、中間転写ベルト15の基準位置に設け
られているマーク27を検出するベルト基準位置検出セ
ンサ22を有し、2次転写バックアップロール19が位
置する2次転写地点において、用紙搬送装置(トレイ)
23より用紙供給ロール24を介して供給される記録紙
(図示せず)を2次転写ロール25で挟持することによ
って中間転写ベルト15に転写されたトナー像を記録紙
へ転写する。トナー像が転写された記録紙は定着装置2
6に搬送されてトナー像が定着される。また、駆動ロー
ル17の基準位置はエンコーダ17AのZ相(慣用技術
につき説明を省く)の出力によって検出される。
【0019】図2は、駆動ロール17の速度制御系を示
し、中間転写ベルト15を駆動する駆動ロール17の軸
端にはエンコーダ17Aとギア27が固定されている。
ギア27はギア28を介してモータ29のモータ軸29
Aと噛合しており、更にモータ軸29Aには回転速度を
検出するエンコーダ30が設けられている。モータ29
は後述するモータ駆動装置37によって駆動されること
により回転する。
【0020】エンコーダ30の検知信号は速度検知装置
31Aに出力されてモータ29の回転速度が検出され
る。この回転速度は周波数/電圧変換器(以下、F/V
変換器という)32Aで電圧に変換された後、比較演算
装置33Aに出力される。比較演算装置33は制御装置
36から出力される基準速度信号Vref とノイズ信号V
N の和である制御速度信号とF/V変換器32から出力
されるエンコーダ30の回転速度信号の比較演算を行
い、演算結果を伝達関数発生回路34に出力する。
【0021】エンコーダ17Aの検知信号はエンコーダ
30と同様に速度検知装置31Bに出力されて駆動ロー
ル17の回転速度が検出される。この回転速度はF/V
変換器32Bで電圧に変換された後、比較演算装置33
Bに出力される。比較演算装置33Bは制御装置36か
ら出力される基準速度信号Vref とノイズ信号VN の和
である制御速度信号とF/V変換器32Bから出力され
るエンコーダ17Aの回転速度信号の比較演算を行い、
演算結果を伝達関数発生回路34に出力する。
【0022】制御装置36から比較演算装置33A,3
3Bに入力する制御速度信号は、基準速度信号Vref
低周波数から高周波数にかけての所定の周波数帯域のノ
イズ信号VN を加えられた速度信号である。従って、伝
達関数発生回路34はノイズ信号VN を有する制御速度
信号に対するモータ29,およびモータ29から駆動ロ
ール17にかけての駆動系全体の周波数応答特性に基づ
いて伝達関数を発生する。
【0023】伝達関数発生回路34で得られたモータ2
9およびモータ29から駆動ロール17に至る駆動伝達
系全体の伝達関数は制御装置36に出力される。制御装
置36は伝達関数発生回路34で得られたモータ29お
よびモータ29から駆動ロール17にかけての駆動系全
体の伝達関数を補償伝達関数発生回路35に出力する。
補償伝達関数発生回路35は、制御装置36の出力に基
づいて補償伝達関数を発生する。このような補償伝達関
数を発生する補償伝達関数発生回路35としては、例え
ば、デジタル・フィルタがある。
【0024】補償伝達関数発生回路35において設計さ
れた補償伝達関数は制御装置36に出力されてメモリさ
れ、制御装置36は補償伝達関数に基づく駆動信号をモ
ータ駆動装置37に出力する。
【0025】一方、測定あるいは演算等で得たデータに
基づいて複数の補償伝達関数を予め設計しておき、これ
をメモリしておくことにより、駆動系の周波数応答特性
に応じて最も最適なものを選択しても良い。
【0026】以上の説明では、速度変動の周波数に応じ
たgainに基づいて補償伝達関数を発生したが、速度
変動の位相に応じたgainを用いて補償伝達関数を設
計しても良い。
【0027】補償伝達関数発生を発生する補償伝達関数
発生回路を組み入れた駆動系を図3に示す。図3から明
らかなように、最終対象物である駆動ロールからモータ
までの駆動系全体がひとつの制御ループによって制御さ
れる。
【0028】図4は、図3に示す駆動系構成図の伝達関
数を示すブロック線図であり、駆動系全体の伝達関数G
gは制御装置の伝達関数Gso、補償伝達関数発生回路
の伝達関数Gc、モータの伝達関数Gmおよび駆動伝達
系の伝達関数Gmdによって決定される。ここで、駆動
伝達系の伝達関数Gmdは駆動系全体の伝達関数Gg
と、制御装置の伝達関数Gso、補償伝達関数発生回路
の伝達関数Gcおよびモータの伝達関数Gmを求めれ
ば、これらの比較演算に基づいて導き出すことが可能に
なる。
【0029】駆動系全体の周波数応答特性に基づいて補
償伝達関数の設計を行う場合、中間転写ベルト装置16
の経時的変化および環境変化に対して最適に設計される
ことが好ましい。その他、駆動系全体の慣性、ギア磨耗
などによるギアのねじれ剛性の経時的変化等も考慮して
設計を行う。
【0030】図5は、伝達関数補償を設計するフローチ
ャートを示し、このフローチャートに基づいて以下に動
作を説明する。
【0031】まず、電源を投入することによって装置全
体がウォームアップモードに入る。このウォームアップ
モード時に、例えば、環境変化等によって駆動系の周波
数応答特性の測定が必要と判断された場合、制御装置3
6において基準速度信号Vre f およびノイズ信号VN
入力して中間転写ベルト装置16のテスト・ランニング
の制御速度が設定される。
【0032】この場合、ノイズ信号VN の周波数帯域お
よび振幅は、例えば、モータの回転周波数、各駆動ロー
ルの回転周波数および各ギア間の噛み合い周波数のよう
に、駆動伝達系の伝達関数Gmdの特性を把握する上で
重要な周波数帯域に設定される。
【0033】次に、中間転写ベルト装置16のテスト・
ランニングを実行し、駆動ロール17を介して中間転写
ベルト15を回転させる。このテスト・ランニングにお
いてエンコーダ17Aおよび30より出力される検知信
号に基づいて検知されたモータ29および駆動ロール1
7の回転速度信号をF/V変換器32A、32Bを介し
て比較演算装置33A、33Bに出力する。
【0034】比較演算装置33A、33Bは制御装置3
6より入力される制御速度信号と、モータ29および駆
動ロール17の回転速度信号を比較演算する。この比較
演算によって得られた差信号は伝達関数発生回路34に
出力され、伝達関数発生回路34はモータ29およびモ
ータ29から駆動ロール17にかけての駆動系全体の周
波数応答特性を測定する。
【0035】図6は、伝達関数発生回路34で求められ
た駆動系の周波数応答特性を示す。ここで、共振周波数
1 、f2 においてgainが0dBを超えるピークを
有している。
【0036】共振周波数f1 およびf2 が検出された場
合、制御装置36は補償伝達関数発生回路35に伝達関
数発生回路34において演算処理された周波数応答特性
を出力する。補償伝達関数発生回路35は周波数応答特
性におけるgainのピークを補償するように図7に示
すような周波数応答特性を示す補償伝達関数を発生す
る。
【0037】この補償伝達関数に基づいて制御装置36
がモータ駆動装置37に制御信号を出力する。この結
果、図8に示すような駆動系全体の周波数応答特性が得
られる。このようにして周波数応答特性の測定、補正が
完了するとコピー・スタンバイとなる。
【0038】一方、周波数応答特性の測定、補正が必要
でないと判断された場合は、上記の動作は実行されず、
ウォームアップモード終了後、コピー・スタンバイとな
る。
【0039】このようにして、モータおよびモータから
駆動ロールにかけての駆動系全体の伝達関数を求め、こ
の伝達関数に基づいてモータから駆動ロールにかけての
駆動系の伝達関数を補償することにより、駆動ロールの
回転変動を抑えてベルト搬送速度の変動および位置変動
を低減させることができ、ベルト搬送装置の構成を煩雑
化させずにベルト搬送速度の変動および位置変動に起因
するカラー画像の色ずれを防止することができる。
【0040】以上の実施例では、駆動系全体の伝達関数
Gg(s) を求めて補償伝達関数を発生したが、エンコー
ダ30の出力に基づいてモータ29の出力軸に至るまで
の伝達関数Gso(s) 、およびGm(s) を求め、これと
Gg(s) との比較から駆動伝達系の伝達関数Gmd(s)
を求め、Gmd(s) 飲みを補償する補償伝達関数を発生
するようにしても良い。駆動系全体の中でも駆動伝達系
は共振周波数に高いピーク値を有した伝達関数を発生す
る部分であり、特に、この部分に注目して補償すること
が効果的である。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のカラー画像
形成装置によると、モータを所定の周波数帯域のノイズ
を含んだ制御速度で駆動して、基準速度に対する回転速
度の応答性に基づいて演算される駆動伝達系の伝達関数
の共振周波数における利得を低減するようにしたため、
駆動系に速度変動や振動が生じず、コストの上昇を抑え
て色ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の構成を示す説明
図である。
【図2】本発明における駆動ロール17の速度制御系を
示す説明図である。
【図3】本発明における駆動系構成図を示す説明図であ
る。
【図4】本発明における駆動系構成図の伝達関数を示す
説明図である。
【図5】本発明における周波数応答特性の測定および演
算過程を示すフローチャートである。
【図6】補償前の駆動系全体の周波数応答特性を示す説
明図である。
【図7】補償器の周波数応答特性を示す説明図である。
【図8】補償後の駆動系全体の周波数応答特性を示す説
明図である。
【図9】従来の駆動系構成図を示す説明図である。
【図10】従来の駆動系構成図の伝達関数を示す説明図
である。
【図11】モータの周波数応答特性を示す説明図であ
る。
【図12】駆動伝達系の周波数応答特性を示す説明図で
ある。
【図13】モータおよび駆動伝達系全体の周波数応答特
性を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 ,2 原稿台 ,3 ランプ,4・
5 反射ミラー 6 レンズ ,7 電荷結合素子 ,8 画像出力装置
,9 画像書込装置 9A レーザー光源 ,9B ポリゴンミラー 10 反射ミラー ,11 感光体ドラム 12 現像機ユニット ,13 帯電器 14 感光体クリーナー ,15 中間転写ベルト ,
15A マーク 16 中間転写ベルト装置 ,17 駆動ロール 18 テンションロール ,19 2次転写バックアッ
プロール 20 1次転写コロトロン 21 ベルトクリーナー ,22 ベルト基準位置検出
センサ 23 用紙搬送装置 ,24 用紙供給ロール 25 2次転写ロール ,26 定着装置 ,27・2
8 ギア 29 モータ ,30 エンコーダ ,29A モータ
軸 31 速度検知装置 ,32 F/V変換器 ,33
比較演算装置 34 伝達関数発生回路 ,35 補償伝達関数発生回
路 36 制御装置 ,37 モータ駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 木林 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータから駆動伝達系を介して駆動され
    る駆動ロールによって回転させられる像担持ベルト上
    に、複数のカラートナー像を重ね合わせてカラー画像を
    形成するカラー画像形成装置において、 前記駆動ロールの回転速度を検出する速度検出手段と、 前記モータを基準速度に所定の周波数帯域のノイズを加
    えた制御速度で駆動する駆動手段と、 前記制御速度に対する前記回転速度の応答性に基づいて
    前記駆動伝達系の伝達関数を演算する演算手段と、 前記伝達関数の共振周波数における利得を低減させる補
    償伝達関数を発生する補償手段と、 前記補償伝達関数に基づいて前記駆動手段に前記モータ
    を駆動させる制御手段を備えたことを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記駆動ロールの前記
    回転速度と前記制御速度を比較して前記応答性を演算す
    る比較演算を含む請求項第1項記載のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補償手段は、前記制御手段と前記モ
    ータの間に設けられたデジタルフィルタである請求項第
    1項記載の制御装置カラー画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7548704B2 (en) 2006-03-22 2009-06-16 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus effectively conducting a process control

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US7548704B2 (en) 2006-03-22 2009-06-16 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus effectively conducting a process control

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