JPH08111893A - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

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JPH08111893A
JPH08111893A JP6245941A JP24594194A JPH08111893A JP H08111893 A JPH08111893 A JP H08111893A JP 6245941 A JP6245941 A JP 6245941A JP 24594194 A JP24594194 A JP 24594194A JP H08111893 A JPH08111893 A JP H08111893A
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light
output
button
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infrared
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JP6245941A
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Kazuto Ariga
一人 有賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の主装置が隣接する場合に、個々の主装
置を遠隔操作できるようにする。 【構成】 支持板32によりコリメータ・レンズ30を
赤外線発光素子28の前面に移動すると、出力赤外線が
ビーム状になり、他方、レンズ30を発光素子28の前
面から退避させると、出力赤外線は約60度の円錐状に
広がる。切り換えスイッチ16を前後させることで、出
力赤外線の指向性を切り換えることが出来る。複数の主
装置が隣接していない場合、又は、隣接していても全体
を一括して遠隔操作したい場合には、赤外線出力の指向
性を広くし、隣接している個々の主装置を遠隔操作した
いときには、赤外線出力の指向性を狭くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作者から離れた場所
に設置された1台以上の主装置を遠隔操作する遠隔操作
装置(いわゆる、リモート・コントロール装置)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の1台の遠隔操作装置により2台の
主装置(ここでは画像入力装置)を遠隔操作する構成例
を図2に示す。図2において、100,200は画像入
力装置であり、その入力画像信号は、ケーブル102,
202、制御ボックス104,204及びケーブル10
6,206を介してモニタ108,208に供給され、
画像表示される。
【0003】300は画像入力装置100,200を赤
外線により遠隔操作する従来の遠隔操作装置である。制
御ボックス104,204は、それぞれ画像入力装置1
00,200及びモニタ108,208に電源を供給す
る。
【0004】画像入力装置100,200は全く同じ構
造である。即ち、画像入力装置100;200は、光学
像を電気信号に変換するCCDイメージ・センサを具備
するカメラ・ヘッド110;210、カメラ・ヘッド1
10;210を支持するとともに、カメラ・ヘッド11
0;210に接続するケーブルを内部に通すパイプ状の
支柱112;212、ほぼ90度の角度に開いて延びる
足部114,116;214,216を具備し、両足部
114,116;214,216の結合部で支柱を支持
するベース118;218からなり、ベース118;2
18の当該結合部には、遠隔操作装置300からの制御
光を受光する受光窓120;220と受光回路(図示せ
ず)を配置してある。
【0005】図2では、画像入力装置100により原稿
122を画像入力し、画像入力装置200により立体モ
デル222を画像入力するようになっている。
【0006】遠隔操作装置300は、テレビやVTRの
遠隔制御用として周知である赤外線方式のものであり、
その平面図を図3に示す。遠隔操作装置300は基本的
に、ズーム調整(ズーム・アップ及びズーム・ダウン)
のためのズーム・ボタン302、フォーカス調整のため
のフォーカス・ボタン304、ホワイト・バランス調整
のためのホワイトバランス・ボタン306及び露出調整
のアイリス・ボタン308を具備し、発光部310から
頂角略60度の略円錐状に赤外線制御信号を放射する。
有効距離は、5メートルである。
【0007】このように、2台の画像入力装置100,
200を併用することによって、商品説明会又は講演会
などで、立体モデル222をモニタ208に、立体物2
22の仕様書又は設計図といった原稿122をモニタ1
08に同時に表示できる。これにより、出席者は物と説
明資料を同時に見ることができ、発表内容を理解しやす
くなる。他方、発表者も、物と資料を入れ換える手間が
なくなる。
【0008】また、発表者が画像入力装置100,20
0に向けて、遠隔操作装置300の様々な操作ボタン3
02〜308を押すと、発光部310より赤外光が照射
される。この赤外光は、画像入力装置100,200の
受光窓120,220を通過し、受光回路(図示せず)
により電気信号に変換され、制御ボックス104,20
4内のCPU(図示せず。)に転送される。制御ボック
ス104,204のCPUは、遠隔操作装置300から
の制御信号に基づき、画像入力装置100,200のズ
ームなどを制御値に駆動する。このようにして、発表者
は、画像入力装置100,200を遠隔操作でき、操作
のためにその都度画像入力装置100,200に近付く
必要がなくなり、発表をスムーズに行なえるようにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような欠点がある。即ち、上述のような
用途では、画像入力装置100,200は一般的に1つ
の机の上に近接して、例えば1メートル以内で置かれて
おり、且つ、操作者と机は遠隔操作装置300で操作可
能な範囲、つまり、5メートル以内に位置している。従
って、遠隔操作装置300の発光範囲に2台の画像入力
装置100,200が一緒に入ってしまう。その結果、
操作者が例えば、画像入力装置100をズーム・アップ
したくて遠隔操作装置300を画像入力装置100に向
けて操作したとしても、その赤外線制御信号は画像入力
装置200にも受光されてしまい、画像入力装置200
もズーム・アップしてしまう。
【0010】2台の画像入力装置100,200を同時
に同じように操作したいときにはこれでもよいが、一方
の画像入力装置、例えば画像入力装置100のみを遠隔
操作したいときには、従来例では、遠隔操作装置300
の出力光が画像入力装置100の受光部120にのみ入
射するように、遠隔操作装置300を画像入力装置10
0に近付けるか、又は、遠隔操作装置300の発光範囲
が頂角60度の略円錐状であることを考慮し、画像入力
装置100の受光窓120だけがこの発光範囲の縁(図
3のP面又はQ面)に来るように、遠隔操作装置300
を左右どちらかに約30度ずらして操作するしかなかっ
た。
【0011】本発明は、このような面倒を無くし、簡単
に複数の主装置のそれぞれを個別に遠隔操作できる遠隔
操作装置を提示することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠隔操作装
置は、無線式の遠隔操作装置であって、出力操作信号の
指向性を変更自在としたことを特徴とする。当該出力操
作信号の指向性は少なくとも2段階に切り換え自在であ
る。当該出力操作信号は赤外線信号である。
【0013】本発明に係る遠隔操作装置は更に、当該出
力操作信号の照射方位を確認するガイド光を出力するガ
イド光出力手段を具備する。当該ガイド光は例えば可視
光である。当該ガイド光出力手段は、当該出力操作信号
の所定の指向性のときに当該ガイド光を出力する。当該
ガイド光出力手段は好ましくは、光量調整手段を具備
し、出力するガイド光の色を選択する色選択手段を具備
する。
【0014】
【作用】上記手段により、遠隔操作可能な複数の主装置
が隣接して置かれている状況で、出力操作信号の指向性
を広くすることにより全体を一括して遠隔操作でき、出
力操作信号の指向性を狭くすることにより、その内の任
意の1台の主装置を選択的に遠隔操作できる。
【0015】また、出力操作信号の照射点を確認するガ
イド光を出力するようにしたので、狭指向性の出力操作
信号でも、目的の主装置の受光部に容易に且つ正確に当
てることができるようになる。
【0016】更に、ガイド光の光量調整手段及び/又は
色選択手段を設けることにより、光量及び/又は色を選
択でき、周囲の明るさや色味等に合わせて、最も識別し
やすいガイド光を照射できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】本発明の第1の実施例を説明する。この実
施例では、赤外線制御信号の出射範囲又は指向性を広範
囲と狭範囲で選択自在とした。図1は、本発明の第1実
施例の外観斜視図を示す。
【0019】第1実施例である遠隔操作装置10は、平
板状の筐体12の正面に赤外線出射用窓12aを有し、
上面には、前後方向に細長い四角形の開口12bを有す
る。開口12bからは、狭指向性の出力と広指向性の出
力とを切り換える切り換えスイッチ16が突出してい
る。切り換えスイッチ16の表面には、指で前後に移動
しやすいように略三角形状のローレット16aを形成し
てある。スイッチ16は、内部の機構部と機械的につな
がっている。
【0020】装置10の上面には更に、ズーム・ボタン
18、フォーカス・ボタン20、ホワイトバランス・ボ
タン22及びアイリス・ボタン24を設けてある。ズー
ム・ボタン18の一端18aを押すとズーム側に、他端
18bを押すとテレ側にレンズを移動させる指令とな
る。フォーカス・ボタン20の一端20aを押すとニア
側に、他端20bを押すとファー側にレンズを移動させ
る指令となる。ホワイトバランス・ボタン22の一端2
2aを押すと赤側に、他端22bを押すと青側に色味が
変更する指令となる。アイリス・ボタン24の一端24
aを押すと絞り込む側に、他端24bを押すと開放側に
絞りを変化させる指令となる。
【0021】図4は、装置10の内部回路の概略ブロッ
ク図を示す。CPU26が、ボタン18〜24の各操作
に応じて、その操作内容に応じた赤外線制御信号を発光
するように発光素子28を駆動する。ボタン18〜24
はバスを介してCPU26に接続してもよい。各ボタン
18〜24とCPU26をどのように接続するかは、本
発明にとって重要ではない。
【0022】図5及び図6は、赤外線出力の指向性又は
出射角範囲を選択する機構の主要部品の平面図を示す。
図5は、広指向性又は広角度範囲に出射している状態、
図6は狭指向性又は狭角度範囲に出射している状態を示
す。切り換えスイッチ16は、図示しない手段により前
後方向のみに摺動自在に支持されている。30は、発光
素子28の出射光を平行ビーム化するコリメータ・レン
ズであり、当該レンズ30を一端で支持する支持板32
は、横方向(符号34で示す方向)に、コリメータ・レ
ンズ30を発光素子28の前面に置く位置と、コリメー
タ・レンズ30を発光素子28の前面から退避させた位
置との間で移動自在に支持されている。支持板32はま
た、切り換えスイッチ16の方向に延びた板部を具備
し、その板部に斜め方向に延びるスライド孔36を形成
してある。切り換えスイッチ16からの延長部に立てた
ピン16bが当該スライド孔36に貫入している。
【0023】このような構造により、図5に示す状態
で、切り換えスイッチ16を前方向に押し出すと、支持
板32が左方向に移動し、図6に示すように、コリメー
タ・レンズ30が発光素子28の前面に位置し、出射赤
外光は符号38bに示すように平行ビーム状になる。逆
に、図6に示す状態で、切り換えスイッチ16を後方向
に押し戻すと、支持板32が右方向に移動し、図5に示
すように、コリメータ・レンズ30が発光素子28の前
面から退避し、赤外光は、符号38aに示すように、発
光素子28自身の指向性に基づく円錐状(例えば、頂角
がほぼ60度の円錐状)に広がって放射される。
【0024】このように、本実施例では、出射赤外線の
指向性又は出射角度範囲を狭い場合と広い場合で選択可
能であり、選択された指向性の範囲内で約5mまでの主
装置を遠隔操作できることになる。本実施例の遠隔操作
装置10により遠隔操作可能な複数の主装置が隣接して
置かれている場合で、何れか1つの主装置のみを操作し
たいときには、切り換えスイッチ16を前に押し出して
遠隔操作装置10を狭指向性モードにし、本装置10を
目的の主装置に出来る限り正確に向けながら各ボタン1
8〜24を操作すればよい。このとき、出力光は、直径
数センチのビーム状になるので、目的の主装置に厳密に
向ける限り、目的の主装置に隣接する主装置の受光部に
は入射しない。
【0025】コリメータ・レンズ30の代わりに、発光
素子28の出力光の指向性を限定してビーム光にする極
小の孔を中央に具備する絞り板を用いてもよい。図7及
び図8は、そのように変更した実施例の、赤外線制御信
号の出射角度範囲を選択する機構の主要部品の平面図を
示す。図7は、広角度範囲に出射している状態、図8は
狭角度範囲に出射している状態を示す。40は、発光素
子28の出力光の指向性を限定してビーム光にする極小
の孔を中央に具備する絞り板であり、コリメータ・レン
ズ30に代わって、支持板32に固定されている。
【0026】図5及び図6の場合と同様に、図7に示す
状態で、切り換えスイッチ16を前方向に押し出すと、
支持板32が左方向に移動し、図8に示すように、絞り
板40が発光素子28の前面に位置し、発光素子28の
出力光の内の、中央部分の光のみが外部に出力される。
逆に、図8に示す状態で、切り換えスイッチ16を後方
向に押し戻すと、支持板32が右方向に移動し、図7に
示すように、絞り板40が発光素子28の前面から退避
し、発光素子28自身の指向性に基づく円錐状(例え
ば、頂角がほぼ60度の円錐状)の赤外光が外部に放射
される。
【0027】このように、図7及び図8に示す変更実施
例でも、図5及び図6に示したのと全く同様に、出射赤
外線の指向性又は出射角度範囲を切り換えスイッチ16
により狭い場合と広い場合で選択可能になる。コリメー
タ・レンズ30を用いた構成に比べ、狭指向性のときの
遠隔操作可能な距離が短くなるものの、安価に製造でき
るという利点がある。
【0028】図9は、本発明の第2実施例の平面図を示
す。この実施例の遠隔操作装置50の前面に広指向性
(例えば、頂角が略60度の円錐状)の発光素子52を
配置し、後面に狭指向性(例えば、頂角が略1度の円錐
状)の発光素子54を配置する。利用者に分かりやすい
ように、装置50の上面には、前部分に広指向性を示す
広角マーク56を印刷し、後部分に狭指向性を示す狭角
マーク58を印刷してある。
【0029】装置50の上面には更に、図1に示した実
施例と同様に、ズーム・ボタン60、フォーカス・ボタ
ン62、ホワイトバランス・ボタン64及びアイリス・
ボタン66を設けてある。ズーム・ボタン60の一端6
0aを押すとズーム側に、他端60bを押すとテレ側に
レンズを移動させる指令となる。フォーカス・ボタン6
2の一端62aを押すとニア側に、他端62bを押すと
ファー側にレンズを移動させる指令となる。ホワイトバ
ランス・ボタン64の一端64aを押すと赤側に、他端
64bを押すと青側に色味が変更する指令となる。アイ
リス・ボタン66の一端66aを押すと絞り込む側に、
他端66bを押すと開放側に絞りを変化させる指令とな
る。
【0030】図10は、装置50の内部回路の概略ブロ
ック図を示す。CPU68が、ボタン60〜66の各操
作に応じて、その操作内容に応じた赤外線制御信号を発
光するように発光素子52,54を駆動する。先にも述
べたように、ボタン60〜66はバスを介してCPU6
8に接続してもよい。
【0031】この実施例では、単一の主装置を遠隔操作
したいとき、又は複数の主装置を一括して遠隔操作した
いときには、装置50の正面、即ち、発光素子52を目
的の1又は2以上の主装置に向けて、ボタン60〜66
を操作する。発光素子52は広い範囲に赤外線を放射す
るので、目的の1台の主装置に厳密に向けていなくても
その主装置の受光部に赤外線を入射させることができ、
また、一括して遠隔操作したい複数の主装置の各受光部
に赤外線を入射させることが出来る。また、複数の主装
置の中で特定の1台を遠隔操作したいときには、装置5
0の背面、即ち、発光素子54を目的の1台の主装置に
向けてボタン60〜66を操作する。発光素子54の出
力光はビーム状になっているので、目的の主装置に隣接
して別の主装置があっても、目的の主装置の受光部のみ
に出力赤外線が入射するようにできる。これにより、目
的外の主装置は遠隔操作されない。
【0032】発光素子52,54は同時に発光するが、
遠隔操作対象に向けていない側の発光素子52又は同5
4は、操作者の体又は手の腹に向けて赤外線を出射する
ので、意図しない主装置を遠隔操作してしまうことはな
い。
【0033】図9及び図10に示す実施例では、出射角
度範囲又は指向性の異なる発光手段を遠隔操作装置本体
の正面と背面に設けたので、遠隔操作装置を持ちかえる
だけで、遠隔操作できる角度範囲を切り換えることが出
来る。即ち、遠隔操作範囲を切り換える切り換え手段を
設ける必要がなくなる。
【0034】上述の各実施例によれば、遠隔操作可能な
複数の主装置が隣接して置かれている状況で、任意の1
台を遠隔操作できるが、そのとき遠隔操作対象の主装置
の受光部に向けて照射するのが狭指向性又はビーム状の
赤外線であるので、次のような困難が生ずる。即ち、赤
外線であることにより、操作者は、現在どの方位に向け
て赤外線を照射しているかを可視光の場合のようには簡
単に確認できない。唯一、遠隔操作対象の主装置の動作
から、その主装置の受光部に正しく赤外線が入射してい
るのを確認できるに過ぎない。これでは、目的外の主装
置を操作してしまうことが頻発し、肝心の目的の主装置
を正しく遠隔操作しにくい。
【0035】そこで、次に、狭指向性モードで使用する
ときに、出力赤外線がどの方位に向いているかを容易に
確認できるようにした実施例を説明する。図11は、出
力赤外線の照射位置を確認する手段としてガイド光(可
視光)を出力する実施例の外観斜視図を示す。
【0036】本発明の実施例である遠隔操作装置410
は、平板状の筐体412の正面に赤外線出射用窓412
aと赤外線の照射位置を確認するための可視光の出射窓
412bを有し、上面には、赤外線出力を狭指向性又は
広指向性に切り換える切り換えスイッチ416のため
の、前後方向に細長い四角形の開口412cを有する。
切り換えスイッチ416の表面には、指で前後に移動し
やすいように略三角形状のローレット416aを形成し
てある。スイッチ416は、内部の機構部と機械的につ
ながっている。
【0037】筐体412の上面には更に、ズーム・ボタ
ン418、フォーカス・ボタン420、ホワイトバラン
ス・ボタン422、アイリス・ボタン424、窓412
bから出力する可視光を赤色にする赤色ボタン426、
当該可視光を緑色にする緑色ボタン428、当該可視光
を白色にする白色ボタン430、及び、可視光の強さを
調整する光量調整ボタン432を設けてある。
【0038】ズーム・ボタン418の一端418aを押
すとズーム側に、他端418bを押すとテレ側にレンズ
を移動させる指令となる。フォーカス・ボタン420の
一端420aを押すとニア側に、他端420bを押すと
ファー側にレンズを移動させる指令となる。ホワイトバ
ランス・ボタン422の一端422aを押すと赤側に、
他端422bを押すと青側に色味が変更する指令とな
る。アイリス・ボタン424の一端424aを押すと絞
り込む側に、他端424bを押すと開放側に絞りを変化
させる指令となる。
【0039】赤色ボタン426を押すと、窓412bか
ら出力される可視光が赤色になり、緑色ボタン428を
押すと、窓412bから出力される可視光が緑色にな
り、白色ボタン430を押すと、窓412b空出力され
る可視光が白色になる。光量調整ボタン432の一端4
32aを押すと、窓412bから出力される可視光の光
量が増し、他端を押すと、光量が少なくなる。
【0040】図12は、装置410の内部回路の概略ブ
ロック図を示す。434は、切り換えスイッチ416に
より狭指向性モードが選択されていることを検知するマ
イクロスイッチであり、CPU436は、ボタン418
〜432の各操作及びマイクロスイッチ434の状態に
応じて、赤外線を出力する赤外線発光素子438及び可
視光を出力する可視光発光ユニット440の発光を制御
する。特に、CPU436は、マイクロスイッチ434
の状態により、狭指向性モードであるときにのみ、光量
調整ボタン432で指定される光量であって、ボタン4
26〜430により指定される色の可視光を可視光発光
ユニット440から出力させる。この実施例でも、例え
ば、ボタン418〜432及びマイクロスイッチ434
は、バスを介してCPU436に接続してもよい。
【0041】図13及び図14は、赤外線出力の指向性
又は出射角範囲を選択する機構の主要部品の平面図を示
す。図13は、広指向性又は広角度範囲に出射している
状態、図14は狭指向性又は狭角度範囲に出射している
状態を示す。切り換えスイッチ416は、図示しない手
段により前後方向のみに摺動自在に支持されている。4
42は、発光素子438の出射赤外光を平行ビーム化す
るコリメータ・レンズであり、当該レンズ442を一端
で支持する支持板444は、横方向(符号446で示す
方向)に、コリメータ・レンズ442を発光素子438
の前面に置く位置と、コリメータ・レンズ442を発光
素子438の前面から退避させた位置との間で移動自在
に支持されている。支持板444はまた、切り換えスイ
ッチ416の方向に延びた板部を具備し、その板部に斜
め方向に延びるスライド孔448を形成してある。切り
換えスイッチ416からの延長部に立てたピン416b
が当該スライド孔448に貫入している。
【0042】また、切り換えスイッチ416の端部から
横にリブ416cが出ており、切り換えスイッチ416
を前に押し出した位置で当該リブ416cがマイクロス
イッチ434を閉成し、切り換えスイッチ416を後に
押し戻した状態で当該リブ416cがマイクロスイッチ
434のリード片343aから離れてマイクロスイッチ
434を開放するように、切り換えスイッチ416に対
してマイクロスイッチ434を配置してある。
【0043】このような構造により、図13に示す状態
で、切り換えスイッチ416を前方向に押し出すと、支
持板444が左方向に移動し、図14に示すように、コ
リメータ・レンズ442が発光素子438の前面に位置
し、出射赤外光は符号438bに示すように平行ビーム
状になる。同時に、マイクロスイッチ434は切り換え
スイッチ416のリブ416cによりオン状態になる。
マイクロスイッチ434がオンになることにより、CP
U436は、可視光発光ユニット440を初期設定の色
及び光量で可視光を発光させる。その可視光は、符号4
40aに示すようにビーム状に窓412bから外に放射
される。勿論、その可視光は、符号438bで示す出力
赤外線ビームと平行になるように光軸調整されている。
その後のボタン426〜430の操作に応じて、CPU
436は可視光発光ユニット440の発光色を変更し、
光量調整ボタン432の操作に応じて、光量を変更す
る。
【0044】逆に、図14に示す状態で、切り換えスイ
ッチ416を後方向に押し戻すと、支持板444が右方
向に移動し、図13に示すように、コリメータ・レンズ
442が発光素子438の前面から退避する。出力赤外
光は、符号438aに示すように、発光素子438自身
の指向性に基づく円錐状(例えば、頂角がほぼ60度の
円錐状)に広がって放射される。このとき、マイクロス
イッチ434がオフになるので、CPU436は、可視
光発光ユニット440の発光を停止する。
【0045】このように、本実施例では、出射赤外線の
指向性又は出射角度範囲を狭い場合と広い場合で選択可
能であり、選択された指向性の範囲内で約5mまでの主
装置を遠隔操作できることになる。本実施例の遠隔操作
装置410により遠隔操作可能な複数の主装置が隣接し
て置かれている場合で、何れか1つの主装置のみを操作
したいときには、切り換えスイッチ416を前に押し出
して遠隔操作装置410を狭指向性モードにし、本装置
410を目的の主装置に出来る限り正確に向けながら各
ボタン418〜424を操作すればよい。このとき、出
力光は、直径数センチのビーム状になるので、目的の主
装置に厳密に向ける限り、目的の主装置に隣接する主装
置の受光部には入射しない。
【0046】狭指向性モードのとき、赤外線が目的の主
装置(の受光部)に向いているかどうかは、可視光発光
ユニット440から出射される可視光のスポットで判別
できる。可視光のスポットが目的の主装置の受光部に入
射しているのを確認して、各ボタン418〜424を操
作すればよい。赤外線と可視光の照射位置には、窓41
2aと窓412bとの距離差に相当する差があるが、実
際上でこの差が問題になることはない。この差を解消す
るには、コリメータ・レンズ442と窓412aとの間
にハーフ・ミラーを配置し、可視光発光ユニット440
から出力される可視光を、コリメータ・レンズ442に
よる赤外線ビームの中心光軸に一致させておけばよい。
当該ハーフ・ミラーにより赤外線出力のパワーが減少す
るが、コリメータ・レンズ442によりパワー集中され
ているので、遠隔操作可能な距離としては問題無い。
【0047】コリメータ・レンズ442の代わりに、赤
外発光素子438の出力光の指向性を限定してビーム光
にする極小の孔を中央に具備する絞り板でもよいことは
明らかである。
【0048】図15は、可視光発光ユニット440の概
略構成ブロック図を示す。450は白色光を発するラン
プ、452はランプ450を駆動するランプ用駆動回
路、454はランプ450の出力光の内、不要な光を遮
るマスク(又は絞り)、456は赤と緑を発する多色発
光LED、458は多色発光LED456を駆動するL
ED用駆動回路、460は多色発光LED456の出力
光の内、不要な光を遮るマスク(又は絞り)、462は
マスク454により限定されたランプ450の出力光
と、マスク460により限定された多色発光LED45
6の出力光を同一光軸上に合成するハーフ・ミラー、4
64は、ハーフ・ミラー462により合成光を投射する
ためのレンズである。
【0049】図15に示すように、ランプ450と多色
発光LED456は略90度の角度で配置され、それぞ
れの光路上にマスク454,460、及び略45度に傾
けられたハーフ・ミラー462が配置されている。
【0050】前述のようにマイクロスイッチ434がオ
ンになると、CPU5436は、デフォルトでLED用
駆動回路458に赤色を発光させる信号を出力する。こ
れにより、LED用駆動回路458は多色発光LED4
56の赤色発光回路に駆動電流を流し、多色発光LED
456は赤色可視光を出力する。この赤色可視光は、マ
スク460により不要な光を遮られた後、ハーフ・ミラ
ー462によりほぼ90度偏向され、レンズ464によ
りビーム状となって外部に出力される。操作者は、この
可視光を操作したい装置(の受光部)に当てることで、
本遠隔操作装置410が、目的の装置に正しく向いてい
ることを確認できる。
【0051】目的装置の周辺が明るいために赤色可視光
では識別しにくい場合がある。この場合には、光量調整
ボタン432で光量を増加したり、緑色ボタン428又
は白色ボタン430を押して可視光の色を変更する。図
16は、光量調整ボタン432の光量増加側端部432
aを押した時間とランプ450または多色発光LED4
56に流れる電流の関係を示すグラフである。図16に
示すように、光量調整ボタン432を押している時間に
比例して駆動電流が増加する。勿論、最大駆動電流に到
達した時点で、駆動電流は飽和する。ランプ450も多
色発光LED456も駆動電流の増加によって光量が増
加するので、操作者は、光量調整ボタン432により、
赤色可視光が識別しやすくなるまで光量を増加させる。
【0052】逆に、赤色可視光が明るすぎる場合には、
光量調整ボタン432の逆端432bを押して光量を減
少させる。図17は、光量調整ボタン432の光量減少
側端432bを押した時間とランプ450または多色発
光LED456に流れる駆動電流の関係を示すグラフで
ある。図17に示すように、光量調整ボタン432の光
量減少側端432bを押している時間に比例して駆動電
流が減少する。勿論、最低駆動電流以下には減少しな
い。操作者は、赤色可視光が見やすい明るさに暗くなる
まで、光量調整ボタン432により可視光の光量を減少
させる。
【0053】目的装置の受光部の色が赤系統である場合
や、赤系統の被写体をモニタに映し出したためにモニタ
から出る光も赤系統になり、周囲の色味が赤っぽくなっ
た場合、赤色可視光の光量を調整しても、赤系統の中に
赤色可視光が入射することになるので、視認性は向上し
ない。この場合には、操作者は、緑色ボタン428を押
す。すると、CPU436は、LED用駆動回路458
に緑色を発光させる信号を出力する。これにより、LE
D用駆動回路458は多色発光LED456を緑色で発
光させる。この緑色可視光は、マスク460により不要
な光を遮られた後、ハーフ・ミラー462によりほぼ9
0度偏向され、レンズ464によりビーム状となって外
部に出力される。
【0054】しかし、操作者によっては赤系統の色味の
中で緑色可視光を使用しても、まだ視認性が向上しない
と感じる人もいる。この場合には、白色ボタン430を
押す。すると、CPU436はランプ用駆動回路452
に信号を出力し、ランプ450を白色発光させる。この
白色光は、この緑色可視光は、マスク454により不要
な光を遮られた後、ハーフ・ミラー462を通過し、レ
ンズ464によりビーム状となって外部に出力される。
【0055】このようにして、本実施例では、可視光の
色を赤、緑及び白から任意に選択でき、更に、光量も自
在に増減できる。これにより、照射位置をより明確に認
識できるようになり、ビーム状の赤外線であっても、目
的の主装置の受光部に正しく入射させることができる。
【0056】図18は、赤外線照射方位を確認するため
の可視光の光量及び色を選択自在とした第2の実施例の
外観斜視図を示す。この実施例では、角度に応じて減衰
量の異なる減衰板と、角度に応じて透過色の異なるフィ
ルタ板を用いて、可視光の光量及び色選択自在とした。
【0057】図18に示す遠隔操作装置510は、平板
状の筐体512の正面に赤外線出射用窓512aと赤外
線の照射位置を確認するための可視光の出射窓512b
を有し、上面には、赤外線出力を狭指向性又は広指向性
に切り換える切り換えスイッチ516のための、前後方
向に細長い四角形の開口512c、光量調整板518の
操作用の角窓512d、及び色フィルタ520の操作用
の角窓512eを有する。切り換えスイッチ516の表
面には、指で前後に移動しやすいように略三角形状のロ
ーレット516aを形成してある。スイッチ516は、
内部の機構部と機械的につながっている。光量調整板5
18及び色フィルタ520は、図示しない手段により筐
体512に回動自在に支持されている。
【0058】筐体512の上面には更に、ズーム・ボタ
ン522、フォーカス・ボタン524、ホワイトバラン
ス・ボタン526及びアイリス・ボタン528を設けて
ある。これらのボタン522〜528の機能は、それぞ
れ、図11以降で説明した実施例のボタン418〜42
4と同じである。
【0059】図19は、装置510の内部回路の概略ブ
ロック図を示す。530は、切り換えスイッチ516に
より狭指向性モードが選択されていることを検知するマ
イクロスイッチであり、CPU532は、ボタン522
〜528の各操作及びマイクロスイッチ434の状態に
応じて、赤外線を出力する赤外線発光素子534及び可
視光を出力するランプ・ユニット536の発光を制御す
る。特に、CPU532は、マイクロスイッチ530の
状態が狭指向性モードを示すときにランプ・ユニット5
36を発光させる。この実施例でも、例えば、ボタン5
22〜524及びマイクロスイッチ530は、バスを介
してCPU532に接続してもよい。
【0060】図20及び図21は、赤外線出力の指向性
又は出射角範囲を選択する機構、並びに可視光の光量及
び色を選択する機構の主要部品の平面図を示す。図20
は、広指向性又は広角度範囲に出射している状態、図2
1は狭指向性又は狭角度範囲に出射している状態を示
す。切り換えスイッチ516は、図示しない手段により
前後方向のみに摺動自在に支持されている。540は、
発光素子534の出射赤外光を平行ビーム化するコリメ
ータ・レンズであり、当該レンズ540を一端で支持す
る支持板542は、横方向(符号544で示す方向)
に、コリメータ・レンズ540を発光素子534の前面
に置く位置と、コリメータ・レンズ540を発光素子5
34の前面から退避させた位置との間で移動自在に支持
されている。支持板542はまた、切り換えスイッチ5
16の方向に延びた板部を具備し、その板部に斜め方向
に延びるスライド孔546を形成してある。切り換えス
イッチ516からの延長部に立てたピン516bが当該
スライド孔546に貫入している。
【0061】また、切り換えスイッチ516の端部から
横にリブ516cが出ており、切り換えスイッチ516
を前に押し出した位置で当該リブ516cがマイクロス
イッチ530を閉成し、切り換えスイッチ516を後に
押し戻した状態で当該リブ516cがマイクロスイッチ
530のリード片530aから離れてマイクロスイッチ
530を開放するように、切り換えスイッチ516に対
してマイクロスイッチ530を配置してある。
【0062】ランプ・ユニット536とランプ・ユニッ
ト536との間には、光量調整板518と色フィルタ5
20を、その中心をランプ・ユニット536の光軸から
少しずらして配置してある。
【0063】図22はランプ・ユニット536の概略構
成図である。550は白色光を発生するランプ、552
はランプ550を駆動するランプ用駆動回路、554は
ランプ550の出力光の、不要な光を遮るマスク、55
6は、マスク554を透過した可視光をビーム状にする
レンズである。マイクロスイッチ530がオン又は閉成
されると、CPU532にランプ用駆動回路536に発
光を指示する制御信号を出力する。これに応じて、ラン
プ用駆動回路552は、ランプ550に駆動電流を流
し、ランプ550を発光させる。ランプ550から出力
される白色光は、マスク554によって不要な光を除去
され、レンズ556によりビーム状となってランプ・ユ
ニット536の外部に出力される。
【0064】図23は光量調整板518の正面図を示
す。光量調整板518は、角度方向に、透過率100%
の窓518a、透過率70%の減衰板を装着した窓51
8b、及び透過率50%の減衰板を装着した窓518c
を具備し、中央の孔518dにより回動自在に筐体51
2に支持されている。周面には、回動操作のための細か
い凹凸を形成してある。勿論、光量調整板518は、ラ
ンプ・ユニット536の出力光が窓518a,518
b,518cのほぼ中心に当たる各位置で軽く係止され
るようになっている。この構成により、外部に出力する
可視光の光量を、3段階に選択できる。透過率として5
0%と70%を使用したが、本発明はこれに限定されな
い。4段階以上又は連続的に光量を調整することも容易
である。
【0065】図24は、色フィルタ520の正面図を示
す。色フィルタ520は、角度方向に、ランプ・ユニッ
ト536の出力光をそのまま透過する窓520a、赤色
のみを透過する赤フィルタ520b、及び緑色のみを透
過する緑フィルタ520cを具備し、中央の孔520d
により回動自在に筐体512に支持されている。周面に
は、回動操作のための細かい凹凸を形成してある。勿
論、色フィルタ520は、ランプ・ユニット536の出
力光が窓520a及びフィルタ520b,520cのほ
ぼ中心に当たる各位置で軽く係止されるようになってい
る。この構成により、外部に出力する可視光の色を、
白、赤及び緑から選択できる。選択できる色は白、赤及
び緑の3色に限定されず、また、4つ以上の色を選択で
きるようにしてもよい。
【0066】このような構造により、図20に示す状態
で、切り換えスイッチ516を前方向に押し出すと、支
持板542が左方向に移動し、図21に示すように、コ
リメータ・レンズ540が発光素子534の前面に位置
し、出射赤外光は符号534bに示すように平行ビーム
状になる。同時に、マイクロスイッチ530は切り換え
スイッチ516のリブ516cによりオン状態になる。
マイクロスイッチ530がオンになることにより、CP
U532は、ランプ・ユニット536を発光させる。ラ
ンプ・ユニット536の出力光は、色フィルタ520及
び光量調整板518を通過し、窓512bから外部に照
射される。先に説明したように、色フィルタ520によ
り出力可視光の光を選択でき、光量調整板518により
光量を選択できる。
【0067】逆に、図21に示す状態で、切り換えスイ
ッチ516を後方向に押し戻すと、支持板542が右方
向に移動し、図20に示すように、コリメータ・レンズ
540が発光素子534の前面から退避する。出力赤外
光は、符号534aに示すように、発光素子534自身
の指向性に基づく円錐状(例えば、頂角がほぼ60度の
円錐状)に広がって放射される。このとき、マイクロス
イッチ530がオフになるので、CPU532は、ラン
プ・ユニット536の発光を停止する。
【0068】このように、本実施例でも、出射赤外線の
指向性又は出射角度範囲を狭い場合と広い場合で選択可
能であり、選択された指向性の範囲内で約5mまでの主
装置を遠隔操作できることになる。本実施例の遠隔操作
装置510により遠隔操作可能な複数の主装置が隣接し
て置かれている場合で、何れか1つの主装置のみを操作
したいときには、切り換えスイッチ516を前に押し出
して遠隔操作装置510を狭指向性モードにし、本装置
510を目的の主装置に出来る限り正確に向けながら各
ボタン522〜528を操作すればよい。このとき、出
力光は、直径数センチのビーム状になるので、目的の主
装置に厳密に向ける限り、目的の主装置に隣接する主装
置の受光部には入射しない。
【0069】狭指向性モードのとき、赤外線が目的の主
装置(の受光部)に向いているかどうかは、ランプ・ユ
ニット536から出射される可視光のスポットで判別で
きる。可視光のスポットが目的の主装置の受光部に入射
しているのを確認して、各ボタン522〜528を操作
すればよい。赤外線と可視光の照射位置には、窓512
aと窓512bとの距離差に相当する差があるが、実際
上でこの差が問題になることはない。この差を解消する
には、狭指向性モードのときにコリメータ・レンズ54
0と窓512aとの間にハーフ・ミラーを配置し、ラン
プ・ユニット536から出力され、色フィルタ520及
び光量調整板518を通過した可視光を、コリメータ・
レンズ442による赤外線ビームの中心光軸に一致させ
ればよい。当該ハーフ・ミラーにより赤外線出力のパワ
ーが減少するが、コリメータ・レンズ540によりパワ
ー集中されているので、遠隔操作可能な距離としては問
題無い。
【0070】コリメータ・レンズ540の代わりに、赤
外発光素子534の出力光の指向性を限定してビーム光
にする極小の孔を中央に具備する絞り板でもよいことは
明らかである。
【0071】図18以降に図示した実施例では、図11
〜図17に示した実施例と比較して、光量調整板518
及び色フィルタ520により可視光の光量及び色を選択
自在としたので、より安価に製造できる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、遠隔操作可能な複数の主装置が隣
接して置かれている状況で、全体を一括して遠隔操作す
ることも、その内の任意の1台の主装置を選択的に遠隔
操作することも、自在に行なえるようになる。
【0073】また、赤外線出力を狭指向性としたとき
に、その照射点を確認するガイド光を出力するようにし
たので、目的の主装置の受光部に赤外線出力を正確に当
てることができる。更に、ガイド光の光量調整手段及び
/又は色選択手段を設けることにより、光量及び/又は
色を選択でき、周囲の明るさや色味等に合わせて、最も
識別しやすいガイド光を照射できる。
【0074】これらにより、時間制限のある発表会など
で、的確に希望する装置を個別に操作でき、操作ミスに
よる時間のロスを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観斜視図である。
【図2】 2台の画像入力装置を1台の遠隔操作装置で
遠隔操作するシステムの概略構成図である。
【図3】 遠隔操作装置300の平面図である。
【図4】 図1に示す実施例の内部回路の概略構成ブロ
ック図である。
【図5】 図1に示す実施例の、広角度出射状態の平面
図である。
【図6】 図1に示す実施例の、狭角度出射状態の平面
図である。
【図7】 図1に示す実施例の変更例の、広角度出射状
態の平面図である。
【図8】 図1に示す実施例の変更例の、狭角度出射状
態の平面図である。
【図9】 本発明の第2実施例の平面図である。
【図10】 図9に示す実施例の内部回路の概略ブロッ
ク図である。
【図11】 ガイド光を有する本発明の第1の実施例の
外観斜視図である。
【図12】 図11に示す実施例の内部回路の概略構成
ブロック図である。
【図13】 狭指向性モードでの内部の部分平面図であ
る。
【図14】 広指向性モードでの内部の部分平面図であ
る。
【図15】 可視光発光ユニット440の概略構成ブロ
ック図である。
【図16】 光量調整ボタン432の光量増加側を押し
た時間と可視光発光ユニット440の駆動電流との関係
を示すグラフである。
【図17】 光量調整ボタン432の光量減少側を押し
た時間と可視光発光ユニット440の駆動電流との関係
を示すグラフである。
【図18】 本発明の第2の実施例を示す概略斜視図で
ある。
【図19】 図18に示す実施例の内部回路の概略構成
ブロック図である。
【図20】 狭指向性モードでの内部の部分平面図であ
る。
【図21】 広指向性モードでの内部の部分平面図であ
る。
【図22】 ランプ・ユニット536の概略構成図であ
る。
【図23】 光量調整板518の正面図である。
【図24】 色フィルタ520の正面図である。
【符号の説明】
10:第1実施例である遠隔操作装置 12:筐体 12a:赤外線出射用窓 12b:開口 16:切り換えスイッチ 16a:ローレット 16b:ピン 18:ズーム・ボタン 20:フォーカス・ボタン 22:ホワイトバランス・ボタン 24:アイリス・ボタン 26:CPU 28:発光素子 30:コリメータ・レンズ 32:支持板 36:スライド孔 38a:広指向性の出力光 38b:狭指向性の出力光 40:絞り板 50:遠隔操作装置 52:広指向性発光素子 54:狭指向性発光素子 56:広角マーク 58:狭角マーク 60:ズーム・ボタン 62:フォーカス・ボタン 64:ホワイトバランス・ボタン 66:アイリス・ボタン 68:CPU 100:画像入力装置 102:ケーブル 104:制御ボックス 106:ケーブル 108:モニタ 110:カメラ・ヘッド 112:支柱 114,116:足部 118:ベース 120:受光窓 122:原稿 200:画像入力装置 202:ケーブル 204:制御ボックス 206:ケーブル 208:モニタ 210:カメラ・ヘッド 212:支柱 214,216:足部 218:ベース 220:受光窓 222:立体モデル 300:遠隔操作装置 302:ズーム・ボタン 304:フォーカス・ボタン 306:ホワイトバランス・ボタン 308:アイリス・ボタン 310:発光部 410:遠隔操作装置 412:筐体 412a:赤外線出射用窓 412b:ガイド光出射窓 412c:開口 416:切り換えスイッチ 416a:ローレット 416b:ピン 416c:リブ 418:ズーム・ボタン 420:フォーカス・ボタン 422:ホワイトバランス・ボタン 424:アイリス・ボタン 426:赤色ボタン 428:緑色ボタン 430:白色ボタン 432:光量調整ボタン 434:マイクロスイッチ 436:CPU 438:赤外線発光素子 440:可視光発光ユニット 442:コリメータ・レンズ 444:支持板 448:スライド孔 450:白色光ランプ 452:ランプ用駆動回路 454:マスク 456:多色発光LED 458:LED用駆動回路 460:マスク 462:ハーフ・ミラー 464:レンズ 510:遠隔操作装置 512:筐体 512a:赤外線出射用窓 512b:可視光出射窓 512c:開口 512d,512e:角窓 516:切り換えスイッチ 516a:ローレット 516b:ピン 516c:リブ 518:光量調整板 518a:透過率100%の窓 518b:透過率70%の窓 518c:透過率50%の窓 518d:中央孔 520:色フィルタ 520a:窓 520b:赤フィルタ 520c:緑フィルタ 520d:中央孔 522:ズーム・ボタン 524:フォーカス・ボタン 526:ホワイトバランス・ボタン 528:アイリス・ボタン 530:マイクロスイッチ 530a:リード片 532:CPU 534:赤外線発光素子 536:ランプ・ユニット 540:コリメータ・レンズ 542:支持板 546:スライド孔 550:ランプ 552:ランプ用駆動回路 554:マスク 556:レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線式の遠隔操作装置であって、出力操
    作信号の指向性を変更自在としたことを特徴とする遠隔
    操作装置。
  2. 【請求項2】 上記出力操作信号の指向性を少なくとも
    2段階に切り換え自在である請求項1に記載の遠隔操作
    装置。
  3. 【請求項3】 上記出力操作信号は赤外線信号である請
    求項1又は2に記載の隔操作装置。
  4. 【請求項4】 更に、上記出力操作信号の照射方位を確
    認するガイド光を出力するガイド光出力手段を具備する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の遠隔操作装置。
  5. 【請求項5】 上記ガイド光が可視光である請求項4に
    記載の遠隔操作装置。
  6. 【請求項6】 上記ガイド光出力手段は、上記出力操作
    信号の所定の指向性のとき上記ガイド光を出力する請求
    項4又は5に記載の遠隔操作装置。
  7. 【請求項7】 上記ガイド光出力手段が、光量調整手段
    を具備する請求項4乃至6の何れか1項に記載の遠隔操
    作装置。
  8. 【請求項8】 上記ガイド光出力手段が、出力するガイ
    ド光の色を選択する色選択手段を具備する請求項4乃至
    6の何れか1項に記載の遠隔操作装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7649453B2 (en) 2005-12-19 2010-01-19 Funai Electric Co., Ltd. Remote control device
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KR20230089271A (ko) * 2021-12-13 2023-06-20 주식회사 오성전자 편각 보정 기능을 가지는 리모컨

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