JP2007171871A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】暗室で使用中に、コネクタへの接続作業等を行う必要が生じたときに、部屋が暗い状態のままでも、簡単な操作でコネクタの周囲を適正な時間照明させることができ、コネクタへのケーブルの接続作業等を容易に行うことができる。
【解決手段】ユーザが暗室モードを選択すると(S1でYES)、赤外線検知センサが能動状態になる(S2)。その後、コネクタへの接続作業等が必要になったときに、ユーザが赤外線検知センサの上方に手をかざすと、赤外線検知センサがそれを検知する(S3でYES)。そして、事前に機能モードが選択されている場合には(S4でYES)、選択されたモードに対応するコネクタのLEDランプが点灯され(S5)、機能モードが選択されていない場合には(S4でNO)、全てのLEDランプを点灯する(S6)。点灯から10秒経過するか、又はコネクタへの接続が完了すれば(S7でYES)、LEDランプを消灯する(S8)。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタに関し、詳しくは筐体の後面又は側面に映像情報入力源に接続するためのコネクタを有したプロジェクタに関する。
筐体の前面に投射レンズ等からなる映像投射口を有し、筐体の後面又は側面にパソコン等の外部映像情報入力源との複数のコネクタを有し、それらのコネクタを介して接続した映像情報入力源からの映像情報を実映像に変換した上、その実映像を映像投射口から前方のスクリーンへと投射するプロジェクタが知られている。そして、それらプロジェクタは、スクリーンに投射される映像を鮮明に映し出すために、通常は部屋を暗くして使用される。
上記のプロジェクタには、暗室状態の中でのプロジェクタ使用時に、部屋が暗いために、ユーザ(プロジェクタの操作者)が、手元でなんらかの作業を行おうとする場合に、その作業を円滑又は正確に行いにくいという不具合があり、従来より、手元のみを照明する種々の工夫がされてきている。例えば、特許文献1に記載のプロジェクタ装置は、光源からの光をダイクロイックミラー付の反射板により映像投射用として前方へ反射させると共に、一部を後方へ導き、手元照明として利用するものである。
特許文献2及び特許文献3に記載の装置は、パソコン、エレキギターのアンプ等の電気機器用接続ケーブルに関し、ケーブルの先端に設けたLEDランプにより接続先の部分が明るく照明され、挿抜作業が容易になるように図ったものである。また、特許文献4及び特許文献5には、通信回線用のモジュラージャックの先端、又はモジュラーコネクタの内部にLEDランプを設けて、接続の確認が容易になるように工夫した装置が開示されている。
特開平6−67144号公報 特開2000−285739号公報 実用新案登録第3103552号公報 特開2005−56719号公報 特開平11−97115号公報
上記特許文献1に開示されているプロジェクタでは、手元照明用として、投射用の光の一部を用いているので、手元を照明するために別に新たなランプを設ける必要がなく、プロジェクタを安価に製造できるといった長所はあるが、手元照明用の光の量の調節を偏向板の回転によって行うようになっているので、どうしてもその偏向板部分から光が漏れ、前方スクリーンに投射した映像が見づらくなるという欠点がある。
また、特許文献1に記載のプロジェクタにおいて、仮に偏向板部分からの光漏れをほとんど無くすことができたとしても、次のような不具合が生じる。つまり、偏向板部分からの光漏れがほとんど無い状態は、スクリーン上の映像を見る上では良い状態なのであるが、プロジェクタ操作者が、手元作業をするために偏向板を操作(回転)しようとしたときに、偏向板部分は相当に暗いはずであるので、操作者は、偏向板の位置を容易には把握できず、手元の照明を開始することに手間取ってしまい、結局手元作業を終えるまでに相当の時間がかかってしまう虞がある。また、手元の作業を終えた後にも、再び偏向板を回転操作して偏向板部分から光が漏れないようにしなければならない。
つまり、上記のプロジェクタにおいて、スクリーン上の映像をより鮮明に見るためには、プロジェクタ本体の周りは暗いほどよいが、一旦手元作業を行う必要が生じたときには、適度な明るさでその手元のみが照明され、しかもその照明を開始終了するための操作は、暗い中でも迅速、確実に行えることが望ましい。
例えば、略直方形の筐体を有し、その後面に多数の映像入力源用の複数のコネクタを備えたプロジェクタにおいて、部屋を暗くしてパソコンからの映像を前方へ投射している最中に、別の映像入力源(ビデオテーププレーヤ、ディスクプレーヤ等の映像機器)を新たに接続する作業を行う場合には、コネクタが比較的接近して配置されていることや、コネクタによっては接続角度が特定されていることがあるため、当該コネクタの周りが相当に明るくないと、コネクタへの接続作業が円滑に行えない場合がある。従って、通常は、一旦部屋の照明を点灯してその接続作業を行うが、それが会議であれば、会議が中断してしまう等の支障が出る。
また、プロジェクタの製造工程の最終段階で製品の品質チェックを行う場合に、次々と異なった映像入力源からの映像を切替えてスクリーン上に投射し、色の変化や、解像度、鮮明度の比較を目視で行うが、このチェック作業の途中では、品質チェックの精度を維持するために部屋を明るくすることは避けなければならず、映像入力源の切替えのためにコネクタへのケーブルの挿抜の必要が生じた場合には、その作業に相当手間取る場合があった。
そこで、本発明は、前方のスクリーンに投射した映像を鑑賞するときには、プロジェクタの本体周りは暗く保たれて、映像を見るための支障になることがないが、ユーザによるコネクタへの映像入力源等のケーブルの接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業をする必要が生じたときには、部屋が暗い状態のままでも、簡単な操作でコネクタの周囲を、適当な時間だけ照明させることができ、コネクタへのケーブルの接続作業等を容易に行うことができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、略直方形の筐体と、前記筐体の前面に設けた投射レンズ等からなる映像投射口と、前記筐体の後面に設けた外部映像情報入力源との接続端子及び外部機器への出力端子等のコネクタ群と、ユーザが選択することにより当該プロジェクタの機能モードを切替えるモード選択手段とを備え、前記外部映像情報入力源からの映像情報を実映像に変換した上、前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射するプロジェクタにおいて、前記コネクタ群の近傍に設けた、コネクタ群を構成する個別のコネクタごと、又は機能別に区分したコネクタグループごとに、それらコネクタ、又はコネクタグループを照明するLEDランプと、前記筐体の上面に設けた人体の接近を検知する赤外線検知センサと、前記赤外線検知センサの能動・非能動を切替える能動・非能動切替手段と、ユーザによって、前記能動・非能動切替手段が前記赤外線検知センサを能動にする側へ切替えられ、かつ、前記赤外線検知センサにより前記筐体上面への人体の接近が検知されたときに、前記モード選択手段によりユーザによって選択されている機能モードを参照し、ユーザにより特定の機能モードが選択されている場合には、その選択された機能モードに対応した個別のコネクタ又はコネクタグループのLEDランプを点灯させ、ユーザにより機能モードが選択されていない場合には、前記コネクタ群近傍のLEDランプの全てを点灯させるランプ点灯手段と、前記ランプ点灯手段によって点灯させられたLEDランプが、点灯開始から所定時間経過したか否か、及び前記コネクタ群の中のいずれかのコネクタに外部映像情報入力源あるいは外部機器が接続されたか否かを判断し、前記所定時間が経過したか又は、外部映像情報入力源あるいは外部機器が接続されたと判断したときに、前記LEDランプを消灯させるランプ消灯手段とを備え、前記赤外線検知センサが能動であるときに、ユーザがプロジェクタの上面に接近することにより、プロジェクタ後面のコネクタの一部又は全部が前記LEDランプによって照明されるように構成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、筐体と、前記筐体の前面に設けた投射レンズ等からなる映像投射口と、前記筐体の後面又は側面に設けた、外部映像情報入力源とのコネクタとを備え、前記コネクタを介して接続した外部映像情報入力源からの映像情報を実映像に変換した上、その実映像を前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射するプロジェクタにおいて、前記コネクタの近傍に設けた、それらコネクタを照明するランプと、ユーザの操作によって前記ランプを点灯させるランプ点灯開始手段と、前記ランプ点灯開始手段の能動・非能動を切替える能動・非能動切替手段と、前記能動・非能動切替手段が能動側へ切替えられ、かつ、ユーザが前記ランプ点灯開始手段を介して前記ランプの点灯開始を指示したときに、前記コネクタ近傍のランプを点灯させるランプ点灯手段と、前記ランプ点灯手段によって点灯させられた前記ランプが点灯開始から所定時間経過したか否かを判断し、所定時間が経過したときに前記ランプを消灯させるランプ消灯手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ランプ点灯開始手段が、前記筐体の上面又は前面であって、前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射される実映像によって照明される位置に設けられたスイッチであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記ランプ点灯開始手段が、特定のキーを押下することによりランプ点灯開始を指示する赤外線信号を発信するリモコンと、前記プロジェクタの筐体内に設けた前記リモコンからの赤外線信号を受光するリモコン受光部とからなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、前記能動・非能動切替手段が、前方のスクリーンに投射される設定画面に応じて、ユーザが押下操作することによって、能動又は非能動を切替えるためのカーソル移動キー及びセレクトキーであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかの発明において、前記能動・非能動切替手段が、プロジェクタの周囲の明るさを検知して、所定の明るさ未満である場合に前記ランプ点灯開始手段を能動とし、所定の明るさ以上である場合に前記ランプ点灯開始手段を非能動とする光センサであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コネクタへの映像入力源等のケーブルの接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業をする必要が生じたときに、ユーザは、プロジェクタの上面の赤外線検知センサの上方に手をかざすだけで簡単にコネクタの近傍のLEDランプを点灯することができ、部屋が暗いままでもコネクタへの映像入力源等のケーブルの接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業を容易に行うことができる。また、ユーザが事前にプロジェクタの機能モードを選択している場合には、その機能モードに対応したコネクタのLEDランプのみが点灯し、ユーザがコネクタへの接続作業等の手元作業を行っている間のコネクタ周りの照明の範囲が最小限に抑えられるので、スクリーンに投射された映像の鑑賞に支障になることを最小限にできる。さらに、ユーザによるコネクタへのケーブルの接続作業が完了すれば、プロジェクタがそれを検知してLEDランプを消灯させるので、コネクタ周りのLEDランプが点灯している時間を最小限に抑えられ、その点でもスクリーンに投射された映像の鑑賞に支障になることを最小限にできる。
請求項2乃至請求項4のいずれかの発明によれば、コネクタへの映像入力源等のケーブルの接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業をする必要が生じたときに、ユーザは、簡単にコネクタの近傍のランプを点灯することができ、部屋が暗いままでもコネクタへの映像入力源等のケーブルの接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業を容易に行うことができる。また、点灯したランプは所定の時間が経過すれば自動的に消灯するので、ユーザにとって、ランプの点灯及び消灯操作に煩わされることがない。
請求項5の発明によれば、ユーザは、スクリーン上に投射される映像に沿って簡単な操作でコネクタ近傍のランプの点灯開始手段の能動・非能動を切替えることができるので、部屋が明るいにも関わらず不測にコネクタ近傍のランプが点灯してしまうといった不具合が生じるのを容易に防止することができる。
請求項6の発明によれば、部屋の明るさが所定以上であるときには、プロジェクタがそれを検知してコネクタ近傍のランプの点灯開始手段を非能動とするので、部屋が明るいにも関わらずコネクタ近傍のランプが点灯してしまうといった不具合が生じることが防止される。
以下、本発明の一実施形態に係るプロジェクタについて、図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態のプロジェクタ1は、図1に示すように、直方形の筐体2を有し、筐体2の前面2aには投射レンズ等からなる映像投射口3を備え、筐体2の後面2bにはパソコン、ビデオテーププレーヤ、ディスクプレーヤ等の映像情報入力源(不図示)との接続端子及びテレビモニタ等の外部機器への出力端子等のコネクタ群4を備えている。コネクタ群4については、後に詳述する。
また、筐体2の上面2cには、メニューキー5、セレクトキー6及びカーソル移動キー7からなる各種キーと、その近傍に人体の接近を検知する赤外線検知センサ8が備えられている。赤外線検知センサ8は、図2に示したように、筐体2の上面2cに形成した凹所2d内に設けた赤外線LED11及び赤外線フォトダイオード12と、凹所2dの開口部が筐体の上面2cと面一になるように設けたガラス13及び特定周波数帯のみ通過させる赤外線フィルタ14とからなる。赤外線LED11から発せられた特定周波数の赤外線Rが、ガラス13を通過して人体の手H又は腕部に当たって反射し、赤外線フィルタ14を通過した赤外線Rを赤外線フォトダイオード12が受光することによって人体(手又は腕等)Hの接近を検知するようになっている。この赤外線検知センサ8の人体検知機能のオン・オフ(能動・非能動)が、後述する能動・非能動切替手段によって切替えられる。また、本実施形態では、赤外線検知センサ8が、ランプ点灯開始手段を構成する。
次に、筐体2の後面2bに設けられたコネクタ群4について、図3を参照して説明する。筐体2の後面2bの一部には、筐体2の前後方向に窪んだ凹部2eが形成してあり、この凹部2e内にパソコンとの接続端子であるデジタル/アナログ共用のコネクタ15、テレビモニタ等への映像信号の出力端子用コネクタ16、オーディオ信号の出力端子用コネクタ17、Sビデオ信号の入力端子用コネクタ18、及びAV信号の入力端子用コネクタ19が設けられている。そして、凹部2eの上面壁部2fには、これらコネクタ15、16、17、18、19の周囲を局所的に照明するように、3個のLEDランプ21、22、23が設けられている。
これらのコネクタ(入力端子及び出力端子)15、16、17、18、19は、ユーザがプロジェクタの機能モードを切替えたときに、その機能モードに従って能動となるコネクタと、非能動となるコネクタとに分かれるようになっており、LEDランプ21、22、23は、選択された機能モードに従って同時に能動又は非能動となるコネクタのグループを考慮して、極力そのグループごとのコネクタを照明するように設けられている。
つまり、例えば、ユーザがプロジェクタの機能モードとして、パソコンからの映像信号を入力として投射するモード(以下、パソコン入力モード)を選択した場合には、コネクタ15が能動とされ、他の入力端子であるコネクタ18とコネクタ19は非能動とされる。従って、この場合コネクタ18とコネクタ19は1つのコネクタグループを形成し、両コネクタ18、19の中間位置近傍に1個のLEDランプ23が設けられる。残り2個のLEDランプ21、22は、それぞれコネクタ15の近傍と、コネクタ16の近傍に設けられる。
なお、LEDランプ21、22、23の個数と配置については、種々に変形が可能であって、コネクタの設置個数が少ない場合には、全てのコネクタに対応づけてLEDランプを設けることが可能であるし、逆にコネクタの設置個数が多い場合には、機能別に区分したコネクタグループを超えて多くのコネクタを1個のLEDランプで照明し、少ないLEDランプの個数で対応するように構成することも可能である。
プロジェクタの機能モードの選択は、プロジェクタ本体に設けられた機能モードの切替え用スイッチ(不図示)で行うようにしてもよいし、スクリーン上に投射したメニュー画面に応じてユーザが所定のキー操作を行うことにより選択できるようにしてもよい。
次に、本実施形態のプロジェクタ1を暗室状態の部屋で使用する場合に、ユーザ(プロジェクタの操作者)がコネクタへの接続作業等を行うときに点灯するLEDランプの点灯処理手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、以下に説明するLEDランプの処理手順は、プロジェクタ1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置24(図1)によって実行される。
制御装置24は、まず、ユーザによって暗室モードがオンに設定されているか否かを判断する(S1)。この暗室モードの設定は、スクリーン上に暗室モードの設定画面25(図5)を投射させた上、ユーザがカーソル移動キー7を操作して、画面上のカーソル26を「ON」へ移動させ、セレクトキー6を押下することによってなされる。ユーザが、プロジェクタ1を暗室ではない場所で使用し、手元の照明が必要ではないと判断した場合、あるいはプロジェクタ1を暗室で使用するがLEDランプ21、22、23は点灯させない方がよいと判断した場合には、ユーザは、暗室モードをオフに設定する。
ステップS1における判断の結果、暗室モードがオンに設定されていた場合には(S1でYES)、制御装置24は、赤外線LED11を発光させ赤外線検知センサ8を能動にする(S2)。暗室モードがオフであれば、赤外線検知センサ8は非能動のままにする。従って、ステップS1が能動・非能動切替手段を構成する。
次に、赤外線検知センサ8が能動となった状態で、ユーザが赤外線検知センサ8の上方付近に手H又は腕をかざすと、赤外線LED11から発せられた赤外線Rが赤外線フォトダイオード12に受光されて、赤外線検知センサ8は、手Hがかざされたことを検知する(S3でYES)。このとき、ユーザは、プロジェクタ1の上方のおおよその位置へ手をかざすだけでよく、スイッチ等を操作する必要がないので簡単、確実である。
赤外線検知センサ8によりユーザによる手かざしが検出されると、制御装置24は、次に、ユーザによって機能モードが選択されているか否かを判断する(S4)。機能モードの選択がユーザによって事前になされている場合には(S4でYES)、その機能モードに対応したコネクタの近傍のLEDランプが点灯され(S5)、機能モードの選択がされていない場合には(S4でNO)、全てのLEDランプが点灯される(S6)。
つまり、例えば、パソコン入力モードが選択されている場合には、パソコンとの接続端子であるコネクタ15の近傍のLEDランプ21のみが点灯され、他のLEDランプ22、23は消灯のままとされる。機能モードは、ユーザによって選択されているので、例えばパソコン入力モードが選択されているということは、ユーザは、必ずコネクタ15にパソコンからのケーブルを接続する筈であるので、他のコネクタ18、19が照明されなくとも支障はない。
また、例えば、ユーザがビデオテーププレーヤ等のAV機器からの映像情報の入力モードを選択している場合には、コネクタ19近傍のLEDランプ23のみが点灯されて、他のLEDランプ21、22は消灯のままとなる。このように、ユーザが機能モードを選択している場合には、その機能モードに対応して能動となるコネクタの近傍のLEDランプのみが点灯するので、手元照明が最小限に抑えられ、その分スクリーン上に投射された映像の鑑賞の妨げとなる程度を抑えることができる。
そして、点灯したLEDランプ21、22、23は、点灯から10秒経過するか、又はコネクタ15、18、19への映像入力源の接続が完了したときに(S7でYES)、消灯される(S8)。コネクタへの映像入力源(パソコン等)のケーブルの接続が完了したか否かは、映像信号の入力の有無によって判断される。
また、LEDランプ21、22、23の点灯により、ユーザが接続をしようとするコネクタの周りが照明されるので、ユーザは能率的にそのコネクタへのケーブルの接続を行え、概ね10秒以内で接続作業を終えることができる。10秒以内で作業を終えることができなければ、ユーザは、再度赤外線検知センサ8の上方へ手をかざしてLEDランプ21、22、23を点灯させることができる。10秒以内で接続が完了すれば、その時点でLEDランプ21、22、23は消灯するので、手元が照明されている時間が最小限に抑えられ、スクリーン上に投射された映像の鑑賞の妨げとなる程度を、時間的にも最小限に抑えることができる。
また、本実施形態では、赤外線検知センサ8が、筐体2の上面2cのほぼ角部に設けてあり、かつ、それが筐体の上面2cと面一になっているので、ユーザがコネクタへの接続作業をするときに、片方の手(右手)でパソコン等からのケーブルを保持し、他方の手(左手)で筐体2の上部の角付近を保持する姿勢をとれば、他方の手(左手)は、自然に赤外線検知センサ8の上方を覆うようになり、赤外線検知センサ8は継続して人体Hの接近を検知し続け、LEDランプ21、22、23は接続作業中継続して点灯されることになる。
次に、ランプ点灯開始手段として、赤外線検知センサ8の代わりに、筐体2の上面2cに設けたスイッチ27及びリモコン28を用いる第2の実施形態について、図6と図7を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタ1の構造は、ほぼ第1の実施形態と同一であるので、同一部分には、同一番号を付して説明を省略する。本実施形態のプロジェクタ1は、赤外線検知センサ8を有しない代わりに、筐体の上面2cのキー6の近傍に、LEDランプの点灯用スイッチ27を備え、リモコン28にLEDランプの点灯開始信号を発信するキー29を備え、筐体2の前面2aにはリモコン28からの赤外線信号を受光するリモコン受光部31を備えている。
LEDランプの点灯用スイッチ27は、筐体2の上面2cに設けてあるので、前方のスクリーン上に投射された映像からの反射光によって照明され、部屋を暗室状態にした場合でも、その位置は簡単に見つけることができる。また、点灯スイッチ27の表面に蛍光物質を付して、僅かの光でもその位置を確認しやすいようにできる。さらに、点灯スイッチ27は、筐体2の前面2aに設けることもできる。筐体2の前面2aに設けた場合には、ユーザによる操作は若干不便になるが、筐体2の前面2aは、スクリーンの映像からの反射光によってより明るく照明されるので、点灯スイッチ27の位置を見つけることは容易である。また、リモコン28からの赤外線信号は、前方のスクリーンによって反射されて筐体前面2aのリモコン受光部31に受光される。
次に、本実施形態のプロジェクタ1を暗室状態の部屋で使用する場合の、LEDランプの点灯処理手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。図7に示した処理手順のうち、ステップS23乃至ステップS27は、第1の実施形態における処理手順(図4)のステップS4乃至ステップS8と、同一の内容であるので、説明を省略し、ステップS21からステップS22までの手順について説明する。
制御装置24は、まず、ユーザによって暗室モードがオンに設定されているか否かを判断する(S21)。この暗室モードの設定は、第1の実施形態と同様に、スクリーン上に暗室モードの設定画面25(図5)を投射させた上、ユーザがカーソル移動キー7を操作して、画面上のカーソル26を「ON」へ移動させ、セレクトキー6を押下することによってなされる。
ステップS21における判断の結果、暗室モードがオンに設定されていた場合には(S21でYES)、ランプ点灯開始手段としての、LEDランプの点灯用スイッチ27及びリモコン受光部31を能動にし、それらスイッチ27又はリモコン28からの信号の待ち受け状態とする。
次に、ユーザが、コネクタへの接続作業を行うときには、ユーザは、筐体上面2cの点灯用スイッチ27又は、リモコン28のキー29を押下操作するので、制御装置24は、スイッチ27のオン又はリモコン28からのランプ点灯開始信号の受信を認識し(S22でYES)、ユーザによる機能モード選択がなされている場合には、その機能モードに対応したコネクタのLEDランプを点灯し(S24)、機能モードの選択がなされていない場合には、全てのLEDランプを点灯する(S25)。LEDランプの消灯までの処理手順(ステップS26とステップS27)は、第1の実施形態(図4におけるステップS7とステップS8)と同一である。
以上のように、本発明のプロジェクタ1では、赤外線検知センサ8の上方に手Hをかざすとか、スクリーン上の映像からの反射光で照明されている筐体2上面2cのスイッチ27を押下するとか、手元のリモコン28の特定のキー29を押下するといった簡単な操作で所望のコネクタの近傍のLEDランプ21、22、23を点灯させることができ、コネクタへの映像入力源の接続作業又はコネクタからのケーブルの抜脱作業を円滑、かつ正確に行うことができる。また、点灯したLEDランプ21、22、23を消灯させるための操作が不要である。
なお、上記第1及び第2実施形態では、ランプ点灯開始手段の能動・非能動の切替えを、前方スクリーンに投射した設定画面25に応じてユーザがカーソル移動キー7及びセレクトキー6を押下操作することによって行うように構成したが、ランプ点灯開始手段の能動・非能動切替えは、次のように、プロジェクタの周囲の明るさを検知する光センサを用いることによって自動的に行われるようにしてもよい。
つまり、プロジェクタの筐体2の後面2b、又は後面2bに近い側面であって、部屋を暗室状態にしたときに、前方スクリーンからの反射光が届きにくい位置に、プロジェクタの周囲の明るさを検出する光センサを設け、この光センサと制御装置24とを接続して、光センサが検出した明るさが所定の明るさ未満である場合に、ランプ点灯開始手段(赤外線検知センサ8等)を能動とし、所定の明るさ以上である場合に、ランプ点灯開始手段を非能動とするように構成してもよい。所定の明るさとは、コネクタ群4の個々のコネクタの位置が確認し易く、コネクタへの映像入力源のケーブル等の接続作業が容易になる程度の明るさである。
このように構成した場合には、ランプ点灯開始手段の能動・非能動の切替えが自動的に行われるので、ユーザによる設定が不要になって便利である。
本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 同プロジェクタの赤外線検知センサ部分の断面図。 同プロジェクタの後面図。 同プロジェクタのLEDランプ点灯処理手順を示すフローチャート。 同スクリーンに投射された暗室モードの設定画面を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 同プロジェクタのLEDランプ点灯処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 プロジェクタ
2 筐体
2a 前面
2b 後面
2c 上面
3 映像投射口
4 コネクタ群
6 セレクトキー
7 カーソル移動キー
8 赤外線検知センサ
15、16、17、18、19 コネクタ
21、22、23 LEDランプ
24 制御装置(能動・非能動切替手段、ランプ点灯手段、ランプ消灯手段)
25 設定画面
26 カーソル
27 点灯用スイッチ
28 リモコン
29 キー
31 リモコン受光部
H 手(人体)

Claims (6)

  1. 略直方形の筐体と、
    前記筐体の前面に設けた投射レンズ等からなる映像投射口と、
    前記筐体の後面に設けた外部映像情報入力源との接続端子及び外部機器への出力端子等のコネクタ群と、
    ユーザが選択することにより当該プロジェクタの機能モードを切替えるモード選択手段とを備え、
    前記外部映像情報入力源からの映像情報を実映像に変換した上、前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射するプロジェクタにおいて、
    前記コネクタ群の近傍に設けた、コネクタ群を構成する個別のコネクタごと、又は機能別に区分したコネクタグループごとに、それらコネクタ、又はコネクタグループを照明するLEDランプと、
    前記筐体の上面に設けた人体の接近を検知する赤外線検知センサと、
    前記赤外線検知センサの能動・非能動を切替える能動・非能動切替手段と、
    ユーザによって、前記能動・非能動切替手段が前記赤外線検知センサを能動にする側へ切替えられ、かつ、前記赤外線検知センサにより前記筐体上面への人体の接近が検知されたときに、前記モード選択手段によりユーザによって選択されている機能モードを参照し、ユーザにより特定の機能モードが選択されている場合には、その選択された機能モードに対応した個別のコネクタ又はコネクタグループのLEDランプを点灯させ、ユーザにより機能モードが選択されていない場合には、前記コネクタ群近傍のLEDランプの全てを点灯させるランプ点灯手段と、
    前記ランプ点灯手段によって点灯させられたLEDランプが、点灯開始から所定時間経過したか否か、及び前記コネクタ群の中のいずれかのコネクタに外部映像情報入力源あるいは外部機器が接続されたか否かを判断し、前記所定時間が経過したか又は、外部映像情報入力源あるいは外部機器が接続されたと判断したときに、前記LEDランプを消灯させるランプ消灯手段とを備え、
    前記赤外線検知センサが能動であるときに、ユーザがプロジェクタの上面に接近することにより、プロジェクタ後面のコネクタの一部又は全部が前記LEDランプによって照明されるように構成したことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 筐体と、
    前記筐体の前面に設けた投射レンズ等からなる映像投射口と、
    前記筐体の後面又は側面に設けた、外部映像情報入力源とのコネクタとを備え、
    前記コネクタを介して接続した外部映像情報入力源からの映像情報を実映像に変換した上、その実映像を前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射するプロジェクタにおいて、
    前記コネクタの近傍に設けた、それらコネクタを照明するランプと、
    ユーザの操作によって前記ランプを点灯させるランプ点灯開始手段と、
    前記ランプ点灯開始手段の能動・非能動を切替える能動・非能動切替手段と、
    前記能動・非能動切替手段が能動側へ切替えられ、かつ、ユーザが前記ランプ点灯開始手段を介して前記ランプの点灯開始を指示したときに、前記コネクタ近傍のランプを点灯させるランプ点灯手段と、
    前記ランプ点灯手段によって点灯させられた前記ランプが点灯開始から所定時間経過したか否かを判断し、所定時間が経過したときに前記ランプを消灯させるランプ消灯手段とを備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 前記ランプ点灯開始手段が、前記筐体の上面又は前面であって、前記映像投射口から前方のスクリーンへと投射される実映像によって照明される位置に設けられたスイッチであることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記ランプ点灯開始手段が、特定のキーを押下することによりランプ点灯開始を指示する赤外線信号を発信するリモコンと、前記プロジェクタの筐体内に設けた前記リモコンからの赤外線信号を受光するリモコン受光部とからなることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  5. 前記能動・非能動切替手段が、前方のスクリーンに投射される設定画面に応じて、ユーザが押下操作することによって、能動又は非能動を切替えるためのカーソル移動キー及びセレクトキーであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプロジェクタ。
  6. 前記能動・非能動切替手段が、プロジェクタの周囲の明るさを検知して、所定の明るさ未満である場合に前記ランプ点灯開始手段を能動とし、所定の明るさ以上である場合に前記ランプ点灯開始手段を非能動とする光センサであることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のプロジェクタ。
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US8626065B2 (en) 2010-08-13 2014-01-07 Blackberry Limited Near-field communication (NFC) system providing plug-in device connection assistance features and related methods

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