JPH0811188B2 - 脱臭用触媒体 - Google Patents
脱臭用触媒体Info
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- JPH0811188B2 JPH0811188B2 JP4120215A JP12021592A JPH0811188B2 JP H0811188 B2 JPH0811188 B2 JP H0811188B2 JP 4120215 A JP4120215 A JP 4120215A JP 12021592 A JP12021592 A JP 12021592A JP H0811188 B2 JPH0811188 B2 JP H0811188B2
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Description
理、冷蔵、空調、焼却用機器等に利用される脱臭用触媒
体に関する。
ス状の悪臭物質を吸着させる手段が、おもに用いられて
きた。また最近、オゾン発生機能を持たせた機器により
悪臭成分をオゾンガスによって酸化分解する方法もとら
れてきている。
おもにアンモニア、脂肪酸、不飽和炭化水素類、メルカ
プタンなどの含硫黄有機化合物、含窒素有機化合物など
があげられる。これら悪臭物質は、生活する人間の汗等
の生理作用や、食品類の分解によって発生するものであ
る。従来の活性炭により吸着させる方法では、臭気成分
の種類によって吸着能力にバラツキがあること、および
吸着能力に限界があり、また雰囲気中の水分がガス状悪
臭物質の吸着の妨げになったりするために定期的に活性
炭を交換する必要がある等の問題点がある。またオゾン
による臭気物質の酸化分解方法は、脱臭に最適なオゾン
発生濃度を制御するために、特別な装置を備えなければ
ならないことや、オゾンによって分解が困難な臭気成分
の種類があること、オゾン発生器の寿命が必ずしも長く
ないなどが問題点としてある。
めになされたものであり、簡単な構成で室内の臭気や有
害ガスを完全にかつ長寿命で除去する機能を提供するも
のである。
は、少なくとも活性アルミナとゼオライトと白金族金属
と、アルカリ土類金属を含有するアルミナと、無機バイ
ンダーとからなる触媒被覆層を形成させたことを特徴と
する。
の中心粒径が1μm以上9μm以下にして触媒被覆層を
形成することを特徴とする。
る臭気成分を、通常は触媒被覆層中のゼオライトおよび
活性アルミナに吸着させることにより脱臭する。つぎに
臭気成分を吸着したゼオライトおよび活性アルミナを、
その吸着能力限界まで臭気成分を吸着する前に、本発明
の触媒体を発熱体や温風等の加熱手段により加熱するこ
とにより、触媒被覆層中の触媒(白金族金属)を活性化
させ、触媒被覆層中のゼオライトおよび活性アルミナに
吸着した臭気成分および触媒体近傍の臭気成分を、ゼオ
ライトおよび活性アルミナと共存させた前記活性化した
触媒物質の触媒作用により、酸化分解して、無臭化す
る。前記加熱手段により加熱されたゼオライトおよび活
性アルミナは、吸着した臭気成分が除去されるため、再
び吸着能力を回復し、加熱手段による加熱を停止後に、
臭気成分の吸着を再び行うことができる。このように、
非加熱時のゼオライトおよび活性アルミナによる臭気成
分の吸着と、加熱時のゼオライトおよび活性アルミナの
臭気成分の触媒分解による再生を、交互に繰り返すこと
により、長期間にわたって、触媒体周囲の温度を余り上
昇させずに悪臭を除去することができる。
含有するアルミナを含ませているので、アルカリ土類金
属を含有するアルミナをあわせて用いることにより、酸
性の臭気成分の吸着特性を向上させることができる。
ための混合スラリー中の粒子の中心粒径を1μm以上9
μm以下にすることにより、より良好な硬さを持ち、か
つ亀裂の入りにくい触媒被覆層が得られる。
は、金属、セラミック、ガラス等種々の材料を用いるこ
とができる。基材の形状も、板状、ハニカム状、多孔質
体、棒状、管状等種々の形状を用いることができる。
−アルミナ−チタニア、コージライトやシリカガラス、
リチウムシリケートガラスおよびガラス被覆層を設けた
金属体が、触媒被覆層と基材との密着性がすぐれていて
望ましい基材といえる。特にシリカガラスがよい。
体を内蔵あるいは発熱体に接する前記ガラス体、セラミ
ック体あるいはガラス被覆層を設けた金属体である場
合、特に効果的である。それは、これら基材表面に形成
される触媒被覆層中の白金族金属を効率よく加熱し、速
やかに活性化することができるからである。
は、β,γ,δ,θ,η,ρ,χ型の各種アルミナから
なる準安定アルミナが有効である。また、これら活性ア
ルミナ表面に希土類酸化物などの助触媒を白金族金属と
ともに担持させることにより、さらに活性を向上させる
ことができる。さらに活性アルミナにアルカリ土類金属
のバリウムを含有させることによりアルミナの熱安定性
を向上させることができ、有効である。
の、活性アルミナの含有率は20〜60wt%であるこ
とが望ましい。活性アルミナの含有率が20wt%未満
の場合、触媒被覆層の臭気吸着能力が減少する。また6
0wt%を超えると触媒被覆層の基材への充分な密着性
が得られにくい。
々のゼイライトを用いることができる。その中で、特に
銅イオン交換ゼオライトが最も臭気吸着能力が優れ、望
ましい。
てはシリカ、アルミナ、ベントナイト、Liシリケー
ト、水ガラス等を用いることができるが、それらのうち
密着性と触媒活性の観点よりシリカが最も望ましい。無
機バインダーのシリカ原料としては、スラリーを作製す
る場合硅酸コロイド水溶液が適している。
10〜40wt%である。シリカの含有率が40wt%
を超えると触媒被覆層に亀裂が入りやすくなり密着性低
下を招きやすい。また10wt%未満ではシリカの充分
な密着特性が得られない。
イ素を意味するが、硅酸コロイドを実施例では用いてい
る。
含有するアルミナを含ませることが望ましい。これは、
酸性の臭気物質の吸着特性を向上させることができるか
らである。アルカリ土類金属を含有するアルミナの望ま
しい含有率は5〜30wt%である。5wt%未満で
は、前記触媒被覆層の充分な酸性臭気吸着特性が得られ
ず、また30wt%を超えると触媒被覆層の密着性が低
下するからである。
いるアルカリ土類金属としてはマグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウムがあげられる。前記アル
カリ土類金属を含有するアルミナはアルカリ土類金属の
炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、酸化物と、アルミナあるい
は水酸化アルミニウムとを高温で反応させて、得ること
ができる。
オライトと白金族金属を含む触媒被覆層を形成してなる
触媒体である。活性アルミナとゼオライトと白金族金属
を共存させることにより、活性アルミナやゼオライトを
単独で用いるよりも酸性の臭気成分に対する吸着特性を
向上させる相乗効果を得ることができる。
は、白金(Pt)またはパラジウム(Pd)を用いるこ
とが望ましい。さらにPtとPdの両方を混合して用い
た場合さらに有効である。これは、PtやPdの酸化分
解による触媒力がロジウム(Rh)やイリジウム(I
r)に比べて高く、PtとPdの両方を用いることによ
りさらに高活性となるためである。ルテニウム(Ru)
を用いた場合、高温での使用により、Ruが揮散し有害
なので注意を要する。白金族金属の活性アルミナ表面へ
の担持方法としては種々の方法を用いることができる
が、例えば白金族金属塩水溶液に活性アルミナを浸漬
し、つづいて乾燥、焼成することによって調製すること
ができる。また白金族金属を予め活性アルミナ表面に担
持させることが望ましい。これは、触媒酸化分解性を向
上することができるためである。
る吸着特性を向上させるための望ましい白金族金属の含
有率は、触媒被覆層中に0.1wt%から8wt%含ま
せることが望ましい。白金族金属の含有率が、0.1w
t%未満では、充分な前記相乗効果が得られず、また8
wt%を超えると却って上記相乗効果が低下するからで
ある。
性アルミナとゼオライトと白金族金属からなる第1の触
媒層を形成させ、この第1の触媒層表面にアルミナおよ
びシリカから選ばれる少なくとも1種よりなる保護層を
形成させた2層構造とすることが望ましい。
ルミナおよび/またはシリカからなる保護層を設けるこ
とにより、触媒の活性を劣化させることなく、膜強度を
向上させることができるからである。
ることが望ましい。酸化セリウムを触媒被覆層に含ませ
ることにより、炭化水素化合物に対する触媒酸化分解活
性を向上することが出来る。
被覆層中に2〜15wt%である。酸化セリウムの含有
率が15wt%を超えると触媒の前記酸化分解特性が低
下しはじめ、また2wt%未満では酸化セリウムの充分
な添加効果が得られない。
ることは有効である。酸化チタンを触媒被覆層に含ませ
ることにより、アンモニア等の窒素化合物に対する触媒
酸化活性を向上することができる。
3〜15wt%であることが望ましい。酸化チタンの含
有率が15wt%を超えると触媒被覆層の密着特性が低
下し、また3wt%未満では酸化チタンの充分な添加効
果が得られない。
上であることが望ましい。これは、触媒被覆層の比表面
積の増大にともない、放射される近赤外線量に比較した
遠赤外線放射量比率は増大するが、比表面積が、10m
2/g以上で充分な遠赤外線放射量比率が得られるため
である。
えば電気抵抗体を内蔵した中空の石英管を使用する場
合、その外表面を粗面化するか、石英管外表面を十分に
脱脂した後、触媒被覆層を設けることが望ましい。この
処理により、石英管からなる基材と触媒被覆層との密着
性を向上することができる。
布には種々の方法を用いることができる。例えば、スプ
レー塗装、ディップ塗装、静電塗装、ロールコート法、
スクリーン印刷法等がある。
m以上,9μm以下であることが望ましい。9μmを超
えると被覆層がやわらかくなり、また1μmよりも細か
くなると、被覆層に亀裂が入りやすくなる。
含ませることが望ましい、これは、硝酸アルミニウムを
添加することにより、得られる触媒被覆層の密着性が向
上するからである。
として水酸化アルミニウム100g、銅イオン交換ゼオ
ライト500g、水1500g、塩化白金酸を30g、
塩化パラジウムを15gおよび適量の塩酸を加え、ボー
ルミルを用いて充分に混合して、スラリーAを調製し
た。このスラリーAを外径10mm、内径9mm、長さ
15cmの脱脂処理した中空状石英管外表面にスプレー
法で塗布した後、100℃で2時間乾燥し、ついで50
0℃で1時間焼成し、水酸化アルミニウムおよび白金族
金属塩を熱分解して、ゼオライト,活性アルミナおよび
白金族触媒を含む触媒被覆層を形成した。この石英管内
に電気抵抗体としてニクロム線を挿入し、碍子を用いて
両端を封じ、発熱体を内蔵する本発明による触媒被覆層
を形成させた発熱体である触媒体Aを調製した。触媒被
覆層量は0.2gであった。触媒体Aを用いた触媒装置
の構成を図1に示す。
V電圧で300W仕様のニクロム線1,石英管2と、そ
の外表面に形成した前記触媒被覆層3により構成され、
碍子4により絶縁、保持されている。
成分を、通常は触媒被覆層3中のゼオライトおよび活性
アルミナが吸着して脱臭する。そして、触媒被覆層3の
臭気吸着能力が限界まで臭気成分を吸着する以前に、ニ
クロム線1に通電すると、ニクロム線1から熱線が全周
方向に放射される。この時、触媒被覆層3は石英管2の
外周を覆うように設置してあるために、ニクロム線1か
ら全周方向に放射された熱線が触媒被覆層3に放射さ
れ、触媒被覆層3の輻射加熱が効率よく行われ、白金族
金属からなる触媒物質は、その活性化温度まで短時間で
加熱され、かつ触媒被覆層の温度を高温にすることがで
きる。触媒被覆層3中のゼオライトおよび活性アルミナ
に吸着された臭気成分は、活性化した触媒により酸化浄
化されて吸着能力が再生される。
加熱するために触媒体A近傍に対流として空気流5が生
じる。そして、この空気流5が活性化温度以上に加熱さ
れた触媒被覆層中の触媒物質に接触、あるいは被覆層内
に拡散する際に、空気流5に含まれる臭気や有害成分、
例えば、一酸化炭素(以下COと記す)やアンモニア
が、触媒作用により浄化される。
気に臭気やタバコの煙、CO等の有害ガスが漂っていて
も、加熱あるいは使用の際に浄化され、快適な環境をつ
くることができる。
と塩化パラジウムをスラリーAと同量加え、白金とパラ
ジウムとを予め表面に担持させたγ−アルミナ445g
と、無機バインダーとして水酸化アルミニウム100
g、銅イオン交換型ゼオライト500g、水1500g
を、ボールミルを用いて充分に混合して、スラリーA’
を調製した。このスラリーA’を用いて、前記触媒体A
と同一条件で、本発明による触媒被覆層を形成させた発
熱体である触媒体A’を調製した。触媒被覆層量は触媒
体Aと同量の0.2gとした。
ン酸化浄化試験を行い、触媒被覆層を有していない触媒
体と比較した。酢酸酸化浄化試験は、0.1m3の立方
体のフッ素樹脂製の容器の中に触媒体を置き、触媒体の
中心の外表面の温度が450℃となるよう加熱したとこ
ろへ、濃度が10ppmになるようにメルカプタンを容
器に注入し濃度の経時変化を調べることにより行った。
メルカプタン濃度の経時変化はガスクロマトグラフによ
り調べた。結果を(表1)に示した。
は触媒体Aより高活性であり、活性アルミナ表面に予め
白金族金属を担持させることにより、臭気成分の酸化分
解性能を向上させることができる。
体Aの作製方法を同じにして触媒被覆層中の全固形成分
に対する、γ−アルミナの含有率を10〜85wt%の
間の種々の含有率とし、活性アルミナ増加分は銅イオン
交換型ゼオライト量を減じた触媒被覆層0.2gを有す
る触媒体を作製した。これらの触媒体について熱衝撃試
験を行い、触媒被覆層の密着性を調べた。熱衝撃試験
は、石英管に内蔵した電気抵抗体に通電し、触媒被覆層
の温度を25℃毎に設定し、その温度で10分間保持し
た後、室温水中に投下して触媒被覆層の剥離の有無を調
べ、剥離を起こさない最高温度を耐熱衝撃温度とした。
物質吸着能力を、代表的な臭気物質であるメチルメルカ
プタンを用いて試験した。試験方法は、上記種々の触媒
体を、フッ素樹脂で内壁面を被覆した容積0.1m3の
密閉ボックスに入れ、ボックス内の空気希釈した10p
pmの濃度のメチルメルカプタンを吸着させ、触媒体を
入れた直後から30分後の残存メチルメルカプタン量を
測定し、メチルメルカプタン吸着能力とした。なお、ボ
ックス内の空気は、ファンにより試験中は撹はんした。
結果を(表2)に示した。
ナの含有率が20wt%未満の場合、耐熱衝撃性温度が
低下し、80wt%を超えると残存メチルメルカプタン
濃度が高く臭気物質吸着能力が低下する。従って活性ア
ルミナの含有率が20wt%以上80wt%以下で最も
良好な密着性(耐熱衝撃性)および臭気物質吸着能力が
得られ望ましい。
で、触媒被覆層中の銅イオン交換型ゼオライトの代りに
他のイオン交換ゼオライトに置き換えた触媒体を作製し
た。これらの触媒体について、ニクロム線未通電時(室
温)の各触媒体の臭気物質吸着能力を、代表的な臭気物
質であるメチルメルカプタンを用いて試験した。試験方
法は、実施例2と同様の方法を用いた。結果を(表3)
に示した。
着能力は銅イオン交換型ゼオライトが最も優れており望
ましい。
スラリー中の水酸化アルミニウムを、最終固形分中に含
まれる無機バインダーの量が同じになるように、種々の
無機バインダーに置き換えたスラリーを調製し、実施例
1と同様の触媒体を作製した。これらの触媒被覆層の膜
硬度について調べるために、JIS_G−3320の鉛
筆硬度試験を行った。また、それぞれの触媒体につい
て、実施例2と同様に、メチルメルカプタン浄化試験を
行った。結果を(表4)に示した。
ントナイトを用いると被膜硬度が低下し、Liシリケー
トや水ガラスを用いると被膜硬度は向上するものの膜が
多孔質とならず触媒活性が低下した。以上のように、無
機バインダーとして硅酸コロイド水溶液を原料とするシ
リカを用いることにより、触媒活性を低下させることな
く強固な被膜を形成することができるので、最も有効で
ある。
無機バインダーとして水酸化アルミニウムのかわりに硅
酸コロイド水溶液を用い、スラリー中の全固形成分に対
して、硅酸コロイド水溶液をシリカに換算して0〜50
wt%の間の種々の含有率とし、シリカ増加分はγ−ア
ルミナ量を減じたスラリーを調製し、これを用いて本発
明の触媒被覆層0.2gを実施例1の触媒体Aと同様に
して石英管外周面全周に形成した触媒体を作製した。こ
れらの触媒体について耐熱衝撃試験を行い、触媒被覆層
の密着性を調べた。耐熱衝撃試験は、実施例2と同様に
して行った。結果を(表5)に示した。
有率が10wt%以上40wt%以下で最も良好な密着
性(耐熱衝撃性)が得られ望ましい。
基材の石英管を(表6)に示す種々の管状基材を用いた
触媒体を、調製し、これら触媒体について熱衝撃試験を
行い、触媒被覆層の密着性を調べた。熱衝撃試験は、実
施例2と同様にして行った。結果を(表6)に示した。
ムライト、シリカ−アルミナ−チタニア、コージライト
やシリカガラス、リチウムシリケートガラスおよびガラ
ス被覆層を設けた金属体が、触媒被覆層と基材との密着
性がよく、特にシリカガラスがよい。
ルでの混合粉砕時間を変化させて、中心粒径が0.8μ
m〜15μmの種々異なるスラリーを調製した。
様にして脱脂洗浄した石英管の外周面に0.2gの触媒
被覆層を有する触媒体を作製した。
をJIS G−3320の鉛筆硬度試験を行った。結果
を(表7)に示した。
えると被覆層がやわらかくなり、また1μm未満に細か
くなると、被覆層に亀裂が入りやすくなる。
は、1μm以上9μm以下であることが望ましい。
mの石英管外周面を脱脂洗浄して基材を準備した。
め表面にスラリーAと同量の白金とパラジウムを担持さ
せたγ−アルミナ445gと、無機バインダーとして水
酸化アルミニウム100g、銅イオン交換型ゼオライト
400g、およびバリウムを5wt%含有するアルミナ
100g、水1500gを、ボールミルを用いて充分に
混合して、スラリーCを調製した。
5μmとした。このスラリーCを前記石英管の外周面の
両側33mmを残して全周にスプレー法で塗装した後、
100℃で2時間乾燥し、続いて500℃で1時間焼成
して硅酸を反応させ、外周表面に触媒被覆層が形成され
た石英管を調製した。被覆重量は1.0gである。
酸バリウムと水酸化アルミニウムを1000℃で反応さ
せて調製した。
線1を内蔵させ、碍子4により石英管両側で絶縁、保持
し触媒被覆層が設けられた触媒体Cを作製した。
A’に代えて触媒体Cと同じ方法、条件で、触媒体A’
2を作製した。
て酢酸吸着試験を行い、触媒被覆層を設けなかった石英
管発熱体と比較した。酢酸吸着試験は、0.25m3の
立方体のフッ素樹脂製の容器の中に触媒体を置き、触媒
体を加熱せず、濃度が40ppmになるように酢酸を容
器に注入し濃度の経時変化を調べることにより行った。
酢酸濃度の経時変化はガスクロマトグラフにより調べ
た。
らかなように、予め白金族金属を表面に担持させた活性
アルミナを用いて触媒被覆層を形成した触媒体A’2,
Cは、室温で酢酸吸着による脱臭がともに可能となる。
さらに触媒体A’2より、触媒体Cが酢酸吸着特性に優
れていた。従って触媒被覆層にアルカリ土類金属を含有
するアルミナをあわせて用いることにより、酸性の臭気
物質の吸着特性を向上させることが理解できる。
属塩を含有しない比較スラリー1、白金族金属塩を含有
せず、かつγ−アルミナをすべて銅イオン交換型ゼオラ
イトとした比較スラリー2、および白金族金属塩を含有
せず、かつ銅イオン交換A型ゼオライトをすべてγ−ア
ルミナとした比較スラリー3およびスラリーAを用い
て、前記触媒体Cと同様のそれぞれの触媒被覆層を1.
0g有する比較触媒体1,2,3および触媒体A2を作
製した。
同様な酢酸吸着試験を行い、測定開始後60分の酢酸残
存率を本発明の触媒体A2と比較した。
らかなように、酸性臭気成分である酢酸の吸着特性にお
いて本発明による触媒体A2は、比較触媒体1,2,3
よりも優れていた。従って活性アルミナとゼオライトと
白金族金属を同時に用いることにより、活性アルミナや
ゼオライトを単独で用いる場合よりも酸性の臭気成分に
対する吸着特性を向上させる相乗効果を得ることができ
る。
金族金属塩をすべて塩化白金酸とし、スラリー固形分中
にPtとして0〜10wt%含むスラリーを調製し、実
施例8の触媒体Cと同様のそれぞれの触媒被覆層を1.
0g形成させた触媒体を作製した。
酢酸吸着試験を行い、測定開始後60分の酢酸残存率を
比較した。
り明らかなように、白金族金属の含有率が0.1wt%
未満の場合、充分な前記相乗効果が得られず、また8w
t%を超えると却って相乗効果が低下する。
向上させる相乗効果を得るための白金族金属の含有率
は、触媒被覆層中に0.1wt%から8wt%含ませる
ことが望ましい。
0gと、シリカに換算して20wt%含む硅酸コロイド
水溶液400gと、水200g及び銅イオン交換A型ゼ
オライト140gと、γ−アルミナ38gと炭酸バリウ
ム3gとを、ボールミルを用いて充分に混合して、スラ
リーDを調製した。なお、このスラリーDの平均粒径
は、4.5μmとした。このスラリーDを用い、実施例
8の触媒体Cと同じ方法、条件で触媒体Dを作製した。
酸吸着試験を行い、触媒体Cと比較した。結果を(表1
1)に示した。
触媒体DではPtのみである点、バ インダーが触媒体C
では水酸化アルミニウムであるのに対し触媒体Dではシ
リカである点で相違するが、(表11)より、バリウム
含有アルミナを用いた触媒体Cが、同量のバリウムを炭
酸塩として含む触媒体Dより酢酸吸着特性に優れていこ
とが判る。
ルミナに含有されるアルカリ土類金属を(表8)に示す
ように種々変化させたスラリーを調製し、実施例8と同
様の触媒体を作製した。
触媒体の臭気物質吸着能力を、酢酸を用いて試験した。
試験方法は、実施例8と同様にして行った。効果を(表
12)に示す。
類金属のうちバリウムを用いた場合、酢酸残存率が50
%となるまでの時間が他のアルカリ土類金属に比べ最も
短いことがわかる。臭気物質吸着能力はバリウムが最も
優れており望ましい。
固形分に対して、アルカリ土類金属を含有するアルミナ
を0〜40wt%の間の種々の含有率とし、アルミナ増
加分はゼオライトを減じたスラリーを調製し、これを用
いて実施例8と同様に触媒体を作製した。
触媒体の臭気物質吸着能力を、酢酸を用いて試験した。
試験方法は、実施例8と同様にして行った。また同時に
実施例2で行ったと同様の耐熱衝撃試験をあわせて行っ
た。結果を(表13)に示す。
の含有率が5wt%未満の場合、酢酸吸着に対する充分
な添加効果が得られず、30wt%より多い場合、触媒
被覆層の密着性が低下する。
ナの望ましい含有率は5wt%以上30wt%以下であ
る。
族金属をPdあるいはRu、Rh、Irに変えて触媒体
Aと同じ方法、条件で触媒体を作製した。触媒体Aとこ
れら触媒体について、アセトアルデヒドの酸化分解力を
調べた。なお、触媒被覆層量はすべて1gとし、白金族
金属総量は全て触媒被覆層0.2g中に同量となるよう
にした。アセトアルデヒド酸化浄化試験は、0.1m 3
の立方体のフッ素樹脂製の容器の中に触媒体を置き、触
媒体の中心の外表面の温度が450℃となるよう加熱し
たところへ、濃度が100ppmになるようにアセトア
ルデヒドを容器に注入し濃度の経時変化を調べることに
より行った。実験開始10分後のアセトアルデヒドの残
存率を(表14)に示した。
uが、Rh,Irに比べて高活性であり、PtとPdと
を混合して用いることによりさらに高活性となった。つ
いで、それぞれの触媒体を850℃にて50hにて熱処
理したものについて活性を調べたところ、Ruのみ著し
く活性が劣化し、他の触媒の活性はあまり変化しなかっ
た。これは、高温でRuが揮発した結果と考えられる。
以上の結果から、熱的に安定なPtやPdを使用するこ
とが望ましい。
なくとも活性アルミナとゼオライトと白金族金属からな
る触媒層と前記触媒層表面に形成したアルミナおよびシ
リカから選ばれる1種以上よりなる保護層の2層構造の
触媒被覆層を形成した触媒体を図2に示す。図2におい
て6はニクロム線、7は石英管、8は触媒層、9は碍
子、10は空気流、11は保護層である。
mの石英管外周面を脱脂洗浄した。一法、比表面積21
0m2/gの水酸化アルミニウム600gと、シリカに
換算して20wt%含む硅酸コロイド水溶液800g
と、銅イオン交換A型ゼオライト320gと、水700
g及び塩化白金酸をPtとして36g加え、ボールミル
を用いて充分に混合して、スラリーを調製した。なお、
このスラリーの平均粒径は、3μmであった。このスラ
リーを前記石英管の外周面の両側33mmを残して全周
にスプレー法で塗装した後、100℃で2時間乾燥し、
続いて500℃で1時間焼成して、銅イオン交換型ゼオ
ライトとシリカと活性アルミナを含む触媒被覆層を設け
た石英管を調製した。触媒被覆層量は0.60g,Pt
含有量は、15.5mgである。この膜の強度を鉛筆硬
度試験法で測定したところ、4Bであった。
wt%のアルミナゾルに含浸させ、室温で乾燥後、50
0℃で1時間焼成することにより、アルミナの保護層を
0.12g形成させた。この膜の強度を鉛筆硬度試験法
で測定したところ、Bであった。またアルミナゾルのか
わりにシリカゾルおよびアルミナゾルとシリカゾルの混
合物を用いて同様にシリカ保護層、シリカ−アルミナ保
護層を形成させた。それらの触媒被覆層の鉛筆硬度はそ
れぞれHB,Bと良好であった。
属塩を含有させず、石英管上に活性アルミナとゼオライ
トの被覆層を形成した後、ディップ法により白金族金属
塩水溶液を含浸、熱処理して白金族触媒を触媒体Aと同
量担持した触媒体Bを調製した。
としてアンモニアを選択し、このアンモニア浄化試験を
行った。
アンモニアの80%が酸化分解するまでに必要な通電時
間を測定した。
8分であった。従って白金族金属塩をスラリー中に含有
させたスラリーAを用いて触媒体を調製した触媒体Aの
方が、触媒体Bの調製方法により得た触媒体に比べ、短
時間で臭気物質を酸化分解でき、より良好な触媒特性が
得られた。
ミナと水酸化アルミニウムを用いたが、総量を同一と
し、種々の割合でこれらを混合したスラリーを調製し、
これらのスラリーを用いて実施例と同様の方法により、
触媒体を調製した。調製した触媒体について、実施例2
で示した耐熱衝撃試験、および実施例6で示したアンモ
ニア浄化試験を行った。結果を(表15)に示す。
のスラリーA中の水酸化アルミニウムを活性アルミナに
置換することにより、触媒特性の向上を図ることができ
る。このなかで、水酸化アルミニウムの活性アルミナへ
の置換率が94wt%を超えると耐熱衝撃性が低下し、
また、23wt%未満では活性アルミナへの置換効果が
充分に得られない。従って望ましい水酸化アルミニウム
の活性アルミナへの置換率は23wt%から94wt%
になる。
酸セリウム6水塩を添加し、実施例1と同様の方法、条
件で、石英管表面に触媒体Aと同量の触媒被覆層量にな
るようにし、硝酸セリウムの熱分解によって生ずる酸化
セリウム含有率が、(表16)のように異なる触媒体を
作製した。なお触媒被覆層中の酸化セリウム増加分は、
アルミナ量を減じて調製した。
酸を選択し、この酢酸浄化試験を実施例7と同様に行っ
た。
ックス内酢酸の80%が酸化分解するまでに必要な通電
時間を測定した。
すように、酸化セリウムを触媒被覆層に含ませることに
より、炭化水素化合物に対する触媒酸化活性が向上す
る。
ると触媒の酸化分解特性が却って低下しはじめ、また2
wt%未満では酸化セリウムの充分な添加効果が得られ
ないことから、酸化セリウムの望ましい含有率は触媒被
覆層中に2〜15wt%である。
化チタンを添加し、実施例1の触媒体Aと同様の方法、
条件により、触媒被覆層中の酸化チタン含有率が、(表
17)のように異なる触媒体を作製した。なお触媒被覆
層中の酸化チタン増加分は、アルミナ量を減じて調製し
た。
ンモニアを選択し、このアンモニア浄化試験を実施例6
と同様に行った。また密着性試験は実施例2と同様に行
った。
すように、酸化チタンを触媒被覆層に含むことにより、
アンモニアに対する触媒酸化活性を向上することができ
る。
と接触被覆層の密着特性が低下しはじめ、また3wt%
未満では酸化チタンの充分な添加効果が得られないこと
から、酸化チタンの望ましい含有率は触媒被覆層中に3
〜15wt%となる。
状、ハニカム状、多孔質体、棒状、管状基材に実施例1
のスラリーAを用いて触媒被覆層を形成した。つぎに前
記密着性試験を上記基材上に形成した触媒被覆層につい
て行った。結果を(表18)に示す。
としてハニカム状、多孔質状、管状基材が望ましく、特
に管状体が最も耐熱衝撃性に優れ望ましい。
が置かれている雰囲気の臭気やタバコの煙等の有害ガス
は、触媒被覆層の吸着作用および触媒作用により除去、
浄化される。このため触媒体を設置することによって、
臭気物質の少ない、快適な環境を提供することができ
る。特にアルカリ土類金属を添加することによって脱臭
効果の向上をはかっている。
粒子の中心粒径を1μm以上9μm以下にして亀裂の入
りにくい、扱い易い硬さの触媒被覆層を形成している。
Claims (6)
- 【請求項1】基材表面に、少なくとも活性アルミナと、
ゼオライトと、白金族金属と、アルカリ土類金属を含有
するアルミナと、無機バインダーを含む触媒被覆層を形
成させた脱臭用触媒体。 - 【請求項2】基材表面に、活性アルミナと、ゼオライト
と、白金属金属と、無機バインダーを有し、前記活性ア
ルミナの少なくとも一部はアルカリ土類金属を含有して
いる触媒被覆層を形成させた脱臭用触媒体。 - 【請求項3】ゼオライトが銅含有ゼオライトである請求
項1または2記載の脱臭用触媒体。 - 【請求項4】無機バインダーがシリカである請求項1ま
たは2記載の脱臭用触媒体。 - 【請求項5】アルカリ土類金属がバリウムである請求項
1または2記載の脱臭用触媒体。 - 【請求項6】基材表面に、少なくとも活性アルミナとゼ
オライトと白金族金属からなる触媒層と前記触媒層表面
にアルミナおよびシリカから選ばれる1種以上よりなる
保護層を形成した2層構造の触媒被覆層を形成してなる
脱臭用触媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120215A JPH0811188B2 (ja) | 1991-05-16 | 1992-05-13 | 脱臭用触媒体 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155591 | 1991-05-16 | ||
JP17799491 | 1991-07-18 | ||
JP3-111555 | 1991-07-18 | ||
JP3-177994 | 1991-07-18 | ||
JP4120215A JPH0811188B2 (ja) | 1991-05-16 | 1992-05-13 | 脱臭用触媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146683A JPH05146683A (ja) | 1993-06-15 |
JPH0811188B2 true JPH0811188B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=27311988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4120215A Expired - Lifetime JPH0811188B2 (ja) | 1991-05-16 | 1992-05-13 | 脱臭用触媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811188B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5121151B2 (ja) * | 2006-03-03 | 2013-01-16 | 有限会社サトーテクノ | 気体改質方法、気体改質ネット |
JP5106261B2 (ja) * | 2008-06-17 | 2012-12-26 | 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 | メタルハニカム基材、その製造方法、及びメタルハニカム触媒コンバータ |
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-
1992
- 1992-05-13 JP JP4120215A patent/JPH0811188B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05146683A (ja) | 1993-06-15 |
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