JPH0811077A - ロボットアーム用チャック - Google Patents

ロボットアーム用チャック

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JPH0811077A
JPH0811077A JP16900394A JP16900394A JPH0811077A JP H0811077 A JPH0811077 A JP H0811077A JP 16900394 A JP16900394 A JP 16900394A JP 16900394 A JP16900394 A JP 16900394A JP H0811077 A JPH0811077 A JP H0811077A
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JP
Japan
Prior art keywords
actuator
gripping
grip
chuck
robot arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP16900394A
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English (en)
Inventor
Naokatsu Hori
尚功 堀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品が回動しないように確固に把持でできる
ロボットアーム用チャックを提供する。 【構成】 本ロボットアーム用チャック10は、3方向
に自在に移動するロボットアームAに取り付けられてお
り、2組の把持機構を備えている。各把持機構は、それ
ぞれ、ハウジング12内に格納されたアクチュエータ2
2と、アクチュエータに連結され、アクチュエータの上
下動を水平動に変換するリンク機構24と、対の把持爪
14A、B又は16A、Bとから構成されている。各対
の把持爪は、アクチュエータとは対向する向きに延びる
脚部18と、脚部18先端に相互に平行に対向する把持
面20とを備えている。各対の把持爪は、独立して相互
に平行な動作方向で接近、離間する。更に、チャック
は、各把持機構の対の把持爪が独立して作動し、かつ協
働して被把持物を把持するようにアクチュエータを制御
する制御装置を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットアーム用チャ
ックに関し、更に詳細には、形状が相互に異なる部品或
いは製作精度にバラツキのある部品でも確固に把持でき
るように改良されたロボットアーム用チャックに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】組み立て工程では、ロボットを使用して
各種部品を機械的かつ自動的に基板或いは組立品本体に
取り付けている。ロボットは、そのアーム先端に設けら
れたチャックにより部品供給ステーションで部品を把持
し、次いで把持した部品を取り付け位置に搬送し、位置
決めして取り付けている。従来のロボットアーム用チャ
ックは、図5に示すように、相互に接近、離間自在であ
って、把持する部品形状に適合した形状を有する対の把
持爪50A、Bを一組備え、その把持爪50A、Bで部
品を把持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロボッ
トアーム用チャックでは、把持する部品の寸法、形状に
多少の製作誤差がある場合、例えば、部品の両側面の平
行が出ていない時には、仮にその誤差が僅かであって
も、把持爪50A、Bは、図6(a)に示すように、部
品Wを点接触に近い状態で把持している。かかる状態で
は、図6(b)に示すように、部品Wが接触点を支点と
して矢印のように回動するために、部品Wを正確に位置
決めして取り付けることが難しくなる。尚、図6(a)
は図5の矢印Uの方向に把持爪50A、Bを見た場合の
部品Wの把持状態を示す図であり、図6(b)は図6
(a)を矢印Vの方向に見た図である。また、図7
(a)に示すように、把持爪50A、Bの把持端が部品
Wの形状に合わせて形成されている別の例では、部品W
の寸法に僅かな誤差があっても、図7(b)に示すよう
に、把持爪50A、Bは部品Wの片方のみ把持し、これ
によって部品Wが回動する。尚、図7(a)及び(b)
はロボットアーム用チャックの裏面から見た把持爪の動
作を示す模式図である。
【0004】一般に、部品には大なり小なり製作誤差が
あり、それが零になることは実際には極めて稀であるか
ら、従来のロボットアーム用チャックを使用して部品を
把持した場合、部品が回動するため、部品を正しい位置
に取り付けること自体が難しく、また、正確に位置決め
して取り付けようとすると時間を要し、そのため作業能
率の向上が難しかった。
【0005】そこで、部品の取り付け精度及び取り付け
作業の能率を向上させるために、本発明の目的は、部品
を把持した際、部品が動かないように確固に把持ででき
るロボットアーム用チャックを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るロボットアーム用チャックは、直線往
復動の駆動源となるアクチュエータと、アクチュエータ
の駆動力を伝達するリンク機構と、リンク機構に連結さ
れ相互に自在に接近、離間する対の把持爪とをそれぞれ
有する把持機構を複数個備え、各把持機構の対の把持爪
は、それぞれアクチュエータとは対向する向きに延びる
脚部と、脚部先端に相互に対向するように設けられた把
持面とを備え、かつ各把持機構は、その対の把持爪の把
持面の接近、離間する動作方向が相互に平行になるよう
に配置され、更に、対の把持爪が各把持機構毎に独立し
て作動し、かつ各対の把持爪が相互に協働して被把持物
を把持するようにアクチュエータを制御する制御装置を
備えることを特徴としている。
【0007】本発明で使用するアクチュエータは、直線
往復動の駆動源となる既知のエアシリンダ、液体圧シリ
ンダ等の流体圧シリンダ、ソレノイド(電磁コイル)、
更には回転運動を直線往復動にする変換手段を備えた電
気モータでもよい。また、制御装置は、既知の装置であ
ってアクチュエータのシリンダ圧を監視して把持爪の動
作を制御する等の既知の手段によって把持爪の動作を制
御する。把持爪の把持面は、脚部の平行移動的な運動に
より相互に接近、離間するようにしても良く、または脚
部の中間点を支点にして脚部の上部を駆動し、それによ
って下部を回動させることにより、下部の把持面が相互
に接近、離間するようにしても良い。把持爪の個々の組
の開閉ストローク及び把持面間の最接近寸法は同じでも
それぞれ異なっていても良く、把持爪の各組の開閉のタ
イミングは同時でも時間差があっても良い。
【0008】本発明の望ましい実施態様は、前記アクチ
ュエータが、エアシリンダであることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明では、離隔して設けられ複数組の対の把
持爪が、相互に独立して、かつ平行な動作方向で接近、
離間することにより、形状及び寸法に製作誤差のある部
品であっても動かないように確固に把持し、取り付け場
所に取り付けることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るロボ
ットアーム用チャック(以下、簡単にチャックと略称す
る)の一実施例の斜視図、図2(a)は図1に示すチャ
ックの要部を示す斜視図及び図2(b)はガイドを示す
図である。図1に示すように、本実施例のチャック10
は、3方向に自在に移動するロボットアームAに取り付
けられており、2組の把持機構を備えている。2組の各
把持機構は、それぞれ、ハウジング12内に格納された
アクチュエータと、アクチュエータに連結され、アクチ
ュエータの上下動を水平動に変換するリンク機構と、リ
ンク機構に連結された対の把持爪14A、B又は16
A、Bとから構成されている。
【0011】2組の対の把持爪14A、Bと16A、B
の各把持爪は、後述する駆動力伝達手段により矢印の動
作方向に相互に接近、離間し、しかも一方の組14A、
Bと他方の組16A、Bとは、独立して動作する。各把
持爪は、脚部18と、脚部18の先端部内側に相互に対
向するように平行に設けられた把持面20とから構成さ
れている。
【0012】ハウジング12内には同じ構造の把持機構
が把持爪14A、B及び16A、B用の2組格納されて
いるので、把持爪16A、B用の把持機構のみを説明す
る。把持爪16A、B用の把持機構は、図2(a)に示
すように、アクチュエータ22と、アクチュエータ22
の上下往復運動を水平方向の直線往復運動に変換して把
持爪16A、Bに伝達するリンク機構24とを備えてい
る。アクチュエータ22は、通常のエアシリンダであっ
て、エアの導入、排出により上下に動くピストン26を
備えている。リンク機構24は、アクチュエータ22を
中心に左右にほぼ対称的に配置された、2個のアーム2
8A、Bと、2個の摺動部材30A、Bとから構成され
ている。
【0013】アーム28は、「く」の字状の部材で形成
されていて、「く」の字状部材のほぼ中央に支点38を
有し、支点38の周りに自在に回動するようになってい
る。アーム28の一端32は回転自在にピストンロッド
34に連結され、一方、アームの他端36はそこに設け
られた縦方向の長孔を介して摺動部材30の側部から水
平方向に延びるピン40に上下に摺動自在に係合してい
る。
【0014】摺動部材30A、Bは、それぞれ横方向に
長いブロック状の部材であって、上部側部には上述した
水平に突出するピン40A、Bを備え、下部側部の両側
には長手方向に沿って水平に突出する鍔部42A、B
(図2(a)では摺動部材30Bにのみ図示)を備えて
いる。摺動部材30A、Bは、上部でピン40A、Bを
介してアーム28A、Bに係合し、下部でそれぞれ把持
爪16A、Bに連結されている。摺動部材30の鍔部4
2は、図2(b)に示すように、ハウジング12の壁面
に取り付けられたガイド44の凹部状のガイド溝46に
挿入されており、それによって摺動部材30の運動が案
内される。
【0015】以上の構成により、ピストン26が上下動
して、アーム28が支点38のの周りに回動すると、ア
ーム28の他端36がアクチュエータ22に対して接近
したり離間したりするので、摺動部材30は、鍔部42
とガイド溝46との協働により案内されつつ、ピン38
を介してアーム28の他端36の動きに追随して同様に
動く。これにより、把持爪16A、Bは、図3に示すよ
うに、相互に接近し、離間するように動いて、自在に部
品Wを把持し、また解離することができる。以上に説明
した把持機構は、把持爪の各対14及び16毎に設けて
あり、それによって、把持爪の各対14及び16は独立
して動作することができる。尚、図3は、チャック10
の裏面から見た把持爪14A、B、16A、Bの動きを
示す模式図である。
【0016】チャック10は、制御装置(図示せず)を
備えていて、これによりアクチュエータ22の作動を、
従って把持爪16A、Bの運動を制御する。例えば、ア
クチュエータ22の作動圧を監視し、シリンダ内の圧力
が所定値に上昇した時には、把持爪16A、Bが部品W
の把持を完了したと見なし、次の工程、例えば搬送に移
るようにする。リミットスイッチにより摺動部材30或
いは把持爪14、16の変位を検知し、それによってア
クチュエータを制御するようにしても良い。
【0017】本実施例のチャック10は、相互に独立し
て動作する2組の対の把持爪14、16を備えているの
で、把持しようとする部品Wの形状及び寸法が製作誤差
等のために多少異なっていても、従来のチャックとは異
なり、図4(a)及び(b)に示すように、部品Wが動
かないように確固に把持することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、相互に独立して動作す
る複数組の対の把持爪を備えているので、把持しようと
する部品の形状及び寸法が製作誤差等のために多少異な
っていても、部品が動かないように確固に把持すること
ができ、また複雑な外形を有する異形部品であっても、
その部品を確固に把持することができる。更には、相互
に異なる部品であっても、それに応じてチャックを変え
ることなく、一個のロボットアーム用チャックで種々の
部品を把持することができる。よって、本発明に係るロ
ボットアーム用チャックを使用すれば、正しい位置に素
早く正確に部品を取り付けることができるので、取り付
け精度が向上し、また取り付け作業の能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロボットアーム用チャックの一実
施例の斜視図である。
【図2】図2(a)は図1に示すチャックの要部を示す
斜視図、図2(b)は摺動部材のガイドを示す断面図で
ある。
【図3】把持爪の配置と動作を示すチャックの模式的裏
面図である。
【図4】図4(a)及び(b)はそれぞれ把持爪の動作
を示す模式図である。
【図5】従来のロボットアーム用チャックの斜視図であ
る。
【図6】図6(a)及び(b)はそれぞれ従来のロボッ
トアーム用チャックの欠点を説明する模式図である。
【図7】図7(a)及び(b)はそれぞれ従来のロボッ
トアーム用チャックの欠点を説明する別の模式図であ
る。
【符号の説明】 10 本発明に係るロボットアーム用チャックの実施例 12 ハウジング 14、16 対の把持爪 18 脚部 20 把持面 22 アクチュエータ 24 リンク機構 26 ピストン 28 アーム 30 摺動部材 32 アームの一端 34 ピストンロッド 36 アームの他端 38 支点 40 ピン 42 鍔部 44 ガイド 46 ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線往復動の駆動源となるアクチュエー
    タと、アクチュエータの駆動力を伝達するリンク機構
    と、リンク機構に連結され相互に自在に接近、離間する
    対の把持爪とをそれぞれ有する把持機構を複数個備え、 各把持機構の対の把持爪は、それぞれアクチュエータと
    は対向する向きに延びる脚部と、脚部先端に相互に対向
    するように設けられた把持面とを備え、かつ各把持機構
    は、その対の把持爪の把持面の接近、離間する動作方向
    が相互に平行になるように配置され、 更に、対の把持爪が各把持機構毎に独立して作動し、か
    つ各対の把持爪が相互に協働して被把持物を把持するよ
    うにアクチュエータを制御する制御装置を備えることを
    特徴とするロボットアーム用チャック。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータが、エアシリンダで
    あることを特徴とする請求項1に記載のロボットアーム
    用チャック。
JP16900394A 1994-06-28 1994-06-28 ロボットアーム用チャック Pending JPH0811077A (ja)

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JP16900394A JPH0811077A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 ロボットアーム用チャック

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JP16900394A JPH0811077A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 ロボットアーム用チャック

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043734A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Mitsubishi Materials Corp 多結晶シリコンロッド解体機および解体装置
JP2013516628A (ja) * 2010-01-08 2013-05-13 フォトン・ダイナミクス・インコーポレーテッド 自動プローブ構成ステーション及びその方法
KR20150000095U (ko) * 2013-06-30 2015-01-07 포톤 다이나믹스, 인코포레이티드 개선된 자동 프로브 구성 스테이션 및 그 방법

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