JPH08110740A - 接触式帯電装置を用いた画像形成装置 - Google Patents
接触式帯電装置を用いた画像形成装置Info
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- JPH08110740A JPH08110740A JP27293894A JP27293894A JPH08110740A JP H08110740 A JPH08110740 A JP H08110740A JP 27293894 A JP27293894 A JP 27293894A JP 27293894 A JP27293894 A JP 27293894A JP H08110740 A JPH08110740 A JP H08110740A
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】感光体の表面上に電位が残留せず、感光体が劣
化したり破損したりするおそれがない接触式帯電装置を
用いた画像形成装置を提供する。 【構成】接触式帯電装置を用いた画像形成装置は、感光
体と、感光体に接触して感光体を帯電させる帯電部材
と、帯電部材に接触して帯電部材の温度を測定する接触
式温度測定部材4とを備え、且つ、帯電部材を、その長
手方向に、感光体の表面11上の画像を形成する領域1
1aの幅以上に延長し、その延長した帯電部材部分の表
面に該接触式温度測定部材4を接触させた接触式帯電装
置を用い、延長した部分11bに対向する上記感光体の
表面部分11を除電する除電手段を設ける。
化したり破損したりするおそれがない接触式帯電装置を
用いた画像形成装置を提供する。 【構成】接触式帯電装置を用いた画像形成装置は、感光
体と、感光体に接触して感光体を帯電させる帯電部材
と、帯電部材に接触して帯電部材の温度を測定する接触
式温度測定部材4とを備え、且つ、帯電部材を、その長
手方向に、感光体の表面11上の画像を形成する領域1
1aの幅以上に延長し、その延長した帯電部材部分の表
面に該接触式温度測定部材4を接触させた接触式帯電装
置を用い、延長した部分11bに対向する上記感光体の
表面部分11を除電する除電手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触式帯電装置を用い
た画像形成装置に係り、詳しくは、感光体に残留電位が
存在せず、感光体の劣化や破損のおそれがない接触式帯
電装置を用いた画像形成装置に関するものである。
た画像形成装置に係り、詳しくは、感光体に残留電位が
存在せず、感光体の劣化や破損のおそれがない接触式帯
電装置を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、静電複写機やプリンタ等
の画像形成装置においては、被帯電体である感光体を帯
電させる帯電装置として、コロナ放電装置が広く使用さ
れてきた。
の画像形成装置においては、被帯電体である感光体を帯
電させる帯電装置として、コロナ放電装置が広く使用さ
れてきた。
【0003】しかしながら、このコロナ放電装置を使用
した場合には、次に掲げるような欠点があった。 (1)感光体の帯電電位を例えば500〜800Vにす
るために4〜8KVの高圧を印加しなければならない。 (2)放電ワイヤからの放電電流の大半がシ−ルドに流
れてしまうため、感光体の表面を所定の電位に帯電させ
るために使用される電流が総放電電流の僅か数%であ
り、電力効率が悪い。 (3)コロナ放電によってオゾン等のコロナ生成物が発
生することによって装置を構成する各部品や感光体表面
が劣化しやすいため、それを防止するためにオゾン分解
フィルタや気流を発生させるファン等が必要である。 (4)放電ワイヤの汚れによる画像ムラが発生しやす
い。
した場合には、次に掲げるような欠点があった。 (1)感光体の帯電電位を例えば500〜800Vにす
るために4〜8KVの高圧を印加しなければならない。 (2)放電ワイヤからの放電電流の大半がシ−ルドに流
れてしまうため、感光体の表面を所定の電位に帯電させ
るために使用される電流が総放電電流の僅か数%であ
り、電力効率が悪い。 (3)コロナ放電によってオゾン等のコロナ生成物が発
生することによって装置を構成する各部品や感光体表面
が劣化しやすいため、それを防止するためにオゾン分解
フィルタや気流を発生させるファン等が必要である。 (4)放電ワイヤの汚れによる画像ムラが発生しやす
い。
【0004】そこで、上記のような欠点がほとんどない
帯電装置として、バイアスを印加した帯電部材を感光体
に接触させた状態で帯電する接触帯電方式の帯電装置が
注目されている。そして、上記帯電部材はその帯電能力
(抵抗値)が温度に著しく依存するものであるため、感
光体の帯電電位を安定させるために、温度測定部材によ
って帯電部材の温度を測定し、その測定温度に応じて帯
電部材への印加バイアスの補正を行う技術が提案されて
いる。しかし、帯電部材の温度を測定する際に、図4に
示す如く、温度測定部材4を帯電部材2から離して配置
した場合には、帯電部材2の温度は帯電部材2の近傍の
温度から推測されたものとなり、実際の温度と推測され
た温度との間には誤差が生じてしまう。また、温度測定
部材4を帯電部材2の表面と接触させて、帯電部材2の
温度を測定する場合には、帯電部材2の実際の温度と測
定された温度との間には誤差が生じることはないが、帯
電部材2の表面に傷痕等が残り、画像形成に悪影響を及
ぼすおそれがあるという問題があった。この問題につい
ては、図5に示す如く、帯電部材2を、その長手方向
に、感光体ドラム1上の画像を形成する領域(以下、画
像形成領域いう。)11aに対向する領域の幅M以上に
延長し、その延長した帯電部材部分の表面に温度測定部
材4を接触させ、その接触によって傷が発生してもその
傷が画像形成に悪影響を及ぼさないようにすることが提
案されている(例えば、特願平6−4130号参照)。
帯電装置として、バイアスを印加した帯電部材を感光体
に接触させた状態で帯電する接触帯電方式の帯電装置が
注目されている。そして、上記帯電部材はその帯電能力
(抵抗値)が温度に著しく依存するものであるため、感
光体の帯電電位を安定させるために、温度測定部材によ
って帯電部材の温度を測定し、その測定温度に応じて帯
電部材への印加バイアスの補正を行う技術が提案されて
いる。しかし、帯電部材の温度を測定する際に、図4に
示す如く、温度測定部材4を帯電部材2から離して配置
した場合には、帯電部材2の温度は帯電部材2の近傍の
温度から推測されたものとなり、実際の温度と推測され
た温度との間には誤差が生じてしまう。また、温度測定
部材4を帯電部材2の表面と接触させて、帯電部材2の
温度を測定する場合には、帯電部材2の実際の温度と測
定された温度との間には誤差が生じることはないが、帯
電部材2の表面に傷痕等が残り、画像形成に悪影響を及
ぼすおそれがあるという問題があった。この問題につい
ては、図5に示す如く、帯電部材2を、その長手方向
に、感光体ドラム1上の画像を形成する領域(以下、画
像形成領域いう。)11aに対向する領域の幅M以上に
延長し、その延長した帯電部材部分の表面に温度測定部
材4を接触させ、その接触によって傷が発生してもその
傷が画像形成に悪影響を及ぼさないようにすることが提
案されている(例えば、特願平6−4130号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、帯電部材2を、画像形成領域11aに対向する領域
の幅M以上に延長した場合、その延長した部分の帯電部
材上の領域に対向する感光体上の領域(以下、非画像形
成領域という。)11bは、その領域に存在する残留電
位によって劣化したり破損したりするという問題があ
る。即ち、図5に示す如く、除電ランプ3によって除電
される領域Lは、通常、画像形成領域11aの幅Mに設
定してあるため、非画像形成領域11bは除電されず、
非画像形成領域11bに残留電位が存在し、この残留電
位によって感光体ドラム1の劣化や破損が発生する。
に、帯電部材2を、画像形成領域11aに対向する領域
の幅M以上に延長した場合、その延長した部分の帯電部
材上の領域に対向する感光体上の領域(以下、非画像形
成領域という。)11bは、その領域に存在する残留電
位によって劣化したり破損したりするという問題があ
る。即ち、図5に示す如く、除電ランプ3によって除電
される領域Lは、通常、画像形成領域11aの幅Mに設
定してあるため、非画像形成領域11bは除電されず、
非画像形成領域11bに残留電位が存在し、この残留電
位によって感光体ドラム1の劣化や破損が発生する。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、感光体の表面上に電
位が残留せず、感光体が劣化したり破損したりするおそ
れがない接触式帯電装置を用いた画像形成装置を提供す
ることである。
であり、その目的とするところは、感光体の表面上に電
位が残留せず、感光体が劣化したり破損したりするおそ
れがない接触式帯電装置を用いた画像形成装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、感光体と、該感光体に接触し
て該感光体を帯電させる帯電部材と、該帯電部材に接触
して該帯電部材の温度を測定する接触式温度測定部材と
を備え、且つ、該帯電部材を、その長手方向に、該感光
体の表面上の画像を形成する領域の幅以上に延長し、そ
の延長した帯電部材部分の表面に該接触式温度測定部材
を接触させた接触式帯電装置を用いた画像形成装置であ
って、上記延長した部分に対向する上記感光体の表面部
分を除電する除電手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
めに、請求項1の発明は、感光体と、該感光体に接触し
て該感光体を帯電させる帯電部材と、該帯電部材に接触
して該帯電部材の温度を測定する接触式温度測定部材と
を備え、且つ、該帯電部材を、その長手方向に、該感光
体の表面上の画像を形成する領域の幅以上に延長し、そ
の延長した帯電部材部分の表面に該接触式温度測定部材
を接触させた接触式帯電装置を用いた画像形成装置であ
って、上記延長した部分に対向する上記感光体の表面部
分を除電する除電手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2の発明は、上記除電手段として転
写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも一方を、
上記延長した帯電部材部分に対応させて延長し、この延
長した上記転写前除電部材と上記転写後除電部材との少
なくとも一方の部分を上記除電手段として用いることを
特徴とするものである。
写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも一方を、
上記延長した帯電部材部分に対応させて延長し、この延
長した上記転写前除電部材と上記転写後除電部材との少
なくとも一方の部分を上記除電手段として用いることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、上記帯電部材を、
その長手方向に、上記感光体の表面上の画像を形成する
領域の幅以上に延長し、その延長した部分に対向する上
記感光体の表面部分を除電する除電手段を設けてあるた
め、該除電手段によって前記非画像形成領域が除電さ
れ、感光体上の帯電領域がその全領域にわたって除電さ
れる。
その長手方向に、上記感光体の表面上の画像を形成する
領域の幅以上に延長し、その延長した部分に対向する上
記感光体の表面部分を除電する除電手段を設けてあるた
め、該除電手段によって前記非画像形成領域が除電さ
れ、感光体上の帯電領域がその全領域にわたって除電さ
れる。
【0010】請求項2の発明においては、上記除電手段
として転写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも
一方を、上記延長した帯電部材部分に対応させて延長
し、この延長した上記転写前除電部材と上記転写後除電
部材との少なくとも一方の部分を上記除電手段として用
いることによって、感光体上の帯電領域がその全領域に
わたって除電される。
として転写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも
一方を、上記延長した帯電部材部分に対応させて延長
し、この延長した上記転写前除電部材と上記転写後除電
部材との少なくとも一方の部分を上記除電手段として用
いることによって、感光体上の帯電領域がその全領域に
わたって除電される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を接触式帯電装置を用いた画像
形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)
に適用した実施例について説明する。図1は実施例1に
係る電子写真複写機の概略構成を示す正面図、図2は図
1の電子写真複写機における感光体ドラム上の画像形成
領域、非画像形成領域及び除電領域を示す平面図であ
る。
形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)
に適用した実施例について説明する。図1は実施例1に
係る電子写真複写機の概略構成を示す正面図、図2は図
1の電子写真複写機における感光体ドラム上の画像形成
領域、非画像形成領域及び除電領域を示す平面図であ
る。
【0012】本実施例における複写機は、図1及び図2
に示す如く、帯電部材である帯電ローラ2と、該帯電ロ
ーラ2に直接接触して該帯電ローラ2の温度を測定する
接触式温度測定部材4と、除電部材である除電ランプ3
と、感光体1とを備えている。そして、この複写機は、
図1に示す如く、被帯電体であるドラム状の回転する感
光体ドラム1に感光体接触部材である帯電ローラ2を直
接接触させた状態で、そこにバイアスを印加して感光体
ドラム1の表面11を所定の電位に一様に帯電する接触
式帯電装置を用いた複写機であり、感光体ドラム1が矢
印Aの方向に所定の周速度で回転し、それに帯電ローラ
2が接触しながら連れ回りによりA’の方向に等速で従
動回転する。
に示す如く、帯電部材である帯電ローラ2と、該帯電ロ
ーラ2に直接接触して該帯電ローラ2の温度を測定する
接触式温度測定部材4と、除電部材である除電ランプ3
と、感光体1とを備えている。そして、この複写機は、
図1に示す如く、被帯電体であるドラム状の回転する感
光体ドラム1に感光体接触部材である帯電ローラ2を直
接接触させた状態で、そこにバイアスを印加して感光体
ドラム1の表面11を所定の電位に一様に帯電する接触
式帯電装置を用いた複写機であり、感光体ドラム1が矢
印Aの方向に所定の周速度で回転し、それに帯電ローラ
2が接触しながら連れ回りによりA’の方向に等速で従
動回転する。
【0013】感光体ドラム1は、ドラム駆動タイミング
ベルト、ドラム駆動プーリ、駆動モータ(いずれも図示
せず)等からなる感光体駆動系によって駆動され、その
表面11には、常時、帯電ローラ2が圧接している。
ベルト、ドラム駆動プーリ、駆動モータ(いずれも図示
せず)等からなる感光体駆動系によって駆動され、その
表面11には、常時、帯電ローラ2が圧接している。
【0014】その感光体ドラム1の周囲には、帯電ロー
ラ2の他にイレーサ5と、現像装置6と、一般的に用い
られている転写チャージャーや感光体接触部材でもある
無端ベルトを有する転写装置7と、クリーニングユニッ
ト8とが配設されている。
ラ2の他にイレーサ5と、現像装置6と、一般的に用い
られている転写チャージャーや感光体接触部材でもある
無端ベルトを有する転写装置7と、クリーニングユニッ
ト8とが配設されている。
【0015】そして、矢印Qで示される露光装置からの
光が感光体ドラム1の表面11に入射して、帯電ローラ
2によって一様に帯電された帯電面が露光されてそこに
静電潜像が形成され、その静電潜像は使用される転写紙
Pのサイズより外側の部分、即ち、感光体ドラム1の回
転方向で、感光体ドラム1の表面11上の転写紙Pに対
応する領域の上流側及び下流側の部分の電荷がイレーサ
5によって除去(トリミング)され、残された静電潜像
が現像装置6の現像スリーブによって供給されるトナー
により現像されてトナー塊(可視像)となる。
光が感光体ドラム1の表面11に入射して、帯電ローラ
2によって一様に帯電された帯電面が露光されてそこに
静電潜像が形成され、その静電潜像は使用される転写紙
Pのサイズより外側の部分、即ち、感光体ドラム1の回
転方向で、感光体ドラム1の表面11上の転写紙Pに対
応する領域の上流側及び下流側の部分の電荷がイレーサ
5によって除去(トリミング)され、残された静電潜像
が現像装置6の現像スリーブによって供給されるトナー
により現像されてトナー塊(可視像)となる。
【0016】一方、給紙ユニット(図示せず)内の転写
紙は、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1
枚ずつ送り出され、それがレジストローラとそれに圧接
回転する加圧ローラとの間で一旦停止されてタイミング
を調節された後に、感光体ドラム1上のトナー像と一致
する正確なタイミングで転写装置7が設けられている転
写部に向けて搬送される。
紙は、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1
枚ずつ送り出され、それがレジストローラとそれに圧接
回転する加圧ローラとの間で一旦停止されてタイミング
を調節された後に、感光体ドラム1上のトナー像と一致
する正確なタイミングで転写装置7が設けられている転
写部に向けて搬送される。
【0017】その転写紙9は、転写装置7によって転写
バイアスが印加されて図1の上面側にトナー像が転写さ
れ、それが感光体ドラム1から分離されて定着装置(図
示せず)へ搬送され、そこでトナーが定着され、その後
装置外部の排紙ユニット(図示せず)等へ排出される。
バイアスが印加されて図1の上面側にトナー像が転写さ
れ、それが感光体ドラム1から分離されて定着装置(図
示せず)へ搬送され、そこでトナーが定着され、その後
装置外部の排紙ユニット(図示せず)等へ排出される。
【0018】そして、その転写終了後に感光体ドラム1
上に残った残留トナー及び紙粉等の異物はクリーニング
ユニット8に設けられているクリーニングブレード(図
示せず)により取り除かれ、その後、その感光体ドラム
1上に残った電位は除電ランプ(以下、この除電ランプ
を転写後除電ランプという。)3により取り除かれて、
感光体ドラム1は帯電ローラ2による次の帯電に備え
る。
上に残った残留トナー及び紙粉等の異物はクリーニング
ユニット8に設けられているクリーニングブレード(図
示せず)により取り除かれ、その後、その感光体ドラム
1上に残った電位は除電ランプ(以下、この除電ランプ
を転写後除電ランプという。)3により取り除かれて、
感光体ドラム1は帯電ローラ2による次の帯電に備え
る。
【0019】更に説明すると、帯電ローラ2は、鉄等か
らなる導電性芯金の外側に、例えば、EPDM(エチレ
ンプロピレンジエンの3元共重合体)による導電性ゴム
ローラを一体に装着したものであり、その導電性芯金の
両端が軸受21,21でそれぞれ回動自在に支持されて
いて、その軸受21,21がそれを保持する部材を介し
て加圧バネ23,23によって感光体ドラム1の方向に
付勢されて、その帯電ローラ2の軸線が感光体ドラム1
の軸線に平行する状態で感光体ドラム1の表面11に接
している。
らなる導電性芯金の外側に、例えば、EPDM(エチレ
ンプロピレンジエンの3元共重合体)による導電性ゴム
ローラを一体に装着したものであり、その導電性芯金の
両端が軸受21,21でそれぞれ回動自在に支持されて
いて、その軸受21,21がそれを保持する部材を介し
て加圧バネ23,23によって感光体ドラム1の方向に
付勢されて、その帯電ローラ2の軸線が感光体ドラム1
の軸線に平行する状態で感光体ドラム1の表面11に接
している。
【0020】また、本実施例の複写機においては、上記
帯電ローラ2は、図2に示す如く、その長手方向に、上
記感光体ドラム1の表面11上の画像を形成する領域で
ある画像形成領域11aの幅M以上に延長され、その延
長された部分の表面で温度測定部材4と接触している。
そして、該温度測定部材4によって、その温度が正確に
測定される。
帯電ローラ2は、図2に示す如く、その長手方向に、上
記感光体ドラム1の表面11上の画像を形成する領域で
ある画像形成領域11aの幅M以上に延長され、その延
長された部分の表面で温度測定部材4と接触している。
そして、該温度測定部材4によって、その温度が正確に
測定される。
【0021】また、上記感光体ドラム1は、その表面1
1上に、上記画像形成領域11aと上記帯電ローラ2上
の延長された部分に対向する感光体上の領域である非画
像形成領域11bとからなる帯電領域を有している。そ
して、上記帯電ローラ2を直接接触させた状態で、上記
温度測定部材4によって測定された温度に応じて補正さ
れたバイアスを上記帯電ローラ2に印加することによ
り、その表面11上の帯電領域が所定の電位に一様に帯
電する。
1上に、上記画像形成領域11aと上記帯電ローラ2上
の延長された部分に対向する感光体上の領域である非画
像形成領域11bとからなる帯電領域を有している。そ
して、上記帯電ローラ2を直接接触させた状態で、上記
温度測定部材4によって測定された温度に応じて補正さ
れたバイアスを上記帯電ローラ2に印加することによ
り、その表面11上の帯電領域が所定の電位に一様に帯
電する。
【0022】次に、本実施例の複写機の特徴部分につい
て説明すると、上記延長した帯電部材部分に対向する上
記感光体の表面部分である上記非画像形成領域11b
が、上記転写後除電ランプ3によって除電される。即
ち、上記除電ランプ3によって除電される上記感光体ド
ラム1の表面11上の領域の幅Lは、図2に示す如く、
上記画像形成領域11aと上記非画像形成領域11bと
からなる領域(11a+11b)の幅(M+N)、即
ち、上記感光体1の表面11上の帯電領域の幅よりも広
く設定してある。そのため、前記転写後除電ランプ3
は、上記感光体ドラム1上の上記画像形成領域11aや
上記非画像形成領域11bに残っている電位をすべて除
電することができる。
て説明すると、上記延長した帯電部材部分に対向する上
記感光体の表面部分である上記非画像形成領域11b
が、上記転写後除電ランプ3によって除電される。即
ち、上記除電ランプ3によって除電される上記感光体ド
ラム1の表面11上の領域の幅Lは、図2に示す如く、
上記画像形成領域11aと上記非画像形成領域11bと
からなる領域(11a+11b)の幅(M+N)、即
ち、上記感光体1の表面11上の帯電領域の幅よりも広
く設定してある。そのため、前記転写後除電ランプ3
は、上記感光体ドラム1上の上記画像形成領域11aや
上記非画像形成領域11bに残っている電位をすべて除
電することができる。
【0023】以上のような構成を有する本実施例におけ
る複写機においては、上記転写後除電ランプ3によって
除電される上記感光体1の表面11上の領域の幅Lが、
上記感光体1の表面11上の帯電領域の幅よりも広く設
定してあるため、帯電領域をその全領域にわたって除電
することができ、帯電領域、特に上記非画像形成領域1
1bに電位が残留しない。そのため、上記感光体1は劣
化や破損がない。
る複写機においては、上記転写後除電ランプ3によって
除電される上記感光体1の表面11上の領域の幅Lが、
上記感光体1の表面11上の帯電領域の幅よりも広く設
定してあるため、帯電領域をその全領域にわたって除電
することができ、帯電領域、特に上記非画像形成領域1
1bに電位が残留しない。そのため、上記感光体1は劣
化や破損がない。
【0024】次に、図3を参照して本発明を複写機に適
用した他の実施例について説明する。図3は、本発明の
他の実施例に係る電子写真複写機の概略構成を示す正面
図である。尚、特に説明しない点については、上述した
実施例の説明が適用される。
用した他の実施例について説明する。図3は、本発明の
他の実施例に係る電子写真複写機の概略構成を示す正面
図である。尚、特に説明しない点については、上述した
実施例の説明が適用される。
【0025】図3に示す複写機は、除電ランプとして、
転写前除電ランプ3’と転写後除電ランプ3とを有して
おり、上記転写前除電ランプ3’が現像装置6と転写装
置7との間に、また、上記転写後除電ランプ3がクリー
ニングユニット8と帯電ローラ2との間にそれぞれ配設
されている。そして、除電ランプ3,3’は、前記延長
した帯電部材部分に対応して延長されており、この延長
された部分を除電手段として用いられている。また、除
電ランプ3,3’の除電領域は、それぞれ画像形成領域
11aと非画像形成領域11bとからなる領域(11a
+11b)の幅(M+N)、即ち、感光体1の表面11
上の帯電領域の幅よりも広く設定されている。そのた
め、感光体1は、その帯電領域が上記転写前除電ランプ
3’と上記転写後除電部材3との両方により全領域にわ
たって除電され、特に上記非画像形成領域11bに電位
が残留しないため、劣化や破損がない。
転写前除電ランプ3’と転写後除電ランプ3とを有して
おり、上記転写前除電ランプ3’が現像装置6と転写装
置7との間に、また、上記転写後除電ランプ3がクリー
ニングユニット8と帯電ローラ2との間にそれぞれ配設
されている。そして、除電ランプ3,3’は、前記延長
した帯電部材部分に対応して延長されており、この延長
された部分を除電手段として用いられている。また、除
電ランプ3,3’の除電領域は、それぞれ画像形成領域
11aと非画像形成領域11bとからなる領域(11a
+11b)の幅(M+N)、即ち、感光体1の表面11
上の帯電領域の幅よりも広く設定されている。そのた
め、感光体1は、その帯電領域が上記転写前除電ランプ
3’と上記転写後除電部材3との両方により全領域にわ
たって除電され、特に上記非画像形成領域11bに電位
が残留しないため、劣化や破損がない。
【0026】尚、本発明は上記各実施例に制限されるも
のではなく、種々変更が可能である。例えば、上記各実
施例は、除電ランプの除電領域を、感光体ドラムの表面
上の帯電領域の幅よりも広く設定した例であるが、除電
領域を帯電領域と等しく設定しても良い。また、上記他
の実施例は、転写前除電ランプ3’と転写後除電ランプ
3との延長された部分を除電手段として用いた例である
が、少なくとも一方の部分を上記除電手段として用いて
も良い。また、上記各実施例においては、イレーサを用
いて帯電領域を除電することもできる。この場合は、イ
レーサを感光体ドラムの幅方向に任意の長さに延長し、
イレーサによって除電される領域を帯電領域の幅よりも
広く設定すれば良い。
のではなく、種々変更が可能である。例えば、上記各実
施例は、除電ランプの除電領域を、感光体ドラムの表面
上の帯電領域の幅よりも広く設定した例であるが、除電
領域を帯電領域と等しく設定しても良い。また、上記他
の実施例は、転写前除電ランプ3’と転写後除電ランプ
3との延長された部分を除電手段として用いた例である
が、少なくとも一方の部分を上記除電手段として用いて
も良い。また、上記各実施例においては、イレーサを用
いて帯電領域を除電することもできる。この場合は、イ
レーサを感光体ドラムの幅方向に任意の長さに延長し、
イレーサによって除電される領域を帯電領域の幅よりも
広く設定すれば良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、帯電部材を、
その長手方向に、上記感光体の表面上の画像を形成する
領域の幅以上に延長し、その延長した部分に対向する上
記感光体の表面部分を除電する除電手段を設けてあるた
め、該除電手段によって前記非画像形成領域が除電さ
れ、感光体上の帯電領域がその全領域にわたって除電す
ることができ、感光体に電位が残留せず、感光体の劣化
や破損がないという優れた効果がある。
その長手方向に、上記感光体の表面上の画像を形成する
領域の幅以上に延長し、その延長した部分に対向する上
記感光体の表面部分を除電する除電手段を設けてあるた
め、該除電手段によって前記非画像形成領域が除電さ
れ、感光体上の帯電領域がその全領域にわたって除電す
ることができ、感光体に電位が残留せず、感光体の劣化
や破損がないという優れた効果がある。
【0028】また、請求項2の発明によれば、除電手段
として転写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも
一方を、上記延長した帯電部材部分に対応させて延長
し、この延長した上記転写前除電部材と上記転写後除電
部材との少なくとも一方の部分を上記除電手段として用
いることによって、帯電領域をその全領域にわたって除
電することができ、感光体に電位が残留せず、感光体の
劣化や破損がないという優れた効果がある。
として転写前除電部材と転写後除電部材との少なくとも
一方を、上記延長した帯電部材部分に対応させて延長
し、この延長した上記転写前除電部材と上記転写後除電
部材との少なくとも一方の部分を上記除電手段として用
いることによって、帯電領域をその全領域にわたって除
電することができ、感光体に電位が残留せず、感光体の
劣化や破損がないという優れた効果がある。
【0029】更に、請求項1及び請求項2の発明によれ
ば、温度測定部材が帯電部材に直接接触して帯電部材の
温度を正確に測定できるので、温度による印加バイアス
制御の補正を正確に行うことができ、安定した帯電電位
を感光体に付与することができる。また、温度測定部材
を、非画像形成領域において帯電部材の表面と接触させ
てあるので、その接触によって帯電部材の表面上に傷が
発生してもその傷が画像形成に悪影響を及ぼすことがな
く安定した画像を得ることもできる。
ば、温度測定部材が帯電部材に直接接触して帯電部材の
温度を正確に測定できるので、温度による印加バイアス
制御の補正を正確に行うことができ、安定した帯電電位
を感光体に付与することができる。また、温度測定部材
を、非画像形成領域において帯電部材の表面と接触させ
てあるので、その接触によって帯電部材の表面上に傷が
発生してもその傷が画像形成に悪影響を及ぼすことがな
く安定した画像を得ることもできる。
【図1】図1は、実施例1に係る電子写真複写機の概略
構成を示す正面図。
構成を示す正面図。
【図2】図2は、図1の電子写真複写機における感光体
ドラム上の画像形成領域、非画像形成領域及び除電領域
を示す平面図。
ドラム上の画像形成領域、非画像形成領域及び除電領域
を示す平面図。
【図3】図3は、他の実施例に係る電子写真複写機の概
略構成を示す正面図。
略構成を示す正面図。
【図4】図4は、従来の電子写真複写機の概略構成を示
す正面図。
す正面図。
【図5】図5は、従来の電子写真複写機における感光体
ドラム上の画像形成領域、非画像形成領域及び除電領域
を示す平面図。
ドラム上の画像形成領域、非画像形成領域及び除電領域
を示す平面図。
1 感光体ドラム 11 感光体表面 11a 画像形成領域 11b 非画像形成領域 2 帯電ローラ 3 転写後除電ランプ 3’ 転写後除電ランプ 4 接触式温度測定部材 5 イレーサ 6 現像装置 7 転写装置 8 クリーニングユニット 9 転写紙
Claims (2)
- 【請求項1】感光体と、該感光体に接触して該感光体を
帯電させる帯電部材と、該帯電部材に接触して該帯電部
材の温度を測定する接触式温度測定部材とを備え、且
つ、該帯電部材を、その長手方向に、該感光体の表面上
の画像を形成する領域の幅以上に延長し、その延長した
帯電部材部分の表面に該接触式温度測定部材を接触させ
た接触式帯電装置を用いた画像形成装置であって、 上記延長した部分に対向する上記感光体の表面部分を除
電する除電手段を設けたことを特徴とする接触式帯電装
置を用いた画像形成装置。 - 【請求項2】上記除電手段として転写前除電部材と転写
後除電部材との少なくとも一方を、上記延長した帯電部
材部分に対応させて延長し、この延長した上記転写前除
電部材と上記転写後除電部材との少なくとも一方の部分
を上記除電手段として用いることを特徴とする請求項1
記載の接触式帯電装置を用いた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27293894A JPH08110740A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 接触式帯電装置を用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27293894A JPH08110740A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 接触式帯電装置を用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110740A true JPH08110740A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17520864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27293894A Pending JPH08110740A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 接触式帯電装置を用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09311483A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-12-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成法 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP27293894A patent/JPH08110740A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09311483A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-12-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021206 |