JPH08110705A - 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法 - Google Patents

湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法

Info

Publication number
JPH08110705A
JPH08110705A JP6272931A JP27293194A JPH08110705A JP H08110705 A JPH08110705 A JP H08110705A JP 6272931 A JP6272931 A JP 6272931A JP 27293194 A JP27293194 A JP 27293194A JP H08110705 A JPH08110705 A JP H08110705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid carrier
transfer
toner
image forming
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6272931A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Tsukamoto
武雄 塚本
Yoshie Yoshino
美枝 吉野
Makoto Kobu
真 小夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6272931A priority Critical patent/JPH08110705A/ja
Publication of JPH08110705A publication Critical patent/JPH08110705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーが転写された状態にある記録紙表面に
付着する液体キャリアにより画質が低下することを防止
るため、該液体キャリアを除去する液体キャリア除去手
段を設ける。 【構成】 感光体ドラム30から転写紙5へトナー像を
転写する転写装置34の近傍であって、該転写装置34
の転写紙5の搬送方向下流部に、転写紙5の表面に付着
した液体キャリアを除去するヒータ40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーと液体キャリア
とからなる現像液を用いて湿式現像を行なう、複写機、
ファクシミリ、プリンター等の湿式画像形成装置に係
り、詳しくは、潜像担持体表面から記録材にトナー像を
電気泳動させ転写することに伴って、転写材表面に付着
した液体キャリアを除去する液体キャリア除去装置を備
えた湿式画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湿式画像形成装置とし
て、潜像担持体表面に形成された潜像を、液体キャリア
にトナーが分散されてなる現像液で現像してトナー像を
形成し、このトナー像を記録材に転写して画像形成する
ものが知られている。この装置では、トナー像を記録材
に転写させるにあたり、潜像担持体と記録材との間を液
体キャリアで満たした状態で、該トナー像を潜像担持体
表面から記録材へ電気泳動させることにより転写を行な
っている。該転写を行なうに際して、潜像担持体と記録
材との間の液体キャリアが不足すると、トナー像が十分
に電気泳動することができなくなり転写が不十分となる
ことを原因として、記録紙に形成される画像に白抜けが
発生してしまうことがある。従って、良好な転写を行な
うためには、潜像担持体と記録材との間に十分な量の液
体キャリアを供給しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、上記の
ように、良好な転写を実現するために転写位置において
潜像担持体と記録紙との間に十分な量の液体キャリアが
供給されるので、転写が完了した記録紙表面に液体キャ
リアが残留することになる。しかしながら、転写が完了
した転写紙に液体キャリアが残留していると、トナー像
を形成するトナー粒子が転写紙表面で移動してしまい、
像流れや文字太り等の画像品質の低下を引き起こすこと
がある。
【0004】また、この種の湿式画像形成装置であっ
て、潜像担持体と現像装置とを複数備え、各潜像担持体
の表面に形成される潜像を互いに異なる色のトナーで現
像し、該現像により形成されたトナー像を記録材表面で
重ねあわせてカラー画像を形成するものが知られてい
る。この装置においても、潜像担持体からトナーが転写
された後の記録材の表面は液体キャリアが残留した状態
にある。このため、該潜像担持体から記録材に転写され
たある色のトナーが、他の色のトナーを転写する転写部
において、記録紙から他の色のトナー像を転写する潜像
担持体へと逆転写されることがある。このように、潜像
担持体表面にある色のトナーが逆転写されると、該トナ
ーが該潜像担持体の現像に用いられる他の色の現像装置
へと搬送され、該現像装置が蓄えている他の色のトナー
に混入してしまう。従って、本来画像形成に用いるトナ
ーと共に混入したトナーが画像形成に用いられることに
なり、記録紙に形成される画像に混色が生じてしまうと
いう問題点があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、トナー像が転写された記録
材の表面に液体キャリアーが付着し、該液体キャリアに
より、画像流れ、文字太り等の画像品質に低下が生じる
ことを防止する湿式画像形成装置、及び湿式画像形成方
法を提供することにある。
【0006】また、その第2の目的は、複数の潜像担持
体表面にそれぞれ異なる色のトナー像を形成し、各色の
トナー像を記録材表面で重ねあわせてカラーが像を形成
する湿式画像形成装置で、記録材表面に液体キャリアが
残存することによる記録材から潜像担持体への逆転写を
原因とする混色を防止することができる湿式画像形成装
置、及び湿式画像形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の画像形成形成装置は、表面に潜像
が形成される潜像担持体と、前記潜像を液体キャリアに
トナーが分散されてなる現像液により現像してトナー像
を形成する現像装置と、前記トナー像を前記液体キャリ
ア中を電気泳動させて記録材に転写する転写装置と、記
録材に転写された前記トナー像を該記録材に定着する定
着装置と、からなる湿式画像形成装置であって、前記転
写装置近傍であって、該転写装置に対して前記記録材の
搬送方向下流の位置に、前記定着装置とは別に設けられ
た、該記録材の表面に付着した液体キャリアを除去する
液体キャリア除去装置を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の湿式画像形成装置であって、前記液体キャリア除去
装置が、前記液体キャリアを加熱し、該液体キャリアを
蒸発させることにより、該液体キャリアを除去する加熱
除去装置であることを特徴とするのである。
【0009】また、請求項3の画像形成装置は、請求項
2の湿式画像形成装置であって、前記記録材における前
記液体キャリアの吸収性に応じて、前記加熱除去装置が
該液体キャリアを加熱する温度を制御する加熱温度制御
手段を有することを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4の画像形成装置は、請求項
1の湿式画像形成装置であって、前記液体キャリア除去
手段が、前記液体キャリアを吸収することにより、該液
体キャリアを除去する液体キャリア吸収装置であること
を特徴とするである。
【0011】上記第1の目的及び上記第2の目的を達成
するために、請求項5の画像形成装置は、請求項1の湿
式画像形成装置であって、前記潜像担持体、前記現像装
置、及び前記転写装置を複数備え、前記潜像担持体の各
々の表面に形成される潜像を、前記現像装置の各々で現
像して互いに異なる色のトナー像を形成し、該トナー像
を電気泳動により記録材表面に順次転写し、該転写材表
面で重ね合わせてカラー画像を形成することを特徴とす
るものである。
【0012】上記第1の目的を達成するために、請求項
6の画像形成方法は、潜像担持体表面に潜像を形成する
潜像形成工程と、前記潜像担持体表面に液体キャリアに
トナーが分散されてなる現像液を供給し、前記潜像を現
像してトナー像を形成するトナー像形成工程と、前記ト
ナー像を前記液体キャリア中で静電泳動させて記録材に
転写する転写工程と、前記転写材に付着した前記液体キ
ャリアを除去する液体キャリア除去工程と、液体キャリ
アが除去された前記転写材にトナー像を定着する定着工
程と、からなることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1乃至請求項5の湿式画像形成装置にお
いては、トナー像が転写された状態にある記録材表面に
付着する液体キャリアが液体キャリア除去部材により除
去される。よって、記録材表面に液体キャリアが残留し
ているを原因として、トナー像を形成するトナー粒子が
記録材表面で移動することが防止される。
【0014】また、請求項2または請求項3の湿式画像
形成装置においては、トナー像が転写された状態にある
転写材表面に付着する液体キャリアが、加熱除去装置に
より加熱され、蒸発することにより除去される。よっ
て、記録材表面に液体キャリアが残留していることを原
因として、トナー像を形成するトナー粒子が記録材表面
で移動することが防止される。
【0015】また、請求項3の湿式画像形成装置におい
ては、記録材の液体キャリア吸収性に応じて、加熱除去
手段の液体キャリアを加熱する温度を、加熱温度制御手
段が制御する。よって、該液体キャリアを蒸発させるた
めに必要な以上に、記録材を加熱することがない。
【0016】また、請求項4の湿式画像形成装置におい
ては、トナー像が転写された状態にある転写材表面に付
着する液体キャリアが、液体キャリア吸収装置に吸収さ
れることにより除去される。よって、記録材表面に液体
キャリアが残留していることを原因として、トナー像を
形成するトナー粒子が記録材表面で移動することが防止
される。
【0017】また、請求項5の湿式画像形成装置におい
ては、ある潜像担持体からトナー像が転写された状態に
ある記録材表面に付着した液体キャリアが、液体キャリ
ア除去装置により除去される。よって、転写紙表面に液
体キャリアが付着した状態の記録材に他の色のトナーを
転写することにより発生する、該記録材から潜像担持体
へのトナーの逆転写が防止される。
【0018】請求項6の湿式画像形成方法においては、
転写工程におけるトナー像の転写時に記録材に付着した
液体キャリアが、液体キャリア除去工程において除去さ
れる。よって、記録材表面に液体キャリアが残留してい
るを原因として、トナー像を形成するトナー粒子が記録
材表面で移動することが防止される。
【0019】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を湿式画像形成装置である電
子写真複写機(以下、複写機という)に適用した第1の
実施例について説明する。図1は本実施例に係る複写機
の概略構成図である。転写ベルト1、従動ローラ2、駆
動ローラ3からなる搬送ユニット4は、転写ベルト1に
静電的に吸着される記録材としての記録紙5を、複写機
下部から複写機上部へと搬送するものである。また、転
写ベルト1の近傍には、記録紙5に、順次トナー像を形
成するイエロートナー像形成ユニットY、マゼンダトナ
ー像形成ユニットM、シアントナー像形成ユニットC及
び、ブラックトナー像形成ユニットBが設けられてい
る。
【0020】各トナー像形成ユニットY、M、C、Bの
構成について説明する。但し、各トナー像形成ユニット
Y、M、C、Bの構成は共通であるので、説明はイエロ
ートナー像形成ユニットについてのみ行ない、他のトナ
ー像形成ユニットM、C、Bについては、図中でイエロ
ートナー像形成ユニットYにおけるものと対応する部分
に、該ユニットにおけるものに付した番号の後にM、
C、Bを付すに止め説明は省略する。イエロートナー像
形成ユニットYの潜像担持体としての感光体ドラム30
Yの周辺には、電子写真プロセスにより感光体ドラム3
0Yにイエロートナー像形成するための、帯電装置31
Y、露光装置32Y、現像装置33Y、転写装置34
Y、除電装置35Y、クリーニング装置36Yが配設さ
れている。この現像装置33Yは、液体キャリアにトナ
ーが分散されてなる2成分系現像現像液を用いる湿式現
像装置である。また、転写装置34Yは、液体キャリア
で満たされた感光体ドラム30Yと記録紙5とのなす空
間で、トナー像を形成するトナーを感光体ドラム30Y
から記録紙5へと電気泳動させ、該トナーを記録紙5に
静電吸着させる向きの電界を発生させる転写チャージャ
からなる。
【0021】また、転写装置34Yの近傍であって、該
転写装置34Yの転写ベルト1の回転方向下流には、液
体キャリア除去装置であり、且つ加熱除去装置であるで
ヒータ40Yが、転写ベルト1に接触した状態で設けら
れている。このヒータ40は、例えばCPU等からなる
加熱制御手段9からの指令により熱を発して、該熱が転
写ベルト1を介して転写紙1表面に付着した液体キャリ
アを蒸発させることで除去するものである。この装置で
は、加熱手段として、転写ベルト1に対して転写紙5の
反対側に設けた熱伝導により液体キャリアを加熱するヒ
ータ40Yを用いたが、記録紙5表面に転写されたトナ
ー像を乱すことなく液体キャリアを加熱する構成であれ
ば、他の加熱手段を適宜採用することができる。例え
ば、記録紙1の液体キャリアが付着している側から、熱
放射する放熱ヒータを加熱手段として用いることもでき
る。上記の加熱制御手段9は、ヒータ40Yに発熱指示
するのみならず、ヒータ40Yの温度の制御も行なうも
のである。すなわち、後に詳細に説明する様に、画像形
成に用いる記録紙の液体キャリアの吸収性に応じてヒー
タ40Yの温度の制御も行なう。この装置では、操作者
が複写機本体の操作パネルに設けられた記録紙選択スイ
ッチ10を操作すると、該操作に応じて、加熱制御手段
9がヒータ40Yの温度を制御する構成を採用してい
る。また、ヒータ40M、40C、40Bが、それぞれ
転写装置34Y、34M、34Cの近傍であって、且つ
各転写装置に対して転写紙1の搬送方向に下流に設けら
れているが、これらのヒータはヒータ40Yと同様の構
成であるので説明を省略する。
【0022】また、イエロートナー像形成ユニットYの
転写ベルト1の回転方向上流には、図示を省略する給紙
装置から被記録材としての記録紙5を搬送するための第
1搬送ガイド板6が設けられている。また、ブラックト
ナー像形成ユニットBの転写ベルト1の回転方向下流に
は、転写ベルト1から記録紙5を分離するための分離チ
ャージャ7が設けられている。この分離チャージャ7
は、転写ベルト2と記録紙5の電気的な吸着力を弱める
ことで、記録紙5をその剛性により転写ベルト2から分
離させる。また、分離部のチャージャ7の近傍には、転
写ベルト1から分離された記録紙5を図示を省略する定
着装置に導くための第2搬送ガイド板8が設けられてい
る。
【0023】次に、以上のように構成された、この複写
機の動作を説明する。画像形成をなすにあたり、図示し
ない給紙装置が記録紙5を第1搬送ガイド板6へ供給
し、第1搬送ガイド板6が該記録紙5を転写ベルト1の
表面へと搬送する。転写ベルト1は、転写装置34Yに
より付与される電荷により、第1搬送ガイド板6により
搬送されてきた記録紙5をその表面に吸着させる。ここ
で、転写ベルト1は、図示しない駆動機構により駆動さ
れる駆動ローラ3から伝達される回転力により矢印a方
向に回転し、転写紙5を各トナー像形成ユニットY、
M、C、Bに設けられた各感光体ドラム36Y、36
M、36C、36Bの周速と同速度で搬送する。
【0024】この転写ベルト1と同速度で回転する感光
体ドラム36Y表面に、該感光体ドラム周辺に配置され
た各装置がイエロートナー像を形成する。すなわち、帯
電装置31Yが感光体ドラム30Yの表面を均一に帯電
し、露光装置32Yが感光体ドラム30Y表面に静電潜
像を形成し(潜像形成工程)、該静電潜像に現像装置3
3Yがイエロートナーを供給して最終的にイエロートナ
ー像を形成する(トナー像形成工程)。該イエロートナ
ー像を、転写装置34Yが、転写ベルト1と感光体ドラ
ム30Yのなすニップ部NYへ転写ベルト1により搬送
されてきた記録紙5表面に転写する(転写工程)。すな
わち、転写装置34Yが転写ベルト1に電荷を付与し
て、液体キャリアで満たされた感光体ドラム30Yと記
録紙5と間に電界を発生させ、帯電状態にあるトナー像
形成するトナーを感光体ドラム30Yから記録紙5へと
電気泳動させ、該トナーを転写紙5へ移動させる。そし
て、図示しない定着装置で、トナー像が記録紙5に定着
される(定着工程)。
【0025】このトナーが転写された状態の記録紙5の
表面には、トナーのみならず液体キャリアが付着してい
る。該液体キャリアを、発熱制御手段ヒータ40Yが加
熱し、蒸発させて除去する。ヒータ40が液体キャリア
を加熱する温度は、加熱制御手段9が制御する。すなわ
ち、発熱制御手段9は、複写に用いる記録紙が液体キャ
リアを吸収しにくいものである場合は加熱温度を比較的
高く設定し、液体キャリアを吸収しにくいものである場
合は加熱温度を比較的低く設定する。液体キャリアを吸
収しやすい記録紙を用いた場合は、転写時に記録紙表面
に付着した液体キャリアが記録紙の厚み方向に吸収され
るので、加熱により転写紙表面から除去しなければなら
ない液体キャリアの量は少ないのに対して、液体キャリ
アを吸収しにくい記録紙を用いる場合は、加熱により除
去すべき液体キャリアの量が多いためである。
【0026】ここで、各種記録紙が液体キャリアをどの
程度吸収しやすいものであるかは、一定量の液体キャリ
アを記録紙表面に落下させて、該キャリアが記録紙にし
みこんで表面に残存しなくなるまでの時間を予め測定す
ることにより判断している。そして、該測定値から各記
録紙毎に最適な加熱の温度が実験により決せられ、記録
紙の種類と該記録紙における最適な加熱温度が変換テー
ブルとして加熱制御手段9に記憶されている。該変換テ
ーブルが、操作者の記録紙選択スイッチ10の操作に基
づいて、記録紙5を加熱する温度を決する。なお、記録
紙が液体キャリアを吸収する度合いにより転写時に必要
となる液体キャリアの量が異なるため、記録紙に応じて
現像装置33Yが感光体ドラム31Yに供給する液体キ
ャリアの量を変化させ、記録紙5と感光体ドラム31Y
の間の液体キャリアの量を一定とする複写機では、供給
される液体キャリアの量も考慮して、制御装置9はヒー
タ40Yの温度を制御する。また、転写装置34Yによ
りトナー像が記録紙5へと転写された感光体ドラム36
Yの表面の残留電荷を除電装置35が除去し、該表面に
残留したイエロートナーをクリーニング装置が36Yが
除去する。
【0027】以上の動作により表面にイエロートナー像
が付着した状態となった記録紙5を、転写ベルト1が、
転写ベルト1とマゼンダトナー像形成ユニットMが形成
するニップ部NM、転写ベルト1とシアントナー像形成
ユニットCが形成するニップ部NC、及び、転写ベルト
1とブラックトナー像形成ユニットBが形成するニップ
部NBへ順次搬送する。そして、ニップ部NMにおいて
マゼンダトナー像形成ユニットMが記録紙5にマゼンダ
トナー像を、また、ニップ部NCにおいてシアントナー
像形成ユニットがシアントナー像を、さらにニップ部N
Bにおいてブラックトナー像形成ユニットBがブラック
トナー像を順次転写紙5に転写させて、転写紙5表面で
各トナー像を重ね合わせる。なお、各トナー像形成ユニ
ットM、C、Bがトナー像を形成する動作、及び該トナ
ー像を記録紙5に転写する動作については、イエロート
ナー像形成ユニットYの動作と同じであるので説明を省
略する。
【0028】以上の動作により、4色のトナー像が重ね
合わされた状態となった記録紙5を、分離装置7が記録
紙5と転写ベルト1の静電的な吸着力を弱めることで、
転写ベルト1表面から分離する。そして、転写ベルト1
表面から分離された記録紙5を、第2搬送ガイド板8が
図示しない定着装置へ搬送し、該定着装置がトナー像を
記録紙に定着する。定着が完了した記録紙5は図示しな
い機構により装置外部に排紙される。 (以下、余白)
【0029】〔実施例2〕以下、本発明を湿式画像形成
装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適
用した第2の実施例について説明する。この実施例は、
第1の実施例と液体キャリア除去手段の構成と動作と以
外は、第1の実施例と同じであるので、液体キャリア除
去手段についてのみ説明し、他の部分の説明は省略す
る。図2は本実施例に係る複写機の概略構成図である。
第1実施例においては、各トナー像形成ユニットY、
M、C、Bについての液体キャリア除去装置として、加
熱部材であるヒータ40Y、40M、40C、40Bを
用いたが、この実施例では、液体キャリア吸収装置とし
てのブロッタローラ50Y、50M、50C、50Bを
用いる。各トナー像形成ユニットY、M、C、Bについ
てのブロッタローラの構成及び動作は共通であるので、
ブロッタローラ50Yについてのみ説明を行なう。
【0030】ブロッタローラ50Yは、その表面が液体
キャリアを吸収する材料からなり、転写装置34Yの近
傍であって、転写ベルト34Yに対して転写ベルト1の
回転方向下流の位置に設けられている。また、ブロッタ
ローラ50Yは、転写ベルト1と同一方向に、且つ転写
ベルト1と同一速度で回転し、転写ベルト1の表面に付
着した液体キャリアを吸収することにより除去する。
【0031】〔実施例3〕以下、本発明を湿式画像形成
装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適
用した第3の実施例について説明する。この実施例は、
第1の実施例と液体キャリア除去手段の構成と動作と以
外は、第1の実施例と同じであるので、液体キャリア除
去手段についてのみ説明し、他の部分の説明は省略す
る。図3は本実施例に係る複写機の概略構成図である。
この装置では、液体キャリア除去手段として、第1実施
例で説明したヒータ40Y、40M、40C、40B
と、第2実施例で説明したブロッタローラ50Y、50
M、50C、50Bとの双方を設け、十分に液体キャリ
アが除去されるようにした。ヒータ40Y、40M、4
0C、40Bの加熱温度は、第1実施例と同等に用いる
記録紙に応じて制御部12により制御される。
【0032】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
記録材表面から液体キャリアが除去されるので、液体キ
ャリアが記録材表面に残留していることを原因として、
トナー像を形成するトナー粒子が記録材表面で移動する
ことが防止される。従って、トナー粒子が記録材表面で
移動することにより生じる像流れや文字太り等がない高
品質な画像を形成することができる。
【0033】また、請求項2または請求項3の発明によ
れば、記録材表面から液体キャリアが蒸発し除去される
ので、液体キャリアが記録材表面に残留していることを
原因として、トナー像を形成するトナー粒子が記録材表
面で移動することが防止される。従って、トナー粒子が
記録材表面で移動することにより生じる像流れや文字太
り等がない高品質な画像を形成することができる。ま
た、発熱体からの加熱によりトナー記録材表面にある程
度定着されるので、この定着の作用によっても画像流れ
が防止される。従って、画像流れによる画像品質の低下
がより効果的に防止され、高品質の画像が形成される。
【0034】また、請求項3の発明によれば、記録材が
必要以上に加熱されることがないので、加熱のための電
力等が無駄にならない省エネルギー型の画像形成装置が
提供される。
【0035】また、請求項4の発明によれば、液体キャ
リアが液体キャリア除去手段に収集されることで、記録
材表面から該液体キャリアが除去され、液体キャリアが
記録材表面に残留していることを原因として、トナー像
を形成するトナー粒子が記録材表面で移動することが防
止される。従って、トナー粒子が記録材表面で移動する
ことにより生じる像流れや文字太り等がない高品質な画
像を形成することができる。
【0036】請求項5の発明によれば、ある潜像担持体
からトナーが転写された状態にある記録材表面から液体
キャリアが除去される。よって、液体キャリアの作用に
より該表面のトナーが記録材から他の潜像担持体への逆
転写されることがない。従って、該逆転写による混色等
の画像品質の低下が防止され高品質な画像が形成され
る。
【0037】請求項6の発明によれば、記録材に付着さ
れた液体キャリアが液体キャリア除去工程で除去される
ので、液体キャリアが記録材表面に残留していることを
原因として、トナー像を形成するトナー粒子が記録材表
面で移動することが防止される。従って、トナー粒子が
記録材表面で移動することにより生じる像流れや文字太
り等がない高品質な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る複写機の概略構成を示す正面
図。
【図2】第2実施例に係る複写機の概略構成を示す正面
図。
【図3】第3実施例に係る複写機の概略構成を示す正面
図。
【符号の説明】
1 転写ベルト 2 従動ローラ 3 駆動ローラ 4 搬送ユニット 5 記録紙 6 第1搬送ガイド板 7 分離チャージャ 8 第2搬送ガイド板 9 加熱制御手段 10 記録紙選択スイッチ 11 回転速度制御手段 12 制御手段 30 感光体ドラム(潜像担持体) 31 帯電装置 32 露光装置 33 現像装置 34 転写装置 40 ヒータ(液体キャリア除去手段、発熱体) 50 ブロッタローラ(液体キャリア除去手段) Y イエロートナー像形成ユニット M マゼンダトナー像形成ユニット C シアントナー像形成ユニット B ブラックトナー像形成ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に潜像が形成される潜像担持体と、前
    記潜像を液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液
    により現像してトナー像を形成する現像装置と、前記ト
    ナー像を前記液体キャリア中を電気泳動させて記録材に
    転写する転写装置と、記録材に転写された前記トナー像
    を該記録材に定着する定着装置と、からなる湿式画像形
    成装置であって、前記転写装置近傍であって、該転写装
    置に対して前記記録材の搬送方向下流の位置に、前記定
    着装置とは別に設けられた、該記録材の表面に付着した
    液体キャリアを除去する液体キャリア除去装置を設けた
    ことを特徴とする湿式画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記液体キャリア除去装置が、前記液体キ
    ャリアを加熱し、該液体キャリアを蒸発させることによ
    り、該液体キャリアを除去する加熱除去装置であること
    を特徴とする請求項1の湿式画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記記録材における前記液体キャリアの吸
    収性に応じて、前記加熱除去装置が該液体キャリアを加
    熱する温度を制御する加熱温度制御手段を有することを
    特徴とする請求項2の湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記液体キャリア除去手段が、前記液体キ
    ャリアを吸収することにより、該液体キャリアを除去す
    る液体キャリア吸収装置であることを特徴とする請求項
    1の湿式画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記潜像担持体、前記現像装置、及び前記
    転写装置を複数備え、前記潜像担持体の各々の表面に形
    成される潜像を、前記現像装置の各々で現像して互いに
    異なる色のトナー像を形成し、該トナー像を電気泳動に
    より記録材表面に順次転写し、該転写材表面で重ね合わ
    せてカラー画像を形成することを特徴とする請求項1の
    湿式画像形成装置。
  6. 【請求項6】潜像担持体表面に潜像を形成する潜像形成
    工程と、前記潜像担持体表面に液体キャリアにトナーが
    分散されてなる現像液を供給し、前記潜像を現像してト
    ナー像を形成するトナー像形成工程と、前記トナー像を
    前記液体キャリア中で静電泳動させて記録材に転写する
    転写工程と、前記転写材に付着した前記液体キャリアを
    除去する液体キャリア除去工程と、液体キャリアが除去
    された前記転写材にトナー像を定着する定着工程と、か
    らなることを特徴とする湿式画像形成方法。
JP6272931A 1994-10-11 1994-10-11 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法 Pending JPH08110705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6272931A JPH08110705A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6272931A JPH08110705A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110705A true JPH08110705A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17520763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6272931A Pending JPH08110705A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08110705A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3136381B2 (ja) 現像手段を有する画像形成装置
EP0677792B1 (en) Electrostatographic copying or printing apparatus
JP2001166614A (ja) 画像形成装置
JPH08110705A (ja) 湿式画像形成装置及び湿式画像形成方法
JPH09114274A (ja) 転写装置
KR19980019715A (ko) 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치의 역전사 감소방법과 장치
JPH0611977A (ja) 画像形成装置
JP5056202B2 (ja) 画像形成装置
US20030147663A1 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
JP5690755B2 (ja) 画像形成装置
US20200110348A1 (en) Image forming apparatus
JP3451451B2 (ja) カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法
JP3391882B2 (ja) 画像形成装置
JP6582720B2 (ja) 画像形成装置
JPH1195577A (ja) 画像形成装置
JPH0414759Y2 (ja)
JP2012185326A (ja) 画像形成装置
JPS63303365A (ja) 画像編集方法
JPH0746928Y2 (ja) 転写材搬送装置
EP0671668B1 (en) An electrostatographic printer for forming a toner image onto a receptor element web
KR100222995B1 (ko) 전자 사진 현상 기기의 용지 대전 제어 방법
JP2002351182A (ja) 画像形成装置
JPH10198116A (ja) 画像形成装置
JPH09251225A (ja) カラー画像形成装置
JPH04361284A (ja) 作像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020510