JPH081106B2 - エア構造物用二重膜体 - Google Patents

エア構造物用二重膜体

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JPH081106B2
JPH081106B2 JP3173219A JP17321991A JPH081106B2 JP H081106 B2 JPH081106 B2 JP H081106B2 JP 3173219 A JP3173219 A JP 3173219A JP 17321991 A JP17321991 A JP 17321991A JP H081106 B2 JPH081106 B2 JP H081106B2
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JP
Japan
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air
sheet
airtight
membrane
adjacent
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JP3173219A
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JPH04368578A (ja
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邦生 阿部
幸宏 春原
昭夫 山本
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Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエア構造物用二重膜体に
関し、特にエア構造物用二重膜体の新規な屈曲構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】エア構造物用二重膜体の内側気密膜と外
側気密膜とを、膜面を互いに対向させて配設して両気密
膜を補強布で接続すると共に、膜面間に加圧気体を送り
込んでいわゆるエアーマットを形成し、このエアーマッ
トを用いて断熱構造物を構築することが行なわれてい
る。その際、各屈曲部の形成に当ってはエア構造物内
に、金属製パイプ等剛性部材を塑性加工又は折り曲げ加
工したものが用いられ、全体の形状が維持されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエア構造物用二
重膜体は、所定形状の維持のためパイプ等の剛性部材を
用いていたため、組み立て、折りたたみが面倒で、剛性
部材により気密膜に傷をつけることが多く、運搬にも重
くて不便なものであった。
【0004】本発明の目的は製造が容易で組み立てや折
りたたみ及び運搬が簡易で、且つ気密膜の損傷のおそれ
がないエア構造物用二重膜体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向し
て設けた基布を多数のストリンガーにより一定間隔を保
って接続し、該両基布の外表面に合成樹脂材によるコー
ティングを施して内側気密膜と外側気密膜とを構成し、
この内側気密膜と外側気密膜間に加圧気体を封入してな
るエア構造物用二重膜体において、対向する内外の気密
膜側の一方を撓ませて屈曲部を形成すると共に該屈曲部
内側の撓み部を跨いで保形用シートを固定したり、或い
は独立状の前記二重膜体の端面を一定角度にて互いに隣
接させて配置し、隣接する両内側気密膜を第1のシート
で接続し、隣接する両外側気密膜を前記第1のシートよ
り長い第2のシートで接続し、且つ前記二重膜体の端面
をメッシュにより連通したことを特徴とするエア構造物
用二重膜体である。
【0006】
【作用】本発明では、エア構造物用二重膜体の内側気密
膜と外側気密膜が、多数のストリンガーによって一定間
隔を保って互いに対向、接続された基布の外表面に合成
樹脂材によるコーティングを施して構成しているので、
加圧気体が漏れなく封入された状態で且つ局部的な膨ら
みのない略平滑な平面壁を形成することができる。ま
た、エア構造物用二重膜体の屈曲部の構造として、剛性
部材を用いず、膜体と同種のシートにより形成している
ので危険性がなく、取扱や運搬が容易である。
【0007】
【実施例】本発明は図1に示すように、互いに対向して
設けた基布8a、8bを多数のストリンガー11によっ
て一定間隔を保って接続し且つ両基布8a、8bの外表
面に合成樹脂材によるコーティング9a、9bを施して
構成した内側気密膜10aと外側気密膜10bとからな
る二重膜体12を用い、該二重膜体12の内部に加圧気
体を封入するものである。かかるエア構造物において屈
曲部15の形成に際しては図2に示すように、内側気密
膜10aの内方に撓み部16を形成して屈曲された状態
において、内側気密膜10aの内面に、撓み部16を跨
ぐ状態にて保形用シート17が貼着固定され、所定の角
度による屈曲部が維持される。
【0008】図5は本発明の技術をテントに適用した場
合を示すもので、本発明の屈曲構造はテント屋根部の屈
曲部15の部分に採用される。
【0009】尚、図中13は、テント本体で、その両側
には下縁部20が形成してあり、この下縁部20の複数
箇所に足元部21が設けてあり、この足元部21でテン
ト本体13が地面に固定されている。また、下縁部20
側面に送排気口30が設けてあり、この送排気口30
が、パイプ33を介して送排気装置32に接続されてい
る。さらにテント本体13の側面にはガイドロープ取り
付け部35が設けてあり、このガイドロープ取り付け部
35にガイドロープ36の一端が固定され、ガイドロー
プ36の他端がテント本体13の側面を引っ張るように
して地面に固定されている。
【0010】このような屈曲部15が設けられているテ
ントでは、折たたみ収納されていたテント本体13を開
いて下縁部20を互いに平行に予め設定した固定位置に
仮止めした状態で、送排気口30をパイプを介して送排
気装置32を接続し、送排気装置32を送気駆動させる
ことにより、内側気密膜10aと外側気密膜10b間に
加圧空気を送り込む。このようにすることによって、テ
ント本体13が立ち上がり屈曲部15で隣接する気密構
造体が所定の角度を保って形成される。この成形の過程
で足元部21によってテント本体13の下縁部20が地
面に固定され、テント本体13の側面13Sが直立する
ようにガイドロープ36で地面に固定される。
【0011】図3は本発明の別の実施例で、隣接する気
密構造体の両内側気密膜10aが第1のシート40で互
いに接続され、隣接する気密構造体の両外側気密膜10
bが第1のシート40よりも長い第2のシート41で互
いに接続されている。また、隣接する気密構造体の対向
する端面にはそれぞれ通気孔42が設けてあり、隣接す
る気密構造体は互いに通気可能に形成されている。従っ
てこの通気孔42を介して隣接する気密構造体への通気
が行なわれ、互いに隣接する気密構造体は短い第1シー
ト40側に所定の角度に屈折させて形態が維持される。
【0012】図4は本発明のさらに別の実施例で、空気
の通気性を保ち且つ補強効果を得るために前記図3の通
気孔に代えて隣接する気密構造体の対向するそれぞれの
端面がメッシュ45で形成されているものである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、多数の
ストリンガーにより一定間隔を保って接続した内側気密
膜と外側気密膜間に加圧気体を封入してなるエア構造物
用二重膜体の屈曲部を、剛性部材を用いず、膜体と同種
のシートにより形成したことにより、従来のように屈曲
部にパイプを装着したりする繁雑な組立作業が不要とな
り、短時間でテントを組立てることができると共に、別
体部品数を削減できることにより、運搬過程での部品の
紛失を防止でき、且つ製造コストを低減することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重膜体の部分拡大断面図であ
る。
【図2】本発明に係る屈曲部の一例の部分斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る屈曲部の他の例の部分斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る屈曲部の他の例の部分斜視図であ
る。
【図5】本発明が適用されたテントの一実施例の斜視図
である。
【符号の説明】
8a 基布 8b 基布 9a コーティング 9b コーティング 10a 内側気密膜 10b 外側気密膜 11 ストリンガー 12 二重膜体 15 屈曲部 16 撓み部 17 保形用シート 40 第1のシート 41 第2のシート 42 通気孔 45 メッシュ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向し且つ多数のストリンガーに
    よって一定間隔を保って接続された内側気密膜と外側気
    密膜間に加圧気体を封入してなるエア構造物用二重膜体
    において、対向する内外の気密膜側の一方を撓ませて屈
    曲部を形成し、該屈曲部内側の撓み部を跨いで保形用シ
    ートが固定されていることを特徴とするエア構造物用二
    重膜体。
  2. 【請求項2】 互いに対向し且つ多数のストリンガーに
    よって一定間隔を保って接続された内側気密膜と外側気
    密膜間に加圧気体を封入してなるエア構造物用二重膜体
    において、2つのエア構造物用二重膜体の端面が一定角
    度にて互いに隣接して配置され、隣接する両内側気密膜
    が第1のシートで接続され、隣接する両外側気密膜が前
    記第1のシートより長い第2のシートで接続されて屈曲
    部が形成され、前記隣接する両二重膜体の端面がメッシ
    ュにより連通されていることを特徴とするエア構造物用
    二重膜体。
JP3173219A 1991-06-18 1991-06-18 エア構造物用二重膜体 Expired - Lifetime JPH081106B2 (ja)

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JPH04368578A JPH04368578A (ja) 1992-12-21
JPH081106B2 true JPH081106B2 (ja) 1996-01-10

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KR102344275B1 (ko) * 2020-06-23 2021-12-29 (주)우성아이비 공기주입식 텐트용 단위골조

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JP4093518B2 (ja) * 1999-09-16 2008-06-04 アキレス株式会社 エアマットの折曲げ構造
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