JPH0736840B2 - 空気充填ボール - Google Patents

空気充填ボール

Info

Publication number
JPH0736840B2
JPH0736840B2 JP16198991A JP16198991A JPH0736840B2 JP H0736840 B2 JPH0736840 B2 JP H0736840B2 JP 16198991 A JP16198991 A JP 16198991A JP 16198991 A JP16198991 A JP 16198991A JP H0736840 B2 JPH0736840 B2 JP H0736840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
inner sheet
injection valve
sheet
expansion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16198991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0596027A (ja
Inventor
正宗 王
Original Assignee
台湾多▲翊▼股▲ひん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 台湾多▲翊▼股▲ひん▼有限公司 filed Critical 台湾多▲翊▼股▲ひん▼有限公司
Priority to JP16198991A priority Critical patent/JPH0736840B2/ja
Publication of JPH0596027A publication Critical patent/JPH0596027A/ja
Publication of JPH0736840B2 publication Critical patent/JPH0736840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気充填ボールに関
し、特に、内部シートに直径縮小手段を設けて空気充填
を容易にするとともに、上部パネルおよび下部パネルに
プリントした図形や文字などが変形することなく良好な
形状を保つ空気充填ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の空気充填ボールを示す
斜視図で、従来のビーチボールなどの空気充填ボール7
は、紡錘形となった複数枚のパネル70,70…(図示
では6枚)と、パネル70,70…の上部を密封する上
部シール71と、パネル70,70…の下部を密封する
下部シール72と、上部シール71の中央に取り付けた
注気バルブ73とから構成されていた。
【0003】しかし、通常6〜8枚のパネル70,70
…を加熱接合などで気密に接合する必要があるため、工
程数が多くなり、製造コストを低く抑えることができな
かった。
【0004】そこで、図11から図13に示したよう
に、空気充填ボール8を上面パネル80、下面パネル8
1、中間シート82および注気バルブ83から構成し
て、各外周辺部分を加熱溶着するだけで、空気充填ボー
ル8を完成するものが提案された。つまり、図11に示
すように、気密で柔軟な円形シート材により上面パネル
80および下面パネル81が中間シート82よりも大き
な直径を有するように各外周辺部分を重ね合せて加熱接
合させるだけで良い。これにより、工程数を大幅に減少
させることができたが、図12に示すように、中間シー
ト82が存在するために、断面が楕円形になってしまう
という欠点が存在した。もちろん、図13に示すよう
に、注気バルブ83から空気をさらに注入すれば、正円
形に近い断面となるが、加熱接合した各外周辺部分に近
い部分Eは厚く、遠い部分Fは薄くなって、注気バルブ
83も中心から外れた位置に移動していた。そして、遠
い部分Fが薄くなることから、空気充填ボール8の上面
パネル80および下面パネル81の表面にプリントされ
た図案や文字が変形してしまうという欠点があった。こ
のことは、空気充填ボール8が宣伝活動に多用されると
いう使用目的からみて、大きな問題となっていた。ま
た、上面パネル80および下面パネル81の厚さを変化
させるまで、空気を注入しなければ正円形に近づかない
ことから、子供は膨らませることができず、大人も完全
に膨らますことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、こう
した従来の問題点をなくし、容易にふくらませることが
でき、かつプリントされた図案や文字が変形しない空気
充填ボールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくとも3枚
1組の上部パネル、内部シートおよび下部パネルの各外
周辺部分を密封した後で、内部シートにシートの直径を
縮小する直径縮小手段を付設することで、上下膨張室の
直径を拡大することを主要な特徴とする。そして、プリ
ントされた図案や文字を変形させることなく、容易にボ
ールを膨張させるという目的を、内部シートに直径縮小
手段を設けることで達成する。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は本発明にかかる第1実施例を
示す。図1から図3において、本発明の第1実施例とし
ての空気充填ボール1は、上部パネル2と、下部パネル
3と、内部シート4と、上部パネル2の上面中央に設け
た注気バルブ5とから構成されるとともに、内部シート
4の適当な部分(図示は中心部分)に内部シート4を矢
印A,A…方向へ直径方向距離を縮小する直径縮小手段
6を設けている。
【0008】そして、図3に示すように、いずれも気密
で柔軟な円形シート材からなる上部パネル2、下部パネ
ル3および内部シート4を、上部パネル2および下部パ
ネル3の直径が内部シート4の直径よりも長くなるよう
に構成するとともに、上部パネル2の中央に注気バルブ
5を一体的に成形し、その外周辺部分を下部パネル3お
よび内部シート4の各外周辺部分に加熱接合すること
で、上部パネル2と内部シート4との間に上膨張室20
を、下部パネル3と内部シート4との間に下膨張室30
をそれぞれ形成している。なお、注気バルブ5は下部パ
ネル3に取り付けることも可能である。
【0009】内部シート4は、上膨張室20および下膨
張室30を連絡する複数の通気孔40,40…を設け
て、注気バルブ5から注入される空気(図示せず)が上
膨張室20を通って下膨張室30に達し、また下膨張室
30に充填された空気が上膨張室20を通って注気バル
ブ5から放出されるように構成している。
【0010】そして、第1実施例においては、その直径
縮小手段6を、内部シート4の中央に設けた加熱縮小性
を有するシート材で成形することにより、上部パネル
2、下部パネル3および内部シート4の各外周辺部分を
加熱接合することで、図2に示すように、直径縮小手段
6が加熱により縮小し、内部シート4の直径が矢印A,
A…方向へ縮小する。この加熱縮小性を有するシート材
としては、例えば、フィルムまたはシート状のポリ塩化
ビニリデン、ポリ塩化ビニルまたはポリエチレン等が適
当である。なお、内部シート4全体を直径縮小手段6と
して加熱縮小性を有するシート材で成形することも可能
であり、製造工程を簡略化できるという利点がある。
【0011】そこで、第1実施例の作用を説明すると、
図1に示すように、注気バルブ5から空気が注入される
と、上膨張室20および下膨張室30が通気孔40,4
0を介して膨張するが、内部シート4の直径が直径縮小
手段6により矢印A,A…方向へ縮小するので、上部パ
ネル2および下部パネル3の頂点部分が矢印B,B方向
へ拡張される。図2に示したように、破線Cで示した従
来位置より拡張されて正円形に近いものを、従来のもの
より少ない注気量で容易に膨らますことができるととも
に、上部パネル2および下部パネル3の厚みが変形しな
いので、プリントされた図案や文字が変形することがな
い。なお、注気後の膨張形態は、正円に近い断面形状を
有するものであってもよいし、楕円形の断面形状を有す
る空気充填ボール1であってもよい。
【0012】図4は、本発明にかかる第2実施例を示
す。図4において、第2実施例としての空気充填ボール
1は、内部シート4全体を直径縮小手段6とし、内部シ
ート4を矢印D方向へ引っ張った状態で加熱接合するこ
とで、内部シート4の直径を縮小するが、直径を縮小す
る程度の調整は、場合によっては内部シート4として弾
力係数の大きいシート材を選択することで実行する。そ
の他の構成部材および発明の作用は、第1実施例と同様
であるので説明を省略する。
【0013】図5および図6は、本発明にかかる第3実
施例を示す。図5と図6において、第3実施例としての
空気充填ボール1は、直径縮小手段6として、内部シー
ト4の中央に補助シート60を張り付けて補助膨張室6
1を形成するとともに、補助シート60の注気バルブ5
に対応する位置に外径が注気バルブ5の内径よりも小さ
くて、注気バルブ5を介して空気充填ボール1の外部に
突出する補助バルブ62を設けている。従って、図6に
示すように、第3実施例の直径縮小手段6は、先に補助
膨張室61を膨張させることにより、内部シート4の中
央を湾曲させて、内部シート4の直径を矢印A,A方向
へ縮小することができる。その他の構成部材ならびに発
明の作用は、第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。
【0014】図7乃至図9は、本発明にかかる第4実施
例を示す。図7から図9において、第4実施例としての
空気充填ボール1は、直径縮小手段6として、内部シー
ト4の注気バルブ5に対応する位置に短縮用突起63
と、この短縮用突起63の両サイドとなる内部シート4
に設けた短縮用固定部位64とを備えることで、図8の
ように、短縮用突起63を注気バルブ5から必要なだけ
突出させ、短縮用固定部位64を固定すると、図9のよ
うに、直径が矢印A,A方向へ縮小された内部シート4
が形成できる。従って、内部シート4の直径縮小の程度
は、短縮用固定部位64により自由に調整できる。その
他の構成部材および発明の作用は、第1実施例と同様で
あるので説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の空気充
填ボールは、少なくとも3枚1組の上部パネル、内部シ
ートおよび下部パネルの各外周辺部分を密封した後で、
内部シートにシートの直径を縮小する直径縮小手段を付
設することで、少ない注気量で子供でも容易に膨らます
ことができるとともに、プリントされた図案や文字が変
形しないで良好な状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す内部透視表示の斜
視図である。
【図2】 第1実施例の膨張状態を示す断面図である。
【図3】 第1実施例の加熱接合状態を示す断面図であ
る。
【図4】 本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】 本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】 第3実施例の膨張状態を示す断面図である。
【図7】 本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図8】 第4実施例の短縮工程を示す断面図である。
【図9】 第4実施例の短縮工程完了を示す断面図であ
る。
【図10】 従来技術の空気充填ボールを示す内部透視
の斜視図である。
【図11】 従来技術の空気充填ボールの加熱接合状態
を示す断面図である。
【図12】 従来技術の空気充填ボールの膨張状態を示
す断面図である。
【図13】 従来技術の空気充填ボールの過膨張状態を
示す断面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ気密なシート材よりなる少なく
    とも3枚1組の上部パネル、内部シートおよび下部パネ
    ルを備え、上部パネル、内部シートおよび下部パネルの
    各外周辺部分を一体的に密封する構造により、上部パネ
    ルおよび内部シートで上膨張室を、内部シートおよび下
    部パネルで下膨張室をそれぞれ形成するとともに、上部
    パネルおよび下部パネルのうち少なくとも1つに注気バ
    ルブを設け、かつ内部シートに上下膨張室を連絡する通
    気孔を有するものにおいて、 前記内部シートが、シート材を密封した後に直径方向距
    離を縮小する直径縮小手段を付設したことを特徴とする
    空気充填ボール。
  2. 【請求項2】 上記直径縮小手段が、内部シートに設け
    た加熱縮小性材料であることを特徴とする請求項1記載
    の空気充填ボール。
  3. 【請求項3】 上記直径縮小手段が、上部パネル、内部
    シートおよび下部パネルの各外周辺部分を一体的に密封
    する際に、外径方向へ伸張された状態で接合かつ密閉さ
    れる内部シートであることを特徴とする請求項1記載の
    空気充填ボール。
  4. 【請求項4】 上記直径縮小手段が、内部シートに設け
    た補助膨張室と、この補助膨張室に設けられるとともに
    上記注気バルブからボール外部に突出できる補助注気バ
    ルブとから構成されることを特徴とする請求項1記載の
    空気充填ボール。
  5. 【請求項5】 上記直径縮小手段が、上記注気バルブか
    らボール外部に突出できるように内部シートに設けた短
    縮用突起と、この短縮用突起の内部シートの両サイドに
    設けた短縮用固定部位とから構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の空気充填ボール。
JP16198991A 1991-04-08 1991-04-08 空気充填ボール Expired - Lifetime JPH0736840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16198991A JPH0736840B2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 空気充填ボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16198991A JPH0736840B2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 空気充填ボール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0596027A JPH0596027A (ja) 1993-04-20
JPH0736840B2 true JPH0736840B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=15745924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16198991A Expired - Lifetime JPH0736840B2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 空気充填ボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736840B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5005119B1 (ja) * 2012-01-10 2012-08-22 真司 葛山 球技用透明ボール
JP6511485B2 (ja) * 2017-05-25 2019-05-15 真司 葛山 ゴルフ用透明ボール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0596027A (ja) 1993-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5636478A (en) Inflatable tent structure
US11857078B2 (en) Inflatable airbed mattress internal support system
US10842291B2 (en) Mattress construction with self inflated air spring
WO2004006727A1 (en) Adjustable inflatable pillow
US3323147A (en) Inflatable bassinets
US4756032A (en) Inflatable pool
US2673349A (en) Collapsible hat
JPH0736840B2 (ja) 空気充填ボール
US20030157864A1 (en) Balloon and method of connecting objects to one of two sheets forming the balloon
JP2018201743A (ja) 構造体構成部材の連結構造。
JP2936851B2 (ja) 展開型膜構造物の保持方法
US6322107B1 (en) Inflatable calendar
US20230320488A1 (en) Inflatable bladder
JPH0633986Y2 (ja) プラスチック皮膜気球
JP6248007B2 (ja) 連結ふうせん
JPH0644476Y2 (ja) 中空膨張体
JPH022565U (ja)
US3033732A (en) Method of forming a multi-layer chair shell
KR200402645Y1 (ko) 일회용 베개
JP2840188B2 (ja) エアーチューブ構造体の連結構造およびエアーチューブの連結方法
KR860001657B1 (ko) 비행 장난감
JPH081106B2 (ja) エア構造物用二重膜体
JP2969405B2 (ja) 空気膜構造
JPH032768Y2 (ja)
JP3795935B2 (ja) 風船ディスプレイ