JPH08110565A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH08110565A
JPH08110565A JP26804294A JP26804294A JPH08110565A JP H08110565 A JPH08110565 A JP H08110565A JP 26804294 A JP26804294 A JP 26804294A JP 26804294 A JP26804294 A JP 26804294A JP H08110565 A JPH08110565 A JP H08110565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aspect ratio
display
distance
photographing
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26804294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Otsuka
正典 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26804294A priority Critical patent/JPH08110565A/ja
Publication of JPH08110565A publication Critical patent/JPH08110565A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Viewfinders (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影ファインダ内の表示部を減らし、回路規
模を小型化すると共に、被写体距離に応じた、見易い視
野枠補正表示を行う。 【構成】 撮影アスペクト比を選択する選択手段1と、
複数の表示部を有し、前記選択手段によって選択された
アスペクト比に応じた表示を撮影ファインダ内に行うア
スペクト比表示手段5と、測距手段3からの測距情報に
応じて、前記アスペクト比表示手段の一部の表示部を用
いて視野枠補正を行う視野枠補正手段2とを備え、アス
ペクト比を設定する表示部の、撮影ファインダ内に占め
る表示エリアの大きさによって算出される所定の距離よ
りも近距離側の情報が得られた場合は、撮影ファインダ
内に設けられたアスペクト比表示手段の一部の表示部を
用いて近距離側視野枠補正を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面サイズを標準画面
サイズの他に、少なくともパノラマサイズを選択可能
な、撮影光学系とファインダ光学系が独立して(パララ
ックスを持つ)構造のカメラの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭62−163033号や特
願平4−197450号公報に記載されているように、
撮影画面内のある一部領域だけをプリント指定するトリ
ミング機能を備え、画面のアスペクト(縦横)比を選択
できるようにしたカメラが提案されている。また、特開
平4−250442号公報では、撮影ファインダ内の上
下に液晶部を設け、この液晶部を動作させることによ
り、パノラマ撮影領域をファインダ上に表示するカメラ
も提案されている。また、特願平5−111127号で
は、複数のアスペクト比に対して、撮影ファインダを表
示するカメラも提案されている。
【0003】さらに、このパノラマ撮影領域をメカニカ
ルなマスク部材にてファインダ上下に挿入して規定する
カメラも普及している。
【0004】一方、特開平1−224734号公報で
は、オートフォーカス機能を有するカメラにおいて、撮
影光学系とファインダ光学系とが別々で離れているレン
ジファインダを用いる構成のものの場合、撮影範囲と視
野範囲が被写体距離(撮影距離)によって変化してしま
う為、ファインダ光学系によって視野切換え部を配置
し、オートフォーカスによる測距情報に基づいて、視野
枠を変化させるカメラが提案されている。
【0005】さらに近年では、これらの提案を組合せた
撮影ファインダ内蔵カメラも市販されている。この例を
示したのが図12(A)〜(F)であり、図12(A)
〜(C)が標準撮影時の、図12(D)〜(F)がパノ
ラマ撮影時の、それぞれ撮影距離が異なる場合の撮影フ
ァインダ内の様子を示している。
【0006】これによれば、標準撮影もパノラマ撮影も
明確に区別できるし、また、測距結果に応じて撮影可能
範囲(視野枠)も確認できる為、非常に便利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
12に示す従来例では、アスペクト比を明確にする為の
表示部と測距結果に応じて視野枠補正を行う表示部の両
方を備えた構成になっている為、換言すれば標準撮影時
の視野枠補正用としてはアスペクト比用の表示部を兼用
しているが、全てを兼用する構成にはなっていない為、
複数の表示部を備える必要があった。その為に、駆動回
路の複雑化,実装の大規模化を招くとともに、図12に
示す様に個々の表示を識別する為の透明部分が線状にど
うしても多く残ってしまい、非常に見苦しいものとなっ
てしまっていた。
【0008】特にこの傾向は、ファインダ光学系を小型
にすればする程倍率が上昇し、不用な線パターンの太さ
が太くなってしまい、小型化への妨げとなっていた。
【0009】また、複数のアスペクト比を有するカメラ
でその表示をファインダ内で行う場合には、アスペクト
比に相当したエリアと、撮影範囲と視野範囲の補正を行
うエリアとを別々に設定すると、何本もの線が入り、さ
らに非常に見にくいものとなってしまっていた。
【0010】(発明の目的)本発明の第1の目的は、撮
影ファインダ内の表示部を減らし、回路規模を小型化す
ると共に、被写体距離に応じた、見易い視野枠補正表示
を行うことのできるカメラを提供することである。
【0011】本発明の第2の目的は、撮影ファインダ内
の表示部を減らし、回路規模を小型化すると共に、意図
される撮影モードに応じた、見易い視野枠補正表示を行
うことのできるカメラを提供することである。
【0012】本発明の第3の目的は、撮影ファインダ内
の表示部を減らし、回路規模を小型化すると共に、被写
体距離及び意図される撮影モードに応じた、見易い視野
枠補正表示を行うことのできるカメラを提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜3,7,8記載の本発明は、撮影
アスペクト比を選択する選択手段と、複数の表示部を有
し、前記選択手段によって選択されたアスペクト比に応
じた表示を撮影ファインダ内に行うアスペクト比表示手
段と、測距手段からの測距情報に応じて、前記アスペク
ト比表示手段の一部の表示部を用いて視野枠補正を行う
視野枠補正手段とを備え、アスペクト比を設定する表示
部の、撮影ファインダ内に占める表示エリアの大きさに
よって算出される所定の距離よりも近距離側の情報が得
られた場合は、撮影ファインダ内に設けられたアスペク
ト比表示手段の一部の表示部を用いて近距離側視野枠補
正を行うようにしている。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4,5,7,8記載の本発明は、撮影アスペクト
比を選択する選択手段と、複数の表示部を有し、前記選
択手段によって選択されたアスペクト比に応じた表示を
撮影ファインダ内に行うアスペクト比表示手段と、複数
の撮影モード内から何れかの撮影モードを設定するモー
ド設定手段と、該モード設定手段にて選択された撮影モ
ードに応じて、前記アスペクト比表示手段の一部の表示
部を用いて視野枠補正を行う視野枠補正手段とを備え、
モード設定手段にて例えばマクロモードが選択された場
合には、アスペクト比表示手段の一部の表示部を用いて
視野枠補正を行うようにしている。
【0015】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項6〜8記載の本発明は、撮影アスペクト比を選択
する選択手段と、複数の表示部を有し、前記選択手段に
よって選択されたアスペクト比に応じた表示を撮影ファ
インダ内に行うアスペクト比表示手段と、複数の撮影モ
ード内から何れかの撮影モードを設定するモード設定手
段と、被写体までの距離を測定する測距手段と、該測距
手段からの測距情報と前記モード設定手段にて選択され
た撮影モードに応じて、前記アスペクト比表示手段の一
部の表示部を用いて視野枠補正を行う視野枠補正手段と
を備え、選択される撮影モード及びその時の測距情報に
応じて、アスペクト比表示手段の一部の表示部を用いて
視野枠補正を行うようにしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例である表示装
置を具備したカメラの概略構成を示すブロック図であ
る。
【0018】図1において、1はスイッチSW3のオ
ン,オフ情報をもとに、標準画面,ワイド画面(ハイビ
ジョン画面),パノラマ画面であるかを入力し、アスペ
クト比(縦横比)を選択するアスペクト比選択手段、2
はアクペクト比選択手段1からの情報を入力し、諸々の
制御を司るCPU、3は被写体までの距離を測定する測
距手段、4はCPU2によって選択された後述のファイ
ンダLCD5の表示マークの点灯用駆動信号,消灯用駆
動信号を発生するLCD駆動手段、5は撮影ファインダ
の全面又は一部にスーパーインポーズを行うファインダ
LCDである。SW1は撮影準備動作開始用のスイッチ
であり、SW2は撮影動作開始用のスイッチであり、こ
れらは後述のレリーズボタンの半押し,全押しにてオン
される。
【0019】図2は、上記の構成より成るカメラの正面
図である。
【0020】図2において、11はファインダ光学系、
12は撮影光学系、13,14はアクティブタイプの測
距装置の投光手段と受光手段、15は前記スイッチSW
1,SW2をオン,オフさせるレリーズボタン、16は
ストロボ発光部、17はカメラ本体である。
【0021】ここで、ファインダ光学11の中心位置、
及び、撮影光学系12の中心位置は、カメラ前面から見
て同一垂直線上にあり、又ファインダ光学系11が撮影
光学系12の上部にある。
【0022】この様に配置されたカメラのファインダ光
学系11による視野範囲と、撮影光学系12による撮影
範囲の関係を図3に示す。
【0023】図3(A−1)において、イはファインダ
光学系11の中心光軸を、ロは撮影光学系12の中心光
軸を、それぞれ示し、この例では被写体18はたまたま
ファインダ光学系11の中心光軸と撮影光学系12の中
心光軸と一致する距離に位置するものとする。
【0024】その時の視野範囲と撮影範囲を示したのが
図3(A−2)であり、実線が視野範囲、点線が撮影範
囲である。
【0025】一般に、視野範囲の方が撮影範囲より小さ
いので実線が点線の内側になるが、それぞれの中心
(イ,ロ)は一致する。
【0026】図3(B−1)は、ファインダ光学系11
の中心光軸イと撮影光学系12の中心光軸ロが交差する
点よりも、かなり近距離側に被写体18が位置する場合
である。
【0027】その際、ファインダ光学系11から見て被
写体18の顔が中心になるよう構図をとるものとする。
その時の視野範囲と撮影範囲を示したのが図3(B−
2)であり、実線の視野範囲は被写体に対して中心位置
にあるのに対して、点線の撮影範囲は上側に余裕がなく
なっている。
【0028】尚、図3においては、被写体18がファイ
ンダ光学系11の中心光軸イと撮影光学系12の中心光
軸ロが交差する点よりも遠い場合を図示していないが、
この場合には、実線の視野範囲よりも点線の撮影範囲は
若干上側になるが、三角測距の原理上一般的には近側に
比べて殆ど無視できる程度に設定されている。
【0029】図4に撮影ファインダ内における上記ファ
インダLCD5の表示状態を示す。ここでは、アスペク
ト比の選択は、標準画面の撮影できる場合とパノラマ画
面の撮影できる場合の2種類とする。
【0030】図1におけるスイッチSW3が操作される
と、アスペクト比選択手段1は、図4(A)に示す標準
撮影時のファインダLCD5の表示と、図4(B)に示
すパノラマ撮影時のファインダLCD5の表示のいずれ
が選択されたかを調べ、CPU2にその結果を出力す
る。すると、CPU2はLCD駆動手段4に点灯させる
表示マークを指示し、ファインダLCD5の表示状態を
図4(A)又は図4(B)にする。
【0031】次に、レリーズボタン15の半押しにより
スイッチSW2がオンされると、測距手段3にて測距動
作が行われ、得られる撮影距離がD1 以下の場合には、
標準撮影時であれば図4(B)に示すように上側の表示
マークaが点灯するようにファインダLCD5をCPU
2は制御する。
【0032】尚、パノラマ撮影時には、撮影距離によっ
て何の表示の変化もしない。
【0033】この様に構成表示されたカメラ(CPU
2)の動作を、図5のフローチャートを用いて更に詳述
する。
【0034】まず、スイッチSW3が操作されると、ア
スペクト比選択手段1はいずれのアスペクト比に選択さ
れたか調べてCPU2に送り、CPU2はその内容を判
別する。ここでは、図4の様に標準サイズかパノラマサ
イズの区別しかないので、まずCPU2はパノラマサイ
ズであるかどうかを判別する(#101)。もし、パノ
ラマサイズであれば、表示マークa及び表示マークbを
点灯させるようにLCD駆動手段14に信号を送り、フ
ァインダLCD5上の表示を図4(C)に示す様にする
(#102)。また、パノラマサイズでなければ、CP
U2は図4(A)に示す様に表示マークa及び表示マー
クbを消灯させるように同様の制御をする(#10
3)。
【0035】次に、レリーズボタン15が半押しされて
スイッチSW1がオンされたか否か判別する(#10
4)。ここで、オンされていれば測距手段3に制御信号
を送り、一連の測距動作を行う(#106)。そして、
パノラマサイズであるか否かを判別し(#107)、パ
ノラマサイズでなければ、次に前記測距動作より得られ
た測距情報が所定距離D1 以下か否かを判別する(#1
08)。ここで、パノラマサイズでなく、かつ、所定距
離D1 以下の場合には、CPU2は、図4(B)に示す
様に、表示マークaのみを点灯させるように制御する
(#109)。また、パノラマサイズ時、又は、所定距
離D1 よりも遠い場合には、何もせずにステップ#11
0に進む。
【0036】次に、レリーズボタン15が全押しされて
スイッチSW2がオンしているか否を判別し(#11
0)、オンされていなければこのステップに留まり、そ
の後オンされることにより、既知の一連の撮影動作を行
う(#111)。
【0037】この撮影動作が終了すると、再びパノラマ
サイズか否かの判別を行い(#101)、パノラマサイ
ズなら表示マークa,bの点灯を行い(#102)、パ
ノラマサイズでないなら表示マークa,bの消灯を行
う。これによって、パノラマサイズでない時で、かつ、
所定距離D1 以下の場合に点灯させた表示マークaを消
灯す、つまり表示マークをイニシャライズする。
【0038】そして、スイッチSW1がオフしていれば
一連の動作を終了する。
【0039】この第1の実施例によれば、アスペクト比
用の表示マークa,bの一部を用いて、近距離側視野枠
補正を行う構成にしている為、換言すれば、撮影ファイ
ンダ内における表示マークの数を最大でアスペクト比用
の表示マークの数とし、この表示マークの一部を用いる
ことで視野枠補正を行う(特別な視野枠補正用の表示マ
ークを具備することなく)構成にしている為、回路規模
及び実装規模の小型化を達成でき、しかも不快な透明線
パターンを無くしつつ、撮影に連動して視野枠補正を行
うことが可能となった。
【0040】尚、上記の実施例におけるフローチャート
では、スイッチSW3の操作により動作が開始するよう
にしているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、何らかの起動スイッチ、あるいは、起動条件によっ
て一連の動作を行っても全く同様の効果を得ることがで
きる。
【0041】(第2の実施例)図6は、撮影ファインダ
内における上記ファインダLCD5での表示状態の第2
の実施例を示す図である。なお、カメラの回路構成は図
1と同様であるので、ここでは省略する。
【0042】この場合のアスペクト比の選択は、標準画
面の撮影できる場合、ワイド画面(ハイビジョン画面)
の撮影できる場合、パノラマ画面の撮影できる場合の3
種類とする。
【0043】スイッチSW3が操作されることにより、
アスペクト比選択手段1は、図6(A)に示す標準撮影
時の表示、図6(D)に示すワイド撮影時の表示、図6
(F)に示すパノラマ撮影時の表示、のいずれが選択さ
れたかを調べ、その情報をCPU2に出力する。CPU
2はこの情報に基づいてLCD駆動手段4に点灯させる
表示マークを指示し、ファインダLCD5の表示を制御
する。
【0044】まず、標準撮影の場合、レリーズボタン1
5の半押しによりスイッチSW1がオンすると、測距手
段3によって測距動作が行われ、得られる撮影距離がD
2 以下で、かつ、D3 よりも遠い場合には、図6(B)
に示す様に、上側の表示マークiが点灯するように制御
する。また、撮影距離がD3 以下の場合には、図6
(C)に示す様に、上側の表示マークiとkが点灯する
ように制御する。
【0045】次に、ワイド撮影の場合、同様にレリーズ
ボタン15の半押しによりスイッチSW1がオンする
と、測距手段3によって測距動作が行われ、得られる撮
影距離がD4 以下の場合には、図6(E)に示す様に、
上側の表示マークkが点灯し、下側の表示マークjが消
灯するように制御する。
【0046】この様に構成表示されたカメラ(CPU
2)の動作を、図7のフローチャートを用いて詳述す
る。
【0047】まず、スイッチSW3が操作されると、ア
スペクト比選択手段1はいずれのアスペクト比に選択さ
れたかをCPU2に送り、CPU2はその内容の判別を
行う(#201,#204,#207)。まず、パノラ
マサイズであるか否かを判別し(#201)、もしパノ
ラマサイズであれば、図6に示すファインダLCD5内
の表示マークc,e,f,h,i,j,k,lを点灯さ
せ(#202)、表示マークd,gを消灯させる(#2
03)。この様子を示したのが図6(F)である。
【0048】パノラマサイズではなく(#201)、ワ
イドサイズである場合には(#204)、表示マーク
c,d,e,f,g,h,i,jを点灯させ(#20
5)、表示マークk,lを消灯させる(#206)。こ
の様子を示したのが図6(D)である。
【0049】パノラマサイズではなく(#201)、ワ
イドサイズでもなく(#204)、標準サイズの場合に
は(#207)、表示マークc,d,e,f,g,hを
点灯させ、表示マークi,j,k,lを消灯させる。こ
の様子を示したのが図6(A)である。
【0050】これらのいずれかのサイズでもない場合に
は(#207)、異常として表示マーク点滅、レリーズ
ロック等のエラー表示を行う(#223)。
【0051】次に、レリーズボタン15が半押しされて
スイッチSW1がオンされたか否か判別する(#21
0)。オンされていれば測距手段3に制御信号を送り、
一連の測距動作を行う(#211)。そして、パノラマ
撮影でもなく(#212)、ワイド撮影でもない(#2
13)場合には、前記測距動作より得られた測距情報が
所定距離D2 以下かどうかを判別し(#214)、D2
以下であれば次に所定距離D3 以下かどうかを判別する
(#215)。なお、D2 とD3 の関係は「D2>D
3 」となっている。ここで、撮影距離がD3 以下の場合
には、図6(C)の様に、表示マークi,kを点灯させ
る(#216)。また、D3 よりも遠い場合には、図6
(C)の様に、表示マークiを点灯させる(#21
2)。また、D2よりも遠い場合には、図6(A)の様
に標準撮影の表示マークのままで表示とする。
【0052】また、パノラマ撮影ではなく(#21
2)、ワイド撮影の場合(#213)には、撮影距離が
4 以下かどうかを判別し(#218)、もしD4 以下
であれば、図6(E)の様に、表示マークi,kを点灯
させ(#219)、表示マークjを消灯させる。また、
撮影距離がD4 よりも遠ければ、図6(D)の表示のま
ま何もせずにステップ#221へと進む。
【0053】パノラマ撮影時には(#212)、撮影距
離に無関係に何の表示の追加点灯、追加消灯を行うこと
なく、つまり図6(E)の表示のまま何もせずにステッ
プ#221へと進む。
【0054】次に、レリーズボタン15が全押しされて
スイッチSW2がオンしているか否かを判別し(#22
1)、オンされていれば既知の一連の撮影動作を行う
(#222)。
【0055】この撮影動作が終了すると、再び選定され
たアスペクト比に相当した表示マークを点灯,消灯する
(#201〜#209)。これによって、視野補正用に
点灯させたり、消灯させた表示マークがイニシャライズ
される。
【0056】そして、スイッチSW1がオフしていれば
一連の動作を終了する。
【0057】この第2の実施例においても、複数のアス
ペクト比を表示可能なファインダを持つカメラにおいて
も、撮影ファインダ内における表示マークの数を最大で
アスペクト比用の表示マークの数とし、この表示マーク
の一部を用いることで視野枠補正を行う構成にしている
為、回路規模及び実装規模の小型化を達成でき、しかも
不快な透明線パターンを減らしつつ、撮影に連動して視
野枠補正を行うことが可能となった。
【0058】尚、この実施例は、上記の3種類のアスペ
クト比を表示可能なファインダのみに限定されるもので
はない。さらに4種類,5種数と複数のアスペクト比を
有するカメラに対してはなおさら、不用,不快な透明線
パターンを設けることなく、必要最小限の構成にて視野
補正もアスペクト比の表示も行うことが可能となり、さ
らに有効である。
【0059】(第3の実施例)図8は本発明の第3の実
施例である表示装置を具備したカメラの概略構成を示す
ブロック図である。
【0060】図8において、図1と同一番号は同一機能
を示すものとする。ここで、被写体までの距離を測距す
る測距手段3の代わりに撮影モード選択手段6が配置さ
れている。
【0061】本発明の第3の実施例におけるカメラの動
作を、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0062】この場合のファインダLCD5での表示マ
ークは図4に相当するものとし、アスペクト比は、パノ
ラマサイズと標準サイズの2種類として説明する。
【0063】まず、スイッチSW3が操作されると、ア
スペクト比選択手段1は何のアスペクト比に選択された
かをCPU2に送り、CPU2はその内容がパノラマサ
イズか否かを判別し(#301)、パノラマサイズであ
れば表示マークa,bを点灯させて終了する。
【0064】パノラマサイズでない場合には、次に撮影
モード選択手段6によりマクロモードか否かを判別し
(#303)、マクロモードであれば、表示マークaを
点灯し(#304)、マクロモードでなければ、表示マ
ークaを消灯させる(#305)。そして一連の動作を
終了する。
【0065】この第3の実施例は、設定される撮影モー
ドに応じて視野枠補正を行うものであるが、この場合に
も、撮影ファインダ内における表示マークの数を最大で
アスペクト比用の表示マークの数とし、この表示マーク
の一部を用いることで視野枠補正を行う構成にしている
為、回路規模及び実装規模の小型化を達成でき、しかも
不快な透明線パターンを無くしつつ、意図した撮影モー
ドに応じた視野枠補正を行うことが可能となった。
【0066】尚、この第3の実施例では、撮影モードの
うち、視野補正を行うモードをマクロモードとしたが、
本発明はこれに限定されるものではない。近距離撮影モ
ード,複写モード,人物証明写真用モード等であっても
同様の効果を得ることができる。
【0067】また、撮影モードと測距情報を複数加味し
て実施しても本発明の同様の効果を得ることができる。
例えば、マクロ撮影モードが撮影距離の無限域からマク
ロ域まで全域有効な場合、通常モードでは視野補正を行
わなくとも、マクロモードで撮影距離がマクロ領域の場
合にのみ、視野補正を行うようにしても同様の効果を得
ることができる。
【0068】(第4の実施例)図10は本発明の第4の
実施例である表示装置を具備したカメラの概略構成を示
すブロック図である。
【0069】図10において、図1と同一番号は同一機
能を示すものとする。ここで、図1におけるLCD駆動
手段4及びファインダLCD5の代わりに、ファインダ
光学系11を覆う遮光板7,8を駆動モータ22,23
を介して駆動する遮光板駆動手段21によって遮光板移
動位置検出手段9及び遮光板移動位置検出手段10の検
出出力をモニタしながらファインダ11上の所定の位置
まで移動させるという構成をとっている。
【0070】本発明の第4の実施例におけるカメラの動
作を、図11のフローチャートを用いて説明する。アス
ペクト比は、パノラマサイズと標準サイズの2種類とし
て説明する。
【0071】まず、スイッチSW3が操作されると、ア
スペクト比選択手段1は何のアスペクト比に選択された
かをCPU2に送り、CPU2はその内容がパノラマサ
イズか否かを判別し(#401)、パノラマサイズであ
れば、遮光板7,8を駆動し(#402)、遮光板移動
位置検出手段9,10によってパノラマ位置まで移動し
たか否かを判別し(#403)、パノラマ位置まで移動
していれば遮光板7,8の駆動を停止する(#40
4)。
【0072】パノラマサイズでなければ、遮光板7,8
を逆方向に駆動し(#405)、遮光板移動位置検出手
段9,10の出力からノーマル位置まで移動したか否か
を判別し(#406)、ノーマル位置まで移動していれ
ば、遮光板7,8の駆動を停止する(#407)。
【0073】次に、レリーズボタン15が半押しされて
スイッチSW1がオンされているか否か判別する(#4
08)。ここでオンされていれば測距手段3に制御信号
を送り、一連の測距動作を行う(#409)。次いで、
パノラマサイズか否かを判別し(#410)、パノラマ
サイズであれば前記測距動作により得られた測距情報が
所定距離D1 以下か否かを判別する(#411)。
【0074】もし、パノラマサイズでなく、かつ、所定
距離D1 以下の場合には、遮光板7のみを駆動し(#4
12)、遮光板移動位置検出手段9の出力からパノラマ
位置まで移動したか否かを判別し(#413)、所定位
置まで移動していれば遮光板7の駆動を停止する(#4
14)。
【0075】パノラマサイズ、あるいは、所定距離D1
よりも遠い場合には、何もせずにステップ#414に進
む。
【0076】次に、レリーズボタン15が全押しされて
スイッチSW2がオンしているか否かを判別し(#41
5)、オンされていれば既知の一連の撮影動作を行う
(#416)。
【0077】この測距動作が終了すると、再びパノラマ
か否かの判別を行い(#401)、以下同様の動作を行
う。これによって、パノラマサイズでなくて、かつ、所
定距離D1 以下の場合に移動していた遮光板7をもとの
位置に戻す。
【0078】そして、SW1がオフしていれば一連の動
作を終了する。
【0079】この第4の実施例は、上記の様にLCDの
代わりに遮光板によってアスペクト比の可変と視野枠補
正を行うものであるが、この場合にも、撮影ファインダ
内における表示部の数を最大でアスペクト比用の表示部
の数とし、この表示部の一部を用いることで視野枠補正
を行う構成にしている為、回路規模及び実装規模の小型
化を達成でき、しかも不快な透明線パターンを無くしつ
つ、撮影に連動して視野枠補正を行うことが可能となっ
た。
【0080】尚、本実施例のフローチャートでは、ステ
ップ#413で遮光板7の移動位置をパノラマ位置にし
たが、本発明はこれに限定されない。カメラの性能から
要求された視野補正位置にしても全く同様の効果を得る
ことができる。
【0081】また、図9,図11のフローチャートで
は、アスペクト比切換えを、標準とパノラマの2種類と
したが、本発明はこれに限定されない。図7で説明した
フローチャートの様に、標準,ワイド,パノラマの3種
類としても、それ以上のアスペクト比の種類があっても
同様の効果を得られることができる。
【0082】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、CPU2が本発明の視野枠補正手段に相当し、ファ
インダLCD5,遮光板7,8が本発明のアスペクト比
表示手段に相当する。
【0083】また、表示マークa〜l及び遮光板7,8
がアスペクト比表示手段の構成要素である表示部に相当
する。
【0084】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0085】(変形例)本発明は、レンズシャッタカメ
ラ,ビデオカメラ等、撮影光学系とファインダ光学系が
独立して(パララックスを持つ)構成されたカメラであ
れば適用可能である。
【0086】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アスペクト比を設定する表示部の、撮影ファインダ内に
占める表示エリアの大きさによって算出される所定の距
離よりも近距離側の測距情報が得られた場合は、撮影フ
ァインダ内に設けられたアスペクト比表示手段の一部の
表示部を用いて近距離側視野枠補正を行うようにしてい
る。
【0088】よって、撮影ファインダ内の表示部を減ら
し、回路規模を小型化すると共に、被写体距離に応じ
た、見易い視野枠補正表示を行うことができる。
【0089】また、本発明によれば、モード設定手段に
て例えばマクロモードが選択された場合には、アスペク
ト比表示手段の一部の表示部を用いて視野枠補正を行う
ようにしている。
【0090】よって、撮影ファインダ内の表示部を減ら
し、回路規模を小型化すると共に、意図される撮影モー
ドに応じた、見易い視野枠補正表示を行うことができ
る。
【0091】また、本発明によれば、選択される撮影モ
ード及びその時の測距情報に応じて、アスペクト比表示
手段の一部の表示部を用いて視野枠補正を行うようにし
ている。
【0092】よって、撮影ファインダ内の表示部を減ら
し、回路規模を小型化すると共に、被写体距離及び意図
される撮影モードに応じた、見易い視野枠補正表示を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である表示装置を具備し
たカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの正面図である。
【図3】図1のカメラの視野範囲と撮影範囲と被写体距
離との関係を示す図である。
【図4】図1のカメラにおいて標準撮影時とパノラマ撮
影時の撮影ファインダ内の様子を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例に関わるカメラの動作を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例において各撮影サイズ時
における撮影ファインダ内の様子を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例に関わるカメラの動作を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例である表示装置を具備し
たカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例に関わるカメラの動作を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例である表示装置を具備
したカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施例に関わるカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図12】従来のカメラにおける標準撮影時とパノラマ
撮影時の撮影ファインダ内の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 アスペクト比選択手段 2 CPU 3 測距手段 4 LCD駆動手段 5 ファインダLCD 6 撮影モード選択手段 7,8 遮光板 9,10 遮光板移動位置検出手段 21 遮光板駆動手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影アスペクト比を選択する選択手段
    と、複数の表示部を有し、前記選択手段によって選択さ
    れたアスペクト比に応じた表示を撮影ファインダ内に行
    うアスペクト比表示手段と、被写体までの距離を測定す
    る測距手段と、該測距手段からの測距情報に応じて、前
    記アスペクト比表示手段の一部の表示部を用いて視野枠
    補正を行う視野枠補正手段とを備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 前記視野枠補正手段は、前記測距手段か
    ら所定の距離よりも近距離側の情報が得られることによ
    り、前記アスペクト比表示手段の一部の表示部を用いて
    近距離側視野枠補正を行う手段であることを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記所定の距離は、アスペクト比を設定
    する前記表示部の、撮影ファインダ内に占める表示エリ
    アの大きさによって算出される距離であることを特徴と
    する請求項2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影アスペクト比を選択する選択手段
    と、複数の表示部を有し、前記選択手段によって選択さ
    れたアスペクト比に応じた表示を撮影ファインダ内に行
    うアスペクト比表示手段と、複数の撮影モード内から何
    れかの撮影モードを設定するモード設定手段と、該モー
    ド設定手段にて選択された撮影モードに応じて、前記ア
    スペクト比表示手段の一部の表示部を用いて視野枠補正
    を行う視野枠補正手段とを備えたカメラ。
  5. 【請求項5】 前記視野枠補正手段は、前記モード設定
    手段にてマクロモードが選択されることにより、前記ア
    スペクト比表示手段の一部の表示部を用いて視野枠補正
    を行う手段であることを特徴とする請求項4記載のカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 撮影アスペクト比を選択する選択手段
    と、複数の表示部を有し、前記選択手段によって選択さ
    れたアスペクト比に応じた表示を撮影ファインダ内に行
    うアスペクト比表示手段と、複数の撮影モード内から何
    れかの撮影モードを設定するモード設定手段と、被写体
    までの距離を測定する測距手段と、該測距手段からの測
    距情報と前記モード設定手段にて選択された撮影モード
    に応じて、前記アスペクト比表示手段の一部の表示部を
    用いて視野枠補正を行う視野枠補正手段とを備えたカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、標準画面サイズ、パノ
    ラマサイズのうちの何れかのサイズに対応したアスペク
    ト比を選択手段であることを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5又6記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、標準画面サイズ、ワイ
    ドサイズ、パノラマサイズのうちの何れかのサイズに対
    応したアスペクト比を選択手段であることを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5又6記載のカメラ。
JP26804294A 1994-10-07 1994-10-07 カメラ Pending JPH08110565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26804294A JPH08110565A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26804294A JPH08110565A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110565A true JPH08110565A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17453077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26804294A Pending JPH08110565A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08110565A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103777A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103777A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム
US10104295B2 (en) 2014-11-28 2018-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus and control method for image pickup apparatus with display of crop area and grid lines

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005203859A (ja) プロジェクタ
JP2002152558A (ja) カメラ
JP5157136B2 (ja) カメラ
US6859619B2 (en) Autofocus camera having multipoint focus detecting system
US6771899B2 (en) Camera and control method for focusing device
JP3091628B2 (ja) 立体ビデオカメラ
JP4497698B2 (ja) カメラ
JPH08110565A (ja) カメラ
US5379084A (en) Camera having a zoom optical system
JPH08286253A (ja) カメラ
JPH07325354A (ja) カメラ
JP4006627B2 (ja) デジタルカメラ
JP2005321832A (ja) カメラの画像表示方法
JP3890098B2 (ja) 光学装置
JPH0723429A (ja) 複眼撮像装置
JPH11352389A (ja) 電子ファインダカメラ
JPH08220603A (ja) 写真カメラ
JPH07264633A (ja) 立体ビデオカメラ
JPH02154214A (ja) 像移動防止装置
JPH07301742A (ja) カメラ
JP2000039643A (ja) 電子的撮像装置
JP3293916B2 (ja) カメラ
JP2001208960A (ja) カメラ
JP2001033685A (ja) トリミング撮影可能なカメラ
JPH08262527A (ja) カメラ