JPH08109732A - 配線床における配線引出口の構造 - Google Patents

配線床における配線引出口の構造

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JPH08109732A
JPH08109732A JP6245564A JP24556494A JPH08109732A JP H08109732 A JPH08109732 A JP H08109732A JP 6245564 A JP6245564 A JP 6245564A JP 24556494 A JP24556494 A JP 24556494A JP H08109732 A JPH08109732 A JP H08109732A
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lid
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Shohachi Shimizu
昭八 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が容易で、構造が簡単であり、しかもフ
ロア全体の見栄えをよくすることができる配線床におけ
る配線引出口の構造を提供する。 【構成】 この配線引出口の構造は、上方に開口する床
下空間Sを形成するとともにその開口周縁に段部11が
形成される床材10と、段部11に載置されて開口を閉
塞する剛板30と、床材10上に載置される柔軟な仕上
材20とにより構成され、剛板30は仕上材20の裏面
に一体に設けられ、剛板30周囲の仕上材20が一部を
残して切断されて仕上材20の一部を支点に回動する蓋
体を形成するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線ケーブルを引き出
すための配線床における配線引出口の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、各種OA機器の普及にともなっ
て、室内に多くの配線ケーブルが床上に配線される状況
が増えおり、このため、歩行者が配線ケーブルを引っか
けたりすることがないように、床下空間を形成する床材
と、床材上に載置される仕上材とにより構成される配線
床により、床下に配線ケーブルが収納される配線床が普
及してきている。そしてこのような配線床にあっては、
配線ケーブルを引き出すための配線引出口が適宜位置に
設けられている。
【0003】従来、このような配線床における配線引出
口は、図18に示すように、床材70にコンセントボッ
クス等が収容される床下空間75を形成し、該空間75
上の仕上材74を切断除去し、次いで図19に示すよう
に、空間内にコンセントボックス71を収納設置し、ボ
ックス71の上部には枠体72を取り付け、この枠体7
2に蓋部材73を回動可能に取り付けることにより施工
されおり、かかる配線引出口にあっては、コンセントC
を介して配線ケーブルC1と配線ケーブルC2とを接続
するか、あるいは、配線ケーブルC1を直接引き出すこ
とによって、配線ケーブルを引き出すようになってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の配線引出口の構造にあっては、その施工に際し、カ
ーペット等の仕上材を上から手で押さえ、へこむ部分に
カッター80(図18)等で切れ込みを入れ、さらに蓋
部材に対応した大きさに仕上材を切断除去していたの
で、切断箇所がいびつになったり、必要以上に仕上材を
切除してしまい仕上材が使用できなくなるといった問題
があり、作業に慎重さと熟練を要し、手間がかかってい
た。
【0005】又、従来の配線引出口の構造にあっては、
蓋部材を取り付けるために、蓋部材とそれが回動可能に
設置するための枠体、さらには枠体を固定するボックス
等が必要であるためにその取付が煩雑で作業が面倒であ
った。又、従来の蓋部材の取付はビス又はビスとナット
とによる締め付けによっており、蓋部材の開け閉めが繰
り返されたり、歩行者による荷重や振動が加わったたり
することによってビス又はナットの締付に緩みを生じる
という問題があった。このようなビスとナットとの締め
付けによる蓋部材の取付は、床下空間内に手を入れて作
業を行うことが多く、作業がしずらい上、作業中に床下
空間内に部品を落下させて取り出せなくなることがしば
しばあった。
【0006】さらに、仕上材上に露出した蓋部材により
フロア全体の統一性がなくなり、見栄えが悪いものとな
っていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、上述のような不都合を解消し、施工が容易
で、構造が簡単であり、しかもフロア全体の見栄えをよ
くすることができる配線床における配線引出口の構造を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための手段として、請求項1記載の発明は、「配
線ケーブルを引き出すための配線床における配線引出口
の構造であって、上方に開口する床下空間を形成すると
ともにその開口周縁に段部が形成される床材と、前記段
部に載置されて床下空間の開口を閉塞する剛板と、床材
上に載置される柔軟な仕上材とにより構成され、前記剛
板は仕上材の裏面に一体に設けられ、剛板周囲の仕上材
が一部を残して切断されることにより、仕上材の一部を
支点に回動する蓋体を形成して成ることを特徴とする配
線床における配線引出口の構造」を、その内容としてい
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、「配線ケー
ブルを引き出すための配線床における配線引出口の構造
であって、上方に開口する床下空間を形成する床材と、
該空間の開口を閉塞するとともに下方に支持脚を備えた
剛板と、床材上に載置される柔軟な仕上材とにより構成
され、前記剛板は仕上材の裏面に一体に設けられ、剛板
周囲の仕上材が一部を残して切断されることにより、仕
上材の一部を支点に回動する蓋体を形成して成ることを
特徴とする配線床における配線引出口の構造」を、その
内容としている。
【0010】そして、請求項3記載の発明は、「配線ケ
ーブルを挿通させる挿通口を有するとともに、蓋体周縁
の仕上材に接離する面ファスナーを裏面に有したノズル
を蓋体の開閉端側に設けて成ることを特徴とする請求項
1又は2記載の配線床における配線引出口の構造」を、
その内容としている。
【0011】
【作用】上記請求項1〜3記載の発明に係る配線引出口
の構造は、仕上材裏面に一体に設けられた剛板によって
強度を備えるとともに、剛板周囲の仕上材が一部を残し
て切断されることにより柔軟な仕上材の一部を支点に回
動する蓋体が構成されている。したがって、かかる配線
引出口の構造にあっては、従来の配線引出口の構造と異
なり、蓋部材が回動可能に設置するための枠体や、蓋部
材を枠体に取り付けるためのビス等の取付部材、さらに
は枠体を固定するボックス等が不要な簡単な構造によっ
て構成され、又、ビス等の取付部材の締付作業が要ら
ず、容易に施工することができるようになっている。ま
た、仕上材自体が蓋体上面を構成しており、フロア全体
が仕上材で統一され、見栄えをよくすることができる。
【0012】そして、請求項1記載の発明に係る配線引
出口の構造と請求項2記載の発明に係る配線引出口の構
造とは蓋体を支持する構成が異なり、請求項1記載の発
明に係る配線引出口の構造では、床下空間の開口周縁に
形成された段部に剛板が載置されることによって蓋体が
支持され、一方、請求項2記載の発明に係る配線引出口
の構造では、剛板の下方に設けられた支持脚により蓋体
が仕上材と面一の高さに支持されるようになっている。
【0013】又、請求項3記載の発明に係る配線引出口
の構造は、蓋体の開閉端側に配線ケーブルを挿通させる
挿通口を有するとともに、蓋体周縁の仕上材に接離する
面ファスナーを裏面に有したノズルが設けられており、
これにより、蓋体周縁の仕上材を被係合部にして面ファ
スナーを係着させて蓋体が不用意に開かないようにする
ことができ、又、配線ケーブルが引き出された状態で蓋
体を閉じておくことができるようになっている。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって本発明
を具体的に説明する。図1は本発明に係る配線引出口の
構造の一実施例を示す概略断面図である。この実施例の
配線引出口の構造は、上方に開口する床下空間Sを形成
するとともにその開口周縁に段部11が形成される床材
10と、段部11に載置されて開口を閉塞する剛板30
と、床材10上に載置される柔軟な仕上材20とにより
構成されている。
【0015】ここで、床下空間Sは、配線引出口を形成
することができる上方に開口した空間であって、内部に
コンセントCが収容されるものに限られず、また開口は
床下空間Sの大きさに対応しているものに限られない。
このような床下空間Sを形成する床材10としては、図
14に示すように縦横に収納ピット40が形成され、底
部が薄肉部によって連結されたパネル状のもの、図15
に示すように支持足111を有し、内部に配線ケーブル
及びコンセント等が収容可能な空間を備えたもの、図1
6に示すように下地床面Fに適宜間隔をおいて配置され
るブロック状のもの、図17に示すように支持脚121
によって床パネル122が架設状態に支持されるもの等
を使用することができる。そして、これら床材10のう
ち、例えば、図15又は図17に示されるように配線引
出口の形成可能な空間を有するものはそのまま、配線引
出口の形成可能な空間を有していない場合には、施工現
場において加工(例えば、図16に示されるブロック状
のもの等はこれを適宜切断して)することにより、床下
空間を形成することができる。なお、本発明では、収納
ピット40自体も配線引出口を形成する床下空間Sとし
て含んでいる。
【0016】床材10には、床下空間Sの開口周縁に段
部11が形成され、この段部11には剛板30が載置さ
れるようになっている。この段部11は剛板30を支え
ることができるものであればよく、剛板30の周縁部全
周に形成されていなくてもよい。例えば、四角形状の剛
板30の場合には、段部11は、その剛板30の周縁を
形成する四辺のうち、少なくとも相対する二辺、もしく
は隣接する二辺が載置されるように構成されたものであ
ってもよい。
【0017】剛板30は、段部11に載置されて上方に
開口した床下空間Sの開口を閉塞するものであり、仕上
材20が沈み込まない剛性を備えた金属、合成樹脂等の
素材によって作製され、仕上材20上を歩行する歩行者
の荷重に耐えることができる強度を有したものが使用さ
れる。この剛板30は平板状のものに限らず、下面にリ
ブを形成したものや、中央が適宜打ち抜かれた架橋部を
有する枠形態のものであってもよい。又、床下空間の形
態により四角形状であっても丸形状であってもよく、そ
の形状は問わない。
【0018】剛板30の上に載置される仕上材20は、
柔軟な合成樹脂シート、ゴムシートあるいは不織布等の
繊維シート、又はこれらを基材にして化繊等を植毛した
ものが使用され、それ自身柔軟性のある素材により構成
されている。
【0019】剛板30は仕上材20の裏面に一体に設け
られ、剛板30周囲の仕上材20が一部を残して切断さ
れることにより、仕上材20の一部を支点に回動する蓋
体を形成するようになっている。この場合、一つの蓋体
に対して一枚の剛板30が対応して一体に設けられてい
る必要はなく、一つの蓋体に対して複数枚の剛板30が
裏面に設けられる形態であってもよい。
【0020】剛板30を仕上材20の裏面に一体に設け
るには、接着剤による貼着、縫着、ピンやリベットによ
る止着等による方法の他、仕上材20の製造時に剛板3
0を一体埋込成形する等の方法を使用することができ
る。
【0021】図2〜4は本発明に係る配線引出口の構造
の一実施例を示すものであり、図2は床材の平面図、図
3及び図4は使用態様を示す各部分平面図である。この
配線引出口の構造は、図1に示す実施例と同様に、上方
に開口する床下空間Sを形成するとともにその開口周縁
に段部11が形成される床材10と、段部11に載置さ
れて開口を閉塞する剛板30と、床材10上に載置され
る柔軟な仕上材とにより構成されるものであり、図2に
示すように、一つの床材10について4箇所の床下空間
Sが形成されている。そして、各床下空間Sの開口周縁
には配線ケーブルを引き出すための挿通口12が設けら
れており、挿通口12は開口周縁の隣接する二辺に向き
を異ならせて2個づつ配置されている。
【0022】したがって、この実施例では、仕上材の切
断の仕方によって、図3に示すように剛板30を開口周
縁の一辺に臨む挿通口12に向けて開口させるようにし
たり、あるいは図4に示すように開口周縁の他辺に臨む
挿通口12に向けて開口させるようにしたりすることが
でき、剛板30を備えた蓋体の開閉方向を現場の使用状
況に応じて設定することができるようになっている。
又、この実施例においては、開口周縁の一辺に挿通口1
2が2個づつ配置されているが、各挿通口12に対応す
るように剛板30を複数枚で構成することにより、挿通
口12が1個の場合、あるいは2個の場合と必要に応じ
て蓋体の大きさを決めることができる。
【0023】図5及び図6は本発明に係る配線引出口の
構造の別の実施例を示す概略断面図である。この実施例
の配線引出口の構造は、上方に開口する床下空間Sを形
成する床材10と、該空間60の開口を閉塞するととも
に下方に支持脚31を備えた剛板30と、剛板30上に
載置される柔軟な仕上材20とにより構成され、剛板3
0は仕上材20の裏面に一体に設けられ、さらに剛板3
0周囲の仕上材20が一部を残して切断されて、仕上材
20の一部を支点に回動する蓋体が形成されている。
【0024】この実施例では、蓋体を支持する構造が図
1に示す実施例と異なっている。すなわち、蓋体を閉じ
たときに仕上材20と面一の高さに蓋体を支持するため
の支持脚31が剛板30の両側縁に下方突出して設けら
れている。
【0025】支持脚31は、剛板30と同様の剛性を備
えた金属、あるいは合成樹脂等の素材によって作製さ
れ、剛板30との一体加工により、あるいは別体で加工
されて剛板30あるいは仕上材20に取り付けられるこ
とにより形成されるようになっている。支持脚31は、
仕上材20の一部を支点に蓋体を開けたときに側縁部3
1aが開口周縁に引っかからないように、床面接地部3
1bが蓋体よりも短い長さで形成されており、支持脚3
1は蓋体の開閉とともに移動して蓋体の開閉の妨げとな
らないようになっている。なお、支持脚31の形態は、
配線ケーブルの引き出しの邪魔とならず、仕上材20と
面一の高さに蓋体を支持することができるものであれ
ば、どのような形態であっても良い。なお、支持脚31
の床面接地部31bにはゴム等の弾性材を貼着すること
によって、蓋体の開閉時、あるいは歩行によって音を発
生させないように構成しても良い。
【0026】なお、図1又は図5に示す配線引出口の構
造においては、図7に示すように剛板30に切欠部32
を設けたり、又、図2に示すように床材10に挿通口1
2を設けたりすることにより、床下の配線ケーブルを引
き出した状態で蓋体を閉じておくことができる構成とし
てもよい。
【0027】図8及び図9は本発明に係る配線引出口の
構造のさらに別の実施例を示す概略断面図であり、この
配線引出口の構造は、蓋体の開閉端側に、床下の配線ケ
ーブルC1又は床上の配線ケーブルC2を挿通させる挿
通口51を有するとともに蓋体周縁の仕上材20に接離
する面ファスナー52を先端裏面に有したノズル50を
設けて成るものである。ノズル50は蓋体の開閉端より
延出した状態で蓋体に固着されており、蓋体を閉じたと
きに配線ケーブルC2が挿通口51内に収容されるとと
もに、面ファスナー52が蓋体周縁の仕上材20を被係
合部にして係着するようになっている。この配線引出口
の構造にあっては、面ファスナー52の係着により蓋体
が不用意に開くことなく、又、配線ケーブルが引き出さ
れた状態で蓋体を閉じておくことができるようになって
いる。
【0028】さて、このような図1、図5、図8等にお
いて示される本発明に係る配線引出口の構造は、図10
に示すように、収納ピット40に面した空間S1、収納
ピット40に面しない空間S2、あるいは配線ケーブル
C1が収納される収納ピット40自体を床下空間にし
て、床材10の適宜箇所に適用することができる。そし
て、床下空間上に形成された配線引出口より配線ケーブ
ルを引き出せるようになっている。なお、本発明の配線
引出口は、図1に示すように床下のコンセントCに接続
配線する場合に限らず、配線ケーブルを床下から床上に
引き出して床上の機器、コンセント等に配線する場合、
あるいは、床下に配線ケーブルを通すために引き込み配
線する場合にも適用されるものである。
【0029】次に、このような配線引出口を形成する方
法として、以下の方法によれば、仕上材の正確な位置に
容易に蓋体を設けることができる。すなわち、図11に
示すように、床材10に上方に開口する床下空間Sを設
け、該空間60の開口を閉塞するように剛板30を配置
する。剛板30の配置は、図1に示すように段部11に
載置するようにしてもよく、又、図5に示すように支持
脚31によって支持するようにしてもよい。
【0030】次いで、図12に示すように、剛板30上
に柔軟な仕上材20を載置して剛板30と仕上材20と
を一体に貼り合わせる。貼り合わせの方法としては、剛
板30上に接着剤を刷毛塗り等によって塗布し、仕上材
20を載置して一体に貼り合わせる方法、あるいは予め
接着剤が片面に塗布されて剥離紙で被覆された剛板30
を用意し、剛板30の接着剤塗布面を上にして床下空間
Sの上に配置し、剥離紙を剥して仕上材20を載置し、
一体に貼り合わせる方法等を用いることができる。
【0031】そして、図13に示すように、仕上材20
の剛板30周囲を一部を残して切断する。このとき、仕
上材20を裏向きにして、剛板30を物差しに周囲を切
断することができ、したがって正確でしかも切断端面が
きれいな切れ込みを設けることができる。かかる仕上材
20を床下空間上に再配置すれば、図1に示すように、
仕上材20の一部を支点に回動する蓋体をもった配線引
出口を形成することができる。
【0032】なお、上記形成方法は、とくに現場におい
て行う施工に適したものであり、床下空間の開口を閉塞
するように配置された剛板に対して柔軟な仕上材が載置
され、かかる状態で剛板30と仕上材20とが一体に貼
り合わされることにより、蓋体を正確な位置に形成する
ことができ、又、仕上材20の切断に際しては、仕上材
20を裏向きにして剛板30を物差しに周囲を切断すれ
ば、正確でしかも切断端面がきれいな切れ込みを設ける
ことができ、かかる仕上材20を床下空間S上に再配置
することで、配線引出口の形成を容易に行うことができ
るようになっているので、作業者は熟練を要さず、しか
も施工を迅速に行えるという利点を有している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る配線
引出口の構造にあっては、仕上材自体が配線引出口の蓋
体の一部を構成する簡単な構造により、強度と開閉機能
を有する蓋体を備えた配線引出口を構成することがで
き、従来の配線引出口の構造と異なり、蓋部材が回動可
能に設置するための枠体や、蓋部材を枠体に取り付ける
ためのビス等の取付部材、さらには枠体を固定するボッ
クス等が不要な簡単な構造によって構成されてコストの
低減を図ることができ、又、ビス等の取付部材の締付作
業が要らず、施工作業を容易かつ迅速に行うことができ
るという効果を有している。さらに本発明に係る配線引
出口の構造にあっては、仕上材自体が蓋体上面を構成し
ており、フロア全体が仕上材で統一され、見栄えをよく
することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明に係る配線引出口の構造
の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】 請求項1記載の発明に係る配線引出口の構造
に適用される床材の実施例を示す平面図である。
【図3】 図2に示す実施例について蓋体の開閉状態の
一例を示す平面図である。
【図4】 図2に示す実施例について蓋体の開閉状態の
別例を示す平面図である。
【図5】 請求項2記載の発明に係る配線引出口の構造
の一実施例を示す概略断面図である。
【図6】 図5のI−I線端面図である。
【図7】 蓋体の別例を示す平面図である。
【図8】 請求項3記載の発明に係る配線引出口の構造
の一実施例を示す概略断面図である。
【図9】 図8に示す実施例についての要部斜視図であ
る。
【図10】 床材に対する配線引出口の形成箇所を示す
平面図である。
【図11】 本発明に係る配線引出口の構造について、
その配線引出口の形成方法の一工程を示す概略断面図で
ある。
【図12】 同じく配線引出口の形成方法の一工程を示
す概略断面図である。
【図13】 同じく配線引出口の形成方法の一工程を示
す概略断面図である。
【図14】 配線引出口を形成する床材の一例を示す斜
視図である。
【図15】 配線引出口を形成する床材の別例を示す斜
視図である。
【図16】 配線引出口を形成する床材のさらに別例を
示す斜視図である。
【図17】 配線引出口を形成する床材のまたさらに別
例を示す断面図である。
【図18】 従来の配線引出口の構造の施工方法を示す
概略断面図である。
【図19】 従来の配線引出口の構造を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
10 床材 11 段部 20 仕上材 30 剛板 31 支持脚 40 収納ピット 50 ノズル 51 挿通口 52 面ファスナー S 床下空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線ケーブルを引き出すための配線床に
    おける配線引出口の構造であって、 上方に開口する床下空間を形成するとともにその開口周
    縁に段部が形成される床材と、前記段部に載置されて床
    下空間の開口を閉塞する剛板と、床材上に載置される柔
    軟な仕上材とにより構成され、 前記剛板は仕上材の裏面に一体に設けられ、剛板周囲の
    仕上材が一部を残して切断されることにより、仕上材の
    一部を支点に回動する蓋体を形成して成ることを特徴と
    する配線床における配線引出口の構造。
  2. 【請求項2】 配線ケーブルを引き出すための配線床に
    おける配線引出口の構造であって、 上方に開口する床下空間を形成する床材と、該空間の開
    口を閉塞するとともに下方に支持脚を備えた剛板と、床
    材上に載置される柔軟な仕上材とにより構成され、 前記剛板は仕上材の裏面に一体に設けられ、剛板周囲の
    仕上材が一部を残して切断されることにより、仕上材の
    一部を支点に回動する蓋体を形成して成ることを特徴と
    する配線床における配線引出口の構造。
  3. 【請求項3】 配線ケーブルを挿通させる挿通口を有す
    るとともに、蓋体周縁の仕上材に接離する面ファスナー
    を裏面に有したノズルを蓋体の開閉端側に設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の配線床における配
    線引出口の構造。
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Cited By (1)

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