JPH081088U - クリップ - Google Patents
クリップInfo
- Publication number
- JPH081088U JPH081088U JP7288791U JP7288791U JPH081088U JP H081088 U JPH081088 U JP H081088U JP 7288791 U JP7288791 U JP 7288791U JP 7288791 U JP7288791 U JP 7288791U JP H081088 U JPH081088 U JP H081088U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- clip
- shape
- elastic
- main body
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- Pending
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- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 クリップ本体上1と本体下7とを回動自在に
係止し、弾性体3を本体上と本体下との間に一体化とし
て具備している。前記弾性体を本体上と本体下との結合
部に略V字形を形成する屈曲部を有し、また、弾性体を
略U字形として板厚の関係を円弧中央部を厚肉に本体
上、本体下との結合部近傍を薄肉とした偏肉となるよう
に形成されている。さらに、弾性体を波状の形状とした
構成からなるクリップ。 【効果】 クリップ本体と弾性体とを同一材料とするこ
とで、組立性や材料削減を図り安価なクリップを提供
し、さらに弾性体を高分子材料とすることによる、弾性
体の肉厚の偏肉や波状形状とし集中応力を防ぎ、耐久性
向上を図った、品質向上をも考慮した弾性体一体化のク
リップ。
係止し、弾性体3を本体上と本体下との間に一体化とし
て具備している。前記弾性体を本体上と本体下との結合
部に略V字形を形成する屈曲部を有し、また、弾性体を
略U字形として板厚の関係を円弧中央部を厚肉に本体
上、本体下との結合部近傍を薄肉とした偏肉となるよう
に形成されている。さらに、弾性体を波状の形状とした
構成からなるクリップ。 【効果】 クリップ本体と弾性体とを同一材料とするこ
とで、組立性や材料削減を図り安価なクリップを提供
し、さらに弾性体を高分子材料とすることによる、弾性
体の肉厚の偏肉や波状形状とし集中応力を防ぎ、耐久性
向上を図った、品質向上をも考慮した弾性体一体化のク
リップ。
Description
【0001】
本考案は、一般家庭やホテル・レストラン等の業務にてペーパーナプキンや布 ナプキンを服装の一部に挟む機能としてのクリップに関するものである。
【0002】
従来、この種のクリップは、クリップ本体に高分子材料を使用したとしても、 弾性体となる部分には板バネ、線バネ等金属材料を使用し回動する構造となって いた。すなわち、図6〜図7のように本体上13に突起部16を設け、さらに 本体下14にも突起部17を設け、本体上13と本体下14との間にバネ15を セットし、このバネ15の外れ等の防止のためバネ15に複数のスリット18を 形成し、このスリット18を本体上13の突起部16と本体下14との突起部1 7の間に具備することで組立性も容易となり、また、高分子材料に対し接触し て使用する金属の場合、機械オイル等の塗布は高分子材料への品質不良を起こす 問題ともなるため、バネ15の洗浄も十分に必要な条件となるなど、高分子材料 と金属材料を組み合わせることでのデメリットが多いのである。
【0003】
しかし、上記クリップの槽造ではバネ15を本体上13.本体下14に具備す るためのスリット18等の加工が必要となり、加工することによるバリの除去や 、前述でのオイル洗浄等高分子材料を使用することによる問題点も多く、各部品 の加工も多い、また部品の組み合わせということでの組立性への問題等安価にで きない問題があった。
【0004】 本考案は、このような従来の課題解決のためになされたものであって、クリッ プ本体と弾性体となるバネを同一材の高分子材料とすることで材料費や組立性を 考慮した安価なクリップを提供するものである。
【0005】
上記の目的を達成するための本考案の第1の手段は、クリップとなる本体上と 本体下とを水平状態となる展開状態上で本体上と本体下との間に結合するよう具 備する略U字形の弾性体を一体成形したものである。
【0006】 また第2の手段として、弾性体と本体上と本体下との間に一体化することで、 弾性体の端部と本体上、本体下との結合部となる箇所に略V字形からなる屈曲部 を形成している。
【0007】 さらに第3の手段として、本体上と本体下との間に一体成形で具備する略U字 形の弾性体の円弧中央部を他の弾性体部の板厚より厚肉とする偏肉での形成とな っている。
【0008】 さらに、第4の手段として、略U字形の弾性体の形状を波形状とした構造を設 けている。
【0009】
以下その実施例を添付図面を参照して説明する。 図1〜図5において、1は本体上で、軸部2を形成し、ナプキン等を挟む挟み 突起部6を設け、反対となる他端に突起部5を形成している。7は本体下で、軸 受部8を形成し、本体上1との嵌合する挟み突起部11を先端に設け、反対とな る他端に突起部10を形成している。
【0010】 3は略U字形を形成する弾性体で、円弧中央部の厚みaと本体上1本体下7と の結合近傍付近の厚みbとの板厚の関係はa>bとなっている。4・9は略V字 形を形成する屈曲部で本体上1の突起部5と本体下7の突起部10との近傍に具 備されている。12は波形部で、弾性体3に形成されている。
【0011】 上記の構成において、図1に示す状態が高分子材料を成形する時の展開状態で 、弾性体3の屈曲部4・9を回動支点として、本体上1と本体下7を回動させ本 体上1に形成する軸部2と本体下7に形成する軸受部8とで嵌合し係止させる。
【0012】 組立状態は、図3に示す状態となってクリップの組立が完了する。本体上1の 突起部5と本体下7の突起部10の近傍を指等で押圧することで、本体上1の軸 部2と本体下7の軸受部8との係止部を回動支点として、本体上1と本体下7が 回動し挟み突起部6・11が開方となる。
【0013】 この時回動範囲以上となって、弾性体3が必要以上な屈曲による破壊を防ぐた め本体上1と本体下7に設けた突起部5・10がストッパーの役割を達す構造と なっている。さらに、押圧状態の場合、略U字形を形成する弾性体3の円弧中央 部に対し応力が集中することで、弾性体3の円弧中央部の板厚aを本体上1、本 体下7の結合近傍の板厚bとの板厚関係をa>bとすることで、円弧中央部への 応力集中対し板厚変化による応力の分散を図り高分子材料のクラック等の品質問 題に対し耐える応力分散形状となっている。
【0014】 また、弾性体3の板の形状を波状となる波形部12とすることで、前述と同じ ように応力を波形形状によって集中することなく分散することで、高分子材料か ら形成する弾性体3の破壊を阻止できるものである。
【0015】
以上のように本考案によれば、次のような種々の効果を奏するものである。 クリップの本体と、弾性体を同一材とすることにより部品点数の削減や、組立工 数の削減を図ることで、従来より安価なクリップの提供が可能となる。
【0016】 弾性体と本体上・本体下との結合部を略V字形の屈曲部とすることで、クリッ プ組立時やクリップを押圧した状態の時、略V字形となる形状から屈曲等の力に 対し対応できる構造となることにより耐久性に優れた製品の提供をする。
【0017】 弾性体を略U字形とし円弧中央部を他の面より厚肉となる偏肉形状とすること で、クリップを押圧した状態での円弧中央部の屈曲量が他の面より大きくなるこ とから、応力集中を分散する形状となる構造とすることで、耐久性に優れた製品 の提供となり、また挟み力の向上を図るものである。
【0018】 弾性体の長手方向に対し波形形状となる波形部を設けることにより、円弧の連 続形状上応力が一部に集中することなく分散する効果が得られ耐久性に優れた製 品の提供をするものである。
【図1】本考案の実施例を示すクリップ本体の展開状態
の全体図である。
の全体図である。
【図2】弾性体の波形部を示す要部断面図でA−A断面
である。
である。
【図3】クリップ本体を回動自在に係止した状態を示す
組立状態の全体図である。
組立状態の全体図である。
【図4】本体上と本体下とを軸部及び軸受部とを係止し
た状態を示す要部断面図でB−B断面である。
た状態を示す要部断面図でB−B断面である。
【図5】クリップを押圧した状態を示す全体図である。
【図6】従来例のクリップ本体を示す断面図である。
【図7】従来例のバネの斜視図である。
1 本体上 2 本体下 3 弾性体 4 屈曲部 9 屈曲部 12 波形部
Claims (4)
- 【請求項1】 高分子材料からなる軸部を形成する本体
上と、軸受部を形成する本体下とを回転自在に結合し、
前記本体上と本体下との間に略U字形を有する弾性体
と、この弾性体を前記本体上と本体下とかなる一体化と
して具備してなることを特像としたクリップ。 - 【請求項2】 本体上と本体下との間に具備する弾性体
の略U字形との結合部を略V字形となる屈曲部を形成す
る実用新案登録請求の衡囲第1項記戴のクリップ。 - 【請求項3】 弾性体となる略U字形の円弧中央部を厚
肉として他の部分との偏肉を形成する実用新案登録請求
の範囲第2項記載のクリップ。 - 【請求項4】 弾性体となる略U字形の形状を波形部に
形成する実用新案登録請求の衡囲第3項記戟のクリッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7288791U JPH081088U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7288791U JPH081088U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081088U true JPH081088U (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=13502305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7288791U Pending JPH081088U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081088U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003042109A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-13 | Foster Electric Co Ltd | クリップ |
JP2019098161A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 株式会社協永アクセサリー | イヤリング |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP7288791U patent/JPH081088U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003042109A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-13 | Foster Electric Co Ltd | クリップ |
JP2019098161A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 株式会社協永アクセサリー | イヤリング |
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