JP3025403U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP3025403U
JP3025403U JP1995013705U JP1370595U JP3025403U JP 3025403 U JP3025403 U JP 3025403U JP 1995013705 U JP1995013705 U JP 1995013705U JP 1370595 U JP1370595 U JP 1370595U JP 3025403 U JP3025403 U JP 3025403U
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JP
Japan
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pressing members
holding plates
circular
bifurcated
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JP1995013705U
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English (en)
Inventor
嘉宏 北村
Original Assignee
サンケーキコム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要に応じて、二枚の挾持板2,2に取り付け
られている金属線からなる二股状の押え部材4,4の向
きを、容易に変えることができるようにする。その際、
所定箇所において、押え部材4,4を安定して静止させ
ることができるようにする。 【解決手段】二枚の挾持板2,2の外面に円形突起3,
3をそれぞれ形成する。両円形突起3,3に二股状の押
え部材4,4の円形係合部4a,4aをそれぞれ嵌合する。
前記挾持板2,2の先端に連接した折返片5,5を前記
円形突起3,3の外側に折り返す。前記挾持板2,2の
外面と前記折返片5,5の少なくとも一方に、前記円形
突起3,3を回転中心として前記押え部材4,4を回し
てその向きを変えたとき、所定箇所において押え部材
4,4の金属線が係合してそれを静止させ得る凹凸部を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、板ばねを折曲して作ったクリップ本体の二枚の挾持板に取り付けら れている金属線からなる押え部材の向きを変えることができるようにしたクリッ プに関するもので、特に、挾持板に対して押え部材を所定箇所において安定して 静止させることができるように改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
板ばねを折曲して作ったクリップ本体1'の二枚の挾持板2',2'に、金属線から なる二股状の押え部材3'を取り付けたクリップ(例えば、図6に示すようなもの )は、従来から広く利用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この形式のクリップにあっては、挾持板2'に対する押え部材3'の向きを変える ことができないから、紙などを挟んだ状態で押え部材3',3'を図6に示す状態か ら反対側に折り返したとき、これが邪魔になることが多かった。 本考案は、このような場合には挾持板に対する押え部材の向きを変えることが できるようにしたものであり、特に、挾持板に対して向きを変えた押え部材を所 定箇所において安定して静止させることができるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、板ばねを折曲して作ったクリップ本体 1の二枚の挾持板2,2の外面に円形突起3,3をそれぞれ形成し、両円形突起 3,3に金属線を折曲して作った二股状の押え部材4,4の円形係合部4a,4aを それぞれ嵌合し、前記挾持板2,2の先端に連接した折返片5,5を前記円形突 起3,3の外側に折り返すとともに、前記挾持板2,2の外面と前記折返片5, 5の内面の少なくとも一方に、前記円形突起3,3を回転中心として前記押え部 材4,4を回してその向きを変えたとき、所定箇所において二股状の押え部材4 ,4の金属線が係合してそれを静止させ得る凹凸部を形成したものである。
【0005】 このようにすると、二枚の挾持板2,2に取り付けられている二股状の押え部 材4,4を前記円形突起3,3を回転中心として回すことができ、必要に応じて その向きを容易に変えることができる。そして、その際、二股状の押え部材4, 4の金属線が所定箇所において凹凸部と係合してその位置で押え部材4,4を安 定して静止させることができる。 一方、挾持板2,2と折返片5,5とのそれぞれの隙間から二股状の押え部材 4,4の先を単に差し込むだけでその円形係合部4a,4aがいずれも二枚の挾持板 2,2の円形突起3,3にそれぞれ嵌合し、二股状の押え部材4,4を二枚の挾 持板2,2に簡単に取り付けることができるのみならず、一旦嵌合せしめられた 両押え部材4,4が円形突起3,3から抜け落ちにくい。 また、二枚の挾持板2,2に取り付けられている押え部材4,4の先端は隠れ ているから、その部分が邪魔になることはない。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を添付の図面に基いて詳細に説明する。 クリップ本体1は板ばねを図2及び図3に示すようにほぼ断面二等辺三角形の 形状に折曲することによって作ることができ、その二枚の挾持板2,2の外面に はいずれも、図1〜図5に示すように、円形突起3,3をそれぞれ形成する。 一方、二枚の挾持板2,2に取り付けるべき二股状の押え部材4,4は金属線 を折曲することによって作ることができ、図1及び図5に示すように、少なくと もその先端側に円形係合部4a,4aを形成する。そして、前記円形突起3,3にこ の円形係合部4a,4aをそれぞれ嵌合する。 このようにすると、二枚の挾持板2,2に取り付けられている二股状の押え部 材4,4を前記円形突起3,3を回転中心として回すことができ、必要に応じて その向きを容易に変えることができる。 図面に示す押え部材4,4は、前記円形係合部4aと反対側の基部側に環状部4b が形成されており、しかも、前記円形係合部4aとこの環状部4bとの間が平行にな った形をしているが、少なくとも先端側に円形係合部4aが形成されておれば、全 体の形状はここに示す場合のみに限定されるものではない。
【0007】 また、前記二枚の挾持板2,2の先端に折返片5,5を連接し、両折返片5, 5を前記円形突起3,3の外側に折り返し、二枚の挾持板2,2の外面に形成さ れている円形突起3,3の外側を両折返片5,5でそれぞれ覆う。 このようにすると、挾持板2,2と折返片5,5とのそれぞれの隙間から二股 状の押え部材4,4の先を単に差し込むだけでその円形係合部4a,4aがいずれも 二枚の挾持板2,2の円形突起3,3にそれぞれ嵌合し、二股状の押え部材4, 4を二枚の挾持板2,2に簡単に取り付けることができるのみならず、一旦嵌合 せしめられた両押え部材4,4は円形突起3,3から抜け落ちにくい。また、二 枚の挾持板2,2に取り付けられている押え部材4,4の先端は、折返片5,5 によって隠されているから、紙などを挟んで使用している場合にもその部分が邪 魔になることはない。
【0008】 そして、前記挾持板2,2の外面と前記折返片5,5の内面の少なくとも一方 に、前記円形突起3,3を回転中心として前記押え部材4,4を回してその向き を変えたとき、所定箇所において二股状の押え部材4,4の金属線が係合してそ れを静止させ得る凹凸部を形成する。 図面に例示する凹凸部は、図1及び図5に示すように、クリップ本体1の下側 中央とそれより上側の左右両側とに設けられている。それらを更に具体的に説明 すると、クリップ本体1の下側中央部分の凹凸部は、前記両折返片5,5の下辺 に近い部分を所定幅(二股状の押え部材4,4の前記平行部分4c,4cが嵌まり得 る横幅)だけ残してその左右両側付近からコーナーに達する部分を左右対称的に 窪ませた凹部6,6と両凹部6,6間である窪んでいない部分7との境目部分に 形成される段部8,8からなっている。また、クリップ本体1の左右両側の凹凸 部は、前記両折返片5,5の下側のコーナー付近における前記凹部6,6と両折 返片5,5の左右両側における窪んでいない部分7',7'との境目部分に形成され る段部8',8'と、前記挾持板2,2の上端近くの外面に突出せしめた左右二つの 突起9,9とからなっている。
【0009】 前記両折返片5,5における凹部6,6と両凹部6,6間である窪んでいない 部分7との境目部分に段部8が形成されていると、二枚の挾持板2,2に取り付 けられている二股状の押え部材4,4を前記円形突起3,3を回転中心として回 してその向きを変えたとき、二股状の押え部材4,4の平行部分4c,4cが、図1 及び図5の鎖線で示すように、該段部8,8と係合し、その位置で押え部材4, 4を縦向きに安定して静止させることができる。 また、両折返片5,5の下側のコーナー付近における前記凹部6,6と両折返 片5,5の左右両側における窪んでいない部分7',7'との境目部分に段部8',8' が、また、前記挾持板2,2の上端近くの外面に左右二つの突起9,9がそれぞ れ形成されていると、二枚の挾持板2,2に取り付けられている二股状の押え部 材4,4を前記円形突起3,3を回転中心として左右いずれかの方向に回してそ の向きを変えたとき、二股状の押え部材4,4の平行部分4c,4cが、図1及び図 5の実線で示すように、両折返片5,5側の左右いずれかの段部8',8'と挾持板 2,2側の左右いずれかの突起9,9とに係合し、その位置で押え部材4,4を 横向きに安定して静止させることができる。この場合において、二股状の押え部 材4,4は図1及び図5の実線の位置だけでなく、左右いずれの向きでも静止さ せることが可能である。
【0010】 二股状の押え部材4,4の金属線が係合してそれを静止させ得る凹凸部は、図 面に示す形式のもののみに限定されるものではない。例えば、前記折返片5にお ける凹部6,6と両凹部6,6間である窪んでいない部分7との境目部分に形成 されている段部8,8からなる凹凸部や、折返片5側の段部8'と挾持板2側の突 起9とからなる凹凸部に代えて、二枚の挾持板2,2側に前記突起9と同じよう な突起を単に形成し、これらを二股状の押え部材4,4の金属線が係合してそれ を静止させ得る凹凸部としてもよい。
【0011】
【考案の効果】 本考案によれば、二枚の挾持板2,2に取り付けられている二股状の押え部材 4,4を円形突起3,3を回転中心として回すことができるから、必要に応じて その向きを容易に変えることができる。そして、その際、二股状の押え部材4, 4の金属線が所定箇所において凹凸部と係合してその位置で押え部材4,4を安 定して静止させることができる。 一方、挾持板2,2と折返片5,5とのそれぞれの隙間から二股状の押え部材 4,4の先を単に差し込むだけでその円形係合部4a,4aがいずれも二枚の挾持板 2,2の円形突起3,3にそれぞれ嵌合するから、二股状の押え部材4,4を二 枚の挾持板2,2に簡単に取り付けることができるのみならず、一旦嵌合せしめ られた両押え部材4,4が円形突起3,3から抜け落ちにくい。 また、二枚の挾持板2,2に取り付けられている押え部材4,4の先端は隠れ ているから、その部分が邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるクリップの一例を示す正面図で、
押え部材を横向きに位置させた状態を示す。
【図2】本考案によるクリップの一例を示す側面図で、
押え部材を縦向きに位置させた状態を示す。
【図3】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図5】使用状態を示す斜視図で、折返片の一部を切り
欠いて示す。
【図6】従来のクリップの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1─クリップ本体、2─挾持板、3─円形突起、4─押
え部材、4a─円形係合部、5─折返片、6─凹部、7,
7'─窪んでいない部分、8,8'─段部、9─突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ばねを折曲して作ったクリップ本体1の
    二枚の挾持板2,2の外面に円形突起3,3をそれぞれ
    形成し、両円形突起3,3に金属線を折曲して作った二
    股状の押え部材4,4の円形係合部4a,4aをそれぞれ嵌
    合し、前記挾持板2,2の先端に連接した折返片5,5
    を前記円形突起3,3の外側に折り返すとともに、前記
    挾持板2,2の外面と前記折返片5,5の内面の少なく
    とも一方に、前記円形突起3,3を回転中心として前記
    押え部材4,4を回してその向きを変えたとき、所定箇
    所において二股状の押え部材4,4の金属線が係合して
    それを静止させ得る凹凸部を形成したことを特徴とする
    クリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024245A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Hiroshi Uchida クリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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