JPH063291Y2 - ごとく - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はガスレンジ等の火口の周りに置き、その上にや
かんや鍋等を載せるごとくに関する。

従来の技術 第５図は従来のごとくの斜視図を示す。ごとく１は、周
辺部２と、この周辺部２とは別体で且つ一端がこの周辺
部２に取り付けられている複数の突出部３とを具備して
おり、この突出部３にやかんや鍋等が載せられる。突出
部３の前記一端の先端部分は、周辺部２に設けた開口中
に挿入されて後溶接等によって周辺部２に固定されてい
る。

考案が解決しようとする課題 従って、このごとくを製作するに当たっては、上記突出
部の材料費を必要とするのみならず、この突出部を製作
し、そしてごとくの周辺部に溶接等によって取り付ける
工数がかかる。

本考案は以上のことに鑑みてなされたもので、材料費が
節減でき、製作工数が少なく、従ってコストの低いごと
くを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 以上の課題を解決するために本考案のごとくは、略枠状
に打ち抜かれた周辺部とこの周辺部と一体に形成されて
周辺部の内側に向かって突出された突出部とを有してお
り、前記突出部は周辺部から切り起こされている。

作用 突出部がやかんや鍋等を支える。

実施例 第１図および第２図は、本考案の第１の実施例を示し、
第１図は平面図を、第２図は斜視図をそれぞれ示す。

ごとく１は、矩形の略枠状に形成された周辺部２と、こ
の周辺部からこの周辺部の内側に突出した略棒状で複数
の突出部３とで構成されている。突出部３と周辺部２は
一体として金属板を打ち抜いて形成される。従って、周
辺部２は、初めから略枠状に形成されていることにな
る。この打ち抜きのときに、周辺部２に細い切り込み41
と42を設けて、突出部３の根本部分４をやや幅広に形成
する。そして、突出部３を、切り込み41と42の先端を結
ぶ直線43に沿って起こす、即ち、ごとく１の上方へ約90
°折り曲げて突出部３の形成が終了する。

なお、これら突出部３に加えて、突出部３と同形の突出
部3aをそれぞれの突出部３に対向するように形成したも
のも本実施例に含まれる。この場合は、やかんや鍋等を
支える突出部の個数が増加しているので、より重いやか
んや鍋等を突出部に載せることが可能になる。

第３図および第４図は本考案の第２の実施例を示し、第
３図は平面図を第４図は斜視図をそれぞれ示す。第２の
実施例では、周辺部２が円形の略枠状である点以外は、
第１の実施例と同等である。

なお、周辺部２の形状は、以上の実施例に示した矩形又
は円形の略枠状にこだわるものではなく、任意の形状、
例えば五角形や六角形等とすることができる。また、突
出部３の個数も３個以上の任意の個数とすることができ
る。

考案の効果 以上説明したように本考案は、略枠状に打ち抜かれた周
辺部とこの周辺部と一体に形成されて周辺部の内側に向
かって突出された突出部とを有するごとくであって、前
記突出部は周辺部から切り起こされているので、材料費
が節減でき、製作工数が少なく、従ってコストの低いご
とくを提供することができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本考案の第１の実施例を示し、
第１図は平面図を、第２図は斜視図をそれぞれ示す。第
３図および第４図は本考案の第２の実施例を示し、第３
図は平面図を第４図は斜視図をそれぞれ示す。第５図は
従来のごとくの斜視図を示す。 １…ごとく、２…周辺部、３…突出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】略枠状に打ち抜かれた周辺部とこの周辺部
   と一体に形成されて周辺部の内側に向かって突出された
   突出部とを有するごとくにおいて、前記突出部は周辺部
   から切り起こされていることを特徴とするごとく。