JPH08108236A - 薄板リングの成形、溶接方法及び装置 - Google Patents

薄板リングの成形、溶接方法及び装置

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JPH08108236A
JPH08108236A JP26197994A JP26197994A JPH08108236A JP H08108236 A JPH08108236 A JP H08108236A JP 26197994 A JP26197994 A JP 26197994A JP 26197994 A JP26197994 A JP 26197994A JP H08108236 A JPH08108236 A JP H08108236A
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秀樹 大高
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孝一 小松
Kenji Nakajima
研志 中島
Toshiyasu Kashimura
寿康 樫村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄板素材を雄型に押圧して該雄型と薄板素材と
の相対位置を固定した状態で円弧状に成形すると共に該
薄板素材の両端部を円弧状部よりも小さい曲率半径に一
度形成した後、薄板素材をリング状に形成して薄板素材
の両端部を非常に精度よく突き合わせて溶接して薄板リ
ングを製作する装置を1台の装置内に組み込み、円形の
薄板リングを連続して自動的に効率よく製作できるよう
にする。 【構成】薄板素材9を断面円形の雄型2に押圧して該雄
型と薄板素材9との相対位置を固定した状態で雌型4を
軽く作動させて薄板素材9を円弧状に予備成形し、更に
薄板素材9の両端部9aを円弧状部よりも小さい曲率半
径に形成した後、雌型4を雄型2に強く押圧して薄板素
材9をリング状に形成し、薄板素材9の両端部9aを非
常に精度よく突き合わせ引き続いて溶接装置8により該
両端部を溶接するようにした装置を1台の装置に組み込
んだ構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板リングの成形、溶
接方法及び装置に係り、特に薄板素材を断面円形の雄型
に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状
態で雌型を軽く作動させて薄板素材を円弧状に予備成形
し、更に薄板素材の両端部を円弧状部よりも小さい曲率
半径に形成した後、雌型を雄型に強く押圧して薄板素材
をリング状に形成し、薄板素材の両端部を非常に精度よ
く突き合わせて溶接して薄板リングを製作することによ
り、薄板素材成形時の両端部の突合せ位置を常に溶接装
置の下方に安定して位置させて確実に溶接できるように
すると共に、溶接された両端の突合せ部が突き出したお
むすび形になることなく円形の薄板リングを自動的に効
率よく製作できるようにした薄板リングの成形、溶接方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃焼室であるシリ
ンダ及びピストンは、熱等による高負荷が作用する過酷
な条件での長期間の耐久性が要求される機構部品であ
り、その高負荷対策として、ピストンのトップリング溝
近くにリング状冷却路を設け、該リング状冷却路中に冷
却剤を循環させてピストンを冷却するようにしたピスト
ンが採用されている。
【0003】効率よくピストンを冷却するためには、リ
ング状冷却路をリング溝にできるだけ接近させて設ける
ことが必要となるが、従来のリング状冷却路は、ピスト
ン鋳造時に中子を用いてリング状冷却路をピストンと一
体で成形して製作されているため、鋳造時の中子の位置
ずれの問題からリング状冷却路をリング溝に接近させて
設けることが困難であり、十分な冷却を行うことができ
なかった。
【0004】最近、リング状冷却路をリング溝に接近さ
せて設けるために、ピストンのアルミニウム合金と同一
の熱膨張率を持つ金属の薄板を断面コの字形にロール成
形し、該薄板を対摩耗性が高く、ピストンのアルミニウ
ム合金と同一の熱膨張率を持つ例えばニレジスト材で製
作された鋳物製リングの内周部に溶接してリング状冷却
路を形成したピストン用耐摩環をアルミニウム合金製の
ピストンのトップリング溝近くに鋳込んでピストンを製
作することが提案されている。
【0005】この場合、断面コの字形の金属の薄板は、
従来例えば幅18mm,長さ290mm,厚さ0.6m
m程度の金属の薄板をロール成形機にかけて円弧状に形
成し、次いで該円弧状に成形された金属の薄板を溶接装
置の断面円形の治具に装着して金属の薄板の端部同士を
突き合わせて溶接してリング状(薄板リング)にし、更
に断面コの字形にロール成形して製作されていた。
【0006】しかし該薄板リングの製作には、ロール成
形機及び溶接装置の2つの装置が必要となり、多額の設
備費を要するばかりでなく、円弧状リングの溶接時に円
弧状の金属の薄板の要溶接部である端面を溶接装置の溶
接トーチの位置に合わせて位置決めして治具に装着しな
けばならないため多くの工数を要し、また該位置決めが
不完全だと溶接が不十分となってしまうという欠点があ
った。
【0007】また金属の薄板の長さのばらつきによって
円弧状の金属の薄板の合せ目が重なったり、又は隙間が
できたり、或いは成形された金属の薄板の端部がおむす
び形となって尖った形状となるため、該合せ目にV字形
の隙間ができたりしてうまく溶接できないという欠点が
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、薄板素材を断面円形の雄型に押圧
して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状態で薄
板素材を円弧状に成形することにより、円弧状薄板素材
の合せ目を常に溶接トーチの下方の一定位置に位置決め
できるようにすることであり、またこれによって円弧状
薄板素材の位置調節作業を不要化して効率よく薄板リン
グを製作できるようにすることである。
【0009】また他の目的は、薄板素材を断面円形の雄
型に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した
状態で薄板素材を円弧状に成形し、更にそのまま該薄板
素材の両端部を突き合わせて溶接することにより、1台
の装置でリング状成形と合せ目の溶接を連続して行うこ
とができるようにすることであり、またこれによって薄
板リングを溶接装置にセットし直す必要をなくして容
易、かつ効率よく薄板リングを製作できるようにするこ
とである。
【0010】更に他の目的は、薄板素材を断面円形の雄
型に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した
状態で薄板素材を円弧状に成形し、更に薄板素材の両端
部近くを円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径とな
るように形成した後、薄板素材の両端部を突き合わせて
合せ目を溶接することにより、薄板素材の長さ及び円弧
状の成形精度のばらつきを吸収して両端部が確実に突き
合わされるようにすることであり、またこれによって合
せ目が重なったり、隙間が開いたり、またV字形の隙間
が開いたりすることなく、確実に溶接できるようにして
高精度で溶接強度の確保された薄板リングを容易に製作
できるようにすることである。
【0011】また他の目的は、薄板素材を断面円形の雄
型に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した
状態で薄板素材を円弧状に成形し、更に薄板素材の両端
部近くを円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径とな
るように形成した後、断面円形の雄型と雌型とで挟持し
て円形に矯正し、薄板素材の両端部を突き合わせて合せ
目を溶接することにより、該溶接部が突き出したおむす
び形のリングとなるのを防止することである。
【0012】更に他の目的は、押圧装置により薄板素材
の中央部を断面円形の雄型に押圧して該雄型と薄板素材
との相対位置を固定した状態で複数に分割された雌型を
作動させ、薄板素材を該雌型と雄型とで挟持して円弧状
にプレス加工し、更に薄板素材の両端部を突き合わせて
溶接する一連の作業を1台の薄板リングの成形、溶接装
置で行うことにより、薄板リングを連続して自動的に製
作できるようにすることである。
【0013】また他の目的は、押圧装置により薄板素材
の中央部を断面円形の雄型に押圧して該雄型と薄板素材
との相対位置を固定した状態で複数に分割された雌型を
作動させて薄板素材を円弧状に予備成形すると共に、該
薄板素材の両端部を予備成形装置で押圧して補助雄型に
沿って雄型の曲率半径よりも小さい曲率半径に形成した
後、再び雌型を作動させて薄板素材を雄型との間で挟持
して薄板素材の形状を矯正しながら円弧状に形成し、薄
板素材の両端部を突き合わせて溶接することにより、き
れいな円形をした薄板リングを自動的に製作できるよう
にすることであり、またこれによって断面コの字形に成
形する後工程の作業を容易化して高精度のピストン用耐
摩環を製作できるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、薄板素材を断面円形の雄型に押圧して該雄
型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前記薄
板素材を前記雄型に巻き付けて円弧状に成形し、前記薄
板素材の両端部を突き合わせて溶接してリング状に成形
することを特徴とするものである。
【0015】また本発明方法(請求項2)は、薄板素材
を断面円形の雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との
相対位置を固定した状態で前記薄板素材を前記雄型に巻
き付けて円弧状に成形し、前記薄板素材の両端部近くを
前記円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるよ
うに形成した後、前記薄板素材の両端部を突き合わせて
溶接してリング状に成形することを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明方法(請求項3)は、薄板素材
を断面円形の雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との
相対位置を固定した状態で前記薄板素材を前記雄型に巻
き付けて円弧状に成形し、前記薄板素材の両端部近くを
前記円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるよ
うに予め形成した後、前記円弧状薄板素材を前記雄型と
雌型とによって挟持して円形に矯正し、前記薄板素材の
両端部を突き合わせて溶接してリング状に成形すること
を特徴とするものである。
【0017】また本発明装置(請求項4)は、薄板素材
を巻き付けて円形に成形する断面円形の雄型と、複数に
分割されて構成され前記雄型に接近又は離脱して前記雄
型との間に前記薄板素材を挟持してリング状にプレス加
工する雌型と、前記薄板素材の成形に先立って該薄板素
材を前記雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との相対
位置を固定する押圧装置と、リング状に成形された前記
薄板素材の両端部を突き合わせて溶接する溶接装置とを
備え、該押圧装置で前記薄板素材を前記雄型に押圧して
該雄型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前
記薄板素材を前記雄型に巻き付けて円弧状に成形し前記
薄板素材の両端部を突き合わせて溶接するように構成し
たことを特徴とするものである。
【0018】また本発明装置(請求項5)は、薄板素材
を巻き付けて円形に成形する断面円形の雄型と、複数に
分割されて構成され前記雄型に接近又は離脱して前記雄
型との間に前記薄板素材を挟持してリング状にプレス加
工する雌型と、前記雄型に出没自在に組み込まればねに
よって該雄型から半径方向に突出するように付勢されて
配設された補助雄型と、前記薄板素材の両端部近くを押
圧して前記補助雄型に沿って前記薄板素材の両端部を前
記雄型の曲率半径よりも小さい曲率半径に形成する予備
成形装置と、前記薄板素材の成形に先立って該薄板素材
を前記雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との相対位
置を固定する押圧装置と、リング状に成形された前記薄
板素材の両端部を突き合わせて溶接する溶接装置とを備
え、前記押圧装置で前記薄板素材を前記雄型に押圧して
該雄型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前
記雌型を作動させて前記薄板素材を円弧状に予備成形す
ると共に、該薄板素材の両端部を予備成形装置で押圧し
て該薄板素材を補助雄型に沿って前記雄型の曲率半径よ
りも小さい曲率半径に形成した後、前記雌型を前記雄型
に強く押圧して前記補助雄型を該雄型中に押し込んで前
記薄板素材をリング状に形成し、前記薄板素材の両端部
を突き合わせて溶接するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0019】
【作用】本発明の薄板リングの成形、溶接装置は、1台
の装置に成形装置と溶接装置とを備えているので、薄板
素材を薄板リングの成形、溶接装置に供給するだけで薄
板素材を薄板リングの成形から両端部の溶接まで極めて
効率よく行って薄板リングを自動的に製作することがで
きるようにすることである。
【0020】また押圧装置で薄板素材の中央を雄型に押
圧して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状態で
雄型に巻き付けて円弧状に成形するようにしたので、両
端部の合せ目は必ず溶接装置の下方の所定位置に位置
し、確実に合せ目を溶接することができ、また薄板素材
を円弧状に予備成形した後、該薄板素材の両端部を予備
成形装置で押圧して補助雄型に沿って雄型の曲率半径よ
りも小さい曲率半径に形成してから円弧状に形成し、薄
板素材の両端部を突き合わせるようにしたので合せ目が
重なったり、隙間ができたりすることなく極めて精度よ
く突き合わされ、強固な溶接を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1及び図2において、本発明に係る薄板リング
の成形、溶接装置1は、雄型2と、補助雄型3と、雌型
4と、予備成形装置5と、押圧装置6と、溶接装置8と
を備えている。
【0022】雄型2は、雌型4と共に薄板素材9を円弧
状に成形するためのものであって、鉄製の断面円形に形
成された型であり、基台10に手前側に突出して固定さ
れ、頂部に溶接時の逃げとして溝2aが設けられ、雄型
2の外周の形状に沿って薄板素材9を巻き付けて円弧状
に成形するようになっている。
【0023】雄型2の直径は、その円周長さが薄板素材
9の長さと同じ長さに設定されており、薄板素材9を雄
型2に巻き付けたとき、該薄板素材9の両端部9aが互
いに突き合わされるようになっている。
【0024】雌型4は、薄板素材9を雄型2との間に挟
持して円弧状に成形するためのものであって、図示の実
施例においては、下雌型4a、右雌型4b及び左雌型4
cの3つの型に分割されて構成されている。
【0025】下雌型4aは、雄型2に対抗して上方に開
いた半円形の彫り込みが形成された型であり、半円形の
半径は雄型2の半径より薄板素材9の厚み分だけ大きな
半径に設定され、基台10に固定されたガイドレール1
1により案内されて上下方向に往復動自在に配設された
可動台12上に固定されている。
【0026】そして可動台12を上昇させて下雌型4a
と雄型2とで薄板素材9を挟持してU字形に成形するよ
うになっている。
【0027】右雌型4b及び左雌型4cは、夫々下雌型
4aと同じ半径の4分円の彫り込みが形成された型であ
り、雄型2の左右に配設されたガイドレール13により
案内されて左右に往復動自在に構成された右移動台14
及び左移動台15に固定され、該右移動台14及び左移
動台15は夫々基台10に固定されたシリンダ16,1
8のシリンダロッド19,20に連結されており、シリ
ンダ16,18を作動させることにより、右移動台14
及び左移動台15を左右に移動させて右雌型4b及び左
雌型4cを雄型2に接近又は離脱させるようになってい
る。
【0028】そして右移動台14及び左移動台15を左
又は右に移動させて雄型2に接近させたとき、右雌型4
bと左雌型4cとで下雌型4aと同じ半径の下に開いた
半円形の彫り込みが形成されるようになっているが、溝
2aに対向する部分は溶接装置8が進入できるように開
放されており、右雌型4b及び左雌型4cと雄型2とで
薄板素材9を挟持して円弧状に成形するようになってい
る。
【0029】補助雄型3は、薄板素材9を雄型2の曲率
半径よりも小さい曲率半径に成形するためのものであっ
て、図5から図7において、雄型2の左右斜め上方に設
けられた溝2bに出没自在に嵌合して配設された長方体
の型であり、外周は該雄型2の曲率半径と同じ曲率半径
に形成され、また溝2b中にはばね21が組み込まれて
補助雄型3を雄型2から突出させるように付勢してい
る。
【0030】補助雄型3に外方からばね21の力より大
きな力が作用すると、補助雄型3は溝2b中に押し込ま
れて雄型2と補助雄型3とで断面が円形の雄型を構成す
るようになっている。
【0031】予備成形装置5は、薄板素材9の端部9a
近くを押圧して該薄板素材9の端部9aが直線的になっ
て上方に向けて尖った形状になったものを矯正して他の
部分と同様に丸く形成すると共に、左右の一対の端部9
aのずれ等を矯正してきれいに揃え、溶接作業に支承が
ないようにするためのものであって、右雌型4b上に配
設されている。
【0032】右雌型4bには、L字形の押え爪22がピ
ン23によって回動自在に配設され、右雌型4bに固定
されたシリンダ24のピストンロッド25とリンク26
によって連結されており、シリンダ24を作動させるこ
とによって押え爪22を回動させて溝2a上の薄板素材
9の端部9a近くを押圧するようになっている。
【0033】押圧装置6は、薄板素材9を雄型2に押圧
して雄型2と薄板素材9との相対位置を固定するための
ものであって、可動台12に固定されたシリンダ28と
して構成されており、ピストンロッド29は下雌型4a
の中央を貫通して出没自在に配設され、その先端が雄型
2に当接して薄板素材9を雄型2に押圧して薄板素材9
と雄型2との相対位置を薄板素材9の成形に先立って固
定するように構成されている。
【0034】溶接装置8は、円弧状に成形された薄板素
材9の端部9aを溶接するためのものであって、例えば
プラズマ溶接装置であり、トーチ部30が基台10に前
後方向に往復動自在に配設されている。
【0035】即ち、基台10に固定されたモータ31の
軸にボール送りねじ32が回動自在に配設され、該ボー
ル送りねじ32には移動ブロック33に固定されたナッ
ト(図示せず)が螺合し、モータ31を回転させてボー
ル送りねじ32を回転させることにより溶接に最適の所
定の速度で移動ブロック33を前後方向に移動させるよ
うになつている。
【0036】移動ブロック33には、ねじ34によりト
ーチ部30の位置の微調節を行うことができる上下位置
調節機構35及び左右位置調節機構36が配設されてお
り、左右位置調節機構36に配設された固定板38にト
ーチ部30が固定されている。
【0037】プラズマ溶接装置は、小穴が形成された一
方の電極と、該電極と同心円状に配設された他方の棒状
電極間に高電圧をかけてアーク放電を起こさせながらア
ルゴン、ヘリウム、窒素ガス等の不活性ガスを高圧で送
り込み、小穴から高温プラズマジェットを噴射して溶接
するものであり、プラズマジェットの温度は1万℃から
2万℃の高温であり、またジェットは非常に細長く安定
しているので、溶接部以外は不必要に加熱されることな
く強固な溶接を得ることができる。
【0038】そして上下位置調節機構35及び左右位置
調節機構36を調節してトーチ部30が雄型2の頂部に
位置するように予め調節しておき、溶接時にトーチ部3
0からプラズマジェットを溶射しながらモータ31を回
転させてボール送りねじ32を回転させ、トーチ部30
を前後方向に移動させて薄板素材9の端部9aを溶接す
るように構成されている。
【0039】雄型2の前方には、薄板素材9の位置決め
台39が設けられ、また素材供給ヘッド40を左右に移
動させて薄板素材9を位置決め台39に供給する素材供
給装置37が基台10に配設されており、該素材供給ヘ
ッド40で薄板素材9を1枚ずつ取り上げて位置決め台
39に供給するように構成されている。
【0040】またエアシリンダ41に連結して雄型2に
接近又は離脱する方向に往復動自在に構成された素材供
給ブロック42が位置決め台39に設けられた長穴39
aから突出して設けられており、位置決め台39上に供
給された薄板素材9を押圧して下雌型4a上に供給する
ようになっている。
【0041】また可動台12の下雌型4aの左右には、
エアシンリダ43が対抗して固定され、該エアシンリダ
43のピストンロッド44にはL字形の位置決め板45
が装着されていて、素材供給ブロック42によって下雌
型4a上に供給された薄板素材9を左右から挟持して該
薄板素材9の左右方向の位置を位置決めするように構成
されている。
【0042】そして本発明方法(請求項1)は、薄板素
材9を断面円形の雄型2に押圧して該雄型2と薄板素材
9との相対位置を固定した状態で薄板素材9を雄型2に
巻き付けて円弧状に成形し、薄板素材9の両端部9aを
突き合わせて溶接してリング状に成形する方法である。
【0043】また本発明方法(請求項2)は、薄板素材
9を断面円形の雄型2に押圧して該雄型2と薄板素材9
との相対位置を固定した状態で薄板素材9を雄型2に巻
き付けて円弧状に成形し、薄板素材9の両端部9a近く
を円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるよう
に形成した後、薄板素材9の両端部9aを突き合わせて
溶接してリング状に成形する方法である。
【0044】また本発明方法(請求項3)は、薄板素材
9を断面円形の雄型2に押圧して該雄型2と薄板素材9
との相対位置を固定した状態で薄板素材9を雄型2に巻
き付けて円弧状に成形し、薄板素材9の両端部9a近く
を円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるよう
に予め形成した後、円弧状薄板素材9を雄型2と雌型4
とによって挟持して円形に矯正し、薄板素材9の両端部
9aを突き合わせて溶接してリング状に成形する方法で
ある。
【0045】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。薄板リングの成形、溶
接装置1は図3及び図4において、板状の薄板素材9を
薄板リング9Aに加工するための装置であり、薄板素材
9を円弧状に形成した後、両端部9aを突き合わせて溶
接して製作するようになっている。
【0046】図1において、素材供給装置37を作動さ
せて素材供給ヘッド40により素材ストッカ(図示せ
ず)から薄板素材9を1枚ずつ取り上げて位置決め台3
9に供給する。
【0047】次いでエアシリンダ41を作動させ素材供
給ブロック42によって位置決め台39上に供給された
薄板素材9を押圧して下雌型4a上に供給するが、この
とき雄型2、下雌型4a、右雌型4b及び左雌型4cは
開いた状態となっているので、薄板素材9は、雄型2と
下雌型4aとの間に容易に供給される。
【0048】図7において、エアシンリダ43を作動さ
せて位置決め板45を夫々矢印A及びB方向に移動さ
せ、薄板素材9を左右から挟持して該薄板素材9の左右
方向の位置決めを行う。
【0049】そして図8において、シリンダ28を作動
させてピストンロッド29を伸長させ、該ピストンロッ
ド29を下雌型4aの中央を貫通して突出させてその先
端を雄型2に当接させて薄板素材9を雄型2に押圧して
薄板素材9と雄型2との相対位置を固定する。
【0050】エアシンリダ43を上記とは逆方向に作動
させて位置決め板45を夫々矢印D及びE方向に移動さ
せ、薄板素材9の挟持を解除し、ピストンロッド29で
薄板素材9を雄型2に押圧したまま、可動台12をガイ
ドレール11により案内させて矢印F方向に上昇させ、
図9において、下雌型4aと雄型2とで薄板素材9を挟
持してU字形に成形する。
【0051】引き続いて図10において、シリンダ16
及び18を作動させてシリンダロッド19,20を伸長
させ、右移動台14を矢印I方向に、また左移動台15
を矢印K方向に夫々移動させて右雌型4b及び左雌型4
cを雄型2に接近させてU字形の薄板素材9の端部を雄
型2に沿って円弧状に予備形成するが、予備形成におい
ては、右雌型4b及び左雌型4cは、その先端のみが、
図10及び図13に示すように、雄型2に当接するよう
に押し込まれるので、補助雄型3は雄型2中に押し込ま
れずに突出した位置に止まり、この結果該補助雄型3を
支点としてこれより上方又は先端の薄板素材9の部分が
他の部分よりも小さな曲率半径で曲げられ、端部9aが
なるべく半径方向内側に向くように形成される。
【0052】上記した状態で更にシリンダ24を作動さ
せて、押え爪22をピン23を中心に矢印M方向に回動
させて溝2a上の薄板素材9の端部9a近くを押圧し、
端部9aが直線的な形状のままになっていて、尖った状
態を矯正し、薄板素材9のすべての部分が丸くなるよう
に成形する。
【0053】このとき図13に示すように、薄板素材9
の下半部は雄型2と下雌型4aとで挟持されて半円状に
形成されているが、上半部は雄型2から突出している補
助雄型3により押し上げられて雄型2からわずかに浮い
た状態となっている。
【0054】そしてシリンダ24を上記とは逆の方向に
作動させて押え爪22を矢印N方向に回動させて開放し
た後、シリンダ16及び18を一度上記とは逆の方向に
作動させて右雌型4b及び左雌型4cを夫々矢印J及び
L方向に移動させて雄型2から離脱させ、引き続いて再
びシリンダ16及び18を作動させて右雌型4b及び左
雌型4cを夫々雄型2に当接するまで矢印I及びK方向
に移動させる(図11)。
【0055】このとき、補助雄型3は右雌型4b及び左
雌型4cによってばね21の力よりも遙かに大きな力で
押圧されるので、雄型2の溝2b中に押し込まれ、雄型
2と補助雄型3とで断面が円形の雄型が構成され、該雄
型2、補助雄型3、右雌型4b及び左雌型4cとによっ
て薄板素材9が挟持されて円形に矯正成形される。
【0056】上記操作により、薄板素材9の端部9a同
士は図14に示す如く突き合わされた状態となるが、未
だ端部9aは片方のみが図示のように直線的に尖った形
状をしていたりして端部同士が互いにずれた状態になり
がちであるので、これを矯正するため、再びシリンダ2
4を作動させて押え爪22をピン23を中心に矢印M方
向に回動させ、溝2a上の薄板素材9の端部9a近くを
押圧して該端部9aの上方への変形を修正して端部9a
の突合せを確実にし、押え爪22を矢印N方向に回動さ
せて退避させる。
【0057】そして図12及び図15において、トーチ
部30を矢印Q方向に下降させて突き合わされた薄板素
材9の端部9aに接近させ、トーチ部30にアルゴン、
ヘリウム、窒素ガス等の不活性ガスを高圧で送り込みな
がら内蔵された電極間に高電圧をかけてアーク放電を起
こさせ、高温のプラズマジェットを溶射しながらモータ
31を回転させてボール送りねじ32を回転させ、トー
チ部30を突き合わされた端部9aに沿って前後方向に
移動させて薄板素材9の端部9aを溶接して薄板リング
9Aを製作する。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上記のように薄板素材を断面
円形の雄型に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置を
固定した状態で薄板素材を円弧状に成形するようにした
ので、円弧状薄板素材の合せ目を常に溶接トーチの下方
の一定位置に位置決めできる効果があり、またこの結果
円弧状薄板素材の位置調節作業が不要となり、効率よく
薄板リングを製作できるという効果がある。
【0059】また薄板素材を断面円形の雄型に押圧して
該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状態で薄板素
材を円弧状に成形し、更にそのまま該薄板素材の両端部
を突き合わせて溶接するようにしたので、1台の装置で
リング状成形と合せ目の溶接を連続して行うことができ
る効果があり、またこの結果薄板リングを溶接装置にセ
ットし直す必要がなくなり、かつ効率よく薄板リングを
製作できる効果がある。
【0060】更には、薄板素材を断面円形の雄型に押圧
して該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状態で薄
板素材を円弧状に成形し、更に薄板素材の両端部近くを
円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるように
形成した後、薄板素材の両端部を突き合わせて合せ目を
溶接するようにしたので、薄板素材の長さ及び円弧状の
成形精度のばらつきを吸収して両端部が確実に突き合わ
されるようにすることができ、またこの結果合せ目が重
なったり、隙間が開いたり、またV字形の隙間が開いた
りすることがなく、確実に溶接できるため、高精度で溶
接強度の確保された薄板リングを容易に製作できるとい
う効果がある。
【0061】また薄板素材を断面円形の雄型に押圧して
該雄型と薄板素材との相対位置を固定した状態で薄板素
材を円弧状に成形し、更に薄板素材の両端部近くを円弧
状部の曲率半径よりも小さい曲率半径となるように形成
した後、断面円形の雄型と雌型とで挟持して円形に矯正
し、薄板素材の両端部を突き合わせて合せ目を溶接する
ようにしたので、該溶接部が突き出したおむすび形のリ
ングとなるのを防止し得る効果がある。
【0062】更には、押圧装置により薄板素材の中央部
を断面円形の雄型に押圧して該雄型と薄板素材との相対
位置を固定した状態で複数に分割された雌型を作動さ
せ、薄板素材を該雌型と雄型とで挟持して円弧状にプレ
ス加工し、更に薄板素材の両端部を突き合わせて溶接す
る一連の作業を1台の薄板リングの成形、溶接装置で行
うことができるため、薄板リングを連続して自動的に製
作できるという効果がある。
【0063】また押圧装置により薄板素材の中央部を断
面円形の雄型に押圧して該雄型と薄板素材との相対位置
を固定した状態で複数に分割された雌型を作動させて薄
板素材を円弧状に予備成形すると共に、該薄板素材の両
端部を予備成形装置で押圧して補助雄型に沿って雄型の
曲率半径よりも小さい曲率半径に形成した後、再び雌型
を作動させて薄板素材を雄型との間で挟持して薄板素材
の形状を矯正しながら円弧状に形成し、薄板素材の両端
部を突き合わせて溶接するため、きれいな円形をした薄
板リングを自動的に製作できる効果があり、またこの結
果断面コの字形に成形する後工程の作業を容易化して高
精度のピストン用耐摩環を製作できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄板リングの成形、溶接装置の斜視図である。
【図2】薄板リングの成形、溶接装置の正面図である。
【図3】薄板素材の斜視図である。
【図4】薄板リングの斜視図である。
【図5】薄板素材が薄板リングの成形、溶接装置に供給
された状態を示す要部拡大斜視図である。
【図6】押圧装置によって薄板素材が雄型に押圧された
状態を示す要部拡大斜視図である。
【図7】薄板素材が供給された状態を示す要部縦断面図
である。
【図8】薄板素材が雄型に押圧された状態を示す要部縦
断面図である。
【図9】雄型と下雌型により薄板素材がU字形に成形さ
れた状態を示す要部縦断面図である。
【図10】薄板素材の両端部近くが予備成形装置によっ
て小さな曲率半径に予備成形された状態を示す要部縦断
面図である。
【図11】薄板素材の両端部が予備成形装置によって押
さえられて突き合わされた状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図12】薄板素材の両端部が溶接される状態を示す要
部縦断面図である。
【図13】予備成形された薄板素材が雄型と雌型により
矯正される状態を示す要部縦断面図である。
【図14】雄型と雌型とで挟持されて両端部が突き合わ
された状態を示す要部縦断面図である。
【図15】図11と同様の状態を示す要部拡大縦断面図
である。
【図16】薄板リングが溶接される状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 薄板リングの成形、溶接装置 2 雄型 3 補助雄型 4 雌型 5 予備成形装置 6 押圧装置 8 溶接装置 9 薄板素材 9a 端部 21 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫村 寿康 東京都日野市日野台3丁目1番地1日野自 動車工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板素材を断面円形の雄型に押圧して該雄
    型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前記薄
    板素材を前記雄型に巻き付けて円弧状に成形し、前記薄
    板素材の両端部を突き合わせて溶接してリング状に成形
    することを特徴とする薄板リングの成形、溶接方法。
  2. 【請求項2】薄板素材を断面円形の雄型に押圧して該雄
    型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前記薄
    板素材を前記雄型に巻き付けて円弧状に成形し、前記薄
    板素材の両端部近くを前記円弧状部の曲率半径よりも小
    さい曲率半径となるように形成した後、前記薄板素材の
    両端部を突き合わせて溶接してリング状に成形すること
    を特徴とする薄板リングの成形、溶接方法。
  3. 【請求項3】薄板素材を断面円形の雄型に押圧して該雄
    型と前記薄板素材との相対位置を固定した状態で前記薄
    板素材を前記雄型に巻き付けて円弧状に成形し、前記薄
    板素材の両端部近くを前記円弧状部の曲率半径よりも小
    さい曲率半径となるように予め形成した後、前記円弧状
    薄板素材を前記雄型と雌型とによって挟持して円形に矯
    正し、前記薄板素材の両端部を突き合わせて溶接してリ
    ング状に成形することを特徴とする薄板リングの成形、
    溶接方法。
  4. 【請求項4】 薄板素材を巻き付けて円形に成形する断
    面円形の雄型と、複数に分割されて構成され前記雄型に
    接近又は離脱して前記雄型との間に前記薄板素材を挟持
    してリング状にプレス加工する雌型と、前記薄板素材の
    成形に先立って該薄板素材を前記雄型に押圧して該雄型
    と前記薄板素材との相対位置を固定する押圧装置と、リ
    ング状に成形された前記薄板素材の両端部を突き合わせ
    て溶接する溶接装置とを備え、該押圧装置で前記薄板素
    材を前記雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との相対
    位置を固定した状態で前記薄板素材を前記雄型に巻き付
    けて円弧状に成形し前記薄板素材の両端部を突き合わせ
    て溶接するように構成したことを特徴とする薄板リング
    の成形、溶接装置。
  5. 【請求項5】 薄板素材を巻き付けて円形に成形する断
    面円形の雄型と、複数に分割されて構成され前記雄型に
    接近又は離脱して前記雄型との間に前記薄板素材を挟持
    してリング状にプレス加工する雌型と、前記雄型に出没
    自在に組み込まればねによって該雄型から半径方向に突
    出するように付勢されて配設された補助雄型と、前記薄
    板素材の両端部近くを押圧して前記補助雄型に沿って前
    記薄板素材の両端部を前記雄型の曲率半径よりも小さい
    曲率半径に形成する予備成形装置と、前記薄板素材の成
    形に先立って該薄板素材を前記雄型に押圧して該雄型と
    前記薄板素材との相対位置を固定する押圧装置と、リン
    グ状に成形された前記薄板素材の両端部を突き合わせて
    溶接する溶接装置とを備え、前記押圧装置で前記薄板素
    材を前記雄型に押圧して該雄型と前記薄板素材との相対
    位置を固定した状態で前記雌型を作動させて前記薄板素
    材を円弧状に予備成形すると共に、該薄板素材の両端部
    を予備成形装置で押圧して該薄板素材を補助雄型に沿っ
    て前記雄型の曲率半径よりも小さい曲率半径に形成した
    後、前記雌型を前記雄型に強く押圧して前記補助雄型を
    該雄型中に押し込んで前記薄板素材をリング状に形成
    し、前記薄板素材の両端部を突き合わせて溶接するよう
    に構成したことを特徴とする薄板リングの成形、溶接装
    置。
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