JPH0810810A - ロールショップ作業の自動運転方法及びその装置 - Google Patents

ロールショップ作業の自動運転方法及びその装置

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JPH0810810A
JPH0810810A JP14163994A JP14163994A JPH0810810A JP H0810810 A JPH0810810 A JP H0810810A JP 14163994 A JP14163994 A JP 14163994A JP 14163994 A JP14163994 A JP 14163994A JP H0810810 A JPH0810810 A JP H0810810A
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rolls
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照夫 横倉
Hisashi Yamamoto
恒 山本
Kazutaka Omori
和孝 大森
Hideaki Horie
秀明 堀江
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Navitas Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】一連の工程の全てを自動運転で行うことができ
るロールショップ作業の自動運転方法及びその装置を提
供する。 【構成】ロール組替スケジュール管理、ロール置場管
理、ロールの搬入出管理及びロール研削とロール検査の
条件設定を行なうロールショップ用演算処理手段10
と、圧延処理実績や圧延作業異常情報等のロールデータ
の収集及び替ロールデータを取り込む圧延機用演算処理
手段9と、ロールデータの管理を行なうロールデータ管
理用演算処理手段12とを相互に連繋する。使用済ロー
ルを通常ロールと事故ロールを仕分けてロール置場に搬
送するとともに研削済ロールや使用済ロールを搬入出さ
せるロール移送手段4と、次圧延に適合する使用済ロー
ルのロール研削とロール検査を行うチョック付ロール研
削盤7とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機のロールの組替
えの必要が生じたとき、使用済ロールを外して再生済ロ
ールに交換するとともに、使用済ロールはチョック付ロ
ール研削盤により再生したうえ圧延機に供給する一連の
工程の全てを自動化できるようにしたロールショップ作
業の自動運転方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール径やロールカーブを変更させる場
合あるいはロール表面の摩耗や表面疵の発生などにより
圧延機のロールの組替えの必要が生じた場合には、従来
はオペレータが手動で圧延機から使用済ロールを外して
替ロールに組替え、使用済ロールは使用済ロール置場に
搬送してオペレータの判断に基づいてロール研削盤によ
り所定のロール径やロールカーブに研削され、研削後は
ロール検査を行ったうえ再生済ロール置場に移送待機さ
せ、次圧延に必要なロールを各圧延機に供給していた。
これらの操作は全てオペレータが行っていたため、多く
のオペレータが必要となった。
【0003】そこで、特開昭50−146558号公報
に示されるように、ロール移送手段を工程順に配置し、
これらのロール移送手段を制御する集中制御機構を設け
てロールのハンドリングを自動化したり、特開平4−2
84906号公報に示されるように、上位計算機からの
圧延予定スケジュールに基づいて必要とするロール仕
様、ロール本数、準備する時刻を所定の探索ルールで決
定し、ロール搬送指示をだすロールスケジューリングを
自動化したものが提案されているが、従来のものはいず
れも部分的に自動化を行ったにすぎず、各工程間にはオ
ペレータの手動運転が必要となり、特に、圧延作業に異
常が発生した場合には、オペレータによるスケジュール
の変更やロール研削盤でのロール研削条件の変更が必要
となるという問題点が残されており、一連の工程の全て
を自動化できるようにした無人のロールショップ作業の
自動運転システムの開発が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題を解決し、圧延作業に異常が発生した場合にもオペ
レータを介在させることなく一連の工程の全てを完全な
自動運転を行うことができるロールショップ作業の自動
運転方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明は、圧延ヤードとこれに隣接したロールショ
ップとの間にロール移送手段を配置し、圧延機のロール
の組替えの必要が生じたときに使用済ロールを外して圧
延ヤードの再生済ロール置場に用意された再生済ロール
に交換するとともに、使用済ロールは前記ロール移送手
段によりロールショップの使用済ロール置場に移送して
チョック付ロール研削盤により再生したうえ再生済ロー
ル置場へ送り込むようにしたロールショップ作業の運転
方法において、圧延機用演算処理手段と、ロールショッ
プ用演算処理手段と、ロールデータ管理用演算処理手段
とを相互に連繋し、前記圧延機用演算処理手段が、ロー
ルショップ用演算処理手段のもつロール組替スケジュー
ル処理情報に基づいて再生済ロール置場より次圧延に必
要な再生済ロールを圧延機に移送供給してロール組替を
行う信号の伝送と、前記ロールデータ管理用演算処理手
段に保存されているロールデータから圧延機に装着され
る替ロールのロールデータの取り込みと、自身に保存さ
れた使用済ロールの圧延処理実績や圧延作業異常情報等
のロールデータのロールデータ管理用演算処理手段への
伝送とを行い、また、ロールショップ用演算処理手段
が、ロールデータ管理用演算処理手段の取り込んだロー
ルデータにより圧延機から外された使用済ロールを通常
ロールと事故ロールとに仕分けして通常ロールを再生済
ロール置場に搬送する信号の伝送と、通常ロールの位置
データを取り込んでこの位置データに基づき再生済ロー
ル置場から次圧延に適合する再生ロールを順次選択して
チョック付ロール研削盤によりロール研削とロール検査
の条件設定を行う信号の伝送と、研削済の再生済ロール
をロール組替に備えて再生済ロール置場に移送待機させ
るとともに前記ロール研削による研削量実績等のロール
データのロールデータ管理用演算処理手段への伝送とを
行うようにして一連の工程の全てを自動化できるように
したことを特徴とするロールショップ作業の自動運転方
法を第1の発明とし、この第1の発明を実施するための
装置である、圧延機が設置された圧延ヤードとこれに隣
接するチョック付ロール研削盤が設置されたロールショ
ップとの間にロール移送手段を設けるとともに、圧延処
理実績、圧延作業異常情報、ロール研削による研削量実
績等のロールデータ管理を行うロールデータ管理用演算
処理手段と、ロール組替スケジュール管理、使用済およ
び再生済ロール置場管理、ロール搬入出管理並びに前記
ロールデータ管理用演算処理手段からのロールデータに
基づいてロール研削とロール検査の条件設定を行うロー
ルショップ用演算処理手段と、圧延処理実績や圧延作業
異常情報などのロールデータの収集および前記ロールデ
ータ管理用演算処理手段に蓄積されたロールデータに基
づき圧延機の替ロールのロールデータの取り込みを行う
圧延機用演算処理手段とを相互に連繋させて設け、前記
ロール移送手段は、ロールデータ管理用演算処理手段か
らロールショップ用演算処理手段に取り込まれたロール
データに基づいて使用済ロールを通常ロールと事故ロー
ルを仕分けして通常ロールを使用済ロール置場に搬送す
る機能と、再生済ロールや使用済ロールを圧延機あるい
はチョック付ロール研削盤に搬入出させる機能を有して
おり、また、前記チョック付ロール研削盤にはロールシ
ョップ用演算処理手段とロールデータ管理用演算処理手
段からの信号に基づいて次圧延に適合する使用済ロール
を使用済ロール置場から選択して次圧延ロール仕様のロ
ール研削とロール検査を行うロール径計測装置とロール
疵検査装置が備えられていることを特徴とするロールシ
ョップ作業の自動運転装置を第2の発明とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明では、ロールショップ用演算処理手段と
圧延機用演算処理手段とロールデータ管理用演算処理手
段とを相互に連繋することにより、ロールデータ管理用
演算処理手段により管理される圧延処理実績、圧延作業
異常情報、使用済ロールの研削量実績等のロールデータ
は、ロール組替スケジュール管理、ロール置場管理とロ
ールの搬入出管理及びロール研削とロール検査の条件設
定を行うロールショップ用演算処理手段に取り込まれる
とともに圧延機用演算処理手段に替ロールのロールデー
タとして取り込まれ、さらに圧延機用演算処理手段によ
り圧延処理実績や圧延作業異常情報等のロールデータは
ロールデータ管理用演算処理手段に取り込まれるように
しているので、ロール搬入出、ロール組替、ロール研削
とロール検査等の工程に必要となるデータはロール移送
手段、圧延機、チョック付ロール研削盤等の相互で交通
されることとなり、圧延機へのロール組替えからロール
のロールショップへの搬入出とロールの研削および圧延
機への供給までの一連の工程が自動的に処理されること
となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は圧延ヤードで、該圧延ヤード1には複
数の圧延機2が設置され、また、圧延機2の前には予定
圧延スケジュールに合わせたロール径、ロールカーブの
ロールを搬入待機させる再生済ロール置場11が設けら
れている。4は圧延ヤード1とこれに隣接するロールシ
ョップ20との間に設けられて使用済ロールの搬出や再
生済ロールの搬入などの一切のロール搬送を行うロール
移送手段で、このロール移送手段4は、替ロールを圧延
機2に搬送供給するハンドリングクレーン5と、ロール
ショップ20との間でロールの搬入出を行うロール搬入
出装置6と、使用済ロール置場にある使用済ロールをロ
ールショップ20の複数のチョック付ロール研削盤7に
搬送供給するハンドリングクレーン8とよりなるものと
している。チョック付ロール研削盤7はロール径計測装
置とロール疵検査装置とが備えられてロール研削後、ロ
ール検査を行うものである。
【0008】9は圧延機2に接続された圧延機用演算処
理手段で、この圧延機用演算処理手段9は圧延機2の圧
延処理実績と圧延作業異常情報等の使用済ロールのロー
ルデータを収集するとともに、圧延機2のロール組替が
行われた際、圧延機2に装着される替ロールのロールデ
ータを後記するロールデータ管理用演算処理手段12か
ら取り込むようにロールデータ管理用演算処理手段12
に連結され、また、この圧延機用演算処理手段9は、再
生済ロール置場11の再生済ロールをロール組替スケジ
ュール処理に基づいて圧延機2に搬送供給するハンドリ
ングクレーン5を制御させる機能を有している。10は
ロールショップ用演算処理手段で、このロールーショッ
プ用演算処理手段10は、ロール組替スケジュール管
理、ロール置場管理、ロール搬入出管理を行うととも
に、ロールデータ管理用演算処理手段12の圧延作業異
常情報を取り込んで通常ロールと事故ロールとに仕分け
して各別の使用済ロール置場に搬送し、この使用済ロー
ル置場の位置データを取り込む。また、ロールデータ管
理用演算処理手段12のロール配列データに基づいて使
用済ロール置場から次圧延に適合するロール径の使用済
ロールをハンドリングクレーン8をもってチョック付ロ
ール研削盤7に搬送したうえ、ロールデータ管理用演算
処理手段12のロールデータに基づいて該使用済ロール
のロール研削とロール検査の条件設定を行うものであ
る。
【0009】また、前記ロール搬入出装置6は、ロール
組替スケジュールに基づき使用済ロールを圧延ヤード1
からロールショップ20に送り込んだり、再生済ロール
をロールショップ20から圧延ヤード1に送り込むよう
ロールショップ用演算処理手段10により制御され、一
方、ロールショップ20に設置されたチョック付ロール
研削盤7は、ロールショップ用演算処理手段10のロー
ル組替スケジュールに基づき次圧延に適合する使用済ロ
ールを使用済ロール置場より搬入して次圧延に適合する
ロール径、ロールカーブにロール研削したうえロール検
査が行われるようロールショップ用演算処理手段10に
より制御されるもので、ロール径、ロールカーブ等の研
削条件はロールショップ用演算処理手段10を介してロ
ールデータ管理用演算処理手段12から取り込まれる。
また、ハンドリングクレーン8は、ロールショップ用演
算処理手段10の位置データより使用済ロール置場にあ
る使用済ロールから次圧延に適合するロールを選択して
チョック付ロール研削盤7に供給するものである。
【0010】12はロールデータ管理用演算処理手段で
あり、このロールデータ演算処理手段12は、圧延処理
実績、圧延作業異常情報や研削済ロールの研削量実績等
のロールデータを保存管理するとともに、該ロールデー
タを圧延機用演算処理手段9やロールショップ用演算処
理手段10とに伝送できるよう圧延機用演算処理手段9
とロールショップ演算処理手段10とはロールデータ管
理用演算処理手段12と相互に連繋されている。また、
ロール置場は再生済ロール置場11や使用済ロール置場
の他、ロールショップ20や圧延ヤード1に設けられる
予備ロール置場がある。
【0011】このように構成されたものは、予定圧延ス
ケジュールによるロール組替あるいは摩耗による定期的
なロール組替えは、圧延機群の各ロールを一斉に組替
え、圧延事故によるロール損傷の場合は、圧延事故に関
係した圧延機2のロールのみが交換されるものであっ
て、予定圧延スケジュールによるロール組替えの場合
は、使用済ロールを圧延機2から外し、ハンドリングク
レーン5により搬送供給された圧延機前の再生済ロール
置場11に待機する予定圧延スケジュールにあわせた条
件の合う再生済ロールを圧延機2に装着する。
【0012】この際、ロール組替動作の完了信号をトリ
ガーとして圧延機用演算処理手段9からロールデータ管
理用演算処理手段12へ圧延機2から外された使用済ロ
ールの圧延処理実績が取り込まれる。また、圧延事故に
よるロール組替えの場合は、圧延機2から事故ロールを
外し、ハンドリングクレーン5により搬送供給されてい
る圧延機2の前の再生済ロール置場11に待機させられ
ている再生済ロールの中からロール仕様が次圧延に適合
しているかをロールデータ管理用演算処理手段12がロ
ールデータに基づいて判断し、適合していれば圧延機用
演算処理手段9に通知し、圧延機用演算処理手段9は再
生済ロール置場11の所要の再生済ロールを替ロールと
して圧延機2に装着するとともに、装着されたこの再生
済ロールのロールデータを圧延機用演算処理手段9に取
り込ませて圧延を続行させる。
【0013】この組替えにより再生済ロール置場11か
らは臨時にその分再生済ロールがなくなると、ロールデ
ータ管理用演算処理手段12はこの再生済ロール置場1
1に次圧延に適合した別の再生済ロールを圧延ヤード1
の別の研削済ロール置場から選択して補充するようロー
ルショップ用演算処理手段10に指令を出す。この指令
を受けるとロールショップ用演算処理手段10はこの指
示に従ってハンドリングクレーン8を作動させて所要の
使用済ロールを搬送する。ロールショップ用演算処理手
段10はロールの移動完了信号を受けてロールデータ管
理用演算処理手段12にロールデータ変更通知を指示す
る。この指令を受けてロールデータ管理用演算処理手段
12は圧延ロット順に配列したロールデータに圧延事故
を起こした圧延機2に補充されるロールデータを割り込
ませ圧延機用演算処理手段9にロール配列の変更を通知
する。
【0014】しかし、圧延機2の前の再生済ロールに適
合するものがなければ、ロールデータ管理用演算処理手
段12はロールショップ用演算処理手段10に通知し、
圧延を継続させるに必要となる適合するロールがどこの
ロール置場にあるかをロールデータ管理用演算処理手段
10のロールデータから検索させる。そして、ロールデ
ータ管理用演算処理手段12の検索データはロールショ
ップ用演算処理手段10に伝送され、ロールショップ用
演算処理手段10はその検索データに基づいて再生済ロ
ール置場11あるいはロールショップ20のいずれかの
ロール置場より適合するロールを選択してハンドリング
クレーン5により圧延機2に搬送供給する。そして、ロ
ールショップ用演算処理手段10によるロール組替えが
完了した信号に基づきロールデータ用演算処理手段12
はロール配列を変更するとともに、圧延機用演算処理手
段9に事故補充用の替ロールのロールデータを伝送す
る。以上の処理フローを図5、図6に示す。
【0015】そして、外された使用済ロールはロール移
送手段4により圧延ヤード1からロールショップ20に
搬送されるが、このとき使用済ロールの圧延処理実績や
圧延作業異常情報はロール実績管理用データとしてロー
ルデータ管理用演算処理手段12に保存されるととも
に、ロールショップ用演算処理手段10に使用済ロール
の圧延処理実績と圧延作業異常情報等のロールデータを
伝送し、該ロールデータに基づいてロールショップ用演
算処理手段10はロールショップ20に搬入された順に
通常ロールを定期的にチョック付ロール研削盤7に供給
する使用済ロール置場と事故ロールをロール検査が必要
となる事故ロール置場とに仕分けるよう指令を出す。こ
の指示によりハンドリングクレーン8は使用済ロールを
仕分け搬送して使用済ロール置場に置くと完了信号がロ
ールショップ用演算処理手段10に通知される。これに
よりロールショップ用演算処理手段10はチョック付ロ
ール研削盤7に使用済ロールを供給する使用済ロール置
場の通常ロールと、事故ロール置場の事故ロールの位置
データを保存する。以上の処理フローを図4に示す。
【0016】また、圧延機2に新しく装着された替ロー
ルのロール径、ロールカーブ等のロールデータは、圧延
機2へのロール組替え動作の完了信号をトリガーとして
ロールデータ管理用演算処理手段12から圧延機用演算
処理手段9に取り込まれる。替ロールのロールデータは
定期組替えの場合はロールショップ用演算処理手段10
によるロール組替スケジュールによる予定圧延スケジュ
ール順に準備されたロールデータが予めロールショップ
用演算処理手段10からロールデータ管理用演算処理手
段12に取り込まれるものである。以上の処理フローを
図3に示す。
【0017】なお、ロール検査を必要とするロールショ
ップ20の事故ロール置場に置かれた前記事故ロールの
処理のみは、オフラインでロールを検査を行うようロー
ルショップ用演算処理手段10がオペレータに検査指示
を出す。その指令に基づきオペレータがチョック付ロー
ル研削盤7で研削加工できるものか、疵が大きく長時間
の研削加工が必要で継続使用が不可能なロールかを判断
し、判断結果をロールショップ用演算処理手段10に入
力する。この結果に基づき疵が軽微なときはロールショ
ップ用演算処理手段10がロールの復帰指令を出し、チ
ョック付ロール研削盤7により事故ロール条件で研削加
工されるよう運転条件を設定する。また、クラック等の
疵が大きい場合はロールショップ用演算処理手段10は
事故ロールをラインから外し、代わりに新しいロールを
組み込んで登録を行う。ラインから外された事故ロール
はオフラインの旋盤により疵を研削したうえ、必要に応
じてラインに復帰させ、通常の研削工程であるチョック
付ロール研削盤7で研削を行って長時間研削装置が占有
されることを防止している。
【0018】また、チョック付ロール研削盤7で研削を
行うことができる使用済ロール置場に置かれている通常
の使用済ロールは、ロール組替スケジュールに基づいて
ロールデータ管理用演算処理手段12から適合するロー
ル径の使用済ロールをロール配列から検索し、圧延機2
と圧延ロットに合うロール径の使用済ロールが使用済ロ
ール置場からハンドリングクレーン8により選択され、
ロールショップ用演算処理手段10により制御されるチ
ョック付ロール研削盤7の進捗状況に応じて最初に空き
が生じるチョック付ロール研削盤7に選択された使用済
ロールをハンドリングクレーン8により搬送供給する。
チョック付ロール研削盤7へロールの供給が完了した
ら、完了信号をロールショップ用演算処理手段10に伝
送する。ロールショップ用演算処理手段10は供給され
た使用済ロールが通常の使用済ロールか研削可能な事故
ロールかをロールデータ管理用演算処理手段12から取
り込んでいるので、そのデータに応じてチョック付ロー
ル研削盤7にロールの研削条件を設定して未研削ロール
の研削を行う。
【0019】研削後、チョック付ロール研削盤7はロー
ル径計測装置によりロール径の測定とロール傷検査装置
によりロール疵等のロール検査を行う。研削されたロー
ルが検査から外れるものであれば再度研削を行い、ロー
ル検査をパスした研削済ロールはチョック付ロール研削
盤7から外される。その完了信号をロールショップ用演
算処理手段10が受け、ロールショップ用演算処理手段
10はハンドリングクレーン8に指令を出し、再生済ロ
ールを再生済ロール置場11に搬入させる。ハンドリン
グクレーン8は再生済ロール置場11に再生済ロールを
搬入後、ロールショップ用演算処理手段10に完了信号
を送信し、位置データをロールショップ用演算処理手段
10は保存する。以上の処理フローを図7に示す。
【0020】再生済ロール置場11に置かれる研削済の
再生済ロールの搬出は、ロールデータ管理用演算処理手
段12のロール配列情報に基づき、搬出順位が決定され
る。この順位決定は圧延機2の前の再生済ロール置場1
1に待機する再生済ロールが圧延機2に組み込まれるて
空き状態になる前からロールショップ20より圧延ヤー
ド1に次圧延の再生済ロールを搬出するようロールショ
ップ用演算処理手段10によりロール移送手段4に払い
出し指令を出す。再生済ロール置場11にある再生済ロ
ールはハンドリングクレーン8によりロール搬入出装置
6へロールを払い出す。その完了信号をロールショップ
用演算処理手段10に戻すことにより、再生済ロールの
位置データを保存し、圧延ヤード1への払い出し状態の
監視を行う。そして、予定圧延スケジュールによるロー
ル組替え動作信号により使用済ロールと次圧延ロット用
の再生済ロールの入れ替え指令を圧延機用演算処理手段
9が発してロール組替えを行う。なお、圧延機用演算処
理手段とロールショップ用演算処理手段とロールデータ
管理用演算処理手段を別々のCPUを用いて制御して
も、各演算処理手段を一個のCPUにより制御してもよ
いが、一個のCPUで各演算処理手段を全て制御すると
膨大なデータをリアルタイムで演算処理しなければなら
ず、演算処理速度の速い高性能なCPUが必要となり、
回路設計も厳しく高価なシステムになるため、各演算処
理手段をそれぞれを安価なCPUに割り当てて処理を行
うのがCPUの負荷も少なく、安価なシステムを構築で
きることとなる。
【0021】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、圧延機用演算処理手段とロールショップ用演算処理
手段とロールデータ管理用演算処理手段とを相互に連繋
して圧延機やロール移送手段、チョック付ロール研削盤
間でデータの交通させることによりオペーレータを介在
させることなく通常ロールと事故ロールとの仕分け、ロ
ールデータの収集及び設定、チョック付研削盤やロール
移送手段の制御を自動化することができるものである。
従って、本発明は従来の問題点を解決したロールショッ
プ作業の自動運転方法及び装置として業界にもたらす益
極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明のロールショップ作業と各演算処理手段
との関係を示す説明図である。
【図3】本発明のロール組替え処理フロー図である。
【図4】本発明の圧延済ロールの搬送処理フロー図であ
る。
【図5】本発明の圧延事故時のロールデータ管理用演算
処理手段におけるロール準備処理フロー図である。
【図6】本発明の圧延事故時のロールショップ用演算処
理手段におけるロール準備処理フロー図である。
【図7】本発明のロール研削、ロール検査処理フロー図
である。
【符号の説明】
2 圧延機 4 ロール移送手段 7 チョック付ロール研削盤 9 圧延機用演算処理手段 10 ロールショップ用演算処理手段 12 ロールデータ管理用演算処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 和孝 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 堀江 秀明 愛知県東海市東海町5−3 太平工業株式 会社東海支店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ヤードとこれに隣接したロールショ
    ップとの間にロール移送手段を配置し、圧延機のロール
    の組替えの必要が生じたときに使用済ロールを外して圧
    延ヤードの再生済ロール置場に用意された再生済ロール
    に交換するとともに、使用済ロールは前記ロール移送手
    段によりロールショップの使用済ロール置場に移送して
    チョック付ロール研削盤により再生したうえ再生済ロー
    ル置場へ送り込むようにしたロールショップ作業の運転
    方法において、圧延機用演算処理手段と、ロールショッ
    プ用演算処理手段と、ロールデータ管理用演算処理手段
    とを相互に連繋し、前記圧延機用演算処理手段が、ロー
    ルショップ用演算処理手段のもつロール組替スケジュー
    ル処理情報に基づいて再生済ロール置場より次圧延に必
    要な再生済ロールを圧延機に移送供給してロール組替を
    行う信号の伝送と、前記ロールデータ管理用演算処理手
    段に保存されているロールデータから圧延機に装着され
    る替ロールのロールデータの取り込みと、自身に保存さ
    れた使用済ロールの圧延処理実績や圧延作業異常情報等
    のロールデータのロールデータ管理用演算処理手段への
    伝送とを行い、また、ロールショップ用演算処理手段
    が、ロールデータ管理用演算処理手段の取り込んだロー
    ルデータにより圧延機から外された使用済ロールを通常
    ロールと事故ロールとに仕分けして通常ロールを再生済
    ロール置場に搬送する信号の伝送と、通常ロールの位置
    データを取り込んでこの位置データに基づき再生済ロー
    ル置場から次圧延に適合する再生ロールを順次選択して
    チョック付ロール研削盤によりロール研削とロール検査
    の条件設定を行う信号の伝送と、研削済の再生済ロール
    をロール組替に備えて再生済ロール置場に移送待機させ
    るとともに前記ロール研削による研削量実績等のロール
    データのロールデータ管理用演算処理手段への伝送とを
    行うようにして一連の工程の全てを自動化できるように
    したことを特徴とするロールショップ作業の自動運転方
    法。
  2. 【請求項2】 圧延機が設置された圧延ヤードとこれに
    隣接するチョック付ロール研削盤が設置されたロールシ
    ョップとの間にロール移送手段を設けるとともに、圧延
    処理実績、圧延作業異常情報、ロール研削による研削量
    実績等のロールデータ管理を行うロールデータ管理用演
    算処理手段と、ロール組替スケジュール管理、使用済お
    よび再生済ロール置場管理、ロール搬入出管理並びに前
    記ロールデータ管理用演算処理手段からのロールデータ
    に基づいてロール研削とロール検査の条件設定を行うロ
    ールショップ用演算処理手段と、圧延処理実績や圧延作
    業異常情報などのロールデータの収集および前記ロール
    データ管理用演算処理手段に蓄積されたロールデータに
    基づき圧延機の替ロールのロールデータの取り込みを行
    う圧延機用演算処理手段とを相互に連繋させて設け、前
    記ロール移送手段は、ロールデータ管理用演算処理手段
    からロールショップ用演算処理手段に取り込まれたロー
    ルデータに基づいて使用済ロールを通常ロールと事故ロ
    ールを仕分けして通常ロールを使用済ロール置場に搬送
    する機能と、再生済ロールや使用済ロールを圧延機ある
    いはチョック付ロール研削盤に搬入出させる機能を有し
    ており、また、前記チョック付ロール研削盤にはロール
    ショップ用演算処理手段とロールデータ管理用演算処理
    手段からの信号に基づいて次圧延に適合する使用済ロー
    ルを使用済ロール置場から選択して次圧延ロール仕様の
    ロール研削とロール検査を行うロール径計測装置とロー
    ル疵検査装置が備えられていることを特徴とするロール
    ショップ作業の自動運転装置。
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