JPH0810782Y2 - 沈殿槽における沈殿層の高さ検知装置 - Google Patents

沈殿槽における沈殿層の高さ検知装置

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JPH0810782Y2
JPH0810782Y2 JP9519090U JP9519090U JPH0810782Y2 JP H0810782 Y2 JPH0810782 Y2 JP H0810782Y2 JP 9519090 U JP9519090 U JP 9519090U JP 9519090 U JP9519090 U JP 9519090U JP H0810782 Y2 JPH0810782 Y2 JP H0810782Y2
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JP
Japan
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rod
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settling tank
settling
rotating body
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JP9519090U
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JPH0453523U (ja
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恭司 伊藤
弘志 伊藤
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Ito Corp
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Ito Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、沈殿槽における沈殿層の高さを検知して、
沈殿した濃泥を適正時期に排出制御するための検知装置
に関するものである。
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、沈殿槽において濃泥がある程度沈殿すると開閉
バルブを開いて沈殿した濃泥を排出していたが、その排
出時期の制御が正確にできない問題点があった。 この点、超音波等の検知器を用いれば正確に測定でき
るが極めて高価な設備を要することになり採用できない
ものである。 そこで、本願出願人が特願昭62-93826号及び特願平1-
20148号にて簡便な沈殿層の高さ検知方法及びその装置
を提供して有効に使用されている。 即ち、沈殿層の抵抗を受けることにより回転する抵抗
板が常時沈殿層の上部に位置させられることを利用し、
抵抗板を取り付けた牽引材の傾きを傾きを検知して沈殿
層の高さを割り出すものであった。 しかしながら、牽引材の傾きを測定するための装置や
検知器の取付部位を回転体に装着するものであって回転
体の構成が複雑となり、保守が面倒となる問題点があっ
た。 そこで本考案は、回転体の構成を簡略化できると共
に、検知器の取り付けも容易となるように構成したもの
である。
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、沈殿槽上にて水平回転する回転体
に基準バーを縦方向に固定すると共に、沈殿層内に配置
する抵抗板を下端に備えたロッドを回転体に回動可能に
取り付け、光電管等の基準バーと該ロッドの通過を検知
できる通過検知器を沈殿槽側に設け、その基準バーとロ
ッドの間の通過時間から沈殿堆積量の高さに換算する計
測回路を備えたことを構成としてい。 なお、基準バーを沈殿槽の側壁部に近接させた位置で
回転体に固定し、抵抗板を備えたロッドをそれより沈殿
槽の中央側に配すると共に、該ロッドに連設した追従ロ
ッドを基準バーの取付位置に近接配置させて成り、基準
バーと追従ロッドとの通過を測定するように成してもよ
い。
【作用】
回転体が回転することによりロッドを介して抵抗板が
引きづられるのであり、この際、重泥の抵抗によって抵
抗板が常時沈殿層の上部に位置し、沈殿が進んで沈殿層
が高くなると抵抗板もそれにつれて上に位置するためロ
ッドが回転体との連結部を支点として回動し沈殿層の高
さにつれて深く傾斜するのである。 ロッドの傾斜回動によって基準バーからとの間隔が離
れるのであり、基準バーとロッドの通過を検知器で検知
し、その離間距離を通過時間に換算することで、沈殿層
の高さを割り出すものである。即ち、ロッドの傾斜が大
きくなるにつれて通過間隔時間が長くなるのであり、そ
れにつれて沈殿層が高くなることが分かるのである。
【実施例】
以下、本考案の詳細を図示実施例で説明する。 第1図乃至第3図に示す本例において、1は沈殿槽で
あり、中心の回転軸2に回転体3が取り付けてある。 回転体3は、一方のアーム端に固定したモータMを駆
動することにより沈殿槽1の上部外周溝に巻き着けたチ
エンEに沿って移動回転するもので、アームには沈殿槽
1の上端面で転動するコロNが設けてある。また、回転
体3のアームに攪拌用羽根部材4の一端に連結したチエ
ン5を吊下げると共に、攪拌用羽根部材4の他端を回転
軸2に遊嵌したリング2aに連結している。 これらは従来構成であり、本例において特徴ある構成
は、第3図のように、回転体3の一つのアーム3aの外端
部に短い基準バー6を垂下させて溶接固定し、下端に抵
抗板7aを備えたロッド7をアーム3aの側面部に固定した
ブラケット3bに連結ロッド8を介して回動可能に取り付
けると共に、ロッド6と平行な短い追従ロッド9を連結
ロッド8の他端に連設して基準バー6に近接配置させて
いる。 また、沈殿槽1の内周側壁部には光電管の検知器Kが
取り付けてあり、パルスによってその横を近接して通過
する基準バー6及び追従ロッド9を検知するのである。 さらに、その基準バー6とロッド7との通過検知から
得られる通過間隔時間を沈殿堆積量の高さに換算する計
測回路を備え、沈殿槽1の開閉バルブBの開閉回路に連
繋している。 次に本例の作用を説明する。 まず、モータMを駆動することにより回転体3が回転
し、アームが一体に回転してチエン5が攪拌用羽根部材
4を牽引することにより沈殿層が攪拌されるのである。 一方、アーム3aの回転により、ロッド7が抵抗板7aを
牽引しながら回転するが、抵抗板7aは重泥の抵抗を受け
て沈殿層内に沈むことなく常に沈殿層の上部に位置する
ことになる。 したがって泥漿の沈殿状態、即ち、沈殿層の高さにつ
れて抵抗板7aが変位することになり、ロッド7もそれに
つれて回動傾斜するのである。 このロッド7の傾斜につれて追従ロッド9も同一に回
動傾斜することになる(第3図参照)。 そして、回転体3の回転により、基準バー6及び追従
ロッド9が検知器Kの横を通過することにより、第4図
のように検知器Kが夫々の通過を検知し、計測回路によ
ってその基準バー6と追従ロッド9との通過検知から得
られる通過時間を沈殿堆積量の高さ数値に換算すること
で、現在の沈殿層の高さが判定できるのである。 即ち、基準バー6と追従ロッド9との間隔Sが大きく
なるにつれて沈殿層の高さが高くなるのである。 したがって、沈殿槽1の開閉バルブの開閉回路に連繋
して開閉バルブBを制御すればよい。 このように本例によると、簡単な装置により、沈殿層
の高さを簡単に検知できるのである。 また、ロッド7を連結ロッド8に連設することで抵抗
板7aを中央寄りに配置しているためより正確に測定でき
るのである。 本例は前記のように構成した本考案においてはこれに
限定されない。例えば、回転体及びその回転装置の構成
は問わない。 また、検知器の種類も適宜であり、近接スイッチ等で
もよく、基準バー及びロッドの通過を検知できればよ
い。このため本例では、沈殿槽の内壁部に検知器を取り
付けているが、沈殿槽の外壁部に検知器を取り付け、沈
殿槽の外に突出させた基準バー及びロッドを検知する構
成でもよい。 さらに、基準バーとロッドの通過時間を沈殿層の高さ
に換算する計測回路構成も任意である。 なお、計測回路から得られる数値等の表示によって沈
殿槽の開閉バルブを制御する操作は手動でもよい。
【考案の効果】
検知器を沈殿槽側に取り付けできて回転体を簡略化で
きると共に、基準バーと傾斜変位したロッドを通過検知
するだけの簡単な構成で沈殿層の高さを検知できる効果
が大きい。 また、請求項第2項のものでは、抵抗板を沈殿槽の内
側に配置できるためより正確な測定となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を備えた沈殿槽の平面図、 第2図はその要部拡大縦断側面図、 第3図はロッドの取り付けを示す拡大斜視図、 第4図は要部の側面図である。 1:沈殿槽、3:回転体、3a:アーム、4:攪拌用羽根部材、
6:基準バー、7:ロッド、7a:抵抗板、8:連結ロッド、9:
追従ロッド、K:検知器、N:コロ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈殿槽上にて水平回転する回転体に基準バ
    ーを縦方向に固定すると共に、沈殿層内に配置する抵抗
    板を下端に備えたロッドを回転体に回動可能に取り付
    け、光電管等の基準バーと該ロッドの通過を検知できる
    通過検知器を沈殿槽側に設け、その基準バーとロッドの
    間の通過時間から沈殿堆積量の高さに換算する計測回路
    を備えたことを特徴とする沈殿槽における沈殿層の高さ
    検知装置。
  2. 【請求項2】基準バーを沈殿槽の側壁部に近接させた位
    置で回転体に固定し、抵抗板を備えたロッドをそれより
    沈殿槽の中央側に配すると共に、該ロッドに連設した追
    従ロッドを基準バーの取付位置に近接配置させて成り、
    基準バーと追従ロッドとの通過を測定するように成した
    請求項第1項記載の沈殿層の高さ検知装置。
JP9519090U 1990-09-11 1990-09-11 沈殿槽における沈殿層の高さ検知装置 Expired - Lifetime JPH0810782Y2 (ja)

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JPH0453523U JPH0453523U (ja) 1992-05-07
JPH0810782Y2 true JPH0810782Y2 (ja) 1996-03-29

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JPH0453523U (ja) 1992-05-07

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