JP2684964B2 - シックナー - Google Patents

シックナー

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JP2684964B2
JP2684964B2 JP19547093A JP19547093A JP2684964B2 JP 2684964 B2 JP2684964 B2 JP 2684964B2 JP 19547093 A JP19547093 A JP 19547093A JP 19547093 A JP19547093 A JP 19547093A JP 2684964 B2 JP2684964 B2 JP 2684964B2
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康夫 尾島
哲也 越野
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスラリー中の粉体の沈降
高さを検出出来るようにしたシックナーに関する。
【0002】
【従来の技術】水でレパルプされた鉛含有粗酸化亜鉛ダ
ストなどのスラリーは、シックナーに供給されて粉体を
沈降させて水の大部分と分離して濃縮しシックナーの底
から抜き出されて次工程に送られる。シックナー内の沈
降粉体の量は一定に保たれることが望ましい。しかし、
シックナー内に供給されるスラリー中の粉体量や、底か
ら抜き出されて次工程に送られる粉体量や、スラリー中
の粉体の沈降性などからシックナー内の沈降粉体の高さ
は上下する。
【0003】シックナー内の沈降粉体の高さを測定し
て、沈降粉体の高さが一定となるようにシックナーへの
スラリーの供給を調節することが行われる。従来、この
シックナー内の沈降粉体の高さの測定は、例えば、5c
m毎に目盛りを付けたロープの先端に重りを取り付け、
作業者がこの重りをシックナー内に沈めて重りが軽くな
ったときの目盛りから沈降粉体の高さを求めていた。
【0004】この方法では、軽くなる感じ方に個人差が
あるので正確に測定できない。この方法では間隔をおい
て測定するので、沈降高さを連続的に監視することは出
来ない。又、従来は、貯槽底部からのレーキの高さが一
定に保持されていたので、沈降粉体がレーキによって均
一な締まり具合にならない問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シックナー
内の沈降粉体の高さを連続的に測定でき、かつ沈降粉体
の締まり具合を均一にできるシックナーを提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による手段は、平
歯車に軸方向移動可能に該平歯車によって回転されうる
ように挿通されたレーキの回転軸と、前記平歯車に噛み
合わされ軸方向に移動可能に支持され駆動装置により回
転されるウォーム歯車と、該ウォーム歯車軸を前記平歯
車の回転方向に押すバネと、該ウォーム歯車軸の軸方向
標準位置からの移動を検出する検出装置と、該検出装置
により検出された軸方向標準位置からの前記ウォーム歯
車軸の移動に対応して前記のレーキの回転軸を上下させ
る上下駆動装置とを備えたことにある。
【0007】
【作用】本発明は、シックナー内における沈降粉体の内
部での沈降粉体がレーキの回転に与える抵抗と、沈降粉
体の表面付近がレーキの回転に与える抵抗と、沈降粉体
の表面より上の水中に粉体が浮遊している区域がレーキ
の回転に与える抵抗との違いに着目したものである。レ
ーキの回転軸の回転に与える抵抗は、沈降粉体の内部で
最も大きく、沈降粉体の表面付近がこれに次ぎ、沈降粉
体の表面より上の水中に粉体が浮遊している区域がレー
キの回転に与える抵抗は最も小さい。
【0008】レーキの回転軸は平歯車によって回転さ
れ、平歯車は電動機などからなる駆動装置によって回転
されるウォーム歯車によって回転される。この時、平歯
車にかかる負荷は、平歯車の回転方向と逆にウォーム歯
車軸を軸方向に移動させようとする力を加える。本発明
では、沈降粉体の表面付近がレーキの回転に与える抵抗
により、ウォーム歯車を軸方向に移動させようとする力
と、この力の方向と逆にウォーム歯車を押すバネの力が
平衡している状態にあるときのウォーム歯車軸の軸方向
位置を標準位置とする。
【0009】そして、ウォーム歯車軸を軸方向に移動さ
せようとする力の増減による、ウォーム歯車軸の軸方向
位置標準位置よりの軸方向移動を検知して、この検知に
応じてレーキの回転軸を上下させ、ウォーム歯車軸を軸
方向位置標準位置に戻るようにすることにより、レーキ
を沈降粉体の表面付近に位置させ、従ってレーキの回転
軸の上下位置により沈降粉体の高さを知ることが出来る
ようにすると共に、レーキを常に沈降粉体の表面付近に
位置させるようにすることで、沈降粉体の締まり具合を
均一化できるようにしたものである。
【0010】
【実施例】図1、図2に示した実施例について説明す
る。上面が開口した貯槽1内には、貯槽1の中心に次第
に低くなった円錐状の底部内面に沿いレーキ2が配置さ
れている。レーキ2の中心には上方に延長する回転軸3
が固着されている。貯槽1の上面をまたいで架台4が設
けられている。架台4上には平歯車5が軸方向に移動し
ないが回転できるように保持されている。
【0011】回転軸3の上部はスプライン軸19に形成
されており、スプライン軸19は平歯車5の中心を貫通
し、平歯車5の中心に設けたスプライン孔と嵌合し、平
歯車5と回転すると共に軸方向移動可能になっている。
平歯車5にはウォーム歯車6が噛み合わされている。図
2に示すように、ウォーム歯車6の両端から延長するウ
ォーム歯車軸7は軸受8によって軸方向移動可能に支持
されている。
【0012】ウォーム歯車軸7の一端側端部は、スプラ
イン軸9に形成されており、スプライン軸9に嵌合させ
て駆動歯車10が設けてある。駆動歯車10は図示しな
い電動機によって回転され、ウォーム歯車6を回転し平
歯車5を矢印Aの方向に回転させる。ウォーム歯車軸7
の他端側の軸受8には、バネケース11が固定されてお
り、ウォーム歯車軸7はバネケース11内に伸び、その
端部にフランジ13が形成されている。
【0013】バネケース11内にはウォーム歯車軸7と
同軸的に指示軸15が挿入されていて、ウォーム歯車軸
7のフランジ13に対向する指示軸15の端部にはフラ
ンジ16が形成されている。フランジ13とフランジ1
6とはスラストベアリング14を介して接せしめてあ
る。フランジ16とバネケース11の底との間には螺旋
状のバネ12が挿入され、フランジ16は、バネ12と
の摩擦により、又フランジ13とフランジ16との間に
はスラストベアリング14が挿入されているので、フラ
ンジ16はウォーム歯車軸7が回転しても、フランジ1
6は回転しない状態に保たれる。
【0014】指示軸15はバネケース11の外に伸び、
その端部には反射板18が固定されている。バネケース
11の側面には超音波距離計からなる検出装置17が固
定されており、検出装置17から発信される超音波は、
反射板18に反射して、反射板18と検出装置17との
間の距離の変化を連続的に検出し、標準位置より矢印B
側で距離が変化している間は、電動機23を正転させる
信号を、標準位置より矢印Bの反対側で距離が変化して
いる間は、電動機23を逆転させる信号を発するように
なっている。
【0015】図1に示すように、スプライン軸19の上
端には、カップリング20によりスプライン軸19から
延長して上下棒21が、回転軸3と共に回転しないよう
に連結されている。上下棒21の上部はネジ部22に形
成されている。ネジ部22の延長する部分に、歯車24
が一定位置で回転するように、架台4の上部に保持され
ており、歯車24の中心にはネジ穴が設けられていて、
ネジ部22はこのネジ穴のネジと噛み合わされ歯車24
より上方に延長している。
【0016】歯車24は電動機23により回転されるよ
うになっている。電動機23は検出装置17から発信さ
れる信号により、信号に応じて正逆転回転を行い、ネジ
部22を上方に引き上げたり、下方に引き下げたりし
て、回転軸3を上下させるようになっている。ネジ部2
2の延長線上には超音波距離計25が設けてあり、超音
波距離計25から発信される超音波はネジ部22の端面
に当たり反射して、端面と超音波距離計25との間の距
離を連続的に測定し、これにより沈降粉体の高さを表示
できるようにしてある。
【0017】レーキ2が貯槽1内の沈降粉体の表面付近
で回転している時の検出装置17と反射板18との距離
を標準とし、この距離のときには、電動機23は回転さ
れないようにしておく。貯槽1内にスラリーが供給さ
れ、供給されたスラリー中の粉体が沈降してレーキ2が
沈降粉体中で回転するようになると、平歯車5に加わる
負荷が大きくなり、ウォーム歯車6を矢印B側に押すよ
うになる。ウォーム歯車軸7は軸方向移動可能なので、
バネ12に抗して矢印B側に移動し、これに伴い反射板
18と検出装置17との間の距離が変化する。
【0018】反射板18と検出装置17との距離が変化
している間は、電動機23を正転させ、歯車24を回転
してネジ部22を上方に引き上げる。ネジ部22の上昇
に伴いレーキ2も上方に引き上げられる。レーキ2が沈
降粉体の表面付近に上昇すると、レーキ2の回転に加わ
る抵抗が小さくなり、従って、反射板18と検出装置1
7との距離は標準距離に戻る。この標準距離に戻る間
も、反射板18と検出装置17との間の距離は変化して
いるので、電動機23の正転は続けられる。標準距離に
戻ると、電動機23の回転は停止され、レーキ2は沈降
粉体の表面付近の高さで回転を継続する。この時のレー
キ2の高さは超音波距離計25によって測定されるの
で、その時の沈降粉体の高さを知ることができる。
【0019】沈降粉体を次工程に送るため、貯槽1の底
部から沈降粉体を排出するに伴い、沈降粉体の高さは低
下する。沈降粉体の高さが低下すると、レーキ2は沈降
粉体の表面付近より上方に位置するようになる。こうな
るとレーキ2は粉体が浮遊しているスラリー中で回転す
るようになり、レーキ2の回転に加わる抵抗が小さくな
る。抵抗が小さくなると、バネ12によりウォーム歯車
軸7を矢印Bと反対側に押すようになり、ウォーム歯車
軸7は矢印Bの反対側に移動する。
【0020】これと同時に反射板18は検出装置17に
接近する。反射板18と検出装置17との距離が標準距
離よりも矢印Bの反対側で変化するようになると、電動
機23は逆転し、歯車24を逆転してレーキ2を下降せ
しめる。レーキ2が下降して沈降粉体の表面付近で回転
するようになると、反射板18と検出装置17との距離
は標準距離に戻り、電動機23は停止し、レーキ2はそ
の位置で回転を続ける。この時のレーキ2の高さは超音
波距離計25によって測定されるので、その時の沈降粉
体の高さを知ることができる。
【0021】上記の実施例では、検出装置17として、
超音波距離計を用いたが他の距離計でもよく、ウォーム
歯車軸の軸方向標準位置からの軸方向移動を検出できる
検出装置であればよい。沈降粉体の高さは、例えば、架
台上部に深さを目盛った物差しを固定し、上下棒に指針
を取り付けて指示させるようにしてもよい。上下駆動装
置は、上記の実施例では、電動機23、歯車24及び電
動機23と歯車24の間の伝導機構、歯車24のネジ
穴、上下棒21のネジ部22とからなっているが、上下
棒21にラックを設けてピニオンで上下させる等種々の
構造が採用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明シックナーによれば、シックナー
内の沈降粉体の高さを自動的に連続して測定でき、レー
キは常に沈降粉体の表面付近で回転するので、沈降粉体
の締まり具合を均一にできるシックナーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明シックナーの実施例の概略説明図であ
る。
【図2】本発明シックナーのウォーム歯車部分の一部断
面平面図である。
【符号の説明】
1 貯槽 2 レーキ 3 回転軸 4 架台 5 平歯車 6 ウォーム歯車 7 ウォーム歯車軸 8 軸受 9 スプライン軸 10 駆動歯車 11 バネケース 12 バネ 13 フランジ 14 スラストベアリング 15 指示軸 16 フランジ 17 検出装置 18 反射板 19 スプライン軸 20 カップリング 21 上下棒 22 ネジ部 23 電動機 24 歯車 25 超音波距離計

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽内にレーキを有するシックナーにお
    いて、平歯車に軸方向移動可能に該平歯車によって回転
    されうるように挿通されたレーキの回転軸と、前記平歯
    車に噛み合わされ軸方向に移動可能に支持され駆動装置
    により回転されるウォーム歯車と、該ウォーム歯車軸を
    前記平歯車の回転方向に押すバネと、該ウォーム歯車軸
    の軸方向標準位置からの移動を検出する検出装置と、該
    検出装置により検出された軸方向標準位置からの前記ウ
    ォーム歯車軸の移動に対応して前記のレーキの回転軸を
    上下させる上下駆動装置とを備えているシックナー。
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