JPH0639288Y2 - 水深測定装置 - Google Patents

水深測定装置

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JPH0639288Y2
JPH0639288Y2 JP567791U JP567791U JPH0639288Y2 JP H0639288 Y2 JPH0639288 Y2 JP H0639288Y2 JP 567791 U JP567791 U JP 567791U JP 567791 U JP567791 U JP 567791U JP H0639288 Y2 JPH0639288 Y2 JP H0639288Y2
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JP
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weight
sheave
water depth
wire
rotary encoder
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JP567791U
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JPH052012U (ja
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晴久 和田
一紀 今村
修一 本田
君治 永木
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Toa Corp
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Toa Corp
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重錘を水底に落下さ
せ、重錘が着底した時のワイヤーの繰り出し量を検出す
ることにより水深を測定する水深測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】海底面の深さを着底検出により測定する
従来のオートレッド用の装置としては、図4及びその要
部拡大図の図5に示すごとく、水面W上の船1から重錘
2をワイヤー3で吊り下げ、重錘2が水底Bに着底した
際に生じる吊り下げ用のワイヤー3のゆるみを、シーブ
4に取付けた圧縮型荷重検出器等のロードセル5で荷重
の変化として検出するロードセル型のものがある。
【0003】なお、図中で6はワイヤー3の操作ウイン
チであり、そして7は上記ロードセル5とシーブ4とを
配設した着底検出架台である。しかしながら、上記のロ
ードセル型着底検出装置は、使用場所の潮流、海底地盤
の支持力等の影響により、着底時の指示値にばらつきが
多く、荷重の変化点を正確に把握することが難しく、正
確な海底面の高さの測定ができないという問題があっ
た。
【0004】また、図6のトルク検出型の従来の着底検
出装置は、着底時の吊り下げ用のワイヤー3のゆるみを
操作ウインチ6の駆動用電動機の軸トルクの減少として
検出するものであり、重錘2が吊り下げられている状態
ではシーブ4が図中の左方向に移動し、重錘2が着底し
てワイヤー3の張力が弱くなると、ばね材8のばね力に
よりシーブ4がもとの位置の右方向にもどり、リミット
スイッチ9を作動させ、このリミットスイッチ9のオン
・オフにより着底検出するものである。
【0005】しかしながら、このトルク検出型は、重錘
2をワイヤー3に一定の張力をかけながら吊り下げるた
め、重錘2を自由落下させることができず、着底までの
時間が長くなり、その間に潮流に流されて垂直に降ろす
ことが困難で、正確な測定ができないという問題があ
る。そこで、上記の各従来例の問題の解決策として、重
錘2をケーブルで吊り下げ時に図7に示す上部重錘12
Aと下部重錘12Bとの間に所定の間隔16を保持し、
かつ下部重錘12Bの着底時に上部重錘12Aが下部重
錘12Bに近接または接触自在に連結した着底用重錘
に、近接スイッチ17を組み込むと共に、上記近接スイ
ッチ17からの信号を伝送する手段を設けた着底検出装
置に関する実願昭63−97916の考案がなされてい
る。
【0006】これは、着底用重錘に近接スイッチ17を
組み込むことにより、重錘の吊り下げ時に自由落下を可
能とし、計測時間を大幅に短縮でき、しかも着底信号が
オン・オフの2値信号で確実な着底検出ができることを
特徴としたものである。しかしながら、この場合におい
ても重錘に設けられている隙間に軟弱地盤の例えばヘド
ロ等が侵入し、作動不良になるという問題があった。
【0007】また、重錘から発信する着底信号を伝送す
るために、重錘の昇降ワイヤーに伝送機能を持たせる必
要があるので、ワイヤーが高価になると共に、重錘とワ
イヤーの接続は耐水性及び絶縁性を保つ必要があり、現
地での取扱いに注意を要するという問題があった。そこ
で、ワイヤーの先端に取付けた重錘を水底に落下させ、
重錘が着底した時のそのワイヤーの繰り出し量を計測用
シーブに設置したロータリエンコーダで検出することが
行なわれている。
【0008】しかしながら、この場合も、重錘が着底し
た時にワイヤーが緩み、計測用シーブが慣性によって空
廻りして、ロータリエンコーダが余分に回転し、誤差が
発生する。この場合、測定1回当りの誤差は僅かである
が、測定を繰り返すごとに誤差が積み重なり、無視でき
ない値となってしまうという問題がある。
【0009】
【考案の解決しようとする課題】本考案は、前記従来の
問題点を解決するためになされていたものであり、測定
ごとに誤差量を補正することができる水深測定装置を提
供することを解決課題としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本考案の水深測定装置は、駆動モータ
で回転されるドラムから中間シーブ及び計測用シーブを
介して繰り出し量調節自在に張設されたワイヤーの先端
に重錘を取り付けると共に、上記の中間シーブと計測用
シーブとの間のワイヤーに該重錘よりも軽量で、かつそ
の近傍に近接スイッチを設けたテンションウェイトシー
ブを懸下し、さらに計測用シーブに設けた水深計測用ロ
ータリエンコーダで検出した値と、ドラム軸と同一回転
する補正用ロータリエンコーダで検出した値とを比較で
きる手段を設けることにより構成される。
【0011】すなわち、上記水深計測用ロータリエンコ
ーダ及び補正用ロータリエンコーダでそれぞれ検出した
値を比較し、両者の差が慣性によって計測用シーブが空
廻りした量として測定できることになる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
るが、図1は本考案の水深測定装置の一実施例における
側面図、図2は図1の平面図、そして図3の(A),
(B), (C), (D)は図1の水深測定装置の動作を
説明する一連の概略説明図である。
【0013】まず、図1及び図2に示すこの実施例の水
深測定装置は、先端に重錘2を取付けたワイヤー3と、
重錘2を垂下したワイヤー3を、シーブ架台23上に設
けた中間シーブ24及び計測用シーブ25を介して繰り
出し量調節自在に張設する駆動モータ26付のドラム2
7が設けられている。次に、計測用シーブ25には水深
計測用ロータリエンコーダ28が設けられ、ドラム27
の軸と同一回転をするように補正用ロータリエンコーダ
29が設けられている。
【0014】また、中間シーブ24と計測用シーブ25
との間のワイヤー3には、重錘2より軽量なテンション
ウェイトシーブ20が垂下するように配設され、さらに
テンションウェイトシーブ20の上方のシーブ架台23
には、近接スイッチ21が設けられると共に、テンショ
ンウェイトシーブ20の下部には振れ止め部材22が設
けられている。
【0015】さらに、この実施例においては、上記の水
深計測用ロータリエンコーダ28及び補正用ロータリエ
ンコーダ29からの各検出値を記録し演算する図示され
ていないコンピュータなどの装置が設けられている。 以上の構成からなる水深測定装置の動作を図3の各図に
より説明すると、図3(A)の測深前の状態において
は、ある基準点S、例えば既知の点に重錘2が吊り下げ
られた状態で、水深計測用ロータリエンコーダ28と補
正用ロータリエンコーダ29のカウントをオフセットす
るが、水深計測用ロータリエンコーダ28と補正用ロー
タリエンコーダ29の1回転当りのワイヤーの繰り出し
量は同一である。
【0016】したがって、基準点Sから重錘2を下げ、
任意の高さで重錘2を停止させた時の水深計測用ロータ
リエンコーダ28と補正用ロータリエンコーダ29の各
検出値は同一である。次に、図3(B)において、ワイ
ヤー3を繰り出して重錘2が地盤Gに着底すると、テン
ションウェイトシーブ20が下降し、近接スイッチ21
により地盤Gへの着底が検出されて、ワイヤー3の繰り
出しが停止される。
【0017】このときの水深測定用ロータリエンコーダ
28で検出した値を記録するが、この値は、慣性によっ
て計測用シーブ25が空廻りした量を含んでいることに
なる。そのあと図3(C)において、重錘2を任意の高
さまで巻き上げ、停止させた状態で補正用ロータリエン
コーダ29で検出した値と、水深計測用ロータリエンコ
ーダ28で検出した値を比較し、両者の差が慣性によっ
て計測用シーブ25が空廻りした量として測定できる。
【0018】したがって、慣性によって計測用シーブ2
5が空廻りした量を重錘2が地盤Gに着底した時の水深
測定用ロータリエンコーダ28で検出した値から差し引
けば真の水深の値を検出することができる。ここで、図
3(D)は、重錘2をある待機高さHまで巻き上げた待
機状態を示している。
【0019】なお、これらの作業は、検出値をメモリー
に記録し、コンピュータで演算することにより自動的に
行なうことができるが、適宜な手段を用いて入手により
検出した各値を比較することもできる。
【0020】
【考案の効果】以上に説明した本考案の水深測定装置に
よれば、計測用シーブが空廻りした量を検出できるの
で、正確に水深を測定できるという効果がある。その結
果、水深の測定ごとの誤差量が補正できるので、従来に
比べてより正確な水深測定が行なわれることになる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水深測定装置の一実施例における側面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】(A), (B), (C), (D)は、図1の水
深測定装置の動作の一連の概略説明図である。
【図4】従来の着底検出装置の配置側面図である。
【図5】図4の要部拡大の側面図である。
【図6】他の従来例の着底検出装置の配置側面図であ
る。
【図7】さらに異なる他の従来例の着底検出装置の着底
用重錘の説明図である。
【符号の説明】
2 重錘 3 ワイヤー 20 テンションウェイトシーブ 21 近接スイッ
チ 24 中間シーブ 25 計測用シー
ブ 27 ドラム 28 水深計測用
ロータリエンコーダ 29 補正用ロータリエンコーダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムから中間シーブ及び計測用シーブ
    を介して繰り出し量調節自在に巻出されたワイヤーの先
    端に重錘を取り付けると共に、上記中間シーブと計測用
    シーブとの間のワイヤーに該重錘よりも軽量で、かつそ
    の近傍に近接スイッチを設けたテンションウェイトシー
    ブを懸下し、さらに、計測用シーブに設けた水深計測用
    ロータリエンコーダで検出した値と、ドラム軸と同一回
    転する補正用ロータリエンコーダで検出した値とを比較
    できる手段を有する水深測定装置。
JP567791U 1991-02-13 1991-02-13 水深測定装置 Expired - Lifetime JPH0639288Y2 (ja)

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JPH052012U JPH052012U (ja) 1993-01-14
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JP2024013643A (ja) * 2022-07-20 2024-02-01 東急建設株式会社 コンクリートの天端高さの計測方法

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